凛「士郎とイチャイチャしたいなー」セイバー「声に出てますよ」(283)

凛「嘘!?」

セイバー「出てます」

凛「まぁ、別に聞かれて困るものでもないけど」

セイバー「全く」

凛「セイバーも士郎とイチャイチャしたいでしょ?」

セイバー「いえ。全く」

凛「ほんとぉ?」

セイバー「はい」

凛「じゃ、私はしてこよーっと。最近、欲求不満だったしー」

セイバー「リン!!はしたないですよ!!そういうことは黙ってしなさい!!」

凛「しろー、いるー?」

ガラッ!

士郎「え?」

桜「あ、姉さん」

凛「なにやっての?」

士郎「いや、桜が肩を揉んでくれるっていうから」

桜「……」

凛「ふーん」

桜「なにか?」

凛「別に。じゃあ、またあとで来るわ」

士郎「そうか?」

桜「……」

凛「ちっ……」

凛「……」

セイバー「おかえりなさい」

凛「桜のやつ……」

セイバー「サクラがどうかしたのですか?」

凛「別に」

セイバー「……」

凛「……」イライラ

セイバー「さてと」スクッ

凛「どこにいくの?」

セイバー「見回りの時間ですので」

凛「あ、そう」

セイバー「それでは」

凛「……」

凛(もう少ししたらまた行ってみようかな)

―――十数分後

凛「しろー!!」

ガラッ

士郎「遠坂」

ライダー「……」

凛「な、なにやってんの?」

士郎「いや、ライダーがオススメの本を貸してくれるっていうから」

ライダー「はい」

凛「そうなんだ」

士郎「どうした?なにか用事か?」

凛「な、なんでもないわ」

士郎「さっきも来たじゃないか。なにかあるんだろ?」

凛「なんでもないわよ!!」

士郎「……?」

ライダー「ふふ……」

―――数分後

凛「しろー」

ガラッ

士郎「遠坂」

セイバー「どうも」

凛「……」

セイバー「シロウ、明日の献立はこれでお願いします」

士郎「でもなぁ……」

凛「おやすみ」

士郎「あ、遠坂。なんだよ、さっきから」

凛「もういいから」

士郎「そうか?」

セイバー「……」

凛「はぁ……」

凛(最近、ほんとに二人っきりの時間がないわね……)

翌朝

凛「うぅ……」

凛「ふわぁ……眠い……」

凛「士郎はもう起きてるのかし―――」

ガラッ

桜「……あ、姉さん」

凛「ちょっと……なんで朝からあんたが士郎の部屋にいるわけ?」

桜「しーっ」

凛「あ……?」

士郎「すぅ……すぅ……」

桜「先輩の寝顔……かわいい」

凛「……またあとでね」

桜「はい」

凛(朝もだめか……)

リビング

凛「……」イライラ

士郎「はい、セイバー」

セイバー「どうも」

士郎「桜、しょうゆとってくれ」

桜「どうぞ」

士郎「さんきゅ」

大河「士郎、わたしにも!!」

士郎「はいはい」

凛「士郎、私にもしょうゆを―――」

ライダー「どうぞ」

凛「え?」

ライダー「醤油です」

凛「あ、うん……ありがとう」

ライダー「いえ」

士郎「じゃあ、遠坂。先にいくから」

桜「あ、先輩。私も一緒にいきます」

凛「私も一緒に―――」

桜「え?」

凛「あ、いや……なんでもないわ」

桜「ですよね。姉さんは先輩と変な噂が立つことを恐れてますもんね」

凛「えーと……」

士郎「そうだよな。遠坂と一緒に登校なんてしたら、俺がどんな目にあうか……」

桜「姉さんは学校のマドンナみたいな存在ですものね」

凛「ま、まあね」

桜「イメージを崩さないようにがんばってください」

士郎「じゃ、また学校でな」

凛「……」

凛「いや……もういいと思うんだけど……」

俺もライダー派だけど

黒ニーソツインは凛が最強だと思うわ、ツンデレだし

凛「それじゃあ、行って来るわ」

セイバー「いってらっしゃい、リン」

凛「ねえ」

セイバー「はい」

凛「みんなして私のこと苛めてない?」

セイバー「は?」

凛「あ、ううん。なんでもない。忘れて」

セイバー「はい」

凛(私ってば何を言ってるのかしら……)

凛(これだけこの家には人がいるんだもの……中々二人っきりになれなくて当然じゃない)

凛(焦るな……焦るな……)

凛(どんなときでも優雅たれ、なんだから)

凛「よし」

セイバー「お気をつけて」

ライダーの魅力がマジで分からん

学校

凛「……」

キンコーンカーンコーン

凛「……」スタスタ

凛(昼休みなら士郎と……!)

