アルミン「絶対に生き延びてやる!!!」(201)

昨日

ライナー「なぁ、アルミン」

アルミン「なに?」

ライナー「男子全員がホモになる薬を作ってくれないか?」

アルミン「断る!!」

ライナー「何故だ?」

アルミン「逆に聞くよ!!!そんな恐ろしい誰得ウィルスを何で作らなきゃいけないのさ!?」

ライナー「俺の帝国のためだ」

アルミン「なおのこと断るよ!!!」

ライナー「いいのか?」

アルミン「え……?」

ライナー「トリックorインサート!!!作ってくれなきゃイタズラするぞ☆」♂ヤラナイカ

アルミン「…………」

ライナー「どうする?」

アルミン「」ダッ!!!

ライナー「逃がすか!!!」

がしっ

アルミン「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」

ライナー「おとなしく作れ!!!さもないと挿れるぞ!!!」

アルミン「いやだぁぁぁぁ!!!!掘られるのも嫌だけどホモ薬もいやだぁぁぁぁ!!!!!」じたばたじたばた

ライナー「どうするんだ?」脱がし脱がし

アルミン「いやだぁぁぁぁ!!!!!!!」

ライナー「どっちが嫌なんだ?ん?」脱がし脱がし

アルミン「どっちもいやだぁぁぁぁ!!!!!やめてよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

ライナー「そいつぁ無理な頼みだな」がしっ

アルミン「え!?」

ライナー「今回の俺は新しんだよ。ケツ穴ばかりの脳足りんじゃねぇぜ?」つアルミンのアルミン

アルミン「そんな…なにを……」

ライナー「」ぱくっ

アルミン「あぅっ……」

使って良い?

もういいんじゃね?

>>4
待ってる

>>4
期待

じゃあ乗っ取る
更新遅いよ。あとエロくならない多分


ーーー30分後

アルミン「」シクシクシクシク

ライナー「ふぅ…男同士も悪くないだろ?」ニヤニヤ

アルミン「くっ…無理矢理だなんて…!僕は君を許さない…!」

ライナー「そんなこと言って…ほんとは良かったんだろ?何だったらもう一回してやろうか?」ズイッ

アルミン「ちっ、近寄るな!こっちに来るな!!」

ライナー「ふん…随分嫌われちまったな…どうだ、ホモ薬の件、考えてくれたか?」


アルミン「誰がやるか!ライナー、どうしたんだ!みんなの兄貴分の君はどこへ行ってしまったんだ!!」

ライナー「言っただろ?『俺の帝国』…それを実現させるためなら多少無理なこともするさ」

アルミン「君が変態だと言うことは薄々感づいていた!だがそれに皆を巻き込む必要があるのか!?」

ライナー「…お前に説明してもきっと分かってもらえないだろう…ただ、ホモ薬を作ってくれればそれでいい…」ズズイッ

アルミン「ひ、ひいぃっ!誰かぁ!!」


    ヒュッ

    ゴンッ

ライナー「石!?誰だ!」バッ

マルコ「アルミン、こっちだ!」

アルミン「う、うん!」ダダダッ

ライナー「ちっ…逃がしたか…だが訓練兵であり続ける以上、逃げ場は…」ブツブツ

ライナー「…………」


アルミン「マルコ、助かったよ!でも、どうして!?」ダダダ

マルコ「たまたま通りかかったら悲鳴が聞こえたから!」ダダダ

マルコ「ライナーの様子が尋常じゃなかった…まずは走りながらで良いからパンツをはいて!それから事情を説明してくれ!」

アルミン「…分かるよね。説明しなくても分かるよね。分かってるよね」

マルコ「あ、うん」

アルミン「」シクシクシクシク

マルコ「まあ…何て言って良いかは分からないけど…これからの人生良いこともあるさ…」ポン


マルコ「にしても…ライナーはどうしたんだ?変態は変態でも、他人にごり押しするような変態だとは思えなかったが…」

アルミン「知らないよ!ホモの気持ちなんて分かってたまるか!!『俺の帝国』とか、もうイッちゃってるんだよ」エグエグ

マルコ「帝国?何のこと?」

アルミン「男子全員がホモになる薬を作れって…そこに君臨したいんだろ、多分」

マルコ「どういうこと?」

アルミン「さあね!ハーレムでも作りたいんじゃないの!?」

マルコ「君臨、ねぇ…なるほど…」

アルミン「なるほどって何だよ!今ので納得するのおかしくない!?」

マルコ「あ、あぁ、ごめんごめん…取りあえずライナーにはしばらく近付かない方が良いよ」

アルミン「言われなくてもそうするよ!あぁ…汚されてしまった…」シクシクシクシク


ーーー男子寮

エレン「アルミーン、風呂行こうぜー」

アルミン「ん?あ、ああ…」

ライナー「俺も混ぜてくれないか」ヒョコッ

アルミン「!!」

エレン「ああ、良いぜ……ん、アルミン?」

アルミン「ひ、ひいぃ…」ガクガクブルブル


エレン「アルミン、なんか顔色悪くねぇ?」

アルミン「く、来るな…来るな…」

ライナー「…………」

エレン「何だ、風邪か?風呂、やめとくか?」

アルミン「う、あ、あ…」ガクガク

ライナー「…そうだな、酷く体調が悪そうだ…部屋で休んでおいた方が良い…」

アルミン「!?」


エレン「取りあえず寝とけ。風呂から出たら水持って来てやるよ」

アルミン「…!そ、そんなこと言って今度はエレンを…!!」

エレン「アルミン?」

ライナー「いや…気に障るようなら俺は後で入ろう…エレン、行って来い」

エレン「え?お前ら喧嘩でもしたのか?」

ライナー「………いや、別に…」

アルミン「………」ギリッ


ーーーーーー
ーーーー
ーー

マルコ「…アルミン、大丈夫?」

アルミン「大丈夫なもんか!いつ寝込みを襲われるのかと気が気じゃないよ!」

マルコ「傍から見てると大人しいようだけど…」

アルミン「猫被ってるだけだよ!」

マルコ「…ライナーはまだ諦めてないのかな?ホモ薬を」

アルミン「知らないよ…って言うか、思い出させないで…」


マルコ「あ、ごめんね。変わったことを思いつくなぁって思ってさ」

アルミン「…どうしてそんなものに興味を持ってるの?…マルコ、まさか…」

マルコ「違うよ!?僕は至ってノーマル!女の子大好きだからね!?」

アルミン「……」ジー

マルコ「何だよその目は!何だったら僕の蔵書コレクション見せようか!?」

アルミン「いや、良いよ。信じるよ…」


ーーー1週間後

アルミン(とりあえずここ1週間は何も無かった…)

アルミン(僕が露骨に避け続けたせいもあるけど…)

アルミン(ホモがどうとか言うより、無理矢理なのが許せないんだよね。ホモも嫌だけど)

アルミン(でも…あれは一時の気の迷いだったのかもしれない)

アルミン(……そうだよ。元々は頼りになる皆の兄貴じゃないか。僕もどれほど助けてもらったか…)

アルミン(…………)

アルミン(もう少し…歩み寄ってみようかな…)

エレン「アルミン!朝飯行こうぜー」

アルミン「う、うん…」


ーーー食堂

ミカサ「おはよう」

エレン「よう!なあミカサ、オレいつもと何かが違わねえか?」

ミカサ「?寝癖が酷い…とか?」

エレン「違うわ!んだよ、鈍いなー」

ミカサ「……エレンに言われたくない」

エレン「なあ、アルミンは分かるか?ほら、よっく見ろよ!」

アルミン「ん、うん……」キョロキョロ

ミカサ「アルミン?誰か探してるの?」

アルミン「あ、うん。ライナー来てないかなーって…ん?」


トーマス「よう、ダズ!今日も良いケツだな!」ペロン

ダズ「うわ!何だよトーマスか、やめろよもー///」ウフフ

アルミン「…何だあれ…」

マルコ「やあ、アルミン」

アルミン「あ、マルコ。おはよう」

マルコ「どうしたの?何かあった?」

アルミン「い、いや別に…」


ジャン「マールコッ!飯食おうぜー!」ガバッ

アルミン(抱きついた!?)

マルコ「…ジャン、離れるんだ」

ジャン「おうっ!」パッ

アルミン「何だか…雰囲気がいつもと違うね、ジャン」

ジャン「そうか?行こうぜ、マルコ」ウデクミ

アルミン「!?」

マルコ「ジャン」

ジャン「お、おうっ、わりぃ」パッ

マルコ「じゃあね、アルミン。また後で」

アルミン「…あ、うん…」



アルミン「…ミカサに目もくれずに行ってしまった…」

アルミン「……何だ、この違和感……」

ライナーのスタンド名
ホモ・ザ・ワールド

能力
周囲の人間をホモにする

たまげたなぁ…

>>25何が?


ーーー対人格闘訓練

アルミン「これはもう…勘違いなんかじゃない…」

ナック「うわ!…やるな、ミリウス」ドサッ

ミリウス「だろ?ほら、ここからこうして…」オサエコミ

ナック「…あっ///やめろよ、そんな…みんないるだろ…///」

ミリウス「気にすんなって…ほら、周り見てみろよ…」


トム「ダズぅ、今日も良いケツしてんな…ほら、組もうぜ」サワッ

ダズ「ちょっ…やんっ///」

トーマス「あ?何言ってんだ、今日はオレと組むんだよ、な?ダズ」

トム「ふざけんな。お前なんかにダズを渡すかよ」

トーマス「ふざけんなはこっちの台詞だ!てめぇにダズのケツは渡さねぇ!」

ダズ「ちょ、ちょっと2人とも…オレのために争わないで…」オロオロ

アルミン「」


キース「貴様ら…」ザッザッ

アルミン(あ、教官来た)ホッ

キース「訓練中に色恋沙汰とは…いい度胸だな」

アルミン(え、色恋?)

キース「ただ貴様らは思春期まっただ中だ、理解できんことも無い」

アルミン(いやいやいやいや、僕も思春期だけどダズのケツは気にしないよ?)

キース「死ぬ寸前まで走って来い!と言いたい所だが…特別に10周にまけておいてやる」

アルミン(えー、教官寛大ー)


キース「行って来い!!」

トーマストムダズ「「「はっ!!」」」

キース「いや…ダズは巻き込まれただけか。貴様だけは免除してやろう」

ダズ「は…はい!ありがとうございます!」

キース「うむ…なるほど、しかし良いケツだ」ペロン

ダズ「あっ///」

アルミン「」


アルミン(きょ、教官まで!それどころか…)

   \キャッキャ/(野太い声)

   \やだー、もうそんなとこ触るなよー/(野太い声)

   \いいじゃん、別にー/(野太い声)

   \もー、続きは寮に戻ってからぁー/(野太い声)

アルミン(もう疑いの余地はない!男子全員明らかにおかしい!)

アルミン(女子の視線が!ドン引きどころの騒ぎじゃない!!)

アルミン(冷たい視線が束になってビームのようだよ!ざくざく突き刺さってるのに誰も気にしてないし!)


