キノ「この国の主な産業は…え?コンドーム工場ですか?」(169)

ジャングルの中、大きな河沿いに灰色の巨大な壁に囲まれた国があった

壁の外からでも見えるたくさんの大きな工場からは無数に煙突が突き出しており、
黒煙が空に伸びていき曇り空に混ざって灰色へと変わっていく

おだやかな流れの大河に隣接された小さな港からは、多くの小型漁船がのんびりと河をくだり漁をしている
国へと続く陸路はしっかりと舗装がなされ、大型の貨物トラックが何台もすれ違える程の大きな道路が敷かれていた

緑一色のジャングルに、その国だけが異色を放っている

その大きな舗装路を一人の旅人と一台のモトラド(注・モトラドは二輪車。空を飛ばないものだけを指す)が走っていく

キノとちゅっちゅしたい

ほほう それでそれで

モトラドが旅人に向かって話しかける

エルメス「ねえキノ。次に行く国はどんなとこなの?」

キノと呼ばれた旅人は黒いジャケットにゴーグル、腰には大型のハンドパースエイダー(注・パースエイダーは銃器、この場合は拳銃)を下げている

キノ「ああ、エルメス。何でもジャングルの奥で工業が盛んな国らしいよ」

エルメス「へー、珍しいね。ジャングルの奥で何を作るんだろ?」

キノ「ボクもそれが気になっててね」

エルメス「ふーん?キノが食べ物以外の事を気にするなんてね」

キノ「失礼な・・・」

ブロロロロロ・・・

ティーとちゅっちゅしたい

時雨沢恵一って今何してんの?

ブルン・・・

キノ「こんにちは」
エルメス「ちはー」

入国管理官「こんにちは旅人さん。滞在日数と目的をお願いします」

キノ「今日を含めて3日間の滞在を希望します」

入国管理官「お仕事でしょうか?」

キノ「主に観光を。取引が出来る物があればしようと思っています」

エルメス「そんなわけでさ、この国の工業で造ってる物って何があるの?」

しえん
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2565002.png

入国管理官「この国ではゴム製品を多く造っていまして、主に『コンドーム』の生産が盛んです」

キノ「へぇ、コンドームですか」

入国管理官「ええ、この国ではもともとゴムの生産が盛んでして」

エルメス「こんなジャングルの奥で?」

キノ「こらエルメス」

入国管理官「いえいえ」

おしべとめしべ云々!

入国管理官「旅人さんはゴムが何から造られるか知っていますか?」

キノ「えっと、植物の樹脂・・・ですか?」

入国管理官「その通り!このジャングルの木々こそが、ゴムの原料となるのです!」

エルメス「なるほどねー」

入国管理官「昔は人間が斧で木を削り、イカダで河を下って原料の樹脂を運びましたが、
今は全て機械で効率的に運用しているんですよ」

キノ「なるほど。よくわかりました」

エルメス「ありがとおっちゃん」

いいぞ

うん、面白い

キノ「なるほど、コンドームが名産か」

エルメス「どうするキノ?」

キノ「少し買っていこうかな。いざという時必要な物だしね」

エルメス「そうだね。買っておこっか」

キノ「あとは何か他の国で売れそうな物・・・ゴム製品だと何かな?」

エルメス「工業に直接行ってみたら?工業見学がてら」

キノ「それがいいね。面白そうだ」

エルメス「それじゃあしゅっぱーつ」

ブロン!ブロロロロロロ・・・

いざという時って・・・

シズにプレゼントしよう

キノは正直凄腕に負けてどうこうでもない限り喪 にな そ



ぬ?

コンドーム工業

キノ「ここだね」

エルメス「見学ツアーがあるコンドーム工業かー。この国ならではだよね」

キノ「うん。さっそく申し込もう。じゃあねエルメス」

ガチャ

エルメス「はいはい。モトラドは駐輪場にいますよー」


受付

キノ「すいませーん。見学ツアーをお願いしたいのですが」

受付係「あ、はーい。今参りますので」

続けるんだ 早く!

いいよいいよー

実用体験とかやるツアーなんだろ?