凛「……」

蒔寺「遠坂!!」

凛「どうしたの?」

蒔寺「今日こそゆきっちとご飯食おうぜ!!」

三枝「まきちゃん……」

氷室「無理にとは言わないが」

凛「……」

三枝「……」オロオロ

凛「いいわよ。食べましょう」

三枝「え……あ、ありがとうございます!!」

蒔寺「でさぁ、そのときにライオンが蒼い服の男を食べちまったんだ」

三枝「えー」

氷室「なんだそれは」

凛「……」

凛「あ……」


士郎「……」スタスタ

慎二「衛宮ー、またロンリーランチか?」

士郎「なんだよ?」

慎二「一緒に食べてやってもいいぜ?」

士郎「悪い。桜と約束してるから」

慎二「なんだと……!!」


凛(士郎……)

三枝「あの……やっぱり迷惑でした?」

凛「え?ううん、そんなことないわよ。三枝さんと一緒にお昼を過ごせて嬉しいわ」

放課後

凛「……」スタスタ

士郎「遠坂ー」

凛「……どうかしたの、衛宮くん」

士郎「悪い。今日、急にバイトが入ってさ、できれば食事当番変わってくれないか?」

凛「いいけど」

士郎「悪い。この埋め合わせはちゃんとするから」

凛「期待しないでおくわ」

士郎「頼んだぞ」

凛「はいはい」

凛「さてと……」

凛「買い物にいかなきゃね」

>>27
余の魅力がわからんとな?
全くつまらん人間だのうお主は

衛宮邸

凛「ただいまー」

セイバー「おかえりなさい」

凛「ご飯つくるわ」

セイバー「え?」

凛「え?」

セイバー「既に桜が作ってますが」

凛「なんで!?」

セイバー「シロウが帰って来れなくなったと」

凛「……さくらぁ!!!」

セイバー「リン?」

桜「あら、姉さん?」

凛「なにやってんの?」

桜「料理ですけど?」

凛「それ……私が士郎から任されたんだけど?」

俺はライダーはメガネもそうだが、なにより髪だと思ってる
あの髪とパーフェクトなルックスであらゆる服を着こなせるとか
もう・・・あれだ・・・綺麗すぎて吐くわ

あと、Fateで一番女性って感じで妖艶+ミステリアスなところとかもいいよね

桜「そうなんですか?」

凛「そうなんですかって……」

桜「先輩が帰りは遅くなるってメールを頂きまして、それで食事を作ろうと思っただけです」

凛「あんたは料理当番じゃないでしょ」

桜「姉さんもですよね?」

凛「だから!!私が士郎に頼まれたんだってば!!」

桜「でも、もう作っちゃいましたし」

凛「……」

セイバー「リン、別に誰がつくろうともいいではないですか」

凛「よくないわよ……」

セイバー「リン?」

凛「できたら呼んで。部屋にいるから」

桜「はい」

セイバー「……?」

凛(なによ……)

凛自室

凛「これに魔力をこめて……」

凛(はぁ……士郎に料理を作ってあげたかったのに……)

凛「あ!?」

凛「―――あちゃ……失敗しちゃった」

凛「これ、高いのに……」

凛「……」

凛「あー!!!もうやめ!!やめ!!」

凛「はぁ……」

凛「なにをイラついてるのかしら……私らしくないわね……」

凛「……」

凛「少し……寝よう……」

凛「すぅ……すぅ……」

凛「ん……?」

凛「今、何時……?」

凛「10時……?」

凛「なんで誰も起こしてくれないのよ……」

凛「ご飯は残ってるんでしょうね……」

凛「……」スタスタ

凛「ごはんーごはんー」ガララッ

士郎「あ、遠坂」

凛「士郎……?」

士郎「ご飯、温めようか?」

凛「どうしたの、こんな時間にここにいるなんて」

士郎「セイバーが遠坂は寝ててご飯食べてないって言ってたから」

凛「それで?」

士郎「起きてくるのを待ってたんだ」

凛「……あ、そ」

士郎「はい」

凛「ありがと」

士郎「……」

凛「……」

凛(何、いったらいいのか……なんかいいたいことはいっぱいあった気がするんだけど……)

士郎「桜も本当に腕をあげたよな」

凛「そ、そうね」

士郎「遠坂から見てもそう思うか?」

凛「まあ……認めざるを得ないかな」

士郎「そっか」

凛「うん」

士郎「……」

凛「……」

凛(なんで桜の話なんてすんのよ……バカ士郎!!)

おっさんファイト!

