まゆ「プラトニック・ラブ」モバP「小学生編」 (53)

モバP「えーと…今日はオフなのはまゆか」

モバP「アイツの事だしオフでも事務所くるだろうな…お茶でも入れとくか、ちひろさんもいなし」

コポポポポ…

モバP「冷蔵庫にお菓子とか…なめたけしかないな」

モバP「まぁいいか、お菓子はまゆが買ってきてくれると信じよう」

ガチャッ

まゆ「うふふふ…おはようございます」

モバP「お、来たかまゆ!」

まゆ「来ましたよぉ…貴方のまゆです、うふふ」

モバP「………」

まゆ「どうしましたぁ?」

モバP「なんか違う」

まゆ「はい!?」

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モバP「まゆってなんか知らんが俺になついてくれてるよな?」

まゆ「え、えぇ…まゆはPさんのものですからぁ…」

モバP「それがなんかちょっとな…」

まゆ「はぁ…」

モバP「唐突すぎてなんか違う」

まゆ「と、唐突と言われましてもぉ…」


モバP「わかるかな?俺さ、学生時代はあんまりモテなくてな」

まゆ「はいはい…」

モバP「女っ気がなかったとかじゃなしに、女友達はいたぞ?でも恋愛ってなるとなかなか…」

まゆ「それがまゆと関係あるんですかぁ…?」

モバP「その頃は『女の子に囲まれてウハウハしてぇ!酒池肉林してぇ!めちゃくちゃなモテ方してぇ!』と思ってたんだがな」

モバP「今はその夢見た状況にいるだろ?でもなんかやっぱり…ちょっとなぁ」

まゆ「は、はぁ…」

モバP「学生時代過ごしたかった青春に飢えてるというか…小学生からやり直したい…」

モバP「……」

モバP「なぁ、まゆ、お願いがあるんだが…」

まゆ「あ、用事思い出したんでまゆ帰りますねぇ!」バッ!

モバP「逃がさんぞまゆぅ!!!」バッ!

まゆ「離してくださいPさん!Pさんのお願いなら何でも聞きますけどなんだか今日は嫌な予感しかしないんですぅ!」

モバP「なんもしないから!!ちょっと衣装きて俺と遊ぶだけだから!」

まゆ「…ほんとにそれだけですかぁ?」

モバP「あぁ!まずはこのランドセルをだな」

まゆ「帰りますねぇ…」ダッ

モバP「no!!帰宅no!!!」

まゆ「やですぅ!帰りますうぅ!」

モバP「その話し方タラちゃんみたいみたいだな」

まゆ「ほんと帰りますねぇ!!」グググググググ…!

モバP「うおおお!なんという力!!これが伝説の一千万パワー!?」グググググググ…

まゆ「まゆはばっふぁろーまんじゃないですよぉ…」グググググググ…!

モバP「とりあえずまて!落ち着いて話そう!」

まゆ「…なんですかぁ?」

モバP「あのな、まゆ、俺は童心にかえってプラトニックな恋がしたいんだ」

まゆ「はぁ…」

モバP「小学校編、中学校編、高校編、大学編とそれぞれ理想のプラトニック恋愛があってな、それをまゆに再現してほしいんだよ」

まゆ「じゃあランドセルはあくまで再現で趣味とかではぁ…?」

モバP「まぁ多少ある」

まゆ「……」ジーッ

モバP「おうふ、ゴミを見る目」

まゆ「はぁ…まぁいいですよぉ」

まゆ(これで断って凛ちゃんに行かれても困りますしねぇ…)

モバP「ほんとか!じゃあとりあえずこの天使の羽根の赤いランドセルを!」スッ

まゆ「はぁ…あ、とっても軽いですねぇ、このランドセル」

モバP「ちなみに中身の教科書も再現してるぞ、わざわざランドセルと一緒に買ったんだ」

まゆ「細かいですねぇ…」

まゆ(まゆ…昔は読者モデルでロリータ系ファッションのカリスマって言われてたりした時代もあったんですけどねぇ…)

まゆ(それが今ではランドセル背負って…はぁ…)

まゆ「まぁいいですけどぉ…」

モバP「じゃあまずは小学校六年から始めるぞ!」

まゆ「はいはい…どんな内容なんですかぁ?」

モバP「俺達は一年生のころから仲良しで結婚の約束をしてるんだ」

まゆ「…あら♪」

モバP「それでお互い気持ちは変わってないけど、成長した心がその気持ちを伝えるのを邪魔させる」

モバP「そんな微妙な距離感の二人って感じだな」

まゆ「うふふふ、素敵ですねぇ♪」

まゆ(お芝居とはいえ…Pさんと好き同士になれるなんて…うふふふ、役得ですねぇ♪)

