さやか「安価でお礼をしたい」(587)

さやか「はははははっ!さやかちゃん、恭介にふられちゃいましたー」

さやか「『ごめん、さやか。僕は君の事を異性として意識したことが無いんだ…』だって!」

さやか「ははははは!」

さやか「ははは…」

さやか「…」

さやか「薄々は気づいてたんだけどね…。恭介があたしのこと、どんなふうに見てたかってて…」

さやか「失恋、しちゃったな…」

さやか「でもなんだかすっきりした。今まで悩んでたのが嘘みたい…」

さやか「…これも皆のおかげなのかな…?」

マミ『こんな頼りない先輩でごめんなさい。でもね、美樹さん。あなたの想いはきっと届くと思うから…』

さやか「いつも色々な相談に乗ってくれる優しい先輩、マミさん」

ほむら『考えたり悩んだりするより行動をしなさい。それで駄目だったのなら、少しくらいは胸を貸してあげるわ』

さやか「生意気できっついこと言ってくるけど、実はあたしのこと心配してくれてる転校生、ほむら」

杏子『さやかは何も気後れする必要なんかない。胸張って告白して来いよ!』

さやか「こんな体になったあたしのこと、いつも気遣って勇気付けてくれる仲間、杏子」

まどか『さやかちゃん…頑張って!』

さやか「楽しいときも辛いときも、いつも一緒に過ごしてきた友達、まどか」

さやか「あたしは皆に背中を押してもらったから、ちゃんと告白できたんだ」

さやか「だからあたしは皆にお礼がしたい」

さやか「特に、誰よりも>>4 に!」

シャルロッテ

さやか「皆…か。でも…」

さやか「そうだ、あたしは皆よりもまずシャルロッテ、お菓子の魔女にお礼をしなきゃいけないよね」

さやか「あたしが魔法少女になったきっかけ」

さやか「マミさんがあの魔女に負けそうになったとき、あたしはとっさにQBと契約したんだ」

さやか「マミさんは後から何度も謝ってたけど…」

さやか「だけどあたしは逆に良かったんだと思う」

さやか「あのまま魔法少女になるかで悩んでるよりも、きっぱりと決めちゃった方がいいって思えるから」

さやか「何よりあたしらしい、かな…」

なんで倒してないんだよw

さやか「でも、お菓子の魔女…シャルロッテはあたしが倒しちゃったんだよね…」

さやか「魔女は魔法少女のなれの果て…」

さやか「あの子ももともとは一人の女の子だったんだ…」

さやか「叶えたい願いがあって、あたしと同じ様に魔法少女になって…」

さやか「…」

さやか「お墓に参りに行こうかな…」

さやか(いくら魔女とはいえ、もとは同じ魔法少女だったから、あたしはお墓を作ってあげた…)

さやか(倒した魔女に対する罪滅ぼしというわけじゃないけど…)

さやか「お供え物、>>12 がいいかな」

kskst

わさび醤油

さやか「えっと…」ガサゴソ

さやか「うわっ、ほとんどお金もってなかった」

さやか「どうしよう、今から家に帰って、病院に戻ったんじゃ遅くなっちゃうよね」

さやか「…あ」ガサッ

さやか(昨日のお寿司パックに入ってたわさびとお醤油…)

さやか(こんなものお供えしたら、怒られるかな…)

さやか(お菓子の魔女っていうくらいだから、甘いもののほうがいいんだけど…)

さやか(でも、やっぱり大切なのは気持ち、だよね)

さやか(人生甘いことだけじゃないし…)

さやか(ちょっぴりしょっぱくて、ツンと痛い…)

さやか(ははは、なんだ、今のあたしのことじゃん…)

~シャルロッテの墓(病院敷地内)~

さやか「こんなものこっそり作ったら怒られるかなって思ったけど…」

さやか「…(お供え物、たくさんしてある。花まで…)」

さやか「もしかして、入院患者のペットか何かのお墓って思われてるのかな?」

さやか「まぁ、いいや。この子もきっと皆から想われていて喜んでいるはずだろうし」

さやか「…よいしょっと」コト

さやか(シャルロッテちゃん、ごめんなさい、そして、ありがとう…)

>>16「!あれは…」

マミさん

マミ「美樹さん!」

さやか「あ…マミさん」

マミ「あなたもここに来てたのね…」

さやか「はい。あたしが倒しちゃった魔女ですから…」

マミ「…美樹さん、本当にごめんなさい…」

さやか「もう!マミさんってば、その話はいいって言ってるじゃないですか」

マミ「でも、もしもっと私がしっかりしてたなら、あなたは魔法少女にはならずにすんだかもしれない」

マミ「上条さんとの仲も、もしかしたら…」

さやか「ストーップ!」

マミ「えっ!?」

さやか「マミさん、それはちょっと酷いですよ!」

さやか「それじゃぁまるで今のあたしじゃ、どう逆立ちしても恭介と付き合えないって言ってるようなもんじゃないですか!」

マミ「あ…ご、ごめんなさい…」

さやか「もう、マミさんったら謝ってばっかり。もっと笑顔になりましょうよ、マミさん」

マミ「美樹さん…」

さやか「それで、マミさんもお墓参りに?」

マミ「ええ、元は同じ魔法少女だから…。やっぱり、ね」

さやか「…」

さやか(マミさんが魔女化の真実を知ったとき、本当に危なかった…)

さやか(でも、皆が必至になって呼びかけ、励ましあったから、こうして今も同じ魔法少女でいられてる)

さやか(皆同じ境遇だから、かな…?)

マミ「ところで美樹さん、この後予定はある?」

さやか「いや、ないですけど?」

マミ「それじゃぁ、>>22に行かない?」

ローソン

マミ「ローソンに行かない?」

さやか「へ?ロ、ローソンですか?」

マミ「ええ、もうこんな季節だし、ちょっと暖かいものでも食べないかしら?」

さやか「いいですね!おでんとか、肉まんとか…」

さやか「さやかちゃん的にはからあげ君REDが一押しですよ!」

マミ「ふふ、それじゃぁ今日はお姉さんが奢ってあげる」

さやか「え!?そんな、悪いですよ…、って、あたしお金ほとんどもってなかったっけ…」

マミ「決まりね。行きましょうか、美樹さん」

さやか「はい!マミさん。ゴチになります!」テクテク

~ローソン~

『イラッシャイマセー』

さやか「なんだかコンビニにくるといっつも最初は雑誌コーナーに行っちゃうんだよね~」

マミ「ファッション誌かしら?」

さやか「ううん、漫画雑誌」

マミ「あら、美樹さん少年漫画とか好きだったの?」

さやか「恭介のお見舞いに行ったとき、クラスメイトが置いてった雑誌とか読んでたんだ」

さやか「それでちょっとはまっちゃって…」

さやか「… プーッ クスクス」

>>30「お客様、雑誌の立ち読みはご遠慮願います」

恭介

さてどうなる

上条「お客様、雑誌の立ち読みはご遠慮願います」

さやか「え?あ、はい、ごめんな…」

さやか「って、きょ、恭介!?」

上条「さやか、病院でも言ってたけど、あまり雑誌の立ち読みは良くないと思うよ」

さやか「で、でも、コンビニとかは防犯上の目的で窓側に雑誌コーナー設けているって言うし…」

さやか「それよりもなんで恭介がこんなところに!?」

上条「ちょっとバイトをしようって思ってね」

さやか「へ?何で?」

上条「ちょっとした社会勉強かな?それにお金も少し欲しかったし」

さやか「でも、恭介ってそんなにお小遣い足りないとか聞いたことないけど」

上条「…これは自分で稼がないとだめなんだ」

さやか「?(どう言うことだろう…)」

マミ「上条さん、もう体のほうは大丈夫なんでしょうか?」

上条「あ、巴先輩。ご無沙汰しています。はい、もう大丈夫です」

上条「松葉杖なしで歩けるようにもなりましたし」

マミ「そう、それは良かったわ」

さやか「恭介、すっごく努力してたもんね」

上条「うん。これもさやかのおかげだよ」

さやか「へ?な、何言ってんのさ/// 全部恭介が頑張ったからだよ」

上条「謙遜しないで。さやか、ずっと励ましてくれてたじゃないか」

上条「だから僕はその応援に応えただけだよ」

マミ「あらあら、うふふ?」

さやか(ああああ~~~マミさんの前で何言うのよ~~~///ご、ごまかさないと!)

