雪女「今夜は積もりそうね…」(160)

雪女「こんな日は人里に下りて、男の生を吸い取ってやろうかしら。フフ、命もだけど…」

サクサク…





雪女「…ふう、やっと着いた」

雪女「街中もかなり降っているわね…さて…」

サクサク

雪女「手近なところで探しましょうかね。ちょうどこの辺は若者が多く住んでいたはず…」



はい

>>1
ごめん
生→精
いきなり訂正ごめん

●ヽ( ・ω・`)ノ●
 ●ヽ(・ω・`)ノ●
  ●(ω・`ノ●
   (・`● )

   (●  )ノ●
  ●ヽ(   )ノ●
  ●(  ´)ノ●
   ( ´ノ●

   ( ノ● )
   ●´・ω)
  ●ヽ( ・ω・)●
 ●ヽ( ・ω・`)ノ●
 ●ヽ(・ω・`)ノ●
  ●(ω・`ノ●

   (・`ノ● )
   (●  )ノ●
  ●ヽ(  ´)ノ●
  ●(  ´)ノ●
   ( ´ノ●

   ( ノ● )
   ●´・ω)
  ●ヽ( ・ω・)●
 ●ヽ( ・ω・`)ノ④

はい

つららかゆきめどっちで脳内再生すればいいんだ

雪女ってそんなサキュバス染みたことするの?

レティさんに精すわれたいお

雪女「…このアパートにしようかしら。部屋は…」

雪女「…あの部屋がいいわね」

雪女「ベランダに見える洗濯物は男物。取り込んでないのはだらしがないけど…」

雪女「この深夜でも明かりがついてる、ということは一人暮らし。フフ、条件は完璧ね…」

コツ…コツ…

ピンポーン

雪女「あのう、夜分にすみません」

??「………は、はい……?」

雪女「わたし、遠くの街から来たものですが…。わけあって、今晩休むところがなくて…」

??「…は、はあ…」

雪女「あのう、不躾なのは承知です。どうか一晩、泊めていただけないでしょうか…?」

??「………あ、あの……」

雪女(フフ、早く開けなさい…私の美貌を見たら、泊めずにはいられないわ)

期待

雪女=ゆきめのイメージが強すぎる

??「………」

ガチャ

雪女「あの、どうか一晩…ひっ!?」

??「な、なんですか?」

雪女「あ、あなた、顔色が悪いですよ?」

男「ずずっ…はは、風邪をひいてしまっていて……。あの、外は、寒いでしょう?どうぞ中へ」

雪女「……えっ あ! は、はい、お邪魔します……」

男「じゃ、コレ、スペアキーです」

雪女「え?」

男「風邪うつしちゃうとまずいんで、ボク、ファミレスにでも行ってます。では、明日の朝」

雪女「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

雪女ってどうしてこう魅力的なんだろうか

男「なんですか?」

雪女「なんですかって…あなた何を考えてるんですか?」

男「え?」

雪女「見ず知らずの女を家にあげて、一人にして、外で夜を明かす?しかも風邪気味で?」

男「はあ」ゴホッ

雪女「不用心にもほどがあります!早く奥へ!」グイ

男「えっ」ズルズルズル

雪女「綺麗な部屋ですね…」

男「……は、はは、どうも……」

雪女「…」じー…

男「…………う……あ、あの、宿を借りたいんでしたら、そこのベッド、使ってください」

雪女「え? あ、ああ、どうも…って、あなたはどこで寝るんですか?」

男「ボクは床でいいです。女の人が体冷やしちゃだめですよ、早く温まってください……」ごろり

雪女「だ、だめでしょう!あなた体調が悪いんだから、あなたこそベッドを…」

男「ボクは、大丈夫ですから…」

雪女「だめです!どうしてもというなら、一緒に寝ましょう!」

男「え!? だ、ダメですよ……!」

雪女「ダメです!ほっぺたも赤いし、クマもできてる!きちんと温かくして寝なきゃだめです!」

男「あの…」

雪女「ベッドに入りなさい!」

男「は、はい!」

いいね

雪女「電気消しますよ」パチ

モゾモゾ

男「あ、あの、本気で一緒に寝るんですか……?」

雪女「嫌なら、私が床に寝ます。どうして背を向けたままなんですか?」

男「………当たり前です……」

雪女「……泊めてくれてありがとうございます」

男「え? いえ……。おやすみなさい……」

雪女「あ……おやすみなさい」

雪女(……今夜は襲うのは無理ね……)

雪女(でも、この男体調が悪そうだし、仕方ないわね)

雪女(……それにしても変わった男……)

男「ゴホ………………グス」

雪女(……わたし、何しに来たんだろう)





男「…すぅ…すぅ…」

雪女(……)

男「……グスッ……」

雪女(……?)

