幼馴染「え?温泉に連れてってくれる?」(138)

男「う、うん…近所に露天風呂があるんだって」

幼馴染「へぇ。知らなかった」

男「それで、一緒にどうかなって」

幼馴染「なんで私なの?」

男「え?」

幼馴染「男友達誘って行けばいいのに」

男「えっと……」

幼馴染「だいたい、久しぶりに話したと思ったら温泉行こうって…」

男「………」

幼馴染「……まあ、いいけど」

男「………!」

男「最近、どう?」

幼馴染「どうって、何が?」

男「学校生活とか……?」

幼馴染「同じ高校に通ってるのに変な質問ね」

男「そ、そうだね…」

幼馴染「まあ私なりに楽しんでるけど」

男「そ、そっか……」

幼馴染「………」

男「な、なに……?」

幼馴染「顔、赤いよ」

男「……!」ビクッ

幼馴染「どうしたの?」

男「いや、その…幼馴染と久しぶりに話すから、緊張しちゃって……」

幼馴染「何それ。馬鹿みたい」

男「う、うるさいなあ…」

幼馴染「そういう男はどうしてるの?部活とかは?」

男「あー、テニスやってたけどやめちゃった…」

幼馴染「どうして?」

男「その…練習辛くて……ビギナーだし」

幼馴染「すぐ投げ出しちゃうところは相変わらずね」

男「うん……」

男「幼馴染はさ、髪とか染めないの?」

幼馴染「なんで?」

男「うちの学校の女子ってほとんど染めてるじゃん。だから」

幼馴染「なによ。茶髪にしてほしいの?」

男「い、いや!そんなこと言ってないけど…」

幼馴染「茶髪は似合わないからやめとけってこと?」

男「そんな!茶髪の幼馴染もきっと可愛いよ!」

幼馴染「……そ」

男「あ、いや……」カァァ

男「お、幼馴染はさ……」

幼馴染「ん?」

男「か、か、カ……」

幼馴染「声裏返ってるけど」

男「カ、カレシトカイナインデスカ?」

幼馴染「はい?」

男「だから、彼氏とか…」

幼馴染「別に男に言う必要ないでしょ」

男「そ、そうだよね…」

幼馴染「納得しちゃうんだ」

男「あ、いや、そうじゃなくて……」

男「あああ!もうこの話は忘れて……」

幼馴染「はいはい」

男「あ、ここだよここ」

幼馴染「へー。あれ?」

男「どうかしたの?」

幼馴染「ここ前に来たことあるかも」

男「え、本当?」

幼馴染「うん、結構昔だけど。幼稚園のときだったかな?」

男「そ、そうなんだ…そうだよね、近所なんだし」

幼馴染「うん。確か男も一緒に来てた気がする。ん?男も一緒に……?」

男「さ、さぁ!早く行こっか!」

幼馴染「ちょ、ちょっと。待ってよ」

幼馴染「全然人いないね」

男「まあ、山奥の方だしね……」

幼馴染「ふーん。えーと……」

男「どうかしたの?」

幼馴染「ここって男湯の方の脱衣場だよね?女湯はどこかなって」

男「………」

幼馴染「あれ?でもここ以外別の扉があった記憶ないし……」

男「あ、あの……」

幼馴染「ん?なに?」

男「じ、実はここ……」

男「こ、混浴で……」

幼馴染「なにそれ」

男「………」

幼馴染「ここに来る前から混浴だって知ってたってことよね?」

男「はい……」

幼馴染「知っててあえて私を誘ったってこと?」

男「………」

幼馴染「信じられない。久しぶりに男と話せて楽しかったのに」

男「ごめんなさい……」

幼馴染「最低」

男「………」

幼馴染「ハァ……」

男「………」

幼馴染「………っしょっと」ヌギ

男「お、幼馴染?何して……」

幼馴染「何って、お風呂入るに決まってるじゃない」

男「いや、でも……」

幼馴染「男も早く脱げば?」

幼馴染「どう言うつもりかしらないけどさ」

男「う、うん……」

幼馴染「………」ヌギヌギ

男「………」チラッ

男(可愛い下着だな……あっ、タオル巻いちゃった)

男(器用に脱ぐなぁ……)