サシャ「ね、ねぇコニー…何が起こってるんですか?男子がみんな…仲睦まじいって言うか…」

コニー「いや、今朝からあんななんだよ…気持ちわりぃ」

アルミン「!」

アニ「……」

エレン「アニ、何余所見してんだ!集中しろ!!」

アニ「いや…あんた、アレが気にならないの?」

エレン「何の話だ!」

アニ「……思ったよりも阿鼻叫喚だなぁって…」

エレン「訳わかんねぇこと言ってねえで行くぞ!今度はオレがならず者だ!!」

アニ「…えぇー…」

アルミン(コニーとエレンだけは普段と変わらないように見える…何が起こって…いや、アレしか思い当たることは…)


ライナー「…アルミン、暇そうだな」ザッ

アルミン「!!」バッ

ライナー「相手がいないなら組んでやるぞ?」

アルミン「……」ジリッ

ライナー「おお、気合いたっぷりだな」

アルミン「…君、しかいないよね?薬を作って男子に投与したのは」

ライナー「何の話だ?」

アルミン「…ホモ薬だよ…」

ライナー「生憎、俺はそんなものを作れる頭を持ってなくてな」


アルミン「…じゃあ…」

ライナー「心当たりはあるんだろ?」

アルミン「……」

ライナー「誰かの心当たりはあっても動機の心当たりがない、か?」

アルミン「…まあね」

ライナー「俺も驚いたがな。あっちから話を持ちかけて来たんだ」

アルミン「…動機は?」

ライナー「本人に直接聞け…それとも俺と仲良くなってお話を聞きたいか?」ニヤニヤ

アルミン「……!!」ギッ

ライナー「そう睨むな。可愛い顔が台無しだ…お、もう終わりか。じゃあな」スタスタ

アルミン「……」


ーーー昼食時 食堂

    ザワザワ ザワザワ

クリスタ「……」

ユミル「……」

サシャ「……」

    イチャイチャ キャッキャ

   \もー、ほんとに可愛いなーお前は/(野太い声)

   \もうやめろよ、こんな人がいる所でー/(野太い声)

   \ははは、隙ありっ!/(野太い声)

   \わっ、いきなり尻触んなよ!!/(野太い声)

    アハハハハ イチャイチャ
    
クリスタ「……ねぇ……」

ユミル「……言うな……」

サシャ「……いや、でも……」


クリスタ「……」

ユミル「……」

サシャ「……」

コニー「うわー、何だよここもかよ!」

エレン「みんな妙に密着してんなー」

ミカサ「……一体何なの?」

アルミン「……」

クリユミサシャ「「「!!!」」」バッ


クリスタ「コニーとエレンとアルミンは何ともないの!?」

エレン「何ともないって?」

ユミル「…ああなってないってことだよ」ユビサシ

アルミン「…そうだね。もしかしたら他にもいるかもしれないけど…」

サシャ「男子寮で何かあったんですか?」

コニー「別に何もねぇよ!なんなんだあいつら、きっしょくわりー」


ユミル「いやまあ…良いんだけどな?性的嗜好なんてそれぞれだしな?」

アルミン「…変な所で理解示さないで」

クリスタ「うん、分かってるの。性的マイノリティの差別は良くないよね?よく分かってるの。でも…」

ミカサ「…あれだけいるともう…同性愛の方が普通に思えてくる…」

サシャ「今までの価値観が狂いそうです…」

女子「はぁ…」

アルミン「価値観か…」


コニー「あいつらキメェから、今日はここで食わせてくれよ」ガタッ

クリスタ「うん、どうぞどうぞ」

サシャ「水いりますか?」

エレコニ「「オレ達は水は飲まない!」」キリッ

ユミル「はぁ?」

エレン「ふっふっふ…これだ!」バーン

クリスタ「何それ、牛乳?」

コニー「そうだ!オレ達は当分水分は牛乳しか摂らないことに決めた!」

クリスタ「どうして?」

エレン「まだまだ育ち盛りなんだ!牛乳飲みまくればきっと背もにょきにょき伸びる!」キリッ

コニー「見てろ、ユミル!あっという間に追い抜いて気軽にジョリジョリ出来なくしてやるぜ!」


サシャ「志は素晴らしいですが…余計に喉乾きません?」

エレン「乾いたら牛乳を飲めば良い!」

クリスタ「お腹いっぱいにならない?」

ユミル「クリスタ、アホはほっとけ。どうせすぐにギブアップだよ」

ミカサ「私も何度か止めたけれど。本当にエレンは言い出したら聞かない…あ、今朝の質問はそれ?」

エレン「おう!もう1週間経つからな。効果が出ても良い頃だろ!」

ミカサ「もうエレンは…そう言う所が可愛い」ナデナデ

エレン「撫でんな!!」


アルミン(1週間か…薬を飲用水にちょっとずつ混ぜていたのか?健康優良児たちはたまたま難を逃れていた?…じゃあ、僕は?)

ミカサ「アルミン?」

アルミン「あ、ああ…ちょっと考え事してた。ごめんね」

ミカサ「アルミン、最近少し物思いに耽りすぎ。何か悩みがあれば相談に乗る」

アルミン「な、何でも無いよ!うん!」

アルミン(ライナーに襲われたとか、おかしな薬だとか、とても相談できない…)


ジャン「おい、マルコ!お前の席取っといたぞ、隣座れ!」バンバン

マルコ「ジャン、騒がしいよ」スタスタ

ジャン「…わりぃ…」シュン

モブA「マルコ!水持って来たぞ、注ごうか?」

マルコ「いや、僕は自分の水飲むから」

モブB「マルコ、言われた通り座学の資料準備、やっといたぞ!」

マルコ「ああ、ありがとう…じゃあ水汲みもお願いして良いかな?」

モブB「おうっ!」ダッ

アルミン「……」ガタッ

ミカサ「アルミン?」

アルミン「ちょっとマルコに用があるんだ。行ってくるね」スタスタ

ミカサ「ん?うん」


アルミン「マルコ」

マルコ「ああ、思ったより早かったね」

アルミン「ライナーがね」

ジャン「マルコ?」

マルコ「ジャン、ちょっとアルミンと話をしてくるよ」ガタッ

ジャン「オレも…」

マルコ「来ないで」

ジャン「……」シュン

アルミン「…?」

>>26
とりあえずお前がノンケだってことはわかった

>>44
ごめん。ほんとに分からない
もし気に障ることがあったらここでやめとくよ

>>45
いや、知らなくていいんだ。気にしないでくれ
面白いよ。期待

ネタにマジレス返されてたじたじの淫夢厨わろた

支援

外野のガチホモは気にしないで続けてくれ!


ーーー食堂裏

アルミン「単刀直入に聞く。薬を作ったのはマルコだね?」

マルコ「そうだよ。食堂の水に混ぜて拡散させたんだ」

アルミン「何のために?」

マルコ「まあ…ちょっとした遊びかな?」

アルミン「ふざけないでくれ」

マルコ「………」

アルミン「君にはライナーのホモ帝国なんて言うアホな野望に手を貸す理由が無い」

マルコ「無いね」


アルミン「アホでアグレッシブなホモなんて普通なら近寄るのすら願い下げなはずだろう?」

マルコ「普通なら、ね。確かにそうだ」

アルミン「でも、君にだって何かしらのメリットがあった。だからライナーにこの件で近付いた。それは何だ?」

マルコ「……さあ」

アルミン「ジャンが妙に大人しいのと何か関係がある?」

マルコ「そう?大人しいのかな」

アルミン「他の訓練兵を顎で使うような真似だってしたことは無かったはずだ」

マルコ「さすが良く見てるね」


アルミン「ライナーの欲望に便乗して何をした?」

マルコ「……」

アルミン「目的は何だ?マルコ」

マルコ「…ごめん、まだ言えないんだ」

アルミン「まだ?時期が来たら教えてくれるの?」

マルコ「…どうかな…」チラッ

アルミン「!?」ハッ


    グイッ

アルミン「い、痛っ!」ギリギリ

モブB「マルコ、大丈夫か!?何やってやがる、アルミン!」

マルコ「いや、何でも無いよ。手を放してやってくれ」

モブB「おう」パッ

アルミン「うわっ」ドサッ

マルコ「ま、そう言うことだよ。じゃあね、アルミン」スタスタ

アルミン「……」


ーーー夜 男子寮裏

コニー「…なぁ…アルミンどうしちまったんだ?」ボソボソ

エレン「さあ、昼飯が終わった時にはもうあんな感じだった」ボソボソ

アルミン「…………」ハァ

コニー「でもな…オレもため息の1つも吐きたくなるぜ…」

エレン「気が合うな。オレもだ」


コニー「どうしてオレ達が寝袋潜って外で寝なきゃいけないんだ…」

エレン「仕方ないだろ。寮内はあんなだし…」

   キャッキャ ウフフ イヤーンモー

コニー「…………」

エレン「……せんべい布団が恋しい……」


   ザッザッザッザッ

エレン「!…誰か来る!」

コニー「チクショウ、奴らか!オレ達の安眠と貞操を奪う気か!?」

エレン「逃げるぞ、アルミン!」

アルミン「え?あ、あぁ…」ムクッ

コニー「ダメだ、間にあわねぇ!」バッ



    ザッ

ベルトルト「…あ」

エレン「うわぁぁぁ!近寄るな!オレ達はノンケだー!!」

ベルトルト「え?」

コニー「野郎のケツよりおっぱいのほうが良いんだ!許してくれぇぇえ!!」

ベルトルト「え、ちょ、ちょっと…」

アルミン「2人とも、ストップ」

ベルトルト「……」

コニー「何だよアルミン!逃げないと…」


ベルトルト「…う…う…」ポロポロ

コニー「えっ」

ベルトルト「…うわあぁぁああん!まともな人がいたぁー!!」ボロボロボロボロ

エレン「えっ」

コニー「ベルトルト、お前…ホモじゃないのか?」

ベルトルト「違うよ!僕以外おかしくなったのかと思って…」エグエグ

コニー「良かった…オレ達以外にもまともなのがいた…」ヘナヘナ

アルミン「……」


ベルトルト「僕…何もしてないのに…皆がやたらボディタッチしてくるし…怖かった…」エグエグ

エレン「分かるぜ…元気出せ、な」ポンポン

アルミン「ライナーは?」

ベルトルト「知らないよ!何だか最近ぼんやりしてるし、あの魔窟で平然としてるし…何を考えてるんだか分からない」

アルミン「……そう」

コニー「まあライナーは元々アレな感じだったしな」

アルミン「ベルトルト、最近食堂で水は飲んだ?」

ベルトルト「水?それはもちろん飲むよ。喉乾くし。どうして?」

アルミン「いや、何でも…」


アルミン(エレンとコニーは食堂で水を飲んでいないから良いとして…僕とベルトルトは普通に水を摂取していた)

アルミン(他にもホモになるには条件がいるのか?)