男「ひっく……ゲホッ」

雪女(この人……泣いてる……?)



男(………眩しい)むくり

ポト

男(……濡れタオル)

男(……よく……眠れた気がする)ゲホッ

男「…あ!?」

男「……いない」

男「……行ったんだろうか……」

ジュゥゥゥゥ……

男「……ん?台所の方から……」

ガチャ

雪女「あ、目が覚めたんですね。おはようございます」

男「……あの?」

雪女「あの、風邪の時の食べ物ってよくわからないんですけど……」トン

男「いや、その」

雪女「フレンチトーストと雪見だいふく、どっち食べます?」

男「」

この雪女は火を使えるタイプなのか

雪女「冷蔵庫には何も入ってなかったので、近くのスーパーで買ったんです」

男「す、すみません……」

雪女「いえ、泊めてもらったお礼というか」

男「……いえ、ボクの方こそ何もしていないのに……」

雪女「ところで、どっちにします?」

男「あ…じゃあ、雪見だいふくで……」

雪女「///」クネクネ

男「な、なんですか!?」

雪女「はっ! な、なんでもないです…どうぞ」

ちょっと雪女探してくるわ

モグモグ…

男「……ごちそうさまです」

雪女「え?1つでいいんですか?」

男「食欲あまりなくて…ごめんなさい」

雪女「……何かあったんですか?」

男「え?」

雪女「寝ているとき、少し……泣いていました」

男「ボクが…ですか?」

雪女「はい」

男「……なんでもないんです」

雪女「……」

男「これからどこかに向かわれるんですか?」

雪女「え? は、はい。無事に夜が明かせたので……」

男「……お気をつけてくださいね。気を遣わせてすみませんでした」

雪女「う……はい」

男「……ゴホ」

雪女「……」

男「玄関まで見送ります」

玄関

男「では、その……さよなら」にこ

雪女「あ……」

男「……」

雪女「……さよなら。お大事にして……ください」

バタン

雪女「……」トボトボ

男「」……ぺたん

男「グス……ごほっ」

男「……うぅ……ぐす」ぎゅう

雪女「……わたし、何しに里に来たんだろう……」

雪女「……精力吸うどころじゃなかったな…なんで看病なんか……」

雪女「……」

雪女(……不思議な人だったなぁ)

……しゅん…

雪女「……山に帰ろう……」

サクサク……

最初と口調変わりすぎワロタ





男「ゴホっ」

男「……昼寝から覚めたらもう夜ですか、そうですか……」

男「……いや、時間なんてどうでもいか」ゲホゲホ

男(そうだ、もう何も。どうでもいいや……)

男(……)

男(しかし不、思議な女の人だったなぁ……いきなり来て、看病って……)

