魔王「魔物の名前を考えるぞ」(289)

魔王『いでよ!新たなる同胞よ!』

???『ん・・・ここは・・・』

魔王『ふはははは』

???『・・・?」

魔王『私は魔王!お前にこの世界での名を与えよう!」

???『え?』

魔王『お前の名は・・・』






ほむ、続けてみるがいい

魔王『トンヌラだッ!!』

魔王『いでよタンバリン…』

側近「・・・様・・・・・王様・・・・魔王様!」

魔王「ん・・・むぅ・・・」

側近「魔王様!お目覚めですか!」

魔王「んぅ・・・側近?ここは・・・?」

側近「やっと・・・やっと逢えました・・・魔王様・・・ううっ」

魔王「酷く懐かしい夢を見ていた・・・って側近何を泣いておる」

側近「ううっ・・・お久しぶりです。魔王様、ここは魔王城です。やっと復活なさいましたね」

魔王「復活?うぅむ・・・そういえば体中がだるいな・・・」

側近「魔王様ー!」ダキッ  

魔王「お、おい。くっつくな。説明してくれ」

側近「魔王様ー、ううううっ」ポタポタ

魔王「泣いていては分からんであろう」

側近「ううっ、魔王様は400年前勇者に倒されてお眠りになっていたんです・・・」

魔王「なにぃ?私が倒されただと?いつ?直接戦った覚えなどないぞ?」

側近「それが卑怯にも寝込みを襲ってきまして・・・ううっ」

魔王「そんな馬鹿な!この城に入るには5つの紋章を集めねばならぬはず!」

魔王「それに紋章はそれぞれ強力な魔物に守らせておったし!」

魔王「その魔物を倒すためのアイテムも北方の険しい山の頂に用意したし!」

魔王「その情報もそれとなく人の里に流したし!」

魔王「そもそもこの城にも階毎にイベントと魔物を配置しておいたはず・・・少なくとも5年は楽しめるはずであるのに・・・」

側近「それが・・・裏口の鍵が開いてました・・・」

魔王「城の警備ザルだな!!」

アサシンの勇者か

支援

側近「そこから勇者が侵入し・・・寝ている魔王様を・・・」

魔王「なんと!!おのれ・・・あれだけのエンターテイメントを用意してやったのに・・・勇者め・・・全部スルーか・・・くぅ・・・」

側近「おいたわしや・・・魔王様・・・」

魔王「ちょっとエッチな罠や誘惑に疑心暗鬼になる町なんかも用意したというのに・・・」

側近「魔王様。それについては後できっちり話をしましょう」

支援

魔王「えっ、あっ、いやっ、そ、そうだ!裏門の警備兵は呼べ!!減給してやる!!」

側近「おりません・・・」

魔王「そうか。まぁ400年もたったのだ。逃げておってもおかしくないな」

側近「魔王様・・・復活をずっと待っておりました」

魔王「苦労をかけたな。側近」ギュッ

側近「ま・・・魔王様・・・」ドキドキ

ドーン!

勇者「おっ、ホントに復活してるな!占い師の予言どおり。魔王だな!」

魔王「うわっ、ビックリした!」

側近「あれは・・・勇者!いいとこだったのに!」

>>12
側近は女か?

魔王「勇者?なんでこんなに早く・・・。城の者はどうした」

勇者「は?何言ってるんだ。誰もいなかったぞ」

魔王「ほんとに城の警備ザルだな・・・。側近、どうなっておるのだ?」

側近「それが・・・魔物は・・・滅ぼされました・・・」

魔王「なに!?」

側近「魔王様を失い統率を失った魔物は次々と殺されて・・・ううっ・・・」

魔王「なんと・・・」

側近「だ・・・だから・・・わたし・・・ず・・・ずっと一人で・・・うっ・・・ううっ・・・」

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' ④ <コトッ


| ミ ピャッ!
| ④

側近「ま、魔王様の魂も4つに引き裂かれて・・・うっ・・・ぐすっ・・・封印されちゃったし・・・」

側近「封印探して・・・人間から隠れながら集めて・・・術式色々試して・・・や、やっと逢えたんですよぉ・・・ううっ」

魔王「側近・・・」

側近「魔王様・・・」

勇者「おいおいおいおいおい。お話中悪いけど?何いちゃコラしちゃってんの?あぁん?勇者なめてんの?それ以上俺を怒らせない方がいいぞ?」

魔王「まぁちょっと待て勇者」

勇者「なにその上から目線?なめてんの?勇者なめてるだろ?死ねや!うらぁ!」ズバッ

魔王「ちょっ・・・おわあああ」ズサー

勇者「よけんじゃねぇ!」

パラパラ・・・・

魔王「ああ・・・わ・・・私の大事な枕があああああああ!」

勇者「うらっ!」ドスッ

魔王「おうふっ」ズサー

勇者「くたばれっ!」ズバッ

魔王「ほあああ」ズサー

勇者「ふんっ!」ズババッ

魔王「ちょっ・・・ちょっほんと待つのだ!私はまだパジャマだぞ!勇者のくせに丸腰の相手をやるきか!」

勇者「ほほぅ・・・丸腰か。そりゃ思う存分なぶり殺せっな!」

魔王「待て待て待て待て・・・あと1年!1年だけ待ってくれ。そうすればダンジョンも謎解きも豊富な楽しい冒険を用意してやるから!まだ倒されたときのセリフも考えていないのだ!」

勇者「ほぅ・・・どう楽しいんだ?」

魔王「適度な危険とそれを仲間と乗り越える時に目覚める友情や恋!私の元にたどり着く頃にはそれはかけがえのないものとしてお前達の心に・・・って・・・ん?」

勇者「・・・」プルプル

魔王「そういえば勇者・・・お前・・・もしかして一人で来たのか?」

勇者「・・・」プルプル

側近「まぁ!まさかぼっちですか?」

魔王「側近。そう結論を急ぐな。勇者がぼっちとは限らないではないか。ぼっちにはぼっちなりの理由があるやもしれぬ」

側近「そうですね。いきなりぼっちなんて言ってすみませんでした。ぼっちなんて。まさか魔王様にぼっちで挑んで来るとは思いませんでしたから」

魔王「そういうわけだ。すまなかったな、ぼっち勇者よ」

勇者「ぶ・・・・ち・・・こ・・・ろ・・・す・・・」ゴゴゴゴゴゴ

魔王「な・・・なんという魔力!」

4⌒○

勇者「ぼっちじゃねーよ!コミュ障なんかじゃねーよ!一人が好きだから一人なんだよ!」

魔王「コミュ障なのか!?その割に普通に話してるではないか!」

勇者「ちげーっつってんだろ!!それにこれから殺すつもりの魔物とまともに話すつもりなんざねーよ!」

側近「魔王様!復活したばかりの病み上がりのそのお体では危険です!ここは私が引き受けます!お逃げください!」

魔王「だめだ側近!お前こそ儀式に魔力を使って消耗しているだろう。それに女を残して逃げられるか!おまえが逃げるんだ!」

側近「いいえ、魔王様が!」

魔王「いや、お前が!」

勇者「てめぇら・・・リア充爆ぜやがれええええええええええええええええ!うおおおおおおお」ゴゴゴゴゴゴ

みてるよ

魔王「あれは!?爆裂呪文の!?」

側近「これはいけません!二人で逃げましょうか・・・アレで」

魔王「ああ、アレしかないな」

側近「ふふっ、やっぱり私達心が通じてますね」

魔王「ああ、行くぞ」

勇者「爆発やがれ!このやろおおおおおおおおおおお!」ドガガガガーン!