さやか「こ、これ!>>39下さい!」

恭介の童貞

ハートフルな展開かと思ったのに…

さやか「きょ、恭介の童貞下さい!」

上条「…」

マミ「…」

上条・マミ「え?」

さやか「だから、恭介のど…」

さやか「…」

さやか「」

さやか(うわぁぁぁぁ、何口走っちゃってんですかあたし!?/////)

さやか(いくらなんでもそれはないわー!////)

恭介「え、えっと…たしかに僕はまだ…その、経験したことは無いんだけど…///」

さやか「わぁぁぁっ!忘れて!今の言葉忘れて!!!」

何と言い間違えたんだ?

マミ「美樹さんの今の言葉…」

マミ(どうてい?一体何のことなのかしら…)

マミ(どうてい…どうてい…道てい…道程…)

マミ(わかったわ!みちのりって書いてどうていって読ませているのね)

マミ(美樹さん、上条さんの道のり、すなわちこれからの人生を下さいって告白してるんだわ!)

マミ(素晴らしい言い回し!美樹さん、成長したわね)

マミ「美樹さん、私もその案に賛成するわ」

さやか・上条「へ?」

マミ「道程を下さい…、素晴らしいと思うわ」

さやか「あ、あの、マミさん…」

マミ「何かしら?」

さやか「>>54

マミさんの処女ください

さやか「マミさんの処女、下さい」

マミ「…」

マミ「え?」

さやか「あたし、マミさんの処女が欲しいんです」

マミ「ちょ、ちょっと待って美樹さん!///」

マミ「気持ちはわからなくも無いけど、いきなり処女だなんて、心の準備が…」

さやか(わからなくもない…って、どういうことだろう?)

さやか「あのね、マミさん。つまり、そういうことなの。童貞下さいって」

マミ「え?」

さやか「女の子にとっての処女と男の子にとっての童貞、同じ様なものなの」

マミ「…」

マミ「そ、そうだったわよね!勿論知ってたわよ、うん!」

さやか・上条(絶対に知ってなかったんだろうな…)

うまいな

店長「こらー、上条!サボるな!あと爆発しろ!」

上条「す、すみません(爆発?)」

マミ「そ、それじゃ、私達もそろそろおいとましましょうか///」

さやか「マミさん、買い物買い物」

マミ「え?あ、そうだった!この棚の商品全部下さい!」

さやか(…からあげ君の棚指差して、全部食べるつもりなのかな…?)

~店外~

さやか「さて、そろそろ帰りましょうか。時間も遅くなってきたし」

マミ「そうね、そろそろ解散しましょうか…って、あら?あそこにいるの…」

さやか「やっぱりからあげ君RED最高だわーって…」モキュモキュ

さやか「あれって、>>66じゃない?」

シャルロッテ

復活したw

さやか「あれって、もしかしてシャルロッテじゃない?」

マミ「まさか…」

スッ

マミ「え?嘘…そんなはず…」

スゥーッ

マミ「!やっぱり…」

さやか「一番最初のぬいぐるみみたいな格好してた」

マミ「でもどうして?あの子は確か美樹さんが倒したはずじゃ…」

さやか「と、とにかく追ってみようよ!」ヘンシン!

マミ「ええ!もしものことがあったらまずいわね」ヘンシン!

さやか(どうしてあの子が…まさか、あたし達に復讐しに黄泉の国から魔女達が還って来たー、とか??)

~病院敷地内~

さやか「どうして?というか、やっぱり、というか…」

マミ「あの子を倒した場所に戻ってきたのね」

さやか(あたしが魔法少女になった場所、願い事を叶えた場所…)

さやか「うん…とにかく、早く探し出さないと!」

ガサッ

マミ「!あっちの方で何か動いたわ」

マミ「私は左から回るわ。美樹さんは右からお願い!」

さやか「わかった!何で戻ってきたか知らないけど、病院の人たちを苦しめようって言うのなら容赦しないぞ!」ババッ

ザンッ

さやか「手ごたえあり!って、あれ?これお菓子の魔女じゃない…」

マミ「これって…>>79?」

ぬいぐるみ

マミ「これって…ぬいぐるみ?」

さやか「うん…何だろう?どこかで見たことがあるような…」

さやか(そういえば、お菓子の魔女のがいた部屋の椅子の上に置いてあったぬいぐるみ、似てた気がする)

さやか(もしかしてあれが…)

『ありがとう』

さやか「?マミさん、何か言った?」

マミ「いいえ、私は何も。美樹さんこそ、さっき、ありがとう、って言わなかった?」

さやか「あたしは何も言ってないですけど…って、マミさんもありがとう、って聞こえたんですか?」

『私はあなたたちのおかげで、魔女という存在から解放されました』

マミ「私?魔女?解放?もしかして…」

さやか「あんた、シャルロッテ?」

シャルロッテの声『その上私のお墓まで作ってくれました』

さやか「でも、あたし達はあんたを…」

シャルロッテの声『あれでよかったんです、私は本当は普通の女の子として生きて、普通の女の子として死にたかったから…』

マミ「…」

シャルロッテの声『こんなものしかお礼としてあげられないけど、私の感謝の気持ちを、受け取ってください…』

さやか「…」

さやか「わかった」

さやか「これはシャルロッテだと思って、あたしの家に置いておくから」

さやか「あたし達、あんたの分まで頑張って生きるから…」

シャルロッテの声『…ありがとう』

マミ「…それじゃあ、私からも、あなたにこれをあげるわ…」

シャルロッテの声『?』

さやか「マミさん、それ…>>88?」

マミさんお手製シフォンケーキ

さやか「マミさんの作ったシフォンケーキ?」

マミ「ええ、そうよ(誰かの家に行って一緒に食べようって思って、持ち歩いていて良かったわ)」

マミ「シャルロッテちゃん、甘いもの好きだと思ったから…」

シャルロッテの声『本当に、私が貰っていいの?』

シャルロッテの声『私はあなたを食べようとまでしたのに…』

マミ「もう、済んだことだから。それに…」

マミ「あなただって、私達と同じ苦しみを持っていたのだから…」

シャルロッテの声『…』

シャルロッテの声『ありがとう。いただきます』

さやか「うわっ、ケーキが消え…!?」

シャルロッテの声『…』モキュモキュ

シャルロッテの声『美味しい…   美味し… い  』スゥーッ

マミ「…」

さやか「シャルロッテの気配が消えた…」

マミ「これで、良かったのよね…」

さやか「マミさん?」

マミ「彼女も、成仏できたのよね…?」ぽろぽろ

さやか「ま、マミさんどうして泣いてるの!?」

マミ「ごめんなさい、なんだかシャルロッテちゃんのことを思うと急に涙がでて…」グシグシ

さやか「マミさん…」

さやか「うん、きっと大丈夫。あの子も最後は笑顔だったと思うから!」

マミ「美樹さん…」

マミ「ありがとう。本当にあなたにはどんなにお礼を言っても言いきれないわね」

さやか「そ、そんな…///(お礼を言うつもりがお礼を言われちゃったな…」

さやか「あのね、マミさんに言いたかったことがあるんだ」

マミ「え?何かしら」

さやか「マミさん」

さやか「>>101

最近太りました?

さやか「最近、太りました?」

マミ「…え?」

さやか「さっきもケーキ持ってたし、もしかしたら一日中食べてるんじゃないかと思って」

マミ「…美樹さん、そこに正座して」

さやか「へ?」

マミ「私は太ってなんかいないし、服がきつくなってきたなんてこともないわ!」

マミ「ましてやブラのホックが入らなくなってきたなんて事もありません!」プンプン

さやか(うわぁ、最後のはさりげない嫌味ですか…。でも…)

さやか「ププッ」

マミ「美樹さん!?」

さやか「ははは、ごめんなさい、マミさん」

さやか「マミさんがあんまりにションボリしてたから、ついからかいたくなっちゃって」

さやか「やっぱりマミさんは、今みたいにしっかり後輩を怒るはきはきとしたマミさんでないと!」

マミ「え?そ、そうかしら…///」

マミ「…(美樹さん、私のこと励まして…///)」シュゥゥゥ

マミ「ありがとう、美樹さん」

さやか「だから、そこまでお礼言われちゃうとさやかちゃん、困っちゃいますよー」

マミ「うふふ」

さやか「…まぁ、いっか」
マミ「それじゃ、家まで送り…」

さやか「ありがとう」

マミ「…え?」

さやか「いつも色々と助けてくれてありがとう、マミさん」

マミ「…」

マミ(美樹さんの背中から夕日がさして…美樹さんの顔がいつもよりも格好良く…)

マミ「///」ボッ

マミ(だ、だめ!意識しちゃ!私達は女の子同士なんだから!)

