武者號斗丸「何だこれ…」 (167)

SDガンダム戦国伝のギャグです
不定期です

號斗丸(…ここは宿屋か?何故、俺はこんな所に…俺は確か…)

――――――――――

天零「師匠ッ!」

武威凰「叔父上ッ!」

羽荒斗「いくぞ、號斗丸」

號斗丸「ああ…分かっている…」

真・闇元帥を倒し天零から分離した號斗丸、すでに肉体を失っていた彼はこれまでの功績により天界武人として天界に迎え入れられる事となり、生きながらにし天界武人となった新三烈人、羽荒斗頑駄無に連れられ天界へと昇天していた。

號斗丸(さらば地上…さらば兄上…鋼丸…輝龍…真紅主…鷺主…冒流刀…俺の仲間達…そして…)

…ゴッドマル…

號斗丸(ナツミさん…)

號斗丸は天宮の仲間と、天宮とは違う世界、天馬の国(日本)で出会った最愛の人間の少女の事を思い浮かべていた。

…ゴッドマル…!

號斗丸(天宮の皆にはいずれ天界で出会えるかもしれない…だが…ナツミさん…もう貴女とは二度と出会う事は無いだろう…さようならナツミさん…)

羽荒斗「號斗丸!」

號斗丸「さっきから何なんだ羽荒斗!人が物思いに耽ってる時に…」

羽荒斗「いや、さっきお前が闇元帥を倒した時の衝撃で時空に穴が開いたから気をつけろと」

號斗丸「え?」

ゴゴゴゴゴ…

號斗丸「うわ、何てでかい穴なん…って吸い込まれるぅ!?」

羽荒斗「號斗丸ーっ!」

號斗丸「うぁあぁぁぁぁっ!?」

――――――――――

號斗丸(そうだ…あの穴に吸い込まれて俺は…ここは…)

布団の中から外を見ると、そこには懐かしい光景が広がっていた。

號斗丸(烈帝城が見える、となるとここは破悪民我夢の街か…それより…)

?「す~…す~…」

號斗丸「…誰だこの女の人」

號斗丸の隣の布団には人間の女性が眠っていた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383149943

號斗丸(…人間…だよな…)

天宮には人間はいないはず、しかし目の前で眠っている美しい女性はどう見ても人間の女性である、一部を除いて。

號斗丸(人間…かは兎も角、この鎧は武者頑駄無が身につける鎧そっくり…と言うよりこの人が被ってる兜…凄く見覚えがあるような…)

天馬の国で見たMS少女とか言う人形の武者版とも言うべき姿の女性、すると…

???「んん~…あっ、おはよう號斗丸…」

號斗丸「え?あ、あぁ…おはよう…」(俺の事を知っている?いったい何者なんだ…よし…)

???「昨日は散々だったね…でも大丈夫、絶対今の大将軍は偽物だよ!さぁ、早く俄雲乱土にある封印された力を使ってあの偽大将軍の化けの皮をはいでやろうよ!」

號斗丸「え、に、偽大将軍に俄雲乱土?」

號斗丸(ちょっと待て、これってまさか…)
號斗丸の額に冷たい汗が滲み出る…それに今、はっきりとわかった、この女性が着ている鎧は…

號斗丸「…つかぬことをお聞きしますが貴女の名前は…」

???「?何ふざけてるの號斗丸?いきなり人の名前を聞いて…私の名前は」




鋼丸「鋼丸じゃない」

號斗丸「」


SD戦国伝武者頑駄娘 超機動姫将軍編

宿屋を出て俄雲乱土を目指すべく旅立った二人。

號斗丸「これはあれだ、恐らくあの時空の穴に落ちた時に俺は別の世界、平行世界の號斗丸と何らかの理由で入れ替わってしまったんだろう、うん、間違いない、天馬の国のラノベと言う書物にそのような事例があったはず、把握」ブツブツ…

鋼丸「何ブツブツ呟いてるの號斗丸?何時もの號斗丸じゃ無いみたいだよ?」

號斗丸「いや、何でもない」

鋼丸「お姉さんの事が心配なのは分かるけど、心配したって何も始まらないよ?」

號斗丸「え?お姉さん?誰?」

鋼丸「誰って、號斗丸のお姉さんの大将軍、飛駆鳥さんの事じゃない!」

號斗丸「」(兄上まで女性になってるのか…それに…)

周りを見渡してみると男性はもれなく見覚えがあるMS族なのだが、女性に関しては皆…

號斗丸(何で女性だけMS少女なんだこの世界…)

少し頭が痛くなり頭を抱える。

鋼丸「本当にどうしたの號斗丸?朝から號斗丸、少しおかしいよ」

號斗丸「いや、少し寝不足で…」

鋼丸「そっか~、じゃあ何時もみたいに膝枕してあげよっか?」

號斗丸「え?やっ、や、遠慮しておく」

鋼丸「!?や、やっぱり変!何時もなら膝枕をしてあげるって言ったら往来でも平気で催促するのに!」

號斗丸「は!?」

鋼丸「それで何時もはそれ調子に乗って以上の事も催促して来るのに!?」

號斗丸「はぁ!?」

鋼丸「恩師であり師匠でもある私の爆流母さんにまで色目を使う天宮一の色魔の號斗丸が!?」

號斗丸「こっちの世界の俺ぇぇえええっ!?」

???「見つけたぞ號斗丸!」

號斗丸「何奴!?」

熱呂宗「俺は武者熱呂宗隊隊長熱呂宗様だ!貴様が逆賊號斗丸だな!」

號斗丸「あ、熱呂宗は普通だ…良かった…」

鋼丸「ちょっと號斗丸!何敵を見て安心してるの!刺客だよ刺客!」

號斗丸「やっ、ちょっと懐かしい気持ちになって…」

熱呂宗「大将軍様のめいにより貴様を生け捕りにして烈帝城に連行してやる!そしたら大将軍様からご褒美が…ハァハァハァ…うっ、鼻血が…」

號斗丸「俺を生け捕り?抹殺じゃないのかと言うよりなんでお前鼻血だして恍惚に満ちた笑顔浮かべてるんだ!?」

熱呂宗「一度でも大将軍様の鞭捌きを体に刻み込まれればこうもなる!あの養豚場の豚を見る目で見られると…はぁん…!」

號斗丸「変態だー!?」

熱呂宗「ふん、五月蝿い!いけ武志共!號斗丸をひったてい!」

武志ズ「「わぁぁ~」」

號斗丸「くるか!」

鋼丸「號斗丸は下がっていて!」

號斗丸「大丈夫だ、この程度の輩俺一人でも…」

鋼丸「號斗丸は弱いんだから!」

號斗丸「…は?」

鋼丸「色事に現を抜かしてお母さんの所でろくに修行もせず、二刀流が格好よくてモテるからって格好だけ付け続けて仕舞いには炎水の玉あげるから出てけって追い出された號斗丸じゃ無理だよ!」

號斗丸「この世界の俺ぇぇえええっ!」

熱呂宗「はははははは!聞いているぞ號斗丸!天宮一のスケコマシにして間男號斗丸!何故貴様なんぞが女にモテるかは知らんが、恥ずかしい奴よ!」

號斗丸「貴様!」

鋼丸「くっ、言い返せない!」

號斗丸「鋼丸ぅー!?」

熱呂宗「さぁ武志共、その情けない男の風上にも置けない輩をひったてい!はははははは!」

鋼丸「くっ!流石に数が…!」

號斗丸「…つもこいつも…」

鋼丸「…號斗丸?」

號斗丸「人が状況も把握できず途方に暮れてる所に言いたい放題いいやがって…」

鋼丸「ご…號斗丸…?」

ゴゴゴゴゴ…

熱呂宗「な、何だこの地鳴りは?まさか…奴の気迫で大気が震えているとでも言うのか!?」

號斗丸「唸れ爆熱ッ!轟け熱波ッ!」

爆熱の陣ッ!

鋼丸「えっ!?うそっ!何時爆熱の陣を会得したの號斗丸!?」

武志ズ「た、隊長!何かヤバい雰囲気です!」

熱呂宗「ひ、怯むな!虚仮威しに決まっている!あんなのトリックだ!ひってらぇえおっ!」

號斗丸「我が心!明鏡止水!これぞ炎水の極地ッッッ!唸れ石破天驚剣っ!」

鋼丸「え、えぇぇえっ!?」

武志ズ「隊長!何か剣がくっついて強そうになりました!何かヤバげな雰囲気です!隊長!」

熱呂宗「ひ、怯むななぁ!ここで怯むと大将軍様からご褒美が貰えないぞ!」

武志ズ「隊長!俺達に隊長みたいな特殊性癖はありません!逃げます!」

熱呂宗「え、やっ、ちょ、ちょっと~っ!?」

號斗丸「…」

ゴゴゴゴゴ…

熱呂宗「は、はは…きょ、今日の所はこのぐらいにしといてや…」

號斗丸「天動奥義!鳳炎!!水凰斬っ!!!」

熱呂宗「あぱぁああああああああっ!」

凄まじい爆音と共に吹っ飛んでいく武者熱呂宗、地形を変えてしまうほどの気迫がこもった鳳炎水凰斬、多分闇元帥に放った時よりも殺気がこもっていだろう。

號斗丸「はぁはぁ…あ~……」

鋼丸「」

號斗丸「?どうした鋼丸?そんなぼーっとして…」

鋼丸「す、凄い凄い凄~い!」

號斗丸に抱きつく鋼丸。

號斗丸「わっ!?鋼丸!?こ、こらっ!離さないか!」

鋼丸「凄いよ號斗丸!こんな実力をかくしてただなんて!私、號斗丸を見直しちゃった!」

號斗丸「は、はは…少し照れ臭いが見直してもらえるのはうれ「流石私の旦那様だね!」

號斗丸「…は?だんなさま…?」

鋼丸「うん、旦那様。私の事、お嫁さんにしてくれるって言ったじゃない」

號斗丸「」

次回を待て!☆

號斗丸「いやいやいやっ!?旦那様って何!?」

鋼丸「私が作られてすぐに「お前は俺の物だ、いや、俺の物になるべきだ」って口説いたじゃない」

號斗丸「この世界の俺ぇぇえええっ!!!」

追っ手を振り切った(どちらかというと吹っ飛ばした?)武者號斗丸と鉄機武者…ならぬ鉄姫武者鋼丸、俄雲乱土を目指す二人の旅は続く。

號斗丸「……」

鋼丸「~♪」

ベタベタ

號斗丸「あの…鋼丸さん?」

鋼丸「な~に?號斗丸」

ベタベタ

號斗丸「いい加減少し離れてくれないか?正直歩きにくいんだが…」(身長差があるし…)

MS族の身長は人間よりも低い場合が殆どであり、鋼丸自体普通より大きいためくっついて歩かれると非常に歩きにくい。

鋼丸「や~だ♪」

ベタベタ

號斗丸「…はぁ…」

鋼丸「…」

ムニムニ

號斗丸「?そう言うお前こそどうした鋼丸?」

鋼丸「べ~つに~」

ブスッ

號斗丸「?」

べったりとくっつき離れてくれない鋼丸にはんば呆れる號斗丸、胸を押しつけても微動だにしない號斗丸の反応にヤキモキする鋼丸、そんな道中二人は小さな村にたどり着いた。

號斗丸(そう言えば…)

ふとあることを思い出す號斗丸。

號斗丸(この鋼丸もやっぱり変形するのか…?)

機動武者大鋼をモデルにして作られた元の世界の鉄機武者鋼丸には金剛鋼丸と言う超戦闘形態が存在していた。彼女が鋼丸ならば同じ様に変形するかも知れない…のだが……。

號斗丸(…深く考えないようにしよう…)

どう見てもMS族には見えない彼女が変形するとは思えない、と言うより変形して欲しくない、きっとエグい事になる。

號斗丸「うっぷ…」

想像して少し吐き気を催してしまう。

鋼丸「どうしたの號斗丸?気分でも悪いの?」

號斗丸「いや何でもない…」

鋼丸「…?変な號斗丸」

號斗丸「…はぁ…」

???「貴様の旅もここまでだ號斗丸!」

鋼丸「誰!?」

號斗丸「どうせ序武留だろ」

序武留「私の名前は武者序武留隊たいちょ…ってえぇ~っ!?何で知ってるの!?ま、まぁ良い…號斗丸!もし貴様が大人しく…」

號斗丸「どうせ卑劣なお前の事だ、俺を捕まえる為にこの村の住民を人質にとっているんだろ?」

序武留「捕まらなければ…って何で初めてあった筈なのに私の性格熟知してるの!?やだこの人怖い!」

鋼丸「人質!?何て卑怯な…許せない…っ!」

ゴゴゴゴゴ…

序武留「ま、まぁ兎に角そう言う訳で大人しくお縄につけ號斗丸!後そっちの女も…って…な、何だ女!可愛らしい顔してからにその反抗的な目つきは!?」

野武志ズ「た、隊長!何か物凄くヤバい雰囲気です!と言うわけで隊長!後は宜しく!」

序武留「え、えぇ~っ!?何逃げちゃってるのお前ら!?」

鋼丸「許さない!私の怒りが今!爆発!」

カッ!

號斗丸(あ、やっぱ変形できるんだ…)

鋼丸「婚合鋼丸っ!」

號斗丸「ウェディングドレスになったーっ!?」

序武留「あ、可愛いんだー!」

ポッ

號斗丸「惚れた!?」

鋼丸「食らえっ!回転機関砲<ガトリングキャノン>!」

バサッ、ガガガガガガッ!

號斗丸「何でスカートの中にそんな物仕込んでるんだ!?」

序武留「あばばばばばばっ!」

吹っ飛んでいく武者序武留。

鋼丸「ふんっ、たわいもないわね…」

號斗丸「あ、こっちの鋼丸は変形しても自我があるんだ…」

鋼丸「…號斗丸…」

こっちを向く鋼丸、何やら顔が上気しており、何より目つきが危ない。

號斗丸「な、何?何だ鋼丸?」

鋼丸「この姿になると…もう、私は自分を押さえつける事ができないの…はぁはぁ…」

號斗丸「!」(やはり暴走してしまうのか!)

鋼丸「もう我慢できない!號斗丸!今すぐ役所にいって婚姻届を提出しましょ!そしてハネムーンに!子供は三人欲しいな!」

號斗丸「」

鋼丸「と言うよりもう我慢できない!いただきます!」

號斗丸「やっ、ちょ、いやぁああああっ!?」


熱火爆輪破!


號斗丸「はぁはぁ…あ、頭は冷えたか…?」

鋼丸「…はい…熱かったです…」

プスプス…

何やかんやで再び俄雲乱土を目指す旅を続ける二人は峠の茶屋で休憩を取っていた。

鋼丸「ん~美味しい~♪」

モグモグ

號斗丸(こっちの鋼丸は鉄機武者なのに団子食べれるんだな…)

鋼丸「あ、號斗丸、お団子食べないんなら私がもらって良い?」

號斗丸「あ、あぁ、構わないが食べかけだぞ?」

鋼丸「!間接キッス…!?や、やだっ、まだ早いよ~」

號斗丸「…はぁ…」(この鋼丸、相手にするのが疲れる…)

???「ねぇねぇ、あんた達…武者…だよね?」

鋼丸「?何よ貴女、いきなり…」

號斗丸「!」

二人の前に現れた少女、赤い髪を三つ編みにし活発そうな小麦色に焼けた肌が眩しいが、何より

號斗丸(ちゅ、中学生ぐらいの少女…!)

中学生ぐらい、この年齢の人間の少女はまさに號斗丸のストライクゾーンであった。

號斗丸(いやいや!俺にはナツミさんと言う心に決めた女性が!何よりこの少女の鎧は紛れもなく…)

その鎧は影舞乱夢の守護獣、龍を象った鎧であり何より薄い胸に装着された宝玉を加える黄色い龍の頭はものすごく見覚えがあった。そう、魔星頑駄無の野望を打ち砕く旅で出会った掛け替えの無い仲間、その仲間の最初の一人である影舞乱夢一の暴れん坊…

輝龍「僕の名前は輝龍頑駄娘、ねぇお兄ちゃん達、僕と勝負してよ!」

婚合鋼丸形態がこの鋼丸の金剛鋼丸形態にあたる形態です。
力が暴走しないかわりに欲望が暴走します。
後號斗丸は武者○伝後なので超機動大将軍本編より少し言動がフリーダムです。 後プレミアバンダイでレジェンドBB戦士武者號斗丸・最終決戦仕様(2100円)が絶賛予約受付中です、皆さんも予約しましょう(ステマ)

號斗丸(あ、こっちの輝龍は一人称がおいらじゃないんだ…まぁ女の子がおいらとか使っちゃ駄目だよな、うんうん)

鋼丸「なっ、何よ貴女…いきなり喧嘩をふっかけてくるだなんて…貴女、少し常識がかけてるんじゃない?」

輝龍「ふっふ~ん、僕は白龍女帝様が世界一強いって言う天宮の武者と闘いに来たんだ、へっぴりごしのオバサンには興味ないよ」

鋼丸「な、何ですって~!?」

號斗丸「落ち着け鋼丸、子供の言うことを真に受けるな」(まぁ輝龍には口だけの強さがあるんだけど…)

もし彼女が元いた世界の輝龍頑駄無と同じ実力があるのなら、まず今の鋼丸では勝てない…それぐらい輝龍の実力は本物なのだ。

輝龍「それにさ…僕はオバサンより、そっちの格好良くて強そうなお兄ちゃんの方に興味があるかな~…」

號斗丸「…?」(な、何だ?輝龍の奴、こっちをじーっと見て…しかも何やら少し視線が熱っぽいような…)

鋼丸「…!」(あの目つき…間違いなく私の號斗丸に並々ならぬ関心を抱いた女の目!)

鋼丸に戦慄が走る、ここでこの少女武人を倒しておかなければ後々厄介な事になると乙女の第六感が告げたのだ。

鋼丸「よしっ!良いわ、相手になってあげるわ小娘!」

輝龍「え?だから僕はそっちのお兄ちゃんの方が…」

號斗丸「お、おい、落ち着け鋼「號斗丸は黙ってて!」

輝龍「…まっ、良いけど…オバサンに僕の相手が務まるの?心配だな~…怪我しても知らないよ?」

意地悪そうに笑う輝龍の顔がより鋼丸を苛立たせた!

鋼丸「五月蝿い!けちょんけちょんに伸してやるから覚悟しなさい猿みたいな小娘!」

輝龍「さ、猿~!?いったな~…もう絶対手加減してやらないんだからな!」

鋼丸と輝龍の闘いが始まった!

號斗丸「…」

女の口喧嘩は怖いと思う號斗丸であった。

鋼丸「先手必勝!大目牙閃光銃<オメガビームライフル>!」

身の丈以上の長さを誇る絡繰り一門の長・爆流の作った高出力閃光銃が火を噴く。

輝龍「よっと」

鋼丸「避けるなー!」

輝龍「や~だよ、てか当たったら痛いじゃん、バカじゃないのオバサン?」

鋼丸「き~っ!」

大目牙閃光銃から放たれるビームを素早くに避けていく輝龍。流れ弾で

茶店の璽武「あぁっ!み、店が~!」

うっかりザクレロ「あ~れ~」

風車の百式「ザクレローっ!」

周りに被害が及んでいるが気にしている暇など無く。凄く見知った顔がいた気がしたけど。

輝龍「!しまっ」

体勢を崩した輝龍の体が閃光に包まれる。

鋼丸「やった!」



號斗丸「いやっ!まだだ!」

鋼丸「えっ!?」

輝龍「甘いよオバサン!」

鋼丸「上!?しまった!」

輝龍「これでも食らえ!超龍の構え!」

鋼丸「りゅ、龍の姿になった!?」

號斗丸(あの構えは!)

金色の龍となった輝龍、あの構えから放たれる技こそ輝龍の最大最強の必殺奥義!

輝龍「超龍撃ッッッ!」

鋼丸「きゃぁああああっ!?」

龍の口から放たれた波動に鋼丸は包み込まれ。

鋼丸「きゅ~」

輝龍「へへん、大した事無かったねオバサン」

號斗丸「大丈夫か鋼丸!」

鋼丸「うう~…」

目を回し気絶してしまっている鋼丸に走り寄る號斗丸、姿形、世界は違えど鋼丸は號斗丸にとって大事な仲間である。

輝龍「次は勿論お兄ちゃんが闘うんだよね?それとも僕の強さに恐れをなしちゃったかな?」

號斗丸「…いや…悪戯坊主には少しお灸を据えてやらなくちゃならないからな」

輝龍「へへ…そうこなくっちゃ…って坊主~!?僕は女だ!」

――――――――――

鋼丸「ん、んん~ん…」

號斗丸「気がついたか鋼丸」

鋼丸「え、號斗丸…まさかずっと看病してくれて…」

號斗丸「当たり前だろ?お前は大事な仲間なんだからな」

鋼丸「仲間…かぁ…」

號斗丸「?」(何で少し残念そうなんだ?)