受付係「はい、見学ツアーの申し込みですね?」

キノ「はい。一人からでも受けられますか?」

受付係「もちろんですよ」

キノ「あと、もう一つお願いがあるのですが・・・」

受付係「はい?」


コンドーム工場内

エルメス「素晴らしい工場だね。キノ」

キノ「そうだねエルメス」

ツアー係「こちらがコンドームの原料、ゴムの樹脂になります」




ツアー係「ここがコンドームの形を成型するラインです」

キノ「おお~」

ツアー係「我が国のコンドームは薄くても破れないので、とても人気があるんですよ」

キノ「へぇ、薄いと人気があるんですか?」

ツアー係「もちろんです!」

さりげない処女アピールとはあざとい流石キノあざとい

エルメス「他の国でも人気があるなら、多めに買っていったらどう?」

キノ「コンドームにも人気とかがあるんだね。大きさ以外全部いっしょかと思ってた」

ツアー「とんでもない!大きさ、形、丈夫さ、何より薄さが命ですよ!」

キノ「職人技ってやつですね」

キノは水筒として使ってるってオチだろ?そうなんだろ?

キノ「しかし、こんなに大量に生産するものなんですね。コンドームって」

ツアー係「必要な人にとっては毎日使う物ですからね」

キノ「へ~毎日ですか。ああ、この国は熱帯雨林ですしね」

エルメス「雨が多いんだね」

ツアー係「ん?」

キノ「うん。ボクも国の外にいる時はよく使うから、ちゃんと用意しとかないとね」

ツアー係「そ、そうですか・・・??」

>>26
おっと・・・

ツアー係「では、最後に我が国のコンドーム12個入りをキノさんへプレゼントいたしますね」

キノ「わぁ、ありがとうございます」

エルメス「得したねキノ」

キノ「うん。ボクが使う分はこれで充分だよ」

エルメス「たまーに必要になるだけだもんね」

ツアー係「・・・。ちなみに旅人さん」

キノ「はい?」

裏の裏なんだろう?

はよ

wktk

ツアー係「先程からうかがっておりますと、旅人さんはコンドームをかなり特殊な用途で使用しているように思えるのですが」

キノ「え?そうでしょうか?」

ツアー係「コンドームを作る者として知っておきたいのですが、お教え願いませんか?」

キノ「え、ええ。もちろんですよ

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

コンドーム爆弾?

読んだことないからキノの性別を知らなかったけど・・・

魚の運搬かね?

>>34
6は俺が見るからはよ

コンドームと一斗缶で爆弾が作れるんだって

ああコンドームか、非常時に水筒になる優れものだ、俺はいくつか常備している

終わりのクロニクルのあとがきだったかであったな
教室がコンドームで大惨事になった事件が

キノ「出すよっ! エルメス!」ドピュドピュ

エルメス「燃料らめえええっ! タンク一杯になっちゃううううう」ドクドク

キノ「すみませんが、パースエイダーを取り出しますね?」

ツアー係「え?はい、どうぞ」

腰に吊り下げたホルスターから、大口径のリボルバー『カノン』を取り出す

キノ「ボクは雨の日に野外でパースエイダーを使うさいに、コンドームを銃口に取り付けて使っていますよ」

エルメス「そういう道具だって教わったんだよね?」

キノ「う、うん。こうやって袋を口にくわえて・・・」あむっ

キノ「ピッと裂いてとりだします」ビリッ

俺のパースエイダーに)ry

キノさんのくわえゴム!!!……ふぅ

期待上げ

はよ

キノ「中身を取り出して・・・」ぬるっ

キノ「こうやって、銃口に指でくるくるっと巻いて」くるくりゅ

キノ「・・・雨水が入りませんし、このまま撃つこともできるので、はい」

ツアー係「なるほど・・・」

キノ「あの、コンドームについてる機械油みたいなぬるぬるしたもの、何とかなりませんか?手につくと面倒で」

ツアー係「あ、はい」

キノ「あと、この先っぽの膨らみみたいな部分は何に使われるものなんでしょうか?
ずっと気になってて」

ツアー係「えっと・・・」

師匠…

どう考えてもわざと教えている師匠

師匠

ツアー係「旅人さん、あなたの使い方ももちろん間違ってはいないのですが、コンドームの本来の使い道はですね」

キノ「はい。ボクはずっとこの方法で使っておりましたので、本当の使い方を知りたいです」

ツアー係「ええと、それに関してはこちらの冊子をご覧ください。見学ツアーに参加いただきありがとうございました~」

キノ「???」

エルメス「なんだか最後は変だったね」

キノ「そうだね。まあいいやこの冊子を読めばいいんだね」パラッ

キノ「・・・・・・えっ?」

パンツ脱いだら撃つぞ!

