純一「え……部長、今なんて?」森島「ふぅ……ちゃんと聞きなさい」(516)

森島「今夜予定空いてるなら一緒に食事でもどうかしら?と言ったのよ」

純一「な、何でまた急にそんな……」

森島「最近部下とのコミュニケーションが足りていないと思って……そんなにおかしいかしら?」

純一「そ、そんなことはないんですが……」

森島「そう、それでどうなの?」

純一「別に予定はありませんけど」

森島「けど?」

純一「そ、その妻が家で待っているので」

森島「そう、それなら君の家で奥さんと一緒にでもいいのよ?」

純一「ええっ!?」

森島「なにか問題かしら?」

純一「いえ別に問題と言うほどのことは……」

森島「ならいいわね、それじゃ今日は定時であがって社の前で待っていなさい」

純一「ちょ、ちょっと部長!?」

森島「それじゃそういうことで……」

純一(な、なんてことだ……)

同僚「お、おい橘、お前何やったんだよ?」

純一「いや、別になにもやってないんだけどね……ははは」

同僚「なにもってお前、あの森島部長があんな有無を言わさぬ感じでお宅訪問とかラブリーチェックってレベルじゃねーぞ」

純一「あ、その呼称定着していたんだ」

同僚「ああ、何故かな……ラブリーと言うより恐怖の査問会なんだがどこからこんな名前が付いたのやら」

純一「あ、あはは……」

同僚「いや確かに森島部長の容姿は最高なんだが……近づき難過ぎるんだよなぁ容姿が整っている分更に恐怖が増すと言うか
   まさに鉄の女って感じだよな、ありゃどう考えても一生独身だわ」

