P「小鳥さん、今日一緒に帰ってもらってもいいですか?」(235)

小鳥「!」

小鳥「い、いきなりどうしたんですか!」

P「…いや、最近誰かにつけられてるみたいで」

P「確か小鳥さんのマンションと俺のマンション近所じゃないですか、だから」

小鳥「そうだったんですか、それなら今日一緒に帰りましょう」

P「ありがとうございます」

似たようなのが前になかったっけ

小鳥(これは思わぬチャンスが!)

P「じゃあ、仕事も終わったしそろそろ」

小鳥「そうですね」

小鳥「プロデューサーさんをしっかり守りますから!」

P「ははは、普通逆なんですけどね」



千早「春香、あの二人を見て」

春香「!」

春香「…あの二人一緒に帰るのかな」

千早「えぇ、そうみたいね」

春香「ちょっと面白そうだからついて行ってみようよ」

千早「そうね…」

>>3
P「最近視線を感じる」

P「俺の家が燃えてる…」
かな



美希「ん?アレは…」

美希「どういう事なの?」

美希「…着いて行ってみるの」

美希「…」



P「あ、そうだ…」

小鳥「どうしたんですか?」

P「一緒に帰ってもらうだけじゃ申し訳ないのでウチでご飯食べて行きませんか?」

小鳥「いいんですか?」

P「まぁ俺にはそれくらいしか出来ませんから」

小鳥「…じゃあお言葉に甘えて」

P「そうと決まれば買い出しに行きましょう」

小鳥「今日は確かスーパーの特売日ですね」

P「小鳥さん近所だから多分行ってるスーパーも一緒ですね」

小鳥「え、どうして?」

P「今から行こうと思ってるスーパーが特売日なんで」

小鳥「それもそうですねよね」



春香「あ、お店に入ったみたいだよ」

千早「…」

春香「それにしてもすっごい仲良さそうだよね」

千早「…もともとあの二人は結構仲が良いと思うけど」

春香「そうだっけ?」

千早「えぇ、でも一緒に帰ったり帰りにお店よったりしてるなんてことは知らなかったけれど」

春香「新しい発見だね」



美希「…」

美希「すっごい楽しそうなの」

美希「…お店?」

美希「二人で仲良く…」

美希「気になるの」



P「やっぱり今日も誰かにつけられています」

小鳥「!」

小鳥「まったく気がつかなかったです…」

P「最近気になっちゃうんで周りを警戒するようにしてるんですよ」

小鳥「ほー」

P「いつもと同じ感じです」

P「でもさすがにお店の中には入ってこなかったみたいですね」

小鳥「…そこまでわかるんですか」

P「まぁこれは感ですけどね」

小鳥「感ですか」

P「はい」

P「あ、何か食べたいものとかありますか?」

小鳥「…寒いのでお鍋で!」



春香「さすがに外からじゃまったく見えないね」

千早「店名や外見からでどんなお店かはわかるけど…」

千早「中ではどんな感じなのかしらね」

春香「やっぱりいつも見たいな感じなのかな?」

千早「…多分」



美希「外からだと二人がどんな感じだかわからないの」

美希「…なんだか歯がゆいの」

美希「…」

美希「気になるの…」

P「やっぱり冬と言ったら鍋ですもんね」

小鳥「はい」

小鳥「…それに一人だと鍋ってなんだかむなしくて」

P「あぁ、それは俺もわかります」

P「今日は楽しく食べれそうです」

