ほむら「美樹さやかになってる…」(355)

順応しちゃう展開でオナシャス


ほむら「そりゃ、いつもと違うと思ったわよ。下を向いたら、足じゃなくて、おっぱいが見えるんだもの」

ほむら「ついに私のおっぱいがおっきくなった。一日の奇跡と喜んだのは15秒だけだったわ」

ほむら「鏡を見てみれば、私は美樹さやかになってるじゃない」

ほむら「あのバカでバカでバカでバカ以外に脳みそつまってない美樹さやか」

ほむら「インキュベーダーのしわざで人格が入れ替わったということかしらね、なんの嫌がらせよ…」

ほむら「とりあえず、どうしようかしら?」

1・上条恭介とくっつく
2・巴マミのおっぱいに相談する
3・まどかにエッチなことをして嫌われる
4・暁美ほむらの肉体に、さやかの魂が宿っているかどうか確認しにいく

>>22

4!

ほむら「そうね、どうせ美樹さやかの体なんだし、授業中に裸踊りをしたり、商店街でいきなり尻見せをしてもよかったけど、まずは私の肉体の確認からね」

ホムホーム

ほむら「私の家についた…って表札が『暁美』になってない?」

ほむら「とりあえず押してみましょう」

ピンポーン

男「ん? 誰だおめぇ?」

ほむら(知らない人?)

ほむら「すいません、ここに暁美ほむらという超可愛い女の子が住んでいるはずなんですけど?」

男「いねぇよ、ここは俺様の家だ!」バタン

ほむら「どういうこと?」


ほむら「実家にいるのかしらね? ええと、携帯は…?」ゴソゴゾ

ほむら「ポケットにあったわ。美樹さやかの携帯電話。うわ、悪趣味な待ち受け画像してるわ」

ほむら「電話をかけましょう」

プルルルルプルルルル

ほむ母『はい?』カチャ

ほむら(お母さんがでたわ…)

ほむら「すみません。暁美ほむらさんはいらっゃいますか?」

ほむ母『ほむら?』

ほむら「はい、娘さんの…」

ほむ母『うちに娘はいないわよ』

ほむら「え?」

ほむ母『…なにかの悪戯かしらね』カチャ

プープープー

ほむら「どういうこと?」


ほむら「私の家は別の誰かが住んでいたし、お母さんは私のことを知らないと言っている」

ほむら「冗談を言っているようには思えない。ここは暁美ほむらが存在しない世界?」

ほむら「でも、だったらなぜ私は美樹さやかになっているのかしら?」

ほむら「考えても分からないわ、行動を起こすのみ」

1・まどかに会う
2・巴マミのおっぱいに相談だ!
3・時間を巻き戻しのスタート地点である病室に行く
4・んなことほっといてさやかを幸福にしてあげようと、上条恭介とラブラブになってみる

>>30

1


ほむら「まどかに会いましょう」

ほむら「そうよ、私にとってまどかが全てだもの」

ほむら「まどかがいれば、私はそれでいいわ!」

朝 登校中

まどか「さやかちゃーん」

ほむら「まどかぁぁぁぁーーーっ!」

まどか「きゃ、さやかちゃんどうしたの?」

ほむら「まどかに逢えた喜びのあまり、つい叫んでしまったわ」

まどか「あはは、さやかちゃんってば相変わらずヘンなんだから」

ほむら「まどか、愛してる」

まどか「んー、わたしも、さやかちゃんのこと愛してる…なんてねっ」

ほむら「これはなかなか面白いわ」



ほむら「ところでまどか。暁美ほむらって子知ってる?」

まどか「ほむら?」

ほむら「そう、胸はちょっぴりちっちゃいけど、ひと目みただけでまどかが一目惚れして即ベットインしたくなる最高な美少女よ」

まどか「ええーと、その人のことは…」

1・しらない

2・アイドルにそんな名前があったような?

3・マミさんのおっぱいに相談だ!

4・そんなことよりさやかちゃんをぺろぺろ

>>42

まどか「ええ、誰だろ? ごめん、知らない」

ほむら「そう」ガッカリ

まどか「ええ、そのほむらさんが気になるの?」

ほむら「ほむらちゃん」

まどか「え」

ほむら「ほむらちゃんよ、そうよんでちょうだい! ほむらちゃん! ほむらちゃん! ほむらちゃん!」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「そうよ! あなたが愛するほむらちゃんのことは、ほむらちゃん以外に言ってはいけないの!」

まどか「ううーん、さやかちゃんって相変わらずヘンだよね」

ほむら「さやかなら、とんなバカな発言をしても許される気がしてきたわ…」

まどか「あの、知りたいことがあるなら、マミさんのおっぱいに相談するといいよ」

ほむら「おっぱい?」


ほむら「マミのおっぱいがなに?」

まどか「相談だよ」

ほむら「牛乳に」

まどか「相談だ!」

ほむら「って…いくら飲んでもおっぱい大きくならないのよね」

まどか「うん…ってさやかちゃん、あるじゃん! わたしよりあるのに、なにいってんの!」

ほむら「そうだったわ、けしからんこの胸め!」モミモミ

まどか「うーん、けしからん!」モミモミ

ほむら「あ、だめー、まどかは私の胸をもんじゃ、かんじちゃうー」

まどか「さやかちゃんって相変わらずノリいいよね」


ほむら「それで、マミのおっぱいになぜ相談なの?」

まどか「んーと…」

1・マミさんのおっぱい占いだよ
2・そこにきゅうべえがいるんだよ。キュゥべえならなにか知ってるはず!
3・マミさんのおっぱいはおっきくて素晴らしいから! どんな悩みも忘れちゃうんだよ
4・私ね、マミさんのおっぱいに憧れてるの! おっきなおっぱいになる特訓をしたいんだ!
5・マミさんのおっぱいは喋るんだよ

>>55

2

マミホーム

マミ「あら、鹿目さんに、美樹さんいらっしゃい」

QB「やぁ、まどかにさやか、相変わらず仲がいいね」プイプイ

ほむら「本当にマミの胸にいたわ」

マミ「すっかり、ここが気に入っちゃったのよ。学校でも、胸の間にいたがるし、困ったわ」

QB「なんだい、僕に用があるのかい?」キュップイ

まどか「キュゥべえ、さやかちゃんが聞きたいことがあるんだ」

ほむら「暁美ほむらって子を知ってるかしら?」

QB「暁美ほむら?」

1・誰だい?
2・アイドルでそんな名前があったような…。
3・暁美ほむらは君じゃないか
4・実は僕が暁美ほむらなんだ
5・マミのおっぱいは暁美ほむらでつまっているんだ
6・ろくな答えが浮かばなかったんで>>60に任せるよ