鋼丸「あ…さっきの猿みたいな小娘は…」

輝龍「誰が猿みたいな小娘だオバサン!僕の名前は輝龍だ!」

べったり

鋼丸「ちょ!?小娘!何號斗丸にべったりくっついてるのよ!?」

輝龍「や~ん、あにき~あのオバサンこわ~い」

號斗丸「…」(元の世界なら鋼丸のあにきって慕ってたんだけどなぁ…)

鋼丸「離れろ~!」

輝龍「あっかんべ~」

號斗丸「…はぁ…」

茶店の璽武「ごほん…あなた方、ちゃんと店の修理をするまで働いて貰いますよ?」

號斗丸達「あっ」



所変わり、魔星支配する烈帝城…そこでは今、邪悪なる会議が繰り広げられていた。

大将軍?「貴様等、まだ號斗丸を捕まえられないのか!?」

熱呂宗「ぜひゅ~…ぜひゅ~…も、申し訳御座いません大将軍様…な、何卒後許しを…あ、タンカの上から失礼します…」

武志「熱呂宗様、点滴のお時間ですよ」

序武留(鋼丸ちゃん…)

大将軍?「わしは気が長くない…さっさと號斗丸をひっとらえわしの前に連れてくるのじゃ!」

熱呂宗「は、はは~っ!今三人の選りすぐりの精鋭武者を向かわせておりますので少々お待ちください!」

ガラガラガラガラ

序武留(鋼丸ちゃん…)

かなりグダグダだった。

再び場面は號斗丸達に移るが、茶店を破壊してしまった號斗丸達はバイトを強いられていた。

鋼丸「いらっしゃいませ~」

輝龍「あにき~、チャーシュー麺2つだって~」

號斗丸「あいよ!」

鋼丸「まさか號斗丸の得意料理がラーメンだったなんて…」

輝龍「強くて格好良くて、しかも料理も上手だなんて…やっぱり最高だよあにき!」

號斗丸「…」(こうやってラーメンを茹でているとナツミさんと屋台を引いて街中を練り歩いた時の事を思い出すな~…ナツミさ~ん…)

シン「兄貴!このラーメンマジ美味い!」

ダン「なんちゅうもんを食わしてくれたんや號斗丸はん…」

コウ「これぞ味の武者七人衆だ!」

騎士ユニコーン「…美味い…」

號斗丸が彼らが時空を超える力を持つ武者と騎士であることを知るのはこれからかなり後である。

次回をまて!☆

多分居ないだろうけど読み方が分からない人に

武者頑駄無:ムシャガンダム
號斗丸:ゴッドマル
天宮:アーク
羽荒斗:バード
破悪民我夢:バーミンガム
影舞乱夢:エイブラム
俄雲乱土:ガウンランド
真紅主:マックス
鷺主:ローズ
冒流刀:ボルト
飛駆鳥:ビクトリー
熱呂宗:ネロス
序武留:ジョンブル
魔星:マスター
璽武:ジム
武志:ブッシ
野武志:ノブッシ
武威凰:ブイオウ

鋼丸、爆流、輝龍、天零、烈帝城はそのまんまです

バイトから抜け出した號斗丸達、残りの借金を兄(この世界では姉)である捕らわれの飛駆鳥大将軍に押し付け再び俄雲乱土を目指していた。

號斗丸(本当は捕らわれて無いんだけどね)

街道に掛かる大きな橋の上を進む號斗丸はあることを思い出す。

鋼丸「?どうしたの號斗丸、急に立ち止まって…」

輝龍「どったのあにき?まさか催しちゃった?」

號斗丸(そう言えば…此方に来てからまだ彼奴に出会ってない…?)

そう、最初に號斗丸と鋼丸の仲間に加わったのは輝龍、それは間違いない…しかし元の世界では輝龍と出会う前にある異国…ガンドランドと言う大地からやってきたボルトランダー流の戦士と出会っていたはず…その男の名は…

輝龍「おりょ?あにき、橋の真ん中に何かでっかいのが立ってるよ?」

號斗丸「!」

橋の真ん中に仁王立ちするその女…角を意識した飾りの異国の鎧を身をまとい、身の丈は180といった所であろう女性にしては長身であるその女武者、性別は違えど体から発するその闘気には覚えがある、その武者の名は…

???「…お前が號斗丸だな…?」

號斗丸(冒流刀!)

冒流刀「…私の名前は冒流刀、大将軍様の命によりお前を捕まえに来た…悪く思うな」

愛用の槍・極寒の牙を構える冒流刀。

鋼丸「大将軍の刺客!?」

輝龍「へへっ、何か強そうじゃん?天宮の武者とは違うみたいだけど」

冒流刀「…私が大将軍様から受けた命は號斗丸の捕縛だけだ…雑魚には用は無い…」

輝龍「カッチ~ン!いったなぁ…あにき!僕が戦って良いよね!?」

號斗丸「いや、彼奴の相手は俺がする」

仲間となった四人…闘覇五人衆の中で最強と言える実力を持っていた冒流刀だ、輝龍と言えど闘えば只ではすまないだろう。

冒流刀「…」

鋼丸「ちょっと號斗丸!?」

號斗丸「奴の相手をするのは俺で無くてはならないんだ」

熱破刀、爆烈刀を構える號斗丸。

冒流刀「…ゆくぞ…!」

ダッ!

號斗丸「!」

輝龍「うっそ!?早い!?あんなにデカいのに!?」

鋼丸「號斗丸!」

號斗丸「はぁっ!」

ガキィ!

冒流刀「…!防いだか…!」

號斗丸「でやぁあっ!」

冒流刀「ぐっ…!」

輝龍「押し返した!」

鋼丸「がんばって號斗丸!」

號斗丸「おぉおぉぉっ!」

冒流刀「はぁああぁっ!」

その後一進一退の攻防が続く…

號斗丸「…」

冒流刀「はぁはぁ…」

輝龍「すごっ…彼奴、あにき相手に一歩も引いてないよ…でも、やっぱりあにきが押してる…?」

鋼丸「…?」(號斗丸…どうしてあの時の力を使わないの…?)

冒流刀(この男…まさか手加減をしている…?)

號斗丸(流石にこの頃の冒流刀相手に本気で闘うわけには…)

既に炎水の極地を極めた今の號斗丸と、まだ風林火山四天王はおろか闘覇の力を授かっていない今の冒流刀とでは実力に大きな差があった。

ひゅ~ん…

號斗丸「!危ない!」

冒流刀「何!?ぐあっ!」

鋼丸「な、何!?砲撃!?」

輝龍「あ、彼奴ら!」

野武志「隊長!外しました!」

序武留「バカっ!鋼丸ちゃんに当たったらどうするんだ!ちゃんと號斗丸を狙え!」

鋼丸「あぁ!あの頭の長いのは序武留!」

輝龍「味方が居るのに大砲を撃ってくるなんてありえない!」

冒流刀「ぐっ…」

野武志ズ「隊長!冒流刀殿にスタン弾が当たってしまいました!どうしましょう!」

序武留「まぁ、冒流刀の奴~?クール系美女だけどいけ好かない奴だったし~?この際少し痛い目にあってもらうし~?てな訳で撃てぇ!」

野武志ズ「隊長!外道すぎます!隊長!この人でなし!」

序武留「う、五月蝿いわ!撃て撃て撃て!撃たないとお前ら減給じゃ!」

野武志ズ「う…御上には逆らえない!ごめんなさい冒流刀殿!」

ドンドンドン!

輝龍「げぇ~っ!?い、いっぱい撃ってきたよオバサン!」

鋼丸「オバサン言うな!號斗丸!」

冒流刀「ぐっ…仲間が居るのに攻撃を続ける…頑駄無軍団は此処まで堕ちたのか…!」

號斗丸「…」

冒流刀の盾になるように前に立つ號斗丸。その体からは怒気のオーラが立ち上っていた。

冒流刀「號斗丸…お前…」

號斗丸「安心しろ、俺が守る」

爆熱の陣っ!

冒流刀「…!」

キュン

野武志ズ「隊長!なんかまたヤバげな雰囲気です!」

序武留「う、狼狽えるな!この距離だ、重火器を持たない號斗丸に手はないはずだ!」

號斗丸「熱火っ!爆っ!輪っ!」

序武留「ほ、ほれみろ!苦し紛れに熱火爆輪斬なんかをつか…」

號斗丸「破ぁっ!」

序武留「…は…破ぁ!?」

爆熱の陣から放たれた闘気の波動が序武留隊を包む!

序武留「あ~れ~!?」

野武志ズ「隊長!やっぱり悪い事はできませんね!隊長!」

序武留「う、五月蠅いわ!鋼丸ちゃ~ん!」

――――――――――

號斗丸「もう歩けるだろう冒流刀」

冒流刀「…すまない…傷の手当てまで…」

鋼丸「で、どうすんのあんた」

冒流刀「…今の頑駄無軍団は、もはや私の知る頑駄無軍団ではないようだ……」

輝龍「じゃあどうすんのさ冒流刀ねーちゃん?」

冒流刀「…できるならば、お前たちと共に行き、頑駄無軍団を影から支配している相手に天誅を下したい…」

號斗丸「そうか、お前が来てくれるなら心強いな」(本当ならここで仲間になる訳じゃ無いけど…此処は俺がいた世界の流れじゃ無いんだ…別に良いだろう)

にっこり微笑み冒流刀の手を取る號斗丸、その笑顔に。

冒流刀「…」

ポッ

鋼丸「!」

輝龍「!」

號斗丸「?どうした冒流刀?まだ傷が痛むのか?顔が赤いぞ」

鋼丸「ほ、ほら號斗丸!さっさと離れる!」

輝龍「あにき!さっさと先に行くよ!」

號斗丸「お、おい!二人とも!?」

冒流刀「…號斗丸…強く、優しい…」

四人に増えた一行の旅は続く!

一方、本来號斗丸が居るべき天宮では…

羽荒斗「くっ!」

號斗丸が落ちた次元の穴に飛び込もうとする羽荒斗…しかし。

羽荒斗「何と言う強大な結界だ…!それにこの邪悪な力…まさか奴が生きているのか…!?」

ゴッド丸「ちょっと兄ちゃん、早くしてくれよ~、こんなムサイ所になんていたくね~よ~、は~や~く、は~や~く!」

羽荒斗「少し黙っていろ!と言うより何なんだ貴様は!?」

ゴッド丸「何って…天宮一の色男、ゴッド丸様だけど?」

羽荒斗「…」

イラッ

一応超機動大将軍に出たキャラクターは何らかの形で出す予定です

俄雲乱土を目指す一行、追っ手を撹乱する、號斗丸を先行させ他は囮になる…と言う作戦が提案されたのだが…

輝龍「はいはいはーい、僕はあにきのボディーガードやるから囮はオバサンと冒流刀ねーちゃんがしてね」

鋼丸「あんたと冒流刀が囮になるの!私は號斗丸の身の回りの世話をしないといけないから…」

輝龍「なんだよ!」

鋼丸「何よ!」

冒流刀「…いつもこうなのか…?」

號斗丸「あぁ…まぁ喧嘩する程仲がいいって言うしな、ほっといてやってくれ」

鋼丸「で!號斗丸!」

輝龍「どっちを選ぶの!?」

號斗丸「間をとって冒流刀」

冒流刀「私か…?」

ポッ

鋼丸・輝龍「きぃ~っ!」

こうして二手に別れるプランはグダグダになり結局…

鋼丸「ちょっと猿!少しはスピードを落としなさい!」

輝龍「あ、オバサンには少し早すぎたかな?」

號斗丸「…はぁ…」

冒流刀「大丈夫か號斗丸…?疲れているならおぶろうか…?」

號斗丸「!」

ブンブンブンブンと激しく首をふり遠慮する

冒流刀「そうか…ふふ…だが疲れているなら遠慮せずに言ってくれ…」

號斗丸(冒流刀は落ち着いてるなぁ…)

冒流刀「…本当に遠慮しなくていいんだぞ…?」

號斗丸「いやいやいや」(でも何で俺を見てよく顔を赤らめてるんだ…)

結局四人で旅をする事となり、追っ手から目立たぬよう街道を離れた森の中を進む事となった。

號斗丸(そう言えばそろそろ赤流火穏の姫、農鈴に出会って兄上が魔星により石化させられた話を聞く頃だな…)

???「おんどりゃあああああっ!」

凄まじい打撃音と気迫が籠もった雄叫びが森に木霊する!

號斗丸「!?」

輝龍「!あにき!誰かがあそこで戦ってるよ!」

悪魅ズ「グゲェ!」
悪魅ズ「何こいつ強すぎぃ!?」

???「ふん…この阿修羅妃の子にして、拳を極めた阿修羅神拳継承者、農鈴を貴様等ごときが倒そうなどと…愚の骨頂ッッッ!」

號斗丸「」

どう見てもガタイの良いガテン系の…元の世界の冒流刀並に男らしい頑駄無が魔星の私兵、悪魅軍団相手に無双していた。

鋼丸「…た、助けなくて良さそうだね…」

冒流刀「!いやっ!まだ来るぞ!」

ワラワラ沸いてくる悪魅軍団。

農鈴「ちっ、小賢しい!こい巨神象!」

巨神象「パオ~ン!」

森を崩しながら巨大な象が現れた!

號斗丸(え、何これ?轟炎王の鋼鉄獅子か何か?)

未知の展開に呆然とする號斗丸。因みに阿修羅神拳とは赤流火穏王家の子孫、阿修羅王・孟獲ガンダムも使う拳法である。

農鈴「合身っ!金剛阿修羅鎧ッッッ!」

輝龍「うわっ、象さんと合体しちゃったよあのお兄ちゃん…」

農鈴「阿修羅神拳奥義!阿修羅転生ッッッ!」

農鈴の掌から放たれたエネルギーの奔流が悪魅軍団を消し飛ばす!

號斗丸「」

鋼丸「うわ…あれだけいた相手が一瞬で…」

冒流刀「…一度闘ってみたい相手だ……」

農鈴「むっ!人の気配…何奴ッッッ!」

輝龍「わわわわっ!ぼ、僕達敵じゃないよ!?」

號斗丸「」

農鈴「むむっ、そこにいるのは!」

鋼丸「!?まさか號斗丸を狙ってる…!?」

號斗丸「はっ…!?」

あまりの展開に呆然としていると、農鈴と名乗るこの意味の分からない頑駄無は號斗丸に近づいてくる。

農鈴「お前が號斗丸か!話は武零斗から聞いているぞ!」

號斗丸「!兄…ゴホン…武零斗から!?」

鋼丸「え?確か武零斗って私達を助けて俄雲乱土に行けっていった…」

武零斗頑駄無…天宮の忍者集団武零斗忍軍の頭領であり三烈神である烈破頑駄無の子、魔星の石化の封印から兄・飛駆鳥を危機一髪で救い出しもう一羽の影迦楼羅を貸し与え、もう一人の武零斗となった兄と共に號斗丸を支えてくれた新三烈神である。

農鈴「これから話す話をよく聞いてくれ號斗丸、その仲間達もだ!」

農鈴の口から話された話は號斗丸以外にはまさに衝撃の事実であったが、號斗丸にはこの農鈴の存在の方がこの世界にきて一番の衝撃であった。

冒流刀「大将軍様…!」

輝龍「その魔星って奴が全ての元凶な訳だね…」

鋼丸「やっぱり今の大将軍は偽物だったんだ!早く助け出さないと、ね!?號斗丸!」

號斗丸「あ、あぁ…うん…そうだな…うん」

農鈴「同盟国の王子である俺もお前たちの旅に参加させてもらう、これから宜しく頼む號斗丸!」

號斗丸「あ、はい、こちらこそ…」

輝龍(あの兄貴が気圧されてる…)

冒流刀(あの武人…徒者ではないな…)

???「話は聞かせてもらいマシター!」

農鈴「何奴っ!気配を感じなかったぞ!?」

號斗丸(あ、この独特の喋り方は…)

一人の女忍者が飛び降りてくる。

輝龍「でかっ!?」

號斗丸「?いや、確かに輝龍よりかは長身だけどそんなにデカいって訳じゃ…」

輝龍「…背の話じゃないよあにき…」

號斗丸「?」

元々女性でもあまり胸の無いMS族の感覚が基本の號斗丸にはよくわからなかった。

???「お尋ね者の號斗丸をテウチにするべくやってきまシターが恐るべきリアルをしりマシタネー…チョーショーグン鉄斗羅頑駄娘の一番弟子であるこのマゼラン一のクノイチであるミー、真紅主が魔星とやらをテウチにするべくユー達に協力シマース!」

毒蛇「おい真紅主!貴様、大将軍様を裏切る気か!」

真紅主「コブラ、聞いて無かったのデスカー?今の大将軍様はフェイク…フェイクこそミー達が倒すべき相手なのデスヨー?」

毒蛇「今の大将軍様こそ大将軍様だ!偽物も本物もあるか!もし偽物だとしても、今この国の頂点である大将軍様が大将軍様だ!」

真紅主「オウ、ワケワカメデス…ユー、もしかしてお馬鹿さんなのデスカ?」

毒蛇「黙れ!裏切り者はこの場で処刑する!號斗丸捕縛はその後だ!」

真紅主「ミーとやる気デスカ?いいでしょー、相手になったるデス!」

農鈴「いかん!助太刀いたす!」

號斗丸「いや、大丈夫だ」

農鈴「何?」

號斗丸「彼女は七人の超将軍、鉄斗羅の弟子だ、あの程度の輩には負けるはずかない」

真紅主「ギガクラッシュフォーメーショーンッッッ!」

毒蛇「ぬぐぁあああああっ!」

鋼丸「早っ!?」

輝龍「実力差がありすぎたみたいだね」

真紅主「イェ~イ!ミーのヴィクトリーデ~ス!ブイッ!」

毒蛇「ぐぐぐ…か、かくなる上は真紅主…貴様だけでも…」

冒流刀「っ!いかん真紅主!避けろっ!」

真紅主「へっ?」

毒蛇「っ!」

プシュ

猛毒の塗られた刃が真紅主に迫る…が

號斗丸「はっ!」

ガキィンッ!

すんでの所で號斗丸が間に入り毒蛇の放った投刃をはじく。

真紅主「お、オウ…」

號斗丸「危なかったな真紅主、どんな相手だろうと油断は大敵だ」

真紅主「…!」

ドッキン

鋼丸(こいつもか!)

輝龍(ライバル増えた~!)

冒流刀(何も言うまい…)

真紅主(な、何なんデスカこのハートの高まりは!?もしやこれがラブ…?エロスなのデスヨー!?ミーのハートがソウルドライブデス!)

農鈴「ふん、下郎が」

毒蛇「」

毒蛇をふんじばり河に流した農鈴、六人に増えた旅の仲間達の目的地、俄雲乱土までの旅はまだ続く!

次回をまて!☆

変態ではありません、プレバンとは言えあの最終決戦仕様が発売した嬉しさで興奮しているだけです

俄雲乱土を目指す號斗丸一行、旅の途中、一行はとある農村の一角で休憩をとっていた。

號斗丸「お前たち、村の人からの差し入れのおむすびだ」

輝龍「やっり~!ちょうどお腹が減ってたんだ~、いっただっきま~す!」

鋼丸「ちょっと、がっついてんじゃ無いわよ猿!」

真紅主「オウノー!?梅干しでしたネー!スパーッ!」

冒流刀「…いい米を使っている…」

村人の爆妖飢「はは、いっぱいあるから遠慮せずに食べてください」

農鈴「…」(この者達は…)

號斗丸「すまないな」(本来ならこの村に寄ることは無かったんだが…)

この村は號斗丸の師匠、爆流頑駄無により更正された新生闇軍団の生き残り達が暮らす村の一つである。

號斗丸(あの時は爆流が頑駄無軍団を裏切ったと勘違いして突っかかったもんだ…)

村人の熱鬼兵「しかし…あのスケベで物臭で…とてもあの高潔な新生大将軍様の御子息とは思えなかった武威丸様が…こんなに立派になって…」

輝龍「?ぶいまる…?」

號斗丸「わっ!?こ、こらっ!ってやっぱりこっちの俺ぇえぇえぇっ!?」

熱鬼兵「あっ!申し訳ございません武威丸!」

鋼丸「わーわーっ!…ってもう隠す必要無いような気もするけど?」

號斗丸「…確かに魔星の企みも皆に知れ渡ってるしなぁ…」

冒流刀(…武威丸といったら確か……)

ボソボソ

真紅主(イエ~ス、大将軍様の下のブラザーデスネ~…鋼丸、もしかしてマイダーリンは大将軍様のオトートなのデスカ?)

ボソボソ

鋼丸(ちょっと真紅主!誰が誰のマイダーリンよっ!?)

ムキー

農鈴「なる程、號斗丸から時たま感じる気品のあるオーラは大将軍家の者だったからか」

號斗丸「は、ははは…」

ガヤガヤガヤ…

冒流刀「…?何だ…少し騒がしいな…」

火影坊「お、落ち着いてくだされお侍様!」

???「御退きなさい!ここにお尋ね者の號斗丸がいる事は分かっていますのよ!?隠すと為になりませんわ!」

號斗丸(…?何だ?この聞いたことのないような変な喋り方…誰だ?)

???「あぁっ!見つけましたわよ號斗丸!」

輝龍「まったく…また刺客なの?本当にしつこいよねぇ~頑駄無軍団も…」

冒流刀「…お前が次の刺客だったとはな…」

真紅主「オウ何ですカ冒流刀、このプリンセスみたいなコスチュームの武者はユーの知り合いなのデスカー?」

鋼丸「そう言えば冒流刀は頑駄無軍団にいたんだから知り合いが刺客として現れても可笑しくないわね…で、誰なのよ?この高圧的なお嬢様みたいなのは」

冒流刀「あぁ…こいつも私と同じ…飛駆鳥大将軍様に助けられ、大将軍様に武者の称号を与えられた異国の者だ……」

號斗丸(あ、て事は彼女はまさか…!?)

???「お尋ね者の號斗丸!大将軍様への恩義の為…あなたはこの武者にしてスダ・ドアカの由緒正しき騎士であるこのわたくし、鷺主があなたを成敗いたしますわ!大人しくお縄にお着きなさい!」

號斗丸(何かこの鷺主喋り方が変だーっ!)

かくして號斗丸と鷺主の闘いが始まった!

號斗丸「おぉおおおっ!」

鷺主「くぅ…っ!やりますわね!」(つ、強い…!この男…少し強すぎませんこと!?)