側近「リレミト!」

魔王「ルーラ!あれ?」スゴーン

勇者「ぜぃ・・・ぜぃ・・・心通じてないじゃねーか・・・って二手に分かれた?」

勇者「魔王は・・・天井突き破っていっちゃったなぁ・・・あれは追えないな・・・じゃあ・・・」

勇者「リレミト!」





勇者「くっ・・・こっちも逃げた後か・・・。仕方ない、いったん王国に帰るか」






魔王「あいたたたた・・・頭が・・・」

側近「もう、お城から出る時はリレミトでしょう、もう」ナデナデ

魔王「すまん、城が老朽化してなかったら危なかったな」

側近「400年以上たってますからねー」

魔王「しかし、もう魔王城に帰れないな」

側近「ですね。しばらくはここに隠れてましょう」

魔王「ここは?だだの洞窟ではないか」

側近「いえ、人から隠れるための隠れ家としてずっと使っておりましたので中はしっかりしております」

魔王「ほほぅ、たいしたものだ」

側近「それより早くパジャマから着替えてください。ほらっ」

魔王「おお、闇の衣に・・・私の武具まで。これは・・・」

側近「魔王城ではいつ人に荒らされるかもしれませんのでこちらに移動しておいたんです」

魔王「でかした!やはり寝巻きのままではしっくりこぬからな」

側近「では、これからいかがいたしましょう」

魔王「ふむ。1からはじめるしかあるまいな」

側近「1から?」

魔王「まずは魔物を召喚し・・・」

側近「召喚して?」

魔王「魔物に名前をつけよう。そして勇者討伐に向かわせるのだ!」

側近「おお!魔王軍を復活させるのですね」

魔王「では早速召喚魔方陣を描いて・・・」ガリガリ

魔王「我にし従いし者よ!いでよ!」ヴォーン

側近「あ、なんか出ましたね」

?「ピキー」

側近「なんか青色でプルプルしていてかわいらしいですね」

魔王「さあ、名付けるぞ」

側近「スライムでいいんじゃないですか?この子」ツンツン

?「」プルプル

魔王「何を言っておるのだ!そんな弱そうな名前では勇者になめられるぞ!」

安価スレだと思ったが違うんだな

側近「へ?だって・・・」

魔王「うーん、そうだな・・・。名前を聞いただけで勇者が逃げ出しそうな、そんな名前にしてやろう」

側近「スライムが駄目ならプリンとかゼリーでいいじゃないですか。こんな可愛いし・・・」ツンツン

?「ピキー」

魔王「可愛いだと?どこを見ている。このいやらしく笑った口元を見よ!相手を嘲笑する余裕の笑みではないか」

側近「そうですかねー」ツンツン

魔王「そしてこの何者にも動じそうにない目はまさに自信の表れ。相応しい名が必要であろう」

他作品ではスライムは強敵だというのに

魔王「よし!お前の名前は『バラモス』だ!」

側近「ええー」

魔王「どうだ、強そうだろう。かつて世界に君臨した鳥の魔王の名前だぞ」

バラモス「ビキキー!」

魔王「ははは、やる気だな」

側近「本当に大丈夫ですか?」

魔王「心配するでない。かつて呼び出したお前もこんなに頼りになる友になったではないか」

側近「え?友・・・ですか・・・?」ギュギュッー

魔王「痛い!いったたた!なんでつねるんだ」

側近「魔王様の馬鹿・・・」

バラモスはピッコロの側近に見えて魔王って雰囲気が無いな

バラモス「ピーピー!」

魔王「おお!早速勇者討伐に向かうか。ちょっと待て」

側近「魔王様?」

ゴソゴソ

魔王「ほらっ、これを持っていけ。怪我をした時のためのやくそうだ」

バラモス「ピキー」

魔王「それからこれは私からの小遣いだ。無駄使いするなよ」チャリーン

バラモス「ピー!」プルプル

魔王「うむ、いってこい!」

ダダダッ

単騎で・・・だと・・・

バラモスなら殺ってくれる

側近「行っちゃった・・・大丈夫ですかね?」

魔王「過酷な任務だがあいつならやってくれるだろう」

側近「ではもっと魔物を増やしますか」

魔王「いや、すぐに召喚するには魔力が足らんな。回復するまで勇者を来た時の対策を立てておきたい」

側近「おお!罠でも仕掛けますか!」

魔王「そんなことは一番後だ。まず大事なのはだな」

側近「大事なのは?」

魔王「勇者が来た時の決め台詞を決めておかないとな」

側近「それ・・・大事ですか?」

魔王「当たり前であろう!この間みたいにアドリブだとみっともないことになるからな」

側近「あれは突然でしたね」

魔王「ピンポイントで復活する日を狙ってくるとはいささかビビったぞ・・・」

魔王「そのためにも、事前に決め台詞ややられた時の台詞を決めておく必要があるのだ」

側近「さすがは魔王様」

魔王「だが、今回は他にやることもあるし、時間もないので、とりあえずは古代の魔王の台詞を引用しようと思う」

側近「ですね。魔物の軍団も作らないといけませんし、ダンジョンも作るのに時間かかりますものね」

スライム「魔王の代わりに勇者倒しにいく事になった」

魔王「そうダンジョンも作らねばならんが、とりあえずはここが我が魔王城(仮)になるわけだな」

側近「魔王城に帰れませんからね」

魔王「そこでとりあえずここの入り口に扉をつけてカギをかけ。そのカギを勇者に探させようと思う」

側近「時間稼ぎですか?」

魔王「側近、それはダンジョンを作る上で言ってはならぬ言葉だ。以後気をつけろ。『引き伸ばし』とかも駄目だぞ」

側近「し、失礼しました」

魔王「カギは東にあった池にでも沈めておいて、近くにヒントでも残しておこう」

側近「では早速取り掛かりましょう」

破壊神様でも呼び出せばなんとかしてくるんじゃなかろうか

>>45
ツルハシでつつかれるぞ








魔王「ふぅ・・・何とかこれで最低限のカッコはついたな」

側近「意外と時間かかっちゃいましたね」

魔王「だが、魔力は結構回復したぞ。これなら2体目の魔物を呼び出せそうだ」

側近「今思いましたが、呼び出してから手伝ってもらえばよかったですね」

魔王「・・・」

側近「あ、べ、別に魔王様を責めてるわけじゃなくてですね・・・」

魔王「側近・・・何か暑くないか?」

側近「え?そうですか?え?え?それともそういう意味で言ってるんですか?で・・・でも・・・魔王様なら///」

一回に一種類じゃなく、一体なのか・・・丁寧に作られてるんだな

魔王「なんか臭くないか?」

側近「わ、私じゃありませんよ!」

魔王「な、なんか息苦しくないか?っというか洞窟揺れてないか?」

グラグラグラグラ

側近「きゃああ!」

魔王「て、天井が崩れてくる・・・出るぞ側近!」ダキッ

側近「きゃっ」

ダダダダッ

魔王「うっ・・・これは・・・。入り口が火の海ではないか・・・」

側近「ごほっごほっ・・・」

魔王「側近!大丈夫か!くっ・・・息を止めてるんだぞ。それからこのマントを被ってるのだ!絶対に顔を出すな!」

側近「むぐぐっ・・・」

ガラガラガラッ・・・

魔王「崩れる・・・!!間に合うか・・・!?」ダダダッ

ズサー

魔王「げほっ・・・げほっ・・・うっ・・くっ・・・」

側近「魔王様!!」

魔王「何とか間に合ったようだな・・・」

勇者「・・・・ライデイーン!・・・・ライデイーン!・・・・ライデイーン!」






勇者「うおおおおおおおおおおおおおお」ゴゴゴゴゴゴ

勇者「ギガデイーン!!!」ガラガラドガガガーン!