アルミン(大体ライナーの言う通りに薬を作ったとしたら、マルコの取り巻きの説明がつかない)

アルミン(一体何をしてるんだ?あの2人は…)


ーーー翌朝

   ワーワー キャーキャー ヤメテー

エレン「…うるっせぇなあ…」ゴソ

コニー「あんまり寝られなかった…くそ、体いてぇ…」ゴソゴソ

ベルトルト「騒ぎ声がする…女子寮の方からみたいだ」

アルミン「ちょっと見てくるよ」

エレン「行く行く。ちょっと待って…あー、さみぃ…」


ーーー女子寮前

ミーナ「待ってハンナ!早まらないで!」

クリスタ「フランツも話せば分かってくれるから!」

ハンナ「もう嫌ぁ!男に…男に彼氏を寝取られた女なんて存在価値ないじゃない!放してぇ!!」

サシャ「気のせいですよ、きっと!お互い何かすれ違いがあったんですよ!!ナイフを下ろして!」

ハンナ「だって私、見たもの!フランツが暗がりでダズの唇とお尻を貪るように求めていたのを!」

ユミル「あー…それは死にたくなるかもな」

クリスタ「ユミル、余計なこと言わないで!!手伝って!」

アルミン「」

エレン「」

コニー「」

ベルトルト「」


アルミン「そうか…忘れてた。バカップルはこういう騒ぎになるよね…」

エレン「よりによってダズかよ…」

ベルトルト「…ダズと恋愛沙汰の勝負で負けて、女としての…いや人間としてのプライドが崩壊したんだろうね…」

コニー「おい、手伝うぞ!あんまり騒ぎになってもマズい!」

エレン「お、おう!ハンナ、ちょっと落ち着」

ミカサ「」グイッ

ハンナ「!?きゃあ!」ポトッ

ミカサ「ハンナ、手荒なことをしてごめんなさい。でもナイフを振り回しても何の解決にもならない」

ハンナ「う、うぅ…うわあぁああああぁぁぁぁあああ!!!」ボロボロボロボロ

ミーナ「ハンナ…」サスサス

コニー「さすがミカサ、仕事が早い…」


エレン「何だよ、朝っぱらから」

ユミル「何だも何も…見たまんまだよ」

ミーナ「男子が軒並みおかしい…ホモに走ってるって言った方が良いのかな?それで彼氏持ちの子達も発狂状態で…」

サシャ「もうこんな騒ぎが一体何回あったことか…疲れました…」ゲンナリ

ユミル「ホモカップルも1組や2組ならぬるーく観察対象にするんだけどな。これだけ大量発生となると…」ゲンナリ

クリスタ「皆はその…大丈夫なの?」

アルミン「う、うん」

ミカサ「とりあえず2人が無事で良かった」


ミーナ「今までみんながこそこそ隠してたのが一気に表面に出て来たの?」

ベルトルト「えぇー…違うと思いたい…」

ミーナ「でも、そうとでも考えないと説明がつかないじゃない」

クリスタ「…男子全員がイタズラで女子を騙そうと演技してるんじゃない?ほら、ハロウィンもあったし」

サシャ「トリックorトリート!って奴ですか?こんな惨状になるくらいならお菓子持ってかれた方がマシですよ…」

アルミン「!」ゾワッ

ミカサ「アルミン?顔色が…」

アルミン「い、いや。何でも…」


コニー「サシャが食い物くれてやるなんてよっぽどだな」ハハハ

ミーナ「笑い事じゃないんだよ、コニー…」

ユミル「全員催眠術にかけられたとか」

サシャ「昔訓練で死んだホモ兵士の呪いとか」

クリスタ「ホ、ホモになる薬を飲まされたとか」

ミカサ「誰かに脅されてる…とか?」

ミーナ「どれも現実的じゃないねぇ…」ウーン

アルミン(クリスタ正解…どうする、皆に打ち明けて協力者を募るか…)

アルミン(でもそうなると、コトの顛末を説明しないと…そしたら、僕がライナーに襲われたこと…)


アルミン「………」ズーン

ミカサ「アルミン?アルミン?」ユサユサ

エレン「アルミンもここ最近おかしいんだよな。ぴりぴりしてるっつーか」

ベルトルト「ライナーも気にしてたよ。何かあった?」

アルミン「いや…少し1人にしてくれ…」ヨロヨロ

エレン「ん?お、おう…」

コニー「行っちまった…」

ミカサ「エレン、心当たりは?」

エレン「ねえなあ…確かにライナーとはちょっと喧嘩したっぽいけど」

クリスタ「喧嘩?2人とも温厚そうなのに、想像つかないね」


ミーナ「ハンナ、立てる?」

ハンナ「う、うぅぅ…」

サシャ「これは…今日の訓練は無理ですね…」

ユミル「こいつもか…女子訓練兵が激減だな。平気なのは浮いた話が無い奴ばかりだな」

ミーナ「良いのか悪いのか…」ハァ

ベルトルト「……」


ーーー図書室

アルミン「……」ガラッ キョロキョロ

アルミン「…誰もいないな…」コソコソ

アルミン(落ち着け…一度に色んなことが起きて動揺しているんだ)

アルミン(まさか本当にホモ薬作ってバラまくなんて…行動力のある変態ってなんて厄介なんだ)

アルミン(いや、ライナーだけならこんなことにはならなかったんだ…何考えてんだマルコ)

アルミン(訓練すらろくに出来なくなってる状態で、成績が落ちたりしたら困るのはマルコ自身だろ?)

アルミン(おまけにこんな騒動起こしたら下手すると開拓地送りだよ)

アルミン(………)ムーン


アルミン(もう知るか!そんなことは自業自得だよ!!知らない知らない!)

アルミン(あのホモ集団に近付くのも嫌だし!それにマルコもいつまでもこんなこと続けるつもりでも無さそうだし…ほっとけば治るんじゃないかな)

アルミン(あの2人を相手にしてわざわざ大事にするのもバカバカしいし…)

アルミン(にしても、女子のあの荒れっぷり…その内刃傷沙汰が起こるんじゃないの?ライナー、そんな所まで考えて…ないんだろうなあ…)

アルミン(…もう放っておこう、忘れよう。ほっとけばライナーもマルコも飽きるよ…多分…)

