あかり「瀬をはやみ」(141)

「あかりちゃん、部室行く?」

「うん、勉強しなくちゃ」

「ちょっと分からないところがあるから、教えてくれる?」

「えへへ、任せてよぉ」

まだ三年生になったばかりだけど、受験勉強は早く始めて損はないよね。
あかりも、絶対結衣ちゃんと同じ高校に行くんだから。

はよ!

京子ちゃんはどうした



「ここなんだけどね…」

「ここはねぇ…」

二人だけの、静かな部室。
あかりの声と、ちなつちゃんの声、シャープペンがノートを擦る音しか聞こえない。
ごらく部と生徒会の人達で送別会をやった日が、ずっと昔に思える。

「なるほど…」

「…あかりの説明で、分かった?」

結あか期待

崇徳院?
落語の話?

「うん、あかりちゃん教えるの上手だよね~」

「そ、そうかな…?」

人に教えるには、教えられる側の三倍理解してないといけない…なんて聞いたことがあるけど。

「あかりちゃんは分からないところとか、ある?」

「うーん…今は大丈夫かなぁ」

「そっか」

「ありがと、ちなつちゃん」

「二人で頑張るんだからね!」

「うん」

一人だったら、この寂しさに耐えられなかったかもしれない。
だから、ちなつちゃんとお友達になれて本当に良かった。

「……」

「……」

「あかりちゃんは…塾行かないんだよね?」

「うん。お家に迷惑かけたくないから…」

「そっかぁ…」

期待

「結衣ちゃんと京子ちゃんが通ってた所だよね?」

「うん。櫻子ちゃんと向日葵ちゃんもいるよ」

「そうなんだ…」

「でも、仕方ないよね」

「ごめんね…」

「謝ることないよ?」
「分かんない所があったら教えてあげるからね!」

「…えへへ、ありがとぉ」

ちなつちゃんはやっぱり優しい。
皆に置いていかれないように、頑張らないと。

正座した



「あかりちゃん、面談どうだった?」

「……えっと」

「あんまり…良くなかった…?」

「今のままじゃ厳しいかも、って…」

「でも、あそこそんなに難しいかな…?」

みてう

「結衣ちゃんも真面目にやってれば大丈夫って言ってたけど…」

「まぁ…まだ一学期だし、あかりちゃんなら大丈夫だよ」

でも。
先生にそう言われてしまうと不安になる。
塾に行かずに合格できるのかな…。
もう少し、勉強時間増やそうかな…。

渡良瀬準

この間の続き?

期待



「あかり…朝からずっと勉強してるけど、大丈夫?」

「うん…大丈夫だよ」

夏休みだもん。
いっぱい勉強しなくちゃ。

「…本当?」
「顔色が悪いように見えるけど…」

続きか?

「えへへ、心配かけてごめんねお姉ちゃん」

「あかりは…頑張り屋さんだものね…」
「でも、頑張りすぎはだめだからね?」

「うん」

頑張らなきゃ。
あかりは何をやっても平凡だから、人一倍頑張らなきゃ。



「やった!番号あった!」

「うおお…私もあった…」

「私が教えたのですから、当然ですわ」

「私の実力だ!はっはっはー!」

「またこの子は調子に乗って…」

「あかりちゃんは?」

\アッカリーン/

題名的に・・・

「……」

ない。
あかりの番号…ないよ…?

「赤座さん?」

「あかりちゃんどしたの?」

「…もしかして…」

どれだけ探しても…。

続きキター

「あはは…。あかり…だめだったみたい」

結衣ちゃんと同じ高校、行きたかったな…。
皆で合格したかったな…。

「赤座さん…」

「あかりちゃん…」

「あかり…」
「あかりっ!」

かわいそう



「あかり、大丈夫?」

あれ、ここ…?
あかりの部屋…?

「凄くうなされてたよ?」
「…ほら、涙拭いて」

結衣ちゃん…?
どうして…。

「お姉さんからあかりが倒れたって聞いて、飛んできたんだ」

そうだ。
確かお姉ちゃんとお話してて…。
でも、どうして結衣ちゃんだけ…?

「寝不足だって。どんだけ勉強してたのさ…」

手、あったかい…。

「大丈夫?まだ寝ぼけてる?」

あかり「しのぶれど」
これの人?

あ…。
ずっと、手繋いでてくれたの…?