さやか「マミさん、どうしたの?」

マミ(!?顔が近い…)

マミ「な、何でもないわ!///」ブンブン

さやか「?変なマミさん」

>>120「?あそこの二人…」

中沢

中沢くん「君は実に卑怯だね」

中沢「あれ?美樹さん?」

さやか「?あんた誰?」

中沢「うわ!クラスメイトの顔忘れるなんてひどい…」

さやか「ああ、恭介とよく一緒にいた男子生徒…?」

中沢「どうして疑問系なのかわからないよ…」

マミ「あら、もしかして鹿目さんや美樹さんがよく話している子かしら?」

中沢「え?僕のこと知ってるんですか!?(嘘!こんな巨乳の可愛い先輩が僕のことを!?)」

マミ「ええ、なんでも美樹さん達の担任の先生がよく指名する先生お気に入りの子だって」

さやか・中沢「ですよねー」

さやか「で、何の用?」

マミ(さっきまでの美樹さんと私のあの雰囲気に乱入してくるなんて…)

マミ(ちょっとホッとした気もするけど、ちょっと残念な気もするわ…)ドキドキ

先生飢えすぎて生徒に手を出すようになったか

中沢「いや、たまたま通りかかっただけだよ」

中沢「僕の心の中のセンサーがティンっときたから、つい」

さやか「よくわかんないけど、そろそろ帰らないといけないから、もういいかな?」

中沢「え?あ、うん。それじゃぁまた学校で」

さやか「うん、ばいばい」

マミ「美樹さん、上条さん以外の男の子には冷たいのね」

さやか「そうですか?そんなこと無いと思うけどなー」

マミ「…」

マミ(美樹さん、上条さんには振られちゃったのよね)

マミ(今、他に好きな人いるのかしら?)

マミ「あのね、美樹さん」

さやか「何?」

マミ「美樹さん、今好きな人いる?勿論、上条さん以外、で」

さやか「え!?何を突然…」

マミ「できれば教えて欲しいんだけど」

さやか「あたしは別に他には好きな人なんか、まだ…」

マミ「気になっている人でもいいわ」

マミ「美樹さんの恋の応援、最後まできちんと助けたいの」

さやか「…」

さやか(マミさん、やっぱり優しい人なんだな…)

マミ(こんなふうに聞き出してごめんなさい、美樹さん。でも、私も知っておきたいから…美樹さんの気になる人)

さやか「あのね、マミさん」

マミ「…」ゴクリ

さやか「恭介以外、でなんだけど…」

さやか「あたしはね、>>140がちょっと気になってるの」

仁美

中之条

さやか「あたしね、仁美のことがちょっと気になってるの」

マミ「…え?」

マミ「たしか志筑仁美さんって…上条さんに告白した人?」

さやか「…うん」

マミ「どうして?たしかに志筑さんも上条さんに振られたみたいだけど…」

マミ「あなたにとってはライバルだったんじゃないの?抜け駆けしようとされた子じゃないの?」

さやか「ううん、仁美はそんな悪い子じゃないよ」

さやか「きっとずっと悩んだ末の結果だと思う」

さやか「仁美はさ、あたしがこんなふうになっちゃったこと、知らなかったんだし」

さやか「そりゃあまぁ、ちょっとは憎いと思ったときはあったよ?あたしだって女の子なんだもん」

マミ「それなら…」

さやか「でもね、仁美とは昔からの付き合いだから…」

さやか「仁美も恭介に振られちゃったからさ、なんていうか、今までよりも親しみやすくなったって言うか」

さやか「同じ境遇だからって言うか…うわ!あたし、何か最低なこと言ってますね!///」

マミ「…」

恭介は朴念仁キャラか
もげろ

マミ「美樹さん…あのね、私は…」

さやか「はーい!この話題はここまで!帰ろ!マミさん!」

マミ「え?え、ええ。わかったわ」

さやか「…」

マミ(美樹さん、心なし表情が沈んでる…)

マミ(…私だったら美樹さんにこんな思いはさせな…)

マミ(ううん、違うわよね。今美樹さんをこんな風にしたのは私だわ)

マミ(私の方こそ、最低なお話をしちゃったのよね…)

さやか「それじゃ、ばいばい、マミさん」

マミ「待って、美樹さん」

さやか「?」クルッ

マミ「最後に一言だけ…」

さやか「うん、いいですよ」

マミ「>>165

私太ってないわ

マミ「私、太ってはいないわ」

さやか「!ご、ごめん、マミさん」ビクッ

さやか「あれは冗談で」アタフタ

マミ「ふふ、私こそ、冗談よ」

マミ「美樹さんは私の後輩なんだから、もっと先輩の前でアタフタしているところを見せてもいいのよ?」

さやか「もう!マミさんってば!」プンプン

マミ「それに、もっと先輩に頼って。いいわね?」ニコッ

さやか「あ…! うん!」

さやか「ありがとう、マミさん!」

さやか「さよならっ!」タタタタッ

マミ「…行っちゃった」

マミ「…はぁ…」

~マミハウス~

マミ「はぁ…」

マミ「どうしてこう、私は空回りしちゃうのかしら」

マミ「絶対変に思われちゃったわよね…?」

QB「どうして?」

マミ「…あら?QB、いたの?」

QB「…ずっと僕に語りかけていたのだと思ってたけどね」

マミ「…はぁ」

QB「そんなにため息ばかりついているのなら、誰かに相談してみたらどうだい?さやかのこと」

マミ「え?」

QB「さやかは皆にお礼を言おうとしているみたいだよ?告白の件で」

QB「だからそれをダシにして皆に相談してみればいいじゃないか」

マミ「ダシって…。でも…」

マミ(美樹さん以外で相談できる人って…)

マミ(>>183かしら?)

通りすがりのタイ焼き屋さん

ここで杏子

まどか「出番が無いよ…」

はじめて泳いだ海の底

マミ「通りすがりのたい焼きやさん、とか」

QB「マミ、君はずっと食べ物のことばかり考えていないかい?」

マミ「失礼ね!私は真剣に考えているわ」

マミ「美樹さんと佐倉さん、鹿目さんに暁美さん、皆がご用達のたい焼き屋さんがあるのよ」

マミ「そこの店長さんに聞いてみれば、何かヒントがあるかもしれないわ…」

QB「なるほど、君達以外の部外者で、君達と接点があり」

QB「他愛も無い会話にあわせて、何気なく悩み事を相談しているかもしれないということだね」

マミ「ええ、そうよ」

QB「だったら話は早い、早速行ってきたらどうだい?」

マミ「そうね、善は急げね」

QB「膳は急げって、君は何を言っているのかい?」

マミ「…」チャキ

QB「銃口はむやみに相手に向けちゃいけないよ?マミ」

~さやかハウス~

さやか「…はぁ」

さやか「なんだか今日はいろいろありすぎて疲れちゃったな…」

さやか「…」

さやか「マミさん、何か言いたげだったんだけど、何だろう?」

さやか「ん~…」

さやか「わかんないや…」

QB「一人で悩むよりも、誰かに相談してみたらどうだい?」

さやか「うわ!QB。いつの間に!?」

QB「今まで君一人で悩み事を解決したことなんてあったかい?」

さやか「今のはちょっとムカッときたんだけど…」

さやか「でもまぁ、三人いればもんじゃの知恵とか言うし」

QB「文殊だよ…」

さやか「…(>>197に相談してみよっか)」

あんこ

やっとか

あっ…まさかタイ焼きのあんこじゃないだろうな

~見滝原町内公園~

さやか「ごめん、待った?」

杏子「い、いや、今来たところだよ」ソワソワ

杏子(30分前に来ただなんて言えねーよな)

杏子「で、用って何だい?」

杏子(さやかのやつがあたしを名指しで呼び出しって、何だろう?)