ヒィィィィィハァァァァァァァ!

キノ可愛いよキノ

パンツが消失した

ナプキン工場編とタンポン工場編もたのむ!

パンツ洗濯して干した

ブロロロロ・・・

エルメス「まさかだったね。キノ」

キノ「・・・言わないでエルメス」

エルメス「どうするキノ?他の国で売る分のコンドーム買ってく?」

キノ「ボクが買えるわけないよ!ひ、避妊具なんてっ」

エルメス「でも、今後もパースエイダーの雨よけにコンドームを使うんでしょ?」

キノ「ううっ、だって、他に代わりになる道具なんてっ・・・」

エルメス「だったら自分で買いにいかないと」

キノ「ああぁあぁあぁぁ~~あの時とかあの時とかあの時もボクはこんなものを普通にお店の中で・・・うぁぁ・・・」

ぐらんぐらん

エルメス「ちょっとキノ!?運転!前見てっ!」

ぐらぐらふらふら


雨の多い国・終わり

面白かった乙

エロは…?エロは無いの…?

( ;∀;) イイハナシダナー
乙でした

パンツどおしよ
洗濯してほしちゃったがな

これは面白いSS
しかし俺はパンツを脱ぐ必要がなかった

普通に面白いな

ちなみに、実際に銃の雨よけにコンドームを用いる事があるようです


過去のキノさんSS

キノ「なにこれ!?」エルメス「キノにおちんちんが生えちゃった」
キノ「最近少しキツくなってきたかな…新し下着買わないと」
キノ「食糧も弾薬も買ったから…」エルメス「あとは生理用品だね」
キノ「ミニスカートを着用しないと入国できない国、ですか?」
キノ「この国の名物が温水プールと水着ですか?」


さあ!次の人どうぞー

おいサイドBはどうした

こういう趣もたまにはいい

ベトナム戦争で動作不良を防ぐためにM14とかM16の銃口に着けたってのは有名ですな

>>68
2番目で

>>72
三つ上の行を嫁

キノとか最後に読んだの2年前だから書こうにも書けねぇよw

シズ「獣姦の国……?」

陸「私の出番か」

どうせ5回に3回位は男に間違えられてるし問題は……



ぬ?

ああ、パースエイダーに取り付けるってそういう…

ぬ?

その ぬ? ってのはなんなの?

キノの喘ぎ声

乙乙乙

追いついたら終わってたけど乙

>>68
またお前か!
2と4番目のスレはリアルタイムで楽しく読ませていただきましたはい

雨水っていうから水筒にでもするのかと思った
とにかく乙

誰か頼む

良スレ

この通りだ
頼む
誰か・・・

キノのSSは珍しい。

面白そうな国を考えてれば誰かにインスピレーションが来るかもしれない

出来悪くてもいいから中継ぎとして誰か

>>83
またみんなにも書いてもらえると嬉しいです!

>>90
○○の国 って書き続けたら誰か書くんだな信じたぞ

ステマの国

魔王のいる国

魚の国

ガチホモの国

ノートを落とした話

ヒーローのいる国

淫夢の国

道化師の国

皆が幸福な国

見えない国

マイクロビキニの国

>>98
キノ「なんだろうこの黒いノート?何か書いてある」

エルメス「『死のノート』だってさ」

キノ「死のノート?」

エルメス「『このノートに名前を書かれた者は死ぬ』だってさ」

キノ「誰かのイタズラかな?」


リューク「旅って・・・面白っ!」



ノートを落とした話・終わり

性別が逆に扱われる国

>>105
ありがとうwww

現代日本みたいな国

懐かしい国

子供の国

大人の国

時計の国

おもちゃの国

>>102
国民「旅人さん、我が国では『命の薬』によって皆が幸せに暮らしているんですよ!」

国民「あひぃ、気持ちいいよぉ」
国民「あはは・・・あはは・・・」
国民「薬くれぇ、命の薬をくれぇ」
国民「毎日楽しいよぉ」

国民「あはぁ!旅人さんもいかがですか?」

キノ「いえ、ボクは結構です。必要ありません」

国民「そんなこと言わずに。毎日が楽しいですよ?」

キノ「いりませんよ。ボクは旅を続けたいので」

国民「そうですか。それは残念」


皆が幸福な国・終わり

みんなも書こうぜ!