勇者「ふぅ。いい仕事した」

魔王「鬼か!お前は!」

勇者「いいえ!勇者です!」

まさか魔王城から焼け出されるとは

魔王「分かっておるわ!火責めにした上に洞窟ごと崩すなどとそれが勇者のすることか!」

勇者「いや、だって入り口の扉開かねーんだもん。力ずくで壊そうとしても無理だったし」

魔王「私の魔力を込めた扉が簡単に開いてたまるか!ちゃんとカギの場所のヒント扉に書いておいただろう」

勇者「ああ、分かる分かる。東の池だろ?」

魔王「分かっててなぜ行かん!?」

勇者「いや、この寒いのに池の底とかねーわ・・・。それより焼いて殺しちまった方が手っ取り早いし」

バラモス・・・ぼっちなんかに・・・

この勇者はなんで魔王を狙ってるんだろうな
やっぱり家に居場所が無くなったのかな

魔王「ルールを守らんか!!貴様は製作者の気持ちをまったく分かっておらん。このチートやろうめが!」

勇者「んな下らんことやってられっか!俺はさっさとてめぇを殺して田舎に帰りてぇんだよ!」

魔王「そもそもなんでこんなにすぐこの場所がわかったのだ」

勇者「王宮の占い師が優秀でな。場所はミリ単位、時間は秒単位で探知できるらしい」

魔王「なんと!?」

側近「魔王様、決め台詞が違いますよ、決め台詞」

占い師を殺さないと駄目か

魔王「おっと、そうであった。勇者!よく聞け!」

勇者「あぁん?」

魔王「お前のその力、なかなかものだな。どうだ私の仲間にならんか?」

勇者「いきなり何言って・・・」

魔王「世界の半分をお前にやろう!」ビシッ

側近「魔王様決まってます!」

ほむ

勇者「世界の半分ってお前・・・どこも支配できてねーじゃねーか・・・」

魔王「う・・・そ・・・それもそうか。では・・・洞窟の半分をお前にやろう!!」ビシッ

勇者「いらねーよ!!つーかもう崩れちまってるし!」

魔王「欲のないやつめ」

勇者「いや、普通の反応だと思うんだが」

魔王「馬鹿な奴だ。断ったことを後悔するがいい!さあかかってこい!」

勇者「言われなくても殺してやるっての。うおりゃー!」ズバッ

追いついた

魔王「ふっ、甘いわ!」ギィーン

勇者「防いだ!?」

魔王「今度は装備はきっちりしておるからな。ぼっちで勝てるなどと思わぬことだな!メラゾーマ!」ゴゴゥ

勇者「うわっちぃー!ぼっちっつーんじゃねーよ!」

魔王「仲間を集めて出直して来い。それまでにはダンジョンらしいダンジョンも作っておいてやる」

勇者「俺はお前を殺しに来てんの!楽しみに来てんじゃねーの!」

魔王「そういうな。1年待てば一大ワンダーランドを実現させて見せようではないか!仲間を集めて来い」

追い付いた
魔王が真面目にボケてるのが一々ツボるwwww

勇者「うっせー!集めようとしなかったとでも思ってんのか!」

魔王「集めようとしたのか?」

勇者「くっ・・・そう、あれは魔王復活が1ヶ月後に迫った日だった・・・」

側近「何か語りだしましたよ?」

魔王「お、おう・・・」

ギガデイン覚えるまで1人でレベル上げか・・・






【王城】

王様「では、勇者殿。魔王討伐の件お任せしましたぞ?」

勇者「はははははひぃ・・・」

勇者(ううっ・・・またかんじまった・・・田舎暮らしでほとんど人と話したことねーのに・・・)

王様「とりあえずは町の酒場ででも仲間を集めるがよろしかろう」

勇者「ひゃっひゃい!」

王様「期待してますぞ」

ミナデインは…






勇者(はぁ・・・酒場で仲間集めかよ・・・。大丈夫かな・・・)

勇者(ここか・・・中が見えないな・・・どんな人がいるんだろう・・・入りずれぇ・・・)ドキドキ

ガラッ

女主人「いらっしゃーい!ってなんだ・・・ガキはお断りだよ。大人になってからおいで」

勇者「あああ・・・あ・・・・あのぅ・・・」

女主人「聞こえなかったのかい?出ておいき!」

勇者「は・・・はひぃ・・・」

勇者…

なんというお前ら

勇者(追い出されちまった・・・お酒は二十歳になってからだから当然だけど・・・酒場ってここしかないよな?)

勇者(なんで酒場なんだよ・・・職業紹介所とかないのかよ・・・田舎にはどっちもなかったけど・・・)

勇者(だめだだめだ!コミュ障がなんだ!まず勇者だと伝えないと!)

ガラッ

女主人「しつこいね・・・。ふぅ・・・今夜だけだよ」

勇者「あ・・・お・・・俺・・・ゆ」

女主人「突っ立ってないで好きなとこに座りな」

勇者(よ・・・よし・・・入れたぞ・・・誰がいいかな?おっあそこのでっかい戦士なんて強そうだな)

こんなでも勇者の血統なんだよな・・・

トコトコ

勇者「す・・・すすすすみませんが・・・」

戦士「あー?うぃーひっくっ!あんだぁ?」

勇者「おっおっおっ・・・俺とななななか・・・なか・・・なか」

戦士「うぃ~なぁんだよぉあぁん?なんでおめぇみてぇな乳くせえガキがいんだぁ?ひっく!」

女魔法使い「ねぇねぇなにあの子。ちょっと可愛くない?」

女僧侶「そぉ?あんた年下好きよねー」

顔は良いのか・・・くそっ

そこがお前らとの違いか

戦士「てんめぇ?ナンパでもしに来やがったのかぁ?あぁん?んなこたぁよそでやれ!童貞野郎!」

勇者「ど・・・どどどどどど童貞・・・///」カーッ

女僧侶「なにあの子、マジで童貞なの?」

女魔法使い「きっもーい!童貞が許されるのは小学生までだよねー」

女僧侶「きゃははははー!」

勇者(だ・・・だめだ・・・落ち着け・・・落ち着くんだ!深呼吸だ!)

勇者「はぁはぁ・・・お・・・おちおち・・・おち・・・おち・・・んだ・・・」

戦士「なにハアハア下品な事いってやがんだ!おらぁ!」ドガッ

勇者池沼杉ワロタ







【元魔王城(仮)前】

勇者「こうして俺の仲間集めは終ったんだ・・・」

勇者「それでもまだ仲間を集めて来いと言うのか!貴様らー!」

勇者「・・・あれ?」

勇者「誰もいない・・・」

勇者「帰ろ・・・」トボトボ・・・

ルーラとかじゃないのか






側近「なんとか逃げ切りましたねー」

魔王「こんなところで決着をつけてしまってはつまらんからな。ワンダーランドを作らねば」

側近「なんか語ってたみたいですがよかったんですか?」

魔王「どうせまた来るだろう」

側近「また洞窟ですみませんが、ここも隠れ家として使ってたところですので」

魔王「なに、ありがたく使わせてもらおう」

側近「さて、次はどうしますか」

魔王「やつら我々の位置を探るすべを持っているということは足止めのほうが先だな」

側近「では新たな魔物を!?」

魔王「ああ、我に従いし者よ!いでよ!」ヴォーン

側近「おお!出ましたね。まるで切り株みたいですね」

???「キシシシシ!」

魔王「ふははは!そうかそうか!やる気があることだな」

側近「また名前つけるんですか?」

魔王「当然だ」

側近「きりかぶ小僧とかでいいでしょ・・・もう・・・」

あいつの小僧たる部分が未だに分からない

膝小僧だって別に小僧っぽくないだろ?