士郎「そういえば、セイバーがまたいっぱい食べててさ。遠坂の分がなくなりそうだったんだって」

凛「困ったものね」

士郎「だろう?でも、セイバーの食べっぷりは見てて気持ちいいからな」

凛「……」イラッ

士郎「あ、それとさ」

凛「うん?」

士郎「ライダーがすごいいい本を貸してくれたんだ。本当に面白いんだよ」

凛「そうなんだ」

士郎「遠坂も読むか?」

凛「遠慮するわ」

士郎「そうか」

凛「……」イライラ

士郎「そうだ。明日、イリヤが来るって。なんかイリヤの口にあうものを買っておかないとな」

凛「……」ピキ

士郎「イリヤって結構、味にうるさいから下手なの買えないんだよな。選び甲斐はあるんだけど」

凛「そうね。イリヤはかわいいもんね」

士郎「そうだな」

凛(落ち着け……いつものことじゃない……)

士郎「あ、遠坂。訊こうと思ってたんだけど」

凛「なにかしら?」

士郎「カレンは元気なのか?最近、会ってないから―――」

凛「うるさいっ!!!」

士郎「え……」

凛「……ごちそうさま」

士郎「遠坂?」

凛「……最低」

士郎「なんだよ、なに怒ってんだ?」

凛「怒ってない」

士郎「いーや、怒ってる顔の遠坂だぞ」

凛「怒ってないわよ!!」

士郎「なんだよ……」

凛「もういいから。これ、片付けて」

士郎「わかった」

凛「……」

凛(バカね……私……こういう奴だって知ってるのに……)

凛(こんなことじゃ……身がもたないわ)

凛「士郎」

士郎「なんだ?」

凛「今から帰るわ」

士郎「なんでさ?」

凛「ちょっと集中したいの」

士郎「じゃあ、送っていく」

凛「いいわよ」

士郎「駄目だ。いくら遠坂でも夜道をひとりで出歩くなんて見過ごせない」

凛「……」

衛宮邸 前

凛「さむ……」

士郎「大丈夫か?」

凛「べつに」

凛(よし……)