號斗丸「でやぁっ!」

鷺主「きゃあぁっ!」

號斗丸の激しい剣激により遂に吹き飛ばされる鷺主。

冒流刀「…勝負あったな…」

鷺主「くっ…ま、まだですわ!」

農鈴「ほう、まだ立ち上がるか…なかなか見上げた根性だ」

號斗丸「…鷺主、迷いのある剣では俺を斬れないぞ」

鷺主「…っ!」

號斗丸「今の頑駄無軍団…大将軍が、お前を救った頃の物とは違う物になっている事を、お前は薄々気づいているはずだ」

鷺主「!」

號斗丸「…」(鷺主、お前が俺の知る、あの鷺主と同じ者なのならば、真実を知るために、何が正しいかを知るために自らの道を歩めるはずだ!)

鷺主「…確かに、今の頑駄無軍団は…大将軍様は、わたくしの知る、あの大将軍様とは別物のように感じますわ…民に圧制を強い…無法者達を頑駄無軍団に入れ…」

號斗丸「…そうだ…今の大将軍は…」

鷺主「男を侍らせ毎晩宴会騒ぎ、酒池肉林の毎日…」

號斗丸「…は?」

鷺主「イケメンばかりを側近に置き、イケメン優遇、他の者は給料激減…ホストを雇い入れ、金に物を言わせた自堕落な日々…っ!」

號斗丸(何やってんのこの世界の魔星ーっ!?)

鷺主「あんな大将軍、わたくしの知る高潔な飛駆鳥大将軍様ではありませんわ!」

號斗丸(ま、まぁこの際、結果だけ見てよしとしよう…)「鷺主、大将軍…いや、魔星の野望を打ち砕くため俺達に…」

曼陀羅「冒流刀と同じ様に大将軍様を裏切る気か鷺主!」

鷺主「!曼陀羅!何故あなたがここにいますの!?」

輝龍「うわ、何あいつ…下半身が気持ち悪い事になってるよ…」

鋼丸「趣味悪~…」

曼陀羅「ほっとけ女共!兎も角、裏切りは許さん!くたばれ鷺主っ!」

鷺主「…くっ!」(まだ先程の衝撃が体に…っ!)

錫杖を鷺主に向ける曼陀羅だが…

號斗丸「俺が居ることを忘れてないか?」

曼陀羅「あ」

鷺主「!」

號斗丸「でぃあっ!」
ドゴォ

曼陀羅「ぼげぇえぇっ!?」

いつの間にか曼陀羅の後ろに立っていた號斗丸、そのまま殴り飛ばされ綺麗に弧を描き宙に舞い地面につっぷす。

號斗丸「まったく…この世界の悪党の質は低いな…」

鷺主「な、何故わたくしを助けましたの?わたくしをあなたの敵で…」

號斗丸「鷺主、お前はもう何が正しいか分かったはずだ、もう敵じゃないさ」

鷺主「え…」

號斗丸「それに、俺は仲間の命を平気で奪おうとするような外道な輩が許せなかっただけだ」

にっこり

鷺主「!」

バックン

號斗丸「仲間になってくれないか鷺主?」

鷺主「…えぇ、わかりましたわ、マイマスター…」

號斗丸「?マイマスター?何の事かよくわからないが、これから宜しく頼む鷺主」(状況が上手くつかめないが、これで闘覇五人衆が揃った…後は魔星を倒すだけだ!元の世界に帰る方法はその後考えよう…この世界の、本当の號斗丸をこの世界に返してやらなくてはいけないからな…)
成り行きとはいえこの世界の歴史に介入してしまっている罪悪感を感じる號斗丸…しかし周りは

鋼丸(何さ何さ何さ!ま~た女を誑し込んで…浮気者!)

輝龍(う~…兄貴の馬鹿~…!)

冒流刀(天性の垂らし…か…罪深い男だ……)

曼陀羅「うう…ま、まだ奥義を披露してないのに…このまま退場できるもぶげぇ!?」

農鈴「外道は外道らしく地に伏していろ」

ぐりぐり

遂に集結した闘覇五人衆!一行は俄雲乱土まで後少しの距離まできていた。

一方そのころ、時空の狭間を三機のジェット機が飛んでいた。

シン「何だ!?時空が超えられない…!?」

ダン「どう言う事だ!?」

コウ「分からん、しかし時空が不安定になっているのは確かだ」

時を駆けるムシャ三兄弟、ムシャガンダムシン、ダン、コウの三人

天馬の国沈没エネルギーによりパワーアップした三人は時空を超えながら様々な世界で武者ライフを満喫していた。

しかしこの時空に来て、世界を越えられなくなったのだ…何か強大な力のせいで…

ユニコーン「そう、邪悪な意志により時空が歪められているのだ」

シン「!あなたは…スダドアカの騎士ガンダム?」

ダン「騎士ガンダムが何で天宮に…」

ユニコーン「私はブリティス王家に使える円卓の騎士の一人、騎士ユニコーンガンダム、君達と同じく世界を超える力を持つガンダムだ」

コウ「時空が歪められているとは?」

ユニコーン「何が原因かは分からないが、何か邪悪な…赤魔神シャンブロのような、強大な悪意がこの世界を覆っているのだ」

シン「赤魔神シャンブロ?」

ダン「黒魔神闇皇帝のような闇の化身か?」

コウ「…俺達は何をしたらいい?」

ユニコーン「私と共に来てくれ」

三人の武者と一人の騎士、本来この世界にはいない筈の四人が手を取る事となる。

一方烈帝城地下、魔界の門を封印してあるその場所は大将軍以外脚を踏み入れないように厳重に封印されている、その場所で…

邪麗「…何者じゃ?そこに居るのは」

邪麗…本来は美しき姿と心を持った神に仕える巫女であった、しかし闇帝王により魂を汚され闇帝王の依り代となった哀れな娘…人の姿をしたこの世界でもまた、この世界に現れた闇帝王の邪念に取り付かれ闇の化身となっていた。

???「我は…お前だ…」

邪麗「…別の世界の我か…」

闇元帥の欠片「我らヤミに世界など関係あるまい…」

號斗丸がいた本来の世界…そこで倒された真・闇元帥のヤミの欠片が時空の穴を通りこの世界に流れ着いていたのだ。

邪麗「…何ようだ…我に我が…」

ヤミ「お前は近い将来、倒される未来にある」

邪麗「我が?三度も我が光の者共に倒されると言うのか?」

ヤミ「そうだ…だが安心しろ、我と我が一つになれば、今度こそ世界はヤミと一つになる…」

邪麗「そうか…ならば…」

やがて2つのヤミは一つに溶け合い…

闇魔神「我は魔神にして皇帝なり…いや、帝王なり…」

ついに復活した闇帝王の化身、闇魔神。この世界の武者は、そして號斗丸はこのヤミを払う事ができるのか?

次回をまて!☆

闇魔神との戦い以外はギャグのままです、あしからず。
因みに闇元帥本人では無く闇元帥の欠片なのは本来の世界の天動神器編で闇元帥本人が復活しているからです。

騎士ユニコーンガンダムはアルティメットバトル、新訳SDガンダム外伝(現在進行中)に登場する時空を超える事ができる特別な騎士ガンダムです
アカシックバインダーと呼ばれる特別なカードダスを「コール」する事により別の世界、時間のガンダムを騎士武者コマンド問わず召喚できる騎士ガンダムです
ムシャガンダムシン、コウ、ダンは昔ボンボンで連載されていたプラモウォーズと言う漫画と連動して発売された武者頑駄無で特定の時間軸に捕らわれず世界を飛び越える事ができる武者頑駄無です
キットはコンパチブルによりシン、ダン、コウを組み替えられます

参考になられたら幸いです

我雲乱土…嘗て天界より遣わされた風林火山四天王が舞い降りた地にし魔界の門を封印する力を持った大いなる武神が舞い降りた地とされる場所…なのだが。

號斗丸(平和な時代ならあそこも只の観光名所だったんだよなぁ…)

巨大な頑駄無の頭を模したと思われていた神面像は旅行で旅人達が記念に立ち寄り、天宮に来訪した異国の客人達が物珍しく見ていく程度の場所であった。

鋼丸(あぁもう、こんな事なんかで號斗丸と一緒に見に行く事になるなんて…魔星絶対許すマジ!)

輝龍(平和になったらあにきと一緒にデートで見に行こっと、勿論結婚を前提とした婚前旅行でっ!)

真紅主(ふっふ~ん、アークがピースになった暁には、ガウンランドでマイダーリンとウェディングをアゲマス!盛大に愛を契るのデスヨ!)

鷺主(ふふふ…號斗丸さん、平和になった暁にはそこで正式に主従の誓いを立てましょう!わたくしは號斗丸様の忠実な犬になりますわ!はぁはぁ)

冒流刀(「號斗丸…綺麗な夕焼けだな…」「冒流刀の方が綺麗だ…」「えっ…?」「愛してる冒流刀」「號斗丸…嬉しい…!」)

農鈴(平和ならば母上達への土産話にでもなったであろうに…これも天の刃の血を引く者の定めか…!)

號斗丸(機動武神天凱王…この世界では闇の力に飲み込ませなどさせん!父上、兄上、ナツミさん…皆…俺を見守っていてくれ…!)

各々色々想いを巡らせ我雲乱土へと走る。その後を追う四つの影。

武零斗「大将軍様、あの様子ならば…」

飛駆鳥「えぇ、明日には我雲乱土につくでしょうね…」

彗心「頭領、烈帝城で動きがあったようです」

彗蓮「我雲乱土で待ち受けている熱呂宗、序武留達に何かしらの増援が向かわされたと言う話です」

彗心「偵察を行っていた者の話を聞く限り、どうやらこの世の者では…」

武零斗「武威丸様…あのように立派になられて…この彗月改め武零斗…あなた様のお言葉、忘れていませんよ…私を妻に迎えてくれると…彗月お姉ちゃんはずっと待っています…」

飛駆鳥「あぁ…やっぱ武威丸可愛ええ…馬鹿な子程可愛いって言うけど今の凛々しい弟も良いわ…姉弟じゃなかったら確実に押し倒してるわ…」

彗心「あ、あの~…頭領?大将軍様?聞いてます?」

彗蓮「無駄よ彗心、ああなった頭領と大将軍様は当分此方に戻ってこないわ」

彗心「…どうする彗蓮?」

彗蓮「取り敢えず方っておきましょう」

彗心「はぁ…」

彗心の心労は絶えない。

後数時間も歩けば我雲乱土に辿り着くであろう…一行は英気を養う為に最後の休息を取っていた。

號斗丸「明日は決戦になる…皆、絶対生き残れよ!」

鋼丸「ええっ!」

農鈴「うむっ!」

號斗丸「じゃあ俺と農鈴は向こうで寝るから、お前たちも充分休息を取ってくれ」

女性が殆どのこの一行、號斗丸と農鈴は気を使い女性陣から大分離れた場所で休息を取り、水浴びも全員が終わるまで遠くで待っていた。

鷺主「號斗丸さんも農鈴さんも、この旅で一度もわたくし達の水浴びを覗きに来ませんでしたわね…も、もしかしてわたくし達…あの方達から女として見られていない!?強く鍛えすぎましたの!?」

真紅主「でなければ…オウ…まさかマイダーリン、ゲイなのですカ!?オウマイガッ!なんたるこっテス!」

冒流刀「…二人とも誠実な男であるだけだろう…」

鋼丸「…ごめん、ちょっと厠に…」

輝龍「ちょっと待った」

鋼丸「何よ猿?あなたと連れションに行く気なんて無いわよ?」

輝龍「あんた、何で枕を持って行ってんのさ」

鋼丸「…」

プイッと明後日の方向を向く鋼丸。

輝龍「あぁ!抜け駆けしようとしたなぁ!?」

鷺主「鋼丸さん!戦いが終わるまで號斗丸さんに全員手を出さないと言う協定を忘れましたの!?」

鋼丸「うるさい!添い寝してもらうぐらい良いじゃない!」

真紅主「ノウッ!許さないのデス!ミーだって號斗丸と一つの布団にインしたいデスヨ!」

ワーワーギャーギャー

冒流刀「…まったく…お前たち、五月蝿いぞ?號斗丸達が寝れないだろ…」


冒流刀の心配をよそに

號斗丸「すぴ~」

農鈴「ぐか~」

鋼の神経を持つ武者男児達はぐっすり寝ていた!決戦の時は近い!戦え武者頑駄娘!

遂に目的地である俄雲乱土へとたどり着いた七人の武者頑駄無と武者頑駄娘、そこには魔星が放った刺客が待ちかまえていた!

號斗丸「!こいつ等は…」

序武留「きたな!お尋ね者號斗丸!そして鋼丸ちゃん!」

鋼丸「鋼丸ちゃん言うな!」

序武留「あぁ、怒った顔も可愛いよ鋼丸ちゃん…」

鋼丸「キモッ!」

輝龍「お似合いのカップルじゃん?オバサン」

鋼丸「黙りなさいよ猿!」

ワーワーギャーギャー

熱呂宗「…おい序武留…」

序武留「何だ熱呂宗!」

熱呂宗「こいつら…何…?」

悪魅ズ「ワラワラワラ」

序武留「わ、私に聞くな!」

熱呂宗「どう見てもこの世の者じゃ無いよな…てか武志共がガタガタ震えてるし…」

武志ズ「」

ガクブルガクブル

號斗丸(悪魅の姿は見えど魔星の姿は見えず…奴はまだ烈帝城か?)

その頃烈帝城では…

愚嵐怒「魔星様、號斗丸達が俄雲乱に到着したとの事、そろそろお出掛けになられた方が…」

冒流刀以上に長身で筋肉質のこの女武者、紫色の肌と言う人間には有り得ない肌色をしたこの武者は魔界の三羅将の一人、獣羅将愚嵐怒。

愚嵐怒「あの、魔星様?聞いておりますか?」

魔星「馬鹿者!まだ体が洗い終わっておらん!そう急かすで無いわ!」

愚嵐怒「かれこれもう一時間は湯浴みをしておられますが…」

魔星「まだ足りん!こんな汚い体では號斗丸に合うのは恥ずかしいのじゃ!」

愚嵐怒「…さいですか…」

宇折堕「カカカカ…ふぇぇ…ますたーさま…はやくでてよぉ……」

海羅将海羅堕、三羅将一の策士であり行動派の幼女も魔星の命令無しでは自由に動けずヤキモキしていた。

魔星「宇折堕!貴様は捕らえてある姫超将軍共の調教に戻れ!」

宇折堕「カカカカ…ふぇぇ…」

一方俄雲乱土では激しい戦いが繰り広げられていた。

農鈴「こやつ等は俺を追ってきた刺客の仲間か!」

農鈴の拳が悪魅達を砕く。

號斗丸「こいつ等は魔界に住む闇の住民達だ!」

次々と悪魅を切り捨てていく號斗丸。

農鈴「なんと!魔界の力を使うだけに飽きたらず魔界の者共と手を結んでいるのか魔星は!」

鋼丸「もうっ!こいつ等、幾ら倒してもキリが無いわ!」

輝龍「これじゃジリ貧だよ!」

真紅主「輝龍、ネバーギブアップネ!」

鷺主「そうですわ!此処でわたくし達が退いたなら、それこそ魔星の思う壺ですわよ!?」

冒流刀「しかしこの数が相手では…」

しかし多勢に無勢、徐々に押され始めていた。

熱呂宗「よ、よく分からんがやれ一つ目共!そのまま號斗丸を捕縛するのだ!」

序武留「あ!でも鋼丸ちゃんには怪我させるなよ!」

鋼丸「大目牙閃光銃!」

序武留「ぎにゃあぁあああっ!」

熱呂宗「あぁ!じょ、序武留ーっ!ってぬぉおっ!?」

爆風で飛んできた序武留が直撃しそのまま吹っ飛んでいく熱呂宗。

輝龍「あうぅ…」

真紅主「オウ…もう限界ネ…」

鷺主「くぅ…此処までですの…!?」

冒流刀「くっ…無念だ…」

農鈴「いかん!皆の体力ももう限界だ!號斗丸!」

號斗丸(まっていてくれ皆、もうそろそろなんだ!)

迫り来る悪魅達を巨大な手裏剣が切り裂いた!

武零斗(飛)「諦めてはいかん!」

鋼丸「!武零斗!」

號斗丸(胸の文字は飛…兄上の方か!)

武零斗(飛)「號斗丸!今こそお前が受け継いだ炎水の玉の力により天界の大いなる遺産、機動美神天凱王を復活させるのだ!」

鋼丸「機動美神…」

鷺主「天凱王…!」

號斗丸(美神って何だー!)

そんな號斗丸のツッコミを尻目に炎水の玉は激しく輝き始め、それに呼応するかのように神面像が激しく震えだした!

真紅主「!地震デスネ!?」

輝龍「!見てあにき!神面像の岩が剥がれて中から何か出てくる!」

號斗丸「!?」

神面像の中から現れたのは巨大なデフォルメされた人間の顔!

號斗丸(ゆっくりだこれーっ!?)

天馬の国でネカフェに誘われた際にネットでみたAA、ゆっくりのような巨大な顔が現れた!

鷺主「こ、これが機動美神天凱王なんですの!?と、とても美の神には…」

冒流刀(…可愛い…)

すると天凱王から激しい光が降り注ぐ!

輝龍「こ、これは!?」

鷺主「力が漲ってきますわ!」

鋼丸「!婚合鋼丸形態になってるのに自我が保ってられる!?」
號斗丸(本当に何でウェディングドレスなんだろう…何の意味が…)

武零斗(飛)「あなた達、これが天界武人が残した大いなる力!魔を退ける力よ!」

天界武人の遺産である神具が5人の若武者に託された!

輝龍「武龍の力と火炎天!僕は炎の化身、輝龍だ!」

真紅主「疾風の如き力は龍王天様のお力ネ!」

鷺主「自然を汚す輩はこのわたくしの誇りにかけて許しませんわ!」

冒流刀「光山天様のお力…確かに頂いた…!」

農鈴「天帝様のお力は我にあり!魔星覚悟しろっ!」

號斗丸「え」

輝龍・真紅主・鷺主・冒流刀「我ら、闘覇五人衆ッッッ!てえぇえぇっ!?」

農鈴「むっ、何故俺に天の神具が…」

武零斗(飛)「ど、どういう事なの…?」

號斗丸「…!そう言うことか!」(肉体は此方の世界の物だが魂はあちらの世界の物、だからこの世界の天の力が俺に順応しなかったんだ!)

武零斗(飛)「そんな…號斗丸が天帝の神具に選ばれないなんて…」

鋼丸「ご、號斗丸…」
輝龍「あにき…そ、その…なんていったら良いか…」

農鈴「…何やらすまん…」

號斗丸「いや、気にしなくていいんだ」(元の世界の神具は俺の魂と体化しているしな)

すると天凱王が光輝き始め。

鷺主「今度は何ですの!?」

冒流刀「…天凱王が…!」

號斗丸(機動武神形態に変形するつもりか!?ってどうやって変形するんだ!?まさかあの顔がビリビリにさけ…)


プシュ~…脱ぎ脱ぎ

天凱王「!」

ジャーン!

號斗丸「」

顔面部分から空気が抜けるような音がして萎んだと思うと、その中から天凱王のパーツを付けた巨大なMS少女が現れた。

真紅主「オウアメイジング!」

鋼丸「なんて言うか…此処まで巨大だと壮観ね…」

そして天凱王の唇が動く…

號斗丸「!?」(此方の天凱王は喋れるのか!?)

天凱王の口から放たれた言葉、それは…

天凱王「ゆっくりしていってね!」

號斗丸「」

號斗丸には理解出来なかった。

武零斗(飛)「天凱王は言っている、一緒に来いと!」

號斗丸「えっ!?そんな事言ってるの!?」

天凱王「ゆっくりしていってね!」

武零斗(飛)「皆の者、天凱王の周りに集まれ!烈帝城まで跳躍すると言っているわ!」

冒流刀「跳躍…ワープが出来るのか…?」

鷺主「凄い…これが天界の力ですの…?」

農鈴「皆、今こそ決着の時っ!魔星から天宮を取り戻すのだ!」

天凱王の周りに集まる一同、號斗丸も天凱王の方に向け走り出すが…

號斗丸「!?」

足下の下の地面から強烈な殺気が號斗丸に向け放たれた!

武零斗(飛)「武威ま…號斗丸!何をしている!早く此方へ…!?」

急に大地が揺れ始め。

真紅主「な、何デスカ!?天凱王以外にこの場所にはまだ何かあると言うのデスカ!?」

冒流刀「何かが地面の下から突き進んでくる…!?」

そして地面が割れ現れた者、それは。

???「キシャアアアアアアッ!」

鷺主「な、何ですのこの巨大な化け物は!?」

武零斗(飛)「ま、まさかあれは…!?」

號斗丸「超呪動武者…クラヤミだと!?」

嘗て闇魔神・遮光が自らの体にするべく作り上げた最強の呪動武者!

農鈴「こいつも魔星の放った刺客だと言うのか!?」

號斗丸(違う、こいつは…!)

輝龍「こんな時にこんな厄介そうなデカブツが来るだなんて!」

クラヤミは主砲である超黒星砲を天凱王に向ける!

鋼丸「狙いは天凱王!?」

號斗丸「させんっ!」

武零斗(飛)「號斗丸!?」

輝龍「あにき!?」

クラヤミに向け闘気弾(機動武者大戦で使った技)を放ち注意を逸らす。よろめくクラヤミ。

號斗丸「お前たちはいけっ!こいつの相手は俺が引き受ける!」

真紅主「ノウッ!號斗丸を置いては行けまセン!」

鷺主「わたくし達も残って闘いますわ!」

號斗丸「馬 鹿 野 朗 ッ ッ ッ ! ! !」

鋼丸「!」

輝龍「あ、あにき…!?」

號斗丸「魔星を倒し天宮を救うのがお前達闘覇五人衆の使命だ!こんな所で足留めを食らっている暇は無いっ!」

冒流刀「だが…っ!」

農鈴「…わかった」

輝龍「!農鈴にーちゃん…っ!」

農鈴「俺達は先にいく…ただし號斗丸…死ぬなよ…!後から来いっ!」

號斗丸「…ああっ!」

武零斗(飛)「天凱王!我らを烈帝城まで導きたまえ!」(武威丸…生きて…!)