魔王「そんな名前で勇者の足止めなど出来るか!名は体を表すというからな」

側近「ではなんと?」

魔王「勇者に死んだ方がマシだと思うような目にあわせてやる・・・くくくく」

側近「おお!魔王様が黒い!」

魔王「私が死んだ方がマシだと思う時・・・それは」

側近「それは?」

>>84
うちの小僧は冬でも丸出しだから、あれが出てると小僧って感じるぞ

>>84
言われてみればそうだな

魔王「タンスの角に足の小指をぶつけた時だ!お前は勇者をつけまわし、そして勇者の足の小指にぶつかってくるのだ!」

側近「はぁ!?」

魔王「ヒットアンドウェイだ。ぶつかっては逃げて身を潜め、忘れた頃にぶつかる。どうだ!嫌だろう」

側近「それは嫌ですね・・・」

魔王「命名しよう!お前はタンスの角だ!」

タンスの角「キシャシャシャー!」

魔王「ふはははは!やる気だな!」

タンスの角「キシャー!」ダダッ

魔王「おっとまだ待て。ほらっやくそうとお小遣いだ。持っていけ。体に気をつけろよ」

ダンスの角「キシシ!」

魔王「ふふふ、頼もしいやつだ」

側近「そういえば、最初に行ったスライムはどうしたんでしょうね」

魔王「スライムじゃない。バラモスだ。勇者とは行き違いになったようだな。戻っても来ないし、少し心配だな」

側近「私の使い魔にちょっと見て来させましょうか」

魔王「使い魔!?どれどれ?」

側近「名前は付けちゃ駄目ですよ!」

魔法「そ、そうか・・・残念だ」

側近「ほらっ、行っておいで」

バサバサッ

ほむ






側近「魔王様・・・魔王様!」

魔王「ちょっ、ちょっと待て。もうちょっとでダンジョンの設計図完成なのだ」

側近「スライムの消息が分かりました」

魔王「スライムじゃない!バラモスだ!して、どこにおった」

側近「それが・・・」

魔王「何かあったのか!?」

側近「勇者と遭遇したのは間違いないようです。恐らく交戦したのではないかと」

魔王「おそらく?詳しくもうせ」

側近「バラモスは勇者と戦う前に置手紙をおいて・・・行ったそうです」

魔王「行った?どこへだ」

側近「滝の上で激しく火花が散ってるのが見え、使い魔が追いついた時には誰もおりませんでした」

魔王「なんと・・・」

側近「恐らく勇者とともに滝に落ちて・・・可愛そうに・・・スライム・・・」

魔王「おお・・・なんということ・・・それからスライムじゃないバラモスだ」

側近「命がけで勇者を仕留めたんですね」

魔王「それで置手紙とは?」

側近「これです」パラッ

魔王「・・・読めんな」

側近「読めませんね」

魔王「今度スライム語も勉強しておくとしよう・・・」

側近「バラモス語じゃないんですね」

魔王「しかし、ダンジョンが完成してからなら命を落とすこともなかったものを・・・勇者め・・・」

側近「え?そうなんですか?」

しえゆ

紫煙

スライムは犠牲となったのだ

魔王「私やダンジョンの周辺に術式をあらかじめ組んであるからな。以前は勇者は蘇生して王城に帰しておった。今はちょっと準備不足で無理だがな」

側近「なんでまたそんなことを」

魔王「私のダンジョンで死者など出さんよ。バラモスも魂になっておるであろう。復活させたら大いに褒めてやろうではないか」

側近「そうですね」

ズズーン・・・ズズーン・・・

魔王「この振動は・・・なんか覚えがあるな・・・」

側近「まさか・・・」

魔王「いくぞ!側近!」

支援

魔王の方が善人じゃねぇかwww

【魔王城(仮)前】

勇者「・・・ライデイーン!・・・ライデイーン!」ズガーン!ズガーン!

勇者「いくぞ・・・うおおおおおおおおおおおおお」ゴゴゴゴ

勇者「ギガ・・・」

魔王「やめんか!」スパーン!

勇者「いてっ!」

魔王「城ごと壊そうとするな!って生きておったのか!勇者!」

勇者「なんで俺が死ななきゃいけねーんだよ、あぁん?」

勇者「それよりこの間は人の話の途中でよくも逃げやがったな!糞が!」

ライディーンに見えたから困る

魔王「だから1年ほど待ってくれと何度言ったら」

勇者「そんなに待てねーよ!!」ズリズリッ

魔王「ん?足どうかしたのか?」

勇者「いてーんだよ!陰険な魔物けしかけやがって!なんだあのきりかぶ野郎は!」

魔王「ふはははは!十分足止めになったようだな!あときり株野郎じゃない。タンスの角だ!」

勇者「俺のかわいそうな足の小指に謝れ!ぶちころす!」ガンッ

タンスの角「キシャシャシャ」シュン

勇者「うぐぅ・・・・ま、また同じところを・・・。待ちやがれ!」

魔王「追いつけるわけあるまい。タンスの角はすばやさを強化しておるからな。はぐれメタルより速いぞ」

勇者「なにそれずるい」

タンスの角強すぎだろwww

意外に強いぞ角wwwww

丈夫な靴買えよwww

魔王「いやなら私を倒してみるがいい。ところで、お前またぼっちなのか?」

勇者「やかましい!いつまでも同じと思うなよ!行け!スラリン!君に決めた!」

???「ピキー!」ドガッ

魔王「どふぉう!」グラッ

側近「魔王様!大丈夫ですか!?」

勇者「行け!もう一度体当たりだ!スラリン!」

???「ピキキー!」ドガン

魔王「ぐはぁっ!」

バラモス起き上がっちゃったか・・・

バラモスが仲間になりたそうにこっちを見ている

勇者「スラリン!電撃だ!」

???「ピキチュー!」ゴゴゴゴゴ

側近「あれは!地獄の雷!」

バリバリバリバリー!