>>114
おう、またありがとう

書いてるぜ!

>>104
国民「旅人さん!この国ではみんながこの水着を着用して生活しています!」

エルメス「良かったじゃんキノ。あの水着が役にたつよ?」

キノ「いいやエルメス。ボクの水着は半分流されてしまったから着れないんだよ」

エルメス「そういえばそうだったねー」


マイクロビキニの国・終わり

>>117
期待age

>>108
シズ「あーあ、居心地の良さそうな国だと思って移住したのに、いつまで働いても正社員なれねえし」ブツブツ

ティー「児童ポルノに惹かれただけだろう?変態め」

陸「正直見損なった」

シズ「ふひっw」


がばっ

シズ「ハァハァ、夢か・・・」


現代日本みたいな国・終わり

>>112
時計の国

キノ「ここが、普段は立ち入り禁止な時計台か」
エルメス「良かったね、旅人で。特大大砲だね」
キノ「……特別待遇?」
エルメス「そうそれ!――にしてもさ」
キノ「旅人だからって特別に入れてもらった――筈だけど。いるね」
エルメス「いるねえ。おおい、何してるのさ」
男の子「」ビクッ
キノ「君は、この国の子?」
男の子「べ、別に封印されてる時計を見に来たんじゃないからな!」
エルメス「話が早いなあ。封印?」
男の子「ん?お前ら知らないで来てんのか?あのな、この時計の針をな?」
エルメス「そのやたら鎖でぐるぐる巻きにしてあるそれを?」
男の子「逆に回すと、時間が戻るんだぜ!」
エルメス「面白そうだね」
男の子「そーだろ?えいっ」
>>112
時計の国

キノ「ここが、普段は立ち入り禁止な時計台か」

>>110
子供たち「きゃっきゃ」

シズ「ふひっw」


子供の国・終わり

流れていく国

>>112
ありがとうございます!

追いついた
キノSSとか俺得

魔法使いのいない国

ポケモンの国

>>121
シザーマンマダー?

>>103
王子「本当に大切なものは目には見えないんだ」

キノ「なんとなくだけど、わかる気がするよ」


見えない国・終わり

>>109
国民「この国では『懐かしい映画』を毎日上映していますよ!」

キノ「懐かしい映画?」

国民「はい!古き良き時代を再現したドラマチックな映画です!」

エルメス「へー」

国民「今回の新作は3Dで上映していますので、よりリアルに昔を思い起こせる映画となっています!」

キノ「そうですか・・・」


懐かしい国・終わり

>>126

キノ「童貞撲滅法?」
監査官「ええ、未経験のまま三十歳を迎えた男性は……」

ごめん打ち切る

国だった街

>>126
キノ「あの男の人たちの列は一体…?」

国民「あぁ、あれは魔法使いになる恐れのある男たちです」

キノ「魔法使いとは…?」

国民「30に達しても性行為を行えなかった憐れな男たちですよ。
    私たちの国ではあのような生産性のない人間を生かしておくほど余裕がないのです。
    ですから40年前から30過ぎても童貞の男はああやって安楽死させる決まりになったのです」

エルメス「へぇーなんだか気の毒な気もするけど…」

国民「旅人さん? あなたもいい年して旅ばかりしていると、あの男たちのように30過ぎても童貞…
    なんてこともあり得ますから気を付けてくださいね」

キノ「え?…あ、はい…気を付けます…」

エルメス「どーしたのキノ? 結局入国しなかったじゃない」

キノ「……」

エルメス「もしかして…気にしてる?」

キノ「まさかとんでもないそんなことまったく完全にあるわけないよ」

エルメス「やっぱり気にしてるんだー…」

魔法使いの国完

>>127
国民「うわー大変だー!」

キノ「どうしましたか?」

国民「大変です!たった今論者が異教徒相手に宣戦布告しました!」

キノ「は?」


ポケモンの国・終わり

>>134 論者wwwwwwwありがとう

キノ「参ったな、食料と燃料を結構な量盗まれてる」
エルメス「キノらしからぬミスだったね。まさかあんな見え透いたお世辞に引っかかるなんて」
キノ「別にお世辞に引っかかったわけじゃないよ」
エルメス「『君のような美しい女性は見たことがない』だっけ?久しぶりに女の子扱いされて舞い上がっちゃったの?」

