千冬「一夏たちも卒業か……」(95)

ISのSSはまだ需要あるかい?

おk、じゃぼちぼち書くよ
一応sage進行でよろ

あと書き溜めてない。スマンな

@織斑宅

一夏「なんだ千冬ねぇ。今更かよ。卒業式はもう三日後じゃないか」

千冬「ん? あぁ……ちょっとな……」

一夏「なんだよ、いつもの千冬ねぇらしくないぞ」

千冬「ほっとけ馬鹿者、少し考え事をしていただけだ」

一夏「そうか? なら良いんだけどな」

千冬「……」

一夏「そうそう、明日さー。もう授業も無いことだし、家に皆を呼んでパーティーやろうと思うんだけど」

千冬「……そうか、私は仕事があるから。楽しむと良い」

一夏「この卒業式間際に?」

千冬「むしろ卒業式が近いから忙しいんだ」

一夏「あぁ……教師も大変だ……」

千冬「……それじゃ、私は学校に行ってくる」

一夏「夕飯は要る?」

千冬「いらん、長引きそうなのでな」

一夏「ん、了解。いってらっしゃい」

千冬「あぁ……」

――――

千冬「さて、どうするかな……」

卒業式まで後二日
@織斑宅

シャル「こんにーちわ」

一夏「おぉーシャルか、上がれよー」

シャル「御邪魔しまーす……」

一夏「まだ誰も来てないからな、適当にくつろいでてくれ」

シャル「え? まだ誰も?」

一夏「集合時間まで大分あるからな」

シャル「ほほぅ……」

一夏「ほいお茶」

シャル「ありがとー! ……今一夏は何してたの?」

一夏「ん? あぁパーティーの飯作り」

シャル「て、手伝うよ!」

一夏「いや、良いよ。シャルはお客さんなんだし」

シャル「いや! 明後日の為に今ここで好感度を上げておかないと……」

一夏「なんか言ったか?」

シャル「ううん何も! ね、ね、待ってるだけなのもアレだからさ!」

一夏「そうか……? 悪いな、じゃあこの鍋見ててもらえるか」

シャル「任せて!」

――――

一夏「しかし、仲直りできて良かったな」

シャル「……お父さん?」

一夏「そう、最初はどうなることかと思ったけど」

シャル「うん……まぁやっぱり煙たがれてる節はあるけど……」

一夏「……」

シャル「でも……」

一夏「でも?」

シャル「やっぱり大手を振って向こうにいられるのは、嬉しいよ」

一夏「そっか……良かったな」

シャル「うん!」

一夏「卒業した後はどうするんだ?」

シャル「うーん、やっぱりフランスに戻るよ。ほら、一応代表候補生だし」

一夏「そう思うとやっぱり寂しいものがあるな」

シャル「大丈夫! お互い代表になれればモンド・グロッソで会えるし!」

一夏「あー……モンド・グロッソか」

シャル「うん、織斑先生が優勝した。世界大会」

一夏「……そういえば俺はどうなるんだろうな」

シャル「うん?」

一夏「ほら、俺ってIS世界におけるイレギュラーだろ? 専用機は与えられたけど、どこかの代表候補生ってわけでもないし」

シャル「あー……それ、確か国際IS委員会でも議題に上がってたらしいね」

一夏「うん、それで結局どうなったのかなーって」

シャル「やっぱり……日本じゃないの?」

一夏「なら良いんだけどな。やっぱり離れたくないし」

シャル「……そっか、離れ離れになっちゃうんだね」

一夏「どうしたー、今更か?」

シャル「うん、やっぱり離れ離れになりたくないなーって」

一夏「仕方がないさ、こればっかりはどうにもならん」

シャル「うん……」

一夏「どうした?」

シャル「仮に成功しても、一緒にはいられないんだね……」

一夏「うん?」

シャル「ううん、なんでもない」

一夏「……そうか?」

シャル「なんでもないって、あ! 鍋が煮え立ってる!」

一夏「おぉ!? やばい火止めなきゃ!!」

――――

シャル「あ、他の皆も来たみたいだよ」

一夏「おー、丁度いい。シャル、悪いけど玄関行ってくれるか」

シャル「!! はいはーい」

四人「「「「御邪魔しまーす」」」」

シャル「いらっしゃい♪」

セシリア「……なんであなたがいらっしゃるのかしら?」

シャル「奥さんみたいだよねー?」

鈴「……抜け駆けしないように待ち合わせしたわよね?」

シャル「そうだっけ?」

箒「コイツ……」

ラウラ「私の嫁は何処へ行った」

シャル「料理を作って待ちかねておりますわ」

セシリア「その口調腹立ちますわね……」

――――

一夏「おう皆、いらっしゃい」

シャル「いらっしゃい」