モバP「じゃあ俺もとりあえずランドセル背負うわ」グイッ

まゆ「え」

モバP「?黒の方がよかった?」

まゆ「いえあの…Pさんもランドセル背負うんですかぁ……?」

モバP「…?だめか?」ギュウギュウ

まゆ「い、いえ……」(肩紐がパッツンパッツンですよぉPさん…)

モバP「よし!じゃあ開始するぞ!」パンパン

まゆ「は、はぁ…わかりました」

モバP「……」

まゆ「………?」

モバP「…んだよ」

まゆ(あ、もう始まってるんですね…)

まゆ(えーと……Pさんが書いた台本によるとぉ……)


『六年生の夏、あしたから夏休み
いつもは放課後遅くまで遊んでいるPも今日は短縮のためはやめに帰ることにするが …
家が近いため帰り道に思い人に会う
今はそのバッタリ会った直後』


まゆ(……正直、めんどくさいですねぇ)

モバP「……」

まゆ「………」

まゆ(…しかもまさかの受けですか、Pさん)

まゆ「えっとぉ……久しぶり?だねぇ…」

モバP「……」

まゆ「明日から夏休み、だねぇ…」

まゆ「学校ないとぉ……さみしいよねぇ…?」

モバP「………」

まゆ「……Pくぅん?」


モバP「たまらぁぁぁぁぁぁん!!!」パリーン!!!

まゆ「Pさぁん!?」(窓ガラスを突き破って外へ……!?)

まゆ「というよりここ二階ですよぉ…!?」


パリーン!!!

Pサーン!!


ヒューーー…


貴音「今日はまこと、いい天気ですねぇ…」

ヒューー…

貴音「…はて?なんの音でしょう?」

モバP「ままゆマジヤンデレ天使ィィ!!!」ガスンッ!!!

貴音「面妖な!!?」

ガチャッ

モバP「ただいままゆ」

まゆ「Pさん大丈夫ですかぁ!?」

モバP「飲んでて良かった及川牛乳」

まゆ「無事ならいいですけどぉ……どうしたんですかぁ、急に?」

モバP「いやなんかもう…ため口のまゆが新鮮すぎて感極まった」

まゆ「そこですかぁ!?」

モバP「よし、続けよう、最高だこれ、ランドセル背負ってるまゆだけで三回はヌける」

まゆ「はい?」

モバP「なんでもない!」

take2

まゆ「学校ないとぉ…さみしいよねぇ」

モバP「まぁな…」

まゆ「あ、あのね…Pくん」

モバP「なに?」

まゆ「昔みたいに…また、遊べないのかなぁ…?」

モバP「俺は…まぁべつに…」

まゆ「ほんと?」

モバP「遊ぶくらいなら…まぁ」

まゆ「うふふふ、じゃあ……」


まゆ『今から家に遊びに行っていい?』


モバP「言われてぇぇぇぇぇぇ!!!!」ゴロゴロゴロゴロゴロ!!パリーン!!!

まゆ「Pさぁん!?またですかぁ!?」

ヒューーー…

響「ハムぞー!!どこにいったんだー!!」

ヒューー…

響「もうご飯たべたりしないから出てきてくれー!」

ヒュー…

響「あ、ハムぞー!!」

ハムゾウ「ヂュイ!!!」

ゴウンッ!!!

響「はむっ…」ムギュッ!!

ハムゾウ「ヂュュュュュイ!!?」

モバP「ただいままゆままゆ」

まゆ「お帰りままゆぅ…?」

モバP「いやー、破壊力すげぇわ、やべぇよ」

まゆ「は、はぁ…ありがとうございます…?」

モバP「このお互い素直になれない時に女の子からの『今から家に遊びに行っていい?』はすごいな、小学生でもドキドキするわ」

モバP「休日じゃだめなんだよなぁ…短縮授業っていうのがいいんだ、予期せぬ幸せ…はぁぁぁぁ、こんな小学生生活送りたかったなぁ…」

まゆ「まだ続きがあるんですかぁ?」

モバP「あぁ、毎回付き合うまでやるつもりだ!」

まゆ「つ、付き合う…ですかぁ…///」

モバP「今回は小学生だから軽めにな!中学からは誰に頼むか…」

まゆ「うふふふ、まゆがやりますよぉ♪」

まゆ「というかまゆ以外としたらぁ…許しません♪」ギロッ!!!