>>60

5

QB「マミのおっぱいがそうだよ」

ほむら「は?」

まどか「なにそれ?」

QB「マミのおっぱいは暁美ほむらでつまっているんだ」

ほむら「なによそれ! じょーだんはよし子さん!」

まどか「さやかちゃん、それ古すぎだよ!」

QB「嘘じゃないよ、ほら、マミのおっぱいをちょんちょんたたくと」トントン

○○「うわー、あたしを叩くなー」

まどか「しゃべったーっ!」

ほむら「どういうことよ!」

QB「それはね」

1・マミのおっぱいは、魔女たちであふれているんだ。通称「ワルプルギスの夜」だね
2・美樹さやかの人格がマミのおっぱいに入ったんだ
3・マミのおっぱいは杏子なんだ
4・おっぱいの神秘だよ

>>68

4


QB「おっぱいの神秘だよ」

ほむら「答えになってないわよ!」

まどか「え、ええーと、おっぱいに神秘があると喋るのかな? こ、こんにちはー」トントン

マミ「たたかないでー、いたいよー(裏声)」

ほむら「あんたが、おっぱいで腹話術してるだけじゃない!」

マミ「あらあら、バレちゃった」

ほむら「というか、暁美ほむらでつまっているって、なんだったのよ!」

マミ「あ、それなら意味あるわよ、実はね…

1・暁美ほむらは私のおっぱい腹話術の芸名なの
2・私ね、赤ちゃんができたら暁美ほむらにしようと決めてるの
3・私の白馬の王子様の名前なのよ
4・ふふっ、あなたが暁美ほむらさんでしょ?
5・>>78にまかせた

>>78

5.私が暁美ほむらなのよ美樹さやか


マミ「私が暁美ほむらなのよ、美樹さやかさん…」

ほむら「はぁぁぁぁぁーーー?」

まどか「ねぇ、どういうこと、マミ…ちがうのかな? ほむらちゃん」

ほむら「だめっ! だめっ! ほむらちゃん言っていいのは私の前だけ! 私にだけにほむらちゃん言ってほしいの?」

まどか「え、だって、さやかちゃんだよ」

ほむら「私が暁美ほむらなのよ!」

マミ「いいえ、私が暁美ほむらよ」

QB「実は僕が暁美ほむらなんだ」

杏子「なにやってんだおまえら?」モグモグ

ほむら「杏子! マミの家にいたのね!」

杏子「はぁ。アタシ杏子じゃねぇぜ暁美ほむらだ」


ほむら「私が暁美ほむら!」

マミ「巴マミは仮の名。私が暁美ほむらなの」

QB「僕が暁美ほむらなんだ。インキューベーターを日本語にすると暁美ほむらとなるからね」

杏子「アタシが暁美ほむらにきまってるじゃないか。佐倉杏子は妹の名を使ってたんだ」

まどか「え? え? えええ? どっちが本物のほむらちゃん?」

ほむら&マミ&QB&杏子「私だ!」

ほむら「私なの! まどか、私だけにほむらちゃんっていって!」

マミ「いいえ私よ(以下ループ

まどか「ど、どうしよう…」

1・私も暁美ほむらなの!
2・ほむらちゃん1号、2号、3号と名付ける
3・現実逃避して、おっぱいを大きくする特訓をする
4・さやかちゃんの人格を探す
5・>>95までにきた面白そうな答えを借用する

>>95

さやか「やだー!ホームベースみたいな顔になってる!」

さやか「やだー!ホームベースみたいな顔になってる!」

一方そのころ

さやか「(  ∵  )」

さやか「やだー!ホームベースみたいな顔になってる!」

さやか「え、なに! さやかちゃんどうしちゃったの! つか、この人だれ!」

男「○○、こんなところにいたのか? 探したじゃないか」

さやか「え、えーと、あなたは?」

男「なにいってんだ、おまえは」

1・アイドルだ
2・魔女だ
3・暁美ほむらだ
4・俺の嫁だ
5・にまかせた>>110

>>110

女子プロレスラー ホムラーマスク


男「おまえは女子プロレスラー ホムラーマスクだ」

さやか「はぁ! なんですそれ? つかあんた誰?」

男「俺はおまえのマネージャー。ったく、戦いたくないから記憶喪失の振りをしてるのか」

さやか「え? え? え? 記憶喪失というか、私は私じゃないといいますか! ごくフツーの女子中学生のさやかちゃんですしっ!」

男「さっさといくぞ。ギャラがまっているんだ」グイッ

さやか「ちょっちょっとっ!」


リング上

ワーワー

レフェリー「赤コーナー、無敵の赤サソリ・アジャアジャボンバーっ!」

アジャアジャボンバー「アジャアジャー」

レフェリー「青コーナー、胸なしさすらい娘ー、ホムラーマスク」

さやか「ど…どうしよう…」ブルブルブル

1・とりあえず戦う
2・あ、こいつもっこりしてる、男じゃんと金的攻撃
3・どーせ私の体じゃないしとストリップを始める
4・一発でやられる
5・5人の暁美ほむら(まどかたち)が助っ人にくる

>>118

2


カーン

アジャアジャボンバー「あじゃあじゃー」

さやか「あ、こいつ男じゃん。あそこもっこりしてるし」

アジャアジャボンバー「あじゃあじゃー」ダダダ

さやか「てーい」キーン

アジャアジャボンバー「あじゃ? あじゃ?」

さやか「効いたかっ!」

アジャアジャボンバー「ふふふふ、私のもっこり陰毛を攻撃するなんていい度胸するじゃない」

さやか「げっ」

アジャアジャボンバー「あなたの無乳を、観客に晒してあげようあじゃあじゃ」

さやか「ひゃー、やめてーっ!」


アジャアジャボンバー「無乳ながらも白い肌。観客に見せればさぞ盛り上がるあじゃあじゃ」

さやか「やめてー、この体であった人がかわいそうだからー」

アジャアジャボンバー「くくくっ、私のシンボルであるもっこり陰毛を蹴ったからには、私は反則大好きグレートアジャアジャになるのよ」

さやか「ひゃ~>>118を恨むーっ! さやかちゃんのバカが移れーっ!」

グレートアジャアジャ「仮面してんだから、いいじゃない。さあ、さらしものよっ!」ガバッ

さやか「どうする私!」

1・ギブアップする
3・どーせ私の体じゃないしと素っ裸になる
4・アジャアジャの陰毛をわしづかみにする
5・5人の暁美ほむら(まどかたち)が助っ人にくる

>>127


アジャアジャボンバー「さあ、全裸タイムあじゃあじゃ」ガバッ

○○「ここまでよ、アジャアジャボンバーっ!」

アジャアジャボンバー「なにやつ!」

まどか「魔法少女暁美ほむら!」

ほむら「魔法少女暁美ほむら!」

マミ「魔法少女暁美ほむら!」

杏子「魔法少女暁美ほむら!」

QB「魔法少女暁美ほむら!」

みんな「五人合わせて、魔法少女暁美ほむら!」

さやか「ほむらしかいねぇーっ!」

ほむら「私がなぜ、美樹さやかの体になったのか思い出したわ。それはみんなの力でアジャアジャボンバーを倒すため!」


まどか「くらえ、ホムホームパンチーっ」

みんな「てーい」

ガン!