アルミン(……でもなぁ……)ハァ

    ワーワー キャーキャー バタバタバタバタッ

アルミン「…何、また騒ぎ…?」ガタッ スタスタ


ーーー外

女モブA「…あ、あ、あぁ…」ガクガク

男モブA「…ぐぅ、あぁあ…何を…いきなり…」ボタボタ

女モブA「あなたが…あなたが悪いの…私じゃなくて他の男なんかに…」ガクガク

アルミン「…すごい人だかり。何?」ヒョコ

アルミン「あ……!」

ミカサ「いつかはこうなると思ったけど…」スッ

アルミン「ミカサ…」


ミカサ「アルミン、もう平気?」

アルミン「う、うん」

クリスタ「みんな退いて!大丈夫、そんなに深くは刺さってないから!」

ユミル「クリスタも一々首突っ込むな…しょうがねえな。おいサシャ、このホモ野郎を医務室に連れて行くぞ」

サシャ「は、はい…でも先に教官を…」

ユミル「これだけの騒ぎならほっといても出てくるだろ。良いから足持て。行くぞ」

ライナー「待て、ユミル」スッ

アルミン「!!」


ライナー「俺が担いでいく。お前らはそこの彼女を落ち着かせてやれ」

ユミル「ああ、分かった。頼む」

クリスタ「ライナー…ありがとう」

ライナー「気にするな。よ…っと」グイッ

ライナー「……」チラッ

アルミン「……」

ライナー「……」フイッ スタスタ


ミカサ「…この騒ぎでは今日の訓練はきっと中止…いえ、今日だけじゃないかも。収拾がつかない…」

アルミン「ミカサ」

ミカサ「何?」

アルミン「女子を集めてくれ。出来れば腕が立って…男っ気が無い子達を」

ミカサ「分かった…アルミン、何か知ってるの?」

アルミン「…それも後で話すよ」

支援


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 図書室

ユミル「…で、集められたのが私たちか」

サシャ「複雑ですね…」

クリスタ「うん、まあ…」

ユミル「クリスタは人気はあるんだけどな」

サシャ「ユミルのディフェンスが鉄壁過ぎるんですよ」

アニ「……」

ミーナ「私なんかがいて良いのかな…」

ミカサ「上位に入っていないとは言え、ミーナはそんなに腕が悪いわけではない。自信を持って」


    ガラッ ガヤガヤ ゾロゾロ

女子「!」

アルミン「みんな、お待たせ」

コニー「なあアルミン、何すんの?」

エレン「今日の訓練、中止になっちゃったから自主練したいんだけど」

ベルトルト「エレンはマイペースだねえ」

ミカサ「アルミン、言われた通り集めた。思ったより彼氏持ちの子が多くて数は集まらなかったけど」

ミーナ「別に浮いた話が全然無いわけじゃないからね!?今がたまたまっ」

アニ「ミーナ、弁解すると余計に男日照りって思われるから」

ミーナ「うぅ…」

アルミン「いや、当面はこれで十分だよ」


ユミル「それで、話ってのは何だ?あの騒動についてか?」

アルミン「うん。男子訓練兵のホモ化に関して、僕が知っている情報を全部話す。解決のために皆協力してくれ」

エレン「解決?自然にああなったわけじゃなくて、何か原因があるってことか?」

ミカサ「エレン、とりあえず今はアルミンの話を聞こう」

アルミン「原因も犯人も分かってる。マルコが男子訓練兵に薬を飲ませてホモ化させた。発案者はライナーだ」

コニー「ライナーが!?」

アルミン「うん。1週間前、僕はライナーに頼まれたんだ。『男子全員がホモになる薬を作ってくれ』って」


クリスタ「そんな…信じられない…」

ミーナ「あのライナーが…そんなにアホだったなんて…」

アルミン「信じられないのも無理はない。上っ面はとても優秀だったからね」

ユミル「一皮むけばアホでホモで変態だったって訳か…」

サシャ「手に負えませんね…」

アニ「…………」

アルミン「もちろん僕は断った。それで………」

ベルトルト「それで?」


アルミン「いや、何でもない…それから1週間経って、ライナーの望み通りの状況になって来た」

アルミン「マルコにだけは話していたんだ。その…ライナーに絡まれた僕を助けてくれたのは彼だったから」

アルミン「ただ、その時にホモ薬について妙に関心を示していた。ライナー曰く、マルコの方から協力を申し出たらしい」

ミーナ「マルコ…なんて才能の無駄遣い…」

サシャ「マルコもその筋の人だったってことですか?」

アルミン「うーん…僕もそう思ったんだけど、今朝食堂でジャンにじゃれつかれていた時、割と邪慳にしてたんだよね」

ミカサ「お昼にマルコと話した内容は?」

アルミン「薬を作ったのはマルコ、拡散方法は食堂の飲料水への混入。後は大した情報は得られなかった」

ミーナ「え、食堂の水!?じゃあ、私たちも飲んじゃってるじゃん!!」

エレン「女はホモになりようがねーだろ」

ミーナ「うえー、それでも何だか気持ち悪い…」


アルミン「女子の体調に異変は?」

クリスタ「ううん、物理的な変調は聞いてないよ…ひたすら精神的なダメージばっかりで」

ミカサ「エレンとコニーは牛乳のお陰で助かったということ?」

エレン「オレ達も一歩間違えばああなってたってことか…」ゾー

コニー「牛乳パワーは伊達じゃねえな」

アニ「牛乳って?」

ユミル「こいつら、身長伸ばすために牛乳ばっか飲んでたんだとよ。で、たまたま食堂で水は飲んでなかった」

アニ「…バカが幸いしたね」

コニー「何だよ!お前だってチビじゃねーか!オレ達の気持ち分かるだろ!?」


サシャ「アルミンとベルトルトも牛乳飲んでたんですか?」

ミーナ「…ベルトルトは何を目指してるの?巨人と対人格闘したいの?」

ベルトルト「いやいや、僕は普通に水飲んでたから」

アルミン「僕も。だから、症状が出るにはホモ薬を飲む以外に何か条件がいるのかもしれない」

クリスタ「どんな条件?」

アルミン「それが分からないんだ…」

ユミル「要はあれだろ?ライナーとマルコ取っ捕まえて何とかさせりゃ良いってことだよな?」

ミカサ「なるほど。アニ、ユミル、早速説得に向かおう」ガタッ

コニー「説得で何とかしようという意思が全くない人選だな」


ベルトルト「ちょっと待って。そんな単純な話じゃないってことだよね?アルミン」

アルミン「うん…もう1つ、妙な現象があるんだ」

サシャ「ホモ以外にってことですか?」

アルミン「みんなも注意して見てみて。マルコの周りにいる人間が、妙に彼に従順なんだ」

クリスタ「ジャンも?」

アルミン「うん。さっきも言ったけど、邪慳にされたりキツめな言い方されても全く文句を言わない。借りてきた馬みたいなんだ」

ミカサ「つまり?」

アルミン「マルコも、僕がミカサ達を抱き込むであろうことは予想してるはずだ。その後のミカサの行動も」


アルミン「だから身辺を手練れに警護させてるに違いない。恐らくライナーもね」

サシャ「ライナーの前でもみんな大人しいんですか?」

アルミン「分からない。ただ、マルコがそうさせてると思う」

アルミン「幾らミカサやアニでも、束になった男子相手では手こずると思うんだ」

ミカサ「……」ムゥ

アニ「…それで、私たちは何をすれば良い?」

アルミン「まず、情報収集。ライナーとマルコの本当の目的が知りたい」

エレン「ライナーはハーレム作りじゃないのか?」

アルミン「周りがホモだらけになって、野望が達成されたはずなのに全く浮かれていないどころか、いつになく大人しいんだ。目的は別の所にあるんじゃないかと思う」

コニー「そういや、ベルトルトも言ってたよな。何かボーッとしてるって」

ベルトルト「うん…」


アルミン「それから、解毒薬を作ること」

エレン「どうやって作るんだ、そんなもん」

アルミン「ホモ薬…というよりはホモ毒だね。投与された人間の体内に抗体が出来ている。これを抽出して血清にするんだ」

コニー「???」

アルミン「要はホモ化している男子訓練兵を一人掴まえて来て欲しいってことだよ」

ミカサ「分かった。行ってくる」シュッ

アルミン「えっ」

コニー「早!どこから出て行ったんだ、もう姿が見えねえぞ!!」

ベルトルト「この場合、連れて来られるのはきっと…」


ーーー3分後

ミカサ「連れて来た」ドサッ

ジャン「」キュウ

ベルトルト「だよね」

クリスタ「狙ったの?」

ミカサ「たまたま男子寮を出て外に向かおうとしてたから」

サシャ「つくづく巡り会わせが悪い人ですね」

ミーナ「ホモになってなければ諸手を挙げて協力しただろうにねぇ」

アニ「とりあえず…上着脱がせて縛り付けておこうか。起きて暴れられるとめんどくさいし」ヌガシヌガシ

コニー「不憫な奴…」

続き来てた支援

面白い
期待


ミカサ「後は?」

アルミン「うん。これが一番重要で大変なんだけど、女子訓練兵の監視とフォローを続けて欲しい」

サシャ「うげ。そう言えばそれがありましたね」

クリスタ「錯乱してた子達はほとんど落ち着いたみたいだけど」

ユミル「その代わり寮内の空気の重さがハンパ無いけどな」

コニー「それはオレらにはできねぇな」

クリスタ「私たちに任せて」

ユミル「げ」

サシャ「げ」

ミカサ「クリスタなら誰よりも周囲を気遣えるから適任。良いと思う」

クリスタ「うん、大丈夫!」

ユミル「おのれミカサ…クリスタの内に眠るボランティアおばさん精神を上手くくすぐりやがって…」

サシャ「他人の修羅場じゃ腹は膨れないのに…」


アルミン「最後に外部との連絡」

ミーナ「えっ、そこまで話を広げちゃうの?」

アニ「そこの判断は教官に任せれば良いんじゃない?」

アルミン「…僕、見たんだ…対人格闘訓練の時に…教官がダズのお尻まさぐってた…」

エレン「またダズかよ!!」

ユミル「魔性のホモだな…」

クリスタ「もしかして私たち、意外と孤立してる…?」

アルミン「そうならないためにも駐屯兵団に話を通しておく。影響範囲が訓練兵だけに収まれば杞憂で済むけどね」


エレン「駐屯兵団……ハンネスさんか!」

アルミン「そう。エレン行って来てくれる?ハンネスさんならどう転ぼうが上手く捌いてくれるはずだ」

エレン「任せとけ!ちゃんと会うの久しぶりだなー」ホクホク

ミカサ「エレン、遊びに行くのとは違う」

エレン「分かってるよ…」

アニ「いらないと思うよ。こんなアホな騒ぎに巻き込むことは無い」

アルミン「薬の後遺症なんかもあるかもしれないからね。いきなり騒ぎになるよりは前もって知らせておいた方が」

アニ「…あんたも頑固だね」


アルミン「あくまで状況を知らせる程度に留めておいて。まだコトを大きくしたくないんだ。僕が手紙を書くよ」

ユミル「…なんか中途半端だな。話を小さく収めたいのか大事にしたいのかどっちなんだ」

アルミン「…出来れば小さく収めたい…でも、大事になってしまったときのために保険はかけておきたい…」

ユミル「何だそりゃ」

ベルトルト「アルミンはライナーとマルコのことを気にしてるんでしょ?下手すると開拓地行きだからね」

アルミン「うん…」

ユミル「お優しいこって。こんな騒動起こしといて無事で済むとは思えねえけどな」

アルミン「……」シュン

ミカサ「ユミル、教官が取り込まれてしまっている以上、権限を持つ第三者を味方に付けておきたいのは分かるでしょう?」

ユミル「はいはい。ったく、めんどくせえなぁ」

クリスタ「ユミル、そういうこと言わないのっ」メッ


サシャ「えーっと、エレンは駐屯兵団ですね。クリスタ、ユミル、私は女子寮で、後は…」

アニ「私はジャンを監視しておく」

ミーナ「え!?」

アニ「何さ」

ミーナ「いや…アニが積極的に動くなんて…」

アニ「好きでやってるわけじゃないよ。このままホモに囲まれて過ごすなんてまっぴらだからね」