幼馴染「ねえ」

男「あ、はい」

幼馴染「私、もう準備できたけど」

男「あ、ごめん。俺もすぐ……」ブルン

幼馴染「ちょ、ちょっと」

男「へ……?」ビンビン

幼馴染「タオルくらい……もういいわ」

男「う、うん……」ビンビン

幼馴染「…じゃあ、行きましょうか」

幼馴染「誰もいないわね」

男「うん……」

幼馴染「もしかして、誰も来ないってことまで考えて私を誘ったの?」

男「………」

幼馴染「最低ね。まさか男がこんな人になっちゃってたなんて」

男「ごめん……」ビンビン

幼馴染「そんな状態で謝られても困る」

男「………」

幼馴染「ハァ……」

幼馴染「………ふぅ、あったかい」

男「………」

幼馴染「ねえ、男も足だけ浸かってないで全身入ったら?」

男「いや、でも」

幼馴染「というかそうして。すぐ横にギンギンになったソレがあるのがすごく気持ち悪いから」

男「ごめん、でも……」

幼馴染「なんなの?」

男「さっきからずっと我慢汁が止まらなくて、それで……」ビクッビクッ

幼馴染「は、はあ?」

男「幼馴染、すごく大人っぽくなったなぁって」ビンビン

幼馴染「変態」

男「いや、でも本当綺麗になったよ」ビンビン

幼馴染「下心丸見えで気持ち悪い」

男「………」

幼馴染「なんなの?何が目的なの?」

男「そ、それは……」

幼馴染「何?私の体?中学の頃の延長?」

男「中学の頃って……」

幼馴染「忘れたとは言わせないわよ」

男「あ、あれは本当に悪いと思ってるよ」

幼馴染「じゃあこんなことはしないでしょ」

男「別に動機はそういうことじゃなくて…」

幼馴染「もう、訳わかんない!」

男「………」

幼馴染「何がしたいの?」

男「えっと……」

幼馴染「こう言うことは彼女作ってしなよ」

男「………」

幼馴染「……何か言えば?」

男「……あ、あのさ」

幼馴染「なに」

男「幼馴染って、彼氏とかは……」

幼馴染「………」バッ

男「お、幼馴染?どうして急に顔を隠して…」

幼馴染「ちょっと待ってて、30秒で済むから」

男「……?」

幼馴染「………ハァ」

男「え、えっと……」

幼馴染「急に何を言い出すかと思えばさぁ」

男「う、うん……」

幼馴染「なんなの?なんでそんなこと気になるの?」

男「そ、それは……」

幼馴染「…………」

男「…………」

幼馴染「何か言いなさいよ」

男「……ごめん」

幼馴染「馬鹿みたい」

幼馴染「ふぅ」ジャバ

男「幼馴染?」

幼馴染「浸かりすぎてちょっと熱くなっちゃった。隣り座るわよ」

男「え、え?隣り?いいけど……」

幼馴染「よいしょっと。涼しいーっ」

男「………」ジー

幼馴染「…やらしい視線」

男「……ごめん」

幼馴染「もう慣れたから別にいいけど」

男「……あうっ」ビクッビクッ

幼馴染「なに?変な声上げちゃって」

男「いや、あの、なんでも……あっ」ビクビク

幼馴染「というか、嫌でも視界に入ってくるんだけど…」

男「ご、ごめん……」

幼馴染「なんなの?私が陸に上がってきたから?」

男「いや、これは違くて…」

幼馴染「はいはい分かってますよ。私の体が目当てなんでしょ」

男「ごめん……」

幼馴染「いや、否定してよそこは」

男「……ふー、ふー」

幼馴染「鼻息荒すぎてキモイ」

男「………」

幼馴染「体が目当てならなんで襲わないの?」

男「いや、それは最低だなと思って…」

幼馴染「女の子騙して混浴温泉に連れくることも充分最低な行為に含まれるから」

男「で、でも、無理矢理連れてきたわけじゃないんだし、帰ればいいじゃん」

幼馴染「話を逸らそうとしないで」

男「ごめんなさい……」

男「んっ」ビクッビクッ

幼馴染「ねえ、それもう鬱陶しいから隠してよ」

男「み、見たことないわけじゃないんでしょ?」

幼馴染「微妙に誘導しようとするのやめて」

男「………」

幼馴染「というか恥ずかしくないの?そんなになってる所見られて」

男「幼馴染に見られると、興奮する…」

幼馴染「えっ、ちょっと…それは引く……」

男「だ、だって、幼馴染を見て我慢汁が止まらないくらい興奮してるんだよ……?」

幼馴染「それ以上喋らなくていいから、変態」

男「ごめん……」ビクビク

男「……ふー、ふー…」ビクビク

幼馴染「ちょっと、近寄りすぎ…」

男「………っ」