純一「そ、その位にしておいた方が……」チラッ

森島「……」ピクッ

純一(き、聞こえている……離れた場所にいるものの間違いなくこちらの会話の内容を把握しているぞあれは……早く黙れよこいつ)ガタガタブルブル

同僚「そんなことよりどうすんだよ」

純一「え、何が?」

同僚「お前なぁ……今夜の食事の件だよ!もう忘れたのかよ!?」

純一「ああ、あれか……流石にお客さんが来るっていうのは連絡しておかないとなぁ」

同僚「……え?それだけ?あの森島部長のお宅訪問だぞ?何を言われるかわかったもんじゃねーぞ!?」

純一「あー……まぁなんとなく目的はわかっているし今更慌てても仕方ないよ」

同僚「達観してんなぁ……まぁ武運だけは祈っておくよ」

純一「あはは、ありがとう、それじゃ電話してくるよ」

同僚「おう、いってこい。美人の嫁さんによろしくな~」

純一「あれ?紹介したことあったっけ?」

同僚「何言ってんだよ、付き合ってた頃から写メだけ見せて自慢してきたけど会わせてくれなかっただろお前」

純一「そうだったっけ?」

同僚「ったくお前ってヤツは……いいからさっさと電話して来い!」

純一「うん、そうするよ。それじゃちょっと外すな?」

同僚「あいよー……あ~ったくああいう幸せそうなヤツは独身男性の妬みを一身に受けて不幸になればいいのに……」

森島「君、ちょっといいかしら?」

同僚「ぅげ、森島部長……」

森島「ぅげ?」

同僚「あ、いえ!なんでもありません!どうしましたか?」

森島「ええ、この書類のことなんだけどずいぶんミスが多いわね。30分以内に完璧に校正して再提出なさい」

同僚「は、はい……(こんなミスまで……いつになくチェックが厳しいぜ……)」

純一「やられてるなあいつ……やっぱり聞かれていたか」

純一「まぁアイツのことは放っておいて電話しないとな」ピッ

trrrr……

『はい、どうしたのこんな時間に?仕事中でしょ?』

純一「うん、ゴメン今いいかな?」

『いいけど、何かな?すぐ済む話?』

純一「話自体はすぐに済むんだけど……手短に話すと今夜部長を家に招きたいんだけど頼めるかな?」

『ちょっと、部長ってまさか……?』

純一「そう、森島部長」

『はぁ、別に構わないけどなんだってそんなことに……』

純一「なんでも最近部下とのコミュニケーションが不足しているとかどうとか」

『もっともらしいけど無理がある話ね』

純一「そうなんだけど社内の手前断ることができなくって……」

『ふぅ、仕方ないか。わかった、何とか準備しておくから会社から出る時に連絡を入れてちょうだい』

純一「うん、わかったよ」

『あ、そうそう今日は美也ちゃんも遊びに来るって言っていたけどそっちはどうする?』

純一「ああっ!そいえばそうだった……ど、どうしよう?」

『う~ん、いいんじゃないかしら別に』

純一「ええっ!?だ、だって部長が来るのに……」

『今更いいでしょ、知らない仲じゃないんだし』

純一「それはそうだけど……」

『大丈夫、いざと言う時は何とかするから』

純一「わかった。それじゃお願いしていいかな?」

『うん、任せておいて……それと寄り道はしないようにね』

純一「大丈夫しないよ、部長と一緒に帰ることになってるし」

『……まぁいいか、それじゃ切るわね』

純一「うん、ありがとう。愛してる」

『え……ちょ、ちょっと急にそういうことをいわないの!///』

純一「あはは、それじゃ」

『こ、こら!まちなs』

プツッ…

純一「これでよし、と。しっかし一体何が目的……って考えるまでもないか。さて、それじゃ定時までもう一頑張りするか」

純一「戻ったぞー。何か変わったことはなかったか?」

同僚「あぁ、お前には……な」

純一「程よく死んでるなぁ」

同僚「あのあとすぐにラブリーチェックが入ってな……死神に魂狙われてる心地で書類の校正をやりきったぜ……」

純一「災難だったなぁ」

同僚「へへっ、やっぱり俺って不可能を可能に……」

純一「それ結局生きてただろ?」

同僚「それもそうだな。さ、仕事やるかー」

純一「おう」

ピピピピピピピピピ

純一「お、時間か」

同僚「はー終わった終わった~」

純一「あれ?今日はお前も定時なのか?」

同僚「俺だけじゃないぜ、部長の通達でウチの部署は全員定時上がりだ」

純一「そうなんだ……」

同僚「たまにこういう突拍子ない事やるんだよなあのお方は……ま、ありがたい話だがな」

純一「あはは、確かに」

同僚「って、おいもう部長行っちまったぞ!早くお前も行けよ」

純一「うわっ、本当だ!?それじゃ僕もう行くから」

同僚「おうお疲れー、明日また会えることを祈っておくよ」

純一「縁起でもないこと言うなよ!それじゃお疲れ!」

同僚「おー、んじゃなー」

会社前

純一(うわっ、早いにも程があるぞ部長!もう駐車場から車出してきてるなんて……)

森島「遅い、何のために定時であがれと言ったのかしら?」

純一「す、すいません!」

森島「まぁいいわ、それじゃ車に乗りなさい」

純一「はいっ」

バタン

森島「それじゃもう行ってもいいかしら?」

純一「あ、待ってください今から出るって連絡入れますんで」

trrrrr

『はい』

純一「あ、もしもし僕だけど。今から部長と一緒に向かうから」

『そう……もう準備は出来ているからいつでもいいわよ』

純一「え、そうなの?早いね」

『電話をもらってから早めにあがらせてもらえるよう申請したら最近少し働きすぎだって半休取らされちゃってね』

純一「あはは、そうなんだ」

『もうすぐ美也ちゃんもこっちに着くって連絡あったし早く帰ってきてね』

純一「うん、わかったよそれじゃ」

『ええ、待ってるわね』

プツッ

純一「もう準備できているそうです」

森島「そう、それじゃ待たせるのも失礼だから少し飛ばすわね」

純一「え、少し……うわあああああああああああああああああああああああああああああ!?」

森島「うるさいわよ橘くん?これぐらいのスピードで騒がない」

純一「で、ですが、部長!流石に運転が荒い気が……」

※森島部長は法廷速度内で安全に走行中です

森島「……」

純一「え……ぶ、部長?」

森島「……」

純一「ぶちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

※森島部長は法廷速度を守りに守って運転しています

橘家

純一「生きてる……生きてるって素晴らしい……」

森島「さ、着いたわよ。ほら、惚けていないで早く降りなさい」

純一「は、はい……」

森島「きびきび動くっ!」

純一「はい!」

ピンポーン

『はーい?』

純一「あ、僕だけど」

『あ、アナタ今鍵開けるわね』

純一「お願い」

カチャッ

『はい、どうぞ』

純一「ありがとう」

ガチャッ

純一「ただいまー」

響「おかえりなさい、純一さん……それと、はるかも」

森島「だったいまーひびきちゃん♪」ガバッ

響「もうはるか、急に抱きつかないの。もういい年なんだから」

森島「聞こえないもーん」プイッ

響「はぁ、これが純一さんの会社の皆が恐れる部長さんとはね……」

純一「あはは……」

建前上、会社から出るのに部長に運転させるって有り得なくね?
いくら知己の仲でもさぁ

森島「あー、ひびきちゃんまでそういう事言うんだっ!」

響「までってなにかあったのはるか?」

森島「そうなのよ聞いてよひびき!橘くんったらね会社を出て二人っきりになったのに私のこと部長部長って呼ぶのよ!」

純一「そ、それは切り替えがなかなかすぐには出来なくってですね……」

森島「そんなんじゃダメよ橘くん、私の部下なら公私混同をするような真似は許しませんっ」

純一(ひびきに会いたさにいきなり部下のお宅訪問を社内で立場をつかって宣言するのはいいのか……?)