「ゆ、結衣ちゃぁん…」

「よしよし」
「…あかりは、頑張りすぎだよ」

「ぐす…、高校…落ちる夢見ちゃって…」

「あかり…」

「個人面談で…先生がワンランク落としたほうがいいって…」
「今のままじゃ…厳しい…って…」

「なるほど、それでか」

「……」

「学校の先生は合格確実な所を勧めたがるんだよ」
「あかり、五教科の合計点数どれくらい?」

「期末試験で400点くらい…」

「うちの学校は360点くらいあれば合格するから」
「もちろん範囲は期末の比じゃないけどね…」
「あかりは今までもちゃんと勉強してきたんだから、大丈夫だよ」

「…うん」

結衣ちゃんの笑顔、安心する…。

「だから、今までどおり九時に寝ること」
「いきなり五時間も睡眠時間減らすなんて、無謀だよ…」

「ごめんね、心配かけて…」

「しょうがないな、あかりは」
「手のかかる妹みたいだ」

妹、かぁ…。

「今日は泊まっていくよ」

え…?

「また勉強始められたら困るしさ」

「し、しないよぉ」

結あかはいいものだ

あかりは割と成績いいイメージあったわ

わかってるのに。
どきどきする。

「あかり、寝ていいよ?」
「まだ眠いでしょ?」

「…うん」
「…結衣ちゃん」

「ん?」

「お願い、聞いてもらってもいい…?」

「いいよ、何でも言って」

「手、このまま繋いでて…?」

「…分かった」

「ありがとう…結衣ちゃん…」

「ふふ、あかりも甘えん坊だな」

しえ

あかりも、かぁ…。
でも、いいんだ。
結衣ちゃんの手…あったかい。
凄く、安心する。

「おやすみ、あかり」

「…おやすみ、結衣ちゃん」



「うあああああ、わかんねえええええ!」

「こら、櫻子!」

「だってぇ…」

「あなたはまだ合格ラインに届いてないんだから…」
「しっかり勉強しないと合格できませんわよ?」

「でもぉ…脳みそ疲れたぁ…」

確かに、もう四時間は勉強してる。

「ちょっと休憩する?」

「そうだね。あかりお菓子持ってくるよぉ」

「あ、手伝うよ」

「なら私も…」

「ねぇ向日葵~。これなんだけどさ~」

「……」
「すみません、お二人ともお願いしますわ」

「うん」



「櫻子ちゃんも頑張ってるね」

「皆で合格したいもんね~」

「櫻子ちゃんの場合、向日葵ちゃんと、って言った方がいいと思うけど…」

「そうだね。仲良しだもんね~」

「ふふ…」

あれ?あかり何かおかしなこと言ったかな?
なんだか意味深なちなつちゃんの笑顔。

「な、なんで笑うのぉ!?」

「あかりちゃんらしいな、って思って」

あかりらしいって、何だろ…?



「わーい、ポテチうめぇ!」

「櫻子!食べかすこぼしてますわよ!」

「やっぱり勉強のあとのお菓子は格別だね!」

「もう!」
「…すみません、赤座さんのベッドが…」

「あはは…」
「あとでお掃除するから、気にしないでね」

「すみません…」

「櫻子ちゃん、点数どれくらい足りないの?」

「んーと、期末は300点くらいだったかな…」

前は確か、250点にも満たないって言ってたっけ…。

「大分点数上がってきてますわね」

「塾行ってるし、上がってなかったら困るけどね…」

「私だってやればできるのだ!」

「結衣ちゃんが360点くらいあれば合格できるって言ってたよぉ」

「…もう少し頑張らないといけませんわね」

「むぐぐ…」
「見てろよ!満点とって合格してやるからな!」

「ふふ、楽しみにしてますわ」

「え?お、おう…」

「ふふふ…」

ちなつちゃん、また意味深な笑顔…。
何がおかしいのか、ちょっとよくわからないや。
でも、皆が楽しそうだから、つられて笑顔になっちゃう。
この四人で、合格できたらいいな。

