P「車買い換えようかな」冬馬「車持ってたのか」 (52)

P.Kジュピターの人が書くP+961の面々が好きで、ほのぼのした5人が書ければと。
あと、車。

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P「あぁ、送り迎えとかにも使うからな」
冬馬「それって社用車ってヤツか?」
P「俺の車なんだけどな社用にも使ってるんだよ。 かなり走ってるから新車に買い換えるかな、とね」
翔太「へぇ~プロデューサーさんって免許もってたんだね」
北斗「立場上必要ですもんね」
黒井「零細事務所は社用車も用意できないのか情けない」
P「いえ、社用車自体は有るんですけどね……」
黒井「む?では貴様がわざわざ車を出す必要は無いではないか」
P「それが有るんですよッ!どうしても我慢できない理由がッ!」
冬馬「いきなり叫ぶなよ!驚くじゃねぇか!」
翔太「で、で、その理由ってなんなの?」
北斗「車が古すぎてまともに走らないとかですか?」
黒井「ふむ、高木ならボロボロになっても使い続けるだろうな。 我が社ではそんな事はあり得んがな」
P「そういう事じゃ無いんですよ……」
黒井「では何が問題なのだ」

あ、1行あけた方が見やすいか

P「社用車が……ワゴンRなんですよッ!」

冬馬「ん?普通じゃねぇのか?」

翔太「良く見るよね~あの車」

北斗「社用車として文句無いんじゃないですか? 都内移動なら充分ですよね」

P「違うんだよッ!そうじゃあないッ……アイツはッ……ロータリーじゃ無いんだッ……」ポロポロッ

北斗「え~っと、そりゃそうですけどね」

冬馬「くっだらねぇ、ロータリーマニアなだけじゃねぇか。 社用車ぐらい我慢しろよ」

翔太「え?どういう事なの??」

黒井「翔太よ、ロータリーとはエンジンのタイプのひとつだ。 ほとんどの車にはレシプロと呼ばれるタイプが使われているが、マツダだけがロータリーエンジンを使用した車を市販しているのだ。 まぁ古くには外国車にも存在するが、現代ではロータリーエンジン=マツダという認識でかまわんだろう」