男「ゲホ」

男「…………うぅ」

男「……クソぉ……」グス

男「…………ぉ」ぎゅう

男「…………」

ピンポーン

男「!」

ガチャ……

雪女「あ……」

男「……」ぐし

雪女「…ごめんなさい……」

男「……」

雪女「……」しゅん

男「……あの……雪も降ってますし、どうぞ」

雪女「……ごめんなさい……」

男「……ゲホ……」スタスタ

雪女「……」ス…

バタン

男「…」

雪女「……」

雪女「ご、ごはん……」

男「え?」

雪女「ごはん食べましたか?」

男「いや、食べて……ないです……」

雪女「食べなくちゃ、治らないです……」

男「……」

雪女「食べなくちゃ治らないです!」

男「」

雪女「なんで泣いてるんですか?」

男「……」

雪女「何か言ってください!」

男「………なんで……俺にかまうんですか?」

雪女「あなたを見てると不安になるんです。今にも消えてしまいそうな、そんな雰囲気なんです、あなた」

男「……ゲホ」

雪女「放っておけるわけがないです……お願いです、なんで泣いていたんですか?」

男「……一身上の都合で……」

雪女「……」

男「……」

雪女「………ふふ」クス

男「……」

雪女「やっとひとつだけ、答えてくれましたね」

男「……」

雪女「あ……気分を害しましたか?」

男「……ぅ」

雪女「え?」

男「い、いや……」

雪女「それで、その。ごはん……」

男「……食欲がないのは本当なんです」

雪女「でも、それでも食べないと……」

男「……」

雪女「……」

雪女「お願い、食べて……?おかゆでもなんでも、好きなものをつくりますから」

男「なんで……そこまで」

雪女「放っておけないからです」

男「……」

雪女「……」

男「………あの」

雪女「はい」

男「あの、おかゆが……食べたいです……」

雪女「……はい」ニコ

男「……ごちそうさまでした」

雪女「もういいんですか?」

男「はい…本当にこれ以上は」

雪女「……もしかして、しばらく食事をとってませんでした?」

男「……」

雪女「冷蔵庫には何もないし、その体調ですし…。何日くらい食べてないんですか?」

男「……6、7日くらいです。たいしたことは……」

雪女「そんなに食べていないんですか!?今は冬です、熱源になるものを摂らないと本当に危ないんですよ!」

男「……はい」

雪女「……決めました」

もつこり

男「何をですか……?」

雪女「あなたの体調が良くなって、モリモリ食べるようになるまで、ここに泊めてもらいます!」

男「……」

雪女「いいですね」

男「……ん!?」

雪女「……」

男「あ、いや……その。意味が、ちょっと」

雪女「不束者ですがよろしくお願いします」

男「ッ」

雪女「」にこ

霞を食って生きているのか





雪女「できました」スッ

男「……ありがとう」

雪女「熱くはないと思いますが、気を付けて…」

男「…」ぱく……ゴク

雪女「……」

男「…おいしいです。そんなに見つめなくても大丈夫ですよ」ゲホ

雪女「……」にこっ

男「……ごちそうさまでした」

雪女「もういいんですか?」

男「はい…本当にこれ以上は」

雪女「……もしかして、しばらく食事をとってませんでした?」

男「……」

雪女「冷蔵庫には何もないし、その体調ですし…。何日くらい食べてないんですか?」

男「……6、7日くらいです。たいしたことは……」

雪女「そんなに食べていないんですか!?今は冬です、熱源になるものを摂らないと本当に危ないんですよ!」

男「……はい」

雪女「……決めました」

支援

ちょっと同じ文章を投稿してましたねすみません
目を覚ますために外の雪にダイブしてきます

保守

>>45
お前が風邪ひくぞ

さみい
服が濡れるの嫌だから裸で行った
さみい
体拭いたら再開する
さみい

雪女に膝枕してもらいながら凍死したい

男「何をですか……?」

雪女「あなたの体調が良くなって、モリモリ食べるようになるまで、ここに泊めてもらいます!」

男「……」

雪女「いいですね」

男「……ん!?」

雪女「……」

男「あ、いや……その。意味が、ちょっと」

雪女「不束者ですがよろしくお願いします」

男「ッ」

雪女「」にこ

ジャー…ガシャガシャ

男「あの、本…ゲホッ。本気ですか……?」

雪女「寝ていなさい。直す気あるんですか」

男「ボクが食べたものだし、洗い物くらい…」

雪女「…」じぃっ

男「うっ…」

雪女「フゥッ」

ヒュオオオオオォォォォ……

男「ウっ!?きゅ、急に冷気が…」ゾゾゾゾゾゾ

雪女「ほら、そんなに震えているじゃないですか。布団に入っていてください」

男「……く、す、すみません……」ガタガタ

雪女「大丈夫ですよ。あ、洗い物が終わったらタオル持っていきますから…収納はどこですか?」

男「……あっちの部屋のクローゼットです…」

雪女「わかりました」

モゾモゾ

男「うう…寒い……」

男「……」

男(本当に何者なんだろう…あの人)

男(……)

男「……グスッ」

雪女「洗い物終わりましたよ」

男「ありがとうございます」ゴロ

雪女「では、服を脱いでください」

男「……何を……ずび」

雪女「何をって…体を拭くんです。その体調ではお風呂も入れないでしょうし」

ギュウ…ポタポタ

雪女「お湯を絞っただけのタオルですが、我慢してくださいね」

男「あの、さすがにそれはまずいんじゃ……ッ」

雪女「はーい、脱いでくださいね」

男「ま……まっ……!」

雪女「ふっ!!!」ぐい

男「ちょっ……アッーーーーー!!!」

ゴシゴシ

男(……パンツの中だけは守れた…)

雪女「さっぱりできました?」

男(でも……それ以外全部見られた……女の人に……)メソメソ

雪女「あ! つ、冷たかったですか!?」

雪女(無意識に冷やしちゃった!?)

男「い、いえ。すごくさっぱりしました。ありがとうございます。気持ちよかった」

雪女「……///」

男「……あの……?」ゴホ

支援

>>48
バカ?

