男「幼馴染が不良になった…」 幼馴染「おら、男! 金出せ!」(126)

男「ちょっと! 軽く鳩尾に入った!」ゲホゲホ

幼「あ、ごめん…」
  「じゃなくて、金出せー!」

男「もう、しょうがないな… はい」

幼「500円?」

男「それでお菓子でも買ってきなさい」

幼「ふざけんなー!」ゲシゲシ!

男「あのね…」

幼「何だよ!」

男「パンチってのは体重を乗せないと威力で無いよ?」

幼「え、そうなの?」

男「うん」

幼「じゃあ、教えて! パンチの仕方!」

男「…やっぱり軽い幼じゃ全然駄目だね」
  「大体、身長が全然無いし」

幼「ぐぬぬ…」

男「ほら、早く帰ろう? もう夕方だよ?」

幼「うるさーい! 私は不良になったんだ! 家には帰らない!」

男「はぁ…」

男「んで、幼の家は3軒隣でしょ?」

幼「そうだけど」

男「何で、僕の家についてくるの?」

幼「不良だから家には帰らないのだ! だから男の家に泊まる」

男「それは困ったのだ…」

男「ちょっと待って、片づけてくるよ」

幼「早くしてよね!」


男「ええと… この本はどこに隠そうかな…」

幼「あの棚の下は?」

男「そこいいね」
  「ん…?」

男「うわ!」

幼「何?」

男「ちょっと、片づけ中なのに!」

幼「だって遅いんだもん」

男「だってじゃないよ!」

幼「何よ、エッチな本位、不良の私には…」ペラ
  「…!?」///

男「あー…」

男「ほら、返して…」ヒョイ

幼「あ…」

男「幼にはまだ早いよ」

幼「むぅ…」


男(早めに電話しておくか…)
  「幼、何食べたい?」

幼「ハンバーグ!」

男「却下」

幼「何で!?」

男「肉は買い置きが無い」
  「野菜炒めか、肉無しカレーね」

幼「じゃあ、カレーが良い」

男「はいはい」

男「ええと、幼の家の番号は…」ピピピ
  『あ、もしもし』

幼母『もしもし』

男『幼のお母さんですか?』
  『今幼が僕の家にいるんですが…』

幼母『ああ、やっぱり男君の家だったんだ』

男『やっぱり?』

幼母『あの子と今朝ケンカしちゃってね』

男『はぁ』

幼母『家出するって言って学校に行っちゃったの』

男『それで?』

幼母『それで、たまたま夕方男君の家に一緒に入っていくの見かけてね』

男『ふむふむ』

幼母『まぁ、男君なら大丈夫かなって思って』

男『へぇ…』

幼「男ー? 誰と電話してるの?」

男『あの、少しは心配をした方が…』

幼母『良いのよ、あの子言い出したら聞かないから』

男『そろそろ幼が怪しんでるので… では』

幼母『あらあら、ふふ たまには遊びに来てね、男君 じゃあね』

幼「男ー?」トテトテ

男「何でもないよ」
  「それより、野菜の皮むき終わった?」

幼「終わったー!」

男「じゃあ、交代だね」

幼「うん!」
  「カレー! カレー!」

男(やっぱり幼は子供だね)
  「ええと、カレーのルーは… あれ?」
  「買ってなかったか…」

男「幼、ちょっとカレーのルーを買いに行ってくるよ」

幼「えー… どこに買いに行くの?」

男「コンビニだけど?」

幼「じゃあ、一緒に行く」

男「ん、寒いから無理しなくていいよ?」

幼「行くの!」ゲシゲシ

男「はいはい分かったからその肩叩き止めて」

幼「しょうがないじゃん! 頭で手が届かないんだから!」

男(全く… わがままになったもんだ)