杏子(…)ソワソワ

さやか「あのね、マミさんのことなんだ」

杏子「マミのこと?」

杏子「はぁ、何だよ、そういうことかよ」ハァッ

さやか「ちょっと杏子、マミさんはあんたのお師匠さんなんでしょ?」

杏子「それはそうだけどさ…」

杏子「何であたしにマミのことで相談するんだ?」

さやか「だって、杏子、マミさんの弟子だし」

杏子「…」

さやか「それにさ、あんただったらあたしの悩み事、色々聞いてくれるかなって思ってさ」

杏子「!それって…」

さやか「良いことも悪いこともひっくるめて話せるのは、あんたくらいかな?」

さやか(まどかには余計な心配かけたくないし、ほむらは相談には乗ってくれそうだけど一方的にグサグサ刺さること言われて論破されそうだし…)

杏子「そ、そうか!よし、何でも相談にのってやるぜ!」ニカッ

さやか(何か嬉しそう…?)

杏子「とりあえず、>>213くうかい?」スッ

まどっち

杏子「とりあえず、こいつをくうかい?///」スッ

さやか「…へ?」

まどか「あう~…」

さやか「まどか、あんたここで何してんの?」

まどか「あのね?いつものたい焼き屋さんに行った帰りに、ここの公園を通りかかったんだけど」

まどか「杏子ちゃんがいたから、たい焼きをお裾分けしてあげようって思ったの。そしたら…」

さやか「そしたら?」

まどか「杏子ちゃん、全部食べちゃった…」

さやか「…杏子?」

杏子「し、仕方ねーだろ?あんまりにも美味しそうだったから、つい…」

さやか「全く…でも何でずっとここに?」

まどか「杏子ちゃんがね、たい焼きをただでもらえる方法があるって言ってたから、教えてもらおうと思って」

さやか「…」ジーッ

杏子「わ、悪い方法じゃねーぞ?」アセアセ

まどっちまどまど

さやか「ならどんな方法なんだよ?」

まどか「えっとね、それは…わぷっ」ムグッ

杏子「わーーーっ何でもねーって!」バタバタ

さやか「…」ジーッ

杏子「…ごめんなさい」

さやか「本当に、まどかに何させようとしてたの?」

杏子「そ、それは…」

杏子「>>227を…」ボソボソ

脱ぎたてパンツを渡すだけ

杏子「脱ぎたてのパンツを渡すだけ…」

さやか「…」

さやか「まどか、行こっ」グイッ

まどか「わっ、さやかちゃん?」

さやか「こんなやつにマミさんのこと相談しようとしたあたしがバカだったよ」スタスタスタ

杏子「さやか、待ってよ!ごめん…誤るから!」

さやか「…あんたね、まどかに下着脱がせて売らせようだなんて…」

さやか「最低なことだと思わないの?」

杏子「そ、それはあたしだって…。だけど…」

さやか「じゃあ、あんたが脱いで、たい焼き屋の店長にでもあげれば良いじゃないの」

杏子「あたしのじゃ駄目なんだ…!」

さやか「はぁ?何言ってるのよ。まどかにはそんなことさせようとして、自分は高みの見物?」

杏子「違うんだよ…、それに、あげるのはたい焼き屋の店長じゃなくてバイトの方なんだよ…」ぽろぽろ

さやか「…?(杏子、何で泣いてまで…?)」

杏子「ごめん、さやか…。あたしのこと嫌いにならないでよ…」ぽろぽろ

まどか「さやかちゃん、杏子ちゃんのこと、許してあげて…」

さやか「許してって、まどか、それでいいの?」

さやか「知らない男とかに下着を…それに脱ぎたてをだなんて…」

まどか「ううん、男の人じゃないの、そのバイトの人…」

さやか「…え?それじゃぁ、その、女の人で…」

さやか「女の下着が好きな…?ど、どういうこと?」

杏子「あたし達が…ぐすっ、 よく知ってるやつだよ」

さやか「…」ポクポクポク

さやか「!」チーン

さやか「…そういうことね」

~たい焼き屋~

ほむら「ハクチュン!」

店長「大丈夫か?バイト」

ほむら「ええ、平気です(誰かが私の噂をしてるわね…まさか、まどか!?)」

ほむほむは犠牲になったのだ…

~公園~

さやか「ごめんね、杏子。いろいろ責めちゃって」

杏子「ううん、いいんだ。あたしのほうこそ、変なことまどかにすすめちまって」

まどか「仲直りだね!」ティヒッ

杏子「それで、マミさんのこと、何があった?」

さやか「あ、そうだった。えっとね…」

カクカクシカジカ

さやか「…って事があったんだ」

杏子・まどか「…」

杏子「それってやっぱり…」

まどか「マミさん、>>245、だよね?」

ぼっち

まどか「マミさん、一人ぼっちってことだよね」

杏子「…ああ」

さやか「へ?どういうこと?」

さやか「マミさんにはあたしやまどか、杏子、それにほむらだっているじゃん」

まどか「ううん、そういうことじゃないの」

杏子「マミはさ、家で暮らしているときはずっと一人ぼっちで寂しがってるってことさ」

さやか「でも、QBだっているし…」

杏子「あいつはノーカンだ」

まどか「もう、さやかちゃん!気づいてあげてよ」

さやか「え?だから何を?」

まどか「マミさん、さやかちゃんと一緒に暮らしたいって思ってると思うんだ」

さやか「…」

さやか「ええええええ!??」

まどか「マミさんは一人ぼっちで住んでいるのがやっぱり辛いんだと思うの」

杏子「だからさ、多分誰かと一緒に暮らしたがってる」

さやか「でも、何であたし?」

杏子「おいおい、魔女にやられそうになったあいつを助けたのは誰だ?」

さやか「あ…」

まどか「魔女との戦いから始まる恋だってあるんだよ!」

杏子(おや、それは言い過ぎだと思うんだけど…)

さやか「そっか、そうだったんだ…。あたしも無神経なところ、あるよね…」

まどか「本当だよね?」

杏子「ああ、本当だな」

まどか(私だってさやかちゃんと一緒に…)

杏子(あたしだってさやかと一緒に…)

もう皆で一緒に暮らしたら良いんじゃないかな

>>263
さやかを膝枕

さやか「ありがとう!何だか二人に相談したらすっきりした!」

まどか「ううん、さやかちゃんが元気になってくれたら、それはとっても嬉しいなって」

杏子「あたしもだ」

さやか(そうだ!告白の件のお礼、まどかと杏子にもしなくっちゃ)

さやか(でも、お金はなかったから…)ガサガサ

さやか(!何か出てきた!あたしのポケットって、ほんと、四次元)

さやか(でもこれでいいのかな?他にもあげれそうなものはあるけれど…)

さやか(ええい!ままよ!)

さやか「まどか、杏子。あんた達にお礼がしたいんだ」

まどか「何?さやかちゃん」

杏子「お礼?」

さやか「まずまどかには、>>269を」スッ

>>265
それだ

伊勢エビ

ほむほむもびっくりの収納スペース

さやか「はい、これ」

まどか「え!?これって、伊勢エビ…?」

さやか「うん、今日の朝ね、ゲーセンに寄ったら何か面白そうな機体があって」

杏子「!あたし知ってるぞ。『伊勢エビキャッチャー』ってやつだな」

さやか「うん、何かすごく美味しそうだったから」

まどか「ありがとう、さやかちゃん」

杏子「今晩か明日はそいつをメインに皆でパーッといかねえか?」

まどか「うん!そうしようよ!ね?さやかちゃん!」

さやか「うん、そうだね!」

杏子「それで、あたしには何をくれるんだ?」ワクワク

さやか「そ、そんなに期待されても困るんだけど…」

杏子「♪」テカテカ

さやか「はい、>>279

千歳ゆま

飴ちゃん

杏子「これ…飴ちゃん?」

さやか「うん、ごめんね、こんなものしかもう入ってないんだ」

杏子「い、いや、あたしこれ欲しかったんだ!ありがとうさやか!」コロコロ

さやか「そっか、良かった」ニコッ

さやか「…」

杏子「さやか?」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「まどかや杏子にも、恭介の告白のことでいっぱい迷惑かけて、いっぱい励ましてもらった」

さやか「だから、ありがとう」

さやか「ほんとうにありがとう。まどかも杏子も、あたしの最高の友達!」ガバッ

まどか「わっ、さやかちゃん!?///(さやかちゃんが私と杏子ちゃんを抱きしめ…!?)」

杏子「さ、さやか!??///(ちょっ…近っ…!?)」

さやか「ほらほら、恥ずかしがらなくていいんだぞ?うりうり」グリグリ

まどか「…そうだよね」

杏子「ああ、あんなのじゃあたし達は満足できないよな」

さやか「…へ?」

杏子「だからさやか…」スッ

まどか「もっといっぱい抱きしめて欲しいな」ススッ

さやか「え?ちょっと、二人とも!??」

まどか「えーい♪」ギュッ

杏子「さやかっ♪」ギュウッ

さやか「え?え?ええっ???///」ドギマギ

さやか(ど、ど、どういうこと~~??)