響「別にはるかが部長なのは事実なんだからいいじゃない」

森島「もう!ひびきは橘くんにいつもいつも甘いんだから、もっと私を甘やかしてよ~」

響「そ、そんなことないと思うけど……」

??「いーやっ、ひびきねぇねはいつもにぃにに甘甘なのだ!」

森島「そ、その声は!」

>>57
社会に出てる人間として言わせて貰う
車という個人資産を運転するってのは重いんだぞ

…明日仕事やん俺、寝たい

美也「にししし、おかえりはるかねぇね」

森島「美也ちゃんっ」ダキッ

美也「わぷっ!?」

森島「ただいまー。ん~もぅ、美也ちゃんはいくつになっても可愛いわねー」スリスリ

美也「く、くるしいよはるかねぇね……」

森島「は~美也ちゃんかわいいっ……お嫁に欲しいわ~」

響「何を言い出すのよ貴女は……」

森島「だぁって~結婚ってやっぱり女の夢の一つじゃない?」

響「それはそうだけど……普通はお嫁さんになるのが夢だと思うわよ」

森島「その点については大丈夫よ♪」

響・美也・純一「ええっ!?」

美也「え……ねぇねのお相手いるんだ……」

森島「ん~まだ正式にお付き合いはしていないけど付き合いは長いわね~」

響「え……初耳なんだけどそんな相手いたの!?」

純一「だ、誰なんですか!?」

森島「ひびきちゃんが私のお婿さんになってくれればいいのよ!」キリッ

響「……はぁ」

美也「なーんだ……」

純一「びっくりした~……でも安心したような……」

響「……純一さん?」ニッコリ

純一「は、はい!なんでもありません!」

森島「むむむ……も~なによその反応は~」

響「貴女がしょうもないこと言い出すからよ、はるか」

森島「しょうもなくなんかないもん!は~……どこかにひびきちゃんみたいな
   真面目で優秀で面倒見が良くて社会的地位のある職業に就いていて高収入、それでいて包容力のあるかっこ可愛い素敵な男性いないかしら……」

純一(そうやって考えるととんでもないスペックなんだよなひびきは……)