幼「ふんふーん♪」
  「夜に出歩くと不良みたいだね!」

男「え? そうかな?」

幼「そうだよ 不良にまた一歩近づいた」

男「僕は普通の幼が好きだけどなぁ」

幼「え?」

男「… 何でもないよー」

>>25
×頭で
○頭に

男「余計なものは買わないからね」

幼「分かってるよ」

男「本当かな…」


コンビニ前

不良1「でさ、その女が…」

不良2「マジかよ」ゲラゲラ

不良3「ありえねー」ゲラゲラ


男(あー… 変なのいるな…)

幼「…」クイ

男(あーあ… 幼、ビビっちゃってるよ…)

不良1「…」ジー

男(無視無視…)ソサクサ

幼「…」グッ

男(この手は目線を合わせるだけでも厄介だからなぁ…)

男「ええと… カレーカレー…」
  「幼、甘口が良い? 中辛?」

男「あれ? 幼? どこに行った?」

男「幼、幼ー?」

幼「男…」クイ

男「あ、いた どうしたの?」

幼「お菓子…」

男「ん?」

幼「お菓子買って…」

男「ダメ」

店員「524円になります」

男「はい、ちょうど…」
  「幼、まだぶぅ垂れてんの?」

幼「…ぶぅ」

男「あ、レシートは良いです」

店員「ありがとうございました」

幼「お菓子…」

男「もう… ジュース買ったんだから我慢してよ」

幼「ぶぅ…」

店員(仲のいい兄妹だ…)

男「…」

幼「…」ゲシゲシ…

男「ちょっと… 地味に痛いんですけど…」

幼「うるさーい!」
  「!? ひゃ」ツルッ!

───ドン!

幼「ご、ごめんなさい…」

不良1「…あ?」ピキ

幼「…!」

男「あ…」

不良2「ちょっと、お嬢ちゃん」グイ

幼「…!」ビク

男「あ、ごめんなさいね」
  「後で、きつく叱っておきますから」ヘラヘラ

不良3「ごめんじゃすまねぇよな? お兄さん?」

男「はいはい、ごめんなさいね…」ペコ
  「ほら、行くよ幼」グイ

幼「…」カタカタ

不良1「あぁ!? 謝る態度じゃねぇよな?」
   「面貸せや!」

男(…幼)ボソボソ

幼「…?」

男(俺が合図したら、さっきのコンビニにダッシュだ 良いね)ボソボソ

幼「…でも」

男(いいからダッシュ…)ボソ

不良1「オラ! 来いや!」グイ

男「良し! いまだ!」

幼「…」ダッ!

男「…良し、成功」

不良2「あ!」

不良1「放っとけ、お前と違ってガキには興味ねぇ」

不良2「…ちっ」

不良3「とにかく覚悟出来てるよな? お兄さん」

男「あらー… マズイかも」

ごめん、ちょっと飽きてきた

続きは>>70が!

俺は寝るから誰か頼んだ

おまわりさん「こらーお前たち何をしているー」

不良1「…ちっ、行こうぜ」

不良2「命拾いしたなぁお兄ちゃん?」

おまわりさん「まちなさいー」

男「……助かった」



でいいの?

男「待たせたな」

幼「……」ギュッ

男「あー……ごめんな。怖かったか」ナデナデ

幼「……お菓子」

男「特別だぞ」

幼「……うん」

男「これに懲りたら、もう不良になったなんて馬鹿げたこと言うなよ?」

幼「懲りてない…」

男「嘘つけ。さっき涙目だったぞ」

幼「…ふん」

男「否定はしないのな」

幼「……うるさい」

男(こりゃ相当まいってるな)