小鳥「…私も」

P「二人分だからいつもより荷物多くなりますね」

小鳥「一つ持ちます」

P「なんかすみませんね」

小鳥「いいんですよ」

P「ありがとうございます、それじゃあ帰りましょうか」



春香「あ、出てきた…」

春香「二人とも凄く良い顔」

千早「なにか良い事でもあったのかしら」

春香「…それにしても私もお腹空いてきちゃったよ」

千早「私も…」



美希「…あ、出てきたの」

美希「二人とも楽しそうなの」

美希「むーずるい」

美希「…寒い」

美希「今日は帰るの」



P「…そういえばさっきからつけられてる感じがしない」

小鳥「?」

小鳥「よかったじゃないですか」

P「小鳥さんと一緒に帰ったのが効果あったのかな?」

P「あ、もうすぐ家です」

小鳥「…プロデューサーさんの部屋、緊張です」

P「そんなに堅くならないでください」

~次の日~

P「ってことがあって昨日は小鳥さんに一緒に帰ってもらったんですよ」

律子「ほー小鳥さん、プロデューサーを独り占めですか」

律子「やりますねー」

小鳥「律子さん!からかわないでください~」

律子「冗談ですよ」

律子「それにしてもストーカーですかね?」



貴音「…春香」

貴音「それに千早」

春香「どうしたの、貴音さん」

千早「?」

貴音「昨日、何故私と響のあとを着いてきたのです?」

春香「えーっと…何となく」

貴音「そうですか」

響「一緒にいたなら入ってくればよかったのに」

千早「…二人がとても仲良さそうにしていたから」

貴音「ふふ、御気遣いは無用です」

貴音「では、今日は皆でらぁめんを食べに行きましょう」

響「うぎゃーまたラーメンとかキツいさぁ!」

貴音「ダメ、ですか?」



P「あれ、そういえば美希は?」

律子「今日は風邪を引いてお休みみたいですよ」

P「あいつ、寒い中なんかしてたのか?」

律子「さぁ」

「…チッ」

P「あ、小鳥さん今日もお願いできます?」

小鳥「もちろんです」

P「なんか昨日に引き続き申し訳ないです…」

小鳥「いいんですよ」

小鳥「…私も一緒に帰れて嬉しいですし」

P「ん?なんか言いました?」

小鳥「いえ、なんでも」

P「?」

P「そうですか」

P「今日もその…よかったらウチでご飯食べて行きます?」

小鳥「…」

小鳥「ぜひ…いや、今日は私が作ります」

P「小鳥さんの手料理ですか、楽しみです」

小鳥(頑張ってプロデューサーさんを落としてみせるわ!)

P「…小鳥さん気合いはいってるなぁ」

P「あ、材料は昨日買ったのとウチにあるので足りそうですか?」

小鳥「バッチリです」

P「あれ?ウチの扉に何かぶら下がってる…」

P「…肉じゃが」

P「大家さんかご近所さんからのお裾分けかな?」

小鳥「よくあるんですか?」

P「あぁ、ここ最近ちらほらあるんですよ」

P「大抵は大家さんですけどね」

小鳥「優しい方なんですね」

P「凄く優しいおばあちゃんなんですよ」

小鳥「…じゃあ私はご飯作らなくても」

P「!」

P「いやいや、一緒に食べましょうよ」

小鳥「プロデューサーさんがそこまで言ってくれるなんて嬉しいです」

P「なんか俺のわがままに付き合っちゃってもらってるんで、食事くらいはと思いまして」

小鳥(…それだけ)