魔王「ぎゃああああ!」

勇者「どぉだ!ぼっちじゃねーぜ」

魔王「お・・・お前は・・・バラモス!」

スラリン「ピキー!」

勇者「もうバラモスじゃないとさ」

魔王「なぜだ・・・なぜ裏切ったのだ・・・バラモス・・・あれほど気にかけておったのに・・・」

スラリン「・・・ピキー・・・」

勇者「謝ることねぇよ。スラリン」

魔王「なんだと?」

勇者「てめぇ自分が何やったか分かってねぇのかよ!あぁん?」

魔王「な・・・なんだというのだ」

スラリン「ピー・・・」

勇者「いいから言わせろって。まったく王様ってのはどこでも一緒だな!」

魔王「なに?」

勇者「自分は城でふんぞり返って手先を使って、はい、よろしくってな!」

このバラモスには魔王のもとへ帰ってほしい

なんか昔モンスターしかいないPTでがんばってる勇者のSS

誤解が解けるといいね・・・

魔王「そ、そんなつもりは・・・」

勇者「黙れ!薬草と10ゴールドしか渡さなかったらしいじゃねーか!」

魔王「それはそうだが・・・」

勇者「ひでえな!俺んとこの王様よりひでーよ。まぁこっちはこっちで棍棒のようなものと50ゴールドしかもらえなかったけどな」

魔王「お前がなんでそんなに詳しくしっておるのだ」

勇者「こいつが全部話してくれたよ。最初はちゃんと俺に挑んできたぜ。スライムがこんなにつえーとは思わなかったぜ・・・最後はどっちも倒れちまってよ」

スラリン「ピキー!」

勇者「ああ、そこでお互い動けねーし少しずつ話をしたんだったな」

こん棒のようなものとは何なのか

まあ確かに檜かどうかなんて分からないよな

勇者「で、聞いてみたらこいつも俺と同じような境遇らしいじゃねーか。自分では出て行かない王様に命令されて命がけで向かってきてよ」

勇者「ろくな装備も渡さずによく前線に出せたな!」

魔王「待て。バラモスには私の魔力を全力で注がせてもらった。それはどんな装備よりも・・・」

勇者「黙れ!それだけじゃねーんだよ」

魔王「なに!?」

勇者「てめぇ、こいつの前でもその美人の側近とイチャコラしてやがっただろ。こらぁ」

魔王「そ、そのようなことはした覚えは・・・」

勇者「自覚がねぇのが一番うぜぇんだよ!その時のスラリンの気持ちを考えたことがあるか?」

知るかよwww

ただの私怨じゃねえか・・

勇者www

魔王「気持ち・・・だと?」

勇者「スラリンはなぁ・・・スラリンはなぁ・・・」

スラリン「ピキー・・・」

勇者「いいから言わせろ。スラリンはずっとてめぇのことが好きだったんだぞ!」

魔王「まさか・・・」

勇者「好きな相手が別の女とイチャコラしながら死んでこいって命令された気持ちがわかんのか!てめぇ!」

魔王「・・・」

勇者「ボロボロになるまで戦った後、こいつは泣きながらもういいって言ったんだ」

魔王「・・・」

半固形に好かれても困るだろ

スライムと魔王配合したら何が出来るんだろうな

勇者「もう魔王は諦めて、俺の仲間になるってな!てめぇを倒して全部忘れさせてやるよ!」

魔王「ま、待て待て待て!バラモス!本当か!?」

勇者「こいつと俺の目的は一致したんだよ!こいつはお前を倒して忘れたい。そして俺は全てのリア充を滅ぼしたい。行くぞ!」ズバッ

魔王「待て!お前目的変わってるぞ!」ギィーン!

バラモス「ピキー」ドガッ

魔王「ごふぅ・・・」

勇者「ギガデイーン!」ズゴゴーン!

スラリン「ピキキー!」バリバリバリッ!

魔王「ぐぐぐ・・・」プスプスプス・・・

ジゴスパークとギガデインの共演とか胸が熱くなるな

このバラモス♀ってなんだよな……ごくり

側近「魔王様!!」

勇者「さぁて、とどめだぜぇー」スッ

側近「待ちなさい!」バシッ!

勇者「側近か!そんな女の細腕で防ぎきれると思っているのか!」ガンッ

側近「くっ・・・」バシッ

スラリン「ピキー!」ドカッ

側近「ううっ・・・」

側近「させません・・・この人に先に逝かれるのはもう嫌です・・・」

勇者「スラリン!側近は任せた!俺は魔王にとどめを!」スッ

側近「それ以上やったら私は・・・私は・・・」ゴゴゴゴッ

勇者「なっ!側近の様子が・・・」

そういやタンスのかどはどうなったんだ・・

・・・おや!? 側近のようすが・・・!

デンデンデンデンデンディーン

>>129
光のはやさでどっか行ったんじゃ?

側近「この姿は見せたくありませんでしたが仕方ありません・・・勇者・・・魔物のボスクラスがそのままの姿で倒されると思いましたか?」ドクンッドクンッ

勇者「まさか!第2形態か!?」

側近「グアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオ!」ズズーン

勇者「で・・・でけぇ・・・」

スラリン「ピキキー!」

勇者「な・・・あれが古代巨人族・・・だと!?数千年前に滅びたんじゃないのか!」

側近「グアアアアア!!」ドガガッ

勇者「スラリン危ない!」

スラリン「ピキー!」

おう?

魔王「な・・・な・・・あれが・・・側近だと・・・」

側近「グオオオーン!」ガッ

勇者「うおっと!しかしでかいしむっさいな・・・これは100年の恋も冷めるってもんだぜ。かわいかったのに」

魔王「あ・・・う・・・・あうあうあー」ブクブクブク・・・バタッ

勇者「気絶するほどショックだったか・・・まぁなぁ・・・」

側近「グアアアアアアアアア!」ズバッ

勇者「うあああっと!こりゃ駄目だ・・・逃げるぞスラリン!」

スラリン「ピキー!」

あうあうあー(^p^)








側近「魔王様・・・魔王様・・・起きてください魔王様・・・」

魔王「う・・・む・・・はっ、そ、側近!」

側近「大丈夫ですか?魔王様・・・」スッ

魔王「うわあああああああ!」ズザザザー

側近「な・・・なんで逃げるんですか!」

魔王「す・・・す・・・」

側近「す?」

魔王「すんませんでしたあああああ!!」ガバッ

側近「え?え?」

魔王「自分調子に乗ってました!先輩!たかだか数百年しか生きてないのに魔王とか言ってすんませんでしたああああ!」

側近「そ、そんな・・・今までどおり喋ってください」

魔王「いえ!そんなわけには!」

側近「魔王様・・・年上はお嫌いなんですね・・・」

魔王「そ・・・そんなことは・・・」

側近「私の第2形態を見て嫌いになったんですね・・・そうですよね・・・あんな姿じゃ・・・」

魔王「待て」

側近「魔王様に嫌われたんじゃ・・・もう私ここにいられません!」ダッ

魔王「待て!」ギュッ

側近「離してください!魔王様!」

魔王「違うぞ!側近、そんなことは思ってもおらん」

側近「でも魔王様、私を避けてます」

魔王「私が言いたいのは私が魔王でいいのかということだ」

側近「え?」

魔王「私はお前より弱いかもしれんぞ」

チッ

角はどっちなんだろう?

側近「魔王様に必要なのは力だけじゃありません」

魔王「第2形態とかないぞ?ラスボスなのに」

側近「今度私の第3形態・・・魔王様だけに見せてあげます///」

魔王「第3形態?」

側近「普通の姿ですから安心してください」

魔王「そうか。まぁ楽しみにしていよう」

側近「魔王様こそ私でいいんですか?」

魔王「側近、お前ではなくては駄目だ。お前が必要なのだ」

側近「魔王様・・・」

魔王「大切な友だからな。さて・・・新たな魔物を呼び出すか。また勇者が来るかもしれん」

ほむ

側近「・・・」

魔王「どうした側近?」

側近「別に・・・。今度はどのような?」

魔王「古代の魔王に習ってみようと思う。勇者が困りそうな魔物を呼び出すぞ」

側近「というと?」

魔王「かつて考案はされたがあまりの恐ろしさに呼び出されなかった魔物がいるのだ」

側近「おお!」

魔王「経験値の少ないメタルスライム。お金を持っていない踊る宝石。どうだ?」

側近「それは怖い」

ドラクエ四コマにあったなwwwそういえば







勇者「なに?もう魔王とは戦わないだって?」

スラリン「ピキー」

勇者「そうか。まぁお前が満足したならそれでいいか。じゃあお前ともここまでだな。達者でな」

スラリン「ピキキーピー」

勇者「ん?ついてくんの?まぁいいけど」

スラリン「ピキキーピキキーピー」

勇者「まぁ俺もまぁ満足だ。側近があんな姿だったとはなー。うぷぷっ魔王気絶してやんの」

勇者「リア充撲滅も終ったことだし、王様に報告でもしとくか」

スラリン「ピキキー」

勇者「分かってるって。悪いようにはしねーよ。まー人類侵略の意図はないって言っとけばいいだろ。バカだけど」

勇者「それ以前の問題があるんだけどな・・・」

スラリン「ピキー?」

勇者「そうじゃないって。実は王様って旅立ちの時しか会ってなんだよ。会うには門番とか受付とか色々話さないといけない・・・」

スラリン「ピキー」

勇者「コミュ障じゃねーっての!はぁーどうしよっかな・・・」

支援

【王城前】

勇者「・・・」

門番女「なにか?なにじろじろ見てるんですか?」

勇者(よりにもよって女かよ・・・くそっ・・・見てねーよ・・・自意識過剰女が)

勇者「ああああの・・・あの・・・ああああの・・・」

門番女「なにか用ですか?」

勇者「い・・・いれ・・・いれて・・・」

門番「許可のない者を入れるわけにはいきません。なんですかあなた?」

勇者「ゆゆ・・・・ゆゆ・・・・」

勇者(勇者だっての!入れろよ!王様ん所までつれてけ!)