シエン



「文化祭?」

『うん、今度の土曜日は一般開放日だから』
『ちなつちゃんと一緒においで』

「うんっ」

嬉しい。
久しぶりに結衣ちゃんと京子ちゃんに会える。
四人で、遊べるんだ。

「結衣ちゃん達のクラスは何やるの?」

『じ、じつは…』

真六武衆シエン



「おばけ、やしき…」

「…どうする?やめとく?」

ちなつちゃんの怖がりはあかり以上だ。
あかりとしてはちなつちゃんのお陰で少し怖さが和らぐんだけど…。

「ゆ、結衣先輩達は…?」

「今当番だから中にいるみたい」

「……」

「や、やめようか?」

「…入る!」
「驚かしてきた結衣先輩に抱きついて…うふふ…」

「ちなつちゃん…声に出てるよ…」



「結構本格的だね…」

「結衣先輩結衣先輩結衣先輩結衣先輩結衣先輩…」

「ち、ちなつちゃん怖いよ…?」

「あかりちゃん!手!離さないでね!」

「しがみつかれてるから離せないよぉ…」

凄く歩きにくい…。
転んじゃわないように、気をつけないと…。

前のも見たぞ

「ひぃっ!?」

「い、痛い痛い!ど、どうしたの…?」
「…これ、こんにゃく…?」

ベタな仕掛けだよぉ…。

「…大丈夫?戻る?」

「結衣先輩に会うまでは…」

こんなに震えてるのに…。
でも、会いたい気持ちは分かる。

「じゃあ頑張ろっか」

「…うん」

怖いけど、でも…。

「どーん!!」

「「きゃあああああああああああ!!」」

「…いやー、驚きすぎだよ二人とも…」

この声…。

「きょ、京子ちゃん…?」

「正解!京子たんです!」
「見て見てー!衣装もメイクも本格的だろー?」

確かに。
絵に描いた幽霊がそのまま出てきたような…。
衣装は京子ちゃんが作ったのかな?

「京子、やりすぎ…」
「二人とも大丈夫?」

「あ、結衣ちゃん…」

「結衣かっこいいだろー?吸血鬼!」

ほんとだ、かっこいい…。
こんな吸血鬼さんだったら血を吸われてもいいかなぁ。

「牙あって話しづらいんだけど」

「我慢しなさい」

「ゆ…」
「結衣せんぷぁーい!!」

「おっと…」

「怖かったですぅー!ふぇぇぇぇぇん!」

「よしよし」

ちなつちゃんってお化け屋敷は大丈夫じゃなかったっけ?

いいなぁ、ちなつちゃん。
あかりもあんな風にアピールできたら…。

「……」

京子ちゃん、結衣ちゃんのことじっと見て…。
やっぱり、この二人の間には入れないよね…。

「おい結衣!私のちなつちゃんをとらないでよ!」

「いつからお前のものになったんだ」

「生まれたときからさ!」

「ねーよ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
【2次】アニメSS総合スレへようこそ【創作】
【2次】ギャルゲーSS総合スレへようこそ【創作】



「二人とも、うちの学校どう?」

「素敵な学校ですね!」

「広くて迷っちゃいそうだよぉ」

「あっかりーん!」

「もぉっ!それはやめて!」

「あはは~」

ひまさくもやってしまう>>1素敵

なんだか懐かしい。
ごらく部にいたころを思い出すなぁ。

「あ、そうだ」
「ごらく部作ったの?京子ちゃん」

「いや~?」

「作ってないんですか?」

「何をするかよくわからない部活はだめって言われてさ」

「あんなに目的がはっきりした部活はないというのに!」
「ケチだよなぁー…」

「そうなんだ…」

残念。
また四人で遊びたかったのにな。

「でさ、結衣のやつ陸上部に入ったんだよ」

「そうなんですか!カッコイイです!」

支援

くそっもう眠い
起きたら落ちてるだろうな

「結衣ちゃん足速いもんねぇ」

「そういう京子は漫研に入っただろ」

「漫研!…漫画研究部…だっけ?」

「そうそう」

「京子ちゃん絵上手だもんねぇ」

「お絵かき大好き!」

「それ私の…。いえ、なんでもないです」

「この学校、茶道部もあるよ」

「本当ですか!」
「…でも」

…やっぱり、四人一緒がいいよね。

「…うん」
「仕方ないよ」
「あかりは何かやりたいこととかないの?」

「うーん…」
「やりたいこと、かぁ…」

結衣ちゃんの傍に居るには、陸上部…?
でも、あかり足速くないし…。
マネージャーならできるかなぁ…?
でもでも、どっちにしろ陸上部に入ったら結衣ちゃんのことが好きってバレちゃうかも…。