響「あのねはるか、褒めてるつもりなんだろうけどそれ全然嬉しくないわよ?」

森島「この際美也ちゃんだけで我慢しようかしら……」

美也「えぇ!?」

森島「大丈夫、収入はきちんとしているしちゃんと幸せにするわ!」

美也「う~、助けてよひびきねぇね~」

響「はるかもその辺にしておきなさい、もうご飯できてるんだから」

森島「むむむ、ごはん……」

美也「今日はみゃーも手伝ったんだよねぇね」

森島「わお!花嫁修業はバッチリね美也ちゃん、いつでも嫁に来てくれていいわよっ」

美也「まだ引っ張るんだねぇね……」

森島「引っ張るも何も本気だもの」

響「ほらほら、いつまでも馬鹿やってないで早く上がりなさい」

森島「は~い……行こっ美也ちゃん」

美也「うんっ!にしし、ごっはんごっはん♪」

響「まったく、あの子はいつまで経っても変わらないわね」

純一「いや~凄い勢いだったな森島先輩……普段よっぽどストレス溜めてるのかな?」

響「ふふっ、そうかもね。会社での様子をアナタから聞いたときは正直耳を疑ったわ」

響「それはそうと、おかえりなさい。今日も一日お疲れ様でした純一さん」

純一「うん、ただいま。それとひびきもお疲れ様、今日は助かったよ」チュッ

響「ぅん……///」

純一「いつまで経ってもひびきは照れちゃうんだね」

響「もうっ、そういうことはいちいち言わなくていいの!///」

純一「あはは、ゴメンゴメン」

森島「こらー!私を差し置いてひびきちゃんといちゃいちゃしないっ!!」

美也「はぁ~、にぃに達はいつまでたってもラブラブだねぇ……」

響「ひぅ!?///な、何見ているのよ貴女たち!///」

森島「も~私おなか空いちゃったからはやく~……そういうの見せ付けられておなかいっぱいになるのは嫌なのよね~♪」

響「はるかっ!///」

純一「まぁまぁいいじゃないか、さぁご飯を食べようよひびき」

響「ぅ……はい」

美也「ほらほら早く座ってにぃに」

純一「はいはい、わかったからそんなにせかすなよ」

森島「ひびきちゃんも早くっ早くっ」

響「もうっ、はるはは少しは落ち着きなさい」

森島「人前ではちゃんとしてるもん」

純一「よし、それじゃ手を合わせて……」

純一・響・森島・美也「いただきます」

あかん…眠い
キリがいいし寝まする。スマヌ…

残ってるのかよ…

職場だがちまちま書いていきます
何も言わずに止まると思われるのでその続きは夜になると思います

森島「ん~今日はイタリアンなのね」

響「うん、はるかが来るって聞いたから折角だしと思ってね」

森島「ひびきちゃん、私のために……愛してるっ!」

響「はいはい、食卓で騒がないの」

森島「むむむ、つれないわね~」

美也「みゃーもお手伝いしたんだよ!」

純一「あの美也がよくぞここまで……っ」

美也「梨穂ちゃんに教わったから完璧なのだっ」

>>132
スキBAD後というか、ちょおま響先輩END後と妄想
現在の職場は無理矢理森島先輩が推してきた
就職試験はマンツーマンかつスパルタ方式で合格させた

森島「でも、ひびきちゃんもお料理上手になったわよね~」

響「む、昔の話はいいじゃない」

純一「……昔はなぁ」

響「もう、純一さんまで……」

森島「でもそれが結婚してからめきめきと腕を上げていって……やっぱり愛の力なのね?そうなのねひびきちゃん!」

響「黙って食べないならはるかの分はなしよ?」ニッコリ

森島「……ご、ごめんなさい」

純一「本当に上手になったと思うよ。いっしょに料理をしていた頃が懐かしくもあるんだけどね」

響「それは……やっぱり医者の仕事だけじゃなくて純一さんの奥さんらしいこともしたかったから……」

>>133
え…お前俺なの…?