幼「お菓子…食べる」

男「ダーメ」ヒョイ

幼「あっ……返してよぅ」

男「お菓子は飯の後な。普通はいけないけども」

幼「チョコー…今食べるの…」

男「……家帰って、カレー食って元気出たらな」

幼「……超元気だし」

男「嘘つけ」

男「ただいまー」

幼「…おかえり」

男「ここは俺の家だ」

幼「…うるさい」

男「はぁ……とりあえず、お前はその辺に座って待ってろ。あとはルー入れれば完成だから」

幼「…うん」

男「わかったなら襟掴むのやめろ」

幼「…やだ」

男「……じゃあせめて抱きついてくれ。手が封じられたんじゃ何もできないんだ」

幼「…しょうがないなぁ」

男「ありがと」

幼「うーん」スリスリ

男「歩きづれぇ」

男「ご飯炊いておいてよかったわ」

幼「そだね」

男「さて、ルーをポチャンと…」

幼「とうにゅー」

男「少しは元気が出てきたかな?」

幼「ずっと元気だったし」

男「はいはい」

幼「早く食べたいなー」

男「そうだな」

男「……さて、もういいかな」

幼「もう…限界…」グー

男「なーんでこんなに食い意地はってんのに小さいんだろ」

幼「うるさい…」

男「ごめんごめん。盛り付けるから、席について待ってろ」

幼「はーい」

男「いただきまーす」

幼「いただきまーす」

男「…うん、普通に美味い」

幼「むぐっ」

男「どうした?」

幼「ちょっと辛くない…?」

男「あれ、お前中辛ダメだったっけ」

幼「うぅ…」

男「…困ったなぁ」

男「ちょっと待ってろ」

幼「うん」


男「…どうすっかなー。今から味を変えられるか?」

男「…牛乳でも入れてみるか…」

男「…甘っ」

男「うん、これならいけそうだ」

幼「まーだー?」

男「今行くー」


幼「おおぅ!美味しい!」

男「よりゃ良かった」

幼「うーん!美味しい!おかわり!」

男「早いな…ちょっと待ってろ」

幼「了解!」

男「食った食った」

幼「もうお腹いっぱい…」

男「…えーっと、今日泊まってくんだよな?」

幼「うん!なんたって不良だからね!」

男「不良って異性の家によく泊まるもんなのか…初めて知った」

幼「ふっふっ…また一つ大人になったね」

男「わーいうれしいなー」

幼「えへへへ…そんなに褒めないでよ…」

男「幼すごーい」

男「さて、風呂なわけだが」

幼「男ー、一緒に入ろう!」

男「………おう」

幼「一緒に入るのいつ以来だろう?楽しみだなー!」

男「おう」

幼「…男?どうしたの?」

男「おう」

幼「?」

幼「うひゃぁ…気持ちいい…」

男「……」ジー

幼「な、なにかな?そんなに見られると恥ずかしいよぅ…」

男(身長以外あまり変わってねぇ…)

