亜美「いおりん、あずさお姉ちゃん!真美が大変なんだよっ!」(152)

亜美「メチャンコ大変なんだYO!」

伊織「し、新年早々どうしたのよ」

あずさ「あらあら~、亜美ちゃん、ハイお年玉よ~」

亜美「あ、ありがとあずさねーちゃん……。 と、とにかく大変なんだってば!」

伊織「大変だけじゃわからないわよ、ちゃんと説明しなさ……」

亜美「真美が……真美が……グレちゃったんだよ!」

伊織「な、なんですってー!」ガタッ

亜美(あ……あずさ姉ちゃんのお年玉2000円だ……)

あずさ「あらあら~。あの良い子な真美ちゃんが……うぅん、信じられないわ~」

亜美「ほ、本当なんだよ! 突然『2012年は真美はパンキッシュガールだYO!』っていきなり新年の抱負を語っちゃったんだよ!」

伊織「どうせまた姉妹喧嘩かなんかじゃないんでしょうね……」

亜美「亜美にはさっぱり分けわかんないよ!」

あずさ「困ったわね~」

伊織「ま、どーせいつもの事よ。放っておけばなんとかなるんじゃない」

亜美「今回は激ヤバだってば!」

あずさ「伊織ちゃん、ここは知らぬが仏、ほっとけないわね~」

伊織「……」

亜美「竜宮小町発進だ ファイオ→!」

あずさ「うふふ、お~」

伊織「ぉ~……はぁ……」

ササッ

亜美「こちら亜美、ホシは未だ見えずであります!」ビシッ

あずさ「ほわい~ まってしまう~」コソコソ

伊織「何で新年早々こんなスパイみたいな事やってるのよ……あずさはノリノリだし……」コソコソ

亜美「亜美、メチャメチャドキドキしてるんだ……」

あずさ「ところで、真美ちゃんはどんなオイタをしちゃったのかしら~」

伊織「そうね、このままだとまた961のヤツらに弱みを握られちゃうじゃない……」

亜美「うーんとね、えっとね……」

伊織「……」ゴクリ

亜美「まずね、双海家のおせちの……数の子を真美が全部食べちゃったんだ……っ!」プルプル

伊織「えっ」

亜美「あっ! 真美が来たよ!」

真美「……」スタスタ

伊織「って外見的には何も変わってないみたいだけど……」

あずさ「そうね~」

亜美「ち、違うんだよ、真美のワルさはこっからなんだよ……」

真美「……」ガサゴソ

真美「やれやれ、この1本が無いとやってられないZE……」スッ……

伊織「ア、アレ煙草じゃないっ! な、なにやってんのよ真美!」ガタッ

亜美「い、いおりん!」

伊織「ま、真美っ! バカなことはやめなっ……」

真美「……」ポリポリ

伊織「……なんだか煙草を食べ始めたんだけど」

真美「あー真美グレたよ→、完璧グレたよ→」ポリポリ

あずさ「あらあら~、コーラ味だなんて真美ちゃんすっかり大人になっちゃったわね~」

亜美「ねっ!ねっ!メチャヤンキーなんだよ!」

伊織「……」

伊織「あ、あのね、本当に不良になったんでしょうね」

亜美「う、うん! 今のはまだほんの真美サーガの序章に過ぎないよ!」

あずさ「あら、そうなの~? 」

ササッ

真美「……もーめちゃグレたよ→……」ブツブツ……

亜美「でね、ビックリしたのがね……この独り言なんだよ……」コソコソ

伊織「えぇ、イライラしてるわね」

亜美「それだけじゃないんだ。最近変な口癖喋るんだ」

あずさ「それは心配ね~」

真美「……」ブツブツ

真美「……シット!」ボソッ

亜美「ほ、ほら! たまに思い出したようにシット!とかファック!って呟くんだよ!メチャワルだよ!」

あずさ「あら~シットはまだしもファックは良くないわね~不良ね~」

伊織「……金曜ロードショーで覚えたのかしら」

真美「……」クッチャクッチャ

伊織「ガ、ガムを噛みだしたんだけど……」

亜美「う、うん最近ずっとクチャラーなんだ」

真美「あ、ピヨちゃんちっすちーっす……」クッチャクッチャ

小鳥「あ、あけましておめでとう~、はいお年玉よ~」

亜美「そんなの要らないよ!」バシッ

伊織・あずさ・亜美「!」

小鳥「えっ、ま、真美ちゃん一体どうしたの」オロオロ

真美「もー真美グレたんだからね!子供扱いしちゃヤだよ!」

小鳥「ご、ごめんね」

真美「お金なんか貰ったって全然嬉しくないよ!」

小鳥「えっと、中身はビックリマンシールのレアなんだけど……」

亜美「……」

真美「……」スッ

亜美「あ、恥ずかしそうに拾った、ちょっと欲しかったんだ」

真美「……」チラッ

あずさ「中身を見たわね~」

真美「やっぱいらないよ! スーパーゼウスなんていらないよ!」バシィィッ!