アルミン「じゃあ、アニとミーナの2人でジャンはよろしく。起きたらこの件に関して知ってる情報を聞き出して。主にマルコについてになると思うけど」

ベルトルト「解毒薬作りに助っ人は?良かったら手伝うよ?」

アルミン「ん?ああ、じゃあお願い。あと、コニーも」

コニー「オレ!?いや、オレじゃ何にも助けにならないから…」

アルミン「そんなことないよ。是非コニーの力を貸して欲しい」

コニー「えー…何やらされるんだ…」


ミカサ「私は?」

アルミン「今まで話した内容には僕の憶測が多いから、実際に男子寮に行って偵察して来て欲しい。深入りはしないで。念のため武装も」

ベルトルト「アルミン…こんなこと言いたくないけど、ちょっと警戒しすぎじゃないか?」

コニー「?ベルトルトなんか泣いてたじゃねぇか。一番怖がってたのはお前だろ?」

ベルトルト「う…うん。そうだけどさ…」

アニ「私もやりすぎだと思うよ。そもそも男子がホモ化してるってだけじゃない。しばらくすれば騒動も落ち着くって」

アルミン「僕もそう思ってた…派手な痴話げんかで怪我人が出るまではね」

サシャ「そう言えば、ライナーしれっと怪我人運んでましたね」

アルミン「正直、ライナーは欲望を暴走させてるだけで刃傷沙汰になることまでは想像してなかったと思ってたんだ」

クリスタ「違うの?」

アルミン「今朝の態度を見る限り、想定の範囲内。と言うか、訓練兵が多少傷ついてもやりたいことがあるんじゃないかと思って」

アルミン「後はマルコだ。何となくやりたいことが見えてるライナーと違って…本当に何考えてるか分からない」

ミーナ「…そうなのかなぁ…それに何も駐屯兵団まで巻き込まなくても良いんじゃない?訓練所の外でホモ毒バラまいたりしないでしょ。意味ないし」

アルミン「…どちらにせよ相手がライナーとマルコだからね。無駄骨で済むならそれに越したことは無い。皆が僕を笑って済む話だ」


アルミン「ここにいる皆にはおかしな話に付き合ってもらうことになるけど…許して欲しい」

ミカサ「アルミンがここまで言っている。私からもお願いしたい」

エレン「オレは元からやる気だぞー。さっさと男子寮を取り戻して寝袋生活にさよならしたいからな」

コニー「普段から夜間訓練とかで野宿するじゃねえか」

エレン「前もって分かってるのといきなり安眠を奪われるのは違うんだよ」

クリスタ「解決しないと女子も落ち込んだまんまだからね」

サシャ「もうたくさんですよ…私も食欲が落ちちゃって」

アニ「…そんな風には見えないけど」

サシャ「食料庫に1日3回お参りに行ってたのが2回に減っちゃって…」

ミーナ「そ、そう…大変だね…」

ユミル「……めんどくさ……」ハァ

ベルトルト「………」


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー ジャン監視チーム

ジャン「…ん」パチ

アニ「あ、起きたみたいだね」

ミーナ「ジャン、気分はどう?」

ジャン「え!?ここどこだ!?」バタバタッ

アニ「女子寮の裏手にある用具庫だよ。多少暴れても外部には気付かれない」

ミーナ「ごめんね、ジャン。協力して欲しいことがあるんだ」

ジャン「協力って何だよ!今すぐ放せ!オレには仕事があるんだ!!」ジタバタ


ミーナ「ちょっと話を」

ジャン「うるせぇ!話なんかしたくねえんだよ!!」ジタバタ

ミーナ「そうじゃなくて、聞きたいことが」

ジャン「今すぐ解放しろ!あ!お前らオレの上着どこやった!!すぐ返せ!」

ミーナ「ちょっと落ち着」

ジャン「放せ放せ放せーーー!!!」ジタバタジタバタ

アニ「」イライライライラ


ミーナ「ど、どうしよう。錯乱しちゃってる」オロオロ

ジャン「助けてくれ!マルコぉーー!オレはここだぁーーーー!!!!」

アニ「うるさい!」ドコッ コキッ

ジャン「」キュウ

ミーナ「あぁっ!せっかく起きたのに!」

アニ「そんなに力一杯蹴ってないからすぐ起きると思う……多分」

ミーナ「ほんとに!?聞こえちゃいけない音が聞こえた気がしたんだけど!!」

アニ「大丈夫……多分…」

ミーナ「多分やめて!!」

期待


    ガラッ

ミカサ「どう?」ヒョコ

ミーナ「あ、ミカサ」

ミカサ「アルミンに報告に行く前に、ちょっと様子を見に来た」

アニ「全然起きなくてね」

ミーナ「一旦は起きたんだけど…」チラッ

アニ「……」メソラシ

ミカサ「そう。ちょっと良い?」グイッ

ミーナ「?ミカサ、ジャンをどうするの?」

ミカサ「こうする」ゴッ

ミーナ「ミカサ!?」


ミカサ「大丈夫」

ジャン「…ううう…」モゾモゾ

アニ「起きた」

ミーナ「すごい…」

ジャン「…頭が…くらくらする…」

ミーナ「そりゃそうなるだろうねぇ」チラッ

アニ「……」メソラシ

ミカサ「ジャン」

ジャン「くそっ…何なんだよ、お前ら…」



ミーナ「ジャン、胸ぐら掴んでる人が誰か分かる?」

ジャン「はぁ?ミカサだろ?それがどうしたんだよ…っつーか放せよ」

ミーナ「ミカサを前にしてこの態度…恐るべしホモ毒」

ジャン「はあ?何の話だ」

ミーナ「ほらジャン!目の前に!至近距離にあるこの人の顔をよーーーっく見てごらん!?」

ジャン「訳わかんねぇよ…そんなことして何が…」ジーッ

ミカサ「……?」

ジャン「……」ジーッ

ミーナ「本当に反応がないや。身は知らないけど、心は完全にホモになっちゃったんだねぇ」

ミカサ「ミーナ?一体…」クルッ

    サラッ

ジャン「!?///」


ミーナ「お?」

ジャン「え?あ、いや///」

ミーナ「お?お?ミカサの髪に反応したのかな?心の底ではホモになる前の感情が残ってるのかな?」

ジャン「…訳のわかんねぇこと言ってんじゃねぇ!おいミカサ!いい加減放せよ!!」クワッ

ミーナ「ちっ、ダメか…じゃあね、ジャン。あなたの好きな人はだぁれ?」

ジャン「はぁ!?なっ…何だよいきなり///」

アニ「…きも」ボソッ

ミーナ「ほらほら、照れてないで言ってごらん?ジャンが恋人にしたい人だよ」

ジャン「こっ恋人ってそんな…///」テレテレ

アニ「」イラッ


ミーナ「良いからさ、ほら。ここにいる人?」

ジャン「いねーって!な、何でそんなこと聞くんだよ…///」

アニ「」イライラ

ミーナ「恋愛相談に乗ってあげるよ!」

ジャン「れ、恋愛相談…?」

ミーナ「そうだよ!中々上手くいかないことも多いでしょ?ここでさ、ぶわーっと話すだけでもスッキリするって!」

ジャン「そ、そうなのか…?…うん、そうかもな…」

ミーナ「うんうん!ね、相手はだあれ?」

ジャン「……あの、さ…オレ、マルコのこと…///」

アニ(チョロッ!キモッ!)ゾワッ


ミーナ「あー、やっぱりそうなんだー」

ミカサ「…ミーナ、そんなこと聞いてどうするの?」

ミーナ「いやー、まずは心を開いてもらおうかなと思って」テヘヘ

アニ「面白がってるだけでしょ」

ミーナ「それにしても、相手はやっぱりマルコかー」

ジャン「//////」

アニ「」イライライライラ

ミカサ「…アルミンの話ではマルコはホモになっていなかったはず」ボソッ

ミーナ「多分、つれない態度がツボだったんじゃないかな。ノーマルだろうがホモだろうがドMな性癖は変わってないみたいだね」ボソボソ

ミカサ「何のこと?」ボソッ

ミーナ「うふふ、こっちの話ー。ねぇジャン!ジャンから見たマルコの話聞きたいな!」

ジャン「オレから見た?どういうことだ?」


ミーナ「恋愛フィルター通すとさ、その人の良い所っていっぱい見えるじゃない?ジャンのフィルター通すとマルコってどう見えるのかな?って」

ジャン「え///そ、そうだな…まず何と言っても頭の回転が速いのと包容力だよな!あれはすげーぞ。周囲にも気を配るのが上手いし、指揮官向きだよな!あいつが指揮を執るんならオレ、巨人の群れに突っ込んでいくのだって平気だって思えるんだよ。あ、もっともマルコがそんなバカな指揮する訳ないんだけどな。それにマルコは憲兵団に行って、規律を正すって言ってるんだ!今の成績ならオレも憲兵団行きがほぼ確実だからさ、あいつの右腕になって支えてやりたいなーなんて///男同士だから法律上は結婚無理だけど、同棲までならいけるだろ?内地のちょっと小高い丘の上にこじんまりした家を買ってさ。それで子供は産めないからネコかイヌでも飼って暮らすんだ。マルコはどっちだろうなやっぱり犬派かな。どっちも捨てがたいけど、マルコに合わせるからそこは問題ないよな!それにさ、マルコさっきオレに、 オ レ だ け に さ、大事な仕事託してくれたんだぜ。これもお互いの信頼関係があってこそだよな!つってもライナー経由なんだけどな。ほら、あの上着n」

アニ「黙れ!」ドコッ コキッ

ジャン「」キュウ

ミーナ「アニーーー!!!?」

アニ「…余りにキモくて、つい…」


ミカサ「問題ない、もう一度気つけを…」グイッ

ミーナ「ミカサ、ストップ!さすがにジャンの頭おかしくなっちゃうから!!」

ミカサ「……何か問題が?」

ミーナ「ミカサーーー!!!?」

アニ「しょうがないね。もう少し寝かせておこうか」

ミカサ「私ももう戻らないと。気つけをするなら今のタイミングしかないけど」

ミーナ「うーん…もうちょっと待ってみるよ…」

ミカサ「そう。私はアルミンの所へ行く」

アニ「私もちょっと…トイレ行きたい」

ミーナ「ジャンは見てるから大丈夫だよ。行ってらっしゃい」

アニ「よろしく。じゃ、途中まで一緒に行こうか」

ミカサ「また後で、ミーナ」ガラッ

ミーナ「はいはーい」

ジャンwwwしかしマルコの目的がさっぱりわからんな
続き期待

とても面白い
期待

片想いを忘れてホモ化してもジャンの心の奥底に残った黒髪萌え…イイハナシカナー?
マルコの目的とホモ化の条件、あとげっそりしてる女性陣の行方が気になるw


ミーナ「……」

ミーナ「アニ、遅いな…」ブー

ミーナ「……」

ミーナ「…ジャンー、起きてー。朝だよー火事だよー」ツンツン

ミーナ「……起きないねぇ……」

ミーナ「にしても、ジャンの恋する乙女っぷり」プクク

ミーナ「ビックリするほどチョロかったなぁ。縛り付けられた状態で恋愛相談とか、違和感感じないものなのかな」

ミーナ「普段はムカつくけど、あんな可愛い面を見せられちゃうとねぇ…ホモだけど」

ミーナ「うふふ、何だか応援したくなっちゃうなー…ホモだけど」

ミーナ「んー…まあでも、結局ジャンはジャンだよねぇ。ムカつくことには変わりないよね」

ミーナ「元に戻ったらネタにしてやろっと。これであの可愛くないお口も少しは慎むようになるよね!」ニコニコ

ミーナ「…………」

ミーナ「……むー、アニ遅いー……」ブー


    ガタッ

ミーナ「ん?アニ?」

    ダンッ ガバッ

ミーナ「きゃあ!?」ビクッ

???「……」グイツ ギュッ

ミーナ「ーーーっ!むーーーーーっ!!むーーーーーーっ!!!」ジタバタ

ミーナ(誰!?ちょっと、縛らないで!痛いー!!)モガモガ

???「……」シュルシュル

ミーナ(あ、ちょっと緩めてくれた。ありがとう…じゃなくて!誰だ、お前はーーーー!!!)ジタバタ


???「……」ヨッコラセット

ミーナ(ちょっと!!ジャン連れて行かないでよ!さてはホモ一味か!よりによってアニがいない時に!!)ムガムガ

???「……」ドサッ

ミーナ(あれ、下ろした。想いが通じた?)

???「……」バサッ

ミーナ(ああ、私に毛布かけてくれるんだ。そうだよね、もう冷えてきたからね。うん、あったかいよ…ってだから!そうじゃないから!!)ムゥーー!!