勇者「お・・・おさ・・ま・・・・お・・・ま・・・ん・・・」

門番女「変態だー!!」





【牢獄】

勇者「しくしく・・・なんでこんなところに・・・」

スラリン「ピキー・・・」

勇者「こらっ、出てくるな。見つかるぞ」

勇者「しかし困ったなこれは・・・ん?誰か来た」

兵士「あ、やはり勇者様ですか。変態が捕まったと聞いてもしかしてと思ったんですが」

勇者「あ・・・う・・・」

勇者(俺ってそんな認識だったのか・・・)

兵士「王様がお待ちです。どうぞこちらへ」

この勇者は世界の半分をもらっても統治できない

魔王に頼み込んでバラモスを喋れるようにしてもらうべき

勇者「はははははい・・・」

王様「おお!勇者殿。よく来ましたな。してどのようなご用件で」

勇者「ほ・・・ほ・・・・報告」

王様「は?」

勇者「・・・」スッ

王様「これは?手紙?ん?報告書?」

勇者「・・・」コクコクッ

王様「ふむふむ・・・ほほぅ・・・なんと!」

王様「魔王は確かにおったか。しかし世界を脅かすような存在ではないと?」

勇者「・・・」コクコクッ

王様「しかもまだ魔物さえほとんどおらぬと」

勇者「・・・」コクコクッ

喋れないから手紙とか考えてるなこの勇者

でもそこまでやれるんなら最初から喋ればいいのにな

魔王の居城を急襲しただけのことはあるな

王様「ほーっほっほほ!これは面白い!大臣!これは数百年ぶりに魔物狩りが楽しめるのではないか?」

大臣「ですなぁ。狩り尽されて我々の生まれた頃には狩りが楽しめませんでしたからな」

王様「しかも一匹とはいえ魔王という大物じゃ!危険な存在なら勇者殿に退治していただこうと思ったが報告書のような者なら楽しめそうじゃわい」

大臣「そうですな。兵の1000人も連れて行けば簡単でございましょう」

王様「とどめはわしにやらせるのじゃぞ!ほっほっほ!」

勇者(え?え?何を言ってるんだ・・・王様は・・・狩り?)

コメディかと思ったら

なんという急展開

スラリン「ピキー!ピキキキー!」

王様「な・・・なんじゃ・・・魔物?」

勇者「あ、こらっ」

スラリン「ピキー!ピキー!」

勇者「スラリン・・・」

王様「ほほぅ。さすがは勇者殿。魔物を生け捕りにしてペットにしてきたんですな」

大臣「なかなかかわいらしいですな。ぷよぷよしてて・・・」スッ

スラリン「ピキー!」ガブッ

大臣「いだだだだ!噛みおった」

王様「ほーほっほっ!なかなか元気ではないか!」

スラリン「フシュー!」

王様「勇者殿。でかした。この魔物はわしが買い取ろうではないか」

ほしゅ

勇者「え?」

王様「いきがいいところも気に入った。褒美は望むものを言うがいい」

勇者「え?あ・・・そ・・・・そん・・・そんな・・・」

勇者(そんなことできるわけないだろう・・・)

王様「そんなものはいらんと申すか!わーっはっは。さすが勇者殿は太っ腹じゃのぅ」

勇者「う・・・う・・・」

王様「ほれっ魔物。暴れるな。こっちに来い」

スラリン「ピキー!ピキー!」

王様「ラリホー!ふぅ、おとなしくなったわい」

勇者(いや、これでいいか。たかが魔物だ。どうなろうと知ったことじゃない)

王様「よかったら勇者殿も魔物狩りにご一緒しませんかな」

大臣「きっと勇者殿も楽しいですよ」

勇者(じゃあな。スラリン。短い間だったが楽しかったぜ)クルッ

ラリホー効くあたり所詮バラモスだな

勇者のが外道じゃねえか

物書きとして許せないんだが何この幼稚な文章

そのコピペ飽きたわ

勇者「・・・」

王様「どうかしましたかな?」

勇者「・・・ハ」

王様「は?」

勇者「・・・メハ」

王様「なんですと?」

勇者「ザメハ!!」

スラリン「ピキー!」バッ

勇者「スラリン!体当たりだ!」

スラリン「ピキキー!」

ドガガッ

勇者は対人レベル1になった!

今まで仲間がいなかったからザメハ使う機会もなかったんだろうな…

ここでタンスの角さんがすべてを台なしに!

王様「ぐほぁ」

大臣「ゆ・・・勇者殿!なにをする!」

勇者「おっおっおっ・・・」

王様「げほっげほっ・・・なんのつもりだ勇者」

勇者(言え!言うんだ俺・・・)

勇者「おっおっ・・・お前ら!人間じゃねー!」

王様「なに!?」

勇者「あ・・・遊びで魔物を弄ぶんじゃねーよ!!」

王様「勇者殿。思いつきで者をいっておるのならやめておいたほうがよいぞ?さあ、魔物を渡すのだ」

勇者「い・・・いやだ!」

ぐほぁ 面白い!

お前ら!人間じゃねー

ほしゅ

王様「ほぅ。そうなると勇者殿はまたぼっちに逆戻りですな」

大臣「ですなー」

勇者「なっ・・・」

王様「聞きましたぞ?町の酒場で大恥晒したそうですな。わははは!」

勇者「うっ・・・」

大臣「うぷっ王様、それ黙ってるって言ったじゃないですか、ぷぷっ」

王様「何でもコミュ障とか言うんですかな?長いこと引きこもってるとなると言う」

勇者「・・・」

王様「友達いないんじゃろう?安心するがいい。そんな勇者殿でもわしらが相手をしてやるぞ」

大臣「腐っても勇者ですからな。ははははは。まぁ私らくらいしか相手にしてくれないでしょうが」

王様「そういうわけで友達のいない勇者殿?魔物を渡すがいい。そうすれば勇者殿はぼっちではないぞ?」

勇者ぇ...

勇者「・・・る」

王様「ん?」

勇者「いる・・・」

王様「いる?なにがじゃ?」

勇者「友達ならいる!スラリンだ!」

王様「ぷっ」

大臣「ぷぷっ」

兵士「ぶほっ」

一同「ぎゃははははははは!」

王様「ま・・・魔物が友達だって・・・ぎゃははははーひーひー苦しい」

大臣「王様わらいす・・・ぷぷぷっ」

スライムってオナホにしたら気持ちよさそうだよな

もんむすクエスト思い出した

>>179
そんな画像有ったな

勇者「黙れ・・・てめぇら全員ぶちころす・・・」

スラリン「ピキー!」

王様「ほっ、コミュ障は治ったのですかな?」

勇者「これから殺しちまうやつらとの会話なんぞ気にするつもりはねぇ」

王様「愚かな・・・」パチンッ

ザザザザッ・・・

王様「この人数に勝てると思いますかな?」

勇者「くっ・・・10・・・20はいるか・・・」

スラリン「ピー・・・」

勇者「とにかくやるしかないか・・・」スッ

兵士A「ぎゃっ」

兵士B「いてぇ」

兵士C「NOOOO!」

勇者「なに?あれは!」

あいつか!