まどか「本当、さやかちゃんはもっと他の人のことも考えて欲しいよね!」

杏子「ああ、そうだな」

さやか(他の人のこと??それって、もしかして…)

さやか「まどか、杏子、もしかしてあんた達、>>290?」

ほむほむ分が足りない

レズなの?
気持ち悪いからあっちいってよ

さやか「まどか、杏子、もしかしてあんた達、レズなの?」

杏子・まどか「!」ドキ

さやか「それならさ、気持ち悪いから…あっち行ってくれない?」

杏子「ま、まさか!あたし達は単に友情を深めたいだけなんだ!」

まどか「う、うん!もっともっとさやかちゃんと仲良くなりたいって思って、そう!スキンシップ!」

さやか「?そ、それならいいんだけど…」

さやか(まぁ、セクハラしてるあたしが言うのも変なんだけどね。やっぱり恋の相手は男の人が普通なんだよね?)

まどか「…(はぁ、さやかちゃん予想以上に乙女だよ…)」

杏子「…(ったく、これじゃあマミのやつもうかばれないっつーの)」

まどか・杏子「…はぁ」

さやか「…?」

さやか「それじゃ、マミさんの所に行って来るよ」

まどか「えっ?」

さやか「あたし達は一人ぼっちなんかじゃありませんって!」

杏子「!(まずい、このままだとマミのやつがぽろっと告白しちまって、さやかに変な目で見られちまう!)」

まどか((ど、ど、どうしよう?杏子ちゃん!??))ボソボソ

杏子((あ、あたしに任せろ!))ボソボソ

さやか「?どうしたの、二人とも」

杏子「あ、あのさ、その前にたい焼き屋に行かないか?」

さやか「え?」

まどか「そ、そうだよね!私もたい焼き買って行きたいし、マミさんだってきっと喜ぶよ!」

さやか「確かに…うん!それがいい!行こっか!」

杏子(今のうちに何とかしねーと…)

~たい焼き屋~

マミ「…というわけなの。もう、いつも美樹さんのことばかり考えてて…」

ほむら「…経緯はつかめたわ」

ほむら(全く…巴マミといい、佐倉杏子といい、どうしてさやかに熱をあげているのかしら)

ほむら(あんな向こう見ずで回りに迷惑かけてばっかりで、危なっかしくて、でもちょっと頼りになることもあって…)

ほむら(!何を考えているのかしら。私はまどか一筋なのよ)

マミ「私、どうしたら良いかしら?」

ほむら「…本当は自分で結論を出して欲しいところだけど…」

ほむら「まぁいいわ、助言してあげる」

マミ「うん」コクッ

ほむら「巴マミ、あなたは>>304をするべきよ」

みんなで温泉に入る

ダイエット

ほむら「あなたはダイエットするべきよ」

マミ「…え?」

ほむら「こんなところでたい焼きを食べようとしている場合ではないわ」

たい焼き屋の店長「おい、バイト…営業妨害は…」

ほむら「何かしら?」チャキッ

店長「いえ…なんでもないです、ホムラサン…」

マミ「どうしてダイエットなの?何も関係ないじゃないの!」

ほむら「いいえ、あるわ。あなたのそれ!」ビシッ

マミ「それって…胸?」

ほむら「そんな品のない胸をしていると、美樹さやかはきっと疎ましく思うわ」

マミ「…美樹さんじゃなくて、あなたが、じゃないの?」

ほむら「そ、そんなことはないわ」ファサッ ファサァッ

マミ(動揺してる…?)

マミ「とにかく、今はそんなこと関係ないから」

ほむら「関係あ…」

マミ「もういいわ、暁美さん…」

ほむら「…(言い過ぎたかしら?)」

マミ「…!もしかして、あなた…」

ほむら「?何かしら」

マミ「あなたも美樹さんのこと、気になっているの?」

ほむら「!?そんなわけ、ないでしょ?」

マミ「私に変なことを吹き込もうとしているし…」

マミ「普段は美樹さんに辛くあたっているのに、この前の美樹さんの告白の相談の時にはやけに優しくしてなかったかしら?」

ほむら「あれはっ…!美樹さやかに魔女化して欲しくなかったからよ…」

マミ「本当?」

ほむら「…本当よ」

マミ「…」

マミ(さすがに美樹さんの事、好きになっているとは思わないけど…)

マミ(気になるそぶりはあるような気もするわね…)

マミ(…)

マミ(はっぱをかけてみようかしら?)ウズッ

マミ「あのね、暁美さん」

ほむら「…何かしら?」

マミ「美樹さんって、>>322なのよ?」

恭介命

ガンオタ

マミ「美樹さんって、上条さん命なのよ?」

ほむら「…何を言い出すかと思えば」

ほむら「そんな当たり前のこと、知っているに決まっているでしょ?」

マミ「ううん、それだけじゃないわ。私達の入る余地って、多分ないと思うの」

マミ(本当のところはどうか知らないんだけどね…)

ほむら「…そう。まどかが悲しむわね」ファサッ

ほむら「杏子も、さやかのこと気に入っていたみたいだけど…」ファサッ

ほむら「巴マミ、あなたも残念ね」ファサッ

マミ(…すごく動揺しているわ…)

ほむら「もういいでしょ?仕事の邪魔よ、帰って」

マミ「たい焼き5つ下さい」

店長「あいよ!ほらバイト!仕事仕事!」

ほむら「…」ジューッ

店長「うわぁ、焦げてる焦げてる!おい!?」

ほむら「…、あら、焦げたわね」

マミ「…(暁美さんも、美樹さんの事少なからず気になってはいたのね…)」

マミ(暁美さんの過去のことは聞いたことがあるけど、どこかの時間軸で仲の良かったことがあるのかしら…?)

ワイワイガヤガヤ

マミ「あら?向こうから誰かが来るわ」

ほむら「…聞き覚えがある声ね…」

店長「んー?あれは…さっきも買いに来てくれた子じゃないか?」

まどか「ほむらちゃん、ごめんね。また買いに…って、マミさん!?」

杏子「ど、どうしてマミがここにいるんだよ!?」

マミ「私はちょっと、暁美さんに相談が…。って、あら?」

さやか「わ、マミさん!また会いましたね!」ニカッ

マミ「え、ええ、そうね!」フイッ

さやか「マミさん?」

マミ(あ、あんな事があった後だから、面と向かって話しづらいわ…///)

ほむら「いらっしゃい」

さやか「お、ほむら、バイトしてるんだって?」

ほむら「ええ、そうよ。何か?」

さやか「いや、すごいなーって」

ほむら「…たいしたことではないわ」

さやか「あ、そうだ!」

ほむら「?何かしら」

さやか「ほむらにも、あの時のお礼、したいと思って」

ほむら「あの時?」

マミ「美樹さんが上条さんに告白する前の時、私達が皆で美樹さんを励ましたことよ」

ほむら「ああ、その事なら別に礼なんか…」

さやか「はい!>>337

マテバ

さやか「はい!マテバ!」

ほむら「!?さやか、こんなもの、どうやって手に入れて…」

さやか「へ?ああ、魔女と戦った時に、結界内に落ちてたんだ」

さやか「あたしには使い方わかんないし、ほむらなら使えるかなって思って」

ほむら「さやか…」

さやか「あんたはさ、もう時間停止は使えないからちょっと危なっかしいかなって思ってさ」

さやか「だから少しでも戦力になりそうな武器をあげたいなって」

さやか「武器がプレゼントだなんて、変だよね!はははっ」

ほむら「ありがとう…さやか…」キュッ

さやか「いや、礼を言うのはこっちの方だからさ」

さやか「ほむらがピンチの時はちゃんとさやかちゃんが助けに行くからさ!」

ほむら「!」ドキ

まどか(…さやかちゃんって…)

杏子(ああ、間違いねぇ)

マミ(天然なのよね…、これが)