北斗「今ではマツダもロータリーエンジン撤退しちゃいましたけどね」

P「いいや!俺はマツダを信じている!
いつの日か必ず復活するんだッ!!」

翔太「ふ~ん、車のエンジンって種類が有るんだね」

アニマスもワゴンR乗ってたからね~
確か

冬馬「で、今乗ってるのはなんなんだよ」

P「RX-8だ」

北斗「まぁ大人4人乗れますし荷物も多少なら積めますから、ギリギリ社用車としてアリですかね」

P「勿論アリだ!FDだってアリだ! やよいならリアシートにも乗れるはずだ!」

冬馬「流石にFDはナシだろう。 高槻が乗るにしても厳しいんじゃねぇか?」

北斗「FCもナシですね」

翔太「FD?FC?」

黒井「翔太よ、FDやFCというのはRX-7の型式だ。 同じ名前の車だが年代によりFD3S、FC3Sといった種類が有るのだ」

翔太「あーRX-7なら知ってるよ。 カッコいいよね」

P「そう!カッコいいんだ! そしてロータリーエンジンに在らずは車に在らずだ!」

冬馬「マニアなのは分かるけどよ、それは言い過ぎだろ」

P「じゃあせめてマツダ車だ。 これだけは譲れん! FCからFD、RX-8へと乗り継ぎ、そして次世代のロータリーへと繋ぐためにも! 俺はマツダしか乗らん!」

北斗「筋金入りなんですね」

冬馬「RX-8から新車に換えるなら何にしてもロータリーじゃ無くなるな」

黒井「だからこそマツダ車、か。 ふむ、その一徹さは認めてやろう。 しかし私のセレブな車を見てもその意志を保てるかな?」ニヤッ

P「くっ……なんだこの自信は」

翔太「え?クロちゃん凄いの乗ってるの?」

黒井「ウィ、無論だ。 セレブな私に相応しいスーパーセレブカーだ」

冬馬「スーパーカーでいいじゃねぇか」

黒井「セレブな私が乗るのだ! スーパーセレブカー以外有るか!」

北斗「アレは良い車ですよね」

P「一体何に乗っているんだ……
しかし俺は意志を曲げないぞッ!」

黒井「フッ、ならばついて来るがいい。 その意志打ち砕いてやろう」

……

翔太「961プロの駐車場って初めて入るよ」

冬馬「翔太は免許無いからな」

北斗「まぁ14だからね」

P「そういえば北斗と冬馬は免許持ってるのか?」

北斗「車の免許は持ってますよ」

冬馬「俺はバイクだな。 車は誕生日に合わせて取れるように教習行ってるぜ」

翔太「もうすぐ18だもんね」

P「じゃあ冬馬はバイク乗ってるのか」

冬馬「あぁ、たまにツーリングに行ってるぜ」

翔太「ひとりでねっ」

冬馬「ちっ、わかってねぇな。 ひとりってのがいいんだよ」

P「俺もバイク乗るぞ。 今度ツーリング行くか?」

冬馬「うっ……まぁ、どうしてもってんなら行ってやってもいいぜ」

翔太「嬉しそうだね冬馬君っ」

冬馬「う、うるせぇな!そんなんじゃねぇよ!」

北斗「へぇ~照れちゃって」

冬馬「照れてねぇよ!」

黒井「冬馬の嬉し恥ずかし話はそこまでにしろ。 ここからはこの私のスーパーセレブカーが主役だ」

P「むっ……ついに明かされるのか。 ヴェールに包まれた961プロ社長の秘蔵の車が……」

黒井「ウィ、期待に胸を膨らませろ。 そして刮目して見よ! これが私のスーパーセレブカーだ!」

P「こ、これはっ!」


P「……サリーン S7」

黒井「そう!S7ツインターボだ!」

翔太「うわぁカッコ良いね~」

冬馬「マジでスーパーカーじゃねぇか……てっきりオチがつくかと思ってたのによ」

北斗「今日納車されたんですよね」

黒井「ウィ、この美麗さ……まさにセレブな私にこそ相応しい」

P「くっ……まさかこう来るとは」

黒井「どうだ?貧乏暇なしプロデューサーよ。 貴様には手の届かない高嶺の花だ、乗ってみたいとは思わないかね?」

P「うっ……ぐおぉぉッ」

黒井「さぁどうする? この官能を享受できるのは今しかないぞ?」

P「の、のってみた……」

コスモも良いよね~
もうちょっと現実感無くすなら、風籟とか出しても良かったんだがね

冬馬「待てよ!ホントにそれでいいのかよ!アンタのロータリーへの愛はその程度なのかよっ!」

P「くっ……冬馬……おまえ……」

冬馬「確かにアンタはロータリーマニアかも知れねぇ!俺も最初はくだらねぇとか言っちまったよ! でもマニアってのはよ!貫かなきゃいけねぇ矜恃ってもんが有んだろ!」

黒井「貧乏暇なし火の車あっちっちプロデューサーよ、貴様はチャンスをむざむざと逃すような、そこまでに愚鈍な男なのか?」

P「う、ぐぁぁ……」

冬馬「プロデューサー!戻って来い!今ならまだ戻れる!誇りを失わずにすむんだ!」


翔太「……なんか始まってるよ?」

北斗「……そろそろ終わるんじゃないかな」

P「俺は……俺は……」

黒井「この私に全てをゆだねるがいい!」

冬馬「プロデューサーァァ!」


P「俺は……俺が!ロータリーマニアだ!」

冬馬「プロデューサー!……信じてたぜっ!」

翔太「わー、ぱちぱちぱち」(棒)

北斗「良かったですねープロデューサーさん」(棒)