何人居てもイオナズンで一発だろ

一人でギガデイン撃てるなら楽勝なのでは

全体魔法って何人くらいまで有効なんかな

小指ぶつける方がちんこ蹴られるより痛いらしいけど

王様「足の小指がああああああああああ!」

タンスの角「キシシシ!」

勇者「きりかぶ野郎!」

スラリン「ピー♪」

勇者「この隙に逃げるぞ!ぐあっいってぇ!」ガンッ

タンスの角「キシャシャシャ♪」シュンッ

勇者「なんで俺まで・・・あ、逃げんなこの野郎!」

勇者「とにかく逃げるぞ!」

スラリン「ピキー!」

>>188
お前女だろ

ちんこ蹴られたことない
女の子になら蹴られてみたい

ちんこはいたくないよな
金玉が痛いのであって

金玉ほどじゃないがチンコも痛いだろ

【魔王城(仮)】

魔王「できたぞおおおおおおお!」

側近「なにがですか?」

魔王「新しいダンジョンの設計図だ。仕掛けも満載だぞ。よし、さっそく作るか」

側近「その前に魔物が全然いませんが」

魔王「そ、そうだった。夢中になって図面書いてたな・・・経験値のないメタルスライムからだったか」

側近「それ本気だったんですか」

魔王「私はいつでも本気だ」

側近「とりあえずもっとたくさん呼び出して工事に入らないと」

魔王「まぁ1年かけてゆっくり造ろうではないか」

側近「ま、まぁ私としては魔王様としばらく二人きりでもいいですけどね・・・///」

魔王「側近・・・」

>>124
マライム

>>195
スライム成分のほうが多いのかよ

勇者「おいーっす!」

スラリン「ピキー」

魔王「お前らほんとに空気読まないな・・・」

側近「また魔王様に挑みに来たんですか?」ザッ

勇者「待て待て待て待て。そんなつもりはない」

魔王「なに?」

勇者「もうお前を倒す理由もないしな。ぷっ、お前も側近があんな姿じゃもうないだろ」

魔王「ないって何がだ」

勇者「もうリア充じゃないだろ。ははは、リア充じゃなければ仲間みたいなもんじゃないか。あっはっは」

>>196
マラの形をしたスライム状の魔王です

>>198
それは召還に失敗しただけでは……

魔王「私が側近を嫌いになったと思ってるのか?」

勇者「そうだろ?あんな姿見て気絶して」

側近「あれは魔王様が少しビックリしただけです!それにあの後ベッドで第三形態をお見せしましたし・・・///」

魔王「い、言うでない。側近・・・・・・・・・・・・・・・・・・可愛かったぞ」ボソッ

勇者「殺す!!」

スラリン「ピキキー」

勇者「はなせスラリン!許さん・・・こいつだけは・・・」

スラリン「ピキキーピキー」

勇者「そ・・・そうだった。今はそんな場合じゃなかったな。殺すのは後にする」

魔王「おい」

アンクルホーンちゃんは?

スライムに全身なめられたら気持ち良さそうだけどな

>>202
もんむすくえすとでもやってろ

>>195
ツボにはいったww
マラが違う意味でwww

>>202
皮膚からゆっくり消化されるのがお好きか

勇者「魔王、側近。早くここから逃げた方がいい」

魔王「なんだと?」

勇者「王国の軍隊がすぐにでも来るぞ」

魔王「軍隊が?なぜ私のところへ」

勇者「それが・・・魔物狩りと・・・」

側近「何ですって!!!人間は今になってもそのようなことを!」

魔王「側近?何か知っておるのか?」

側近「あ、いえ・・・その・・・」

魔王「どうした?」

側近「魔王様がお嘆きになってはいけないと黙っておりましたが・・・」

魔王「いいから言え」

キングスライムベットとか最高だろうな

>>207
朝起きたら骨だけになってたりして

側近「魔物達が滅亡した理由なのですが・・・。人間達との戦いの末というよりは娯楽で殺されたんです・・・」

魔王「なんだと!?」

側近「数の少なくなってきた魔物達は好事家の間では狩りを楽しんだり置物にしたり、またはペットにされたり・・・いえ・・・それ以上の酷いことをされる魔物も・・・」

勇者「ひでぇな、そりゃ」

魔王「ぬぬぬ・・・さぞ無念であったことだろう・・・。それを今繰り返そうというのか」

勇者「王様はそのつもりらしいな」

>>208
DQのスライムは草食だ

>>210
我々は草食動物を遊びで狩っていたというのか…

>>211
何この罪悪感

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYjpjBBQw.jpg

「オオオオオオオオオオオオオオオ」

魔王「まさか・・・」

側近「魔王様・・・すでに囲まれているようです。数は・・・1000はいるかと・・・」

魔王「ふはははは!1000か。たいした歓迎は出来んが私が相手をしてやろう」

側近「魔王様!?」

魔王「お前達は奥に隠れているがいい。私を狩る?違うな。獲物はあやつらだ」

勇者「いや、さすがに無理だろ」

魔王「私が目的ならば私が相手をするのが筋であろう」

勇者「あ、そ。じゃ、側近ちゃん。スラリン行こうか」

おもしれえな

スライム「うわあああああ勇者だああああ」
スライム「逃げろおお大おお」
スライム「子どもは逃げろ!俺たちが食い止める!」

勇者「うは!マダンテでなんダメージいくかな?wwww」

おい勇者

テリワンのスライムなら・・・

FFのスライムは肉食だよなぁ…

>>216
ごめんなさい

側近「魔王様・・・まさか一人で・・・」

勇者「スルーっすか。俺スルーっすか」

魔王「言うな、側近。さらばだ」

側近「魔王様!お待ちください!これは・・・お守り代わりです」チュッ

魔王「キ・・・キス・・・」

勇者「神様!魔王を殺せる今日の日を与えていただけたことを感謝します!」ジャキン!

魔王「うぐぅ・・・」バタッ

おい勇者

















おい

スライム「うわああああ!童貞だー!」
スライム「助けて!視姦される!」
スライム「ショタや女は逃げろ!ここは
俺達が食い止める!」

童貞「ふッ…俺は両刀だぜ?……ウッ
………ふぅ」

>>223
アッー

スラリン「・・・」

勇者「え?いや、俺何もまだやってないよ!そんな目で見るな。スラリン!」

側近「焼け付く息を直接吹き込みました。魔王様といえど一週間は動けないでしょう」

勇者「え?」

側近「あれだけの数。とても突破は出来ないでしょう。誰かが囮にでもならないと。モシャス!」ドロン

勇者「魔王の替わりにひきつけようってのか」

側近「私にはもう魔王様を失うのは耐えられません」

勇者「でも魔物の魂って不滅じゃねーの?」

側近「確かに私達の魂は人間のように天に召されることもないですし、輪廻を繰り返すこともありません」

勇者「なら・・・」

側近「だからと言って死んでも蘇られるとは限りません。特に名を忘れられてしまっては誰も呼び戻してはくれません」

側近「私・・・もう諦めていたんです。でも魔王様は召喚し、新しい名前までくださいました」

側近「そして、この名前。今こそ魔王様にお返しする時です」

勇者「そんなことより魔王をあの連中んとこに放り込んでさっさと逃げない?んで、あんなん忘れて俺と一緒に」

勇者ェ・・・

勇者がカスすぎる

勇者死ねばいいのに

勇者おまえ…

さすがにこの勇者は許されない

側近「・・・」ギギギギギッ

勇者「頭がああああああああああああ!手・・・手離してあああああ、あ、俺ここで死ぬわ」

スラリン「ピキー!」ガブッ

勇者「いでででで、スラリン噛み付くな」

勇者「じょっ冗談!冗談だよ!いやだなぁ。ははは」

側近「次に魔王様を侮辱したら許しませんよ」

勇者「わかったわかった。スラリンも悪かったよ」

勇者シリーズを見習わせるべき

スラリン「ピキキーピキーピーキピキキー」ポロポロ

勇者「な、なに泣いてんだよ」

スラリン「ピーピーピキピーピキキキー」

勇者「いや、そんなこと言われても」

スラリン「ピキーキーキーピーピー」

勇者「よく考えろ。俺は人間、お前は魔物だ」

側近「スラリンの気持ちを考えてないのはあなたも同じだったみたいですね」

勇者「うっ・・・スラリンお前の気持ちは分かった。そんなに俺を想っていたなんてな」

スラリン「///」

勇者「でもないな。うん、ないわ。お前との間に友情は感じてもそれ超えることはないな、うん」

スライム「マダンテ‼‼‼‼‼」

スライムプレイとか最高じゃないか

勇者しね

スラリン「・・・」ガブッ

勇者「いっで!だって俺人間がいいもん!せめて人型がいい!」

側近「かつて人間になったスライムがいたそうですよ」

勇者「マジで?」

側近「想いの強さ次第で奇跡も起きるかもしれませんね」

勇者「ふーん・・・」

スラリン「ピキー」

側近「ではもう時間もないようです。私は行きますね」

スライムはレベルがあがった!
スライムはスライム娘に進化した!