モバP「ひぃぃぃぃ!!?」

モバP「と、とりあえず続きだ!」

モバP「今度は夏休み明け間近だな」

まゆ「唐突ですねぇ…」

モバP「夏休み明け間近、俺は全く宿題をしていない」

モバP「だから必死こいて宿題をしてたら思い人…めんどくさいからまゆでいいや、まゆがきたんだ」

モバP「今回はそこからスタートするぞ!」

まゆ「実際、Pさんは夏休みの宿題ちゃんとしてたんですかぁ?」

モバP「あぁ!しっかりと先生に『やったけど忘れました!』って言ったぞ!」

まゆ「あぁ……」

モバP「まぁもうそれはいい!」シュバッ

モバP「さっそく始めようじゃないか!」シュババッ

まゆ「その動きはなんなんですかぁ…?」

モバP「くっそ…やべぇよ、おわんねーぞ…」カリカリカリ

まゆ「あ、もう始まったんですねぇ、素早いです」


モバP「カリカリカリ…」カリカリカリ

まゆ(自分でカリカリカリ言ってますねぇ…、えっとぉ…台本によると…)

まゆ「Pくぅん…あ、頑張ってるねぇ」

モバP「まゆ!?なんで俺の部屋に!?」

まゆ「お母さんにはちゃんと許可もらったよぉ…?宿題、終わってないみたいだね」

モバP「んだよ、お前には構ってやれねーぞ」

まゆ「あーぁ…今日は花火大会なのに、ざんねんだなぁ…」

モバP「んなこといわれてもな…」

まゆ(あ、今回さっきより長いですね…)

まゆ「Pくんはぁ…まゆと花火見るの嫌?」

モバP「べ、べつに、お前ととかじゃなくて普通に花火は見てーけど…」カリカリカリ

まゆ「んー…まゆも誰とでもいいから花火見たいなぁ…♪」

まゆ「今は朝の10時だから…そうだ」

まゆ「今からまゆも宿題手伝ってあげるねぇ…♪だからぁ…」


まゆ『早く終わらせて…まゆと花火みよ?』


モバP「こりゃたまらんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」バッ!!!ドゴーン!!!

まゆ「Pさんが今度は天井を突き破った…!?」

春香「天海春香です!メインヒロインですよ!メインヒロイン!」

春香「ってなにこれ!?貴音さんと響ちゃんが倒れてる!?」

春香「これは事件ですよ!事件!」

ヒューーー…

春香「あれ?なんか落ちてきて…?」

モバP「まゆゆじゃないよままゆだよぉ!!!」ガスンッ!!!

春香「わっほい!!!!」ガツンッ!!!

ガチャッ

モバP「ただいままゆは天使」

まゆ「はいはい天使ですよぉ…♪」カンカンッ

モバP「なにやってるんだ?」

まゆ「Pさんが天井に穴を開けたから応急処置ですよぉ…」カンカンッ

モバP「意外とガテン系…?」

まゆ「どうでしょうねぇ…あ、終わったので下ろしてもらえますかぁ?」

モバP「あいよ、おいでー」ガシッ

まゆ「ありがとうございますぅ…」

モバP「ほら、たかいたかーい」ヒョイッ

まゆ「えへへ…お父さんありがとぉ♪…じゃないですよぉ!下ろしてください」

モバP(こうしてみるとまゆはちっこいなぁ…ランドセルがそこまで不自然じゃない)

まゆ「…なんですかぁ?」

モバP「いやなんでもないさ」

モバP「さて次のシチュは…ずばり!」

まゆ「花火大会ですかぁ?」

モバP「……ユリゲラー?」

まゆ「それを言うならエスパーだと思いますよぉ…ユリゲラーはスプーン曲げだけですからぁ」

モバP「ユンゲラー?」

まゆ「それはポケモンですねぇ」

モバP「偽者のことを?」

まゆ「ぱちもんですかぁ…?」

モバP「内臓のこと」

まゆ「ほるもん?」

モバP「またジャイアンがいじめるんだぁー!」

まゆ「ドラえも~ん!…のらせないでください///」


モバP「なんにせよ花火大会だ、これで最後だぞ」

まゆ「あら、残念ですねぇ…」

モバP「じゃあこれに着替えてくれ、台本も渡しとくから着替えて入ってくると同時にスタートな」

まゆ「はぁい♪」

更衣室

まゆ「これは…浴衣ですねぇ…」

まゆ「台本は…『二人でいく花火大会、最初は小学生らしく出店を楽しむが花火が始まると言葉が少なくなり、花火が終わると同時に二人を邪魔していた制御心も終わりをつげる、そして彼女は友達としてではなく女として異性として、かつて交わした約束を再び交わす』ですかぁ…」