ていうか、これやりたいことって言わないよね…。
半端な気持ちで部活なんて…。

「まぁ部活入らなくちゃいけないわけじゃないしさ」

「そのうちやりたいことも見つかるよ、きっと」

「そう…かな…」

ほほほほ



「あかりちゃん、ちゃんとお願いした?」

「うん、四人一緒に合格できますようにって」

ちなつちゃん、櫻子ちゃん、向日葵ちゃんと初詣。
ここは学業の神様がいる神社みたい。
近場なのに、全然知らなかった。

「櫻子は人一倍お願いしておきなさいよ?」

「うるさいぞおっぱい魔人!」

「こんな場所で大声でそんなこと言わないで!」

「あいたっ」

結あかだったとは

「仲いいねぇ」

「「よくない!」ですわ!」

息ぴったりだよぉ…。

「ねぇねぇ、おみくじ引いていこ?」

「わぁいおみくじっ」

「凶が出たら向日葵にやるよ」

「のしつけてお返ししますわ」

>>74
前作からして結あかだからな



「どうだった?」
「私中吉!」

「あかり凶だよぉ…」

幸先悪いなぁ…。
受験大丈夫かなぁ…。

「わーい!大吉!」

「あら、交換してくださるのよね?」

「誰がやるか!」
「向日葵はどうだったの?」

「末吉ですわ」

「それっていいの?悪いの?」

そういえば、どうなんだろう。

「吉がついてるからいいんじゃないかな…?」

適当なこと言っちゃった。

「ふーん…」
「ま、受験失敗しても落ち込むなよな!」

「あなたが一番心配ですわ…」

ほしゆ

「そういえば、二学期の期末はどうだったの?」

「340点だよ!」

「おお、凄い。頑張ってるねー」

「へへーん」

「模試のほうはイマイチでしたけどね…」

「模試だって点数上がってきてるもん!」

「ふふ、そうですわね」

「絶対満点合格してやるからな!」

「櫻子ちゃん頑張ってるもん。絶対大丈夫だよぉ」

「えへへ、ありがとあかりちゃん!」

絶対に、四人で…。



「……」

周りから聞こえる。

「……えーと」

喜ぶ声、泣いている声。

「うーん…」

でも、今は自分のこと。
306番を探すんだ。

受かれ

「あ、あった!」

「え、ほんと?」

「あったよあかりちゃん!」

「おめでとうちなつちゃんっ」

「…あかりちゃんのは?」

「んと…」

301…303…304…。
あ…。

wktk

「…あった」
「あったよ306番!」

「や…やったぁー!」

「うぐ…ち、ちなつちゃん苦しい…」

「だって嬉しくて…」
「そうだ、向日葵ちゃんと櫻子ちゃん」

確か番号が離れちゃって、向こうのほうに行ったはず。

やったね!

「向日葵ちゃーん」

「櫻子ちゃーん」

「……」

「……」

あれ?
二人とも、どうしたの…?
合格、だよね?

「……合格、ですわ」

「……」

「え…と…」

じゃあ、どうしてそんなに悲しそうなの?

「…番号、ない」

…え?

まさか

これは補欠合格のパターン

>>93
あのさぁ・・・

「向日葵のはあったけど、私のはない」

…うそ…。
あんなに、頑張ってたのに…。

「うぐ…うぅ…ぐすっ」

「櫻子…」

「やだよぉ…。向日葵と…同じ高校…」
「行きたいよぉ…」

「櫻子ちゃん…」

これは辛い

おい…









おい…

「なんで…」
「頑張ったのに…」

「そうね、櫻子はよく頑張りましたわ」

「ひまわりぃ…」
「うわぁぁぁぁぁん」

「仕方ないですわ」
「今までずっと一緒だったことのほうが不思議なんですから」

「でも…でもぉ!」

はよ……

「家は隣なんだし、会えなくなるわけじゃありませんわ」

「そうだけど…!」
「…ひまちゃんと…離れたくないんだもん…」

「…三年間、我慢しましょう?」

「ぐす…さ、三年…?」

「ええ」
「大学は同じ所へ行きましょう…必ず」

「……うん」
「ちゃんと勉強して、向日葵と同じ大学行くから!」

「ふふ、休みの日もみっちり教えて差し上げますわ」

「えぇー…?」

「同じ大学へ行くんでしょう?」

「…うん」
「絶対だからな!」

oh…

櫻子ちゃん……

「…瀬をはやみ…」

「え?」

「あかりちゃん?」

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の」
「われても末に 逢はむとぞ思ふ」

「なに?それ…」

「和歌…ですか?」

スレタイにはそういう思いが

「うん」
「「障害を乗り越えて、必ず再会しよう」っていう歌だよ」
「会えなくなるわけじゃないから、ちょっと違うけどね…」
「道が別れちゃって、違う道を行かなきゃならなくても…」

「きっとまた…」

「一つに…」

「うん」
「あかりも、櫻子ちゃんの気持ち分かるから…」

しえ

「…え?」
「あかりちゃん…それって…」

「あ、えっと…」
「な…なんとなくだけど…」

危ない。
バレちゃうところだった。

「…ありがとあかりちゃん」
「私頑張るよ!違う高校行っても友達だからね!」

「うんっ」

あかりちゃんまじ天使

あかさく?