凛「士郎?」

士郎「なんだ?」

凛「さっきは―――」

アーチャー「凛、迎えにきたぞ」

凛「……」

士郎「アーチャー!?」

凛「なんで?」

アーチャー「なんでって……家に帰ると連絡してきたではないか」

凛「……」

士郎「な、なんだ。アーチャーが一緒なら問題ないな。そ、それじゃ」

凛「ちょ……!」

アーチャー「何かあったのか?」

凛「……なんで来るのよ。頼んでないでしょ」

アーチャー「これは可笑しなことをいう。マスターの身を案じたことを褒めるべきではないかな?」

凛「……っ」

アーチャー「さ、帰ろう」

凛「一人で帰れるわよ!!」

アーチャー「まて。夜道は危険だ。凛でも油断したらどうなるかわからないぞ」

凛「……」

アーチャー「どうした?」

凛「くそ!!」

アーチャー「言葉が汚いぞ?」

凛「黙って」

アーチャー「いいだろう」

凛「はぁ……」

翌朝 遠坂邸

凛「はぁ……」フラフラ

アーチャー「徹夜か?」

凛「ちょっとね……やりたい研究が長引いちゃって……」

アーチャー「今、コーヒーでもいれよう」

凛「……ありがと」

アーチャー「ところで、凛」

凛「なに……?」

アーチャー「今日も衛宮士郎のところに行くのか?」

凛「なんで?」

アーチャー「いや……あいつのところにそうやって入り浸っていては研究も進まないのではないかと危惧しているだけだ」

凛「ふーん」

アーチャー「コーヒーだ」

凛「ありがと」ズズッ

アーチャー「凛、いい加減に諦めたらどうだ?」

凛「何の話?」

アーチャー「衛宮士郎にはぴったりの伴侶が数人いる。わざわざ凛が出張ることもあるまい」

凛「なにいってんの?」

アーチャー「君の将来を心配しているだけだ。あのような屑に肩入れしていては幸せを取りこぼすぞ?」

凛「余計なお世話よ」

アーチャー「君はあれか。駄目な男に尽くすタイプなのか?」

凛「うるさいわね……別に士郎のことなんて……」

アーチャー「特別な感情はないと?」

凛「利用価値があるから篭絡しようとしているだけよ」

アーチャー「ならば暗示でもかけてしまえばいい。凛なら造作もないだろうに」

凛「……」

アーチャー「衛宮士郎など……そうだな……桜あたりにくれてやれば―――」

凛「ふん!!」パシャ

アーチャー「あつっ!!!コーヒーを人にむけて浴びせるな!!」

凛「出かけるわ。お留守番してなさい」

凛「はぁ……」

イリヤ「あ、凛じゃない」

凛「イリヤ……」

イリヤ「なにしてるの?」

凛「……ひとり?」

イリヤ「うん」

凛「あぶないことするわね」

イリヤ「大丈夫よ。私を誘拐しようとする酔狂さんなんていないでしょうし」

凛「いたらそいつが死ぬだけだしね」

イリヤ「そーそー」

凛「士郎のところでしょ?」

イリヤ「凛も?」

凛「ええ。一緒に行きましょうか」

イリヤ「ま、いいけど」

凛「可愛げないわね……」

そうだな色々なやつにレイプされてんな

だが、あのエロシーンのあのたくし上げはそれなくして完成せんかった・・・

複雑だがあのたくし上げはとにかくエロい

衛宮邸

凛「ただいまー」

イリヤ「しろー!!」

士郎「イリヤ、ようこそ」

イリヤ「今日はいっぱいあそんでよね!」

士郎「そうだな。お菓子も一応用意したから」

イリヤ「ありがとう!」

凛「……」

士郎「遠坂?」

凛「部屋に篭るわ。用があったら呼んで」

士郎「あ、ああ」

イリヤ「しろうーはやくー」

士郎「はいはい」

凛「……」

凛「ま、どうでもいいか」

凛自室

凛「……」

トゥルルルル

凛「ん?」

トゥルルルル

凛「電話が鳴ってる……」

トゥルルルル

凛「誰も出ないのかしら……?」

凛「……」スタスタ

トゥルルルル

凛「みんなして留守なわけ?」

凛「もう……。―――もしもし?」

『もしもし?』

凛「どちら様ですか?」

『カレンです』

凛「なにか?」

カレン『凛?』

凛「そうだけど?」

カレン『では、失礼します』

凛「まてこら」

カレン『なにか?』

凛「なにかじゃない。何の用なの?」

カレン『衛宮士郎に用があっただけです』

凛「なんでよ?」

カレン『最近、会ってなかったもので』

凛「それで?」

カレン『たまにはあの薄汚い面を拝みたいな、と』

凛「残念だったわね」

カレン『そうですね』

凛「貴女……士郎のこと狙ってんの?」

カレン『はい?』

凛「なんでもないわ」

カレン『……ああ。ライバル多そうですものね』

凛「……」

カレン『それに加えて、あの優柔不断ぶり……惚れたほうは気が気でないと』

凛「何が言いたいの?」

カレン『凛はもう少し素直になってみればいいでは?』

凛「……」

カレン『あの駄犬も素直な貴女にならフォー凛ラブでしょう』

凛「はいはい」

カレン『信じてませんね?』

凛「切るわよ?」

カレン『では、また』

凛「ふん」ガチャン

凛「……素直ね」

凛自室

凛「……」

凛「これと……これを……混ぜて……」

凛「……」

ポンッ!