黒井「ふっ、甘き誘惑を振り切りどこまでも初志を貫くか。 その意気や良し!……そんな貴様が見たかったのかも知れぬな」

P「あ、もういいですよ黒井社長。 やりきったんで」

冬馬「社長も戻って来いよ」

黒井「むぅ、貴様らにノッてやったのだぞ! 私の心ゆくまでやり切ってこそ平等だろう!」

翔太「はいはいクロちゃん。 頑張ったね~」

黒井「翔太よ!私を子供扱いするな!」

北斗「社長、ところで何でS7にしたんですか?」

黒井「ウィ、非常に良い質問ですね」

冬馬「普通だろ」

黒井「言ってみたかったのだ!」

P「今更感がすごいですけどね」

黒井「ぐむむ……」

翔太「で、で、何でこの車にしたの?」

黒井「ウィ、そこまで聞きたいなら教えてやろう」

冬馬「もったいつけすぎだろ」

P「冬馬!それ以上いけない!」

冬馬「わかったよ」

黒井「……まぁいい、教えてやろう。 私も最初は悩んだものだ。 スーパーセレブな私に相応しい車とは何かをな」

黒井「スーパーカーといえばフェラーリ、ランボルギーニなど非常に有名なメーカーも有る。 特にフェラーリは性能、知名度、歴史ともに王者の風格が有るのも確かだ」

翔太「あっ、ボクもそのふたつは分かるよ」

北斗「俺ならフェラーリですね」

冬馬「俺はポルシェだな」

P「俺はRX-7だな」

冬馬「だろうな」

P「それはそれとしてスーパーカーには乗ってみたいよな」

冬馬「え?ロータリーはどうした!」

P「それは所有物としての話だ。 運転するとか、隣りに乗せてもらうとかは別だろ」

冬馬「あ、あぁそうか」

P「まぁ、金ありゃスーパーカー買うけどな」

冬馬「アンタ、ホントにロータリーマニアなのか?」

ちょっとコンビニ行ってくる
10分くらい休憩で

はい、続き投下します。

黒井「……続けるぞ。 私は考えた、何をもってしてセレブと言わしめるか。 幾星霜の時を経てついにセレブの真理にたどり着いたのだ!」

P「おぉ……」

冬馬「そ、それは?」

黒井「フッ、それは……Powerだ!
サリーンS7の誇るエンジンユニット!7000ccOHV!V8ツインターボ!750馬力!最高速度399km/h!」

北斗「ジェレミーみたいですね」

P「パワー厨だな」

冬馬「だったらヴェイロンとかあるじゃねぇか」

黒井「ノンノン、冬馬よ。 お前にはまだ分かるまい、数字が全てでは無いのだよ」

P「でも思い切りパワー厨ですよね?」

黒井「シャラップ!口を謹みたまえ! パワーだけが全てとは私は言っていない」

P「ほぼそのような事をおっしゃられたかと」

黒井「シャラップ!アンドシャラップ! このスタイルにこのパワーが宿ってこそなのだよ!大気を切り裂く戦闘的なフェイス!エンジンに火を入れれば咆哮するV8OHVの息吹!ひとたびアクセルを踏み込めば大地を跳ぶような加速!全て!そう全てがこのスタイルに集約されてこそのスーパーセレブカー!この車以外にセレブと言わしめる車があるか!いや無い!ッ以上だ!」

北斗「……社長、今日納車なんですよね?」

黒井「そうだが?」

冬馬「じゃあまだ乗ってねぇよな」

P「ここまで乗って来たんじゃないか?」

翔太「それにしたって何時間も乗って無いよね」

黒井「車はこの駐車場まで運ばせたが?」

「……」

冬馬「じゃあ乗ってもいねぇのにあれだけまくし立てたのかよ!」

黒井「冬馬よ、くだらん事を言うな!乗らずとも感じるだけで充分なのだ!
……まぁまだまだお前には、な」

冬馬「ちっ、ムカつくおっさんだぜ」

北斗「まぁ気にするなよ冬馬」

P「黒井社長、是非エンジンだけでもかけてみてくださいよ」

翔太「そうそう、どんな音するのかな~」

北斗「いいですね、セレブなスーパーカーなのは間違いないですし俺も聞いてみたいですよ」

冬馬「まぁ確かにな」

黒井「フッ、よかろう。 ならばお前たちの目に、このスーパーセレブカーの走る姿を焼き付けてやろうではないか!」

P「おぉ!」

冬馬「へっ、言うじゃねぇか」

翔太「楽しみ~」

北斗「気をつけてくださいね、社長」

黒井「ウィ」

キュキュキュキュ、ヴァォン!
ヴァロロロロ……ヴァォン!ヴァォォン!!