天凱王「ゆっくりしていってね!」

激しい光に包まれその場からワープする天凱王と闘覇五人衆。

號斗丸「いったか…!」

クラヤミ「ギギギギ…っ!」

號斗丸「行くぞクラヤミ!」

一進一退の攻防が続く!

クラヤミ「キシャアアアアアアッ!」

クラヤミの巨大な爪が振り下ろされるが

號斗丸「うぉおっ!」

その爪を交わし爪に飛び乗る號斗丸。

號斗丸(主砲を潰す!)

超黒星砲さえ潰せばと駆け上がる號斗丸だが…

號斗丸「!」

地面が震え盛り上がり其処から新たな敵が現れた!

號斗丸「こんな奴まで蘇っていたのか!?」

大蛇飛駆基虫「キシャアアアアアアッ!」

大蛇飛駆基虫に気を取られてしまう號斗丸、その時。

クラヤミ「キシャアアアアアアッ!」

ブンッ!

號斗丸「!しまっ!」

空中に放り出されてしまう號斗丸、そして號斗丸に向け超黒星砲が放たれた!

號斗丸「ぐぁああああああっ!」

ブラックホールにも似た強大なエネルギーの奔流に飲み込まれる號斗丸。

ピシッ

號斗丸(い、いかん、闘覇の衣が保たない…!)

強大なエネルギーにより闘覇の鎧が砕けていく…

號斗丸(ここまでか…いやっ!まだ[ピーーー]ん!クラヤミ、大蛇飛駆基虫を蘇らせた者は恐らく魔星では無い!)

恐らくこの二匹を蘇らせた者は新生闇軍団に関わりがあるもの…魔星とそいつを相手にするとなれば此方の仲間達は…

號斗丸(世界は違えど、こちらの鋼丸達ももう俺の掛け替えのない仲間!その仲間を守れずして何が武者かっ!)

その思いに呼応してか、この体の炎水の玉と、號斗丸の魂と同化していた新・炎水の玉が呼応しはじめた!

號斗丸(!これは…)

そして何処からか声が聞こえる…

(號斗丸さんを…守って……)

號斗丸「!ナツミさぁぁああぁぁん!」

超黒星砲のエネルギーが強烈な光により吹き飛ぶ!

クラヤミ「!?!?!?」

飛駆基虫「キシャアアアアアアッ!?」

號斗丸「武 者 復 活 ッ ! 爆 王 頑 駄 無 ッ ッ ッ ! ! !」

爆王の鎧を見にまとった號斗丸。

號斗丸「貴様等と遊んでいる暇は無いっ!一気に叩かせてもらうっ!」

爆熱心眼翼を開き飛翔する號斗丸。

飛駆基虫「グォオオオォオオッ!」

飛駆基虫の腹から強大なエネルギー破が放たれる!

號斗丸「心眼集中ッッッ!熱!闘!爆!輪!斬っ!!!」

エネルギー破を切り裂き大蛇飛駆基虫を切り裂く號斗丸。

飛駆基虫「ぐぉおぉ…」

大蛇飛駆基虫の巨大な肉体が崩壊し土に帰る。

クラヤミ「!?キシャアアアアアアッ!」

再び超黒星砲を號斗丸に向けるクラヤミだが、既に號斗丸はそこには居らず。

號斗丸「俺はここだぁ!」

クラヤミ「!」

上空から一気にクラヤミに突っ込む號斗丸。爆熱フォークを構えいっきにクラヤミを貫く!

クラヤミ「!?!?!?」

大爆発を起こす超呪動武者クラヤミ、その爆発の中から飛び出す號斗丸。

號斗丸「…」

自らの体に纏った爆王の鎧を見る號斗丸。

號斗丸(ありがとうナツミさん…君の心が再び俺を助けてくれた……)

烈帝城の方角を見る。

號斗丸「今いくぞ皆…!」

爆熱バードへと姿を変える號斗丸は猛スピードで烈帝城へと飛翔する!

クラヤミと大蛇飛駆基虫が敗れ去る所を水晶で監視していた闇魔神。

闇魔神「やはり一筋縄では行かぬか…忌々しい奴よ…」

完全なる復活の気を伺う闇魔神…魔星、三羅将に気づかれる事無く魔界の力を吸収してはいるが…

闇魔神「まだ足りん…我の完全なる復活にはまだ…」

しかし方法はある、いや、向こうからその方法が近づいてきている。闇魔神は水晶に天凱王を移し…

闇魔神「天界の力…我の完全なる復活に使わせてもらうぞ…」

號斗丸対闇魔神!因縁の闘いの時は近いっ!


次回を!☆

もう少し続きます。
號斗丸の闘気弾を放つ技の正式名称は忘れてしまいました…

感想ありがとうございます。自分もボンボン読者で伝説の大将軍~武神輝羅鋼が直撃世代です。
この世界での話のベースはコミックワールドとボンボン版のミックスになっていますからがボンボン版よりなので操られた超将軍のネタも少し使おうと思っています。この一週間の間くらいで終わらせようと思うので後少しお付き合いください。

上に書かれている通り號斗丸が落ちたのは福岡です。
その時ナツミさんの家の屋台を壊してしまいナツミさんと一緒にラーメン屋台を切り盛りするようになりました。

天凱王の力により烈帝城にたどり着いた鋼丸と闘覇五人衆!
武零斗(彗)「たどり着いたぞ!さぁ、魔星の野望を打ち砕くぞ!」

鋼丸「?」(ねえ猿…)

輝龍(なんだよオバサン?)

鋼丸(さっきまでの武零斗と雰囲気ちがくない?)

輝龍(うん…さっきまでマスク白かったよね…何かマスクが黒くなってるし髪型も違うような…)

真紅主「オウ皆様ガタ!何やら烈帝城から出てきた…シッショー!?」

烈帝城から現れたのは…

爆流「…」

天地「…」

鉄斗羅「…」

荒鬼「…」

千力「…」

雷鳴「…」

獣王「…」

鋼丸「!?ば、爆流母さん…!?」

武零斗(彗)「七人の姫超将軍…っ!やはり魔星に捕まっていたか…!」

虚ろな目をした飛駆鳥大将軍に仕える七人の姫超将軍。

姫超将軍達の後ろの地面が盛り上がり丸いボールのような物が飛び出してくる。

鷺主「!?何ですの!?あの悪趣味な玉は!?」

冒流刀「…!気をつけろ!凄まじき邪気を感じる…!」

ライトニングブレイカーを構える冒流刀、玉がバクンと割れて現れたのは…

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…わたしはさんらしょうのうみらしょう、うぉるたーだよぉ…おまえたち、ぼこぼこにするよぉ…」

武零斗(彗)「三羅将…魔界の武者頑駄娘か!」

真紅主「ユー、シショーに何をしたデスカ!?」

宇折駄「カカカカカ…えへへ…ますたーさまにたおされたちょーしょーぐんどもを、ますたーさまにいわれてかんきんせんのうちょうきょーしたのぉ…」

鷺主「ちょ、調教ですって!?な、何と破廉恥な…いえ…わたくしも號斗丸さんになら……」

輝龍「変態だー!?」

鷺主「はっ!?聞こえていましたの!?わ、忘れなさいっ!」

鋼丸「くっ…爆流母さん…」

???「うわっはっはっはっ!有象無象の衆がよくぞ此処までって何で號斗丸がいないのじゃ!?」

農鈴「貴様が魔星か!」

魔星「如何にも!わしが天宮の真の指導者、魔星大将軍じゃ!って今はそんな事はどうでも良いっ!何故號斗丸がいないのじゃ!?」

鋼丸「あんたが送りつけてきた呪動武者のせいでしょ!」

魔星「は?呪動武者?何の事じゃ!?なにを言っておる貴様ら!」

冒流刀(魔星はあの呪動武者の事をしらない……?)

真紅主(どう言う事ですカ?ワケワカメデス)

魔星「…ゴホン!まぁ良い…號斗丸に群がる蝿共を先に片づけといてやるとしよう…やれ!三羅しょ…」

武零斗(彗)「魔星!覚悟せよっ!」

魔星「!?貴様…何時の間に…っ!」

輝龍「!武零斗っ!?何時の間に天守閣に登ってたの!?」

鋼丸「早っ!」

真紅主「オウっ!ミーよりニンジャらしいデス!悔しいのデスヨ!」

鷺主「まぁ、あなたは忍者では無くニンジャですものね」

真紅主「鷺主、どう言う意味デスカ?事と次第によってはミーのギガパルサーが火を噴くのデスヨ」

武零斗の刃が魔星に振り下ろされる!

魔星「くっ!」

武零斗(彗)「避けただと!?」

しかし魔星の反応速度は忍である武零斗の動きを凌駕していた!頬を掠めるに止まってしまう。

魔星「よ、よくもわしの玉のお肌に傷を…貴様の正体はわかっておるわ!大将軍よっ!」

真紅主「ホワイッ!?大将軍様ですっテ!?」

冒流刀「…なんと……!」

魔星の放った一撃により武零斗のマスクが引きちぎられる!

鋼丸「!大将軍様!」

魔星「!?大将軍では無い!?」

武零斗「引っかかったな魔星!大将軍様は…」

するともう一つの影が現れ宙に舞う武零斗を受け止め地面に降りる。

農鈴「何…武零斗が!?」

輝龍「二人っ!?」

宇折駄(ふぇえぇ…くうきだよぉ…)

姫超将軍達を待機させ空気を読む宇折駄だった。

マスクを下ろすもう一人の武零斗、その顔はまさしく

冒流刀「!大将軍様…!」

輝龍「あれが僕のお義姉…大将軍様…!」

鋼丸「ちょっと待てこら、誰が誰の義理の姉よ義理の」

輝龍「…オバサンってもしかして超能力?」
飛駆鳥「魔星、あなたが今すぐ悪事をやめ改心すると言うのならば再び軍団に戻る事を許します」

武零斗「大将軍様!?」

農鈴「大将軍!このような奴に何故!?」

飛駆鳥「おだまりなさい!天帝の神具を受け継いだあなたになら分かるはずです王子!(はぁ…本当はきっと號斗丸が天帝の神具を受け継いで、くってかかる號斗丸にここで私がバシッと…)はぁ…」

農鈴(何か溜め息つけられた!)

魔星「グハハハハハ!笑わせるな!」

鋼丸「なら笑わなきゃ良いのに…」

鷺主「グハハハハハ…って…女性がしていい笑い方ではありませんわ…」

魔星「五月蝿い小娘共!ごほん…わしは今や軍団以上の力を手に入れたのじゃ!骨抜きの頑駄娘軍団はこの世から消え去り、わしの逆ハー軍団が世界を支配するのじゃ!」

真紅主「逆ハー!?逆ハーレムデスッテ!?何ですかこのインラン!?」

冒流刀「…爛れているな…大将軍の器では無い…」

魔星「五月蝿い五月蝿い五月蝿~いっ!やれで!宇折駄!魔界の力を見せてやるのじゃ!」

宇折駄「ふぇえぇ…?やっとおはなしおわったのぉ…?」

ピシンピシン

爆流「はうっ!」

天地「きゃんっ!」

鋼丸「ちょ、ちょっとあんた!人のお母さん達を四つん這いにさせて何やってるのよ!?」

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…むちでたたいてるだけだよぉ…」

鋼丸「…許さん!」

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…ちょーしょーぐんあいてにほんきがだせるかなぁ?」

爆流「敵は…倒す…」

鉄斗羅「倒したら…宇折駄様に褒めてもらえる…」

虚ろな目をした姫超将軍達が闘覇五人衆の前に立ちふさがる!

真紅主「ノウッ!洗脳されてるシショー達と闘わせようとするナンテ…ユー卑劣きわまりないデスヨ!」

鋼丸「どうしよう…闘って気絶させても、もし当たり所が悪かったら…」

鷺主「そんな事より気絶させる余裕があるのですの!…ふぇえぇ…だいしょうぐん、なかまにてがだせるかなぁ…」

飛駆鳥「まずは荒鬼!」

荒鬼「!魔星様と宇折駄様の邪魔をする者は倒…」

飛駆鳥「よくも旅の途中自分が残した椎茸を私に食べさせ続けたキィーックッ!」

ドゴッ!

荒鬼「きゃあんっ!」
吹っ飛んでいく荒鬼。

一同「「…は?」」

飛駆鳥「次は雷鳴っ!」

雷鳴「!は、排除…」

飛駆鳥「いっ…つも!お高くとまってんじゃないわよパンチっ!」

ドガッ!

雷鳴「あうんっ!」

飛駆鳥「次は天地っ!あなたにま前々から言いたかった事があるわっ!」

天地「!や、あ、あの…」

飛駆鳥「ツンデレとか今時古いのよ金剛飛燕竜巻返しッッッ!」

黄金の竜巻が天地頑駄娘を襲うっ!


天地「な、なんでウチだけこんな強力な技ーっ!?」

農鈴(絶対今正気に戻ってたーっ!)

飛駆鳥「さぁ、あなた達!ぼーっとせずに魔星を!後天凱王は魔界の扉が完全に開かないよう烈帝城に組み付く!」

天凱王「ゆっくりしていってね!」

鋼丸「…はっ!そ、そうよ!大将軍様が姫超将軍達を押さえつけてるうちに!」

輝龍「魔星とか言うオバサン!覚悟しろっ!」

魔星「お、オバ…わ、わしはまだ若いわっ!」

真紅主「覚悟するネー!」

宇折駄「ふぇえぇ…いかせないんだよぉ…」

鋼丸と闘覇五人衆の前に立ちはだかる羅将宇折駄。

農鈴「くっ…一筋縄ではいかんか…!」

鷺主「冒流刀…」

冒流刀「…うむ…!」

鷺主「皆さん、宇折駄の相手はわたくしと冒流刀が引き受けますわ!」

冒流刀「お前たちは先に行けっ!」

輝龍「鷺主ねーちゃん!冒流刀ねーちゃん!」

真紅主「サンキューネ!でもシンジャダメヨ!?」

鋼丸「狙うは魔星ただ一人!」

すると地響きを立てて地面崩し重鎧を来た女魔界武者、羅将愚嵐怒が現れた!

愚嵐怒「先にはいかせん!」

輝龍「もう、邪魔するなーっ!」

真紅主「ヘイッ!こいつの相手はミー達がするネ!鋼丸達は魔星を先に行くネ!」

農鈴「分かった!頼んだぞ!」

鋼丸「輝龍!」

輝龍「!」

鋼丸「やられるんじゃ無いわよ!」

輝龍「鋼丸のあねきもね!」

愚嵐怒「大地を揺るがすこの怒り!思い知るがよいっ!」

真紅主「ミー達のアングリーの方がストロングなのネ!」

輝龍「でっかい魔界のねーちゃん、勝負っ!」

農鈴「…!」(三羅将…三、羅将!?となると…!)

???「クカカカカカカカカッ!」

鋼丸「!」

凄まじい衝撃波と共に鋼丸と農鈴の前に翼を持った細身の魔界の女武者が現れた!

天国途「クカカカカカカカカッ!皆殺し!善人は天国にいきなっ!でお馴染みの私参上、お姉様があなた達を天国にい・か・せ・て・あ・げ・る・☆」

鋼丸「女と絡む趣味は無いわよ!」

農鈴「邪魔をするな魔女めっ!」

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…ちょーしょーぐんあいてにほんきがだせるかなぁ?」

爆流「敵は…倒す…」

鉄斗羅「倒したら…宇折駄様に褒めてもらえる…」

虚ろな目をした姫超将軍達が闘覇五人衆の前に立ちふさがる!

真紅主「ノウッ!洗脳されてるシショー達と闘わせようとするナンテ…ユー卑劣きわまりないデスヨ!」

鋼丸「どうしよう…闘って気絶させても、もし当たり所が悪かったら…」

鷺主「そんな事より気絶させる余裕があるのですの!?」

冒流刀「くっ…やるしかないのか…!」

飛駆鳥「お待ちなさい!荒鬼達の相手は私が引き受けます!」

農鈴「!大将軍!」

武零斗「くっ…私も手伝います…!」

飛駆鳥「あなたは少し休んでなさい、彗心!彗仙!」

彗心「はっ!」

彗仙「ここに!」

飛駆鳥「武零斗を安全な場所へ!」

彗心「承知しました!」

彗仙「大将軍様、ご武運を!」

素早い動きで武零斗を連れ街まで下がる二人

飛駆鳥「さぁ、いくわよ荒鬼!雷鳴!まずはあなた方から!」

だっと駆け出す飛駆鳥大将軍。

鋼丸「大将軍様!」

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…だいしょうぐん、なかまにてがだせるかなぁ…」

飛駆鳥「まずは荒鬼!」

荒鬼「!魔星様と宇折駄様の邪魔をする者は倒…」

飛駆鳥「よくも旅の途中自分が残した椎茸を私に食べさせ続けたキィーックッ!」

ドゴッ!

荒鬼「きゃあんっ!」

吹っ飛んでいく荒鬼。

一同「「…は?」」

飛駆鳥「次は雷鳴っ!」

雷鳴「!は、排除…」

飛駆鳥「いっ…つも!お高くとまってんじゃないわよパンチっ!」

ドガッ!

雷鳴「あうんっ!」

飛駆鳥「次は天地っ!あなたにま前々から言いたかった事があるわっ!」

天地「!や、あ、あの…」

飛駆鳥「ツンデレとか今時古いのよ金剛飛燕竜巻返しッッッ!」
黄金の竜巻が天地頑駄娘を襲うっ!

天地「な、なんでウチだけこんな強力な技ーっ!?」

農鈴(絶対今正気に戻ってたーっ!)

飛駆鳥「さぁ、あなた達!ぼーっとせずに魔星を!後天凱王は魔界の扉が完全に開かないよう烈帝城に組み付く!」
天凱王「ゆっくりしていってね!」

鋼丸「…はっ!そ、そうよ!大将軍様が姫超将軍達を押さえつけてるうちに!」

輝龍「魔星とか言うオバサン!覚悟しろっ!」

魔星「お、オバ…わ、わしはまだ若いわっ!」

真紅主「覚悟するネー!」

お目汚し大変申し訳ありませんでした。
今後はミスが無いよう気をつけますので許してください。



あ、號斗丸が今回出てない…


次回をまて!☆

色々とありがとうございます。頑張ります。

武者頑駄娘冒流刀・武者頑駄娘鷺主対海羅将宇折駄頑駄娘。

鷺主「いきますわよキャリバードッ!聖剣ウィングキャリバーッ!」

キャリバード「ケェーンッ!」

自らの鎧であり翼、そして剣となる相棒、機械生命体キャリバードが変形した聖剣ウィングキャリバーを構える鷺主。

鷺主「その刃にわたくしの魂を映し邪悪なる者を切り裂きなさい!ファイナルスラーッシュッ!!!」

ウィングキャリバーから光の斬撃が放たれる。凄まじい閃光が宇折駄を包み込むが…

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…そんなのじゃわたしのがいこつのからはくだけないんだよぉ…」

鷺主「何ですって!?わたくしのファイナルスラッシュを食らって平気なんですの!?」

鉄壁の防御力を持つ骸骨の殻を閉め身を守る宇折駄。

冒流刀「下がれ鷺主っ!次は私がやるっ!」

両刃の合体薙刀、ライトニンググラビトンを振るい大地に突き刺すと巨大な地割れが起こる!

冒流刀「ボルトランダー流奥義っ!ライトニング…トルネーーッドッ!!!」

大地の裂け目から闘気の鮫がうなりを上げ牙を剥き宇折駄に向かい突き進むっ!爆風に飲み込まれる宇折駄。

鷺主「やりましたの!?」

しかし煙の中からボールじょうになった宇折駄が姿を現す。

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…むだだよぉ…」

冒流刀「くっ…これでも駄目か…っ!三羅将…なんと言う…っ!」

鷺主「こ、これが…魔界の武者の力だと言いますの…!?」

宇折駄「カカカカカ…こんどはこっちからいくよぉ…」

殻に籠もったまま高速で回転する宇折駄。自らが砲弾となって相手を吹き飛ばす宇折駄の得意技…

宇折駄「ふぇえぇ…どくろげきしんだんだよぉ…あたるといたいよぉ…?」

髑髏激震弾、凄まじいスピードで冒流刀にぶつかる宇折駄。一瞬目を見開き…

冒流刀「!?あぁああああああっ!」

烈帝城の石垣まで吹き飛ばされる冒流刀、石垣にめり込み瓦礫の下に埋もれてしまう。

鷺主「!冒流刀っ!?」

反射的に冒流刀が吹き飛んだ方を振り向いてしまう鷺主。すると風を切る音が耳に響く!