幼馴染「そろそろ帰らない?」

男「ま、待って!」

幼馴染「な、なに?」

男「そ、その…だ、抱きしめさせて!」

幼馴染「は、はあ!?」

男「お願い!幼馴染!」

幼馴染「ちょっと、いきなり何言い出すのよ!?」

男「だ、駄目……?」

幼馴染「駄目もなにも、なんで急に……」

男「お願い、我慢できない…抱き締めたい……」ビンビン

幼馴染「我慢できないって……どうせ抱き締めるだけじゃ止まらないんでしょ…」

男「………っ」

幼馴染「何か、言うことは?」

男「へ……?えっと…ごめんなさい……」

幼馴染「……アンタ、今日ここに何しに来たのよ」

男「えっと、それは……」

幼馴染「ハァ……もういいわ……」

男「じゃ、じゃあ…いくね……」

幼馴染「ふんっ……」

男「……あっ、すごい」ギュー

幼馴染「………」

男「幼馴染の体、すごい柔らかいよ……っ」ギュー

幼馴染「ちょっと、変なところ押し付けないで…」

男「幼馴染、幼馴染っ…」ギュウゥ

幼馴染「苦しいってば…」

男「ハァ、ハァ、ハァ……!」

男「ハァハァ…すっごい幸せ……」

幼馴染「最低」

男「もう離したくない…」

幼馴染「順番ってものがあるでしょ…」

男「うう…彼氏なんか作るなよぉ……」ギュー

幼馴染「は、はあ?何のこと?」

男「………っ」ナデナデ

幼馴染「ちょっと、嫌っ…お尻触るな……」

男「もっと触っていたいよ…こんないいお尻……」

幼馴染「やだ、調子に乗りすぎ…」

男「タオルめくって直接触っていい…?」

幼馴染「嫌、やめて…」

男「……んっ、ちゅっ」

幼馴染「ちょっ…やだっ……!」

男「んっ…幼馴染耳弱いの……?」

幼馴染「馬鹿、誰も舐めていいなんて言ってないでしょ……あっ」

男「お尻、撫でていいよね…」

幼馴染「んっ、あっ…やめっ……」

男「プニプニだあ」

幼馴染「……っ、はぁっ…」

男「誰にも渡したくないよ、幼馴染っ」

幼馴染「まだあんたのものでもないから…っ」

男「………っ」ギューー

幼馴染「暴走しすぎ…っ。何かあったの……?」

男「……んっ、れろっ」

幼馴染「ひぁっ…やだっ……」

男「…………っ」ギュウウゥ

幼馴染「ちょっと、苦しいっ。力抜いてってば…」

男「……イキそう」

幼馴染「……は?」

男「イキそう…イくっ……」

幼馴染「ちょっと、やだ!離して!」

男「幼馴染のお腹の肉、柔らかくて気持ちよくなっちゃって……」

幼馴染「なっ…私そんなに太ってないから!」

男「お願い、幼馴染っ…お腹で俺の射精受け止めてっ……」ギュー

幼馴染「………っ」

男「幼馴染っ、幼馴染っ……!」

ビューッビューッビュルッビュルッ

幼馴染「……ひぅっ」

男「あっ、あああっ、気持ちーっ……」

男「……………」

幼馴染「最低」

男「…………………」

幼馴染「気持ち悪いのを思いっきりお腹にかけて」

男「……………ごめん」

幼馴染「私じゃなかったら今頃警察のお世話になってるわよ」

男「……………」

幼馴染「……それで、なんのことよ」

男「……なにが?」

幼馴染「だから……男が言ってたじゃない…彼氏なんか作るなって…」

男「だって、あれは……」

幼馴染「ちゃんと説明して」

幼馴染「はあ~~~?」

男「え、違うの?」

幼馴染「違うわよ。イケメン君とはただ仲が良いだけ」

男「でも、そういう風にしか……」

幼馴染「色眼鏡で見過ぎ。とにかくそんなんじゃないから」

男「そっか……」

幼馴染「もっとも、向こうは本当はどう思ってるのかなんて知らないけど」

男「………!」

幼馴染「……ハァ、それでこんなことされちゃったんだ」

男「あの……?」

幼馴染「なんでもないわよ」

幼馴染「それで、何か言うことは?」

男「……ごめんなさい」

幼馴染「馬鹿」

男「………?」

幼馴染「……ハァ…タオル汚くなっちゃったし、外そうかな」パッ

男「………!!」ムクムク

幼馴染「なによ、こっち見ないで」

男「いや、でも、あの……」

幼馴染「なに」

男「す、すごく色っぽいです……」ビンビン

幼馴染「……ハァ」

男「毛生えてる…」

幼馴染「当たり前でしょ。もう子どもじゃないんだから」

男「もっとよく見せて……」

幼馴染「なに馬鹿なこと言ってるのよ。変態」

男「でも、隠さないんだね…」

幼馴染「あんただってその臭いのを放っておいてるじゃない」