P「うっわーアメリカンだなぁ!」

冬馬「地下駐車場だから反響して余計すげぇぜ!」

翔太「すっごい音だねぇー!」

北斗「これは凄いな!」

黒井「フッ、これが王者の音だ。 ではひとっ走りして来ようか」

「おおぉっ!」

黒井「見よ!勇姿を!アデュー!」

ヴォン!ヴァゥォロロロロォン!
ヴァロロロロロ……

……ガッ!シャアァァァ……ン……


「へっ?」

冬馬「うわぁっ!やりやがった!」

P「ヤバい!」

翔太「クロちゃん!」

北斗「早く助けないと!」

P「黒井社長!大丈夫ですか!」

黒井「ウ、ウィ……とくと、その目に、焼き付けたか……この、黒井の勇姿、を……」ガクッ

「しゃっちょおおぉぉぉぉ!」

コンコン
P「失礼しまーす」

冬馬「お、来たのかプロデューサー」

黒井「わざわざすまんな」

翔太「とんだご迷惑だよね~」

北斗「あっここ座ってください」

P「おうありがとうな」

P「しかしよくスネの骨折だけですみましたね」

黒井「フッ、セレブだからな」

冬馬「答えになってねぇよ」

翔太「クロちゃん不死身なんじゃない?」

北斗「ホントにな」

P「車は思い切り全損ですもんね」

冬馬「アレって1億円近くするんだろ?」

翔太「うっわーそんなにするんだ」

北斗「新車で8925万円だったかな」

黒井「たいした問題ではない。また買えばいいのだからな」

P「こりないですね~」

冬馬「そんなに金あんのかよ……」

黒井「まぁ私ほどのセレブなら些細な事だ」

北斗「それにしても納車日にってのはビックリですよね」

翔太「もったいないよね~」

黒井「過ぎた事は考える必要がない。 前だけを見て進んでゆけば良いのだ」

冬馬「前に進んでぶつかったけどな」

黒井「うるさいっ!過ぎた事は言うなと言っているのだ!」

冬馬「はいはい」

P「とにかく元気そうで安心しましたよ。 あっコレお見舞いです食べてくださいね」

黒井「ウィ、ありがたく受け取ろう」

P「それ765プロみんなからですので」

黒井「貴様……しゃべったのか?」

P「普通にニュースになってますよ。 あれだけの車で事故したんですから、それも超大手芸能事務所の社長が」

冬馬「隠しきれるわけねぇよな」

P「あっ、そろそろ時間なので仕事に戻りますね」

黒井「ウィ、忙しい所をすまなかったな」

翔太「クロちゃん治ったら快気祝いしようね」

北斗「プロデューサーさんも運転気をつけてくださいね」

冬馬「おっさんの二の舞にならねぇようにな」

P「はは、了解。 じゃ失礼しました」

数ヶ月後……

プルルルルルル、プルルルルルル……
ピッ
P「はい、もしもし」

黒井「ウィ、私だ」

P「あ、黒井社長。お久しぶりです」

黒井「今日は空いているか?」

P「えぇ今日は暇ですよ?」

黒井「そうか……ところで貴様が買い換えると言っていた車はどうしたのだ?」

P「あ!そうそう、そうなんですよ!実は昨日納車だったんですよ!」

黒井「ウィ、ならば私が貴様の車のセレブ度を測ってやろう。乗ってくるがいい」

P「はは、前にも言ったとおりマツダ車ですから、セレブには遠いですかね」

黒井「まぁいい、貴様が何に乗ってくるか楽しみにしておこうか」

P「じゃ、今から伺いますね」

黒井「ウィ」

ォォォン……

冬馬「お、もしかしてアレか?」

翔太「あ、かもね~」

北斗「うん、プロデューサーさんが乗ってるな」

……ォォォン

P「よう!どうだ?新しい車は」

北斗「これって新しいアクセラですよね。しかもハイブリッド」

翔太「へぇ~ハイブリッドカーなんだ」

冬馬「実物見ると結構いいじゃねぇか」

P「いいだろぉ~」

翔太「うん、スマートな顔してるしカッコいいよ」

北斗「マツダ初のハイブリッドカーですね」

冬馬「しかしアンタ、ホントにマツダ党なんだな」

P「まぁな、ところで黒井社長は?」

北斗「あれ?さっきまで居たんですけどね?」

冬馬「とりあえず駐車場に行こうぜ。 そこでじっくり見物させてもらうぜ」

P「そうだな、じゃ行くか」

ォォン……

ガチャッ、バンッ

P「ここでいいかな?」

北斗「えぇ大丈夫ですよ」

冬馬「コレって高かったのか?」

P「いやぁそれが高木社長が太っ腹でさ、社用車として買ってくれたんだよ」

翔太「良かったね~プロデューサーさん」

P「ホントだよな~ありがたいよ」

北斗「じゃあ今は自分の車は無し、ですか?」

P「RX-8は距離が伸びてたからな、手放したよ。 でも実は一台持ってるんだよね」

冬馬「なんだ二台も乗ってたのかよ」

P「まぁそれは動かないんだけどな」

翔太「もしかしてレストアってやつ?」