こ、これは支援とかじゃないんだからねっ
あんたがあんまりバカだから(ry

雪女「あ、な、なんでも!そ、そういえばシャワー借りても…」

男「いいですよ。タオルは自由に使ってください」

雪女「ありがとうございます。ちゃんと寝てるんですよ」スクッ

スタスタ…パタン

男「…はー」ゴロ…

男「………」

男「………」

男「………シャワー!!?」がばっ

俺「シャワー!!?」ムクッ

シャアアアア……

男「うっ……急に動くと頭痛がする……」ぱた

男「……はーっ……」

男(しかしなんなんだろうあの人……)

男(深夜にいきなり現れて、泊めろって…しかも看病って)

男(いきなり宿泊の許可するあたり、俺も相当まいってるのかな……)

男(でも、おもしろい人だな……。優しいというか、少しズレてるというか)

男(今のぼくには、ありがたいんだろうか…)

男「………ふふ」

男(……あ……?)

男(……今、笑った…?…ボクが?)

男(……久しぶりに、笑った気がする……)

支援

シャアアアア……

雪女「ふう……温かい……湯というのはやはりいいわ」

ゴシゴシ…

雪女「…座って体を洗えるものが欲しいわね……椅子みたいな……」

雪女「あっ! そうだ」

雪女「ふっ」カキーン

雪女「……これに座れば………」ぺた…ヒンヤリッ

雪女「つ、つべたい!無理よこんなの!」

雪女「氷は平気だけど、温かい風呂でこれに座るのは嫌だわ。……お湯で融かそう」

雪女「……結局立ち洗いね…」ゴシゴシ…

雪女「……」

雪女(……お湯で胸が融けたり……しないわよね?私の体、氷じゃないし…)ドキドキ

よいぞ
雪女が溶けてしまうなんてそんな悲しい話許さぬ

雪女「ふぅ…いい湯でした…」トテトテ

ガチャ

雪女「……あら?」

男「すぅ……」

雪女「よかった、泣いてない……」

雪女「……」ぺた

雪女(額のタオル…もう温いわね)

雪女「ふー…」

ヒンヤリ

雪女(これで良し。ドライヤー借りますね。起こすと悪いから、向こうで乾かそう)トテトテ

雪女(よし、寝る準備完了)

雪女(電気を消して…)パチ

モゾモゾ

男「すぅ…」

雪女(まだ私には背中を向けたままか…元気になったら、こっちを向いてくれるといいのだけど)(

雪女(とりあえず今日は…おやす…ん?)

ピカピカ

雪女(メール…誰かしら)パカ

雪女(……えーと……3件も)

雪女(ゆきめちゃん!それにつららちゃん、レイラちゃん。……元気にしてるかしら…)

雪女(メールは明日の楽しみにして……もう寝よう)パタ

雪女(おやすみなさい……えっと…)

雪女(………あれ?な、名前聞いてない!?)