純一「ひびき……」

響「純一さん……」

森島「んんっ」

美也「はぁ……」

響「あ……///」

純一「え、えっと……これはその……」

森島「ちょっと見た美也ちゃん?」

美也「うん、見たよねぇね」

森島「お客さんがいる前で堂々といちゃこらいちゃこら……」

美也「流石にどうかと思うよ?にぃに……」

純一「ぼ、僕が悪いのか!?……あ、はい僕が悪いです」

響「///」

森島「は~もうやってらんない、美也ちゃ~んお酒持ってきてちょうだいお酒~ワインねー」

美也「みゃーも付き合うよはるかねぇね……」

響「ちょ、ちょっとはるか!?貴女車で来てるんでしょ?」

森島「もーいーの!今日は泊まるっ」

純一「ええっ!?」

美也「む~……美也も今日はお泊りするつもりだったけど何か都合が悪かったにぃに?」

純一「い、いや別に……(珍しく二人揃って早く帰れたから今日は頑張ろうと思っていたのに……)」

響「どうかしたの純一さん?」

純一「な、なんでもないよ(顔で笑って心で泣く……うん、これが男だよな純一……)」

森島「さぁ、という訳で君も当然付き合うわよね、た・ち・ば・な・クン?」

純一「えぇ!?ぼ、僕もですか?」

森島「へぇ……まさか私のお酒が飲めないとでも言うのかしら?」

美也「言うのか!」

純一「ちょ!?いきなり部長モードにならないでくださいよ先輩!……ってもう酔っ払ってんのか美也!?」

森島「だって私部長だも~ん」

美也「にししししし!」

響「それはパワハラじゃないのはるか?」

森島「そんなことないも~ん。高校時代の先輩後輩の軽いやり取りじゃない、ねぇ橘くん?」

純一「そ、そうですよね!(一気に追い詰められたそ!流石やり手の女若部長だ!!)」

森島「折角だしひびきちゃんもどうかしら?」

響「そうね……折角だし少し頂くわね」

森島「さっすがひびきちゃん話せるわね♪」

響「ただし、飲みすぎはダメよはるか……前みたいに瓶でラッパ飲みしたりするのはやめなさいね?」

森島「う……わ、わかってるわよ……」

純一「まぁまぁひびき、そんな硬く考えずにお互いいい大人なんだし」

響「もう、純一さんは昔からはるかに甘いんだから……」

純一「そ、そんなことは……」

響「そうかしら?」

今北区産業

美也「にしし、ひびきねぇねやきもち焼いてる~」

響「そ、そんなこと!///」

森島「やーねーひびきちゃん、別に橘くん盗っちゃたりなんかしないわよ」

響「もう、はるか!」

純一「まぁまぁ森島先輩、うちの家内をそんなに虐めないでやってくださいよ」

響「じ、純一さんまで……///」

森島「おっ、言うわね橘くん。ささ、飲みねぇ飲みねぇ」

美也「ほらほらにぃに早くグラスを空ける!」

純一「ええっ、さっき注いだばっかりなんですが……」

森島「ままま、いいからいいから♪」

響「ちょ、ちょっとはるかあんまり飲みすぎちゃダメよ?」

森島「大丈夫、大丈夫~私も自分の適量はわかってるし、橘くんの限界も飲みに連れ回してるから大体把握してるわよ♪」

響「それならいいけど……」

美也「ひびきねぇねはお酒あんまり強くないよね?」

響「え、ええ……」

森島「そうなのよねぇ……それが発覚してからというものひびきちゃんを狙う狼から守るべく飲み会には必ず橘くんを迎えにやっていたわね」

純一「あはは、そうでしたね」

響「そ、それは昔のことで……」

美也「今はみゃーがお守り役なのだ!」

森島「美也ちゃんはひびきちゃんと同じ病院に勤めているのよね?」

美也「うん!みゃーは女性看護師さんだから普段はひびき先生って呼んでいるのだ」


森島「いいわねそれ!ねね、私もひびき先生って呼んでもいい?」

響「ぷっ、なにそれ」

純一「なんだかいつかの保育園児相手の練習を思い出しますね」

美也「え、何それ?」

森島「あ~あったあった♪あれね~」

響「……とんでもない暴れん坊の大きい保育園児2人の相手はものすごく大変だったわ」

純一「ひびきの子供苦手克服の練習の時のやつですね」

森島「あれはいいストレス解消になったわね~……今でもたまにやりたくなるわ……」

響「ちょ、ちょっと本気でやめなさいよはるか?」

森島「だぁって~……会社だと皆が私のこと腫れ物みたいに扱うんだもの」

純一「それはまぁ……部長ですし」

美也「詳しく聞いたことなかったんだけどはるかねぇねって会社だとどんな感じなの?」

純一「そうだなぁ……一言で言うなら、鉄の女かなぁ?」

森島「ええ!?そ、そうなの?」

響「なんではるかが驚くのよ……」

純一「自覚なかったんですか!?」

森島「や、さすがに部長ともなると愛想笑いが通じない世界がほとんどだしキリッとしてようとは心がけていたけど……そんなに?」

純一「ええ、仕事は速く正確無比。部下の提出してきたもののチェックもきちんとやり都度指摘し全く隙のない様子ですからね」

森島「そ、そうなんだ……」

美也「うわ~……みゃーが知ってるはるかねぇねじゃないみたい」

響「でも、なんであのはるかがそんな風になっちゃったの?」

森島「それはひびきちゃんのせいなんだから!」

響「へっ……わ、私?」

森島「そうよっ!」

美也「どういうこと?ねぇね」

森島「知らざぁ言って聞かせやしょう!あれはまだ私達が大学に入ったばかりの頃……」

純一「なにが始まるんだ……?」

響「……さぁ?」

森島「新しい大学生という生活に心躍らせる私……高校のときみたいなめんどくさい校則もない自由な生活……
   それが私を待っているはずだったのよ」

響「高校のときも普通に好き勝手してたわよね貴女」

森島「それはいいの!もう、続けるわよ?……当然私はひびきちゃんといろんな所に遊びに行こうと色々計画を練っていたわ」

純一「お2人で温泉に行ったり僕も付き合わされていろんな所に行ってたと思うんですが?」

森島「しかし、ひびきはお医者さんになる夢を叶える為それはそれは真面目に勉学に励んでいたのよ」

美也「……それが何か関係有るの?」

森島「私も高校のときみたいに毎日ひびきちゃんに会える訳じゃないけど極力ひびきちゃんとの予定を作ろうとした結果……」

美也「……ごくり」

森島「気が付いたらひびきちゃんとお勉強する時間になっていたのよ!」

響「え、あれってそういうことだったの?てっきり自発的に心を入れ替えたのかと……」

森島「それからというものひびきちゃんとの時間を作る為に色んなお誘いを断って何をしているかと思えば勉強勉強……
   気が付けば『森島はお堅い真面目女』というレッテルが貼られていてそう呼ばれるうちにいつの間にか今の森島部長が形成されていったのよ……」

純一(それって思いっきり自爆ですよね?って言ったらダメなんだろうな……)

美也「はるかねぇね……」

森島「こうして今の公での森島はるかが出来上がったって訳よ♪」

純一「いや、そこを明るく言われましても……」

美也「はるかねぇね、可哀相……」グスッ

純一「え?今泣く所あったっけ!?お前やっぱり酔っ払ってるだろ美也!」

響「え?割と自業自得じゃないのそれ?」シレッ

純一(言っちゃった!ウチの奥さん言っちゃったよ!)