小鳥「ピヨッ?!」

亜美「あ、きっともう持ってたんだ」

小鳥「ま、まって! 真美ちゃん!ダブルブッキングもあるのよ!」

……。

あずさ「真美ちゃん、どうしてあんなに悪くなっちゃったのかしら~」

伊織「私は真美より小鳥の方をどうにかしたほうがいいと思うんだけれど……」

真美「……」クッチャクッチャ

亜美「まみ……」

真美「……」チラッ

あずさ「あら、さっきの10円ガムの空き袋を見たわね~」

真美「……ファック!」ボソッ

亜美「あ、外れだったんだ」

真美「さー次はどんな悪さしちゃおっかな→」スタスタ

ササッ

あずさ「悪いことする気マンマンね~」

伊織「……真美は正月からあんな感じなのかしら?」

亜美「う、うん、本当にひどいんだよ……真美は……」ジワッ

伊織「ちょ、ちょっと! なにも泣くこと無いじゃない!」オロオロ

あずさ「あ、亜美ちゃん泣かないで~」ナデナデ

亜美「だって、だって……」ウルウル

伊織「な、なんなのよ」

亜美「亜美は、亜美は大晦日はガキ使見たかったのに……っ……真美がチャンネルをNHKにして隠しちゃうんだもん……」ウルウル

伊織「……」

亜美「メチャンコ蝶野のビンタ見たかったのに……! 真美は極悪だYO……!」

あずさ「あらー(←大晦日は格闘技番組派)」

真美「りっちゃんちっすちーっす……」ダラーン

律子「コラッ真美あけましておめでとうございます、でしょ。 それにダラしないわよ!」

真美「フンッ!りっちゃんも真美を今年ナメたらヒドイことに……」

律子「真美っ!」

真美「ぁ、ぁけおめ……です」

伊織「……」

あずさ「さすがの真美ちゃんも律子さんはちょっと怖いのね~」

伊織「ねぇもうほっときましょうよ、ねぇ」

律子「はぁ……今、仕事してるんだからあっち行ってなさい」

真美「……」プルプル

亜美「うわ、りっちゃんかんっぜんに真美をキレさせちゃったよ!」

あずさ「一体何がはじまるんです?」

律子「年賀状数えるのも楽じゃないのよね、まったく」

律子「1、2、3…8…」ペラペラ

真美「……」スッ

伊織「う、後ろに立ったけど何するつもりよ」

亜美「り、りっちゃん危なーい! そこから離れて!」

伊織「えっ!?」

真美「……りっちゃん、ところで今何時?」ボソッ

律子「えっ、えっと、10時だけど……」

真美「んっふっふ→ サンキュ→」ダダッ

律子「なんのよもう、えっと……10…11……」

伊織「……」

亜美「ほら今の見たっしょ……りっちゃんの仕事メチャクチャにされちゃった……」

あずさ「そうね~今のは緻密な計画による犯行ね~」

亜美「完全にぶちギレ金剛だYO……」

伊織(そういえばやよいの年賀状、芋で作ったハンコだったわ)

真美「あーめちゃめちゃスカっとしたYO→」スッキリ

あずさ「なんだかやりきった顔してるわね~」

伊織(やよい、頑張ったのはわかるんだけど文字が反対だったわ……)