携帯持ってんの?
アドレス交換しようぜ

携帯持ってる雪女

今手元に絶対霊域があるのは如何な偶然か。

男「……」むくり

雪女「すぅすぅ…」

男「……泣かなかった……気がする……慣れたのかな……。………いや……」

雪女「すぅすぅ…」

男「……」じー…

雪女「ん……すぅ…」

男「……」

さら……

雪女「! ふぁ!?」キョロキョロ

男「うわ!?」

雪女「え? …え?」

男「……あ、あの…おはようございます」

雪女「……? ………おはようございます……」ペコ

男「……」

雪女「……」

男「……」コツ

雪女「……?どうしたんですか?おでこなんか当ててきて……」

男「え?あっ いえ!すみません……」

雪女「……?」

男(ついクセで…やってしまった……)アセアセ

雪女「…そういえば、名前…」ぽけー

男「え?」

雪女「名前、あなたの……聞いて、ないです……」

男「あ。そういえば…。ボクは、男といいます」

雪女「男さん……」ゆらゆら

男「キミ…いや、あなたは?」

雪女「わたしは…。私は…」はっ

男「わたしは?」

雪女「その…えっと、ユキ、っていいます」

男「ユキさん」

雪女「はい」

男「……」フイ

雪女「どうしました?」

男「…照れます」

雪女「……えへへ///」

支援

おう

雪女「顔色、よくなりましたね」

男「はい。寝ている間もタオルを取り換えてもらったおかげです」

雪女「起きてたんですか?」

男「なんとなく、そんな気がしたんです」

雪女「そうですか…」

男「それと…その言葉づかい、やめていいですよ」

雪女「えっ?」

男「少し話難いでしょう。普段はそういう言葉づかいではないんじゃ?」

雪女「なぜ…」

男「人に接するアルバイトをしていたので。耳障りでそう思ったんです」

雪女「でも」

男「……大丈夫ですよ。もちろん、そのままでもいいです」

雪女「…はい。じゃあ、そのうち…。あなたも、男さんも。敬語じゃなくていいので」

男「……うん。ありがとう」にこ

俺「えへへ///」

男「風邪は良くなったみたいだから…今日は何かしますか?」

雪女「無理はしちゃだめ…」

男「本当に、大丈夫」

雪女「……じゃあ、買い物に行きたい…。その、服が全然無いから…」

男「わかりました」

テクテク

雪女「大丈夫?」

男「ええ、なんとも。で、どんな服を買うんですか?」

雪女「上着を数枚と、あの…」

男「?」

雪女「下着を買おうかなって、思ってて…」

男「………」

雪女「……」

男「……///」

雪女「あっ! ち、違うの! 変な意味じゃなくて…無いから買おうとしてるの!」

男「ない…!?」もわもわ

雪女「い、今はつけてるもん!い、いや…ああもう!」

男「………」ぱたり

支援

雪女「だ、大丈夫?」

男「んー…ティッシュありがとう…」ずぽっ

雪女「あ、上を向いちゃだめよ…血が溜まるから」

男「へー…そうなんですか」

雪女(興奮で鼻血出す人、本当にいるのね…)

男「じゃあ、このまま行きましょうか」ス

雪女「へ」

男「下着屋さん。ティッシュありならついていけます。血液量が心配だけど」

雪女「鼻抑えながら行くの!?」

雪女(本当に大丈夫かしら…?)

着物じゃないだと・・・

おう

雪女「……というわけで、上下セットで下着が何枚か欲しいんですが…」

店員「ではサイズを…」

男「…ッ外で待ってます!」

雪女「あ…色とか聞こうと思ったのに…」ぷくー

店員「うふふ」





店員「お客様のサイズは……ですね」

雪女(前より少しだけ成長したかな…?)

店員「こちらのコーナーがお薦めで、色は…で、こちらが…」

雪女(2着も買えばいいかしら…。あ、この薄い青のかわいい…)

きっとスパッツなんだよ! きっとそうなんだよ!

書き溜め切れたすまない 全力で書く


ところでお前らブラは何色が好きだ?俺は淡い色のが可愛いと思う

スカイブルーのぶらじゃ!

可愛いピンク

>>84
週末の夜空けとけよ、飲みに行くぞ

店員「ありがとうございましたー」ニッコリ

雪女(3着も買ってしまった…)

雪女「男くん大丈夫かな。どこだろ…?」キョロキョロ

男「…」ぽけー

雪女「あっ いたいた!ごめんね男くん、お待たせ…」タタタッ

男「…」ぽけー

雪女「男くん、どうし…」

男「…」ぽけー

雪女「……何か…見てる?」キョロ

雪女(…あれ?)

男児「あはははー!」

女児「まってーおにーちゃん!」トテトテ

男児「はやくいこう!おいてくよ!妹!」

女児「まってー!」トテトテ

男児「…しょうがないなー」ぎゅ

女児「わあ」

男児「いこっ」

女児「うん!」テテテ…


雪女(…………)

男「……ごめんな……妹…」グス

雪女「……」

男「………」ぺたん

雪女「……男くん」とんとん

男「え?あ…」

雪女「待たせてごめんね」

男「いや…今終わったところですか?」

雪女「……うん」

男「次の買い物、行きましょうか」スクッ

雪女「ううん。……帰ろう?」

男「え?いや、でも。服も買いたいんじゃ…」

雪女「帰ろう?」ぎゅ…

男「……わかりました」にこ

にこにこ

男「まだ降りますね…雪」

雪女「そうね…」

サクサク

男「…今日は何食べます?」

雪女「あら、作ってくれるの?」

男「一緒につくります…」

雪女「うふふ」

うふふ

雪女「ただいま」

男「おかえりなさい。とはいっても、一緒の帰宅ですけど」

雪女「ふふ」

男「なんですか?」

雪女「なんでもないわ」

男「…?」

雪女「さて、ご飯にしましょうか。男くんは寝てて…まだ治りかけよ」

男「いえ、あまり食べられない分…せめて調理は一緒に」

雪女「…お願いだから。無理は、してほしくないの」

男「……わかりました」

ガチャ…バタン





男「ごちそうさまでした。美味しかった」

雪女「…相変わらず食が細いのね…」

男「うん…ごめんなさい…」

雪女「いえ、いいの。ところで、今日はお風呂は入れる?」

男「頭痛もないので、大丈夫です」

雪女「そう、良かった。先に入ってくれる?」

男「いえ、ユキさんが先に入ってください。食器はボクが洗います」

雪女「でも…」

男「ボクは、大丈夫だから」

雪女「…ありがとう」


ジャー…ゴシゴシ

男(ありがとうは…ボクが言う言葉だ)