ほむら「大切にするわ」ジュー

さやか「まぁ、あんまり人前で見せるものじゃないけどね」

ほむら「ええ、そうね」ジュー

店長「バイト、もう帰れ…帰ってください」

ほむら「バイト代はもらえるのかしら?」

店長「現物支給…焦げたのも全部持っていけ」

ほむら「わかったわ、では頂いていくわ」ガサッ

店長「うわ!まだ売り物になるやつまで…、はぁ、まあいっか」

店長「いいもの見れたし…」ジューッ

まどか「それじゃあほむらちゃんも一緒に帰ろ!」

ほむら「ええ、そうね」ニコッ

~帰り道~

さやか「うーん、このたい焼きやっぱめちゃうまっスよね?マミさん!」

マミ「え、ええ、そうよね!」

まどか・ほむら・杏子「…」

杏子((どうすんだよ、このままだとマミのやつ悩みすぎて胃に穴が開いちまうぞ?))ボソボソ

まどか((うん…でもさやかちゃん、レズは嫌いだって…))ボソボソ

ほむら((…はっきりとさせておく必要があるわ))ボソボソ

マミ「えっとね、それで…」

ほむら「巴マミ」

マミ「え?な、何かしら?」

ほむら「あなた、美樹さやかに言いたいことがあるのよね?」

マミ「!そ、そんなことないわ!何をいきなり…」チラッ

さやか「?マミさん?(もしかして、一緒に暮らしたいってこと?)」

さやか(でもさすがにそれは難しいんじゃないかなーって。お泊りくらいなら出来そうだけど…)


マミ「…」

マミ「そうね、立ち止まってちゃ何もならないわね」

マミ「美樹さん」

さやか「はい?」

マミ「>>363

実は私、恭介がさやかの告白を断るように裏で仕組んでいたんだ

マミ「実は私、上条さんが美樹さんの告白を断るように裏で仕組んでいたの」

さやか「…え?」

マミ「ごめんなさい、あなたの気持ちも全然考えないで…」

さやか「マミさん…冗談、だよね?本気でそんなこと、してないよね…」

まどか「マミさん…それ、本当なの??」

杏子「おいマミ!一体どういうことだ!」

ほむら「あなたまさか…」

マミ「…」

さやか「答えてよ!マミさんっ!!」キッ

マミ「ごめん…なさい…」ぽろぽろ

さやか「…っ」ギリッ

杏子「ちょ、ちょっと待てよ!さやか!」

さやか「何よ、杏子。あんたもマミさんの肩持つ気?」

杏子「そうじゃない!話を聞け!」

さやか「放してよ!」ブンブン

まどか「だめ!さやかちゃん!」ガシッ

さやか「まどかまで…どうして!?」

さやか「なあ、ほむら、まどかを止め…」

ほむら「…」

さやか「…そっか、皆グルだったんだ…」

さやか「皆して失恋したあたしを笑って…」

マミ「違うわ!このことを知っているのは私だけなの…」

さやか「もういいよ、マミさん」

さやか「皆のこと、信じてたのに…感謝してたのに…」

さやか「あたしは結局皆の手のひらで踊ってるだけのピエロだったんだ…」

さやか「はは、ははは…」じわっ…

ほむら「駄目!さやかっ!」バッ

杏子「まずいっ」バッ

マミ「わたしはっ…」

さやか「だからもうやめてって…」

マミ「私は美樹さんのことが好きなの!」

さやか「…」

さやか「えっ?」

マミ「美樹さんに助けてもらったあの時から、私はあなたのことが頭から離れなかった…!」

マミ「いつもいつも慕ってくれる大切な後輩のことが気になって仕方なかったの!」

マミ「だから…だからぁ…」ぽろぽろ

さやか「…でも、それとこれとは話が別…。ていうか、もしかして恭介に盗られたくないって思ったから?」

さやか「だったら余計に…」

マミ「ううん、違うの…。私は…私はただ、美樹さんからじゃなく、上条さんの方から告白して欲しいって思ったから…」

さやか「…え?」

ほむら「巴マミ、それはどういう…」

マミ「だって悔しいじゃない?」

まどか「え?」

マミ「そうでしょ?佐倉さんも!」

杏子「…」グッ

さやか「杏子も…?どういうことなの?」

マミ「皆、美樹さんが上条さんのことすごく好きだって事、知ってるから」

マミ「だけど私は…ううん、私達皆も美樹さんの事、好きだから…」

マミ「上条さんは、そんな私達が好きな美樹さんから好かれている」

マミ「美樹さんから告白してもらえるなんて…やっぱりずるいじゃない…」

マミ「皆、少なからず告白して欲しいなって思う気持ちがあるはずだからっ…」

さやか「…嘘、それ、ほ、本当なの?」

まどか「すごく…とまでは違うんだけど、ちょっとは…ね?」

杏子「うん…あたしももしさやかに告白されたら、すごく嬉しいって思うかもしれねえ」

ほむら「…」

マミ「だから、上条さんには自分から告白して欲しかったの」

マミ「もし、本当に上条さんが美樹さんのこと、好きだったなら、意識しているのなら…」

マミ「美樹さんに告白されるんじゃなくて、美樹さんに告白するようにして欲しかった」

マミ「だから、上条さんには美樹さんからの告白を断るようにお願いしたの」

マミ「上条さんから告白するのなら、私にも諦めがつくから…」

さやか「…」

さやか「わかった。仮にそれが本当だとしても…」

さやか「女の子が女の子の事を本気で好きになるなんて、変じゃないの?」

マミ「…え?」

さやか「それって、レズってことだよね?」

さやか「まどかや杏子には言ったけどさ、やっぱり、それって気持ちわ…」

パシィ

さやか「!な、何するんだよ!ほむら…」

さやか「ほ、ほむら?」

ほむら「そんな事…言わないでよ…」

ほむら「どうして好きになるのに性別が関係あるの!?」

ほむら「女の子が女の子を好きになるのって、そんなにおかしいことなの!??」ガシッ

さやか「ちょ、ちょっと落ち着いてよほむら!」

ほむら「私がまどかや杏子、マミ、それにあなたを好きになる事って、そんなに気持ち悪いの!??」ぽろぽろ

さやか「ほむ、ら…」

さやか(そっか、ほむらは何度も時を繰り返す中で私達だけが仲間だったんだ)

さやか(一緒にいる時間が長ければ長いほど、それだけ人を好きになる…)

さやか(そこには男も女も関係ない。それなのにあたしは偏見ばかり持って…)

さやか「…」

さやか「…ほむら」

ほむら「?」

さやか「>>400

あたしが間違っていた

さやか「あたしが間違ってた」

ほむら「…えっ?」ぐすっ

さやか「あたしってさ、昔からこんな男っぽい性格だったからさ」

さやか「昔クラスの女の子から告白されちゃったこと、あるんだよね」

まどか「え?そんなこと一度も聞いた事ないよ!」

さやか「誰にも喋った事ないし、それにずっと小さい時の事だから」

マミ「それで、何って…」

さやか「うん、断ったよ。あたしは恭介の事、ずっと好きだったから…」

さやか「それからも何度かあったんだよね、同じ様な事」

さやか「その時からかな?レズってちょっと嫌だなって思い始めたの」

まどか「でも…でも、私と会った時はそんな事…」

さやか「んー、まどかの場合は、守りたいっていう気持ちが強かったからなのかな?」

ほむら「その気持ち、よくわかるわ」

まどか「ほむらちゃん…///」

さやか「それから仁美とも仲良くなって、同じ様に女の子の友達が増えていって…」

さやか「ほむらが転校生としてやってきて…」

ほむら「…」

さやか「マミさんに出会って…」

マミ「…」

さやか「そして杏子と友達になった」

杏子「さやか…」

さやか「だんだんとわかんなくなってきたんだ。友達と、レズの境界線って」

さやか「だから、無意識のうちに『レズって気持ち悪い』っていう気持ちだけが宙ぶらりんになってたんだと思う」

さやか「私は恭介のことも好きだけど、それと同じくらいまどかが好き」

まどか「えっ!?///」

さやか「ほむらのことも好き」

ほむら「…」ピクッ

さやか「杏子の事だって好きだよ」

杏子「さやか!あたしもだ!」

さやか「そして、マミさんのことも、好きです」

マミ「美樹さん…」ぽろぽろ

さやか「色々酷い事言ってごめんなさい。あたしのためでもあるんだよね?」

マミ「ううん、全部私のわがままなの。ごめんなさい…本当にごめんなさい…」

さやか「マミさん…」

さやか「もういいの、ちゃんとわかったから。本当のこと」

さやか「私だって…自分から告白するよりも、告白される方がずっと嬉しいから!」

さやか(まぁ、恭介から告白してもらえるって保証はないんだけどね…)ガクッ

さやか「さ、皆早く帰ろう?もうこんなに遅い時間だよ?」

マミ「ええ…、そうね」グスッ

まどか「うん!一緒に帰ろ!」グイッ

さやか「わっ、腕引っ張らないでよ!」

杏子「こら、ずりぃーぞ!まどか!」グイッ

さやか「ちょ、ちょっと杏子まで」

ほむら「まったく、仕方ないわね」クイッ

さやか「ほむらも、さりげなくあたしの裾掴まないで欲しいんだけど…」

ほむら「気のせいよ」ファサッ

さやか(ちゃっかりまどかの裾も掴んでるし…)