ガンッ

エルメス「まあそれはそれとして、食料はまあ何とかならなくもないけど、このままじゃ次の目的地まで歩いていかなくちゃならないよ?どうする?」
キノ「…実は、次目指してた国とは別に、ここからすぐそばに国があるらしいんだ」
エルメス「へえ、ちょうどいいじゃん…でも、あえて一言言うって事は、キノですら入国をためらうようなひどいウワサがあったりするの?」
キノ「話をしてくれた人は『人はちょっと無愛想だけど、キレイだし治安もいいし、いい国だったわよ』って言ってた」
エルメス「それならいいんじゃない?何か問題でもあるの?」
キノ「でも別の人は『外面がいいだけで治安が悪い最悪の国だった!無事に出てこられたからよかったようなものの、二度と行くもんか!』って言ってたんだ」
エルメス「なんだいそりゃ?全然真逆の事言ってるじゃん」
キノ「そうなんだ、だから、興味はあるけど、やっぱり行かない方が良いかなって思ってたんだけど…」
エルメス「コンチワ陽気にネコイラズってやつだね。でも、状況が状況だし仕方ないんじゃない?」
キノ「うーん…まあ、そうだね。ただ、警戒は怠らず、危なくなったらすぐに逃げるように…」
エルメス「そしておだてられても浮かれない」

ガンッ


~ガチホモの国~

キノって今何冊出てるの?てか終ってるの?
出てる巻数によって買うかも知れない

>>137
15冊
まだ終わってない
学園キノは作風が大きく違う

>>138
そんなに出ててまだ終ってないとかさすが電撃

>>137
1話完結で8巻で一人登場人物が増えるくらいだから、最低1巻と8巻だけでも十分

キノ「ぬるぽ」

>>141
エルメス「ガッ」

>>139
個人的に5巻くらいまでが面白い
基本的に短編集だから読みやすいはずだよ

>>140
学園あわせて15?

>>144
学園合わせて20
学園はあまりオヌヌメできない

学園おもしろいだろ
読むならキノの旅→学園キノのながれがおすすめ

>>95
魔王「我こそは魔王」

国民「キャーキャー」
国民「魔王さまー!」

魔王「×××××は腹を切って死ぬべきだ。詳しくはホームページ等で熟知すべし」

国民「わーわー!」
国民「魔王様ばんざーい」


キノ「どこの国にもいるものだね。ああいう人って」

エルメス「不思議と人気あるんだよねー」


魔王のいる国・終わり

学園は絶賛キャラ崩壊中だから好みが分かれるんじゃないか

寝る

読んでくれた人ありがとう

誰か書いてくれる人が現れますように

>>149
おやすみ
おつかれ
ありがとう

トイレのない国

気球の国

疎らに木の見える広大な草原、その中を一本の茶色い線が分断していた。
その線上をモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)が走っていた。

運転手は茶色いコートを着て、暖かそうなたれのついた帽子をかぶっており、
腰にはパースエイダー(注・銃器。この場合は拳銃)を釣り下げていた。
精悍な顔つきの若者だった。

エルメス「それで、次の国はどういうところなの、キノ」

キノ「前の宿屋で聞いたけど、なんでも変わった食べ物がたくさんある国らしい。一度は覗いてみても損はないそうだよ」

エルメス「ああ、食べ物が目的なの、わかりやすいね、キノは。道理で他の面白そうな国に行かないわけだよ」

キノ「うるさいな。保存の効く食べ物があるらしいから、それを買い貯めしておこうと思っただけだよ」

エルメス「そんなに携帯食料が嫌い?」

キノ「アレは駄目だ。アレは。―ほら、城壁が見えてきたよ」

期待

学園はシグーが好きな人は超お勧め
アリソンもリリトレもメグセロも面白いよ

―国内―

キノ「この宿に二泊したいのですが、部屋は空いていますか?」

店主「ええ、空いていますよ。この国に来るのは初めてですか?」

キノ「はい。出来ればこのあたりでおいしいレストランがあれば教えていただきたいのですが……」

店主「それなら、うちで食べるのが一番いいですよ!私どもは宿の料理、特に蝗と蜂の子には自信を持っておりますから!」

キノ「……イナゴとハチノコ?」

店主「あれ、ご存じないんですか?この国ではこのあたりでも有名な、昆虫食の国ですよ!」

キノ「……興味はありますが……おいしいんですか?」

店主「それはもうおいしいですよ!食べることに抵抗を示される旅の方もいらっしゃるようですが。
   珍味としても高く評価を頂いております!」

ザザムシは当然出るのだろうな?