???「……」ドッコイショ ガラッ

ミーナ(誰か来てー!!アニ!戻ってきてーー!!)モガモガ

???「……」アディオス ダッ

ミーナ(だめーーー!!!誰か!助けてーーー!!!)ジタバタ


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー

アニ「…寒…」スタスタ カチャカチャ

    ガラガラ

アニ「ミーナ、お待たせ。せっかくだから熱いお茶持って来…た…ミーナ!?」バッ

ミーナ「もがもがもがーーーー!!!」ジタバタ

アニ「ちょっと、何があった!?」シュルッ

ミーナ「けほけほっ…ジャンが!男子に連れて行かれちゃった!!」

アニ「男子?誰!?」

ミーナ「顔は覆面してて分からなかったけど…」

アニ「舐めた真似を…ちょっと穏便に交渉してくる…!」スクッ

ミーナ「アニ待って!もう逃げ切っちゃってるから!みんなに報告しにいこう!?」

アニ「……分かった」

保守


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 解毒薬制作チーム

    カチャカチャ

コニー「……」プラプラ

コニー「…なー、アルミーン。やっぱオレやることねーじゃーん」ブー

アルミン「…んー…もうちょっと待っててー…」カチャカチャ

ベルトルト「血清って馬の血を使ったりするんだよね、本当は」

コニー「今回もそうだろー」

ベルトルト「?使ってないよ」

コニー「ジャンの血液だろ?立派に馬の血じゃねぇかー」グデー

ベルトルト「ふふっ、そういうことか」

アルミン「…よし、こんな感じでいいかな」カタッ

コニー「は?終わっちまったのか?やっぱりオレの出番ねぇじゃん」

アルミン「いや……コニーの出番はこれからだよ…」ユラァ

コニー「は?」

アルミン「ベルトルト」

ベルトルト「了解」ガシッ

コニー「え?な、何だよ。放せよ…って、その注射器、まさか…」

アルミン「…こっちが食堂の水から抽出して濃縮させたホモ毒…こっちが今作った解毒薬…」タプン

コニー「なっ…!手伝いってそう言うことかよ!!ベルトルト、放せ!せっかくホモにならずに済んでたのに!!」ジタバタ

ベルトルト「ごめん、コニー…僕も心が痛いよ…」ガッチリ

アルミン「僕らにはホモ毒が効かないみたいなんだ…後は女子ばかりだし、君しかいないんだよ。コニー…」ジリッ

コニー「エレンがいるじゃねぇか!っていねえのか!オレがお使いに行くんだったーーー!!!!!」

アルミン「これも訓練兵からホモを駆逐するためなんだ!耐えてくれ、コニー!」グイッ

コニー「嫌だぁーーーーーー!!!!!!」ジタバタ

ミカサ「アルミン、いる?」ガラツ

アルミン「……あ」 ← 注射器を構えている

ベルトルト「……」 ← 羽交い締めにしている

コニー「……」 ← 羽交い締めにされている

ミカサ「…何してるの?」

コニー「今だ!うおぉぉおお!!!放せ!!!!」バッ

ベルトルト「うわぁ!」スッテン

コニー「はぁっ、はぁっ…オレはやらねぇぞ、絶対!!」ビクビク

ミカサ「何の騒ぎ?」

アルミン「い、いや。解毒薬の臨床実験を…まあとりあえず後で良いか…どうだった?男子寮は」

ミカサ「思ったより静かだった…と、言うよりほぼ全員寮の多目的室に集まっていた」

ベルトルト「全員?何やってるんだろ?」

コニー「もしかして乱k…」

ベルトルト「良い子はそんな言葉使っちゃいけません!」

ミカサ「マルコが前に立って…あれは、何と言うか講義のような」

アルミン「講義?」

コニー「これからヤるにあたってのルール決めとかか?」

ベルトルト「そんなこと考えてもいけません!」

ミカサ「内容は…そう、兵士としての心構えだとか、王政についてだとか」

コニー「普通にお勉強じゃねえか」

ミカサ「訓練兵の初年度に受けた講義の復習と言う感じ」

ベルトルト「騒動でしばらく訓練が行われないから、マルコ主導で自習でもしてるのかな?」

コニー「てめえで騒ぎ起こしといてか?しかも大分前の内容だろ…あんま覚えてないけど」

アルミン「ライナーは?」

ミカサ「一応その場にはいたけど、考え事をしている風だった。マルコの話も聞き流している感じ」

コニー「つまんなそうだしな。他の連中もそうなんじゃねえの?」

ミカサ「意外とみんな真剣に聞き入っていた」

コニー「ホモ毒が脳みそに回って変なとこまでおかしくなっちまったのかな」

ベルトルト「マルコが皆をホモにして王政の講義…もしかして王に身を捧げるってやっぱりそういうこと…」

コニー「お前こそやめろよ…」

アルミン「……」

ミカサ「そんな感じであまり情報と言う情報は得られなかった。ただ、あれだけ固まっていられると説得に行けないのも確か」

アルミン「そっか…ありがとう」

アルミン(マルコの目的…もしかして…いやでもまさか…)

アルミン(うーん…でもなぁ…糞真面目な人間って極端に走ることがあるからなぁ…)

お、続き来てた乙
マルコの目的が気になるけど正直知らない方がいいようなw

続き期待


ーーーーーーーーーーーーー

ミカサ「アルミン、エレンは?まだ戻ってないの?」

アルミン「あ…そう言えばそうだね。もう遅いし戻ってないとおかしい…」

    バタバタバタバタ バンッ

ミーナ「大変!ジャンが!!」

コニー「何だ、どうした!?」

アニ「やられた…私が外しているうちに連れ戻された…」

ミカサ「私たちが出て行った直後?」

コニー「ずっと見張られてたのかよ!」

アルミン(見張る?男子寮からは死角になるけど、女子寮からは丸見えのあの場所で?どこから?誰が?)

アルミン「ミーナ、ジャンから何か話は聞けた?」

ミーナ「えっと…マルコへの熱い想いはぶちまけてたんだけど…」

コニー「うわぁ…」

ミーナ「あ、でも仕事がどうとか。マルコに何か頼まれたようなことは言ってたけど」

ベルトルト「えっ?どんな仕事?」

ミーナ「…それを言おうとした所で…」チラッ

アニ「……」メソラシ

ミーナ「あとね。ミカサにちょっと反応してたよ」

アルミン「え?」

ミーナ「洗脳されてホモになりながらも、心の奥底の小箱にそっと想いを大事にしまってるんだろうねぇ…」ウンウン

アニ「ミーナ…」

ミーナ「うふふ、ごめんね」

アルミン「仕事…まだ何かやろうとしてるのか…?」

ミカサ「アルミン…嫌な予感がする…」

アルミン「エレン…!」ハッ

ミーナ「エレン?まだ戻ってないの?」

コニー「何だよ、エレンが狙われたって言うのか?」

アニ「そんなことして何になるのさ」

アルミン「わざわざジャンを奪い返しにきたんだ。まだ何かある…エレンはきっと訓練所の中だ!」ガタッ ダッ

ミカサ「エレン!」ダッ

コニー「おい!もう外は真っ暗だぞ!明かりがないと!」ダッ

ミーナ「待ってー!」タタッ

アニ「……」ダッ

ベルトルト「あ、ちょ、火の始末!先に行ってて!」ワタワタ

ベルトルト「…って言わなくても皆行っちゃったね…」ポツン

カントリーマァムが一番美味いと思う

すみません。誤爆しました
何も関係ありません

なにこれ面白い

糞スレの見本だな乙

>>129

232:以下、名無しが深夜にお送りします
13/12/20(金) 00:58:39 ID:0oiQJJJw
>>230
つまらんから終わりでいいよな、うん

14:以下、名無しが深夜にお送りします
13/12/20(金) 00:50:27 ID:0oiQJJJw
汚ぇもん書くなクズ


ただのキチガイなんで気にせず続けてくれ

>>130
しかもこいつ夢厨orノマカプ厨らしいで↓

6: 12/20(金)00:59 ID:0oiQJJJw

続け給え
アルミン「君に出会って」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1387451906/6)

更に以前自演失敗してるしなwww↓↓

17: 10/16(水)7:00 ID:2a7dkAvg

きめえ

42(3): 10/16(水)22:03 ID:2a7dkAvg

糞キメエからもう書くな

43(10): 10/16(水)22:52 ID:2a7dkAvg

>>43
全くです!吐き気がするスレは止めて頂きたいものですね

エレン「アルミンを性奴隷にする」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1381843648/)

あらゆるアルミンスレを荒らす自演失敗したアルミンアンチ

ここまでくると夢orカプ厨かしらんがアンチだわ

>>126
どのスレに書き込もうとしたのかわかるわw


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 数時間前 駐屯兵団連絡チーム 

エレン「」コソッ キョロキョロ

エレン「…うし、門まで誰もいないな…」コソコソ

エレン「誰かに会ったからって、知らん顔してけば問題ないだろうけど…オレがあいつらに近寄りたくない…」ブツブツ

エレン「…今日も寝袋なんだろうな…あー、くそ。ノンケが追い出されるなんて世の中間違ってるだろ…」コソコソ

エレン「はぁ…あったかいベッドで寝たいなぁ…」ブツブツ

???「「「……」」」ジー

エレン「…ん?何か気配が…」クルッ

???「「「……」」」コソッ

エレン「気のせいか…?まあ良いや、さっさとハンネスさんとこ行こ。戻りたくねぇけど、皆がいる限りそうもいかねぇなぁ…」タタッ

???「「「……!」」」ダダダッ

エレン「!?誰だ…!うわぁっ!!」バキッ

エレン「」キュゥ

???「「「……」」」

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 

エレン(…あれ…ここどこ…)

モブA「まだ起きないか?」

モブB「水でもぶっかけてみろよ」

エレン(…男の声…もしかして捕まったのか?…うわ、縄でガチガチに縛られてる…くっそ…)

モブC「風邪引かせちゃ可哀想だろー、これから素っ裸になるのによ」

モブB「すぐに運動であったまるだろ」

モブA「ひひっ、そりゃそうだ」

エレン(…何か…怖い会話が聞こえる…動いちゃダメだ…まだ寝たふりしとこ…)

ジャン「…おい、お前ら。指示されたのはエレンの監禁だけだろうが」

エレン「!」

エレン(ジャンの声?アニを振り切って逃げ出したのか!?)

モブC「イタズラしちゃダメとは言われてねえよ」

ジャン「余計なことするな。マルコは…」

モブA「あ?てめえ、マルコと一番仲が良いからって調子のってんじゃねぇぞ」

ジャン「関係ない所に突っかかってくんなよ」

モブB「ジャンが一番エレンと仲悪かったじゃねえか。良い機会だ、ここで仲良くしとけよ」

ジャン「…いらねぇよ、趣味じゃねえ」

モブC「気分わりぃな、1人だけ良い子ぶりやがって」

モブB「まったくだ。ドジって拉致られてたの誰だよ」

モブA「後からのこのこ出て来てぎゃーぎゃー言いやがって」

ジャン「うるせぇよ。オレはお前らが悪さしないように監視しとけって頼まれてんだよ。ったく、案の定これだ」

モブC「あ?悪さって何だよ。酷いことするつもりねえよ?オレ優しいし」

モブA「もう寝てても良いや、脱がしちゃおーぜ」

モブB「そうだなー…エレンって寝てると結構可愛い顔してんだなー」スッ

エレン(え!?ちょ!本気!?こいつら本気かよ!!そういうことはホモ同士でやっとけよ!!)ゾゾゾゾゾ

ジャン「おい、止めろって」ガシッ

モブB「何だお前、いくら上位でも3対1で敵うと思ってんの?」

エレン(ジャン…!お前ホモなのに良い奴だったんだな!よし、奴らが縄をほどいたらジャンと共闘s)

モブA「邪魔すんなら寝とけオラアァァァァ!!!!」ブンッ

ジャン「ぶっ」ゴスッ バタッ

ジャン「」キュウ

エレン(あああああ!あっさりやられやがった!このっ役立たずがあぁぁあああ!!)

モブC「さて、うるさいのは寝たな……エレンちゃーん、お楽しみの時間ですよー」ズイッ

エレン「う、うわぁああぁああ!!近寄るなぁ!」

モブB「あれ、何だよ起きてんじゃん。おい縄解くなよ。こいつに暴れられると厄介だ」

モブA「分かってるよ。別に全部脱がさなくても下だけで十分だからな」ヌガシヌガシ

エレン「触るな!脱がすなぁあ!オレはホモじゃねえんだよ!!」

モブC「知ってるよーん。それも寂しいからさー、僕たちと仲良しになろうよー」

モブA「一回知るとさ、病み付きになっちゃうもんなんだよ?そう毛嫌いしないでさぁ」

エレン「ひっ…!嫌だ、嫌だあぁああ!!!」ジタバタ ゴッ

モブB「いって!足振り回すなよ!!」グイッ

エレン「いっ…!触るなっつっただろ!このホモ野郎!!」

モブA「何だこいつ、動けないくせにクソ生意気なツラしやがって…よ!」バキッ

エレン「…!」

モブC「おーい、顔殴んのやめてよ。唇切れてんじゃん。グロいの僕萎えちゃう」

モブA「ひひっ、繊細だなお前」

モブB「めんどくせぇなぁ。猿ぐつわしちまえよ、黙らせてさっさとぶち込んじまおうぜ」ギュッ

エレン「んーーー!!んんーーー!!」モガモガ

モブA「良いねー。ちょっと涙目になってるとこがまたそそるね!」

モブC「まじかよ。お前結構変態だったんだなー」

モブA「お前も同類だよ。ローション取ってー」

モブB「はーい、ちょっと冷たいけど我慢して下さいねー」トロッ

エレン「ん゙ん゙ん゙ん゙ーー!!!!!」ボロボロボロボロ

モブA「あ、ほんとに泣き出しちゃった。可愛いねぇもう」ズイッ

エレン(どうしてオレは奪われる…貞操も…あったかいお布団も…自主練の時間も…)

モブB「おい、猿ぐつわ取るなよ。噛まれるぞーっと…よし、良いぞ」ヌリヌリ

エレン「ゔーっ!む゙む゙ーーーーっ!!」ゾワワワワワワ

エレン(……駆逐してやる…!訓練所からホモを…!)