凛「できた……これを飲めば……素直に……」

凛「……」

凛「はっ……なにやってるのかしら……私……」

凛「自制しているところはあるけど……別にひねくれてるわけじゃないし」

凛「……」

凛「私は今でも十分に素直よ」

凛「……」

凛「……」ゴクゴク

凛「まずい……」

凛「……」

リビング

セイバー「……」モグモグ

凛「セイバー?」

セイバー「リン」

凛「いたんだ」

セイバー「いえ、今しがた帰宅したところです」

凛「そう」

セイバー「はい」

凛「ねえねえ」

セイバー「なんでしょうか?」

凛「セイバーは士郎と何回ぐらいエッチしたの?」

セイバー「は?」

凛「セイバーは士郎と何回すけべなことしたの?」

セイバー「リン?」

凛「興味あるの。教えてくれない?」

セイバー「リン、私は―――」

凛「……」ジーッ

セイバー「……」

凛「士郎って結構はげしいの?」

セイバー「あの……」

凛「なに?」

セイバー「いや……様子が変ですよ?」

凛「そうかしら?」

セイバー「はい」

凛「でもさ、士郎ってやっぱり桜ぐらいとはもう何回もしてるのかなぁって最近思うの」

セイバー「……」

凛「私にもしてくれないかしら」

セイバー「リン!!いつにも増しておかしいですよ!!!」

凛「で、セイバーは士郎としたことある?あるわよねー?」

セイバー「ありません!!」

凛「うそ?!」

セイバー「……」

凛「そうなんだー。安心した」

セイバー「何故です?」

凛「ほら……童貞と処女のほうがいいじゃない?」

セイバー「意味がわかりません」

凛「でも、桜とはきっとやってるわよねぇ」

セイバー「リン、いい加減に……」

士郎「―――ただいま」

イリヤ「ただいま」

凛「あ、士郎だぁー」

セイバー「待ちなさい!!」

凛「しろー!!おかえりー!!」

士郎「あ、ああ……なんかテンション高いな。どうかしたのか、遠坂?」

凛「ねえ、セックスしない?」

士郎「は?」

イリヤ「凛?」

凛「そろそろ私の初めてをあげてもいいかなぁーって思ってるんだけど?」

士郎「な、なにいってんだ?!」

イリヤ「凛、どうしちゃったのよ!?」

セイバー「あぁ……遅かった……」

凛「イリヤ?」

イリヤ「な、なに……?」

凛「士郎とエッチなことしたことあるの?」

イリヤ「へ!?」

士郎「おい!!」

凛「どうなの?」

イリヤ「な、ないわよ!!」

凛「ふーん。ねえ、士郎?桜とはしたことあるの?」

士郎「遠坂、本当にどうしたんだ!?」

凛「しろぉー、エッチしましょー」

士郎「はなれろ!!」

セイバー「……」

イリヤ「ちょっと……なにか盛った?」

セイバー「いえ。盛るにしてもあんな状態になる物など用意しません」

イリヤ「……」

凛「ねえ、しろぉー?童貞、ちょうだい?」

士郎「やめろって!!」

凛「どうして?私じゃいや?」

士郎「そういうことじゃなくてだな!!」

凛「いいじゃないのー」

士郎「やめてくれー!!!」

セイバー「ふっ!!」ドガァ

凛「うっ!!」

セイバー「すいません、リン。少し眠っていてください」

凛の自室

凛「すぅ……すぅ……」

士郎「はぁ……びっくりした」

セイバー「一体、何があったのでしょうか?」

イリヤ「……これね」

士郎「それは?」

イリヤ「強烈な自白剤ってとこね」

セイバー「それを飲むとどうなるのですか?」

イリヤ「本人でも気がついていない心の底の部分を引き摺りだせるわ」

セイバー「それは……つまり……」

イリヤ「さっきの凛が本性ってことね」

士郎「そんな馬鹿なことあるか」

イリヤ「ま、人間の本質なんて殆ど変わらないから、これを飲めば大概の人はさっきの凛みたいになるでしょうね」

セイバー「お、おそろしい……」

士郎「でも、なんで遠坂がそんなものを……?」

凛「ん……?」

士郎「気がついたか?」

凛「あれ……私……?」

士郎「覚えてないか?」

凛「なにしてたっけ?」

士郎「これ、飲んだのか?」

凛「え、うん」

士郎「……なんでさ?」

凛「私……なにかした?」

士郎「遠坂、答えろ」

凛「興味本位よ」

士郎「……」

凛「……」

士郎「どこか痛むとかないか?」

凛「べ、べつに……なんともないわよ」

士郎「熱は……」ピトッ

凛「ひっ!!」

士郎「なんともないか」

凛「なにするのよ!!」

士郎「もうこんなことしないでくれ」

凛「だから……私は何をしたのよ?」

士郎「……」

凛「迷惑をかけたなら謝るわ」

士郎「……」

凛「いいなさいよ」

士郎「いいんだな?」

凛「いいわよ」

士郎「遠坂は……俺と性交の有無をきいてまわってた」

凛「……せいこう?」

士郎「その……エッチをしたかどうか……セイバーとイリヤに……あとはその……遠坂って意外と処女なんだな」

リビング

セイバー「シロウ?顔が腫れ上がってますが」

士郎「だいじょうふ」

桜「また姉さんですか?」

ライダー「全く……凛は暴力的で困りますね」

イリヤ「ほんとね。あれでは淑女とは呼べないわ」

士郎「……」

凛「……なによ?」

士郎「なんでもない」

凛(はぁ……そこまで強力な薬だったなんて……もっとよく読むべきだったわ)

凛(もうだめ……羞恥心で死にそう……)

士郎「……」

凛「はぁ……」

士郎「……」

凛「こっちみないで」

夜 凛自室

凛「もうだめ……みんなの顔を直視できない……」

凛「いやぁー!!」ジタバタ

凛「……やってしまったものは仕方ないか」

凛「人の噂も75日ってね」

凛「みんなすぐに忘れるに決まってるわ!!」

凛「さーてと、お風呂にでも入ろうかしら」

凛「ふんふーん……」

凛「はぁ……」

凛「きっと士郎には変態だって思われたんでしょうね……」

凛「……」

凛「セイバーもイリヤも他言するようなことはないでしょうけど……」

凛「士郎に見られたのが……大きいわ……」

更衣所

凛「ゆっくりとお湯につかっ―――」

士郎「あ……」

凛「な……!!!」

士郎「あ、えと……俺が先に入ろうって……あの……」

凛「……」チラッ

士郎「と、遠坂も一緒にはいるか?」

凛「しねー!!!!」タタタッ

士郎「……」

凛(みちゃったじゃないの!!士郎のアレをぉぉ!!!)