森島「そーなのよねーそこが困ったところなのよ~」ケラケラケラ

純一(お、通ったのか!?笑い話でいいんだよなこれは)

純一「いや~自爆じゃ誰のせいにもできないですもんね~」

森島「そうよね~あははは…………………ぐすっ」

純一「えっ!?」

森島「そうこうしている間に誰ともお付き合いとかしないまま2○歳になっちゃったのよね……この先こんなんじゃ出会いなんてないだろうし」

純一「そ、そんなことは……」

森島「いいもん、自分でもわかってるんだもん……」イジイジ

響「は、はるか?」

美也「ちょ、ちょっとにぃに!はるかねぇねが本格的に凹んじゃったじゃん!」ヒソヒソ

純一「ええっ!ぼ、僕のせいなのか!?」ヒソヒソ

響「確かにお酒が入ったせいでよっと感情のふり幅がおかしなことになっているわね……」ヒソヒソ

美也「もう!はるかねぇねも冷静に分析してないの!」ヒソヒソヒソ

響「ご、ごめんなさい」ヒソッ

純一「このままじゃ間違いなく良くないことが起こるぞ……」ヒソヒソ

響「そ、そうね……とりあえずこのままだと何言い出すかわかったものじゃないからはるかをなだめるわよ」ヒソヒソ

純一・美也「りょ、了解!」ヒソッ

森島「どうせ私なんか……私なんか……」グスグス

響「もう、泣かないのはるか……大丈夫よ、貴女ならきっとすぐにいい人が現れるわよ」

森島「最初にひびきちゃんからそれを言われて何年たったのかしらね……ふっ」

響「う……」

美也「で、でもはるかねぇね美人だしスーツ姿もビシッと決まっていてとっても魅力的だと思うよっ」

森島「決まりすぎていて男性から敬遠されてるけどね……」

美也「あう……」

純一「いや、それでもやはり仕事している時の森島先輩はかっこいいですしみんな一目おいています、これからですよ!」

森島「一目って畏怖の対象としてでしょ……」

純一「そ、それは……」

森島「橘くんにまでそんな風に思われていたなんて……ぅ……ぐすっ、ひっく……」

>>277
名前間違うとかみゃーも相当酔ってるな

美也「こんの馬鹿にぃに!更に凹ませてどうすんのさ!!」

純一「今度ばかりは僕だけのせいじゃないだろ!?」

響「そ、それはいいから今ははるかを何とかしないと……」

純一「それもそうだな……よし!森島先輩」

森島「……なにかしら橘くん」

純一「やさぐれるあまりいきなり部長モードに入らないでくださいよ……」

森島「いいのよ……このまま鉄の女としてやっていくから」

純一「それですよ、森島先輩!!」

森島「……へ?」

>>277じゃないよ>>281だよ…

純一「そのイメージが悪いならいっそのことイメチェンをしてしまうんです!!」

森島「……それならちょっとずつ頑張ってるもん」

純一「え、そうなんですか?」

美也「へーどんなことやってるのはるかねぇね」

森島「うん、あのね?私ってホラ部長だからみんなのお仕事とかチェックするじゃない?」

響「まぁ、管理職なんだしそうよね」

森島「でもみんなに怖がられてるのわかってるからね、そのチェックに『ラブリーチェック』って名前付けてみんなが気軽に持って来やすいようにしたり……とかさ」テレテレ

純一「え……あれって森島先輩の発案だったんですか?」

森島「そうよ!ねねね、どう橘くん?みんなからの評判は」

純一「え、あ~……っとそれはですね
  (い、言えない……部署のみんなからネーミングが七不思議扱いされているなんて、こんな期待に満ちた先輩に真実を告げるなんてことは僕には出来ないっ!)」

森島「ねぇねぇどうなのよ~♪」

響「ね、ねぇはるか、それは流石にちょっと回りくどすぎるからもうちょっとわかりやすくイメチェンしてみたらどうかしら?」

森島「う~ん……確かにそうかも」

純一(ナイスフォロー!ひびき愛してる!!森島先輩の保護者の異名は伊達じゃない!!)

美也「そ、そうだよねぇね!いっそのこと高校生の時みたいにしてみたらどうかな?」

純一「森島先輩の……」

響「高校時代……」

森島「わお!それもありね♪」

純一・響「なしで」

森島「ええー!なんでよ~」

純一「流石に変化が劇的過ぎて周りがついていけないと思います」

響「それに学生の頃ならまだしも社会にでていて責任のある立場であれはないわね……」

森島「うぅ……はい」

美也「容赦ないよひびきねぇね……」

森島「じゃあどうすればいいのよ、ひびきちゃんのいじわる~……」メソメソメソ

純一「お、落ち着いてください先輩!」

森島「だぁってひびきちゃんがぁ~」

響「あぁもう、泣かないのはるか。私が悪かったわ」

森島「ひびきちゃんはもう私のこと嫌いなの……?」

響「馬鹿ね、はるかは……そんな訳ないでしょ?」ナデナデ

森島「うぅぅ……ひびきちゃ~ん!」ダキッ

響「もう、そういうところは変わらないわね貴女は……ってちょ、ちょっとはるか?」

森島「はぁ~ひびきちゃんのふともも~♪やわらかくっていい気持ち~……」

響「こ、こらはるか、何するのよ!?」

森島「ひびきちゃんのひざまくら~」

響「……仕方ないわね、もう」

純一(な、なんてことだ!ひびきが森島先輩に膝枕を……いいなぁあれ)