小鳥「あ、そういえば今日はつけられてる感じありました?」

P「とくになかったですね」

P「もしかして収まったのかも…」

小鳥「私といるのを見て彼女が出来たと思って引いてくれたとか…なんちゃって」

小鳥「私が彼女なんて厚かましいですよね」

P「…」

~次の日~

P「もうつけられてる感じしないからよかったよ」

律子「でも今の世の中物騒ですからわかりませんよ?」

P「怖い事いうなよ」

P「でも大丈夫だよ、今日からも小鳥さんが一緒に帰ってくれますから」

律子「男のくせに女性に甘えるなんてだらしないですよ」

P「…いいだろ」

美希「あ、ハニー!」

P「もう体調は大丈夫なのか?」

美希「うん、なの」

P「でもどうして風邪なんか」

美希「…」

美希「聞いても驚かない?」

P「?」

P「あぁ」

美希「実はね…」

美希「外を歩いてたら…」

P「ふむふむ」

P「えー!なんだって!」

P「って驚かないよ」

美希「なんでなのー」

P「だって876の涼ちゃんと律子は従姉だろ」

美希「え?そうだったの?」

P「あぁ」

美希「なんだ~ストーキングして損したの」

律子「へーアンタそれで風邪引いたんだ、へー」



真「え?雪歩一人暮らし始めたの?」

雪歩「真ちゃん声大きいよ~」

真「ご、ごめん」

真「でもよく両親も許してくれたね」

雪歩「真ちゃんとルームシェアするって嘘着いちゃったんだ」

真「…そうなんだ」

雪歩「ごめんね?」

真「いいよいいよ、そのかわり今度遊びに行ってもいい?」

雪歩「うん、あ、でも今月は無理…かな」

真「そっかーでもいつでもいいよ」

雪歩「うん」

雪歩「あ、あとみんなには内緒にね?」

真「?」

真「わかったよ」

P「それじゃあ帰りましょうか」

小鳥「はい!」

美希「えーなんで小鳥とハニーが一緒に帰るの」

P「別にいいだろ」

美希「ハニー、浮気は絶対ダメだよ?」

P「ははは…」

小鳥「…」

P「まったく美希もハニーってしつこいよなぁ」

P「まぁ可愛いから良いんだけど」

小鳥「私とどっちが可愛いですか?」

P「い、いきなりなに言うんですか」

小鳥「…冗談ですよ」

P「…」

P「って、ん?」

P「また扉に…」

小鳥「こんなに頻繁にあるもんですか?」

P「いや…」

P「手紙付き?」

P「あ、引っ越してきた人からの見たいですね」

小鳥「そうなんですか」

P「律儀ですよね」

P「俺なんて最近ここにこしてきたんですけどどこにも隣と大家さんにしか挨拶してませんから」

小鳥「…そういうもんじゃないですか?」

P「そうですか?」

小鳥「私もお隣さんと大家さんにしか挨拶してませんから」

P「じゃあこの引っ越してきた人は性格いい人みたいですね」

小鳥「ですね」

P「まぁ遠慮なく貰いましょうか」

小鳥「はい」

~次の日~

雪歩「最近プロデューサーと小鳥さんってよく一緒にいますよね」

P「ん?そうか?気にした事なかったけど」

雪歩「そうですか?」

雪歩「朝も一緒に来てるみたいですけど…」

P「あぁ、家が近いからな」

雪歩「そうですかぁ」

P「でもよく見てるな、雪歩も」

雪歩「たまたまですぅ」

P「そうか」

雪歩「…」

雪歩「今日も小鳥さんと一緒に帰るんですか?」

P「…」

P「お前がそれを聞いても関係ないだろ?」

雪歩「…そうです…けど」

P「じゃあ話はお終いだ」

雪歩「…」

小鳥(嫌だ、雪歩ちゃんが怖い…乙女の感だけど)

P「…」

小鳥「プロデューサーさん」

P「どうしました?」

小鳥「すみませんが今日は一緒に帰れなさそうです…」

P「そうですか、まぁ毎日一緒だとみんなに怪しまれますしね」

P「それにもうつけられてないみたいだし」

P「1人で帰るのは久しぶりだな」

P「…小鳥さんと帰れないのはやっぱり寂しい」

P「はぁ」

P「…また」

P「引っ越してきた人はかまってちゃんなのか?」

P「って、俺が挨拶に行ってないからか」

P「…まぁ行かなくてもいいだろ」



小鳥「プロデューサーさん大丈夫かな…」

小鳥「…一緒にいたいなぁ」

雪歩「あれ?小鳥さん残業ですか?」

小鳥「そうなのよ~って雪歩ちゃん帰ったんじゃないの?」

雪歩「はい、今日真ちゃんがウチにくるので一緒に行こうってことになって」

小鳥「そうだったの」

小鳥(雪歩ちゃんがつけてた犯人だと思ったのに違うの?)

犯人は・・・この中にいる!