セシリア「抑えて鈴さん、ISを部分展開させないで下さい」

鈴「一発殴っても許されるわよね……?」

シャル「一夏がみてるよ?」

一夏「……何してんだ、鈴」

鈴「……何でもない」

シャル「さぁさ、お好きな場所にどうぞ」

ラウラ「止めるんだ鈴、セシリア、箒。一夏が用意してくれた料理が吹っ飛ぶぞ」

三人「「「くっ……」」」

一夏「良く分からんが、とりあえず座ってお茶飲んで落ちつけ」

シャル「だってさ?」

鈴「あんた覚えてなさいよ……」

――――

一夏「えーっと……俺が音頭を取るの?」

鈴「早くーお腹空いたー」

セシリア「せっかくの料理が冷めてしまいますわ」

シャル「甲斐性なしー」

一夏「分かった分かった……えーそれでは、皆の明後日の卒業を祝って!」

全員「「「「「乾杯!」」」」」

一夏「ついに皆卒業かー」

鈴「何辛気臭いこと言ってんのよ」

セシリア「そうですわ、せっかくのパーティーですのに」

一夏「悪い悪い、でもこうして集まれるのも今日と、卒業式だけじゃないか」

ラウラ「……美味そうな物ばかりだな、これはなんというんだ」

シャル「鯖の味噌煮だよ」

箒「セシリア達は卒業後はやはり国へ戻るのか?」

セシリア「えぇ……名残惜しいですけど」

箒「そうか……やはり寂しくなるな」

鈴「仕方ないわ、代表候補生の宿命だもの」

セシリア「専用機持ちは辛いですわね。自分の思う進路が取れれば良いのですけど」

鈴「……ホントにね。私、ずっとこうしていたいわ」

一夏「……そうだな」

ラウラ「これは?」

シャル「にくじゃが」

鈴「そういえば一夏と箒はどうするの?」

一夏「さぁ?」

セシリア「さぁって……」

箒「本当に未定なんだ。私たちは専用機持ちだが……ほら、何処かの代表候補生ではないし」

一夏「もうそろそろお沙汰が下るんじゃないかなぁ」

鈴「お沙汰って……」

箒「まぁでも、私と一夏のISは対になってるし、きっと何処までも一緒さ!」

鈴「腹立つわ―、シャル程じゃないけど」

セシリア「そうですね、シャル程じゃありませんね」

ラウラ「じゃあこれは?」

シャル「それはおでんだよ」

一夏「……まぁIS業界はどこいっても女性ばかりだからな、そういった意味では箒がいてくれると心強いよ」

箒「そうだろうそうだろう!」

鈴「やっぱコイツも殴って良い?」

セシリア「鈴さん、落ちついて」

――――

とおるるるるるるるるるるるるるるるるるん

一夏「ん、電話だ。ちょっと出てくる」

シャル「いってらっしゃい」

一夏「もしもし織斑ですけど?」

千冬「一夏……いま、良いか?」

一夏「? うん、大丈夫だよ」

千冬「そうか……篠ノ之はいるか?」

一夏「箒? いるけど……」

千冬「そうか……スマンが、呼んでくれるか」

一夏「え? うん、分かった」

――――

箒「千冬さん? またどうして?」

一夏「さぁ、まだ内容は聞いてない」

箒「悪いけど、行ってくる」

セシリア「どうぞお構いなく」

鈴「…………」

一夏「鈴? どうした?」

鈴「別に……早くいってきなさいよ。千冬さんなんでしょ」

一夏「ん、あぁ……」

ラウラ「――この鍋はなんだ?」

シャル「――セシリアが破壊した鍋だね。まだあったのか――」

――――

一夏「もしもし」

千冬「来たか、悪いな楽しい所を」

箒「いえ、大丈夫です」

一夏「で、何の用さ、千冬ねぇ」

千冬「あぁ……うん、そうだな……何と話そうか」

一夏「何を?」

千冬「うん……何というかな……その……」

一夏「珍しく歯切れが悪いな千冬ねぇ」

千冬「うむ……」

箒「どうしたんですか? 何か事件ですか?」

千冬「いや……そういうわけでは……ないんだが」

一夏「どうしたのさ、らしくない」

箒「また姉が何か?」

千冬「いや……束は直接関係はないんだ……」

一夏「ハッキリしなよ千冬ねぇ」

箒(……なんとなく、なんとなくだが)

一夏「いい加減ハッキリ言いなよ」

千冬「……実は」

箒(この時すでに嫌な予感がした……)

千冬「お前たちの配属先が決まった」

箒(まるで当たり前だった日常が――)

一夏「うん?」

箒(――皆で楽しく過ごしていた時間が)

千冬「篠ノ之は今四月より日本国自衛隊IS部隊に所属……」

箒(この一言で壊されてしまうような――)

千冬「そして一夏、お前は同四月付で――アメリカ軍に所属する」

箒(――そんな、嫌な予感が)