支援





雪女「あがったわよ」

男「わかりました。じゃあボクもシャワー浴びます」





シャアアア…キュ…

男「ふぅ、すっきりした…」





ガラッ

男「あがりましたよ、ユキさん」

雪女「くー…くー…」

男「あれ…寝ちゃった…か」

男「…髪乾かしてこよう」スタスタ…

バタン

雪女「…」むくり

雪女(意味なく寝たふりしちゃった…)

雪女(………しかし…)パカ

雪女(ゆきめちゃん達からのこのメール…本当かしら)

雪女(人間と一緒に楽しく生活してるって…本当にできるの…?)

雪女(……できるなら、私も……)

支援

ガチャ…

男「あれ?」

雪女「あ…」

男「起こしちゃいました?」

雪女「ううん…自分で起きたの」

男「そうですか。でも、今日はもう晩いです。眠りましょう」

雪女「うん…」

男「布団にもぐってください。電気消しますよ」

雪女「…」モゾモゾ

パチ

男「さて、寝ますか……」モゾモゾ

雪女「……」

雪女「……相変わらず背中を向けるのね」

男「ボクも男ですから」

雪女「……」

ぎゅう

男「……なんですか?」

雪女「後ろから抱きついてるの」

男「それはわかりますけど…」

雪女「……」

男「……」

支援

雪女「……こっち、向いて…?」

男「……」

雪女「お願いだから…こっち、向いて」

男「……。……………」ゴロ

雪女「男くん…今どんな顔してるの?暗くて見えない……」

男「……自分でもわかりません」

雪女「……」

男「……」

雪女「あなたが……」

男「…はい?」

雪女「あなたが泣いていた理由……消えてしまいそうに見えた理由…それは…妹さんの…」

男「……………はい。そうです」

支援

よし

準備した

はよ

雪女「……」

男「……わからないもんですよね。人の、………生き死には……」

雪女「……手…つないでほしい……」

男「……」きゅ

雪女「……続けて?」

支援

男「…家族はそんなに仲が良くありませんでした」

男「引っ込みがちで、友達もあんまり友達もいない」

男「はっきり言って、情けないような生き方してきたボクです」

男「でも、妹は。あいつはボクを、いつもお兄ちゃんって、呼んでくれてました」

雪女「うん」

男「本当に小さいころから、いつも一緒にいました」

男「一緒に遊んで、テレビを観て、本を読んで、ご飯を食べて、昼寝して…」

男「一緒に笑って、泣いて、喧嘩して、仲直りして、そして笑って…」

男「いつも一緒だよって、言ってくれてました。落ち込んだら、こんなボクを、励ましてくれました」

雪女「うん…」

はあはあ

男「本当に、いい子でした……自慢の妹でした」

雪女「……うんっ……」

男「……グス……」

雪女「……」なでなで

男「ボクなんかの、人生に……色をっ、つけて…くれてたんです」

男「ひぐ…あいつが……いたから……。ボクは………」

雪女「…………うん」

男「………ご…め…………んぅぅ…」ぎゅうっ

雪女「………大丈夫」

男「ごめ…ん…よ…うぅ…!ごめん……!」ひっく

雪女「…大丈夫だからね……」

追いついた
早く早く…

男「……ふっ…う……」

雪女「……大丈夫だからね……」

男「……」きゅ…







雪女「………落ち着いた?」

男「はい…すみません」

雪女「ううん、いいの。男くんは、妹さんが大好きだったんだね」

男「……はい」

雪女「そしてきっとね、妹さんも、お兄さんが大好きだったんだね」

男「……」にこ

えっと、雪女はこいつでいいんだな?

http://img02.nijigazo.com/2011/11/25/yukionna/1125yukionna_0110.jpg

>>113
脳内補完しろ

例1)