「んしょ…」

今日から高校生。
また、四人で一緒に登校できる。
結局向日葵ちゃんは推薦で私立に行ってしまった。
櫻子ちゃんがそうしろって言ったみたい。

「あかり、それ七森中の制服じゃない?」

「えぇ!?…って、高校の制服だよぉ!」

「うふふ、冗談よ」

「もぉっ!お姉ちゃんったら!」

「ふふ…」

お姉ちゃんの笑顔。
でも、どこか悲しそう…?

「頑張ってね、あかり」

「え?…うんっ」

「気をつけて行ってらっしゃい」

「行ってきまーす!」



「遅いぞあかり!」

「おはようあかり」

「二人ともおはよ~」
「ちなつちゃんはまだ?」

「うん」

「へへ、また皆で登校できるな!」

「嬉しいよぉ~」

「そうだ」
「あかり、やること見つかってなかったら漫研に来るんだぞ!」

「え…どうして?」

「アシスタントを募集中なのだ!」

「そっかぁ。考えておくね」

支援

気になって寝れない支援

前にお手伝いした時は、漫画家さんになったみたいで楽しかったな。

「あんまりあかりを困らせるなよ?」

「大丈夫だって!」

「不安だ…」
「あかり、嫌なら断っていいんだからね?」

もしかして結衣ちゃん、心配してくれてる?
それとも…。
なんとなく、もやもやする。

「嫌じゃないよ?嬉しいよぉ」

「ならいいんだけど…」
「こいつのあかり弄りは時々過剰だからな…」

「愛情表現です!」

「あ、愛!?」

「適当なことばっか言うな」

「適当じゃないもん!」

…?
なんか京子ちゃん、やけにムキになってるような…?

「お待たせしました~」
「結衣せんぱ~いっ」

「あ、ちなつちゃんおはよう」

「おはようちなちゅ~」

「やめてくださいっ」

気のせい…かな?

京あかだと

京あかキタ

「ちなつちゃんおはよぉ~」

「あかりちゃん…いたんだ?」

「ひどいっ!?」

また、こんな毎日が続くんだよね。
やっぱり、嬉しいな。

「あかり、ちなつちゃん」

「なぁに?」

「なんですか?結衣先輩っ」

「入学、おめでとう」

「おめでとー!」

「これからも、よろしくね」

「京子たんをよろしく!」

二人とも、ちゃんと待っててくれたんだ。

「二人ともありがとうっ」
「嬉しいよぉ~」

「……」
「京子先輩、台無しです」

「ちなつちゃんひどっ!?」

「でも…」
「ありがとうございますっ」

「へへ」
「よっしゃいくぞー!」

「おいこら」

これから、どんな毎日が待っているのかな?
期待に胸を膨らませて。
あかりの長い高校生活が、始まった。

次回に続く!


結局向日葵と櫻子は一緒の私立行ったの?

え?

近日中に第2部来るの期待
おつ

とりあえず和歌の内容的にキリのいい所まで
まさか続きを書くことになるとは思わなかったよ!

支援ありがとうございました!


続き期待


これも続きだったんだよね?

チーナがオバケ屋敷平気なの忘れてた
勢いで書くもんじゃないな

>>127
行ってないよ!

>>132
thx
全員共学?


次回も期待しているぜ

続くが来るとは…

続きは新スレってことになるの?

>>131
あかり「しのぶれど」の続きだよぉ

>>133
公立の女子高だよ!
そんなもんあるのかと思って調べたら富山県高岡市に実際にあったらしい

>>135
続きは新スレで!

>>136
ほんとうにありがとう
それだけが気がかりだった
改めて乙

おつおつ
続きも楽しみだ

あかりの心情優先したかったから描写不足だらけでごめんよ
続きは長くなりそうだから期待しないで待っててね!

遅くまでありがとでした!

>>136
新スレか、了解
楽しみに待ってる

あと言い忘れてたけど乙!

崇徳院か

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