イナゴはガチ

キノ「普通の料理が食べられるところはないんですか?」

店主「いえ、この国では穀物などの食べ物を生産することが出来ないので」

キノ「食べ物を生産できない?」

店主「よかったらお話ししましょうか?」

キノ「そうですね……お願いできますか」

店主「それではお話ししましょう!この肥沃な土地で、私達の先祖は稲、麦、トウモロコシ……様々な穀物を育てようと試みました。
   しかし、どうしても、農薬を撒いても蝗や毛虫に全て食べつくされてしまうのです。
   そのため我が国は長らく貧しい生活が続いておりました……。
   ある時、全くといっていいほど雨が降らず作物が全て駄目になり―」

キノ「飢饉ですか?」

店主「そうです。もうこの国は滅びるのか、その時気付いたのです!我々の周りには沢山の生き物、究極のタンパク源……
   そう!虫がいたのです!私たちは死に物狂いで虫をかき集め、この国の伝統的調味料である醤油で煮込んで食べました。
   すると、意外にもおいしいではありませんか!」

大豆は生産できたのか…

イナゴってスナックみたいにパリパリするよね

えるしってるか
しょうゆは
かみのけからもつくれる

キノ「それで、皆が虫を食べるようになったと」

店主「ええ!しかも後々の研究で明らかになったのですが、昆虫というものはカロリーが極めて高い上、ビタミン、ミネラルその他数多くの栄養素をふんだんに含み、
  なおかつそこら中に居る!これを食べなかった私たちのなんと愚かなことか!
  この国ではもう穀物を育てて食べるというような非、効率的なことはしないのです!」

キノ「はぁ……そうですか」

店主「さらにさらに!佃煮すれば冬の間も長期的に保存が―」

――国外――

エルメス「で、どうだったの、結局」

キノ「食べたよ。それしかなかったし。
   見た目は確かに気味が悪いかも知れないけど、意外といけるものだ。
   でも、漬けたものはどれもショーユ味しかしないのはいただけないな」

エルメス「どんな虫を食べたのさ?カブトムシのクッキー?サソリのパイ?」

キノ「そういうのはあまり食べなかったな。他所の国にあるというのは聞いたことがあるけど。
   煮込みミミズとか、蚕の蛹を揚げたものとか、ザザムシのヤマト煮とか。
   卵を大量に並べて卵焼き、なんていうのもあったな」

エルメス「目的の保存食は買ってきたの、イナゴの姿煮、蚕のなんとか漬けとか?」

キノはモトラドを止め、荷物の中から一本の瓶を取り出した。

>>130
これ好きだ

キノ「買ってきたよ?ほら」

エルメス「虫の姿も形も見えないけど――そうか!虫の絞り」

キノ「ハチミツだよ。食虫国家を言うだけあって、タダみたいな値段だった」

エルメス「……折角面白い珍味達を見てきたのに、買ってきたのはそれだけ?」

キノ「うん。所詮珍味は珍味だよ。長く食べるには向かない
   これなら栄養価も高いし、おいしいし、保存もきく。紅茶に入れるのにちょうどいい」

エルメス「それでもお腹は膨れないでしょ。携帯食料食べるの?」

キノ「これをかけて食べてみる」

エルメス「あんまり美味しくないと思うけどなぁ……」

キノ「ものは試しさ……昼食には早いけど、少しだけ食べてみようか」

粘土状の携帯食料を少しちぎって、ハチミツにつけて口の中に放り込む

お腹すいた

エルメス「どう?」

キノ「……エルメス、やっぱりさっきの国に戻ってツクダ煮を買ってこよう」

エルメス「あ~あ、珍味は所詮珍味って言ったの誰だったっけ?」

キノ「おいしいものはおいしいんだよ」

エルメス「三日間のルール破っちゃうことになるじゃない。
     今までかたくなに守ってきたくせにさ~」

キノ「わかってるよ……早く次の国に行こうか」

ハチミツと食いかけの携帯食料を荷物にしまい込んで、再びモトラドを走らせる

エルメス「お馬鹿で食い意地のはったキノは、
     くだらない試みでおいしいお弁当が食べられなかったとさ」

ガン

ちょっと長野県に行って蜂の子買ってくる

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