日向「もう誰でもいい」

日向「誰かいないのか」

日向「俺より弱そうで殺し奴」

日向「誰でもいいんだ……誰でも」

罪木「あ、日向さん」

日向「罪木」

罪木「ど、どうもおはようございますぅ」

日向「……」

罪木「す、すみましぇん！」

罪木「私なんかに挨拶されて迷惑ですよね！」

罪木「本当にごめんなさい」

日向「いや、いいんだ」

日向「俺も丁度お前と話したかったんだ」

罪木「ほ、ほんとですかぁ？　私なんかと……」

日向「ああ」

罪木「はぅぅ。う、うれしいです」

罪木「なな、なんの話でしょうか？」

罪木「もし、お怪我をしたのならすぐに応急処置しちゃいます」

日向「なあ、罪木……」

罪木「は、はいっ」

日向「死んでくれないか」

罪木「えっ」

ﾄﾞｽｯ

罪木「ぁぐっ」

罪木「ケホッケホッ……」

罪木「ひ、日向さん……腹パンなんて、ケホッ、ひどいですぅ……」

日向「すまない」

日向「別に罪木に恨みがある訳じゃないんだ」

日向「でも俺よりずっと弱そうなのはお前しか思い当たらないんだ」

罪木「ひ、ひょんなぁ……うぅ」