森島「んぅ~この枕があれば安眠間違いなしね~……」

純一(あぁ……美しい素晴らしい絵だなぁ!こんな魅力的な面もあるのにそれを皆が知らないのも確かにもったいない話だぞ)

美也「……にぃに、顔が思いっきりデレっとしてるよ」

純一「そうだ、これだ!!」

美也「うわっ!?もうにぃに!急に大声出さないでよ、ビックリするじゃん!」

響「急にどうしたの純一さん?」

純一「これを皆に伝えることが出来ればイメージなんてきっとガラッと変わるに違いないぞ!」

森島「……ん?……んぅ?なにがー?」

純一「森島先輩にもこういった一面があることを皆が知ればきっと接しやすくなると思うんです!」

美也「な、なるほど!」

響「そうね、それならなんとか……どうかしら?はるか」

森島「眠い~……」

響「ちゃんと聞きなさい」ベシッ

森島「あいた!?なにするのよひびきちゃん!」

響「貴女がおかしなこと言い出すからこんな事になっているんでしょ、まったくもう!」

森島「うぅ……ひびきちゃんがぶったぁ~」

美也「それで、どうすんのにぃに?」

純一「そうだな……よし、森島先輩」

森島「うん?どうしたの橘くん」

純一「全力でひびきに甘えてみてください」

響「え”……」

美也「え!?」

森島「えっ、いいのっ?」

純一「はい、全力でどうぞ」

響「ちょ、ちょっと純一さん!?」

森島「でわ…………うりゃ~ひびきちゃーん!ごろごろごろにゃ~ん♪」

純一「さぁ、美也!録画開始だっ」

美也「う、うん(い、いいのかなこれ……)」

森島「にゃ~ん♪ひびきひびきぃ~♪」

響「こ、こらはるかちょっと落ち着きなさい!」

純一(この映像を皆に見せればきっと……)

美也(……本当にいいの?これ)

響「あー、もう!いい加減にしなさい!!」

森島「」ビクッ

純一「」ビクッ

美也「あ、ひびきねぇねが切れた」

響「はるか、、それと純一さん……ちょっと2人ともそこに座りなさい」

純一「え、僕も?」

響「早く座る!」

純一「はい!」

響「はるか!」

森島「は、はいっ」

響「貴女も本当にもういい年なんだからいい加減に落ち着きなさい!」

森島「う……で、でも会社じゃちゃんとしてるのよ?」

響「それは社会人として当然でしょう!」

森島「はい、その通りデス……」

響「そういうのはちゃんとバランスをとって生活するのが大人のやることなんだから」

森島「ごもっともです、はい……」

純一「ま、まぁまぁひびきそのくらいに……」

響「純一さんも純一さんよ」

純一「う……」

響「はるかが真剣に悩んでいるっていうのにおかしなことを言い出して……」

純一「いや、あれは僕なりに真剣に……」

響「だとしたらありえません!」

純一「……はい」

響「昔からそういうところは本当に変わらないんだから、大体純一さんは……」ガミガミガミ

森島「あ、あのひびき?」

純一「反省してるんでそろそろこの辺に……」

響「いーえ、まだ言い足りないうえにそんなことを言い出すなんて……これは本格的にお説教が必要な様ね」

純一・森島「い……いやああああああああああああああああああああああああ!!」

美也(面白そうだからこのまま録画しちゃおうっと、にししし♪)