鷺主「!しまっ…」

殻から生えている宇折駄の触手が鷺主を弾き飛ばす。

鷺主「きゃああぁっ!」

強靭な金色の触手を叩きつけられそのまま吹き飛び地面に叩きつけられる鷺主。

宇折駄「えへへ…たたかってるのによそみをするなんて…このきしのおねぇちゃんばかだよぉ…」

鷺主「う、うぅ…」

触手で鷺主を縛り上げ持ち上げる宇折駄。

鷺主「う、うぅ…は、離しな…さい…」

宇折駄「カカカカカ…まかいさんらしょうのわたしにかてるはずがないんだよぉ…」

触手を絡みつかせ埋まっていた冒流刀を瓦礫の中から引きずり出す。

冒流刀「あ…あぁ…」

そして二人の武者頑駄娘を自分に引き寄せると八重歯が可愛いらしい口をニヤリと歪める宇折駄。

宇折駄「ふぇえぇ…わがどくのきばをくらえばいいよぉ…えへへ…」

カプッ

鷺主「あうっ!」

カプッ

冒流刀「はうぅ!」

ドサッ

そのまま二人を地面に落とす。

鷺主「うぅ…あなた…わ、わたくし達に何を…?はぁっ!?」

冒流刀「…毒といったな…いったい私達に何の毒を…あぁっ!?」

宇折駄「カカカカカ…ちょーしょーぐんたちをちょーきょーするときにつかったきもちよくなるどくだよぉ…ていこうしてもむだだよぉ…」

鷺主「はぁはぁ…な、何ですって…!?」

冒流刀「くっ…はぁ…くぅ…卑劣な…っ!」

顔を赤くそめフルフルと震えながらも何とか立ち上がろうとする二人の武者頑駄娘。

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…」

ビシッ!

鷺主「あぁん!」

ビシッ!

冒流刀「あぁっ!」

宇折駄「カカカカカ…ふぇえぇ…むだなんだよぉ…おねぇちゃんふたりともますたーさまにさからえないようちょーきょーしてやるんだよぉ……」

二人の肌に何度も触手が打ち据えられる。

鷺主「きゃうっ!」

冒流刀「あんっ!」

宇折駄「カカカカカ…」

輝龍頑駄娘・武者頑駄娘真駆主対獣羅将愚嵐怒頑駄娘

愚嵐怒「どうしたどうしたどうしたぁ!」

輝龍「くっ…強い…!」

愚嵐怒の怪力から放たれる重すぎる一撃を受け流していく輝龍、しかし長くは保ちそうに無い。

真駆主「輝龍っ!離れるネーッ!」

輝龍「!わかった真駆主ねーちゃん!」

愚嵐怒「!」

愚嵐怒のはなった拳をすんでの所でかわし飛び跳ねる輝龍。

真駆主「くらうがいいネ!ツインッ!ギガパルサーッ!」

ソロモンからの愛用銃、二丁のギガパルサーを合体させたツインギガパルサーを愚嵐怒に向けて放つ真駆主。

愚嵐怒「くっ!小賢しいっ!」

真駆主「まだまだネ!銃身が焼け付くまでぶっぱスルデス!」

ツインギガパルサーから放たれたビームの雨が愚嵐怒を襲う。土煙で周りが見えないほどビームを放った時には熱でギガパルサーの銃身が曲がっていた。

輝龍「やった!?」

真駆主「わからないヨ、でもこれだけ攻撃すれば只ではスマナイハズネ!」

すると土煙の向こうから凄まじい火砲が放たれる。

輝龍「えっ!?」

真駆主「ホワイッ!?」

ドゴォオオオンッ!

輝龍「うわぁああああっ!」

真駆主「ノォオオオオウッ!」

爆風で吹き飛ばされる二人の武者頑駄娘。

愚嵐怒「あんな火砲で私に傷を付けようなどと…火砲とはこういう物だっ!」

土煙の中から無傷の愚嵐怒が現れる。先程の砲撃は愚嵐怒の両肩にある二対四門の大砲から放たれた攻撃であった。

真駆主「ガッデム…ノーダメージなんて…」

輝龍「そ…そんな…」

爆風で地面に叩きつけられながらもヨロヨロと立ち上がるが。

愚嵐怒「ふん、なかなか骨はあるが、貴様等はここで終わりだ!我が収まる事の無い怒りを思い知るがいいっ!」

愚嵐怒の角から電撃がほとばしる!

愚嵐怒「我が怒りの雷っ!雷光撃っっっ!」

愚嵐怒から放たれた雷撃が二人を襲うっ!

輝龍「うぁああああああああああああっ!」

真駆主「いやぁああああああああああああっ!」

輝龍(あ…あにき…ごめん…僕、もう駄目かも…)

鉄姫武者鋼丸・農鈴頑駄無対空羅将天国途

鋼丸「くっ!早いっ!」

農鈴「早すぎるっ!俺の目にも止まらんだと!」

鋼丸の回転機関砲の雨を容易く避ける天国途。

天国途「ケケケケケッ!遅い遅いっ!そんなんじゃあたしを捉えるどころか蚊も捉えられないよっ!ケケケケケッ!」

農鈴「ええいっ!笑いな鬱陶しい!我らはお前達と遊んでいる暇はないのだ!」

闘気弾を放つも素早すぎる天国途を捉えられず闘気弾が虚しく空を切る。

天国途「ケケケケケッ!天帝の神器に選ばれた王子様もあたしの素早さには形無しでしょ!ケケケケケッ!」

鋼丸「五月蝿い!だからあんたなんかに構ってる暇は無いのよ!」

大目牙閃光銃を最大出力で放つも。

天国途「だからとろいって!」

ビームをひらりとかわすと天国途は鋼丸に向かって一直線に猛スピードで効果をし始めた!

鋼丸「!」

天国途「地獄撃~っ!」

鋼丸「きゃああああああああっ!?」

鋼丸の鎧が砕け散り衝撃で吹き飛んでしまう。

農鈴「鋼丸!貴様っ!」

天国途「ケケケケケッ!まだ止めはささないよ、あたしは執念深くてね…狙った獲物をいたぶり尽くすまで決して逃がさないのさっ!」

農鈴「外道がっ!」

天国途「まだまだまだぁっ!」

何度も地上を高速で通過する天国途、凄まじい衝撃破が何度も鋼丸と農鈴を襲う。

鋼丸「あああああああっ!」

農鈴「鋼丸っ!」

天国途「他人の心配をしている暇があるのかいっ!」

天国途の爪が農鈴の体を切り裂く!

農鈴「ぐああああああっ!」

天国途「ケケケケケッ!」

鋼丸(號斗丸…)

一方爆王となった號斗丸は思わぬ邪魔者にあい苦戦を強いられていた。

翔妃「ホホホホホホッ!流石の號斗丸様も空中戦は苦手ですかな!?」

扇風鬼ズ「オホホホホホホホッ」

號斗丸「俺の行く手の邪魔をするなぁああああっ!」

次々と空魔忍扇風機を切り裂く號斗丸。

號斗丸「その姿、貴様達はこの世界の者では無いなっ!」

この世界の女性は頑駄無、殺駆問わず人間の女性の姿をしていた、だが今目の前にいる空魔忍達は自分があちらの世界で良く知る、しかも新世闇軍団、百鬼夜行衆に所属する者の姿をしているのだ。

翔妃「いかにも!我等空魔忍達皆貴様達により倒された怨念、死霊武者なのだ!」

號斗丸「死霊武者だと!?だとすれば貴様等の背後にいるのは!?」

翔妃「お命頂戴っ!」

號斗丸「だとするならば尚更貴様等の相手をしている隙は無いっ!押しとおるっ!」

爆熱の刃が唸りをあげるっ!

烈帝城、姫超将軍達を沈黙させた飛駆鳥。大将軍の力を失っても天宮最強の戦姫の一人であることには変わりがない。

飛駆鳥「ふんっ、本気を出せない姫超将軍達を倒しても自慢にもなりはしないわ」

魔星「くはははははっ!大将軍の力を失ってもこれだけの事をやってのけるとは…流石はあの憎き女、烈光の娘じゃな!誉めてやるっ!いやっ、兄上の血かな…?」

飛駆鳥「魔星…!轟天伯父様はこんな事は望んでいないわ!もうおやめなさいっ!」

魔星「黙れ!兄上の…お兄様の武勲を忘れたこの国が全部悪いのじゃ!わしが大将軍になりお兄様の素晴らしさをこの国の者達に思い出させてやるのじゃ!」

飛駆鳥「だからといって魔界の力に手を出すなどと…轟天伯父様がそんな事を望んでいると思っているの!?」

魔星「いい加減に黙れ小童がっ!それに周りを見てみぃ!」

飛駆鳥「!皆の衆…っ!」

飛駆鳥の目に入ったのは…

鋼丸「うぅ…」

農鈴「ぐっ…ま、まだだ…っ!」

輝龍「…」(あにき…)

真駆主「ヘヘヘ…少しストロングすぎるネ…」

鷺主「あぁ…わ、わたくし…ま、負けませんわ…」

冒流刀「はぁ…はぁ…」

地に伏した鋼丸達。

魔星「頼みの綱のそやつらも最早虫の息っ!貴様に万が一にも勝ち目はないっ!」

飛駆鳥「くっ…」

魔星「貴様を倒した後、身動きできぬ天凱王を頂きゆっくり魔界の門を開くとするのじゃ…殺しはせん!わしが天宮の真の支配者になる所を虫の息となり見ているよいっ!」

飛駆鳥「まだよ!もし私が地に伏しても、號斗丸がいる限り魔星、あなたね野望が成就する事は無いわっ!」

天凱王「ゆっくり…していってねっ!」

飛駆鳥大将軍の想いに答えるかのように天凱王の光輪に七つの文字が光り輝いたっ!

魔星「な、何じゃ!?」

飛駆鳥「風、林、火、山、天、雷、地っ!」
天界に住まう風林火山四天王、そして天界を支配する三帝を意味する文字が輝く!

――――――――――

鋼丸(…ここは…私…もしかして壊れちゃった…?)

輝龍(あれ…僕…?)

真駆主(おう…そこに居るのはマイフレンド、輝龍達ではありませんカ?)

輝龍(あっ、青い目の異人のねーちゃん!)
真駆主(ユーもここでは異人ネ!っていつも通り真駆主でイイネ!)

鷺主(この場所はいったい何なんですの…?)

冒流刀(…私にも分からん…)

農鈴(だがこの場所には邪気が感じられない、温かな場所だ)

不思議な空間に鋼丸達は立っていた。真っ暗なその空間…すると目の前の景色が急に開け…

鋼丸(何!?何なのこいつ等!?)

見たことの無い武者達が次々と斬り捨てられていく!

扇風鬼ズ「ひ、ひぃいいっ!」

扇風鬼ズ「わ、我等は怨念の力で強くなったはずな…ぎゃあああああっ!」

號斗丸「うぉおおおっ!」

翔妃「な、なんなのだこやつの力はっ!?」
號斗丸「俺達武者には守らなくてはならない民がいるっ!そして愛すべき仲間がいるっ!他者を苦しめ私利私欲の為に悪事を働く、そんな貴様達の怨念如きが俺に、武者頑駄無に勝てる道理はないっ!!!」

翔妃達「ひ、ひっ…!」

號斗丸「仲間達が待っているんだ!熱火っ!爆輪斬ッッッ!」

翔妃「お、お助けください闇帝お…」

號斗丸「どけぇええええっ!」

翔妃達「ぎゃあああああああああああっ!」

號斗丸「待っていろよ皆!今すぐ行く!お前達を死なせはしないっ!」(どこの世界であってもっ!)

鋼丸(ここってまさか…炎水の玉の中…!?)

輝龍(あにき…!僕やるよ…っ!)

真駆主(マイダーリン…ユーの気持ち、確かに受け取ったネ!)
鷺主(號斗丸さんがその想いを胸に戦い続けるのなら、わたくし達も諦める訳にはいきませんわ…騎士の誇りにかけてっ!)

冒流刀(久々に心が熱くなった…私は氷の戦士…だが今は心は烈火の如く燃えている…っ!)

農鈴(行くぞ皆!我等闘破五人衆、闇の者などに負けるわけにはいかんっ!魔星に勝利し天宮を救うのだ!)

((おうっ!))

鋼丸(あ、私闘破五人衆じゃないーっ!?)
――――――――――

宇折駄「カカカカカ…ふぇ…もうくっぷくしちゃったかなぁ…」

鷺主「えぇ…屈服しましたわ…」

冒流刀「貴様の毒がな……っ!」

大地を踏みしめ立ち上がる二人の武者頑駄娘。

宇折駄「ふぇえぇっ!な、なんで?なんでぇ!?」

鷺主「わたくし達の闘志が…毒に支配された体を凌駕しているのですわっ!」

冒流刀「我等闘破五人衆…光山天の冒流刀と隼王天の鷺主……!」

鷺主「あなたを完膚無きまでに倒させて貰いますわ!」

青き翼、マッハウィングを広げウィングキャリバーを奮う鷺主の一撃を宇折駄は殻で受け止める。

宇折駄「ふぇえぇっ…さっきよりもきあいが入ったいちげきだけど…それじゃわたしのからはくだけないよぉ…!?」

冒流刀「うぉおおおっ!」

すぐさま冒流刀のライトニンググラビトンが殻に叩きつけられる。殻に籠もり攻撃を受け流す宇折駄。

冒流刀「おおっ!」

鷺主「はぁああっ!」

何度も何度も殻に攻撃を加える二人の武者頑駄娘。

宇折駄「ふぇえぇっ…いみないことをして…えぇっ!?」

ピシッ

宇折駄の殻にひびが入る!

鷺主「自らの防御力を過信しすぎましたわね!」

冒流刀「どんな硬い装甲も同じ箇所に攻撃を食らい続ければいずれは砕けるっ!」

宇折駄「ふぇえぇっ…」

鷺主「ファイナルスラーシュッ!」

冒流刀「ライトニングトルネードッ!」

二人の必殺技が合わさり破壊力を倍増させ宇折駄の殻を砕くっ!

宇折駄「ふぇえぇっ!」

冒流刀「私達の」

鷺主「勝ちですわ!」

海羅将宇折駄「きゅ~…」

三羅将の海羅将宇折駄頑駄娘撃破。

本当は空魔忍軍軍団長・羽流鋭を出そうかと思いましたが諦めました。
羽流須って本編や大将軍列伝よりガンダム野郎の印象が強いです。

次回をまて!☆

輝龍「いくぞ獣羅将愚嵐怒ッ!」

真駆主「ここからが本番ネ!覚悟するヨッ!」

愚嵐怒「まだ動けるか小娘共!小賢しい!」

再び愚嵐怒の特角に雷が走る。

輝龍「超龍の構えッ!」

最強の技を放つため金色の龍となる輝龍頑駄娘。

愚嵐怒「食らえっ!雷光撃ッ!!!」

輝龍「必殺ッ!超龍撃ッ!!!」

愚嵐怒の放った魔界の雷と輝龍の放った龍の波動が激突する。凄まじいエネルギー同士の激突により爆風が周りに広がる。

愚嵐怒「くっ…!」

体制を崩す愚嵐怒目掛け爆風の中から真駆主が飛び出した。

愚嵐怒「!何…っ!?」

真駆主「食らうネッ!ミーの必殺の拳ッ!」

龍王天の神器を纏った黄金の拳が体制を崩した愚嵐怒に放たれる!

真駆主「マグナムラーッシュッ!」

超高速の拳が愚嵐怒に何度も叩きつけられる。

真駆主「フィニーッシュネッ!」

止めとばかりに愚嵐怒の鳩尾に真駆主の右アッパーが叩き込まれる、愚嵐怒の巨体が吹き飛び

愚嵐怒「がは…っ…馬鹿な…っ」

地面に叩きつけられる獣羅将愚嵐怒。

真駆主「イエスッ!ミー達のヴィクトリーネ!」

輝龍「残るは後一人!任せたかんね鋼丸!」
三羅将・獣羅将愚嵐怒頑駄娘撃破。

天国途「まだやるのかいっ!?いたぶりがいがあるよ!本当にさぁ!」

農鈴「くっ!闘志は戻った、しかし奴を捉えるには我々もあのスピードについていかねばならんッ!」

鋼丸「農鈴、ちょっと待ってなさいッ!方法はあるわ!」

農鈴「何ッ!?本当か鋼丸ッ!」

鋼丸「本当は號斗丸を最初にのせて上げたかったけど…仕方ないわ!」

鋼丸の鎧が次々と体から離れ始める。

農鈴「脱いだっ!?」

天国途「ストリップでも始める気かいっ!?」

鋼丸「鋼丸、激転身ッ!」

再び鎧が装着されていき鋼丸は新たな姿へと変わる!

鋼丸「目牙守羽多ッ!」

天国途「変形したっ!?」

高速移動形態・目牙守羽多へと変形した鋼丸。

鋼丸「農鈴乗って!」

農鈴「おうっ!」

農鈴を乗せた鋼丸が飛翔する。

天国途「なっ…は、はやっ…!」

農鈴「くらうがいい外道ッ!阿修羅神拳奥義…っ!」

超高速で天国途に迫る二人。

天国途「や、やめ…っ」

農鈴「阿修羅転生ッ!!!」

阿修羅王・農鈴頑駄無の掌から放たれたエネルギーが天国途を包み込む!そのまま天国途は地面に墜落し激突。

天国途「あぱ~…」

再び鋼丸は元の姿に戻り、農鈴と共に地面に降り立つ。

三羅将・空羅将天国途撃破。

鋼丸「やったわ!」

農鈴「魔星!後は貴様一人だッ!」

魔星「三羅将を倒したかっ!やるでは無いか闘破五人衆!」

鋼丸「残るはあんたのみっ!」

飛駆鳥「魔星、さっきも言ったけど大人しく投降しなさいっ!そうすればまだ……」

魔星「ふんっ!この程度でわしに勝ったつもりか!?甘い、甘いのじゃ飛駆鳥大将軍ッ!三羅将、今一度わしの元へっ!」

マントを広げる魔星頑駄娘ッ!マントの下はほぼ全裸だった…

輝龍「へ、変態だーっ!?」

魔星「変態ではないっ!仮に変態だとしても変態と言う名の淑女じゃっ!」

鷺主「意味がわかりませんわっ!」

冒流刀「いったい何をする気だっ!?」

武零斗「大将軍様!」

飛駆鳥「武零斗ッ!もう動けるのっ!?」

武零斗「はい、何とか…しかし…これはいったい…」

魔星から放たれた妖力により魔星の周りに集まる三羅将

魔星「三羅将、貴様達の力をわしに捧げるのじゃ!」

宇折駄「ふぇえぇっ…わかったよぉますたーさま…」

愚嵐怒「行威…」

天国途「ケケケケケ…我等魔界の力、見せつけてくれるわ!」

三羅将の鎧が次々に離れ

真駆主「ホワイッ!?まさかマスター、三羅将と合体する気デスヨ!?

鎧が次々と魔星へと装着されていくっ!

農鈴「なんと言う凄まじき妖気!」

最後にバトルマスクが魔星の口元に装着される。

魔星「魔界呪術、闇魔装の陣ッ!魔星大将軍ッッッ!!」

飛駆鳥「民を苦しめ私利私欲の限りを尽くすあなたに大将軍を名乗る資格はありませんっ!」

鋼丸「!?残った三羅将の本体は!?」

輝龍「!オバサンあれっ!」

魔星大将軍の隣には…

天国途、宇折駄・愚嵐怒「合体羅将、風雲再起ッッッ!!!」

農鈴「く、組み体操だとっ!?」

鎧が殆ど外れたアンダースーツ姿の愚嵐怒が同じアンダースーツ姿の宇折駄を肩車し、その宇折駄が同じくアンダースーツ姿の天国途を肩車していたっ!

宇折駄「ふぇえぇっ…おもいよぉ…」

天国途「こ、こら宇折駄っ!グラグラさせないでくれるっ!?」

愚嵐怒「二人ともバランスを崩すなよ!?」

グラグラしていた。

魔星大将軍のキットって傑作キットですよね。レジェンドと早く発売して欲しい物です。
遂に決戦、武者號斗丸(爆王頑駄無)対魔星頑駄娘大将軍

次回をまて!☆

ありがとう御座います、その言葉が最大の励みになります。

魔星「くっくっくっ…わしの真の姿と三羅将の真の姿におそれをなしたようじゃな」

鋼丸「え?あ、うん…た、確かに恐ろしいわ…何が何だか分からない感じで…」

輝龍(てか少しグラグラしすぎじゃない?)
ヒソヒソ

鷺主(宇折駄に至っては涙目ですわよ…)

ヒソヒソ

魔星「ふん、貴様らにこの国の真の支配者の力を見せてくれる!ゆくぞ風雲再起ッ!とうっ!」

風雲再起?に乗っかる魔星。

真駆主「アンビリバブルッ!マスターの奴、ヘブンズの肩に乗っかりましたヨ!?」

天国途「あっ!ま、魔星様!そんなに勢いよくのっちゃ…」

宇折駄「ふぇえぇっ!」

愚嵐怒「ば、バランスが!」

グラッ

魔星「へっ?」

バラッ!

冒流刀「案の定崩れたか!」

魔星「のわぁあああっ!?」

天国途「だからいったじゃないですかぁ!」

宇折駄「ふぇえぇっ!」

愚嵐怒「あわわわわわっ!」

ビタンッ!

顔面から地面に突っ込む魔星。

飛駆鳥「ま、魔星ッ!?」

魔星「うぐぐぐ…」

何とか立ち上がろうとするが…

バラバラバラッ!

魔星「ぶげっ!」

上から落ちてきた三羅将に潰される魔星。
飛駆鳥「ま、魔星…?」

魔星「くっ…飛駆鳥め…小癪なまねをしおってからに…!」

飛駆鳥「はぁっ!?」

ヒューッ

農鈴「!何かが近づいてくる!?」

冒流刀「!あれはっ!」

輝龍「鳥だっ!」

間違いでは無い。

鷺主「飛行機ですわっ!」

真駆主「ノンノン、ス○パーマ○ネッ!」

武零斗「違う、あれは…」

変形し大地に降り立つ。

號斗丸「待たせたっ!ってどんな状況だっ!?」

鋼丸「號斗丸ッ!」

駆け出し號斗丸に抱きつく鋼丸。

號斗丸「わっ!?は、鋼丸っ!?」

鋼丸「心配したんだからぁ…」

號斗丸「…すまなかった…」

抱きついてきた鋼丸の頭をポンと叩いてやる。

鋼丸「えへへ…」

輝龍「あぁ~!ずるいよオバサンッ!」

真駆主「抜け駆けはゴハットネ!」

鷺主「わたくしも號斗丸さんに抱き留められたいですわっ!」

冒流刀「…そ、その…何だ…わ、私も…っ!」

號斗丸「わ、わわっ!お前たちまで何なんだ!?」

號斗丸に挙って抱きつく頑駄娘達。

號斗丸(仲間だからって少しスキンシップが激しすぎやしないかっ!?)