男「これは…気持ちいいし……」

幼馴染「もう手に終えない……」

幼馴染「ねえ」

男「なに…?」

幼馴染「これでもまだ言うことはないわけ?」

男「えっと……ありがとうございます……?」

幼馴染「ああもう、死んじゃえば?」

男「ごめんなさいごめんなさい」

幼馴染「なんかだんだんイライラしてきた」

男「じゃあなんて言えばよかったんだよ…」

幼馴染「自分の胸に聞いて見れば?」

男「えっ?えっと…」

幼馴染「ふんっ……」

男「………」ジー

幼馴染「ガン見しすぎ…」

男「いや、でも胸大きくなったね…」

幼馴染「触りたい?」

男「えっ…!?」

幼馴染「嘘よ。誰が触らせるものですか。中学のときの二の舞よ」

男「だからあれは本当に悪かったって…」

幼馴染「どうだか」

男「………」ジー

幼馴染「…こんなものに現を抜かしてないで、早く言いなさいよ」

男「え?」

幼馴染「なんでもない」

幼馴染「………」サワサワ

男「お、幼馴染!何を…」

幼馴染「太もも撫でてるだけじゃない」

男「なんでこんな…やめっ……」

幼馴染「さっきは好き放題お尻を撫でたり揉んだりした癖に」

男「ごめん……」

幼馴染「ねえ、またここビクビクしてるけど」

男「それは…すごく興奮してるから……」

幼馴染「私に太もも撫でられると興奮しちゃうの?なんで?」

男「そ、それは……」

男「幼馴染…言葉はキツイけど優しいし……」

幼馴染「………」ナデナデ

男「見てるこっちまで元気になってくるし…」

幼馴染「それで……?」サワサワ

男「か、可愛いし……!」

男「というかめちゃくちゃタイプだし…いや、幼馴染みたいな人がタイプなのか…?」

幼馴染「だから……?」

男「だから、俺、俺……」

男「ごめん、我慢できない!」

幼馴染「は?え?」

男「もう一回抱き締めさせてっ!」

幼馴染「ちょ、ちょっとちょっと!ここまで来たのに…いやっ!」

男「幼馴染っ!」ギュー

幼馴染「もう、最低!ヘタレ!」

男「ああ、タオル無しで密着してる…気持ちいいっ……」

幼馴染「馬鹿…変態っ……」

男「幼馴染っ、幼馴染っ……」ギュー

幼馴染「……ハァ、もう無理…」

男「………っ」

幼馴染「男、私たちさぁ」

男「………?」

幼馴染「付き合おっか」

ビューッビューッビュルッビュルッ

幼馴染「えっ!ちょっと、いやっ!何なのよ!」

男「あっ!ああぁっ!幼馴染っ!」ビュルッビュクッ

男「……はぁ、はぁ…」

幼馴染「もう、最低…なんなのよ…」

男「ごめん…嬉しくて……」

幼馴染「白々しい」

男「え?」

幼馴染「あれだけ告白するチャンスをあげたのに、最後なんてすごいハードル下げてあげたのに」

男「え、いや、なんで告白のことを…」

幼馴染「とっくに気づいてるわよ。馬鹿」

男「いつからそのことを…」

幼馴染「彼氏の有無を聞かれたときの二回目」

男「け、結構最初の頃じゃん……」

幼馴染「ここが混浴温泉だって知ったときからなんとなくそんな気がしてたけどね」

男「………」

幼馴染「なのにいつまでも告白せずにエッチなことばっかしてきてさ」

男「ごめん…本当ごめん……」

幼馴染「ああもうお腹べちゃべちゃ。こんなに出しちゃって…」

男「………」カァァ

幼馴染「ところでさ」

男「ん?」

幼馴染「私はただ付き合ってあげるだけで、あんたのことなんかなんとも思ってないんだけど」

男「そ、そうなの…?」

幼馴染「そうなの、じゃなくて」

男「………?」

幼馴染「男は私のことをどう思ってくれてるの?」

男「………!」

幼馴染「……聞かせてよ」

………

男「温泉気持ちよかったね」

幼馴染「男が気持ちよかったのは温泉じゃないでしょ」

男「ご、ごめん……」

幼馴染「男は私のお腹に押し付けて気持ちよかったのかもしれないけど、私は全然なんだからね」

男「あ、じゃあ、その……」

幼馴染「なによ」

男「小学校のとき以来だけどさ、今夜うちに泊まってく……?」

幼馴染「………」

男「いや、嫌ならいいんだけど……」

幼馴染「……」

幼馴染「…………」コクン



いつも男が気持ち悪くなるから前みたいに男のセリフは省いた方がいいね

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