――――

手がかじかんで上手く打てないお……

一夏「……どういうこと?」

千冬「すまない……出来る限りの努力はしたんだが」

一夏「俺……アメリカ行くの?」

千冬「……そういうことになるな」

箒「待って下さい! なんで日本人の一夏が……!?」

千冬「……仕方ないんだ。一夏はイレギュラー中のイレギュラー。どこの研究機関も欲しがる」

一夏「……」

千冬「IS学園も以前から、名目上は中立だと条約で定められているものの、実際には有名無実化している節があった」

一夏「……」

千冬「今回の委員会の取り決めも……おそらくは」

一夏「俺……」

千冬「まだだ一夏。まだアメリカに行くと決まったわけじゃない。日本にも米軍基地があるのは知っているだろう。働きかければ、日本に留まれるかもしれない」

一夏「俺は……」

箒「一夏……」

千冬「……とりあえずはそういうわけだ。詳しい話は明日にしよう……。この決定のおかげで、今日は帰れそうにない」

一夏「……あぁ」

千冬「じゃあな……」

――――

シャル「パーティー、楽しかったね!」

鈴「美味しかった。流石は一夏ね!」

セシリア「泊まれなかったのは残念ですけど……」

シャル「そうだよねー、せっかく一式を持ってきたのに」

鈴「あんたは本当に……」

シャル「何さ!」

――――

ラウラ「アイツらは騒がしいな、なぁ箒?」

箒「あぁ、あの元気が羨ましい」

ラウラ「お前らも負けず劣らずだと思うが……」

箒「そうか……? そんなことは――」

ラウラ「――嫁の配属先が決まったのか?」

箒「……っ」

ラウラ「図星か、まぁそうだろうな」

箒「なんで……分かったの?」

ラウラ「……私に嫁を母国へ勧誘するよう要請があった」

箒「!!」

ラウラ「恐らく、セシリア、シャル、鈴――皆そうだろうさ」

箒「……」

ラウラ「念の為言っておくが、その為に嫁に近づいたわけじゃない……それは皆同じハズだ」

箒「それは……」

ラウラ「世の中は上手く回らないものだな」

箒「そうだな……」

ラウラ「それで、どこに決まったんだ?」

箒「……」

ラウラ「言っても大丈夫だ。いずれ皆知る」

箒「……アメリカに」

ラウラ「そうか、ではマシな方だな」

箒「……何故だ?」

ラウラ「決まっておろう、アメリカはドイツを含めたEU、それに日本とも同盟関係にある」

箒「それが?」

ラウラ「分からんのか? ――少なくとも嫁と戦う心配は今のところないんだ」

箒「……」

ラウラ「もちろんそれでも不本意だろうがな。好いている人との戦争なんぞ、想像しないで済むだけマシと言うものだ……」

箒「……それでも」

ラウラ「納得しろ。我々は良い方だと。恵まれていると」

箒「……良い方?」

ラウラ「鈴がこれを知った時の方が、受けるショックは大きい――」

――――

疲労感ぱない、何これ初めてSS書いたけど、こんなに疲れるもんだったの?
脳内プロットだとまだ序盤なんだけど、どうしよう、書き終る気がしない

結局2組は2組なんですね

ボチボチ自分のペースで書き溜めたらええ
なんか口調やら設定やら気になるところも少しあるし

亀ですまんが尻はシャルロットさんと呼ぶはず

>>69
セカン党なんだけどね……

>>70>>71
㌧。設定と口調が甘いのは疲れたせいと原作を読んでないせい

む……
じゃあ申し訳ないが、書き溜めてから再びスレ立てるってことでも良いかね?

isss書いてるのは大抵アニメしか見てないにわかだから気にするな
ちなみにラウラはおでん作ったことあるからな

>>76
それなら保守しとく

どこで立てんの?

>>77
それは知ってる。OVAの料理をそのまま持ってきたんだアレ。


あー、ここまで読んでくれた方には本当に申し訳ない。力尽きた。
書き溜めて再びスレ立てたいとは思ってるので、気長に待っていてくれるとありがたい。

今度立てる時も同じタイトル予定。
後は好きに使ってくれて構わん。スマンな

>>78
保守も大変ありがたいんだが……明日から続きを書ける保証がない。

>>79
またここで立てようかと

とりあえず乙
地味に続きが気になるからじっくり書け

>>82
㌧。頑張って書くぜ。


それでは。

まあ普段なら構ってちゃん死ねとでも言ってるが今回はなかなか続きが気になるssだったから頑張ってほしいわ

とりあえず乙

楽しみにしてるお
ちなみにいつ頃の予定?

>>84>>85
㌧。期待を裏切らないように頑張る。

>>86
未定……。

というか、ぶっちゃけると

 受 験 生 な ん だ 。二月末~三月頭まで無い!

もう寝ろw
ばかかwww

>>89
明日センター試験だおっおwwwww
これでも良いとこ目指してるハズなのにwww笑いが止まらないwwww

というわけで本気で寝ます
応援してくれた方ありがとう。センター、頑張ってきます

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