HPの真ん中ちょい下に雪女

雪女「初めて会ったとき、男くんがああいう状態だった理由がわかったわ…」

男「…お恥ずかしいです……」

雪女「恥ずかしくなんかないわ。でもね、男くんがきちんと生活できないのは、妹さんは望まないと思う…」

男「…そうですね」

雪女「だから、その…自分のこと大事にして、ご飯も食べてね」

男「はい…」

男「ボクからも、質問したいんですが…」

雪女「……」

男「ユキさんは……何者なんですか?」

雪女「…!……わ、わたしは…」

男「……」

雪女「……ふー…。 …答える前に、お願いがあるの……」

男「はい?」

雪女「…あのね………」




男「…苦しくないですか?」

雪女「うん、大丈夫。あったかい……」きゅう

男「ボクの胸のあたりに顔が…。あの、足、ベッドから出てません?」

雪女「私、小柄だから…大丈夫」

男「それならいいんですけど…」

雪女「私が話す間、背中に手……回しててね…」きゅ

男「はい。大丈夫ですよですよ」ぎゅ

おう

雪女「私ね…雪女なの」

男「…!?」

雪女「世間一般で言う妖怪よ」

男「妖怪…?」

雪女「うん…人に似ているけど、人ではないの…」

男「……」

雪女「信じられないかもしれないけど…」

男「…」

雪女「本当は、若い男の精を吸い取るために…山から里に下りて来たの…」

男「……」きゅう

雪女「でも、男くん、あんな対応するんだもん」クス

男「…ボクだけ出ていこうとしましたね」

雪女「うん。ふふ、びっくりしちゃったわ」

男「それはどうも……」

雪女「精を吸い取るつもりだったけど、対応におどろいたのと、体調が悪そうなので、あきらめたの」

男「そうだったんですか…」

雪女「…私ね、男くんの部屋を訪ねられてよかったなって思うの」

男「…」

雪女「不思議な人だけど、優しいなあって。」

男「…」

雪女「最初から惹かれてたのかしら…今思うと、一目惚れかもね…」

男「え、あの…」

雪女「最後まで……聞いて。お願い、ぎゅって、してて…」

男「……うん」

支援

雪女「一度山に戻ったんだけどね、どうしてもあなたの様子が気になって」

雪女「それで、戻ってきたの」

男「……ユキさんが来てくれて、この3日間、ボクはうれしかった」

雪女「ありがとう…」

男「…お礼を言うのは、ボクの方です」

雪女「それでね………私、山に帰ろうと思うの」

男「……どうしてです?」

雪女「私はやっぱり、妖怪だから…。帰らなきゃって、思ったの…」

男「……」

ほっしゅ

男「…なんとなく、わかってました」

雪女「え?」

男「なんていうのか…ユキさんが、ボクとはちょっと違う存在だってこと」

雪女「なんで…」

男「額に当てるタオルを取り換えたときに、少し意識があって、それで」

雪女「…そう…だったんだ…」

男「はい……」

雪女「……そっかぁ…じゃあ、あのこと…言いにくくなっちゃったわね…」

男「あのこと?」

続きはよ

雪女「あ、あのね…」

男「…はい」

雪女「ひ、ひとつだけ…いわせてほしいの…言わせてください」

男「…どうぞ」

雪女「妹さんのことは…つらいと思う…」

雪女「しばらくは食欲も出ないし、時間はかかると思うけど…」

男「…うん」

雪女「でも、それまで…わ、わたしも…支えるから…」ゴニョ…

男「……」

雪女「うう…だ、だから…それまで私を、こ、ここに…置いてくれますか……?」

男「……ッ」

雪女「わたし、男くんのことが…好きです……!」

雪女「山に帰るって言ったけど…男くんのそばにいたいです!もっとたくさん男くんを知りたいです!」

雪女「お願い、します…!」

おおおおお!