真「お待たせ、雪歩」

真「でもよかったの?今月は無理なんじゃ?」

雪歩「真ちゃんに散らかった部屋見られたくなかったから…」

雪歩「でも、昨日頑張って片付けたんだよ?」

真「えらいね、雪歩」

雪歩「…えへへ」

なんか怖いな
これがジャパニーズホラーなのかな

>>115
イタリアンホラーかも

真「それじゃあ僕たちは帰りますね」

小鳥「もう遅いから気をつけてね」

真「任せてください」

真「雪歩は僕が守ってみせます!」

小鳥「…そういう事じゃなくて」

雪歩「…真ちゃんかっこいい」

小鳥「…まぁいっか」

ピヨピヨ支援

~次の日~

P「昨日は何事もなく過ぎました」

小鳥「もぉ、心配したんですよ?」

P「…すみません」

P「そういえば引っ越してきた人がまたお裾分けをくれたんですよ」

P「しかも前回に引き続き俺の好物」

P「大家さんにでも聞いたんですかね?」

小鳥「…私でもまだ知らないのに」

春香「え?プロデューサーさんの好物って皆知ってますよ?」

P「え?」

春香「だってよく皆に言ってるじゃないですか」

P「そうだっけ?」

春香「そうですよ」

小鳥「…私も聞いておけばよかった」

春香「そういえば前も聞いてた人いたじゃないですか~」

P「いたっけ?」

春香「…そんな感じだとホントにわからないんですね」

P「すまん」

春香「まぁ私じゃないですけどね」

P「教えてくれよ~」

春香「内緒ですよ~」

P「ケチ」

小鳥「まぁまぁ」

あずさ「あらあら、プロデューサーさん」

あずさ「女の子にそんなこと言っちゃダメですよ?」

あずさ「…メッ」

P「…」

P「はい」

小鳥「…メッ」

P「…」

P「小鳥さん、真似しなくていいですよ?」

小鳥「だって私もあんな風に可愛くなってみたくて」

P「小鳥さんはそのままでいいですよ」

小鳥「そうですか?」

P「はい」

ジュピター「メッ!」

あずさ「あ、そうだ私はそろそろ帰りますね?」

P「なにかあるんですか?」

あずさ「ちょっとだけ」

P「ふーん」

P「あ、小鳥さん今日は一緒に帰りますよね?」

小鳥「もちろんです!だって私は…」

P「それ以上は…めっですよ」

あずさ「…」

あずさ「…やっぱりプロデューサーさん、一緒に帰りませんか?」

P「え?」

あずさ「…ダメですか?」

小鳥「…」

小鳥「た、たまには私以外と帰るのもいいんじゃないですか?」

P「…」

P「そうですね…じゃああずささん途中まで一緒に帰りましょうか」

あずさ「はい」

小鳥さん押していかなきゃ!!

P「あずささんって家こっちの方だったんですね」

あずさ「そうですよ?知らなかったですか?」

P「…みんなのウチとか把握していなくて」

あずさ「あらあら、でもそういうものですよねぇ」

あずさ「私も知らないですから」

小鳥「プロデューサーさん大丈夫かな…」

小鳥「心配…」

小鳥「…」

P「あの…もうすぐ俺、家に着くんですけど」

あずさ「?」

P「首を傾げてどうしたんですか?」

あずさ「私の家もここですから」

P「え?」

あずさ「最近引っ越してきたんですよ?」

あずさ「何度も何度もプロデューサーさんに後をつけて場所を知ったんですよ~」

P「え?」

あずさ「あら?おかしな事を言ったかしら?」

P「今なんて?」

あずさ「プロデューサーさんい後をつけたって言っただけですよ?」

犯人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!?

あずさ「プロデューサーさんの好物まで聞いて頑張って作ってお裾分けしていたのに…」

あずさ「気付いてくれませんでしたね」

P「…」

あずさ「それに…」

あずさ「彼女まで作っちゃうのにはビックリしました」

彼女?

P「え?」

あずさ「誤摩化してもダメですよ?」

あずさ「…毎日毎日一緒に帰って」

あずさ「あんな女性はダメですよ?」

P「…」

あずさ「あ、それより私の方がいいんじゃないですか?」

P「俺には彼女なんて…」

あずさ「私、告白してるのをたまたま聞いちゃったんです」

P「…」

あずさ「私が肉じゃがをお裾分けしたときですよ?」

P「…肉じゃがも」

あずさ「私のお手製、どうでしたか?」

P「…」

あずさ「でもまだ性行為はしていないみたいで安心です」

P「なんでそこまで…」

P「まさか」

あずさ「たまたま部屋をのぞいてしまったんですよ~」

あずさ「私がプロデューサーさんの為に設置した防犯カメラで」

P「…」

プルプル((( ゚д゚;)))プルプル

あずさ「あの女の方がいいんですか?」

P「…」

P「少なくともあずささんよりは」

あずさ「…」

(`Д´)

あずさ「…」

P「…」

小鳥「!」

小鳥「プロデューサーさん!あずささん!」

小鳥「二人して黙ってどうしたんですか?」

あずさ「…」

ピヨちゃん逃げてぇぇ

あずさ「あらあら、なんで音無さんがここに?」

小鳥「えーと、私も家が近所なんで…」

あずさ「まぁ、そうだったんですか」

あずさ「私もなんですよ~」

小鳥「だからここにいるんですね」

あずさ「そうなんですよ~」

P「じゃ、じゃあ俺は小鳥さんも来た事だし行くな!」

P「いやー小鳥さんちに行く約束しててよかったなー」

小鳥「え?そんな約束…」

P「行こう、小鳥さん!」

小鳥「は、はい」

あずさ「…」

通報せんと

あずさ「…その女がいるかぎりプロデューサーさんは私の隣にきてくれないんですね」

あずさ「…」

グサッ

小鳥「え?」

P「…」

小鳥「…なに…なにしてるんですか、あずささん」

P「…」

あずさ「こうでもしないとプロデューサーさんが振り向いてくれないですから」

小鳥「だからって…」

ちょっ?