アジャアジャボンバー「ぐあああああ」

カンカンカンカンカーン

さやか「か…かった…?」

レフェリー「勝者、アジャアジャボンバー」

みんな「え?」

レフィリー「ホムラーマスク、反則負け!」

さやか「へ?!」

マネージャー「なにやってんだおまえはーっ! 助太刀はルール違反だぞ!」

ほむら「…あ」


暁美ほむらはあじゃあじゃに
勝つために、ふたたび事時間を巻き戻したのだった。

ほむら「次こそまけない! 今度は巴マミの体になって勝つ!」


……………

マミ「というお話しを考えたのだけど、どうかしら?」

まどか「マミさん、話し作りのセンスないです」

マミ「あらー」

QB「おしまいにするかい? コンテニュー?」

1・おっぱい抜き超展開なしの普通のラブコメで>>38から
2・シリアス展開で>>38から
3・おわる
4・俺が書く

>>140

1


>>38というか>>45の途中から分岐します

まどか「ええ、誰だろ? ごめん、知らない」

ほむら「そう」ガッカリ

まどか「ええ、そのほむらさんが気になるの?」

ほむら「ほむらちゃん」

まどか「え」

ほむら「ほむらちゃんよ、そうよんでちょうだい! ほむらちゃん! ほむらちゃん! ほむらちゃん!」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「そうよ! あなたが愛するほむらちゃんのことは、ほむらちゃん以外に言ってはいけないの!」

まどか「ううーん、さやかちゃんって相変わらずヘンだよね」

ほむら「さやかなら、とんなバカな発言をしても許される気がしてきたわ…」

まどか「さやかちゃんは、そのほむらちゃんって子が気になるんだね?」

ほむら「そうよ、あなたの嫁なの!」

まどか「よ、嫁!」


ほむら「まどかの嫁のことは、気になるにきまってるじゃない」

まどか「あの、嫁ってわたし女の子だよ? ええと、ほむらちゃんって男の子?」

ほむら「女よ。絶世の美少女なの」

まどか「ええと、女の子と女の子が…」

ほむら「愛し合う、素晴らしいことだと思わない!」

まどか「え、えーと、そうかな…?」

ほむら「ああ、私とまどかが愛を語り合う。これこそ禁断の百合! すばらしいわー、らららららら~♪」

まどか「さやかちゃんのヘンさは絶好調だなあ…」

ほむら「さやかの体すばらしい! どんなバカのことを言っても許されるんだもの!」


まどか「…体?」

ほむら「ふふ、なんでもないわ。まどかはあたしの嫁にしてやるのだーっ!」ダキッ

まどか「きゃー、さやかちゃんったらー」

ほむら「ぷるぷるぷるぷる」

まどか「さやかちゃんどうしたの?」

ほむら「まどかはあたしの嫁だーっ」ダキッ

まどか「さ、さやかちゃんまたっ!」

ほむら「すりすりー」

まどか「さ、さやかちゃーん、くすぐったいよー」

ほむら「ああ、まどかとこんなに近くでほっぺにすりすりできるなんて、しあわせだわ」


ほむら「まどか、大好き」

まどか「わたしも好きだよ?」

ほむら「大好き大好き大好き、まどかがだーいすき!」ダキッ

まどか「今日のさやかちゃんどうにかしてるよー」

ほむら「ふふふふ、さやかちゃんは生まれかわったのでー、わっはっはーっ」

まどか「どうしちゃったんだろう、さやかちゃん…」

………

ほむら「このまま、まどほむのままでいいのかしら?」
ほむら「私はもっと別のことをしてもいい気がするわ」

1・このまま『まどほむ』を突き進む
2・ほむさやでいく
3・まどか×ほむら(精神さやか)となり、さやか(精神ほむら)ぽかーん
4・百合はなし。友情でいこう
5・まさかのさやか×恭介のストレートなラブストーリーにしてしまう