飛駆鳥「あなた達!何勝手に人の弟に抱きついてるんで須かっ!お退きなさいっ!大将軍命令ですよ!?」

武零斗「わ、私も…そ、そのできれば…武威丸ちゃ…様に…」

號斗丸(な、何だこの状況!?誰か説明してくれっ!ナツミさーんっ!)

農鈴(…誰も號斗丸の鎧が変化しているのには突っ込まないのだな…)

鋼丸「號斗丸~」

輝龍「あにき~」

真駆主「ダーリン☆」

鷺主「マイマスタ~」

冒流刀「…あ、あなた…」

號斗丸(本当に何が何やらさっぱり分からん!?何なんだこの状況はっ!?)

困惑し頭の整理が追いついておらず混乱していると…

魔星「貴様等!わしを無視するなぁ~っ!」

號斗丸「はっ!貴様が魔星かっ!?」(やっぱり魔星も女になっているんだなこの世界だと…と、魔星の上で織笠って気絶しているのはもしや三羅将…なのか?)


鋼丸「あっ、そう言えばすっかり忘れてたわ」

輝龍「もう、空気よんでよね」

魔星「五月蠅い五月蠅い五月蠅~い!」

真駆主「あ、よく見ればチャンスネ!」

鷺主「今の内ですわっ!いきますわよ皆さん!」

冒流刀「流石に卑怯だが仕方あるまい!勝機を逃してなるものかっ!」

農鈴「魔星!年貢の納め時だっ!」

鋼丸「あんたの悪事もここまでよっ!」

うもっている魔星に飛びかかる鋼丸達。

號斗丸「!いかん!皆やめるんだっ!」

飛駆鳥「迂闊だわ!」

魔星「わしをコケにしおって…許さんっ!」

暗黒の闘気を吹き出し乗っかっていた三羅将を吹き飛ばす魔星大将軍っ!

鋼丸「んなっ!?」

武零斗「!いけません大将軍下がって!」

魔星「唸れ闇の神器天剣絶刀!」

魔星の強大な気が天剣絶刀に注ぎ込まれる!

魔星「邪黒覇道爆滅破ッッッ!!!」

天剣絶刀から黒い炎の狼が解き放たれるっ!

頑駄娘ズ「きゃああああっ!」

農鈴「ぐぁああああっ!」

號斗丸「皆っ!」

吹き飛ばされる鋼丸と闘覇5人衆っ!

魔星「ふははははっ!わしを甘く見るからにじゃ戯け共!」

號斗丸「魔星っ!貴様っ!!!」

構える。世界は違い、少しバカみたいな展開が続いたがやはりあの魔星だけはありその力は強大である事を確信する。

魔星「くっくっくっ…これで邪魔者は大将軍だけか…会いたかったぞ號斗丸っ!」

號斗丸「魔星、もうよせっ!これが貴様の本来の思いではあるまいっ!貴様は魔界の力にあてられ邪念に支配されているにすぎないっ!」

そう、本来轟天の弟である武者、魔星は誇り高い武人なのだ。しかし兄を思う心と心の奥底でくすぶっていた烈光将軍家への妬みが魔界と関わりを持った事により歪ませてしまったのである。

魔星「ふん、しった風な口を…まぁ良い、わしも貴様に言いたかった事があるっ!」

號斗丸「何っ!?」

魔星「あの時の返事を今返そう!答えはイエスじゃ!」

號斗丸「な、何?イエス?な、何の事だっ!?」

魔星「忘れたとは言わさんぞ!あの夜の事を!」

――――――――――

魔星「ふんっ、曲者が城に忍び込みおったか…すぐ始末してくれ…」

ゴッド丸「そこの美しい御方、俺と結婚を前提としたお付き合いをしてくれませんか?」

魔星「な、なななっ!?」

――――――――――

號斗丸「」

魔星「あの時はつい恥ずかしくて生娘のように赤面しぬしを暗黒覇道で吹き飛ばしてしもうたが…あのように熱烈に告白されたのは初めてじゃった…」

ポッ

號斗丸「こっちの俺ぇえぇえぇえっ!」

鋼丸「號斗丸…?」

輝龍「あにき…?」

真駆主「ダーリン…?」

鷺主「號斗丸さん…?」

冒流刀「…」

ゴゴゴゴゴ…

號斗丸「!?な、何だこの凄まじき負のオーラは!?」

天馬の国の最終決戦、武器も鎧も持たずダーク天凱王に戦いを挑んだ時と同じくらい號斗丸は戦慄した。

武零斗「武威丸ちゃん…貴男がどんなに女ったらしであろうと彗月お姉ちゃんは貴男の全てを受け入れますからね…」

飛駆鳥「…こほんっ、あなた達!ラブコメや痴話喧嘩は後ですっ!」

號斗丸「ら、ラブコメ!?」

ラブ・コメディ。

號斗丸(天馬の国で聞いたことがある、何でも思春期の男子女子に人気がある読み物なのだとか…この状況とその読み物に何の関係が!?)

飛駆鳥「魔星、考え直しなさい!第一あなた、自分の年齢を考えていないの!?」

魔星「ふん!歳の差など愛の前では関係無いのじゃ!真の愛の前には歳の違いなど障害にならん!それにわしは魔界の力でピチピチじゃてっ!それにあのように熱い告白を號斗丸のような色男に告白されればもう陥落しない方がおかしいのじゃ!」

號斗丸「」

農鈴(固まっているな…)

魔星「さぁ號斗丸!わしの元へ!」

號斗丸「はっ…!?いかんいかん…少し気が遠くなっていたが…断るっ!」

魔星「何!?何故じゃ!わしと夫婦になったらぬしはこの国の、いや、全世界の支配者になれるぞ!?」

號斗丸「力による支配は何れより大きな力に屈するのみ!それに貴様はこの国の支配者、大将軍では無い!そのような見せ掛けの玉座など誰がいるものか!」

魔星「な、ななな…!」

鋼丸「まぁさっきの事は後でお話するとして…號斗丸、言ってやれ!」

號斗丸「それに…」

魔星「?な、なんじゃ…?まだ何かあるのか?」

號斗丸「俺には既に心に決めた人が居る!」

鋼丸「!」(え、それってもしかして…)

輝龍(僕なのかな!?)

真駆主(ミーデスカ!?)

鷺主(もしやわたくしですの!?)

冒流刀(…私でありますように…)

武零斗(彗月お姉ちゃんですね、分かります)

飛駆鳥(何やら皆から香ばしい香りが!わ、私は駄目よ武威丸!だって私達姉弟だし…それに私は人妻よ!だめよ武威丸!姉弟で不倫なんて!)

農鈴「な、何だこの凄まじい邪念は!?いや、煩悩かっ!」

號斗丸(ナツミさん!)

魔星「んなーっ!?」

崩れ落ちる魔星。

魔星「ふ、ふふふふふ…」

凄まじき魔界の力が渦巻く!

飛駆鳥「な、何て力なのっ!?これが魔星の本気だとでも言うの!?」

魔星「わ、わしの純情を弄びおって…ゆ・る・さ・ん…!許さんぞ號斗丸ーっ!」

號斗丸「完全に冤罪だが貴様のやった事を俺も許しはしないっ!だが魔星、自分の心の闇に打ち勝ち、再び頑駄無軍団に戻り民と国の為に尽くすのであれば俺はお前への怒りを忘れ去るっ!」

魔星「五月蠅い黙れぇぇっ!わしを弄んだ罪、身を持って味わえっ!」

再び天剣絶刀に闇の炎が灯るっ!

鋼丸「またあの技!?」

輝龍「あにきよけてぇっ!」

號斗丸「お前の心を弄んだのは俺であって俺では無い…が、引くわけにはいかん!俺に与えられた愛の力で貴様の心の闇を照らしてみせる!」

爆熱心眼翼っ!

真駆主「!よく見たら號斗丸のアーマーが前と違ってますネ!」

鷺主「あっ!本当ですわ!いつの間に新しい鎧に着替えましたの!?」

農鈴「今更かっ!?」

冒流刀「號斗丸の愛…わ、私も食らってみたい…かも……」

農鈴「!?」

魔星「食らうよい!邪黒覇道爆滅破ぁぁっ!!!」

闇の狼が牙を剥き襲いかかるっ!

號斗丸「愛の前に敵は無しっ!これぞ最大究極奥義っ!爆王っ!」

號斗丸の拳にハートの形をした闘気が集まるっ!

號斗丸「ラ~ブラブ灼熱…フィンガァーッ!」

「「何じゃそりゃああああああっ!?」」

あまりのネーミングセンスに敵味方問わず突っ込んだ!ハートの闘気が闇の狼を消し飛ばし魔星に直撃するっ!

魔星「おわぁああああああっ!?」

號斗丸「ヒィート…エンドッ!」

ハート型の大爆発が起こる!

魔星「」

プスプスプス…

號斗丸「魔星、もう諦めろ…この国に力による支配は必要無い、それに轟天叔父さん…お前の兄上の偉業を人々に思い出させる方法はいくらでもあるはずだ」

魔星「うぐぐ…ま、まだだ…まだわしは諦め…」

???「そこまでだ號斗丸」

號斗丸「!」

急に凛とした涼やかな声が響く。

鋼丸「な、何!?」

輝龍「誰だっ!」

真駆主「!あれを見るネ!」

鷺主「空から何かが…あれは……」

冒流刀「…鳥…か……?」

飛駆鳥「げっ」

武零斗「大将軍様…あれはまさか…」

飛駆鳥「そのまさかでしょうね…天凱王勝手に動かしちゃったし…あぁ、怒られる~…」

號斗丸(何故このタイミングで?)

翼の生えた聡明そうな女性武者が大地に降り立つ。その武者の名は…

號斗丸(羽荒斗…!)

三烈神の一人、烈空頑駄無の子にし、生きながら天界に迎え入れられたら新三烈神の一人、羽荒斗頑駄無!

羽荒斗「號斗丸、異界から来た者がこの世界の出来事に関わってはならぬ!」

號斗丸「!」


次回をまて!☆

読み方が分からない人へ

天国途:ヘブンズ
愚嵐怒:グランド
宇折駄:ウォルター
毒蛇:コブラ
悪魅:アーミー
目牙守羽多:メガシューター
大蛇飛駆塞虫:オロチビグザム


と読みます。
実は本編であるコミックワールドでも漫画でも鋼丸は一度も目牙守羽多に変形していなかったりします。
その代わりコミックワールドの外伝では鋼丸は頭を残してバラバラにされてパーツを仲間達にひったくられたりします。
割と本編以外では號斗丸ってフリーダムなんですよね。
父親の最強破壊砲(グレートバスターキャノン)貰って烈帝城の天守閣吹き飛ばしたり。

もう少しで終わります。

あまりageるのもよくないと言われたことがあるので…

天界からの使者、羽荒斗頑駄娘の口から放たれたその言葉は號斗丸にも衝撃を与えた。

號斗丸(羽荒斗は俺の今の状況がどうなっているのかを知っているのか!?)

飛駆鳥「羽荒斗!あなた一体何を言っているの!?號斗丸がこの世界の者じゃないだなんて…!」

羽荒斗「飛駆鳥、話は後だ。」

飛駆鳥「でも…!」

羽荒斗「私に相談もなく勝手に天凱王を動かした事も後できっちり話しあわなくてはならないからな…ついでに彗月も」

飛駆鳥と武零斗は明後日の方向を向いた。

鋼丸「いったい何をいってんのよあの女…ねぇ號斗丸…號斗丸……?」

號斗丸「…」

輝龍「あにき…?どうしちゃったんだよあにき黙り込んで…」

號斗丸「…皆、黙っていてすまない、今から俺の言うことを聞いてくれ」

真駆主「な、なんデスカ號斗丸、あらたまっテ…」

號斗丸「俺は…」

黙っていてが何れは言わなくてはならなかった事だ。

號斗丸「俺はこの世界の號斗丸ではない!」

鋼丸「!」

鷺主「な、何を言っていますの號斗丸さん!?意味がわかりませんわ!」

冒流刀「…説明してくれないか……」

號斗丸「話せば長くなる…」

號斗丸は今までの経緯を全て話した。

農鈴「なんと…!」

冒流刀「にわかには信じられない話だが…」

輝龍「別の世界の天宮…」

鋼丸「…」

號斗丸「鋼丸は薄々気づいていたんじゃないか?こっちの俺とも付き合いが長いみたいだからな」

真駆主「ハガネマル?」

鋼丸「…」(うん…薄々だけど、有り得ないことだけど、號斗丸が別の人になっちやったんじゃないかと思ってたよ…でも…)

鋼丸は今の號斗丸の事を好きになってしまっていた。

魔星「ううう…わ、わしを無視するな~…」

羽荒斗「黙れ子悪党!」

魔星「ひっ!?」


ギロッと睨みつける羽荒斗、澄み切っていながらドスの利いた声と気迫で魔星にプレッシャーを与える。

魔星「うう…こ、これが天界の者の力なのか!?」

號斗丸「羽荒斗、成り行き上とはいえこの世界の事に首を突っ込んでしまった事は謝る!罰があると言うならば甘んじて受けよう!」

鋼丸「號斗丸!」

輝龍「あにき!くっ!」

羽荒斗を睨みつける輝龍頑駄娘。

真駆主「號斗丸にパニッシュすると言うならば、ミーが容赦しないネ!」

鷺主「號斗丸さんの為ならば、私達は命をかけてあなたと戦いますわ!」

冒流刀「…例え神の遣いが相手であろうともな…!」

農鈴「俺も友の為ならば、この命を賭けよう!」

飛駆鳥「あなた達!」

號斗丸「皆っ!気持ちは有り難いが寄すんだ!」

鋼丸「でも…っ!」

羽荒斗「…誰も號斗丸を罰するとはいってはいない」

輝龍「へっ…!?じゃ、じゃあ…」

羽荒斗「異世界の者でありながら命を賭けこの地を…私の故郷を守った男を私は手打ちにする気にはなれんからな」

鷺主「羽荒斗さん…」

羽荒斗「だが號斗丸がこの異界の者であることは事実」

冒流刀「ならば…どうすると言うのだ…!?」

羽荒斗「簡単な事だ、號斗丸がこの世界と深い繋がりを持ちこの世界の者になってしまえばいい」

農鈴「その方法とは!?」

羽荒斗「號斗丸!今から私の言うことを良く聞き、それを承諾するのだ!號斗丸!」

號斗丸「!」

羽荒斗「私と夫婦になるのだ!」

號斗丸・鋼丸・輝龍・真駆主・鷺主・冒流刀・農鈴「」

飛駆鳥「ば、羽荒斗…?あなた何を言って…」

羽荒斗「じ、実はな…お前の事を監視しているうちに…その…わ、私もお前のように強い男を見たのは初めてで…天帝様にもこれ程の男ならば異界の者であっても受け入れた方がって…その…言わば…ひ、一目惚れだ…」

鋼丸「ちょ、ちょっとあんた!後からでてきて何いきなりこ、こ、こ、告白なんてしてんのよ!?ぶっ飛ばすわよ!?」

輝龍「あ、あにきと夫婦になるのは僕なんだからな!お前なんかに絶対渡さないんだから!」

真駆主「ユー達!何勝手にダーリンの所有権をシュッチョーしてるネ!」

鷺主「そうですわ!抜け駆けは許しませんわよ皆さん!」

冒流刀「…號斗丸は渡さない…っ!」

武零斗「こ、この武威丸ちゃんは武威丸ちゃんじゃなくて…それで、あ、あれ…?」

魔星「貴様等!わ、わしを除け者にするな~っ!」

飛駆鳥「なんなのよこの状況…」

ワーワーギャーギャー

號斗丸「」

農鈴「…固まっているな…」

急に声が響きわたる。

???「漫才は終わったか貴様等?」

號斗丸「!?」

背中に冷気のような冷たい殺気を感じ烈帝城の天守閣の方に振り向く號斗丸。天守閣には人影が立っている…見た目はMS族だがその体から発せられる邪悪な気はMS族とは異なる異質なる気であった。

鋼丸「な、何よあいつ…何時現れたの…?」

輝龍「な、何…?体が震えて止まらない…?」

真駆主「あ、あいつも魔星の手下か何かデスカ?」

鷺主「な、何なんですの?この息苦しい感じは…」

冒流刀「…わ、私は…怯えているのか…?」

農鈴「この感じ…闇の者か!?」


飛駆鳥「そんな…何であいつが生きてるの…!?」

號斗丸「貴様が黒幕だったか!闇元帥…いや、闇魔神吏偶遮光!」

闇魔神「久方振りだな號斗丸、貴様に我が体を貫かれて以来か」

闇魔神吏偶遮光…嘗ての大戦で闇将軍魔殺駆を操り天宮を恐怖に陥れた闇の化身、闇帝王が新たなる体を得て蘇った姿である。本来ならばこの闇の化身は宇宙で天宮に落ちようとした嘗ての古代人が作ったスペースコロニー…天の島と共に機動武者大鋼が自らと引き換えに放った太陽鋼砲で消し去った時の姿。

號斗丸「俺の事を知っている…となれば貴様も!?」

闇魔神「その通りだ號斗丸、我は貴様等光の者に倒された闇元帥と、この世界の闇の巫女が一つとなり新たに生まれた新たな闇魔神だ!そして吏偶遮光の姿をとったのは…くく…懐かしいであろう?大鋼は自らの身を省みず我を倒そうとしたが我を滅ぼす事は叶わずだったのだからなぁ!」

號斗丸「何だと!?貴様ぁああああっ!」

爆熱心眼翼を広げ闇魔神に斬りかかる號斗丸。

闇魔神「ふんっ!」

結界で刃を受け止める闇魔神。

闇魔神「くくく…」

號斗丸「二つの世界を巻き込みその両方の世界を滅ぼそうとするか!?させん!!」

闇魔神「そう高ぶるな…高ぶりすぎると…」
闇魔神の肩が開きメキメキと現れた巨大な鉤爪、グバン・ガンドリオが現れる!

號斗丸「!」

闇魔神「思わぬ災難にあうぞ?」

鋭い爪が爆王の鎧を貫く!

號斗丸「ぐぁっ!」

大地に叩きつけられる號斗丸。

鋼丸「號斗丸!」

輝龍「あにき!」

鷺主「ゆ、許しませんわ!」

闇魔神「ハハハハハハハハハハ!」

闇魔神の高笑いと共に烈帝城の地下より触手が現れ天凱王の肢体に絡みつく!

天凱王「!?が、あがぁああああああっ!?」

真駆主「な、何ですかあのフラッシュは!?」

羽荒斗「いかん!天凱王の力が暴走させられているわ!あれでは魔界の力を封じる所か逆に…!」

烈帝城地下の魔界の門から大量の闇の力が溢れ、天凱王から溢れ出た歪んだ魔封の力と合わさりあい闇魔神に降り注ぐ。空が暗くなり、暗い雲が空に渦巻く。

鷺主「な、何なんですの!?いったい何が起ころうとしていますの!?」

天凱王「あ、あぁ…」

ズシンッと音を立て大地に倒れ伏す天凱王。

冒流刀「天凱王が…!」

農鈴「!?見ろ!何かがあの闇から出てくる!」

巨大な闇の中から巨大なる闇の化身が現れる!

闇帝王「我はもはや貴様等の力が及ばぬ者、闇帝王なり!貴様等は世界が滅ぶのを黙ってみておれ!」

魔界と歪んだ天界の力で嘗ての戦いで飛駆鳥と號斗丸の父新世大将軍が倒した闇帝王・邪獣形態の体から黒魔神闇皇帝と頑駄無が融合したような邪悪な姿の巨体が生えた強大な闇の化身が誕生した!

號斗丸「ぐ…っ」

鋼丸「號斗丸!動いちゃダメよ!」

闇帝王「號斗丸、貴様は少し勘違いをしているぞ」

號斗丸「な、何っ!?」

闇帝王「我は、ヤミはこの世界を浄化しようとしているのだよ」

飛駆鳥「な、何ですって!?」

闇帝王「この腐りきった世界を全て消し去り新たな秩序のもとに完全なる世界を想像する…そこにはもはや争いなど無い、飢えも貧困も何もありはしない、光と闇が対立することはないヤミだけの静かなる世界…全てを、果ては宇宙全体、時空を飲み込みヤミそのものが新たな世界となるのだ!」

號斗丸「戯けたことを言うな!人も鳥も獣も草木も、花でさえ生きるために戦っているのだ!」

闇帝王「戦い、争い、最後に待っているもの、それは死だけなのだ!ヤミの世界には争いも死も存在しない、素晴らしいとは思わんか!?」

號斗丸「命は生きるために戦うが、死ぬ為に戦うのではない!そのような永遠の停滞…そんなものはもはや世界とは呼べぬ!」

闇帝王「やはり結晶鳳凰の傀儡、相容れぬか!」

號斗丸「俺は今の世界を守るため、仲間のいる世界のため自らの正義を貫く!」

鋼丸に抱き抱えられながらも立ち上がる號斗丸。

鋼丸「號斗丸!…うん…うん…!」

輝龍「僕も戦うよ…!まだあにき達やオバサン達と一緒にいたい!」

真駆主「ミーも今を生きるためにユーの野望、ぶち壊すネ!」

鷺主「わたくしの信じる正義で、あなたのヤミを切り裂いて見せますわ!」

冒流刀「この世界を滅ぼしたりなどさせん…私は仲間と共に勝つ!」

農鈴「世界を包むのは光か闇か、決着をつけるぞ悪党!」

飛駆鳥「例え大将軍の力は無くとも…この胸に灯る正義の炎は消えていない!」

武零斗「地獄までお付き合いします大将軍様」

羽荒斗「これはもはや武者の戦いではない…!ならば私は!」

羽荒斗が天に手を掲げる!

