エレン「茜色の空へ」(54)

別マガ10月号の表紙で焼き芋を食べる話
オチ無しネタ無しでダラダラと喋るだけです
若干ネタバレあり

それではスタート

パチ…パチ…

エレン「よーし。いい感じだ。もうちょいで食べごろだな」

ミカサ「エレン、火は足りてる?」

エレン「おう。服やら教材やらまだまだあるぞ」

超大型巨人の出現により壁が破壊され、多くの人が死んだ。

エレン「しかし、死んだ奴らの物は全部燃やす事になるとはな」

訓練兵からも多数の死者が出た。
残された遺品は家族の元へ帰る事はできなかった。

アルミン「遺品…家族の元へ届けたかったね」

エレン「しょうがないだろ。
五年前ほどじゃないが、世間は今だパニックだ。
遺品がどうこう言ってる場合じゃない」

アルミン「…うん」

大量の遺品。
と、言うより兵舎に残された生活用品や教材等が山の様に残されている。
その量が訓練兵の死者の数を物語っていた。
家族の元へ届けようにも運ぶ方法がない。
保管する場所もない。
そうなると処分するしかなかった。

エレン「誰のか分かったもんじゃないな。燃えろ燃えろ」ポイッ

アルミン「処分するって言われた時あんなに反対してたのに、ずいぶんとあっさり燃やすね」

エレン「…まぁな。
これも弔いの一つなら早く燃やしてやった方がいいだろ」ポイッ

アルミン「そうだね…」

ミカサ「エレン、奥の芋が焦げてる気がする。
ちょっと焦げ臭い」

エレン「マジか。お前鼻いいな」ガサガサ

何故遺品で焼き芋をしているのか?
まぁ、言うまでも無くサシャの提案だ。

「ただ燃やすだけじゃ可哀想だから焼き芋でもしましょう」
誰しもが耳を疑った。
どんだけ食い意地張ってんだこの芋女。
その場にいた全員がそう思っただろう。
笑顔浮かべ、サシャはこう言った。