>>152


休み時間 ひとりほむほむ

ほむら「そうね、美樹さやかの肉体になったことだし、さやかの恋愛の手助けをしたくなってきたわ」

ほむら「上条恭介。美樹さやかの思いの人」

ほむら「さやかが魔法少女になり、魔女となったぐらいだもの。その恋は本気だった」

ほむら「さやかはバカすぎて失敗続きだったけど、私なら上手くいくわ。いえ上手くいってみせる」

ほむら「恋が叶ったときに、この体をさやかに戻してもいいものね。どうやって元通りになるかは分からないけど」

ほむら「あと、私はまどかとのちょっぴり百合んな友情を楽しむわ」

ほむら「さやかの体は、まどかとの親友の関係が心地よいもの。ふふっ、私にとってのちょっとしたご褒美ね」

病室の前

ほむら「ええと…ここが上条恭介の入院している部屋ね…」

トントン

恭介「はい」

ほむら「声がした。いるのね。ふふっ、私としたことが、どうでもいい男なのに緊張しちゃってる」

恭介「どうぞ?」

ほむら「怪訝にさせたわね、入るわ」

ギィ

恭介「なんだ、さやかじゃないか。いつもノックしないのに、珍しいことだね」

ほむら「ふふ、ごめんなさい上条くん」

恭介「上条?」

ほむら「恭介だったわね、呼び名、ちょっと忘れちゃった」

恭介「へんなさやかだなあ」

ほむら「さやかがへんなのはいつものことでしょ?」


ほむら「調子はどう?」

恭介「ん、いつもどおり…」

ほむら「良くないのね」

恭介「ああ」

ほむら「元気だせといいたいけど、なにを言っても無駄でしょうね」

恭介「そうだね、いまの僕は…」

ほむら「でも、私は恭介を元気にしたいあまりお節介なことをしてしまいそうだわ。あなたを怒らせるぐらいに」

恭介「ん? なんか、さやからしくないなあ」

ほむら「緊張してるのよ」

恭介「緊張?」

ほむら「ええ、緊張。あなたと一緒にいることで」

恭介「はははは、さやかが僕のなにを緊張するわけ」


ほむら「なにを…でしょうね…ふふ、自分でも不思議だわ」

恭介「なんだか、さやからしくないなぁ。別の人みたいだ」

ほむら「女はいくつもの顔を持っているのよ」

恭介「ヘンなさやかだな。見知らぬ美少女が病室にやってきた気分だよ」

ほむら「あら? 私が美少女?」

恭介「ははは、見えるわけないね」

ほむら「ええ、ふふっ」

恭介「はははははっ」

ほむら「リンゴがあるのね」

恭介「あ、うん。お見舞いに貰ったんだ」

ほむら「手、使えないし。剥けないでしょ。私が切ってあげるわ」

恭介「え、さやかにそんなこと?」

ほむら「できるわ。女はね、いくつも顔を持っているんだもの」

恭介「ほんと、さやかじゃないみたいだ…」


ほむら「リンゴ、切ったわ」

恭介「上手いね。さやかが切ったとは思えない」

ほむら「褒めて。恭介のために練習したんだから」

恭介「僕の?」

ほむら「そっ、あなたが少しでも元気がでるように。これは怒らしてしまう、お節介かしら?」

恭介「まさか、嬉しいよ」

ほむら「よかった。僕はリンゴを剥くことができないんだ。さやかは僕をバカにしてるのかい? なんて言い出すと思ったわ」

恭介「そんなのは、ただの八つ当たりだし…最低な男がすることだな」

ほむら「幼なじみだからって甘えすぎるんじゃないわよ」

恭介「そうだな。さやかには甘えてしまう僕がいるかも。さやかには、なに言っても許されるような気がしていて」

ほむら「恭介はさやかの嫁になるのだーっ!」

恭介「あははははっ、なに言ってるんだよ」

ほむら「ふふっ、ほんとなにいっているのかしらね」


ほむら「食べさせてあげようか?」

恭介「いいよ、リンゴ食べるぐらいはできるから」

ほむら「食べさせてあげるわ」

恭介「さやか」

ほむら「はい、あーん」

恭介「………」モグモグ

ほむら「美味しい」

恭介「リンゴだね」

ほむら「カキの味がするならびっくりだわ」

恭介「………」

ほむら「恭介、どうしたの?」

恭介「今日のさやかはヘンだ。さやからしくない」


ほむら「そりゃそうよ。だって私はさやかじゃないもの」

恭介「え?」

ほむら「あなたのことが大好きな美樹さやかなの」

恭介「ええっ」

ほむら「それなら、恭介。なっとくくいんじゃない?」

恭介「え、いや、それって」

ほむら「ふふふ、冗談よ」

恭介「え、あ、いや、ははは、さ、さやかったら…び、びっくりしたなあ…」


ほむら「ねぇ、わたしたちのこと話してほしいな」

恭介「私たちって?」

ほむら「ここにいるさやかはね、記憶喪失なの」

恭介「なんだい、次から次と? 今日のさやかは色々あるなあ」

ほむら「記憶喪失だから、わたしたちの出会いとか、子供のときにあったこととか、聞いたみたいんだ」

恭介「………」

ほむら「恭介、おねがい」

恭介「分かったよ」

………
……


恭介「それで、さやかったらボールを取ろうとして、川に落ちてしまったんだ」

ほむら「そんなことあったんだ」

恭介「僕は助けようと必死で泳いで、さやかの手を捕まえたんだ」

ほむら「それで?」

恭介「ふたりして溺れて、でもさやかの手だけは離してはいけないって必死だった」

ほむら「どうなったの?」

恭介「うん、運良く高校生の陸上部の人たちが通りかかって、助けてくれたんだよ」

ほむら「助かったのね。まあ、なければ私たちはこの場にいなかったわけだけど」

恭介「そうだね。今考えるとほんと、ラッキーだったなあ」

ほむら(さやかが、恭介のこと好きになった理由。いろいろわかるわ。私が幼なじみでも惚れてたかも)

恭介「さやかだって覚えてるだろ? 僕よりさやかが先に目覚めて、私のせいで恭介が死んじゃったーってワンワンないていたそうだし」

ほむら「覚えてないわ。だって私記憶喪失だもの」


恭介「こうやって話してみると、さやかと色々あったんだな」

ほむら「ほんと、話が尽きないわね」

恭介「さやかもなにか話してよ? 僕も覚えてないことがあるだろうし」

ほむら「わたし?」

恭介「そう。記憶消失のお嬢様の演技しなくて、なにか話してほしいな」

ほむら「そうね、ペンダントのことはどうかしら?」

恭介「ペンダント?」

ほむら「小学二年生の縁日で、おもちゃのペンダントを恭介が買ってくれたのよ」

恭介「そんなことあったかなぁ」

ほむら「忘れちゃった? ほら、その日はおばさんの結婚式で」

恭介「ああ、あったなあ。さやかが、結婚指輪が欲しいとだだをこねたんだ、それで僕がしょうがないからと」

ほむら「………」

恭介「さやか?」

ほむら(これは美樹さやかの。なんで、そんな記憶が私に浮かんできたわけ?)


恭介「どうしたんだい?」

ほむら「あ、いいえ、なんでも…ない」

恭介「びっくりしているようだけど」

ほむら「ううん、その射的で取ったネックレス、いまも机の引き出しにある宝箱に仕舞ってあるのを思い出しただけ」

恭介「今もあるんだ。びっくりだな」

ほむら「当然よ。恭介のプレゼントだもの…」

ほむら(なんで私は…それを知っている…わけ?)

さやかの部屋

ほむら「机の引き出しにある宝箱…その中には…」パカッ

ほむら「やはりあったわ。上条くんが射撃で取ったおもちゃのネックレス…」

ほむら「なんで私は知っているの。この脳みそがさやかのものだから?」

ほむら「そもそも私はなぜ、美樹さやかになっているの? あのバカでまぬけな美樹さやかに…」

ほむら「私の名前は暁美ほむら」

ほむら「なのに、私の家は別の人が住んでいる。お母さんもうちに娘はいないという…」

ほむら「じゃあ、このわたしは…だれ?」

ほむら「暁美ほむら…それとも…美樹さやか…?」



朝 登校中

ほむら(はぁ、一晩中かんがえてもなにも分からなかったわ)

ほむら(美樹さやかの魂はどこいったのよ…。そもそも私の肉体はどこ?)

ほむら(さやかの魂が私の肉体にいると思ったのだけど、違うのかしら?)

まどか「さやかちゃーん」

ほむら「まどか?」

仁美「さやかさん、おはようございます」

ほむら「おはよう、ええと、仁美さん」

仁美「さん?」

ほむら「おはよう仁美、今日もモテモテの顔してるね」

仁美「やですわ、さやかさんったら」

ほむら(そういえば仁美は、上条恭介のことが好きだったのよね…)