凛(なんでこんな目にあうのよぉ!!!)

凛自室

凛「……」

凛「おぉ……」

凛「はっ!!」

凛「私は何を思い出して……!!!」

凛「もういやぁー!!!」

トントン

凛「だれ?」

士郎「俺だけど……」

凛「な、な、なによ!!」

士郎「えと……風呂あいたから」

凛「わかった」

士郎「遠坂?」

凛「なに?」

士郎「……なんでもない。おやすみ」

翌朝

トントン

凛「あぁ……?」

士郎「遠坂、起きてるか?」

凛「今、起きた……」

士郎「ご飯、どうする?」

凛「パンと牛乳でいいわ……」

士郎「わ、わかった」

凛「はぁ……」

凛「眠いわ……」

凛「結局、あれから中々寝付けなかったし……」

凛「しろー!!今日はゴミの日でしょー?」

士郎「そうだぞー!!」

凛「……」

凛「ゴミ箱のこれ……すてとこ」

回収班出動します

リビング

凛「ふわぁぁ……」

士郎「おはよう、遠坂」

凛「うん……」

凛(気にしないようにしないと……)

士郎「はい」

凛「ありがと」

士郎「……」

凛「……」モグモグ

士郎「……」

凛「なによ?」

士郎「な、なんでもない!」

凛「……桜とセイバーは?」

士郎「セイバーはもうすぐ来るよ。桜は朝練だって」

凛「ふぅん」

テレビ『冬といえば温泉!!今日の特集は温泉でーす!』

凛「……」

士郎「……」

凛「あれ?いかないの?」

士郎「えと……遠坂は?」

凛「もうすぐ行くけど」

士郎「じゃあ、俺もそれに合わせる」

凛「は?」

士郎「なんだよ」

凛「いや……一緒に行く気なの?」

士郎「たまにはいいだろ」

凛「いいけど」

士郎「……迷惑か?」

凛「別に……」

士郎「ならいいんだ……」

通学路

士郎「……」スタスタ

凛「……」スタスタ

凛(間が持たない……)