P「そう絶賛レストア中だ。 と言っても実家のガレージでやってるからなかなか進まないんだけどな」

北斗「車種は?」

P「ふっふっふ、初代RX-7だ!」

冬馬「おぉSA22Cか!渋いぜ」

翔太「あれ?RX-7って2種類じゃないの?」

P「あぁ、前はFDとFCしか話題に出てなかったか。 もうひとつ有るんだよ」

北斗「ホントに筋金入りですね」

冬馬「そういえばよ、俺も車買ったんだよ」

P「お、免許取ったのか?」

北斗「まだなんですけどね、先に買ったみたいですよ」

冬馬「ま、免許取るまでは引き渡しされねぇし、いいじゃねぇか」

翔太「クロちゃんみたいにならないようにね」

冬馬「ならねぇよ!」

P「で、何買ったのよ?」

冬馬「あぁ、カレラGT」

P「……え?」

冬馬「だから、ポルシェのカレラGTだよ。 あっ、そういや北斗も車買ったんだよな?」

北斗「周りに刺激されたって感じだね」

冬馬「車なんだっけ?」

北斗「458イタリアだな」

P「……へ?」

北斗「あ、まだ日本に届かないんですけどね、フェラーリに色々とオーダーしちゃったから」

翔太「みんな車持ってていいな~」

冬馬「ま、あと2年もたてばバイクは乗れるぜ?」

P「ふ、ふふふ……さ、流石にトップアイドル様は違うな……」

冬馬「ん?なにがだよ?」

北斗「あー……まぁ車は値段じゃ無いですし、どれだけ愛したかですよ」

P「……うぅ、説得力ねぇよ。 お前らみんなスーパーカーじゃねぇか……」

冬馬「なに言ってんだよ!アンタにはロータリーへの愛があるじゃねぇか!それって金じゃ買えねぇモンじゃねぇのか!」

P「……冬馬」

翔太「そうだよ!それにさボクも車持ってないし、今はクロちゃんも持ってないよ。プロデューサーさんが羨ましいよ」

P「……翔太。 ……みんなありがとな、くだらない事で凹んだりしてスマン!

カツ、カツ、カツ……

黒井「……ノンノン、翔太よ。このスーパーセレブの私を舐めてもらっては困るな。この私が!貧乏毛だらけ猫灰だらけプロデューサーなぞを羨む事は未来永劫あり得ないのだ!」

P「けなされてるのか判断しづらいな」

冬馬「けっこう毛だらけじゃなかったか?」

北斗「格好付けたいだけでしょうね」

翔太「まぁいつも通りだよね」

黒井「フッ、言いたい事はそれだけか? コレを見てもまだ減らず口を叩けるかな?」

バッ!

P「こ、これはっ!」

P「マクラーレンF1じゃないですか!」

冬馬「ホントこりねぇな、おっさん」

北斗「嫌な予感しかしないよ」

翔太「うわぁ~カッコいい~!」

黒井「フッ、そうだろう!このスタイル!そしてパ」

P「あ、以下略でOKです」

黒井「むぅ、私の見せ場が……
まぁいい、ではひとっ走り」

冬馬「おいおい!今度は大丈夫だろうな!」

黒井「冬馬よ、私を誰だと思っている。 スーパーセレブの私に不可能の文字は無い!」

冬馬「まともに答えらんねぇのかよ!」

北斗「社長、ホント~に気を付けてくださいね」

翔太「クロちゃんは不死身だから大丈夫だよね~」

P「でもまぁ、コイツは痺れますね! あ、でもホント安全運転で」

黒井「みなまで言うな、分かっている。 前回の事はしっかりと教訓にしている。 ふむ、今日は天気もいいからな、外に出てみるか」

キュキュキュキュ……ファォンッ!
ファンッ!ファォンッッ!

黒井「では貴様らも外に来い」

ファォンッ!ファゥゥオオオオンッ!
ファオオォォォ……

翔太「無事に出て行ったみたい……」

冬馬「だな」

北斗「じゃ外に行ってみますか」

P「そうだな」


……フォォォォォ

黒井「遅いぞ」

P「大丈夫そうじゃないですか」

黒井「無論だ!私を誰だと」

冬馬「わーかったよ!安全運転でな!」

翔太「クロちゃんカッコいいよ!」

北斗「流石にもう無茶はしませんかね」

黒井「フッ、ではお前たちの目に、このスーパーセレブカーの走る姿を焼き付けてやろう!アデュー!」

ファンッ!ファォォオオオッ!
……ガシャーンッ!

「しゃっちょおおぉぉぉぉ!」

黒井「……黒井……死すとも……961は死せず……」ガクッ

冬馬「ま、大丈夫そうだな」

翔太「不死身だしね」

北斗「ヘッドライト交換くらいかな」

P「軽くて良かったよ」

冬馬「おっさん、もう運転すんなよな」

黒井「ヤだ!また違うの買うモン!」

冬馬「駄々っ子か!」


おしまい

はい、どーもー
サクッと終了です

黒井社長には何乗ってもらっても良かったんだが、扱いが難しそうな車にしてみた
マクラーレンで事故るっていうのがやりたかっただけですね

では、また書き溜めできたら~

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