お風呂に入ってきます。
残っていたら続きを書きます

この話、自分でもどこにいくかわからないけど
なんとかよい形で終わるようにします…
ラブコメディーのはずが、ラブコメディーのはずがああああ


どうせだし安価

仁美をどうする

1・恭介のことが好きだと告白する
2・告白しない
3・自分は美樹さやかでないことを告げて相談をする

4・せっかくだし恭介じゃなく仁美と付き合う
なんて入れようとしたけど、やめることにするw

>>200

ほむまど、どこいったし

3


放課後 喫茶店

仁美「さやかさん、私に話しがあるってなんの用でしょうか?」

ほむら「単刀直入に言うわ。私は美樹さやかではないの」

仁美「え?」

ほむら「人格が別の人と入れ替わっているの。私の本当の名は、暁美ほむら」

仁美「はぁ…」

ほむら「やはり信じないわよね」チョロチョロ

仁美「あ、コーヒーに」

ほむら「気にしないで。どうせさやかだし、まあ、バカなことを言ってみただけよ」

仁美「さやかさんは、普段コーヒーにミルクをいれません」

ほむら「え?」

仁美「かっこつけてブラックなんです。さやかさんバカだから、無理して苦いのを飲むんです」

ほむら「つまりは…」

仁美「信じます。あなたはさやかさんじゃありません」


ほむら「そんなんで信じるわけ?」

仁美「ふふっ、私が何年さやかさんの友達をやってると思っているんですか」

ほむら「それは、まったく分からないわ」

仁美「さっきから、仕草がぜんぜんさやかさんじゃないんですもの」
仁美「さやかさんは演技ができるほど賢くないですし、人格が入れ替わっているほうが自然です」

ほむら「自然て…そんな非現実的なこと信じるほうが自然じゃないわ」

仁美「いいじゃないですか、信じたんだし」

ほむら「まどかや恭介は気付いてないわ」

仁美「ふふ、あの二人はまだまだですね。どれが女の演技か本性かわからないんです」

ほむら「あなた、怖いわね…」


仁美「それで、暁美ほむらさんでしたっけ?」

ほむら「ええ」

仁美「私はあなたのことを…

1・知ってます
2・ごめんなさい、知りません
3・あなたも上条くんのことが好きですね

>>212

3


仁美「私はあなたのことを、ごめんなさい、しりません」

ほむら「そうよね、知ってるほうが驚きよ」

仁美「でも、ひとつだけ…」

ほむら「なに?」

仁美「あなたも上条くんのことが好きなのではないでしょうか?」

ほむら「………」

仁美「暁美さん?」

ほむら「なぜ?」

仁美「女の直観です」

ほむら「そんなはずないわ。私はまどかと百合んな関係を望んでいるガチまどよ。こんなシリアス、さやかの尻の穴にいれたいぐらいだわ」

仁美「私がお尻に入れましょうか?」

ほむら「それは人格が戻ったときに豪快にお願いするわ」


仁美「病室で上条くんをお話しして、楽しかったのではないですか?」

ほむら「それは…」

仁美「彼の魅力に惹かれていった」

ほむら「そりゃ、ちょっとはかっこいいと…思ったけど」

仁美「ふふ、恋の芽生えかもしれません」

ほむら「ありえない。もしそうだとしても、それはこの体が美樹さやかのものだからだわ」

仁美「つまり、さやかさんは上条くんがお好き?」

ほむら「ええ」

仁美「あらあら、びっくりすることを聞きましたわ」

ほむら「知ってたくせに、よく言うわ」


仁美「さやかさんの恋愛感情が、暁美ほむらさんの魂に響いているのかもしれませんね」

ほむら「混乱してくるわ。肉体はさやかで、さやかの感情が流れてきていて、なのに魂は暁美ほむら」
ほむら「この私はなんなのよ?」

仁美「それは…」

ほむら「それは」

仁美「さっぱりわかりません」ニコッ

ほむら「でしょうねぇ…」ガックリ

仁美「良く分からないことですし、ひとまずは今の状況を楽しまれたらどうでしょう?」

ほむら「楽しむって…」

仁美「恋にきまっているじゃないですか」


ほむら「まどかと?」

仁美「上条くんとです」

ほむら「だから、わたしはガチまどなの! ほむまど、まどほむ以外に認めるものはなにもないわ!」

仁美「でも、肉体はさやかさんですよ?」

ほむら「…あ」

仁美「さやかさんとまどかさんが、恋人的にイチャイチャしている光景を見て、面白いですか?」

ほむら「さやかの口に生のふぐを入れたくなるわね」

仁美「でしたら、相手は上条くんのほうがいいじゃないですか」

ほむら「いいって、あなた…」

仁美「決まりです。ほむらさんは男性との恋を楽しまれましょう」


病室

トントン

恭介「どうぞ…」

カチャ

ほむら「きょ、恭介…」

恭介「さやかならノックしなくても…」

仁美「上条くん、こんにちは」

恭介「えっと、きみは…」

仁美「さやかさんのお友達の、志筑仁美ですわ」

恭介「ああ、そうだったね、志筑さん」

仁美「仁美でお願いします」

恭介「仁美…さん」

ほむら(ねぇ、あんたが上条くんに近づきたいという腹黒な気持ちで連いてきたんじゃないでしょうね)


仁美(だとしたら、どうします?)

ほむら(なんとも言えない気持ちなるわね)

仁美(ふふ、ほむらさんを嫉妬させよう大作戦は成功しそうですね)

ほむら(嫉妬なんかするはずないじゃない。あなたの考えが良く分からないわ)

恭介「なにをコソコソ話してんだい?」

仁美「なんでもありません。これ、つまらないものですが」

ほむら「次からはつまるものを持ってきなさい」

仁美「では、次からはさやかさんの日記を持ってきますわ」

ほむら「あー、三人でそれを読むのも悪くないわね。おもいっきし笑ってあげましょう」

恭介「さやかって日記書いてたっけ?」

ほむら「この私が日記を書くという几帳面なことをするなんて考えるほうが大馬鹿もいいところじゃないの」

恭介「今日のさやかは毒舌キャラを演じてるのかな?」


10分後

仁美「それで、さやかさんはテストの点を隠そうトイレの便器に入れようとしたら」

恭介「紙が飛んでしまって、窓の外へとでてしまったんだろ?」

仁美「あら?」

恭介「以前に聞いたことあるよ」

仁美「自分から話すなんて、さやかさんったら…」

ほむら「バカよね」

仁美「ふふ、ほんとさやかさんったらバカなんなんですから」

恭介「ははは、さやかがバカなのはいつものことじゃないか」

ほむら「ほんとはさやかはバカである他はなにも取り柄がないものね」


仁美「さやかさんのおばか話はまだありますわよ、クスクス」

恭介「はははは、それならこの、おバカ話は知ってるかい?」

ほむら「ふふっ、私のとっておきの、バカな話を話すわ」

仁美「ふふふふふふ」

恭介「はははははははっ」

ほむら「ふふふふふふっ」

三人「さやかはほんとバカだははははははははははははははははっ」

プチっ!