士郎「と、遠坂?」

凛「なに?」

士郎「今日は家に帰るのか?」

凛「そうね」

士郎「そうか」

凛「それがどうかした?」

士郎「ほら、今日は桜も来ないから俺とセイバーだけになるだろ?」

凛「そうね」

士郎「なんか寂しくて」

凛「セイバーと一緒ならいいじゃない」

士郎「……」

凛「……」スタスタ

士郎「……なぁ」スタスタ

凛「ん?」

士郎「えと……」

凛「なによ?」

士郎「ごめん。なんか話そうと思うんだけど、話題がないな」

凛「そんなことじゃ、遊園地にいったとき困るわよ?」

士郎「なんでさ?」

凛「アトラクションの待ち時間なんて1時間ぐらい当たり前なんだから、その間無言でいる気?」

士郎「む……そうだな」

凛「ずっと無言じゃ100年の恋も冷めるわよ?」

士郎「でもさ、考えてみたら遠坂と一緒にいるときは別に無言でもいいよな」

凛「なんで?」

士郎「だって、家にいるときにたくさん話せるし」

凛「いや、それとこれとはまた違うでしょ?」

士郎「そうか?」

凛「そうよ」

士郎「遠坂は遊園地とかいくのか?」

凛「んー……人ごみは好きじゃないから」

士郎「そうか」

凛「まだ温泉とかのほうがいいかもね」

士郎「はは、なんだかおばさんくさ―――」

凛「ガンド、撃つわよ?」

士郎「悪い」

凛「よろしい」

士郎「あ、そうだ。今日の昼は一緒に食べないか?」

凛「どうしたの?気持ち悪いわね、いつもそんなこと言わないのに」

士郎「たまにはいいだろ。ほら、遠坂と食べるときはきまって屋上だろ?今は寒いからその、避けたんだけど」

凛「避けなくてもいいわよ。別に寒いの気にしないから」

士郎「ならいいんだ。温かいお茶も持っていくよ」

学校 昼休み

凛「……」ソワソワ

士郎「わるい」

凛「遅い」

士郎「授業がすこし長引いたんだ」

凛「お茶は?」

士郎「はい」

凛「……」

士郎「……」

凛「寒いでしょ。もっとこっちにきなさいよ」

士郎「い、いいのか?」

凛「よくないなら言わない」

士郎「じゃあ……」

凛「……」

士郎「……」

凛「寒い」

士郎「え?」

凛「寒いの」

士郎「でも、これ以上どうしろって……」

凛「もっとくっつきなさいよ」

士郎「どうやって?」

凛「こう腕にしがみついたり……」

士郎「うわぁ!!!」

凛「……なに?」

士郎「あ、えと……」

凛「ふうん……衛宮君は私と触れ合いたくないんだ?」

士郎「ちがうぞ!!いきなり遠坂がくっつくからだ!!」

凛「とにかく寒い」

士郎「中にはいるか?」

凛「一緒にいるところを人に見られたらどうする気?まぁ、私は見せ付けてもいいぐらいなんだけど」

士郎「一成や慎二がうるさいから駄目だ」

凛「そう」

士郎「……」

凛「……さむ」

士郎「カイロでも……」

凛「あるなら早く出しなさいよ!!」

士郎「貼るタイプなんだけど、いいか?」

凛「なんでもいいわ」

士郎「じゃあ、はい」

凛「ちょっと」

士郎「え?」

凛「衛宮くんが今、使ってるやつあるでしょ?それをちょうだい」

士郎「でも……」

凛「寒いの!すぐに温かくなりたいの!!」

士郎「横暴だな……」

ワカメ「僕の出番がないようだけど?」

タイガー「私もなーい」

キャスター「ルールブレイカーで私の出番を…」

凛「はやくする」

士郎「ちょっとまってろ……」ベリベリ

凛「……」

士郎「よし。―――両頬にはってやる!!」

凛「きゃぁ!!」

士郎「あはは」

凛「いい度胸ね……!!」

士郎「顔は温かいだろ?」

凛「火傷しちゃうでしょうが!!」

士郎「もっと温まれー」グニグニ

凛「やめなひゃい!!」

士郎「おらおらー」

凛「やひぇて……いふぁいから!!」

凛「もう!!ガンド!!」バキュン

士郎「あぶない!!」

凛「自業自得」

士郎「だからってガンドはないだろ」

凛「ほら、背中に貼ってよ」

士郎「はいよ。じゃあ、服をめくるぞ?」

凛「うん」

士郎「……はい」

凛「ありがと」

士郎「……」

凛「……ねえ?」

士郎「なんだ?」

凛「どうして、今日に限って誘ったの?」

士郎「なんだよ……いやだったか?」

凛「嫌じゃないけど……不思議で……」

士郎「別にいいだろ」

凛「うん。そうね」

士郎「……」

凛「……」

キンコーンカーンコーン

士郎「そろそろ行くか」

凛「ええ」

士郎「……」

凛「今日……行くから」

士郎「え?」

凛「士郎の家、いくから」

士郎「……わかった」

凛「考えてみれば、あんたの家でもできることだしね」

士郎「うれしいよ、遠坂」

凛「ふんだ」

凛「ちょっと待って」

士郎「ん?」

凛「私…その…」

士郎「…」

凛「士郎のことが……好き」

士郎「ごめん、セイバーと付き合ってるんだ」

衛宮邸

士郎「遠坂ー」

凛「なによー?」

士郎「晩御飯はどうするー?」

凛「なんでもいいー」

士郎「それが一番困る」

凛「セイバーにききなさいよ」

士郎「今日は遠坂の希望をきくって決めてたから駄目だ」

凛「……」

士郎「……」

凛「じゃ、オムライス」

士郎「オムライスな」

凛「士郎?」

士郎「なんだ?」

凛「……いや、なんでもない。できたら呼んでね」

リビング

セイバー「ごちそうさまでした」

凛「さてと、洗いものは私がやろうかなぁ」

士郎「いいよ。遠坂は休んでてくれ」

凛「やらせなさいよ」

士郎「いいってば」

凛「いいわよ。やるわよ」

士郎「じゃあ……ふたりでやるか?」

凛「お……?」

士郎「それが最大の譲歩だ」