號斗丸「!超機動大将軍か!」

超機動大将軍、天界の至宝にして居城、機動天空城に隠された…機動天空城そのものが変形した天帝の力を宿した大いなる鎧!

羽荒斗「違う、超機動姫将軍だ!」

號斗丸「やっぱり女性用なのか!?」

羽荒斗「そうだ!だから残念だが號斗丸、お前では操る事は叶わない…!」

號斗丸「やっぱりかー!」

巨大な城が天より降りてくる!

その頃、烈帝城に向かい聖なる霊峰悪無覇域夢山から四つの光が飛び立った!

闇帝王の姿は大将軍列伝の特別合戦の最後に出てくる闇帝王第三形態です。
真・闇帝王とでも言いましょうか。
ヤミの概念は武者烈伝に登場した歴代の闇の化身を生み出したヤミその物の考えで今回の遣り取りも武者列伝・零のやり取りをオマージュしています。

結晶鳳凰:クリスタルフェニックス
吏偶遮光:リグシャッコー

次回をまて!☆

あ、最後に
大将軍列伝はスーパーファミコンで発売された伝説の大将軍編のゲームです。
画像など殆ど残ってないので多分闇帝王の第三形態は画像検索では引っかからないと思います。

インフィニットストラトスは1、2巻だけでしたら読んだ事があります。
できるならば今日と明日で終わらせますので皆さん、宜しくお願いします。

ズシンッと地響きを立て大地に降り立つ機動天空城。

號斗丸「羽荒斗、超機動大…姫将軍を纏うの者は決まっているのか!?」

羽荒斗「私が纏う、この中で超機動姫将軍を起動させられるのは、恐らく私か飛駆鳥だけだ!」

號斗丸「!」

羽荒斗「この戦いは既に地上界だけの問題ではない!ならば天界に住まう者の使者として、その責務を果たさねばならない!」

羽荒斗が機動天空城の方へ飛翔する。

闇帝王「天界の木偶が機動するのを我が大人しく見ていると思うか?」

魔界の門より大量の魑魅魍魎が溢れ出し何十、何百と言う妖怪、死霊武者が羽荒斗へと向かう。

號斗丸「羽荒斗を援護するんだ!」

鋼丸「わかったわ!」

農鈴「皆の者、これが最後の戦いだ!」

「「大将軍様~!」」

飛駆鳥「!あなた達!」

街の方の警護に回っていたであろう頑駄娘軍団足軽部隊が此方に向け足ってくる。

野武志ズ「我々も戦います!」

武志ズ「何か自分達の知らない所で大きな事があったみたいですが、我々も軍団の一員です!」

頑駄娘軍団と闇帝王の戦いが始まった!

彗心「くっ!斬っても斬ってもいくらでも沸いてくる!」

彗仙「皆!化け物どもにこの国を渡しちゃだめよっ!」

うっかりざくれろ「ひぃ~!こんな時に姉貴がいてくれれば~!」

風車の百式「な、泣き言言うなざくれろ!」

武零斗「この国は私達が守る!」

しかし闇帝王の力により魔界の門から沸いてでる妖怪…いや、死霊武者の数は尽きるという事を知らず…

鋼丸「お、多すぎる!これじゃ…」

闇帝王「我と、ヤミと同化するのだ…永遠の闇、永遠の平穏が待っているぞ」

號斗丸「黙れ悪党!何が永遠の平穏だ!既に一度死んだ見なれど、貴様を倒すまでは死にきれる者ではない!」

闇帝王の体から溢れ出る闇の触手を切り払っていくが號斗丸と闘覇五人衆だが…
輝龍「ちっくしょう!本体に近づけないよこれじゃ!」

冒流刀「あきらめるな!奴を倒さねばこの世界のみならずあらゆる世界が滅びる事となるぞ!」

羽荒斗「くっ!いったいどれだけの怨念をため込んでいたと言うのだ奴は!?」

死霊武者に足止めをくらう羽荒斗。

闇帝王「ふんっ!食らうがいい!」

號斗丸「!いかん!羽荒斗…っ!?」

闇に脚をとられる號斗丸。その間に渦を巻く怨霊達が闇帝王から放たれる!闇元帥の技、冥府招来大激破!

羽荒斗「!」

死霊武者の群共々妖力の波に飲み込まれる羽荒斗。

羽荒斗「か、体が…あぁあああああっ!」

號斗丸「羽荒斗!」

闇帝王「これで頼みの綱の天界の鎧は使えまい!」

羽荒斗「う、うぅ…」

ボロボロとなった羽荒斗が地面に落ちる。

闇帝王「號斗丸!次は貴様だ!」

鋼丸「號斗丸!」

號斗丸「!」

再び闇帝王は妖力を放つ!

號斗丸(機動天空城が…万事休すか!?いや諦めるな!まだ、まだだ!…!?)

ふと、號斗丸の中にあの時の感覚が蘇る。

號斗丸(そうか!俺の中にはナツミさんだけじゃない…天零、雷龍、獣破、百烈、砕牙…皆…っ!そうか!そうだったのか!俺がこの世界に来た…いや、呼ばれた理由は!)

闇帝王「貴様らを抹殺しゆっくりと世界を飲み込むとしよう…消えろ號斗丸!」

鷺主「號斗丸さんっ!」

闇帝王から放たれた波動を…

號斗丸「おぉおぉぉおっ!」

真駆主「アンビリバブル!」

冒流刀「受け止めただと!?」

闇帝王「何っ!?」

號斗丸「貴様が世界を食らうのを!この世界事態がそれを止めさせるために俺を呼んだのだ!行くぞ闇帝王!」

號斗丸の胸から放たれた三つ光…金色の鳳凰、蒼い龍王、紅の獅子の光が號斗丸に再び降り注ぐ!

號斗丸「天!来!変!幻ッッッ!」

三国の守護神獣が鎧となり號斗丸を包み込む!

農鈴「何という力強い光だ!これは…命の光だ!」

獅龍凰「おぉおおおぉおおおっ!」

輝神大将軍獅龍凰!

闇帝王「號斗丸ぅうぅうぅううううっ!」

獅龍凰「闇帝王!この世を包むべきは光か闇か、白黒つけるぞ!!」

同じ頃…

飛駆鳥「はぁっ!」

今出し切れる最大の力、討魔の陣となり死霊武者を斬り捨てる飛駆鳥頑駄娘大将軍、しかし彼女もまた敵の数に押されてきていた…

飛駆鳥「はぁはぁはぁ…み、皆の者!諦めては駄目よ!もし私達が倒れれば…!」

ピシッと大地に亀裂が走る。

武零斗「大将軍様!」

飛駆鳥「!」

大地を砕き巨大な呪動武者が現れ飛駆鳥に巨大な鉤爪を振り下ろした!

ユニコーン・ビーストモード「うおおおおおっ!」

空より舞い降りた四つの光の一つ、騎士ユニコーンガンダムのマグナムソードが呪動武者を切り裂く!

飛駆鳥「あ、あなたは…」

ユニコーン「話は後だ、この世界の大将軍よ!シン!ダン!コウ!準備はいいか!?」

シン「あぁ!ばっちりだ!」

コウ「何時でも行けるぞ!」

ダン「さぁ妖怪共、お前達も年貢の納め時だ!」

残り三つの光、ムシャガンダムシン、ムシャガンダムダン、ムシャガンダムコウはかっとびジェットへと変形すると空に向かい飛び始めた!時空を超える力を持つこの姿により時空の門が開く…

ユニコーン「いざっ!」

飛駆鳥「それはまさか…!」

ユニコーンが取り出した弓と矢…それは。

ユニコーン「光凰の弓、そして昇竜の矢よ!その力で邪悪なる力を払いたまえ!」

時空の門に向け昇竜の矢が放たれる!


ユニコーン「コール!」

アカシックバインダーが輝く!

雷の刃が死霊武者を切り裂く。

ゼロガンダム「邪悪なる者よ、無<ゼロ>帰れッッッ!!!」

雷龍剣<サンダーソード>継承者、聖龍騎士ゼロガンダム。

キャプテン「警告する、速やかに武器をすて投降しなさい、でなければ実力行使も辞さない」

爆心丸「こいつ等にそんなもんがきくかよキャプテン!」

ゼロ「怨念から生まれた死霊武者…美しくないぞ!」

ハイパーキャプテンガンダム、武者爆心丸、銀翼の騎士ゼロカスタムが死霊武者を蹴散らす。

キングⅡ世「聖剣よ、邪悪なる者を切り裂け!いくぞ皆!」

灼熱騎士F91「はっ!」

疾風騎士MK-Ⅱ「我らはブリティス王国の騎士っ!」

キングガンダムⅡ世と13人の円卓の騎士の剣が冴え渡る。

千生「何で超伐折羅曼蛇と呼び出してくれないんだよ!?」

ドンッ

千生「んっ?」

キラーマスター「んっ?」

ガッション

ミラクルマスター「な、何じゃこりゃあああああっ!?」

武者である千生将軍とGフォースのキラーマスターが合体した幻の戦士、ミラクルマスター。

星の力の刃が呪動武者を切り裂く。

アースランダー「悪の化身よ!滅びよ!」

ソルムーンよりガンドランドに降り立った星勇士<スターロード>アースランダー、そして。

アースランダー「いでよユニコーン!合体!」

星勇士ユニコーンランダー。

妖怪達の前に学ランを来た五人の武者番長が立ちふさがる。

黒龍「数多くの武者の先輩方や、他の世界の先輩ガンダム達の前とありゃ、やるしかねぇ」

白凰「ふん、魑魅魍魎相手とはエレガントでは無いが…仕方あるまい!」

赤獅子「う~ん、海が無い場所じゃやる気でね~ぜ」

蒼狼「蒼き狼の研ぎ澄まされた牙を、キバッて見ろ…なんちゃって…」

灰猿「セイロウ、ヤッパリサムイゾ」

天宮と天馬の国に名を響かせる武者番長黒龍頑駄無と仲間の番長達!その魂が一つになり。

白凰「白き鳳凰の魂っ!」

赤獅子「赤き獅子の魂っ!」

蒼狼「蒼き狼の魂っ!」

灰猿「灰色の猿の魂っ!」

黒龍「そして黒き龍の魂っ!」

5つの魂が一つとなり。

光駆龍「合機大将光駆龍頑駄無!」

破悪民我夢の街へと迫る死霊武者達は街の前で一人の人間の少年を見つける。少年は牛乳を啜りながら。

最狭院「あ、こんにちは死霊武者の皆さん、僕、第一武者中の二年生、最狭院って言います」

死霊武者ズ「???」

最狭院「そしてまたの名を」

真っ黒な鎧が最狭院と名乗った少年を包み込み、2mを越える巨大な武者へと姿を変える!

暗黒龍「またの名を暗黒龍頑駄無と申す、まっ、わしも天宮で生まれた武者だ」

死霊武者ズ「!?」

暗黒龍「うぬ等の薄汚れた悪どい計画、このわしが真っ黒に染め直してくれよう!教育的指導!!!」

人と頑駄無の姿を持つ大番長、暗黒龍頑駄無。

精霊騎士ゼフィランサス「いくぞ!」

精霊騎士サイサリス「うむっ!」

精霊騎士ステイメン「ニューオーキスよ!あの魔物達を蹴散らすんだ!」

運命の三騎士とニューオーキス、そしてゼフィランサスが駆る。

ガンレックス「…!」

聖騎兵ロードガンレックス。

騎士ユニコーンにより数多くのガンダムが召喚された中には、あの男も混ざっていた。

魔星「な、何なのじゃあの者達は…」

???「俺から見れば貴様等の方が何者かだがな」

魔星頑駄娘「!?」

魔星頑駄無「ふん、號斗丸め…俺に勝ち逃げしたまま死におって…ゆくぞ風雲再起!」

風雲再起「ヒヒ~ンッ!(おっしゃぁ!任せとけ!)」

獅龍凰「これは…」

闇帝王「この力…スダドアカの神の力の一部か!?何故奴の力が…!?」

獅龍凰に二つの輝く光が近づく。

???「それだけ世界は滅びたくないと言うことだ、闇帝王よ」

闇帝王「!き、貴様は…まさか…!?」

???「光と闇は常に均衡を保たなければならない、それを崩し闇に全てを飲み込もうとする貴様は、闇であって闇ではないのだ」

獅龍凰「ま、まさか…!」

新世大将軍「天馬の国の戦い以来だな、私の未来の子よ」

飛駆鳥大将軍「覇道武者達との戦いの後、お前にもう会えなくなる気がしていたが…この奇跡に感謝しなくてはな」

獅龍凰「父上っ!兄上っ!」

號斗丸の父、初代三烈神であり結晶鳳凰に新時代の大将軍に選ばれた若武者、烈光頑駄無こと新世大将軍!

號斗丸の兄であり、武威凰大将軍、後の副将軍である新凰頑駄無の父、飛駆鳥大将軍!

父と二人の子、三人の天宮の大将軍が揃った!

新世大将軍「闇帝王よ、貴様との因縁、ここで決着をつける!」

飛駆鳥大将軍「我ら思いを未来に伝え続ける為に!」

輝神大将軍獅龍凰「これで最後だ!いざっ!」

闇帝王「消えろぉおおおおおっ!」

三大大将軍「参るっ!」

三大将軍と闇帝王の戦いが始まった!

鋼丸「す、凄い…」

輝龍「もう僕達にできる事なんて…」

羽荒斗「う…ぐぐ…」

真駆主「羽荒斗!動いちゃダメネ!」

羽荒斗「ま、魔界の門を閉じなければ…魔界の門が閉じぬ限り…死霊武者達は制限なく現れ続ける…!」

鷺主「で、でもどうしたら…?」

???「八紘の陣だ」

冒流刀「…!お前達は…?」

火炎の輝龍「俺達は兄貴の向こうの仲間さ」

疾風の真駆主「超機動大将軍を中心に八紘の陣を描くネ」

密林の鷺主「我らと超機動大将軍に宿る天界武人の力で魔界の門を封印するのだ」

巨山の冒流刀「お前達が俺達ならば、できるな?」

農鈴「し、しかし各々方…超機動姫将軍を動かせる者は…」

???「おい、そこの女、俺がサポートしてやるからお前が超機動大将軍…じゃなかったな、姫将軍を機動させるんだ」

鋼丸「…誰よあんた…?」

鉄機武者鋼丸「誰だっていいだろが、今は一刻も早く魔界の門を閉めるのが先だろ?」

闇帝王「大将軍共!無駄だ!我を倒すことは叶わぬ!」

新世大将軍「闇帝王め、何て力だ!」

魔界の門と天凱王から力を得た闇帝王の力は凄まじく、大将軍三人達も苦戦を強いられていた。すると烈帝城上空が急に輝き始めた!

獅龍凰「!機動天空城!?いったい誰が…」
飛駆鳥大将軍「あれは風林火山四天王!輝龍達か!」

ハガネ丸「う、うぐぐ…」

此方の鋼丸、鉄姫武者ハガネ丸は機動天空城の制御に全神経を集中させていた。

鋼丸「しっかりしろ!お前は俺なんだろ!?だったら踏ん張れハガネ丸!」

鋼丸は機動天空城にパーツとして合体しハガネ丸をサポートしていた。

ハガネ丸「うぐぐ…き、機動天空城の制御が…こんなに…!」

闇帝王「何をする気かは知らぬが、死ねぇえええっ!」

農鈴「させるかぁ!」

阿修羅金剛鎧を纏った農鈴の阿修羅転生が闇帝王に放たれる。

闇帝王「きか…ぐぉっ!」

獅龍凰「高ぶり過ぎると思わぬ災難にあうぞ!」

闇帝王「キシャアアアアアアッ!」

ハガネ丸「む、無理…変形させるなんて…っ!」

鋼丸「馬鹿やろう!お前だって爆流頑駄無に作られた鉄機武者だろうが!?號斗丸の仲間だろうがぁ!」

ハガネ丸「!號斗丸…!うぁああああああっ!」

キリュウ「お城が…!」

ローズ「へ、変形していきますわ!」

ボルト「こ、これが…!」

輝龍「やるじゃないか!こっちの鋼丸の兄貴も!」

真駆主「準備はいいカ!?」

マックス「何時でもイイネ!」

鷺主「皆、変形が完了する…ぞ…!?」

機動天空城が変形し巨大な機神が完成した!

ハガネ丸「超機動姫将軍っっっ!!!」

冒流刀「で、デカいハガネ丸だと!?」

超機動姫将軍の顔はハガネ丸そのものだった!

ハガネ丸「皆!八紘の陣よっ!!!」

輝龍「お、おう!」

超機動姫将軍を中心に風林火山四天王と闘覇四人が光の陣を組むっ!

「「八紘の陣っ!!!!!」」

超機動姫将軍を中心に光な光輪が象られる!

鋼丸「天界におわす武人よ!我が罪を許し天上の力を降臨せしめたまえ!!」

ハガネ丸「抜刀っ!」

鳳!天!雷!地!風!火!水!凰!

輝龍「天輝きて」

キリュウ「闇を断つ」

真駆主「闇帝王」

マックス「ユーの野望」

鷺主「我らが」

ローズ「砕きますわ!」

冒流刀「天の力よ!魔界の門を!」

ボルト「封じたまえ!」

退魔の光が降り注ぐ!

闇帝王「ま、魔界の門が閉じる!?おのれ頑駄無共ぉおおおおおっ!!滅びろぉおおおっ!!!」

闇帝王の巨大な鉤爪が迫る!

新世大将軍「滅びるのはお前だ闇帝王!天来変幻!!!」

神馬凰!

新世大将軍「光よ!燃ゆる光!烈なる光!」

飛駆鳥大将軍「正しき光の力で邪悪なる闇を照らしたまえ!」


新世大将軍の胸から放たれた太陽砲と飛駆鳥大将軍の金剛飛燕竜巻返しが闇帝王の鉤爪を砕く!

闇帝王「ぐぉおおおっ!おのれおのれぇえぇっ!!!」

獅龍凰「闇帝王!これで最後だ!」

闇帝王「號斗丸!貴様だけでも!」

強大な力を砲身に貯める闇帝王…がっ

羽荒斗頑駄無「一刀両断魔破斬り!」

魔星「邪黒覇道爆滅破ぁ!」

光の鳳凰と闇の狼が砲身に集められたエネルギーと激突する!

闇帝王「!?」

その技を放った二つの影っ!その影は號斗丸が良く知る人物であった。

獅龍凰「!羽荒斗!それに…魔星!?」

羽荒斗「やっと結界が解けたからな!遅れてすまん!」

魔星「ふんっ!そのような化け物、さっさと討ち滅ぼせ!」

闇帝王「ぐがぁあああああああっ!」

獅龍凰「ゆくぞ!天道奥義…っ!」

闇帝王「ヤミこそがぁああああっ!」

獅龍凰「鳳炎水凰斬っ!!!」

闇帝王「暗黒冥府斬っ!!!」

天道奥義と覇道奥義が激突する!強大なエネルギーが渦巻く!

闇帝王「グギギギギ…っ!」

ボヒュッ!

闇帝王「!」

渦巻く光の中から聖なる神獣が飛び出した!

「「グォオオオオオオオッ!!!」」

獅龍凰の超天道奥義、閃光輝獣激!闇帝王にとってかつての自分、闇元帥を倒した因縁の技である。

闇帝王「なめるなあああああああっ!!!」

輝獣を受け止める闇帝王。

闇帝王「我一人では滅びぬ…號斗丸…貴様を道ずれだぁ…!」

新號斗丸「滅びるのは貴様だけだ闇帝王!」

闇帝王「!」

闇帝王の目の前に輝獣丸と石破天驚剣を構えた新號斗丸が飛び出す!

闇帝王「な、何…!?」

輝獣が分離し三国の守護神は再び新號斗丸に集まる!

闇帝王「よ、鎧だけだとぉおおっ!?」

獅龍凰「唸れ爆熱!轟け熱波!!!」

獅龍凰の結晶綺羅鋼の翼に爆熱の文字が浮かび上がる!

闇帝王「お、おぉおおおおおおおおおおっ!?」

獅龍凰「熱っ!火っ!爆輪斬っ!!!!!」

二つの燃える剣が闇帝王の闇の核を焼き尽くす!

闇帝王「光がぁああああああああっ!!!」

闇帝王は光に飲まれ消え去り、闇の雲の隙間から光が差し込む…

後はもう完全にエピローグです。
騎士ユニコーンガンダムと言う便利キャラを生み出してくるた方にに感謝します。
個人的に一番好きな大将軍は新世大将軍ですね。


次回を待て!!