さやか「だああああああああああ! わたしはバカじゃなななななななぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーいっ!」


さやか「あんたらねぇ! 人がいないのをいいことに、なに私の恥ずかしい話でもりあがっているのよ!」
さやか「私はバカだけどね! みんなに愛されるバカなんだ! 可愛いバカ! 略してかわバカなんだぞ!」
さやか「もっと愛をこめろーっ!」

恭介&仁美「………」

さやか「あれ?」

さやか「えーと」キョロキョロ

さやか「わわわわっ、私、私、私だ! 私だっ!」

さやか「私、自分の体を自由に動かせる。やったーっ! 支配されてた私の体が戻ったぞーっ!」

恭介「あ、いつものさやかだ」


仁美「ええと、さやかさんの意識は内側で眠っていただけなんですね…」

ほむら「ちょっ、ちょっと、どうなっているのよこれっ!」

さやか「うわわっ! あんた消えなかったわけ!」

ほむら「いるわよ!」

さやか「消えろよ!」

ほむら「わたしだってあんたの体から消えたいわよ!」

さやか「いい迷惑なんだよ! 悪霊退散だーっ!」

ほむら「いやーっ! 美樹さやかと一体だなんて、あなたのバカがうつるーっ!」

恭介「一人芝居してる?」


仁美「散々バカにされたことで、さやかさんは目覚めたのですね。計画通りです」ニヤリ

ほむら「嘘つきなさい、あなたびっくりしてたじゃないの!」

さやか「というか、仁美。あんたがこんなに腹黒だったなんて、さやかちゃんはびっくりだよ!」

恭介「さやか」

さやか「なんだよ、恭介」

恭介「僕は昨日のさやかのほうがいいな」

さやか「え?」

恭介「あの記憶喪失になったお嬢様なさやかだよ」

さやか「なんですとー」

恭介「あれは、僕でもどきどきしたからね。さやかの性格がほんとああなら、きっと恋していたよ」

ほむら「ふふふっ、上条くんったら」

さやか「よ、よろこぶなー」


帰り道

さやか「ねぇ、なんで私の中にまだいるわけ? 早くでていってよ」

ほむら「私だって出来れば出たいわよ」

仁美「さやかさん、ほむらさんのこと全部覚えてるんですか?」

さやか「あるよ、つっこみたくてしかたなかったもん」

仁美「今は、体はどっちが動かしているのでしょうか? 二人一緒だと大変に思うのですが」

さやか「あー、今はわたしが自由に操作してるよ」

ほむら「私は、話ができるぐらいね…あ」

さやか「なんだよ?」

ほむら「お尻ぐらいは動かせそうかも」

さやか「そこは動かさなくていいから、私を恥ずかしい目にあわせる気!」

ほむら「おしりの空気、発射5秒前」

さやか「やるなやるな、さやかちゃんはレディーなんだ」


仁美「この奇妙な四角関係はどうなるのでしょうか」

ほむら「選択肢は五つ。1・まどほむ 2・ほむまど 3・まどかと私が結婚する。4・まどかと私が同棲 5・永遠にまどかと私がイチャイチャするルートを希望」

さやか「実質、ひとつでしょ、それ!」

仁美「でも、体はさやかさんですよね」

ほむら「まどかとさやかがイチャイチャする光景をみるぐらいなら、私は死ぬ」クラッ

さやか「ちょっ、橋から飛び降りようとするな! この体は私のだ!」

仁美「恭介くんのこと、暁美さんも、まんざらでなさそうですよね」

ほむら「そんなことない。これは、さやかの恋心が、私の魂に流れてきてるだけ」

仁美「ふふ、そういうことにしておきましょう」

さやか「仁美はどうするわけ? あんたも恭介のこと好きなんでしょ?」


仁美「好きですよ。その気持ちは今も変わりません」

さやか「え、えーと」

仁美「ですから、恭介くんの心を射止めるべく、お互いにがんばりましょう」

さやか「たたかうの…?」

仁美「はい。恨みっこなし。上条くんとさやかさんが付き合うようになったなら、私は祝福いたします」

さやか「うーん、私が恭介となんて…そんな光景想像つかない」

仁美「射止めるのはほむらさんかもしれませんね」

ほむら「それはない」

仁美「さやかさんとほむらさんは、上条くんのことが好きです」

ほむら「私が好きなのはまどかだけよ」


さやかの部屋

さやか「うわぁぁぁぁぁぁーーっ! 宣戦布告されたーーーーっ!」ジタバタジタバタ

ほむら「騒がしいわね、バカさやか」

さやか「だって、仁美だぞ。勝てるわけないじゃん」

ほむら「はぁ、そうやってすぐ諦めようとしないでよ」

さやか「無理! わたしバカだから!」

ほむら「あなたはバカなのは100%同意するわ」

さやか「1%ぐらいは否定してー」

ほむら「まあ、上条くんは、まどかラブの私に永遠の片思いをしてしまいそうなほど私のことが好きになったようだし、協力しなあげないでもないわ」

さやか「なんかすっげームカつくんですけど!」

ほむら「私が中にいるのよ。それを利用しなさい」


さやか「利用って?」

ほむら「私が上条くんに、やったようにすれば上手くいくというわけよ」

さやか「ほむらと同じようにねぇ。性格違いすぎじゃん」

ほむら「でも、今のさやかのままなら、上条くんは一生おバカなさやかとしか思ってくれないわよ」

さやか「うーん、おバカなさやかちゃんから、バカすぎて可愛い僕の子猫ちゃんに変わりたいよ」

ほむら「あなたも分かっているでしょ。仁美は腹黒いわ。あれは、ちょっと油断させたら、恭介を食ってしまう」

さやか「凄いのライバルにしちゃったなぁ…」

ほむら「でも私たちは一人で二人。二人三脚。やるしかないわ」

さやか「うーん、ほむらの力を借りるしかないかぁ」

ほむら「そうしましょう。でも今日の所は眠いし」

さやか「そうだね、寝ようか」

ほむら「そのまえに、まどかを思ってオナニーを」

さやか「しません!」




まどか「さやかちゃん、おはよー」

ほむら「まどかーっ、愛してるわーっ」ダキッ

まどか「きゃー、さやかちゃんったら、今日は絶好調だね」

さやか「なんでこういうときは、からだを動かせるのよ!」

まどか「え? え?」

ほむら「気にしないで。私はさやかちゃんよ、バカなこと言うのはいつものことでしょ」

まどか「えへへっ、そうだね」

さやか(なんでそんなに直ぐに納得するのよーっ!)