「燃やすだけじゃ誰も得しません。
私達だけでも得しましょう」

おい…芋女…

彼女の無神経っぷりに呆れたジャンが顔をしかめた。

サシャは続けてこう言った。

「芋は消化されますが、思い出は消化されません。
思い出を空にあげるくらいなら私が全部食べてあげます」

笑顔でそう語った。

「芋を焼こうが焼くまいがどっちみち空へ消えちまうだろうが…」

ユミルが呆れ顏で呟いた。

「ま、お前らしいな。
食い物以外はすぐ忘れちまうからな。
秋だし丁度いいんじゃないか」

ケラケラ笑いながらサシャを叩く。

「…皆、怒らないかな?」

クリスタがそう呟くと

「むしろ喜ぶんじゃねぇの?
あの憎たらしい教材共を焼いて貰えるんだし」

コニーはやはり馬鹿だ。

「ばーか。もう卒業なんだから憎いも糞もあるか。
ま、焼き芋は食いたいし、ついで俺等のも焼いとくか?」

ジャンがいつもようにおちょくる、

「決まりだな。私が芋は調達してやるよ」

ユミルはそう言うと、その日の夜には大量の芋を取ってきた。
いや、盗ってきたのかな…。

「うん、大きくて焼き芋にピッタリだね。
教官に処分はいつでもいいって言われたし、明日の夕方にでもやろうか」

「私服で来た方がいいかな?」

「休暇だし、その方がいいね」

クリスタの私服は見たい。

パチ…パチ…

ミカサ「アルミン、誘ってくれてありがとう」

アルミン「?当然じゃないか」

ミカサ「エレンはも明日から調査兵団に引き渡されてしまう。
そうなると、皆で集まれる機会は今日が最後になる」

エレン「最後とか言うなよ…。
まぁ、今日も監視付きだけどな

リヴァイ「…」

アルミン「よりによって何で兵長なの…」

エレン「最低限の人数で暴走した俺を止めれるって言ったら

ミスった

リヴァイ「…」

アルミン「よりによって何で兵長なの…」

エレン「最低限の人数で暴走した俺を止めるためだってよ。
ホントはあと何人かいたらしいが、兵長が1人でいいって突っ返したんだ」

アルミン「暴走しないでくれよ。
焼き芋中に殉死なんてごめんだ」

エレン「お、皆来たぞ」

クリスタ「遅くなってごめんね」

エレン「いいって。朝の自主トレで俺達が早かっただけだ」

サシャ「芋の香ばしい香りがしますね!」

エレン「もーちょいで全部焼けるからちょっと待ってろ」

ジャン「おい、向こうにいるのリヴァイ兵長じゃ…」

エレン「俺の監視役だ。
俺が暴走しない限り何もしないって」

コニー「立ってるだけなのに威圧されるな…」

パチ…パチ…

エレン「しかしよく燃えるな」ポイ

ユミル「そら、生きてる間は不完全燃焼だったからな」

クリスタ「皆これから燃えるはずだったのにね…」

エレン「その分、俺等が燃えればいいだろ。
俺が巨人共を焼き尽くしてやる」

ジャン「死に急いで燃え尽きそうな奴もいるがな」

エレン「一生火が点かなそうな奴もな」

ジャン「俺は低燃費なだけだ」

エレン「俺は燃料が多過ぎて燃え尽きれないがな」

サシャ「芋はまだですか…」ぐううう

クリスタ「サシャったらこのために昨日の晩御飯を我慢したんだよ」

コニー「マジか。
空から巨人が降ってきちまうぞ」

サシャ「失礼な!いっぱい食べてあげたいだけです!」

ミカサ「エレン、そろそろ食べ頃だと思う」

エレン「そうだな。ほれ」ポイ

ジャン「あっつ!!いきなり投げんじゃねぇ!」

エレン「熱々だろ?」ニッ

エレン「適当な試験用紙に包んで…と。
ほれ、クリスタとユミルの分だ」

クリスタ「わっ。ありがとう」

ユミル「おっ。美味そうだな」

エレン「ミカサとアルミンのも。ほれ」

アルミン「あちち…ありがと」

ミカサ「ありがとう」

エレン「これはコニーの」

コニー「なんで教材に挟んでんだよ」

エレン「勉強しなおせって事だ」ニッ

サシャ「エレン…私にも早く…」ぐううう

エレン「発案者のお前にはとっておきだ。ほれ」

サシャ「うひょおおお!
こんなにデカイのもらっていいんですか!?」

エレン「まだまだあるからな。
全員行き渡ったな?
よし…食べるか!」

いただきまーす!