マミ「え、えっと私は…」オロオロ

マミ(佐倉さんは美樹さんの左腕と、鹿目さんは右腕と腕組みしてる…)

マミ(暁美さんは美樹さんの右腕の裾と鹿目さんの裾を掴んでる…)

マミ(わ、私はどこを…)

マミ(ええい!>>419よ!)

マミ「えいっ!」

さやか「うわっ、ま、マミさん!?」

マミ「ξ(*><*)ξ」プルプル

さやか「あのー、どうして頭を掴んで…」

マミ「だって、他に美樹さんに触れるところないし…」

さやか「えーっと…ま、いっか」

さやか(んー、なんでこんなにモテモテになっちゃったんだろう…)

さやか(まどかはわかるよ。小学校の頃からずっと一緒で、守ってきたから)

さやか(杏子だって、似たような境遇で妙な共通意識があったし…)

さやか(マミさんは…やっぱりあの時あたしがマミさんを助けたから、かな?)

さやか(ほむらは…、うん、多分あの時のことだな…)

さやか(ほむらが過去のことを告白した時、あたしが抱きしめてあげて…)

さやか(あれ?)

さやか(…あれ?ひょっとして全部…??)

まどか「さやかちゃん!」

杏子「さーやか♪」

マミ「美樹さんっ」

ほむら「さやか…」

さやか「…」

さやか「はは、ははは」

さやか(もしかして、これって全部あたしの…)

さやか(…気のせい、だよね?はははは…)

さやか(その日は夜が遅いという事もあり、皆それぞれの帰途についた)

さやか(翌日にはまどかにあげた伊勢えびをメインに鍋パーティー!)

さやか(皆今日の事を忘れ…るはずもなく、皆からべたべたされて弱っちゃいました)

さやか(でも、悪い気はしないよね!)

さやか(むしろ、こういうの、良いなって感じるようになってきたり)

さやか(いやー、舞い上がっちゃってますね!あたし!)

QB「さやか、…ついに目覚めたのかい?レズに」

さやか「って、人の回想に勝手に入ってくんなー!」ボグッ

QB「きゅっぷ!??」

さやか「レズじゃない!これは>>436だよ!」

絆パワー

さやか「レズじゃない!これは絆パワーなんだよ!」

QB「絆?なんだい、それは?」

さやか「あんたにわかるわけないでしょ?人間の絆って」

さやか「人と人との絆、女の子同士の絆、魔法少女同士の絆!」

QB「…ぜひとも教えて欲しいものだね。それさえわかれば僕達のエネルギー回収効率も大幅に…」

さやか「チェーストーッ」ベキッ

QB「きゅっ…」

QB「僕、なんだかこんな目にあってばか…り…」ガクッ

さやか「一生知らなくて良いのよ、あんたたちは」

さやか(絶対に、ね)

~1週間後~

さやか(つ、ついにきちゃったかー、この日が…)

さやか「…」カチコチ

まどか「いよいよだね!さやかちゃんっ!!」

杏子「くっそー、あの坊や、やっぱあの時しめとけば…」

マミ「佐倉さん?」ニコッ

杏子「わ、わかってるよ…」

ほむら「心の準備はいいかしら?」

さやか「う、うん…」

さやか(あたしの運命の決まる日、今日、恭介から大事な話があるって…)ドキドキ

まどか「大丈夫だよ!さやかちゃん!」

さやか「まどか…」

まどか「もし上条君からお断りの話があったら、私がさやかちゃんのこと慰めてあげるから!」

さやか「そりゃないよまどか~」ガクッ

杏子「おう、どんと砕けて来い!」

さやか「…あんた達、前と言ってる事が全然違わない?」

ほむら「大丈夫よ、泣きたくなった時は、ちゃんと胸は貸してあげるから…」

さやか「でもほむら、あんた言うほど胸ないじゃん…」

ほむら「…」ピキッ

マミ「残念ね、暁美さん。その役目は私が引き受けるわ」ニコッ

ほむら「その喧嘩、買うわよ?巴マミ」サッ

さやか「あーもう!静かにして!」

上条「やぁ、さやか、待ったかい?」

さやか「!??」ドキンッ!

上条「皆さんは、少し席を外してもらえないでしょうか?」

ほむら「ええ、わかったわ」

杏子「頑張れよ!」

さやか「何を頑張れって言うのよ…」

まどか「ティヒヒ!それじゃあ、後でお話聞かせてね!」

さやか「まってろよー」

マミ「それじゃぁ…」

さやか「うん、ありがとう、マミさん。皆」

シーン

さやか「…」

上条「…」

さやか(うわーっ、恭介と二人っきりだよぉ…///)ドキドキドキ

さやか(…///)ドキドキ

上条「…」

上条「さやか」

さやか「は、はひっ!?」

上条「さやか、落ち着いて?」

さやか「え?あ、うん!///」

上条「単刀直入に言うね」

さやか「うん…」ゴクリ

上条「僕は…」

上条「>>461

さやか結婚しよう

上条「さやか、結婚して欲しい」

さやか「…」

さやか「え?」

さやか「けけけけけ血痕!??」

上条「いや、そうじゃなくて…」

さやか「けけけこけこコケコッコー!」

上条「さやか、落ち着いて」ギュッ

さやか「あ…」

さやか「…///」

上条「今すぐに、っていうわけじゃないんだ」

上条「いつの日か、僕が世界で有名なバイオリニストになったときでいいんだ」

上条「君に似合うような男になってからでいいから…」

さやか「あ、あ、あたしはっ、あたしはいつでもいいよ!」

さやか「いつまででも待つ!」

さやか「恭介があたしと一緒になってくれるまで、ずっと待ってるからっ!」

さやか「おばさんになっても、おばあさんになっても!」

上条「そ、そんなに遅くはならないと思うから…」

さやか「え?あ、うん!そ、そうだよね!」

上条「それで、これを…」

さやか「…え?」

さやか「これって…指輪?」

上条「うん…ちゃんとした高い物じゃないんだけどね///」

さやか「それでも結構高いものじゃ…あ!」

上条「うん、そうなんだ。あの時バイトしてたのは、これのためなんだ」

上条「さやかに見つからないようにシフトを入れてもらってたんだけど、ばれちゃったね」

さやか「恭介ぇ…」ぽろぽろ

さやか「恭介…恭介恭介恭介ぇっ」ギュッ

上条「わっ、さやか!?」

上条「…ごめんね、あの時あんな断り方をして」

さやか「…」

上条「正直、巴先輩に言われるまではそこまで意識していなかったのかもしれない」

上条「でもね、あの時わかったんだ。本当は、さやかのこと異性として好きなんじゃないかって」

上条「その日からずっと君のことばかり考えてた」

上条「今までバイオリンの事ばかりしか考えた事なかったのに。変な話なんだけどね…」

さやか「ううん、そんなことないよ」

さやか(マミさんのおかげだったんだ…)

さやか(ひょっとしたら、あたしは恭介とこんな風に慣れなかったかもしれないんだ…)