橘家お風呂

響「はぁ、全く……今日は半休貰ったはずなのに余計に疲れちゃったわね」

森島「うぅ、ひびきちゃんのお説教は相変わらず容赦なかったわ……まだ足痺れてるもの」

響「たまのいい薬だって思いなさい」

森島「……ふふっ、それもそうかも」

響「なんでそこで嬉しそうなのよ」

森島「うん、ひびきちゃんも橘くん、それに美也ちゃんも私個人とは昔と一緒に接してくれるんだなって……」

響「おかしな事言うわね……そんなの当然じゃない」

森島「そう言って貰えるのが嬉しいのよ」

響「そんなものかしらねぇ」

森島「ひびきちゃんはずっと橘くんと一緒でラブラブだからわからないんだもーん」

響「な!?///そ、それは関係ないでしょ!?///」

森島「ありゃ?幸せじゃないの?」

響「そ、それは……しあわせ、だけど……///」

森島「まぁそれは今日のひびきちゃんを見ていてよくわかったけどね♪」

響「もう、はるかっ!///」

森島「ふふっ、それにしてもあんな風に怒られたのなんか久しぶりかも♪」

響「まぁ部長様ともなればそうそう怒られるようなことはないでしょうね」

森島「もう、ひびきのいじわる……でも、本当にそうなのよね~だから余計に嬉しいの」

響「はるか……」

森島「昔は仕事をやっているだけでも十分楽しかったんだけど、最近なんだか疲れてきたのか肩肘張っているのが辛くなっちゃってきて……」

森島「そうやっているうちに急にひびきに会いたくなっちゃったから橘くんダシにして押しかけちゃったけど……迷惑だったかな?」

響「そんな訳ないでしょ、こうやって久しぶりに会えて嬉しかったわよ」

森島「私もよひびきちゃん。ああやって昔と変わらず甘えさせてくれて叱ってくれて……とっても楽しかった」

響「ふふっ、叱って欲しくなったらいつでもいらっしゃい」

森島「うん、そうする……ねぇひびき?」

響「どうしたの?」

森島「それで子供はいつごろの予定なの?」ニヤニヤ

響「な……何でいきなりそんな話になるのよ!?///」

森島「だぁって~そろそろ新婚っていう期間も終わりそうじゃない?」

響「それはそうかもしれないけど……そういうのは、その、自然な流れで……///」

森島「ありゃりゃ?ひょっとして橘くんは男性として頼りないのかにゃ?」

響「そんなことないわよ!純一さんはちゃんと愛し、て……」

森島「へ~そうなんだ~♪」ニヤニヤ

響「もう、はるかっ!!///」

森島「あ~……でも結婚かぁ……そんなこと考えたこと本当になかったけどひびきちゃん見てると羨ましいかも」

響「そんなのはるかならその気になれば本当にすぐいい人が見つかるわよ」

森島「そうかしらね~……あ、そうだ!」

響「うん?」

森島「よくよく考えると橘くんってかなりの優良物件よね?」

響「だ、ダメよ!はるかでも純一さんは絶対にダメなんだから!!」

森島「え~なんでよ~、ひびきちゃんのけち」

響「ダメなものはダメ!!」

森島「だって今更見つけるのって大変じゃない?」

響「そ、それはそうかもしれないけど……純一さんは私の旦那様なの!」

森島「もーひびきちゃんったら頭が固いわね~……だったら橘くんを共有するって言うのは?」

響「絶対にダメー!!」

リビング

<キャイキャイワーワー

純一「お風呂……楽しそうだな……」

美也「ほらにぃに!手を休めるなー!きびきび片付けるっ!!」

純一「美也も見てるだけなら手伝ってくれよ……」

美也「みゃーはひびきねぇねからにぃにの監視役を任されているからそれは出来ないのだ!にしし」

純一「うぅ……良かれと思ってやったことなのに」

美也「本気で言ってるんだとしたらみゃーはにぃにが信じられないよ」

純一「うぅ……」

美也「はぁ、もうにぃにはいつまで経ってもダメダメだなぁ……ひびきねぇねみたいなしっかりした人が奥さんになってくれて本当によかった」

純一「そ、それはそうと動画のほうはバッチリなんだろうな?」

美也「にっししし、それはバッチリだよ」

純一「おお!でかしたぞ、美也!さぁそれを早くこちらに」

美也「……」

純一「美也?」

美也「タダって訳にはいきませんなぁ~」

純一「な、なんだって!?」

美也「世の中は等価交換なんだよ?社会の常識なんだから」フンス!

純一「くっ……わ、わかった、何が望みだ?」

美也「お~!話がわかるにぃにで良かったよそれじゃぁ……」

純一「……」ゴクリ

美也「まんま肉まん5個で手を打とう!!」

純一「……えっ!?そ、そんなんでいいならそれで」

美也「ホントに!わーい、まんま肉まんまんま肉まん♪にししししし!」

純一(我が妹ながらこの歳にしてなんて安上がりな……にぃに心配になってきたぞ)

森島「はー、さっぱりしたー♪」

響「お片づけは終わったかしら純一さん?」

純一「あ、ひびき。うん、もう少しで終わるよ」

響「そう、ご苦労様です」

純一「このくらい構わないよ、今日は無理を聞いてもらっちゃったしね」

>>500
田中さん香苗さん縁さんはプロトタイプがTLSSにいるぞ
田中さんは外見はほぼそのまんまだ

>>505
るっこ「おい」
まなまな「…」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月13日 (月) 20:00:55   ID: t07D7WM6

駄菓子屋「ひどいな、これ」

2 :  SS好きの774さん   2016年10月24日 (月) 11:16:26   ID: eRS3cPE1

中途半端に終わっちゃったな

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