モブC「まずほぐしといてやるからな。体の力抜けよ…」スッ

エレン「ん゙む゙む゙む゙む゙む゙ーーーーーーーっ!!!!!」

エレン(オレのっ…サンクチュアリに触れるなーーー!!!!!)





       カッ

    ドォーーーーーン!!!!!!!!!!!!




ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 女子寮監視チーム

ハンナ「フランツどうして…あんなゲロの香り漂う老け顔なんかに…私よりも…ゲロ…」

サシャ「今はしょうがないですよ、洗脳されちゃってるんですから…」

ハンナ「でもね、ダズだよダズ?フランツがそんなに悪趣味だったなんて…」

サシャ「おかしくなっちゃってるんだから趣味は関係ないですよ…きっと」

ハンナ「ちょっと待って…つまり女版のダズが私ってこと…?私そんなに老けて見える?もしかしてソバカスじゃなくて肝斑だと思われてたの?」

サシャ「違いますよ、どう見てもソバカスです。若い証拠ですって…」

ハンナ「このまま…フランツが戻って来なかったらどうしよう…!汚れたぬいぐるみ抱きながらソバカスの数を夜な夜な数えなきゃいけないの!?」

サシャ「一時的なものなんですよ…アルミンが何とかしてくれますから…ね?」

ハンナ「う、うぅう…そんなの嫌…フランツぅ…」シクシクシクシク

サシャ「話聞いてくださいよぅ……私ももう嫌や…」シクシクシクシク




    ドォーーーーーン!!!!!!!!!!!!

    ビリビリビリビリッ


ハンナ「きゃああ!?」

サシャ「な…何ですか!?爆発!?」

    ダダダダダ バンッ

ユミル「サシャ!今の聞いたか!?」

サシャ「は…はい!何か爆発したような…!」

ユミル「確認しに行くぞ、来い!!」ダッ

サシャ「はい、喜んでー!」ダッ

クリスタ「あ、待って!まずは寮内の子達を落ち着かせなきゃ…待ってー!!」タタッ

読んでるよ、続き期待してる

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 食堂

ミカサ「……」

ユミル「ミカサ!」ダダダッ

ミカサ「ユミル」

ユミル「何が起こった…って、何だこりゃ…」

ミカサ「食堂…だったもの。エレンを探して回ってたら爆発音がして、来てみたらこうなってた」

サシャ「あああああ!!食堂が無くなっちゃったら明日からご飯どうするんですか!?」

ユミル「安心しろ、ホモ騒動でどっちにしろ食堂で飯は無理だ」

クリスタ「エレン?駐屯兵団の所に行ってるんじゃなかったの?」

ミカサ「それが……あ!」タッ

ユミル「どうした?」

ミカサ「これは…どうして食堂の中にエレンのズボンとパンツが…」

ユミル「何でエレンのだって分かるんだ?」

ミカサ「匂い」

ユミル「ああそう…ん?何だこいつら」

クリスタ「男子…だね。3人…あ、もう1人いる。みんな気を失ってるけど…」

サシャ「これ、ジャンじゃないですか?どうしてこんなところに」

ジャン「」チーン

モブA「」チーン

モブB「」チーン

モブC「」チーン

ミカサ「ふんっ」ゴッ

クリスタ「ミカサっ、トドメを刺しちゃダメ!」

ミカサ「違う。気つけをしただけ」

モブA「…う…」モゾ

サシャ「あ、起きた」

ミカサ「エレンはどこ?」グイッ

モブA「ひっ…ミカサ!?」

ミカサ「削がれたくなければ3秒以内に答えて」ジャキッ

モブA「しっ…知らねぇよ!剣を突き付けるな!!」

ミカサ「嘘は貴方のためにならない。それでも答えるつもりがないならもう用はない。代わりは後3人いる」ギラッ

モブA「うわあああ!!ほ、本当にわかんねえんだよ!」ガタガタガタガタ

クリスタ「ちょっと待って!ミカサも落ち着いて!」

ジャン「……う……」モゾモゾ

ユミル「ジャンも起きたぞ…おいお前、どうやって逃げ出したんだ」

ジャン「頭…いてぇ……何が起こったんだ…」

ユミル「それはこっちの台詞だよ」グイッ

ジャン「うわっ!何すんだてめえ、放せ!またオレを拉致りに来たのか!」

ユミル「そんなめんどくさいことしねえよ。今ここで知ってること洗いざらい最初っから吐け。さあ吐け、ほら吐け」ギラッ

クリスタ「ユミル!包丁なんてどこから持って来たの!!」

ユミル「ここが吹き飛んだ時に調理場から降って来たんじゃねえの?そこらに落ちてた」

ジャン「は?吹き飛んだ……って何じゃこりゃああ!!」

ユミル「やっと気付いたか。お前らがやったのか?これ」

ジャン「やるかよ!オレはエレンがこいつらに襲われそうになってたのを」

ミカサ「襲われる?どういうこと?このパンツとズボンはそういう意味?3秒以内に答えて。答えなければ削ぐ」グググ

モブA「うわあぁぁあ!首から血が!ちょこっと切れてる!!やめてぇええ!」


サシャ「あの、参考までに…本当だったらどうするんですか?」

ミカサ「楽にあの世に送り出してあげる。大丈夫、私の腕に狂いはない。痛みも多分感じない」グググググ

モブA「どっちにしても死ぬんじゃねぇか!分かった、話す!話すから、首から剣をどけてくれ!!」

ミカサ「今それだけベラベラ喋れるなら剣をどける必要はないでしょう?」ググググググググ

モブA「ひいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

サシャ「ミカサ、それ以上やるとまた気絶しちゃいます」

ミカサ「チッ…」パッ

モブA「ひぃっ、ひぃっ…み、未遂だよ!未遂!!実際にはちょこっと殴っただけで何もしてねえって!」

ミカサ「それだけで十分万死に値する。動いてはいけない。手元が狂ってしまうかも」ジャキッ

続きキター!

条件って、掘られた事ある人はホモにならない、とかかな?

支援

一週間くらい来れません

読んで下さってる方、良いお年を

あげ

>>1が書くのを待ってるよ

保守

続き気になるな

あげておく

一週間という話はなんだったのか

こういう場合でも一週間以上も保守してやるから
こういう事になる
>>156が本物かも分からんしな

さすがに何ヶ月も前のスレをずっと上げ続けてるんじゃなくて一週間を少し過ぎただけかもしれないんだから多少は別にいいじゃない(この場合は)

誰か乗っ取るかもしれないしな


ユミル「…ミカサ、ちょい待ち」

ミカサ「話はこいつのうなじを削いでから聞く。大丈夫、3秒もかからない」

モブA「うわあぁあああ!!!ごごごごごごめんなさいぃぃぃぃ!!!!!」ガタガタガタガタ

ユミル「いや、そうじゃなくて…あれ」ユビサシ

ミカサ「ん?」

サシャ「あれ?あんなところに壁なんてありましたっ……け……」

クリスタ「暗くてよく分からないけど、アレ……」

     ゴゴゴゴゴゴゴ

       ギロッ

ミカサ「……」ジャキッ

サシャ「ううううう動いたぁあああああ!!!!!」

クリスタ「やっぱり…巨人!どうして!?ここ壁内なのに!!」

ユミル「7m級…違う!15mはあるぞ!」

ミカサ「…みんな、下がって…私が引きつけておくから、避難誘導と援護の要請を」

サシャ「1人でなんて無理ですよ!ただでさえ夜で視界も悪いのに!!」

クリスタ「…あれ?どうして夜なのに動いて…」

     グググググ ズシン

サシャ「ひいぃぃ!!見つかったぁああ!!!!」

巨人「…イ゙…ガ…ア゙…」

ミカサ「!」

クリスタ「喋った!?」


       バシュッ

      シュウゥゥゥゥゥッッ

ユミル「!?蒸気が…」

クリスタ「巨人が蒸発していく……どうして?何もしてないのに…」

      シュウゥゥゥゥゥッッ  ズゥウゥウウン

サシャ「…倒れましたよ…」

ミカサ「サシャ、松明を貸して」

サシャ「は、はい…」

ミカサ「……」タッ

サシャ「ミカサ!?近寄ると危ないですよ!?」

ユミル「お前らはここで待ってろ」タッ

クリスタ「あ!ユミルまで!」

ミカサ「……」タッタッタッタッタッ

ユミル「…あれは…うなじにいるのは…」タッタッタッタッ

エレン「」シクシクシクシク

ミカサ「…エレン…!!」ギュゥッ

エレン「…ミカサ…か…?」

ミカサ「良かった…!怪我は無い?」

エレン「あいつらは…?ホモ達は…?」ブルブル

ミカサ「大丈夫、エレンに害を為す者は私が全て排除する」

エレン「う…うぅ…怖かった…助かったぁ…」グズグズ

ユミル「そんな…どうして…」

サシャ「おーい、大丈夫ですかー?」タッタッタッ

クリスタ「どうしたのー?」タッタッタッ

ユミル「…ダメだ!お前らは来るな!特にクリスタ!!」

クリスタ「え?何で?」

サシャ「今エレンって。どうかし…あ」

ユミル「エレン、下半身、マッパ」

クリスタ「……」

サシャ「……」


    ダダダダダ

コニー「おい!なんださっきのデカい音は!!」

アルミン「みんな、大丈夫!?」

ベルトルト「あれは…夜目で分かりにくいけど…巨人の残骸…?」

コニー「巨人だと!?」

クリスタ「アルミン、エレンが…」

コニー「まさか…エレンが食われたのか!?」

サシャ「いえ…何が起こったのか…」

ミカサ「…アルミン…」ザッザッ

アルミン「ミカサ……って、エレン何やってんの」

エレン「うぅ…アルミィン…」グスグス

アルミン「えっと…無事…だった?」

エレン「守った…オレ、守ったよ、アルミン…」ボロボロ

アルミン「何を守ったか知らないけど、とりあえず良かった…ミカサ、お姫様抱っこやめてあげて。パンツも履かせてあげて」

コニー「食堂は吹き飛んでるし、エレンは乙女になってるし、巨人は出るし…どんなカオスだこりゃ」

ユミル「…とりあえず女子寮に行こう。ホモなんかどうでも良い程の事態になっちまったみたいだ」

ベルトルト「…え…」

インフルになってました。ごめんなさい

体に気をつけてね

続き来てた!