~部屋の外~

まどか「ああー、さやかちゃんと上条君、うまくいっちゃった」

ほむら「まどか、そこは喜ぶところでしょ?」

杏子「そうだぞ!ぐすっ… さやかのこと…ひっく 応援してやらないと!」ぐしぐし

マミ「ほらほら、泣かないで?佐倉さん」ギュッ

杏子「ありがどう…ばびざん…」ギュウウウ

マミ「もう、佐倉さんってば本当に泣き虫なんだから」

杏子「そ、そんなことないぞ!///」ズズッ

まどか「杏子ちゃん顔真っ赤だよ!」

杏子「う、うるざい!」ズビッ

ほむら「それじゃあ、私達はお邪魔だから帰りましょうか」

まどか「うん!」キュッ

ほむら「!まどか…」

ほむら「…」

ほむら(私の美樹さやかへの気持ちは変わらないわ)

ほむら(でも、それよりももっと大きな気持ちがここにあるの)

ほむら(だから…)

ほむら「まどか」

まどか「ん?何?ほむらちゃん!」

ほむら「受け取って… >>495よ」スッ

ほっぺにキス

ほむら「これが私の気持ちよ」


チュッ…


まどか「ふ、ふぇぇ!?///」

マミ「ほっぺに…」

杏子「ちゅー?」

まどか「ほ、ほむらちゃん!?///」

ほむら「これが私、暁美ほむらの鹿目まどかへの気持ち」

ほむら「私はまどかのことが好きなの」

まどか「…えへへ、知ってたよ?///」

ほむら「…え?」

マミ「バレバレでしょ」

杏子「誰だってわかるぞ?」

ほむら「う、うるさいわね!確信が…持てなかったのよ…///」

まどか「ほむらちゃん、ずっと私のこと守ってきてくれたんだから」

まどか「さやかちゃんとほむらちゃん、どちらも大好きだよ!」チュッチュッ

ほむら「んんっ!??///」

杏子「ヒュー」

マミ「あらあら///」

まどか「えへへ///」

ほむら「さやかと比べないで欲しいわ…」

まどか「それだったら、ほむらちゃんも!」

ほむら「…ええ、そうね、失恋者同士、一緒に泣いて、笑って、愛し合いましょう」

まどか「うん!///」

まどか(最初はね、私はほむらちゃんの方が本当の好きに近かったんだよ?)

まどか(だから、さやかちゃんの方が本当に好きって思わせたら、嫉妬してくれるかなーって思って…)

まどか(でも、結局どちらかなんて選べなかった。ほむらちゃんも、さやかちゃんも、どっちも本当に好きだったから!)

マミ「それじゃあ、私達も一緒に傷を舐めあいましょうか?」

杏子「あまり物みたいに言わないでくれよ…」

マミ「うふふ、そんなふうには思ってないわ」チュッ

杏子「あっ…///」

マミ「佐倉さんは私の大好きな弟子だから」

杏子「うん…あたしも。マミさんが大好きだ。マミさんは大好きな先輩だ」チュッ

ガラガラッ

マミ・杏子・まどか・ほむら「!??」

上条「これは…その…取り込み中、だったかな?」

さやか「あんた達~~」グゴゴゴゴ

ほむら(さ、さやかの魔力がワルプルギス級に!??)

さやか「こらーっ」

ほむら「逃げるわよ!まどか!」ギュッ

まどか「うん!ほむらちゃん!」ギュッ

マミ「佐倉さん、急いで!」ギュッ

杏子「わ、わかってるよ!」ギュッ

さやか「…まったく」

上条「いい友達と先輩だね、さやか」

さやか「うん…そうだね」

さやか「いくら礼を言っても言い切れないよね」

さやか「皆…本当にありがとう」

さやか「皆大好き!」

ガラッ

さやか・上条「!>>513!??」

通りすがりのたい焼き屋さん

さやか・上条「え!??」

さやか「た、たい焼き屋の店長さん?」

上条「え、えっと…」

たい焼き屋の店長「…」

たい焼き屋の店長「二人とも…幸せになっ」ブワッ

上条「祝福、してくれたのかな?」

さやか「うん、きっとそうだよ」

さやか(店長さんも、ありがとね)

たい焼き屋の店長(貴重な百合が… ウウウッ)ダダダダッ
 

こうしてあたしと恭介の告白をめぐるドタバタ劇は終わりました

何だか色々ありすぎてまだ混乱したりする時もあるけど

あたしは幸せです

だって、隣には大好きな人がいる

それにいつだってあたしを支えてくれる友達もいる

だから、一歩ずつ前に進んで行こうと思います

この先、いつか恭介に魔法少女のこと、この体のことを話すときが来ると思う

だけど、絶対に逃げたりはしないから…

だから神様、お願いします

いつまでもあたし達のことを見守っていてください…



『頑張って…』


さやか「?」クルッ

上条「どうしたの?さやか」

さやか「今、何か聞こえたような…」

上条「?」

さやか「ま、いっか」

上条「変だよ?さやかは」

さやか「あたしは変なくらいが丁度いいの!ほら、行こっ」グイッ

上条「わっ、引っ張らないでよ」

さやか「ふふふっ」

さやか(皆、本当にありがとうっ!)

~Fin~

~おまけ~

さやか・上条「…」イチャイチャ

杏子・マミ「…」イチャイチャ

ほむら・まどか「…」イチャイチャ

QB「…」プルプル

QB「どういうことだい?これは」

QB「帰ってきたら皆なんだかイチャイチャやっているじゃないか!」

QB「僕だけ仲間はずれだ何て理解できないよ!わけがわからないよ!」

QB「…はっ!物陰から僕の事を見ている人間が…」

QB「!君は>>546!??」

先生

早乙女「…」ジーッ

QB「…」ドキドキ

QB(あれはまどかとさやかとほむらの担任の先生)

QB(ひょっとして、僕の事が見えているのかい!?)

早乙女「皆…皆いちゃいちゃして…ぐすっ」

QB(…僕の事は見えていないようだね。当たり前か。とうに第2次性徴期は過ぎて…)

早乙女「あなたもそう思うでしょ!??」ドンッ

QB「!(え?)」ビクッ

早乙女「私だって、私だって…ひっく」

QB(あまりかかわらない方がいいのかな…?)ヒョコヒョコ

早乙女「待ちなさい!」ガシッ

QB「きゅっ!?」

QB(多量のアルコールを感知した…これは…酔っている様だね…)

早乙女「ううう~~~」

QB(やれやれ、どうしたものか…)

QB「早乙女和子」

早乙女「え!?」ビクッ

早乙女(どうして私の名前を??)

QB「>>567

僕と契約して魔女になってよ!

QB「僕と契約して魔女になってよ!」

早乙女「ふぇ…魔女?」

QB「そうだよ!君にはそれだけの素質がある」

早乙女「うふふふふ」

QB「え?」

早乙女「悪かったわね!もうこの年だから魔法少女じゃなくて魔女なんだわ!」

QB「いや、そういうつもりじゃ…」

早乙女「契約?何でも来なさい!新聞だろうが壷だろうが怪しい物件だろうが皆まとめてけいやくしてあげるわよぉぉ」グワッ

QB「…」ビクビク

QB(す、すさまじい魔力を感じる…)

QB(こ、これが失恋の因果の力!?)

QB(ふふふ、これならまどかなんて目じゃないよ!)

QB(この女性と契約すればワルプルギスの夜を越える魔女が生まれる!)

QB(さあ、見滝原の魔法少女達よ、今のうちに人生を楽しむといい!)

QB(早乙女和子が魔女となったとき、その時が君達の終わりだ!)

QB「それで、契約の対価の願い事なんだけど…」

早乙女「私に素敵な恋人を頂戴!絶対に別れない、素敵な恋人を!」

QB「…え?」

早乙女「願い事なんでしょ?だったら早く!お願いだから…」

QB(どうしよう…願いをかなえたら失恋という名の因果、エネルギーは消滅してしまう)

QB(ええい、考えるよりまずは行動だよね!よしっ…)

QB「…あれ?」

早乙女「どうしたの…?」

QB「ごめん、その願いはエントロピーを凌駕出来ない」

早乙女「うわぁぁぁぁぁん」ダダダダダダッ

QB「…」

QB「少しだけ、かわいそうな事をしてしまった…」

QB「かわいそう…だって?ひょっとして、僕に感情が芽生えたというのかい!??」

QB「これは大発見だ!急いで報告に…」

ガシッ

QB「…え?」

仁美「何でも願い、叶うのですよね?」ニコッ

QB「え…?え…??」

おわる

お付き合い頂き感謝です(´・ω・`)

ハッピーエンドにしたかったので、途中の安価内容の軌道修正具合はご勘弁を…

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