P「だからって自分を刺す事ないじゃないですか!」

小鳥「そうですよ…」

P「あずささんはアイドルなんですから…」

あずさ「…やっぱり…プロデューサーさんは私をそれくらいにしか」

P「小鳥さん救急車です!」

小鳥「はい!」



社長「三浦君の容態はどうだね」

P「…そんなに傷は深くないみたいで」

P「すぐに回復はするようです」

P「…社長、すみません」

P「俺のせいで」

社長「…」

社長「なに、君が謝る事ではない」

社長「だが君が今後どんな行動をとるかで皆の人生が決まる」

社長「よく考えて行動するように」

P「…はい」

小鳥「…」

まぁ責任問題だよね

小鳥「プロデューサーさん、やっぱり私達…」

P「…」

小鳥「普通はそうですよね」

小鳥「こんなことがあったんですから…」

小鳥「…」

P「…」

P「すみません、小鳥さん…」

P「俺のせいで迷惑をかけてしまって」

小鳥「いいんですよ」

P「…これからも迷惑をかけますけど」

小鳥「え?」

P「俺はあずささんに多大な迷惑をかけてしまった」

P「今回の処分は大きいものでしょう」

P「…小鳥さんと付き合って行くとしたら尚更」

P「多分会社をクビになります」

小鳥「なら…」

P「まぁみんなから逃げって言われると思いますけど」

P「それでも俺には小鳥さんが必要なんです」

小鳥「でも…」

P「小鳥さんはこれでハイ終わりってなってもいいんですか?」

小鳥「…」

小鳥「…私にはプロデューサーさんが事務所からいなくなるのも嫌ですけど」

P「…今回の事で踏ん切りがつきました」

P「俺、独立をしようと思っていたんです」

P(…今、思いつきだけど)

P「だからその…はじめは金無いかもですけど」

P「一緒に始めませんか…」

P「って、こんなことここで言うのもおかしいですけど」

社長「…」

社長(それを私の前で言う君は凄いぞ)

小鳥「私は…」

小鳥「私はプロデューサーさんがいるならどこへでも!」

社長「…」

社長(私の目の前でヘッドハンティング…)

社長(それにのってしまう我が事務員…むなしいかな)

社長(それに事態の半分は三浦君によるものが多いからそんなに処分は重くしない予定だったのだが…)

P「ということです、社長」

社長「あ、あぁ…考えておこう」

小鳥「…私も勝手御許しください」

社長「…」

「…三浦さんの意識が戻ったのでどうぞ」

社長「…」

P「!」

小鳥「…」

社長「三浦君、大丈夫かね?」

あずさ「…」

P「あずささん…すみません」

P「俺のせいで」

あずさ「…」

あずさ「さっきの話は本当ですか?」

P「さっきの?」

あずさ「はい、大きな声だったので…」

P(これから気をつけよう)

P「はい」

社長「け…決心は本物なのかね?」

P「はい」

P「あとはあずささんしだいですが」

あずさ「…」

あずさ「プロデューサーさんが事務所を辞める事は許しません」

社長「三浦君の言う通り」

P「しかし、こういうことがまたあってからは遅いです」

小鳥「私もそう思います」

あずさ「…今回私は行き過ぎました」

あずさ「私をプロデュースできる方はアナタだけなんです…」

あずさ「それが私を暴走させてしまった原因でもあります…」

あずさ「音無さんがうらやましいです…」

あずさ「アイドルではない…」

あずさ「プロデューサーさんと普通に恋愛が出来る」

あずさ「…ずるいです」

小鳥「…」

あずさ「…」

「少し興奮しすぎて気を失ってしまったみたいですね」

「また少し安静にすれば大丈夫でしょう」

社長「では私達は出るとしよう」

P「はい」

社長「このことは皆には内密に」

P「ですが俺が辞めるとなればいずれ…」

社長「…」

社長「君達が辞める事は私が許さない」

社長「三浦君もそういっていただろう」

社長「…それに彼女は多分もう大丈夫だろう」

P「…」

社長「それが処分だ」

~数週間後~

あずさ「あらあら、今日も二人は仲がいいわねぇ」

小鳥「あずささんからかわないでください!みんなには内緒なんですから!」

P「あずささん、そんなに動いて大丈夫なんですか?」

あずさ「元通りですよ~」

P「でも無茶はしないでくださいね?」

あずささんとの関係はなんとか修復し765プロにはストーキング禁止という禁止事項が追加された。

春香「まさか私達全員がプロデューサーさんをつけてたのがバレてたなんてね」



おわり

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