パクッ

こんな感じ
http://livedoor.blogimg.jp/mstkkt-shingeki/imgs/8/0/80406f04.jpg

サシャはさっくり死にそうで怖い…

今更だが脱字ひでぇな…
では再開しまつ

エレン「…」ハフハフ

ミカサ「…」モクモク

クリスタ「…」アムアム

コニー「…」クッチャクッチャ

サシャ「…!」グァフグァフ

ジャン「なんか喋れよ…」パクッ

ユミル「…」モニュ…モニュ…

アルミン「…熱ちち」フーフー

ジャン「…シカトかよ」

エレン「…うん、美味いな」

ミカサ「甘くて美味しい」

サシャ「ホックホクで堪りませんね。
あ、もう一本もらっていいですか?」

ユミル「おお。腐る程盗ん…取ってきたから食え食え」

アルミン「やっぱり…」

クリスタ「美味しいけど熱くてなかなか食べられないや」

ユミル「どれ、ペロペロして冷ましてやるよ」

クリスタ「はいどうぞ」ジュッ

ユミル「あっつ!!」

アルミン「あはは…」

コニー「…」クッチャクッチャクッチャクッチャ

ジャン「コニー…口閉じて噛めよ」

コニー「あ?なんでだよ?」クッチャクッチャ

ミカサ「クチャラーは行儀が悪い。
口の中が見えてしまう」

コニー「なんだ、んなことかよ。
あっち向いて食えばいいんだろ」クッチャクッチャ
↑画像の体制に

アルミン「そういうことじゃないんだけど…
コニーだからしょうがないか」

コニー「コニーだからとは失礼な奴だな」クッチャクッチャ

エレン「なぁコニー」

コニー「ん?」クッチャクッチャ

エレン「お前の私服、忍者みたいだな」

ユミル「ブフォ」

コニー「にんじゃ?何だよそれ」

アルミン「昔の諜報員みたいなものかな。
身軽な動きで隠密行動を得意とした暗殺もしてたらしいよ」

クリスタ「身軽なコニーにピッタリだね」

ジャン「いや、コニーが隠密行動ができるとは思えないが」

ユミル「諜報しても、報告まで記憶もたねぇだろ」ケラケラ

コニー「お前ら…」

ジャン「アルミン、もう一本くれ」

アルミン「熱いから気を付けてね」

ジャン「おう、サンキュー」

サシャ「…馬って芋も食べるんですよ。焼き芋じゃなくて生ですけど」

ジャン「…おい。何が言いてぇんだよ芋女」

サシャ「深い意味はありません」フーッ

エレン「これやるから落ち着けって。ほれ、生の芋だ」ポイ

ジャン「よーし。表出ろ」

コニー「もう表にいるだろ、うましか」

ジャン「ついに馬鹿って字も読めなくなったか?自分の名前くらい覚えようぜ」

ミカサ「ジャン。あまり声を荒げない方がいい。
どうどう」

ジャン「ブルルッ…」

ユミル「それにしても馬いな」

クリスタ「うん。馬いね」

ジャン「…」

こういうダラダラしたSSは難しいな…
書いてる人凄いと思う

短編なのでもうすぐ終わります

クリスタ「一本でお腹いっぱいになっちゃった…あ」

ユミル「どうした?」

クリスタ「この試験用紙、マルコのだ」

ジャン「…!」

ユミル「どれどれ…お、98点だな」

クリスタ「これ、結構難しかったやつだよ。
さすがだなぁ…」

アルミン「あ、この科目懐かしい。
マルコと2人でよく予習したな…
この部分苦手だったから、マルコに教えて貰ってたんだ」

エレン「アルミンにも苦手な座学あったのか…」

アルミン「マルコの教え方って凄くうまいから、すぐに理解できたよ」

エレン「で、アルミンは何点だったんだ?」

アルミン「…100点」

コニー「すげぇ」

ジャン「マルコの立場ってもんが無いだろ…」

アルミン「複雑な顔してたよ…はは」

エレン「マルコが死ぬなんて想像できなかったな…」

アルミン「…うん。
誰がいつ死ぬかなんて分かるものじゃないね」

ジャン「人間なんていつか死ぬだろ。
マルコはちょっと先に逝っただけだ。
俺だって、お前らだっていつ死ぬかは誰にも分からねぇ。
死に急ごうが急ぐまいが、死ぬ時は死ぬってこったろ」

エレン「元憲兵団志望が言うようになったな」

ジャン「うるせぇ。俺は死ぬ気はねーぞ。
お前より長く生きて、お前の棺桶にゴキブリでも入れてやるよ」

エレン「そりゃあ楽しみだな。
期待しないで待ってるぞ」

アルミン「2人とも仲いいね…あ、これは…フランツとハンナの写真だ」

クリスタ「え、写真って撮るのに凄いお金かからなかったっけ?
それに内地の限られた所しか作ってもらえないのに…」

アルミン「きっとコツコツ給与から貯めてたんだろうね。
凄く幸せそうな顔してるよ」

コニー「なんか腹立つな」

ジャン「奇遇だな。俺もだ」

ユミル「ひがむなって。ミカサとサシャと行けばいいじゃねぇか」

ジャン「おぉい!何言ってやがる!」

コニー「わけわかんねーこと言うんじゃねぇよブス!」

ユミル「は?お前ら2人のことが好…「あああああああああ!!!」

コニー「黙れよ!なぁ!?」

ジャン「ソバカス増やすぞ!!」

ユミル「わかったわかった」ケラケラ

ミカサ サシャ「?」

ありがとう
確かにコニーはカンフーっぽいな

では続き

クリスタ「…」チラ

リヴァイ「……」

クリスタ「もう一本もらっていい?」

エレン「はいよ」

クリスタ「ありがとう」テクテク

ユミル「どこいくんだ?」

クリスタ「ちょっとお願いに…ね」

ユミル「?」

リヴァイ(腹減ったな…)