授業

先生「えー、で、あるからして~」

さやか「はぁ、ぜんぜん分からん」

ほむら「こんなの簡単じゃない」

さやか「え、ほんとう?」

先生「あー、この問題を、美樹くん分かるかね?」

さやか「あ、ほむら。よろしく」

ほむら「まかせといて」スッ

ほむら「先生。成績の悪い美樹さやかに問題を解かせようだなんてどうかしてるんじゃないですか。こういうのを優等生の仁美さんにやらせるべきです」

さやか「あんた、なにいってるわけーっ」

先生「はは、そうだったな。すまなかった。仁美くんいいかな?」

仁美「はい」スッ

さやか「…なんかすげぇ悔しいんだけど」

ほむら「だったら自分の力で答えなさい。仁美に取られるわよ」

さやか「…ぐ」


放課後

さやか「さてと、恭介のお見舞いにいくからCD、CDと…」

ほむら「あなたはほんとバカね」

さやか「なんで?」

ほむら「彼はヴァイオリンを弾けないのよ。なのになぜ、その音色を聞かそうとするわけ。嫌がらせといってもいいわ」

さやか「えー、でも、それならなにをもってけば…?」

ほむら「そうね…」


1・手作りのお弁当
2・宝物のネックレスを見せて思い出話
3・1000枚組のモーツァルト&バッハ&ハイドン&ベートーヴェン大全集BOX
4・そんなのいらないわ。魔性な女を演じて、上条恭介を誘惑よ

>>282

1だろ


ほむら「手作りのおべんとうよ」

さやか「お、おべんとーっ!」

ほむら「そうよ、愛情たっぷり入れれば、上条恭介はノックアウトよ」

さやか「いや、でも、さやかちゃん作ったことが」

ほむら「簡単よ。カップ麺にお湯をそそげばできあがるだけだから」

さやか「それ、お弁当っていわないよ!」

ほむら「媚薬入りよ」

さやか「んなのどこに売ってんですかーっ!」

ほむら「あなた、幼なじみなのに、上条くんにお弁当つくってあげたことないわけ?」

さやか「いやぁ、むしろこっちが作ってもらったことあるぐらいで」

ほむら「はぁ、私がいるし、手伝ってあげるわよ」

さやか「そ、そうだよね。リンゴをむいてたぐらいだもん。か、簡単だよね、よかったー、ほむらがいてくれて」


キッチン

さやか「なにを作ろうか?」

ほむら「愛情たっぷりといきたいけど、無難なのがいいわ」

さやか「無難って?」

ほむら「無理にこだわるんじゃなくて、ノリ弁など作りやすく、誰でも食べれるほうがいいの」

さやか「うーん、作るならこだわりたいなぁ」

ほむら「そうやって、背伸びをして不器用に出来たのを、彼が喜んでくれると思ってるわけ? 場合によっては拷問になるわ」

さやか「…う」

ほむら「そうね。あなたと上条恭介は幼なじみ。彼が好きなのぐらい知ってるでしょ?」

さやか「えーと、恭介の好物は」

恭介の好物はなに?

>>292

二郎


さやか「んーと、二郎?」

ほむら「二郎ってなによ?」

さやか「ラーメン」

ほむら「面倒だわ。一郎にしましょう」

さやか「一郎って小沢?」

ほむら「そうね、小沢一郎の顔弁当にしましょう」

さやか「それぜったいに嫌われるよ!」

ほむら「ラーメンは弁当にならない。カップ麺をあげたほうがいいぐらいだわ。無難に小沢一郎プロデュース風の弁当でいいわね」

さやか「小沢一郎は取ろうよ! あ、そぼろじゃだめ? ハートマーク入りの?」

ほむら「想像しなさい。美樹さやかがハートマークのそぼろ弁当を渡したときの上条くんの反応を…」

さやか「うん、どう想像しても喜ぶ姿が浮かばないね」

修正
小沢一郎プロデュース風の弁当→小沢一郎プロディース風のノリ弁当


恭介の病室の前

さやか「き、緊張するなぁ」

ほむら「当たって砕けろよ。看護婦さんに、お弁当を作ったから病院食は入らないと告げたし、恭介はあなたの弁当を食べる以外に晩飯抜きとなったのよ」

さやか「言うの恥ずかしかったなー」

ほむら「がんばってって応援してくれたし、よかったじゃないの」

さやか「う、うーん。ほむらがいたから、もう夕ご飯を食べてましたオチにならないで済んだけど…」

ほむら「いきましょ。後のことは私に任せといて。絶対に彼を惚れさせてみせる」

さやか「うん」

トントン

恭介「はい?」

ほむら「恭介。私よ」

恭介「さやかかい? 三日連続ノックあり、珍しいね」


ほむら「ふふっ、こんばんわ。上条くん」

恭介「さやかが上条くんって、違和感あるなあ」

ほむら「ダーリンはどうかしら?」

恭介「ゾッとするね」

ほむら「それがいつしか、喜びに変わるようになるわ」

恭介「今日はなんの演技かい?」

ほむら「今日のさやかちゃんは、魔性の女なの。恭介をメロメロにするんだぞ」

恭介「はは、それは楽しみだなあ」

さやか(なんかいいムードで…悔しいんだけど…)


恭介「ここ最近。さやかが面白くて、来てくれるのが楽しみになってきたよ」

ほむら「ふふ、あなたを元気づけるならなんでもするわ」

恭介「そうだね。落ち込んでばかりいられないね。さやかが無理して、自分らしくないことをしてくれているんだ」

さやか「複雑だなぁ」

恭介「ん?」

ほむら「なんでもないわ。ねぇ、あなたのためにお弁当を作ってきたの」

恭介「それは嬉しいよ、ありがとう」

さやか(あれ? 反応が…?)

ほむら「まさか、仁美が先周りして食べさせていたというオチはないわよね?」

恭介「仁美さんかい? 彼女なら、さやかさんのことだから、おべんとうを作ってくるから、お腹空かせてまっていたほうがいいと言ってたよ」

ほむら&さやか「………」

恭介「僕に胃腸薬をくれたんだ。あはは、僕になにを食べさせる気かな?」

ほむら&さやか(手強い)


ほむら「お弁当。開けてみて」

恭介「ノリ弁?」

ほむら「ええ、さやかちゃんにはこれが限界でしたー」

恭介「いや、びっくりだなあ」

ほむら「そう?」

恭介「だって、おむすびも握れないはずのさやかが、こんな見られるものを作るなんて、本当にさやかが作ったのかい?」

ほむら「ふふ、失礼しちゃうわね、さやかちゃんはこれでも成長してるんだぞ」

さやか(なんだかんだで、ほむらが大部分を作ったんだよなぁ…さやかちゃんの活躍が…)

恭介「からあげもあるね。嬉しいよ」

ほむら「病院食は薄いものばかりだからね、濃いものをメインにしたわ」

恭介「うれしいよ、ありがとう」

さやか(恭介が嬉しいっていってくれたよ。さやかちゃんやったー)

ほむら「うふふ、恭介ったら、そんなに喜んじゃって。女冥利に尽きるわ」

さやか(ほむらの奴、本気で喜んでない?)


恭介「うん、味もいいね」

ほむら「ほんと、よかったわ」

恭介「よかった。食べ物だ。生ゴミじゃないよ」

ほむら「でも、中にはさやかちゃんの唾がいっぱいはいっているの」

恭介「はは、まぁ、さやかのだし気にしないよ。どうせ、喋りながら作ってたんだろ?」

ほむら「ふふ、ご名答」

ほむら(唾いれても気にしないなんて、あなたたちどんな変態関係よ)

さやか(幼なじみだよ!)