亜美「いおりん!あずさ姉ちゃん! このまま真美を野放しにしたら765プロの未来が危ういよ!」グイグイ

伊織「……あーはいはい、わかったわかったわよ」

……。

美希「あふぅ……Zzz……」

真美「んっふっふ→」キラン

あずさ「あらー真美ちゃんったら何してるのかしら~」コソコソ

亜美「暗黒面のフォースに満ち満ちているYO……」

伊織「あずさ早くゴージャスセレブ人生ゲームの続きやりましょうよ」

真美「……これでよしっと」スタスタ

あずさ「行っちゃったわね~」

亜美「……あずさ姉ちゃんと様子見てくる」ススッ……

……。

あずさ「あ、あらーッッッ!!!大変よー!」バタバタ

亜美「こ、これはホンットーにまずいよ! ミキミキアイドル存続の危機だよ!」バタバタ

伊織「な、なに! 一体なんなのよ!」

真美「ミ、ミキミキの……っミキミキのっ……!」

伊織「えぇ……!」ドキドキ

亜美「オデコに極太サインペンで『肉』って書いてる!」

あずさ「しかも油性だわー!」

伊織「……」

美希(肉)「うぅぅん……むにゃむにゃ……」

亜美「尾崎豊も真っ青の若さだYO……!」

あずさ「怖いわ~ 私も昔、修学旅行で『米』って書かれたわ~」

真美「そろそろあのトラップがはつどーする頃かな→」クッチャクッチャ

亜美「! さらに来るよ! 真美のクライムアクションが!」

あずさ「い、一体今度は何をするつもりかしら~!」

伊織「ねぇ私2012年の抱負は『ツッコまない』事にしようと思うんだけど」

ガラッ

亜美「あ、ひびきんだ」

響「みんな! はいさー……」

ヒュウウウウウウ……ズボフッ

響「あいたー!」

響「……げほっげほ! う、うわー誰だ黒板消しなんて挟んだの! お正月から引っかかっちゃったさー、あはは!」

響「あははー……」

響「……」

響「……ゲホッ」

伊織「ねぇ、あれなんとかしなさいよ……」ツンツン

亜美「黒板消しの罠からの放置プレイなんてチョイ悪どころじゃ済まないYO……」

真美「お姫ちんちっすちーっす……」クッチャクッチャ

貴音「あけましておめでとうございます、真美」ペコリ

真美「ま、疲れたっしょ? このイスでも座りなよ」スッ

貴音「これはこれは……心遣い感謝いたします」

亜美「あ、あれはブーブークッションじゃんか! お、お姫ちんダメだよ!キャラ崩壊しちゃうYO!」

あずさ「貴音ちゃぁん~やめて~!」

貴音「……」スッ

ブゥゥゥゥゥゥ!!!

貴音「……」ビクッ

貴音「……」

貴音「面妖な」

亜美「やっちゃった」

あずさ「良い子は絶対に真似しちゃダメね~」

伊織「……っ……! プー……クスクス……」(←ツボ)

真美「さって、次は~」

バッ

亜美「もうやめなよっ! 真美ッ!」

真美「あ、あみ……」

あずさ「そうよ~ 真美ちゃんはそんな子じゃないハズよ~はいお年玉」

真美「あずさ姉ちゃん……あ、2000円だ……」

伊織「はぁ、何があったか知らないけれど、話してみなさいよ」

真美「……亜美が……」

亜美「へっあみが?」

真美「亜美が竜宮小町に入ってから! ちーっとも亜美もあずさ姉ちゃんもいおりんも遊んでくれなくなったんだもん!」

あずさ「ま、真美ちゃん……」

真美「そんなの、ちょっぴりイジワルしたくなっちゃうじゃんか……」

真美「だから真美メチャメチャ悪さしたよ! 歴史の教科書の偉い人を全員タモリにしたりさ!」

あずさ「あらー ふきだしに『いいとも!』って書いちゃうのね~」

真美「ちはやねーちゃんのロッカーにまな板置いたのも! お姫ちんに白髪染めのブリーチ渡したのも真美だよ!」

亜美「あ、だからこの前お姫ちん貞子みたいな髪で来たんだ……」

真美「あとゆきぴょんの掘った穴になめこをしきりに詰めたのも真美だよ!」

伊織「だから雪歩、この間やけにぬるぬるしてたのね……」

真美「真美、メチャ寂しかったんだらっ! みんな真美のことなんかどーでもいいんしょ?!」

あずさ「……灯台~もと暗し、Do you know~?」

真美「えっ」

あずさ「ごめんなさい~でも真美ちゃんを忘れてないがしろにしたわけじゃないのよ~」

真美「ど、どういうことさ」

亜美「最近、竜宮小町でツアーで色々巡っててさ」

真美「ぜんっぜん事務所に来ないじゃんか!」

伊織「ちゃんと最後まで聞きなさいよ。あんた、ビックリマンシールってやつでどうしても欲しいシールあったんでしょ?」

真美「う、うん……」

あずさ「それでね~亜美ちゃんお仕事の合間に、必ずおもちゃ屋に行ってたのよ~」

真美「えっ……まさか……」

亜美「へへーん! これ竜宮小町からのお年玉だかんね!」

真美「あっ……!」

亜美「いやーほんっとーに探したYO!」

伊織「はぁ、ちょっとだけ水瀬財閥の力も使っちゃったじゃない」

あずさ「うふふ~、懐かしいわね~。私が若い頃に流行ったわ~」

真美「……みんな」ウルッ

真美「あ、ありがと……実はもう友達から貰っちゃったけどありがと……」

あずさ「真美ちゃんはやっぱり良い子が一番よ~」

真美「……」コクッ

伊織「……えっと、一見落着ってことでいいのかしら」

亜美「今回も竜宮小町が事件解決ぅ~!でありますっ!」ビシッ

あずさ「ねぇ、せっかくだし4人でゴージャスセレブ人生ゲームしましょう?」

真美「……うん!」ニカッ

あずさ「えっと、そう、私たちが噂のFunky girlね~」

伊織「ばっばか! そこは言うとこ違うわよ!」

亜美・真美「ぷっ」

一同「AHAHAHAHA!」
……。

律子「て感じで、竜宮小町のイメージPVを作ろうと思うんだけど……」

美希(肉)「却下なの」

貴音「却下です」

おわっていいよ!

初めて全開の日常ほのぼのを書こうとしました
こんな感じでよろしかったんでしょうか
すいませんでした

おもしろかったよ
アニマスのサイドストーリ的なやつは見てて癒される
この時間軸はいつ?

閉店です

読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうございました

>>121
適当です脳内補完(ry


インド帰りの人か…
いおたかの続きまだー?

>>135
すいません帰国直後なんで
時間体力ある時にちゃんと書きます

このSSまとめへのコメント

1 :  桜   2019年04月09日 (火) 22:13:48   ID: wQmTgFNl

面白いです!!他に書くことがあったら書いてください!!

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