クリスタ「あの…」

リヴァイ「…どうした」


アルミン「クリスタ!?」

ジャン「おい!誰か止めてこいよ!」

ユミル「…いや、止めるな」

エレン「…」

クリスタ「よかったらこれ食べませんか?」

リヴァイ「悪いが俺は任務中だ」

クリスタ「…そうですよね。
でも食べて欲しいんです」

リヴァイ「しつこいぞ。俺は食わん」

クリスタ「…無礼を先にお詫びしておきます」

リヴァイ「あ?」

クリスタ「任務なんかいいからさっさと食べろって言ってるんです!!」

リヴァイ「!?」

クリスタ「この焼き芋には殉職した訓練兵の思いが詰まっています。
リヴァイ兵長、あなたに憧れていた者もいました。
その思いをあなたの羽に乗せていただけませんか?」


アルミン「クリスタ…」


リヴァイ「…お前は馬鹿か」

クリスタ「…!」

リヴァイ「芋なんか食わねぇでも、思いってのは勝手にのしかかるもんだ。
とっくにお前らの小せえ羽にものしかかってんだよ」

クリスタ「…そう、ですよね」

リヴァイ「…だが、腹は減っている」ガシッ

クリスタ「あっ」

バクッバクッ

エレン「兵長…」

リヴァイ「美味いな…」

クリスタ「…104期兵の出来はいかがてしたか?」

リヴァイ「まあまあ、だ」

クリスタ「手厳しいですね」クスッ

リヴァイ「…思いは受け取ったぞ。
俺の背中はこいつ等で満員になっちまった。
お前らの乗る所は無いからな」

ミカサ「素直に死ぬなと言えばいい」

リヴァイ「うるせぇ」



クリスタ(皆の思い、ちゃんと届いてるよ…)

ありがとう…


エレン「?」

ミカサ「どうしたの?」

エレン「いや、今ありがとうって聞こえなかったか?」

ミカサ「…聞こえないけど?」

ジャン「怖えこと言うなよ…」

怖いとか言うなよ…

ジャン「マ、ママママルコォ!?」

サシャ「はい?寝ぼけてるんですか?」

ジャン「いやいや!今、マルコの声聞こえただろ!?」

サシャ「大丈夫ですか?ジャン」ガツガツ

リヴァイ「時間だ。エレン、適度に切り上げて帰るぞ」

エレン「もうそんな時間か…分かりました」

ミカサ「片付けは大丈夫」

エレン「悪いな。残った芋はどうするんだ?
結構あるぞ」

サシャ「私とクリスタでポテトパイとスイートポテト作りますよ」

エレン「それはいいな。
今度食べさせてくれよ」

クリスタ「うん。喜んで」

エレン「忘れんなよ。それじゃ」

アルミン「いっちゃったね…。
次は壁外遠征まで会えないかな」

ミカサ「寂しい…」

ジャン「ミカサ。お、俺が…いや俺等ないるからよ…」

ユミル(ヘタレか)プッ

ミカサ「…」スクッ

アルミン「ミカサ?」


ミカサ「…皆、後は私達に任せるといい。
あなた達は立体機動でも届かぬ場所へ羽ばたいた。
…そこから私達のこと見ているといい。
勇敢だったあなた方に敬礼を」バッ

ジャン「…休暇なんだが…」バッ

サシャ「…ごちそうさまでした。
この味は一生忘れんから」バッ

クリスタ「…ほら、ユミルも」バッ

ユミル「はいはい…」バッ

コニー「俺、馬鹿だけどお前らの顔は覚えてるからな」バッ

アルミン「皆、さよならだね」バッ

リヴァイ「いい仲間じゃねぇか」

エレン「はい。最高の仲間達です」

リヴァイ「お前を守るのが俺の仕事だが…あいつ等まで守るのは面倒だ。
お前が守れ」

エレン「誰も死なせません。絶対に」

リヴァイ「いい顔だ…。
お前の…いや、お前等の思いも届いただろうよ」

エレン「きっと届いてますよ。兵長の分まで…このどこまでも続く…

茜色の空へ」



終わり

シリアスは初めて書いたが、やはりむいてないな…
大人しく安価で遊んでます

それではありがとうございました
またいつか会いましょう

おまけ

エルヴィン「何か臭いぞ…」

リヴァイ(屁が止まらねぇ…)プスッ

エレン「いやー快便快便…あれ、どうしたんですか?」

リヴァイ「エルヴィンがお前のクソがここまで臭うと言っている」プッ

エルヴィン「む、そうなのか…失礼した」

エレン「トイレ違う階ですよ!?」

リヴァイ「臭ぇもんは臭ぇんだよ。気をつけろ」プスー

エレン「えええ…」


終わり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月22日 (金) 06:54:51   ID: KYqPa_Rd

屁胃腸www

2 :  凪   2014年12月20日 (土) 16:14:06   ID: hk_mDFhc

↑やめろwwwwwwwwwwwwwwwwww

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