ほむら「恭介、あーんしてあげるわ」

恭介「あーん?」

ほむら「お約束でしょ。今日の私は魔性の女なの。恭介を虜にしちゃうぞ」

さやか(ほむら、よくそんな台詞言えるなあ。私なら恥ずかしくて笑い転げる…)

恭介「そうだね。あーん」

ほむら(ほら、さやか。上条くんにあーんしてあげなさい)

さやか「う、うん。きょ、きょうすけ、あーん」プルプル

恭介「うん。この卵焼きも美味しいね」

さやか「やった、やった、やったー!」

恭介「はは、さやか喜びすぎだよ。でも、これ、さやかのお母さんの味付けとは違うな?」

ほむら(分かるのね。さすが幼なじみ)


さやか「う、えーと、それは…」

ほむら「お母さんには内緒で、レシピみながら作ったから、違う味になったの」

恭介「なるほど、これはこれでいけるね」

ほむら(こんどお母さんに、卵焼きの作り方を教えて貰いなさい)

さやか(わかりました)

ほむら(さやか。あなた恭介のことが好きなのに、彼のためになんの努力もしてないわけ)

さやか(してませんでした)

ほむら(反省してるようだし、『恭介、私食べて♪』と色っぽく言う権利をあげるわ)

さやか「言えません!」

恭介「え?」

さやか「おほほ、なんでもないよ、恭介!」


ほむら(はぁ、そもそも、さやかが『私を食べて』なんてギャグにしかならないか)

さやか(シリアスなラブストーリーで使ってみたいよ!)

ほむら(いってみなさい)

さやか(え?)

ほむら(色っぽく、禁断の技『デザートはわ・た・し』を)

さやか(言えるわけないでしょうが)

ほむら(私がチャレンジしていい?)

さやか(いやー、それはー)

ほむら(はぁ、まどかにいいたい。なのになぜ、その相手が上条恭介なのかしら?)

さやか(私なら、まどかには平気に言えるなぁ)

恭介「さやか、黙っちゃってどうしたんだい?」

ほむら「恭介、わたしをたべてみない?」

さやか(いったーっ!)


恭介「はぁ?」

ほむら「デザートはわ・た・し・♪」

さやか(本当にいったよ、コイツ! 勇者だ!)

恭介「う…」

さやか(なんで、なんで恭介は、そんな赤らんでるわけ! あのさやかちゃ相手だよ? 普通は笑うでしょうが!)

ほむら「ふふ、本気よ私は」

さやか(ちょっと、ほむらちゃん、恭介の顔を近づけてなにする気ですかっ!)

恭介「さやか、今日はいつもと様子が…」

ほむら「いったじゃないの。この私は、あなたを虜にする魔性の女だって」

恭介「このままだと、誘惑されそうかも…」

さやか(うわー、恭介。顔を真っ赤にして目をそらしている…)
さやか(というか、私でもほむらのような行動を起こせば、恭介はこうなるってことで)
さやか(なんかいろいろ複雑だーーーーーっ!)

ほむら(さやか、うるさい)


恭介「さやか、君の魔性の虜になってもいいのかい?」

ほむら「もちろん」

恭介「たとえば、さやかの可愛い唇に、僕の唇をくっつけたりして…」

ほむら「………」

恭介「さやか?」

ほむら(ねぇ、美樹さやか?)

さやか(こ、こここここここ、こんなときになによ!)

ほむら(この時に、美樹さやかと上条恭介がキスをしたら、私にも感触があるわけよね?)

さやか(あ、あたりまえじゃん。あんたが昨夜強引にオナ(ピー)したとき、二人一緒に気持ちよかったし!)

ほむら(いやーーーーーっ! ファーストキスはまどかのためにとってあるのーーーーーーーっ!)

さやか(こんなときにいやがらないでーっ!)


ほむら(いやよ、上条恭介というちょっといいなと思ったけどそれでも私にはまどかがーっ!)

さやか(あんた、仁美のいう通り、少し恭介に惹かれてない!)

ほむら(私はまどか一筋。この感情のためにも、にげるわ)ググググ

さやか(逃げない、これはさやかちゃんのチャンスなんだ。大体。ファーストキスったって、さやかちゃんの体じゃん。気にすることないよ)

ほむら(初めてのキッスの感触は大切なのよ。まどかだけのものなのーっ!)

さやか(いいや、さやかちゃんはキスをやりぬくのだ!)

さやか「きっ、恭介。ま、魔性のさやかちゃんは覚悟できてますよ。さあ、キスしよう」ググググググ

恭介「さやか、どうしたんだい、急にへんな動きして?」

ほむら(やだやだやだーーっ! キスしたくなーい!)

さやか「こ、これは、魔性のさやかちゃんが恭介を誘惑できた喜びのダンスだぜー」


さやか「恭介! キスしよう!」

恭介「いや、僕はもう、なんか魔性の誘惑は冷めたというか…」

さやか「するのだぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!」

恭介「は、はいっ!」

さやか「んー、ちゅーーーーーーーっ!」

恭介「ん、んんんんんんんんん」ブッチューーーーーーーーーーー

さやか「ぶじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅーーーーっ!」ブッチュブッチュ

恭介「んんーーーーーーーーーっ!」

ほむら(やだやだやだやだやだああああああああああああああああっ!)

………
……


ほむら「やだーーーーーーっ!」

ほむら「はっ!」

ほむら「あら、ここは?」

ほむら「ええと、わたし美樹さやかじゃない?」

ほむら「やった、私の体は戻ったのね!」

ほむら「うん、下を見ても、おっぱいはちっちゃい! 足が見れるわ!」

ほむら「ふ、ふふふふ、美樹さやか、良かったわね。あなたは上条くんとキスできたし、これでハッピーエンドよ!」

ほむら「私も戻ることできたし良かった良かった。ファーストキスのおぞましい感触は忘れるとしましょう」

ほむら「…あら、私の体いつもより、小さいような? えっと、これは…?」

ほむら「鏡を見てみれば」クルリ

まどか「………」

ほむら「まどかになってるーーーーーっ!」

おしまい!

その後のさやかちゃんと恭介を書くなら許す

終わった。これで寝られる。
安価初めて挑戦してみたけど、難しいですね

>>335
えええええーっ!


おまけ

病院の廊下

仁美「上条くんとさやかさんは上手くいきましたでしょうか?」

仁美「ほむらさんのこともありますし、ちょっと不安なので、見に来てしまいました」

仁美「あら、上条くんの部屋が騒がしいですわ」

ギィッ

病室

さやか「うおーーーレロレロレロレロ」ブッチュッチューーー

恭介「ひぃーーー、ひぃーーーーー」

さやか「恭介はさやかちゃんのものになるのだちゅーーーーーーーーー」

恭介「んんんんんん~~~~~」タスケテー

仁美「………」

パタン

仁美「見なかったことにします。百年の恋も冷めてしまいましたわ…」

おわり!

ええと、残ってたらまどか編も書けるかもしれないけど
期待しないでください…
とりあえず寝ます

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