>>1お大事にな
ゆっくり身体を治してから書きに来てくれ

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 女子寮

ミカサ「…以上が、私たちが目撃したこと。あの4人はどさくさに紛れて逃げてしまった」

アルミン「……」

アニ「…エレンが巨人に…?」チラ

ベルトルト「…」コクン

コニー「もしかして…!」ハッ

クリスタ「コニー?心当たりがあるの?」

コニー「…牛乳パワーが炸裂して…」

ユミル「良い子だから黙ってろ?な?」ジョリジョリ

コニー「そんな訳ないか…だったらオレも巨人になるはずだもんな…」

ユミル「うんうん、そうだなー。飴ちゃんあげるから静かにしてろ?」ジョリジョリ

ミーナ「エレンは実は元々巨人で、人間に化けてたってこと…?」

ミカサ「!違う!エレンとはこどもの頃からずっと一緒だった!エレンは私たちを騙してなんていない!」ガタッ

ミーナ「!?」ビクッ

アルミン「ミカサ、落ち着いて」

ミカサ「……」ストン

ミーナ「ごめん…」

ユミル「…本人に聞きゃいいじゃねぇか」

クリスタ「本人…」チラッ

エレン「ホモコワイ ホモコワイ ホモコワイ ホモコワイ」シクシクガタガタブルブル

クリスタ「…毛布かぶってずっとプルプル震えてるよ。よっぽど怖い目にあったんだね…」

アルミン「まあ…気持ちは分かるよ…エレン、何でも良い。覚えていることを教えてくれ」

エレン「…わかんねぇよ…ホモ共が寄ってたかって襲って来たから、こいつら駆逐してやるって…」プルプル

エレン「ただ…ちょっと父さんを思い出した…オレに注射しながら、ミカサとアルミンと処女を守りたければこの力を使いこなさなくてはならないって…」

ミカサ「おじさん…また変な実験にエレンを使っていたの…」

アルミン「それで結果的に今回は助かった訳だけど…巨人化はシャレにならないよ…おじさん何考えてたんだ…」


コニー「…………」ムーン

コニー「…え?エレンの親父さんが人を巨人に化けさせたってことか?」

ミーナ「…なのかな?」

コニー「それって、さあ…もしかしてものすごい大発明なんじゃねえの?」

クリスタ「私もそう思うんだけど…ミカサもアルミンもスルーだね」

ミーナ「あの人ならそれくらいやらかしても仕方ない、くらいの勢いだね」


ホモと巨人化能力に一体どんな関係があるというんだ……

>>1が上げないから一応上げておく

ほしゅ


ベルトルト「アルミン」

アルミン「何?」

ベルトルト「その…エレンのお父さんって……何?」

コニー「あ、やっぱ突っ込んで良いんだよな」ホッ

アルミン「何って…」

ベルトルト「いや…随分巨人に詳しそうだからさ」

アルミン「お医者さんだよ。グリシャさんって言うんだ。近所の子供が怪我したときなんか…」

ベルトルト「そうじゃなくて」

ミカサ「私にとってはお父さんも同然。カルラおばさんともラブラブで…」

ベルトルト「そういうことでもなくて」


アルミン「…何が知りたいの?」

ベルトルト「何がって…君たちはおかしいと思わないのか?巨人化する技術持ってる民間人なんてどう考えてもおかしいだろう?」

ミカサ「そんなこと言っても、グリシャおじさんだし」

アルミン「グリシャおじさんだからね」

エレン「父さんはそういう奴なんだよ…」グスグス

ベルトルト「……いやいやいやいや!『そういう奴』で片付けられる話じゃないだろ!」

ミカサ「…そうなの?」


ベルトルト「エレン!言ってたよね!?巨人を全部駆逐してやるんだって!」クワッ

エレン「!?お、おぅ」ビクッ

ベルトルト「君のお父さんが知ってる情報を使えば、巨人を駆逐する近道になると思わないか!?」

エレン「言われてみれば…」

ベルトルト「言われてみなくても思いついて!」

ミカサ「それはもっともだけど、グリシャおじさんはもうずっと行方知れず。シガンシナの家にも行けないし、情報は無いも同然」

ベルトルト「諦めるな!ミカサもアルミンもエレンの家には詳しいんだろ!?何か巨人に関する情報見なかった!?」ダンッ

ミカサ「い、いえ、何も…」

アルミン「僕も、特には…」

コニー「ベルトルト、気持ちは分かるけどよ。落ち着いて、な?」

エレン「あ、そう言えば」

ベルトルト「ほら!ある!あるでしょ!?そう言えば、何だい!?エレン!!」

エレン「ベルトルトこえぇよ…」

ベルトルト「僕のことは良いから!!!」

エレン「いや、あのさ…父さんがお前には特別に地下室見せてやるって時々言ってたなって」

ベルトルト「地下室!?そこで何を見たんだ!!」

エレン「どうせ変な実験されるから、適当にお茶を濁して逃げ回ってた。入ったことない」

ベルトルト「どうして!どうしてそこで逃げちゃうんだよ!こどもってのはもっと好奇心旺盛なもんだろう!?」


クリスタ「…ねえ、ベルトルト。今はそれよりエレンをどう守るか、でしょ?」

ユミル「何だか知らねえけど少し落ち着けよ。3人とも何も知らねえって言ってるじゃねえか」

ベルトルト「……うっ…」チラ

アニ(バーカバーカバーカバーカ)ギロッ

ベルトルト「うぅ…」

アルミン「そこまで興奮するなんてベルトルトらしくないね。何か理由でもあるの?」

ベルトルト「えっと…いや…」

更新あげ

age


    ガラッ

サシャ「ただいま戻りましたー」

ユミル「どこ行ってたんだよ」

サシャ「ちょっと食料庫に。見回りも無いからのんびり調達できましたよ。ほら、大量!」ワサッ

ユミル「お前なあ…」

サシャ「腹が減っては何とやらですよ!…あ、アルミン」

アルミン「何?」


サシャ「解毒薬作り、かなり散らかしたんですね。廊下まで試験管が転がり出てましたよ。うっかり踏む所でした」ハハハ

アルミン「…え?」

コニー「そんな散らかしたっけか?」

アルミン「……!」ガタッ ダッ

コニー「おい、アルミン!?」ダッ

サシャ「1人じゃ危ないですよ!」ダッ


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーー 解毒薬を作っていた部屋

アルミン「……」ガシャ

コニー「おいアルミン、いきなりどうしたんだ…よ…………何だこりゃ」パキッ

サシャ「うわ…器具がグチャグチャに…」パキッ カシャッ

アルミン「やられた…解毒薬もジャンの血液も…もう使い物にならない」

コニー「…わざわざ見つからないようにって器具をこんな目立たない所まで持って来たのにな」

アルミン(どのタイミングで?巨人化前?後?誰が?どうして?ここまでしなきゃいけない程ホモ帝国にご執心ってことか?)

アルミン(くそっ…ジャンの奪還と言いエレンの拉致と言い、どうしてこう後手に回る?まるで…全部見られているような……)

サシャ「もう仕方がありません。こんなところにいても危ないし、一旦みんなの所に戻りましょう」

アルミン「……そうだね」

更新きてたか乙


ーーー 女子寮

ミカサ「アルミン、どうだった?」

アルミン「だめだった。全部壊されていた」

ミカサ「そう…」

アルミン「ホモは一旦放置だ。エレンの件を優先しないと」


ベルトルト「外への連絡は…まだしない方が良いと思う…」

コニー「何でだよ」

ベルトルト「アルミンもミカサも分かってるだろ?巨人化できる人間が壁内にいるなんて知れたら…良くて拘留、悪くて解剖…」

ミカサ「…………」

コニー「は!?いやだってエレンだぞ?何で解剖になるんだよ!」

アルミン「超大型巨人と鎧の巨人が、知性を持った巨人だという説があるんだ…つまり巨人の皮を被った人間だと…」

アルミン「エレンが今まさにその状態なんだ…巨人側、人類の敵だと思われてもしょうがない」

コニー「入団した時から巨人を駆逐って騒いでたエレンだぞ!?親まで殺されてんのにそんなわけねえじゃねえか!」

アルミン「…憲兵団がそれを素直に受入れてくれるとは思えない」


サシャ「エ、エレン?あの不躾ですけど、私たちを食べちゃいたいって思ってます?」ビクビク

クリスタ「サシャ、だめだよ」

エレン「…思わねぇよ…オレだって…自分が巨人だったなんて…くそ、父さん何してくれてんだよ…」ショボン

アルミン「いずれにせよホモ達にも目撃されたんだ…外にバレるのも時間の問題だ」

アルミン「変に誤解されるよりは、僕たちの方から連絡を取ってしまった方が良い」

ベルトルト「………」

ミカサ「アルミン…そんなことしたらエレンが…」

アルミン「どうせ隠し通せる話じゃないよ。ミカサ…もう一度ハンネスさんにコンタクトを取ろう」


ミカサ「ハンネスさんなら、エレンを守れる?」

アルミン「分からない…でもここでこうしていても、いずれエレンは憲兵団に連行されてしまう」

アルミン「僕たち訓練兵じゃなくて、少しでも地位と発言力がある人を味方に引き入れておきたい」

ミカサ「…分かった。今度は私が行く」スクッ

アニ「今すぐ?朝まで待てば良いんじゃない?」

アルミン「早ければ早い程良い。朝になるまで待ってたらまた不測の事態が起こるかもしれない」

アニ「こんな時間に叩き起こされる何とかさんが可哀想じゃない」

ミーナ「…アニ?」

アニ「何さ」

ミーナ「…何でもない」


ベルトルト「…僕が行くよ。ミカサはエレンについていてあげて…見てられないし」

エレン「ホモコワイ ホモコワイ ホモコワイ ホモコワイ」シクシクガクガクブルブル

コニー「エレンの二の舞だぞ」

ベルトルト「巨人のことはもうホモ達にも伝わってるだろうから、大丈夫だよ。サカってる場合じゃないことくらい分かってるでしょ。武装もしてくしね」

アルミン「…何だか申し訳ないな。最初は反対してた君に行ってもらうなんて」

ベルトルト「方針が決まったなら従うよ……僕だってエレンが心配なんだ」

アルミン「そうなんだ…分かった。手紙を書き直すから、詰所で僕の名前を出してくれ」

いつも乙ありがとうございます
最近深夜の進撃SSが荒れているようなので、sage進行で行きたいと思います


楽しみにしてるから続き嬉しい

ひっそり楽しみにしてる
もしここも荒れても気にせずスルーで書いてほしい

age

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月24日 (火) 21:44:42   ID: N_ILKDdf

続きー

2 :  SS好きの774さん   2014年02月17日 (月) 15:41:35   ID: hNeKWdwB

タヒね

3 :  SS好きの774さん   2017年06月08日 (木) 09:29:41   ID: 0QnF2vF2

2»お前がタヒね

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