男「…上、向いてください」

雪女「……」フル…

男「……」サワ……

雪女「……え……?」

ちゅ…

ぎゅう…

男「ボクも、ユキさんのこと、好きです」

雪女「……あ」

男「きちんと話してくれて、ありがとう」

男「話してる途中、震えてた。でも、勇気を出して言ってくれたんですよね」

男「だからボクも勇気を出します。ボクのそばにいてくれませんか?ユキさんのこと、教えてください…」

雪女「…い、いいのぉ…?グス…わたし、世間知らずよぉ……」ひっく

男「いいんです」

雪女「妖怪…だよぅ…ひっく…化け物って…」

男「ユキさんはただの女の子です。不思議な力を持ってる、優しい女の子です」

雪女「……山…寂しかったよぉ……」ぐす

男「これからは一緒です」ぎゅう

雪女「ひっく…うっ…あ、ありがとぉ…」ぎゅう

きょーおーからー♪いーちーばーん♪かーあーこーいいーのだー♪

男「ん?携帯か…」

雪女「グス…ごめ、ん…私、の…」

男「出ていいよ」

雪女「出たく、ないぃ…」

男「いや、なんとなく…出たほうがいい気がするんだ…」

雪女「…? わ、わか、ったぁ…」グス



雪女「もしもし…」

ゆきめ『おめでとう!』

NB

男(電気つけるか…)パチ

雪女「ゆきめ、ちゃん? なんで…」グス…

ゆきめ『雪女特有の【結びの波動】を感知したから…ピンと来たのよ!』

雪女「あ、ありがとぉ…」

男「…だれ?」ボソボソ

雪女「雪女仲間の、友達…」

ゆきめ「ところでユキちゃん!」

雪女「え?」

ゆきめ『……………、……………』ゴニョゴニョ

雪女「/////////」ぼっ

男「ゆ、ユキさん!?どうした?」

雪女「あわわわ…///」ふらふら

ゆきめ『あっ鵺野先生?え?代われ?ユキちゃん、ちょっとそっちも男の子に代わってくれるかしら』

雪女「代われって…///」スッ

男「ボクに…?」

男「もしもし…」

ゆきめ『あ、ちょっと待ってね!はい先生…』

鵺野『ん? …おお、キミが…。なるほど、これは…』

男「あの、何か…」

鵺野『いや、私は人間だが、実は奥さんは雪女なのだ』

男「え!?」

鵺野『そこでキミにアドバイスがしたくてね…』

男「は、はい。何でしょうか……」

鵺野「……、………!……………wwwww」

男「はい……え……………えええええ!?////////」

鵺野『まあ、そういうことだ。とにかくおめでとう。がんばれよ』ブツッ

ツー…ツー…ツー…

雪女「あ、あら?いつの間にか電気が…」

男「さっきボクが点けたんだけど…」

雪女「…明るいところで見ると…は、恥ずかしい…」

男「う…電気、消す…?ボクはもう少し、ユキさんを見たいんだけど…」

雪女「うん…私も男くんの顔、もう少し見たい…」

男「…」じー…

雪女「……」スッ

ちゅっ

男「!?」

雪女「ふふ。今度は私から…///」

ぬーべーワロタ

でも何人もの精を吸いとってきたビッチなんだよな

初めて街におりてきた設定がよかったです

パチッ

男「今度こそ眠ろうか」

雪女「ええ。体調も完全に治さなくちゃ」

男「じゃあ、今日はもう寝よう」モゾ

雪女「…ぎゅーってしててね」

男「うん、わかった」ぎゅう…

雪女「明日も一緒ね」

男「よろしくね、ユキさん」

雪女「うん。あのね」

男「ボクも」

「「だいすきだよ」」






「「おやすみ」」」

雪女「ところで、電話でなんて言われたの…?」

男「いや、あの…ユキさんは?」

雪女「…」

男「…」

ゆきめ『ユキちゃん、あのね。実は雪女は、本当に愛し合った男相手なら、精は抜いても命は抜かないのよ!』

雪女(実際一度も経験ないから、そんなこと知らなかったわよ…でも、良かった/////)

鵺野『雪女は興奮すると、相手を凍てつかせることがあるから。肌を重ねる前に風呂沸かせよwwwww』

男(そんなのまだまだ先だけど…雪女のユキさんとの付き合い方、勉強になりました……。…///////)

男(妹、今までありがとうな。絶対、忘れないよ。ボク、この人のことを守っていくから…)

男(成長して見せるから、見守っててな…)

男(…おやすみ)



??(うん、わたしはもう大丈夫だよ。だからお兄ちゃん、がんばって)

??(その人と一緒に、幸せになるんだよ!)

??(……ありがとう、お兄ちゃん)


   *  *  *

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お し ま い

つまらなくはないけどとくにおもしろいわけでもなかったです

おい


パンツ溶けたのに

さっきパンツ氷河に流しちまったよ畜生
履くパンツないじゃないか責任取れよ

お付き合いありがとうございました

今日の天気予報は吹雪です
夜には雪女を探しに出かけようと思います
それでは

>>146乙でした

おつ

乙です

久々のクソスレつまんね

後日談はないのか


妹の死因

おつ

ほのぼのしてて良かった

>>146
それってフラグっぽいよ

パンツ凍った

おつ

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