幼「あ!も、もしかして男…さっきのエッチな本に載ってたことするつもりなんじゃ……」

男「5年早いわ!」

男「いや、5年経っても無理なものは無理か」

幼「な、なにが!?」

男「実は俺、胸の大きい女性が好きなんだ」

幼「なななな何を言ってるんだね君は!」

男「なんだよ。不良ならこれぐらいの下ネタ、余裕だろ?」

幼「!あ、当たり前だよ!どんとこい!」

男「……ほう」

男「俺はね、オッパイってのはただ大きいだけじゃなくて形とか弾力とか云々」

幼「お、おう!」

男「あと男性といったら女体のどの部位が好きかって質問に云々」

幼「おう…」

男「大体は胸ってこたえるだろうが、俺はやっぱり脚だね、ふくらはぎ云々」

幼「お…」

男「くびれとかも美しいよね。エロいってのもあるけどあの造形美云々」

幼「……」ブクブク

男「髪の毛もただ単にストレートじゃなくてもっとこうふわっとしてるほうがいいし、俺、実は幼が好き云々」

幼「きゅう…」

男「気絶しおった」

幼「おっぱいぃ……太モモ……変態ぃ…」

男「誰が変態だこのやろう」

幼「熱いー…」

男「ったくよぉ…やっぱりダメじゃねぇか」

幼「うーん…うーん」

男「うちわどこにやったかな」

幼「…はぁ…はぁ…」

男「早いとこ冷やさないと」

幼「……うーん…男ぉ…?」

男「お、やっと起きたか」

幼「あれ…?私どうして…」

男「……お前はな、風呂に入ってるときに石鹸で足を滑らして転んだんだ」

幼「そうだったかなぁ…」

男「そうだったんだよ。全くドジにも程があるわ」

幼「ごめん…」

男「ほら、さっさと寝るぞ。明日も学校だろ」

幼「やだぁー!不良だから夜更かしするのー!」

男「寝ない子は鬼に来てさらわれちゃうんだぞ」

幼「ふん!そんなことに騙されるもんですか!鬼なんているわけ…」

男「あっ」

幼「!な、何?」ビクッ

男「う、後ろ…」

幼「ひぇっ!?う、後ろが何!?」

幼「なに…?怖いよ…怖いよぅ男……」

男「……ぷっ」

幼「ふぇ?」

男「はは…あはははは!だま…騙されてやんの!あはははは!!」

幼「え?ええ?」

男「何もないよ。鬼も全部嘘。はははゴメンな、騙して」

幼「う、嘘?う、う、うわぁぁぁぁん!」

男「おうふ」

幼「怖かった…こわかったんだからぁぁ!!」

男「ごめんごめん」

幼「罰として一緒に寝ろ」

男「やーだよ」

幼「……」グスッ

男「ほら、一緒に寝よう」

幼「……」ゴソゴソ

男「ちょっ、くっつきすぎ」

幼「罰」ギュウゥゥゥ

男「俺は抱き枕じゃねぇぞ」

幼「うぅ…ん」スリスリ

男「まだ起きてるか?」

幼「うん」

男「明日、学校終わったら帰れよ」

幼「…やだ」

男「やだじゃありません。ここはお前の家じゃないんだぞ」

幼「…不良だから関係ないもん」

男「アホ。不良だって帰る家ぐらいあるわ」

幼「私にとってはここが帰る家なの」

男「じゃあ俺がお前に家に住もうかな」

幼「!?」

男「そしたらお前は1人でこの家を使えるぜ?」

幼「…そんなのやだ」

男「なんでだよ」

幼「…男がいないと、やだ」

男「そっか」

幼「…ずっとずっと一緒にいるんだから」

男「それはもっと大きくなってからな」

幼「……」

男「近い将来、一緒に暮らせるようになるんだから、今ぐらい我慢しろ。な?」

幼「…近い将来ってどのぐらい?」

男「5~6年ぐらいかな」

幼「…やだ。長い」

男「これでも短い方だぞ?」

幼「……やだものはやなんだもん」

男「わがままだなぁ」

幼「不良だから」

男「…そうか。不良なら仕方ないか」

幼「そう、仕方ない」

男「でも、明日は帰るんだ。一緒に行ってやるから、お母さんと仲直りしろ」

幼「……ほんと?」

男「本当さ。俺が今まで嘘ついたことあったか?」

幼「…割とたくさん」

男「………」

男「とにかくだ、不良だの家出だのはこれでおしまい」

男「今からいつもの小動物可愛い幼に戻る」

幼「……戻る」

男「戻る」

幼「…戻った」

男「偉いぞ。ご褒美だ」ナデナデ

幼「えへへ…気持ちいい」

男「さぁ、もう寝よう」

幼「うん…またさ、お泊りしてもいい…?」

男「もちろん」

幼「男ぉ…大好き……」スゥスゥ

男「…寝言か。俺だって大好きだよ馬鹿やろう」

幼「……えへへ」

男「ニヤけてらぁ……全く、可愛いやつめ」

幼「…おとこぉ……」スゥスゥ

男「……お休み。幼」






おしまい

もうダメ寝る
>>1の書いたものとかなり違っちゃってごめん

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