まゆ「難しいですねぇ…Pさん脚本書くの好きなんでしょうか?」

まゆ「着替えましたし…いきましょうか」


モバP「……」

まゆ「Pくん、おまたせ」

モバP「お……おう」

まゆ「浴衣…似合うかなぁ?」

モバP「…わかんね」プイッ

まゆ「そっかぁ…ざんねん」

モバP「いこうぜ、わざわざお前が着替えるの待ってたから時間ねーし」

まゆ「Pくんが宿題やってないからだよぉ?…まったく」

モバP「うっせーな!綿菓子!買ってやるからチャラにしろよな!」

まゆ「はいはぁい♪」




まゆ「Pさん、楽しいですかぁ…?」

モバP「超楽しい」

まゆ「かわってますよねぇ…」

ドーン…!
ドーン…!(ラジカセの音)

まゆ「あ、花火…始まったねぇ」

モバP「…きれいだな」

まゆ「そうだね…」

ドーン…ドーン…
ドーン……


モバP「あのさ」

まゆ「ん?」

モバP「来年も、中学なっても」

モバP「花火…見ような」

まゆ「………!」

まゆ「そうだね…」


まゆ『結婚して毎年ずっと一緒に見たいね』


モバP「パッと舞ってガッといってチュッとやってはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」ドグオッ!!!!

まゆ「遂に地面にめり込んだ…!?」

モバP「ぬおおおおおおお!!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

まゆ「Pさぁぁん!」(どんどんめり込んでいっちゃってる……どうしましょお…)


モバP「ぬおおおおおおお!!!ぬおおおおおおおん!!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

Pはどんどんと奥深くへとめり込んだ!!
あまりのめり込みようにPはマントルにまで到達する!!

しかし!!Pのたぎる心はそれしきでは燃え尽きないッッ!

Pはマントルを貫通ッッ!!!
ブラジルまで突破するッッ!!!

しかしッッ!!!
Pは止まらない!!!

そして……

生 命 は 誕 生 し た

ガサガサガサ……

モバP「うほ?」

まゆ「うほぉ……?」

モバP「うほっ!」キュンッ

モバP「うほうほうほ!!!」ガッ

まゆ「う、うほ……///」

モバP「うほほほ……///」

ーーーーーーーーー………


子供「ねーねー!おじいちゃん!それからどうしたのー?」

モバP「そうじゃのう……どうだったかの……」

子供「えー、なんだよそれー!」

モバP「はっはっはっ……人生とは冒険、お前にもきっといつしかわかるときがくるじゃろうて……」

モバP(そう……人間とは……冒険者なのじゃからなぁ……)ガクッ……

モバP「冒険者なのじゃからなぁ……」カクカク…

まゆ「Pさぁん、おきてくださぁい…」ペチペチ

モバP「……はっ!夢か!?」

まゆ「大変だったんですよぉ……偶然萩原建設の人が近くにいたから掘り出せましたけど地中40メートルまでめり込んでましたからぁ」

モバP「まさか俺にそんなポテンシャルがあるとは……」


モバP「なぁ、まゆ」

まゆ「はぁい?」

モバP「……中学編、付き合ってくれる?」

まゆ「…しょうがないですねぇ」

中学編へ続け

おまけ

ままゆの日常

朝起きる

歯を磨く、顔をあらう

髪のセット、着替え

仕事

終わる

リラックスタイム

寝る


まゆ「簡単に日常を書けと言われたので書きましたけどぉ……なんですかこれ?」

モバP「……うーん、おもしろくないな」

まゆ「日常に面白さを求められてもこまります……」

モバP「こんな感じにしてみよう!」


朝起きて庭で乾布摩擦(全裸で)まゆ「待ってください」

歯を磨く、顔をあらう、みくのファンをやめる まゆ「だから待ってください」

服を着る まゆ「まだ裸だったんですかぁ…?」

ピカチュウの物真似
まゆ「ちょっと一旦止まりましょうかPさん」


モバP「え?なに?不服?」

まゆ「不服しかありませんねぇ…」

モバP「ピカチュウの物真似しないの?」

まゆ「しないですねぇ」

モバP「ピッピカ?」

まゆ「ちゅう♪…だからのせないでくださいよぉ…」

モバP「はじめてーのー?」

まゆ「ちゅう♪…いやだからですねPさん」

モバP「ピカチュウの進化」

まゆ「ライチュウ…?」

モバP「正解!すごいなまゆ!」ナデナデ

まゆ「え、えへへへ…♪」

モバP「じゃあおつかれさま!かえっていいぞ!」

まゆ「おつかれさまでしたぁ…♪」


まゆの部屋

まゆ「………」

まゆ(はっ…!まゆ軽くあしらわれたんですかぁ…?)


終われ

また後日中学編やるのでその時またお願いします
とりあえずまゆ可愛いよまゆ

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