ありがとうございます皆さん、本編は今回で終了します。

シン「おぉ…!闇が晴れる!」

ダン「死霊武者共が崩れ去っていくぜ!」

コウ「元々奴らは闇帝王の妖力により蘇った亡霊だ、闇帝王が消えた今実体を保てなくなったのだろう」

ユニコーン「私のこの世界での使命も終わったか…」

大地に降り立つ三人の大将軍。獅翌龍凰はこの世界の本来のゴッド丸の姿に戻る。

號斗丸「父上、兄上」
新世大将軍「息子達よ、お前達は私以上に強く育ってくれたのだな」

飛駆鳥大将軍「號斗丸、父上…戦いの中とは言え、この奇跡を与えてくれたあの騎士に私は感謝します」

騎士ユニコーンに目をやる飛駆鳥大将軍。

號斗丸「…騎士のガンダム、そして三人の武者…あなたが何者かは知らないが…ありがとう」

ユニコーン「ふっ…」

シン「あ、あの武者號斗丸にお礼を言われた…!」

ダン「ってか、目の前に歴史に名を残した伝説の大将軍が三人も!」

コウ「生きててよかった…!」

新世大将軍と飛駆鳥大将軍の体が…

新世大将軍「どうやら時間のようだな…」

號斗丸「父上…」

飛駆鳥大将軍「先に私達は私達の天宮に戻っている」

號斗丸「兄上…」

新世大将軍「さらばだ」

飛駆鳥大将軍「我が弟よ」

號斗丸「…」

元の世界へと帰る父と兄を見送る號斗丸。すると…

魔星「でやぁああぁあああっ!」

號斗丸「はぁっ!」

斬りかかってきた魔星の愛刀闇風を熱波刀、爆烈刀で受け止める。

魔星「ふん…女に現を抜かし腑抜けになったと思っていたが修練は怠っていなかったようだな」

號斗丸「魔星…!」

魔星「武羅星と貴様の弟子の戦いの結果は兎も角、俺に勝ち逃げしたまま死んだ貴様に一言言っておきたい事がある」

號斗丸「何?」

魔星「俺は地獄に落ちるだろうが、何れ地獄を支配し天界に攻めこんでくれる…その時まで首を洗って待っていろ」

號斗丸「ならばまたお前を倒すまでだ!」

魔星「ふん…さらばだ、我が好敵手よ」

魔星もまた天宮に帰って行った…

號斗丸「…さらばだ魔星…」

ハガネ丸「號斗丸!」

キリュウ「あにき~っ!」

號斗丸「!皆っ!」

マックス「やったネ!流石ダーリン!」

ローズ「誰が誰のダーリンですのマックスさん!?」

ボルト「凄い男達だ…」

バード「ふふ…あぁ、本当にそうだな…」

此方でできた仲間達が號斗丸に賭けよってくる。

農鈴「終わったのだな號斗丸」

號斗丸「あぁ、終わった…全てな…」

ハガネ丸達の後ろからゆっくりとやってくる風林火山四天王の方を向く。

號斗丸「皆…」

輝龍「へへ…兄貴とまた戦えて嬉しかったぜ!」

真駆主「ミー達の底力、みせてやったゼ號斗丸!」

鷺主「我等闘覇五人衆、例え遠く離れたとしても思いは一つだ」

冒流刀「さらばだ友よ…また会おう!」

彼らもまたいるべき場所に戻っていく…

號斗丸「あぁ、何れ天界で…!」

そして…

鋼丸「號斗丸」

號斗丸「鋼丸」

機械であれど心通わせあった最高の親友、鋼丸。二人はただ見つめ合い…

鋼丸「…じゃあな!」

號斗丸「…あぁ!」

鋼丸もまた、帰って行く…

ハガネ丸「皆いっちゃったね號斗丸…號斗丸?」

號斗丸「…」

次は自分の番だ

羽荒斗「號斗丸」

羽荒斗が大地に降り立つ。

號斗丸「羽荒斗」

羽荒斗「…」

羽荒斗は玉のような物を取り出し號斗丸に差し出す。

號斗丸「羽荒斗、それは?」

羽荒斗「此方の世界のゴッド丸だ、少し…いや、大分やかましかったのでな…」

その玉を受け取ると號斗丸を光が包み込み。

新號斗丸「…」

ゴッド丸「…」

キリュウ「あ、あにきが二人?」

農鈴「彼が本来のこの世界の號斗丸か…」

ゴッド丸「…っしゃあっ!俺様復活っ!やっぱ自分の体が一番だわ!ってか美人さんがいっぱいじゃん!?ふっ、お嬢さん方…俺に惚れると火傷するぜ…?」

ハガネ丸「…確かに、私がよく知る號斗丸だわ……」

マックス「オウ…チャラ男ネ…」

羽荒斗「…では號斗丸」

新號斗丸「あぁ、行こう」

鷺主「いくって…」

冒流刀「…まさか…」

農鈴「帰るのだな…」

新號斗丸「あぁ…農鈴、それに皆…短い間だったが、ありがとう」

ハガネ丸「そんな…!」

キリュウ「やだ…やだよ…いっちゃやだ~っ!」

バード「號斗丸…お、お前さえ良ければ…此方に残っても良いんだぞ…?天帝様もそう望んでおられるし…」

新號斗丸「ありがとう此方のバード…気持ちは嬉しくおもう…が、俺はやっぱり彼方の天宮の武者だ…天界武者となった以上、俺は俺の生まれた天宮を見守らなくてはならない」

ボルト「…考え直す気は無いのか…?」

マックス「そ、そうネ!こっちでミー達と一緒にいようヨ!」

新號斗丸「…」

ハガネ丸「そんな…」

ゴッド丸「な、何か入りづらい雰囲気だし…街で女の子を軟派でもしてこよ~っと…」

ガシッ

農鈴「どこへ行くつもりだ?」

ゴッド丸「い、いや、ちょっと厠へ…」

農鈴「…はぁ…ゴッド丸、お前のその弛んだ根性…俺が付きっきり叩き直し立派な戦士にしてやる!行くぞ、先ずは素振り一万回!!!」

ゴッド丸「ノ~ッ!」

ズルズル

ローズ「い、いやですわ!號斗丸さんと離れ離れになるなんて…そんなの絶対に嫌ですわ!」

新號斗丸「…」

大粒の涙を流す仲間達を振り切り。

羽荒斗「號斗丸、闇帝王が滅んだ今時空も安定し門ももう直ぐ閉じるだろう…いくぞ」

新號斗丸「あぁ…さよなら皆…此方の世界の仲間達…!もう会うことはできなくても…共に旅をした皆の事は忘れない…さらば…!」

光に包まれた羽荒斗と新號斗丸は時空の門へと消えていく。

キリュウ「あにきーっ!」

ハガネ丸「號斗丸の…バカァーっ!」

時空は元に戻り、この世界での號斗丸の戦いは終わった…

新世スダ・ドアカワールド…ブリティス王国

皇青騎士ガンダム「珍しいな、ユニコーンが手料理を振る舞うとは」

皇騎士レッドガンダム「何でも旅先で味わって非常に美味かった料理を再現したらしい」

白銀卿Ⅲ世「ほほう、それはまた…」

サムライマスターアストレイ「うま~い!何だこりゃ!?」

操者キラ「本当だ、美味しい…何て料理なんです?」

ユニコーン「…これはラーメンと言う料理だ」

皇青騎士ガンダム「ラーメン?」

ユニコーン「あぁ…」

天馬の国=日本…福岡県

ガイ「美味いぜ兄貴!」

ギン「なんちゅうもんを食べさせてくれたんや…」

ゴウ「これぞ味の四大大将軍だ!」


シン「あれ?この味…」

ダン「あぁ、似てるな」

コウ「…」

ナツミ「?どうかしましたか?」

シン「いや、美味いラーメンだなって」

ナツミ「ふふ…ありがとうございます、ゆっくりしていってくださいね、武者頑駄無さん達」

號斗丸と共に戦ったガンダム達もまたそれぞれの場所へと戻っていった。

その後…闇が去ったもう一つの天宮、アークでは…

ゴッド丸:農鈴のスパルタ教育により心身ともに鍛えられ立派な武者頑駄無となった…が、結局生来の下半身の節操の無さは変わらず

ブレード=彗月と結婚した後もマスターと蜜月を繰り返し三羅将まで陥落させ、覇道国の武者達が攻め言ってきた時には覇道国部隊長全員を口説き落としアークの歴史に性義の副将軍として名を残した。

ビクトリー大将軍:マスターに連れ去られ死んだと思われていた下の娘も戻ってき二人の娘を育てながら多忙な日々を送る

よく姫超将軍達に八つ当たりをしているらしい。

子悪党二人:ガウンランドで伸びている所を是駆三姉妹に拾われ三姉妹とそのままメロン割りの極意を極める旅に出た。

マンダラ:闇軍団の生き残り達が暮らす村でそのまま農業に目覚めたらしい。

コブラ:アルビオンに流れ着きカリィなる料理に魅入られそのまま居着いてしまった。

農鈴:アルビオンに戻った後も鍛錬を怠ることは無く、31人目にして生まれた妹、頑駄娘轟炎妃をアルビオンを背負ってたつ阿修羅妃として強く鍛え上げた。

テンガイオウ:再びガウンランドに戻され、再び観光名所として眠りについた。

ハガネ丸、キリュウ、マックス、ローズ、ボルト、バード:記録は残されていない…

天宮…荒烈駆主大将軍の世、天界

羽荒斗「…」

戦刃丸「どうなされました羽荒斗殿?」

羽荒斗「戦刃丸か…いや…號斗丸を知らな無達の活躍により護られてきた。

號斗丸(そして時代は変わってもこの国に生きる武者達の志に変わりは無い…)

號斗丸の脳裏にふと別の天宮での戦いの記憶がよぎる…

號斗丸(不思議な体験だったが今はいい思いで…か……彼女達もまた立派な武者だった)

去来した別の世界の仲間達の事に思いを馳せている…と

號斗丸「!」

時空に歪みが走る!

號斗丸「何だ!?まさか…」

時空の門はどんどん大きくなっていく。

號斗丸(覇道武者達のように異世界からも敵が…!?)

武器に手をやる號斗丸…が

ドサァ!

號斗丸「!?」

時空の穴から5人の人影が落ちてきた!

ハガネ丸「いたたたた…もう!このぶっとびシステムって言うの、もうちょっと優しく移動できないわけ!?」

キリュウ「ちょっとオバサン!重いから早くどいてよ!」

ローズ「バードさん!本当に號斗丸さんは此処にいますの!?」

バード「間違いない、私が天界の使者を辞職した際にくす…頂いてきた時空センサーには確かにこの世界、この場所だと記されている」

マックス「しかし本当に時空を超えたデスカ?見た限りミー達の世界と大差ネーデスヨ?」

ボルト「…あぁ、どうやら間違いないみたいだ…!」

號斗丸「は、ハガネ丸!?それに皆!?」

ハガネ丸「號斗丸!見つけたわよ…もう逃がさないんだから!」

キリュウ「あ~にき♪」

號斗丸「も、もしかして俺に会うために時空を超えてきたのか!?どうしてそんな…」

ローズ「勿論!愛する殿方の為ならば例え火の中水の中、ですわ!!!」

號斗丸「あ、愛する殿方!?」

マックス「マイダーリン、もう離れないネ!」

ボルト「この際一人だけを選べとは言わん、お前のそばに入られるのならば…!」

バード「お前の為だけに天界の使者を辞職してきた!が、悔いは無い!」

號斗丸「」

ハガネ丸「號斗丸♪」

キリュウ「あにき♪」

マックス「ダーリン♪」

號斗丸(何だこれ…)

ローズ「御主人様♪」

ボルト「旦那様…♪」

バード「あ・な・た・♪」

號斗丸(何だこれ…!)

「「もう絶対に逃がさない♪」」

號斗丸「何だこれぇ!?ナツミさぁああああんっ!!!」

「「ナツミってだれよぉおおおおおっ!?」」

SD戦国伝武者頑駄娘 超機動姫将軍編 完

次回、新SD戦国乙女伝

「私、歌いたいんです!」

武者頑駄娘


天零頑駄娘「天零ちゃんですっ!綺羅ッ☆」

雷龍頑駄娘「天零こそ伝説の超機動シンデレラ…!」

美神綺羅ッ☆鋼編!

號斗丸(超機動シンデレラって何ーっ!?)

次回を待つな!

これにて本編は終了です
見直してみると誤字脱字修正し忘れが多くて恥ずかしいですが、ボンボン世代の人にはそこそこは楽しんで頂けたとは思います。
個人的にもSDの中では超機動大将軍編とゼロの騎士伝が一番好きなんですよね。
スレの残りはSDガンダムの話題に使ってください。
最後に




ガンダムエースで新SDガンダム外伝の漫画を連載して欲しいですし皇騎士ストライクや侍従騎士ウーンドウォートや人魚姫マリーダの立体物が欲しいです。
こんなSSにお付き合い頂きありがとうございました。

後は短編SSを少し投下します。

【こんな後日談は嫌だ】

羽荒斗「見つけたぞ號斗丸!十ヶ月も行方をくらまし追って!いったい何を…」

號斗丸「あ、羽荒斗…久しぶり…」

ゲソッ

羽荒斗「…號斗丸、少し痩せたか…?」

ハガネ丸「あ、こっちの羽荒斗じゃない」

ポンッ

キリュウ「こんにちは~」

ポンッ

マックス「お茶を入れるからゆっくりして行くとイイネ」

ポンッ

ローズ「あなた、少し食べ過ぎじゃないですこと?」

ポンッ

ボルト「最近食欲がありすぎてな…」

ポンッ

バード「幸せだ…」

ポンッ

羽荒斗(マタニティーッ!)

號斗丸「うう…羽荒斗…もう…逃げられんのだ俺は…!」

號斗丸の憂鬱

【SDガンダム総出撃 武者、騎士、コマンド…】

刹那「俺がガンダムだ」

武者「奇遇だな!俺も頑駄無だ!」

騎士「私もガンダムだ」

コマンド「そうかぁ!俺もガンダムだ!」

リプリン「と言うより刹那さん、人間ですよね…」

刹那「…俺は…ガンダムになれない…!」

ポンッ

刹那「…?」

天地大河「これを」

刹那「…これは…」

天地大河「時空コントローラーだ」

その後刹那はめでたくガンダムとなった。

【他人の気がしない】

月影「なんだか」

飛燕「他人の気が」

龍虎「しないな」

平行世界の同一人物です。

天零「他人の気が」

馬超「しないな」

主人公()とネタにされ続けている

シャア「他人の気がしないな」

騎士シャア「いや他人だ」

射亜「他人だな」

シャア「」



ありがとうございました

見直してると最後の最後でとんでもない事に…>>136修正

天宮…荒烈駆主大将軍の世、天界
羽荒斗「…」
戦刃丸「どうなされました羽荒斗殿?」
羽荒斗「戦刃丸か…いや…號斗丸を知らなか?」

戦刃丸「號斗丸殿ですか?號斗丸殿でしたら…」

羽荒斗「…まったく、また下界にいっているのか…はぁ…」

戦刃丸「ははは…」


新天地城が見える草原に號斗丸は立っていた。

號斗丸「…どの時代になってもこの国に吹く風は変わらないな…」

真・闇元帥が滅びた後も天宮では鉄機武者達を操った魔界の武者魔刃頑駄無の陰謀、天馬の国まで巻き込んだ無者の月からの侵略、そしてヤミに操られたカピターン卿と刃斬武将軍の起こした大戦など多くの戦いがあったがいずれもその時代に生きた無者頑駄無達の活躍により護られてきた。

號斗丸(そして時代は変わってもこの国に生きる武者達の志に変わりは無い…)

號斗丸の脳裏にふと別の天宮での戦いの記憶がよぎる…

號斗丸(不思議な体験だったが今はいい思いで…か……彼女達もまた立派な武者だった)

去来した別の世界の仲間達の事に思いを馳せている…と

號斗丸「!」

時空に歪みが走る!

號斗丸「何だ!?まさか…」

時空の門はどんどん大きくなっていく。

號斗丸(覇道武者達のように異世界からも敵が…!?)

武器に手をやる號斗丸…が

ドサァ!

號斗丸「!?」

時空の穴から5人の人影が落ちてきた!

ハガネ丸「いたたたた…もう!このぶっとびシステムって言うの、もうちょっと優しく移動できないわけ!?」

キリュウ「ちょっとオバサン!重いから早くどいてよ!」

ローズ「バードさん!本当に號斗丸さんは此処にいますの!?」

バード「間違いない、私が天界の使者を辞職した際にくす…頂いてきた時空センサーには確かにこの世界、この場所だと記されている」

マックス「しかし本当に時空を超えたデスカ?見た限りミー達の世界と大差ネーデスヨ?」

ボルト「…あぁ、どうやら間違いないみたいだ…!」

本当に1から誤字脱字を修正したいですが携帯からなので凄く時間がかかりそうです…

飛駆鳥大将軍の奥さんでしたらたしか武威凰大将軍のプラモに少しだけでていたと思います。

【送る所間違えた】

キラ「ここは…」

???「気がつかれましたか?」

キラ「君は…」

船長ラクス「わたくしは赤の海賊団、海賊船エターナルの艦長ラクスですわ!」

キラ「…え?」

艦長ラクス「あっぱれですわ!」

扇子をバサッと開き天を仰ぐ

キラ「」

操舵主アスラン「艦長、お客人が固まっていますから…」

【プラモシュミレーション】

イアン「何?プラモシュミレーションを作ってくれだぁ?」

刹那「CBの技術力なら作れるはずだ、プラモシュミレーションを」

イアン「確かにできんことは無いかもしれんが…」

刹那「何だ?」

イアン「今流行りのガンプラバトルじゃなくて良いのか?」

刹那「あぁ、プラモシュミレーションで無いと…俺が本当の意味でガンダムになるために」

イアン「…よし分かった刹那、挑戦してみるから少しまっとけ」

その後イアンがプラモシュミレーション装置を開発し、それが大ヒットしCBの財政は潤う事となる

そしてとあるガンプラショップの大会。

刹那「そう、この感じだ…俺がガンダムと一つになる…ガンダァアアアアアアムッ!」

店員「刹那選手、店内で大声を上げるのは…」

刹那「すまなかった、刹那・F・セイエイ…いや、OOライザー、未来を切り開く!」

プラモシュミレーション内

OO「これだ、この感じ…ガンプラに乗るのではなくガンプラと一つにる感じ…ガンダァアアアアアアムッ!!!」

???「そのガンプラ、その動き…正に暁光!会いたかったぞガンダムっ!会いたかったぞ少年っ!」

刹那「何!?あれは頑駄無阿修羅王!?」

阿修羅王(グラハム)「今の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!」

OO「そんな入手困難でレアな古いキットで出てくるとは…何っ!関節をレジェンドBB基準に改造しているだと!?レアなガンプラに無粋な改造を…!貴様は歪んでいる!」

阿修羅王「そうさせたのは少年だっ!」

???「はははははは!この僕こそ世界を導く救世主なんだよ!」

阿修羅王「少年と私の戦いの邪魔をするならば斬り捨てるのみっ!」

リボ天凱王「下等種の君達に上位種である僕の本当の力を教えて上げよう」

スペリオルカイザー「悪よ!滅びろぉおおっ!!!」

OO「OOライザー、世界の歪みを断ち切る!」

――――――――――

店員「優勝はアザディスタンからきてくださった貂蝉キュベレイ使用のマリナ・イスマイールさんです!」

マリナ「やったわシーリン!」

店員「賞金はどうなされますか?」

マリナ「美味しいパンを買います!」

ワーワーワー

刹那「俺は…ガンダムになれない…」

アレルヤ「ドンマイ☆そう言えばロックオンは…」

ティエリア「ガンプラでは無くコトブキヤのプラモデルを使用したため強制退場させられた」

アレルヤ「ティエリアは何のガンプラを使ったんだい?」

ティエリア「勿論僕は






ハイパーキャプテンガンダムだ」


終わり

>>151

【プラモシュミレーション】

イアン「何?プラモシュミレーションを作ってくれだぁ?」

刹那「CBの技術力なら作れるはずだ、プラモシュミレーションを」

イアン「確かにできんことは無いかもしれんが…」

刹那「何だ?」

イアン「今流行りのガンプラバトルじゃなくて良いのか?」

刹那「あぁ、プラモシュミレーションで無いと…俺が本当の意味でガンダムになるために」

イアン「…よし分かった刹那、挑戦してみるから少しまっとけ」

その後イアンがプラモシュミレーション装置を開発し、それが大ヒットしCBの財政は潤う事となる

そしてとあるガンプラショップの大会。

刹那「そう、この感じだ…俺がガンダムと一つになる…ガンダァアアアアアアムッ!」

店員「刹那選手、店内で大声を上げるのは…」

刹那「すまなかった、刹那・F・セイエイ…いや、OOライザー、未来を切り開く!」

プラモシュミレーション内

OO「これだ、この感じ…ガンプラに乗るのではなくガンプラと一つにる感じ…ガンダァアアアアアアムッ!!!」

???「そのガンプラ、その動き…正に暁光!会いたかったぞガンダムっ!会いたかったぞ少年っ!」

刹那「何!?あれは頑駄無阿修羅王!?」

阿修羅王(グラハム)「今の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!」

OO「そんな入手困難でレアな古いキットで出てくるとは…何っ!関節をレジェンドBB基準に改造しているだと!?レアなガンプラに無粋な改造を…!貴様は歪んでいる!」

阿修羅王「そうさせたのは少年だっ!」

???「はははははは!この僕こそ世界を導く救世主なんだよ!」


阿修羅王「私と少年の戦いに割り込んでくるとは何者!」

OO「天凱王の上にリボーンズガンダムの上半身が生えているだと!?」

リボーンズ天凱王(リボンズ)「このガンプラこそ世界を導くガンダムだ!」

OO「魔改造だと!入手困難なガンプラにそのような改造をするなど!!!」

リボ天凱王「愚かな…キットを省みない魔改造こそガンプラの有るべき姿なのだよ!!!」

???「ハハハハハハッ!」

リボ天「何っ!?」

OO「元祖SDのスペリオルワイバーンだと!?」

Sスペリオルドラゴン(大使)「金に物を言わし手に入れたこのスペリオルカイザーでプラモシュミレーションの世界を私色に染め上げる!」

OO「見つけたぞ!世界の歪み!」

今度長いSSを書くときはパソコンを買ってから書くことにします。
お目汚しすいませんでした。
皆さんもBB戦士を買いましょう。
中々大変でしたが楽しかったです。
では本当に終わります。

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