ホイミンぇ...

勇者「ちょっ」

側近「魔王様のことはよろしくおねがいします」

勇者「俺がそんなんやると思うか?」

側近「思います」

勇者「・・・」

勇者「っしゃーねーな!運んでやるよ」

側近「勇者、あなたは割と最低の人間ですが、ほんの少しの良心はもっていたようですね」

勇者がほんの少ししか良心持って無い世界は嫌だ

ほらよ!
…サービスだhttp://beebee2see.appspot.com/i/azuYzZjBBQw.jpg

>>243
うはwww
俺はありだなwww

>>242
ばか、ツンデレなんだよ!
あとコミュ障

>>244
なんて上級者だ・・・

>>243
可愛いじゃん

勇者「ひでぇ、これでも勇者だぞ」

側近「ふふ、そうですね。そう、あなたは正しいといっておきましょう」

勇者「正しい?」

側近「そう、正義です。そして私達魔物が悪です。これは古から変えようのないルールなんでしょうね」

側近「だからこそ、魔王様は悪としてなすべきことをやらなければならない。でもそこに悲しむ人を生み出したくなかったんでしょうね」

側近「魔王様はいつか必ず勇者に討たれる定めなんですよ。魔王様はそれを分かっておいででした」

側近「最後は自分が討たれるとしてもみんなが笑ってられるようなダンジョンを作りたかったんでしょう」

>>243
こんなのを期待してたのに
ttp://kurobine.sakura.ne.jp/mamonogirllover/zukan/page/suraimu3.jpg

勇者「だったら魔物がいなくなってたらどうなるんだ?」

側近「おそらく人間の中から魔王が選ばれるんでしょうね。それはあなただったかもしれませんよ」

側近「あなたには魔王様のやってることがバカバカしく見えたんでしょうけど、この方はそんなやさしい方なんですよ」

側近「ちょっと調子に乗っちゃうところもありますが、私はこの方のことが好きです」

側近「この方は悪の王道をすすめる方です」

勇者「悪の王道?」

側近「見せてあげますよ。悪の王道というものを」

勇者「お、おい」

側近「魔王とは正義により死すものと見つけたり!さようなら!」ダダダッ

>>249
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYrcrABQw.jpg






魔王「・・・・んむぅ・・・はっ」

勇者「おう、目ぇ醒めたか」

魔王「ここは?」

勇者「ここはどこでもねぇよ。ただの原っぱだ。名前なんてねぇ」

魔王「そ、そうだ!魔物狩りの一団は!?」

勇者「もう帰ったよ。魔王を狩ってな」

魔王「どういうことだ。側近?そうだ、側近はどこだ」

勇者「側近はお前の替わりに狩られたよ。あれだけの数を相手に良く戦ってたし、王様たちも半壊したが最後はやっぱり人数がものを言うよな」

魔王「そ、そんな・・・」

勇者「悪の王道っつーもの見せてもらったよ。ありゃすげー女だ」

魔王「おおおおおおおお、側近ーーーーーーーーーーーー!」

ちがうよメタモンが変身したみたいに顔のパーツだけがスライムなんだよ







魔王「うっ・・・・ううう・・・・側近・・・・側近・・・・」ポタポタ

勇者「んで、お前いつまで泣いてんの?」

魔王「うう・・・・」

勇者「ま、俺は伝えることは伝えたから帰るけどさ。その前に言っておく事があるかな」

魔王「うう・・・」

勇者「リア充ざまぁああああああああああ。ぷぎゃあああああ」ゲシゲシ

勇者「てめぇもついに非リア充になりやがったな。ぎゃっはははは!」グリグリ

>>253
超こわいじゃん
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYr4HBBQw.jpg

捨て魔

ただの下衆じゃねえか

きめえ

あ、そういえば転載禁止な

支援

途中からありふれた善い魔王と悪い王の話になってて飽きた
正直馴れ合ってるかこの設かが殆どだよな

勇者・・・

魔王「・・・」

勇者「なっさけねーなぁ!女一人失って泣いてるだけかよ。はーっはっはっは!」ゲシゲシ

魔王「う・・・」

勇者「さて、言うこと言ったし。じゃあな、そこで永遠に泣いてろ。側近もお前なんかじゃなく俺につけば生きてられたのになー。馬鹿な女だな」

魔王「側近を馬鹿にするな!」ドガッ

勇者「ぐっ」

魔王「側近は私が復活させる!」

勇者「はっ、側近の魂は前のお前みたいに封印されちまったぞ?」

魔王「そのようなもの私が破ってみせる!」

勇者「魂自体もお前の時どころじゃねーぜ?ちりじりに引き裂かれちまったぜ?」

魔王「全て探し出してやる!」

勇者「どんだけかかると思ってんだよ」

魔王「何千年かかろうとかまわん!」

勇者「そうかい。ほれっ!」ドンッ

魔王「ぐあっ、何を?ん?水晶?これは・・・」

勇者「お前を探知してた水晶だよ。城の占い師からかっぱらってきた」

魔王「というか、これは私の魔水晶ではないか!」

勇者「そうなのか。昔魔王城からでも取ってこられたんだろ。どうもそれで占っていたみたいだ」

魔王「確かに昔はこれで勇者の動向見てたからな。まさか私が見られてたとは」

魔王「しかし勇者、なぜ私にこれを・・・。お前は私が嫌いだったのではないのか?」

勇者「うっせ!嫌いだよ!あのまま泣いて何もしねーんなら渡さずにさっさと帰ったさ」

魔王「え?」

勇者「側近復活させるのにいるだろ!別にお前のためじゃねー」

魔王「勇者・・・ありがとう・・・」

ほむ

ちょっと良い事しようと勇者は下衆

勇者「魔王が勇者に礼を言うんじゃねー。まぁ悪の王道っての見せてみろや」

魔王「しかしよく取ってこられたな」

勇者「王様は狩りの時に重体だからな。国中がバタバタしてるからな。意外と簡単に取ってこれた。これで追われることはないだろ」

勇者「じゃ、行こうか。スラリン」

スラリン「ピキー」

魔王「勇者!いつか私がダンジョンを作ったら挑みに来いよ!」

勇者「何千年後の話だよ。先にやることがあんだろ。その時の勇者に言え。じゃあな・・・いっでぇ」ガンッ

タンスの角「キシシシシ!」

勇者「まだいたのかよ・・・しつけーな・・・。待ちがやれ!!」ダダダダッ





魔王「さて!行くか!」






タンスまだいたのか

【数千年後】

魔王「いでよ!新たなる同胞よ!」

???「ん・・・ここは・・・」

魔王「ふはははは」

???「・・・?」

魔王「私は魔王!お前にこの世界での名を与えよう!」

???「え?」

魔王「お前の名は側近だ」

側近「はい!」


おしまい

乙! 面白かった
最後VIP落ちてちょっと心配したwww

乙!
おもろかった!

乙!面白かったよ!

最後まで見ていただいた方いましたらありがとうございました

それでは!


結局ほとんど名前つけなかったな
勇者要らなかったんじゃないか?

タンスちゃん最強じゃね?

タンスルートまだー?

タンスは勇者についていったのか


おつ!

シエンタ

悲しいお話

乙!



スラリン後日談に期待

乙!

勇者は占い師とは普通に会話できてたんかな?

>>285
会話できるとは思えんなwww

久しぶりにいいSSだった

ちょっとウルッときた。
もう一度>>1乙!!!

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