凛「い、いいけど……」

士郎「よし」

セイバー「……仲がいいですね、お二人とも」

凛「うるさい!!」

翌朝

桜「せんぱーい……」

ガララッ

凛「……?」

桜「ね、姉さん!?!?」

凛「しーっ」

桜「……ど、どうして?」

凛「士郎が起こしてくれって」

桜「私の役目なのに……!!!」

凛「士郎、おきて。朝よ」

士郎「ん……あ、おはよう遠坂」

凛「ほら、しゃんとしなさい」

士郎「ああ……」

凛「ふふ……」

桜「……」

リビング

士郎「遠坂、マヨネーズつかうか?」

凛「うん」

セイバー「私もつかいます」

凛「どうぞ」

大河「士郎、わたしもー!!」

士郎「はいはい」

桜「先輩、わたしに―――」

凛「はい」

桜「え?」

凛「使えば?」

桜「ど、どうも……」

ライダー「士郎、申し訳ありませんが私にも―――」

凛「はい」

ライダー「ど、どうも……」

通学路

桜「……」

士郎「じゃあ、また遅くなるけど、頼めるか?」

凛「いいわよ。仕方ないわね」

士郎「じゃあ、今日は中華か?」

凛「お望みとあれば」

士郎「遠坂の中華は本当に旨いからな」

凛「はいはい」

士郎「ほんとうだぞ?」

凛「わかってるわよ」

士郎「なんだよ、自信家だな」

凛「遠坂家だからね」

士郎「なんだそれ」

凛「ふふ」

桜(なんで……この二人の距離感が縮まってるの……?)

衛宮邸

セイバー「リンとシロウですか?」

桜「仲が急によくなったというか……」

セイバー「それは前からでは?」

桜「違うんです!!もっとなんか心が通じ合ってるみたいな……」

ライダー「そうですね。今までどこかちぐはぐだった歯車がかみ合ってしまったような感じです」

セイバー「……」

桜「あの二人に最近、なにかありました?」

セイバー「となると……あれが原因でしょうか」

桜「あれ?」

セイバー「特に口止めされているわけでもないでお話しますが」

桜「はい」

ライダー「……」

セイバー「実は先日、リンが―――」

衛宮ぁぁ!衛宮ぁぁぁ!衛宮ぁぁぁ!衛宮あぁぁわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!えぇぇぇぇみぃぃぃやぁぁぁぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんかくんかんはぁはぁっ!
衛宮 士郎たんの赤髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
いざこざが嫌だって言う衛宮かわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
僕を追い詰めても殺さなかった衛宮かわいいよぉぉあぁあああああ!かわいい!衛宮!かわいい!あっああぁああ!
僕が友達で良かったね衛宮ぁぁぁぁ…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!聖杯戦争なんて現実じゃない!!!!
あ…聖杯もサーヴァントも…よく考えたら…衛 宮 と 僕 が 結 ば れ る の は 現実 じ ゃ な い?
にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?ライダーを挟んで衛宮が僕を見てる?
拳を握り締めながら衛宮が僕を見てるぞ!衛宮が僕を見てるぞ!睨むように衛宮が僕を見てるぞ!!
衛宮が僕を怒鳴り散らしすように話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には衛宮がいる!!やったよ桜!!ひとりでできるもん!!!
あ、高跳びしてた衛宮ああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあジジイいいいい!!ライダーああぁぁん!!美綴いいいい!!!遠坂ぁぁぁぁ!!うっうぅうう!!俺の想いよ衛宮へ届け!!衛宮邸で頑張る衛宮へ届け!

お前の固有結界発動させてんじゃねえよ



凛「できたわよー」

セイバー「これは美味しそうですね」

桜「姉さん、先輩の分は?」

凛「台所にあるでしょ?」

桜「あぁ……これですね……」

凛「なに?どうかしたの?」

桜「いえ」

ライダー「……」

凛「……?」

セイバー「うむ……やはりリンの中華料理は絶品ですね」

凛「ありがと。作った甲斐があるわ」

セイバー「……」モグモグ

桜(これでよし……)

ライダー「桜……」

凛「ふんふーん」ザブザブ

セイバー「……」

ライダー「桜、本当に盛ったのですか?」

桜「姉さんの前で先輩が半狂乱になれば……きっと自然に二人の間には溝ができる」

ライダー「しかし……」

桜「大丈夫。姉さんならガンドを撃って先輩を気絶させるはずだから」

ライダー「……」

桜「薬の力に頼るなんて……ゆるせない」

ライダー「桜も頼っているではありませんか」

桜「目には目を歯には歯を」

ライダー「士郎……すいません……」

セイバー「……」

凛(士郎、早くかえってこないかしら……)

士郎「ただいまー」

凛「あ、おかえり。お風呂にする?ご飯にする?」

士郎「ご飯にするよ」

凛「じゃあ、少し待ってて」

士郎「遠坂、わざわざ起きててくれたのか?」

凛「この前は士郎が起きててくれたじゃない」

士郎「そうか?」

凛「そのお礼よ」

士郎「ありがとう」

凛「―――はい、どうぞ」

士郎「頂きます」

凛「……どう?」

士郎「うん。うまい」

凛「そう」

士郎「流石は遠坂だな」

休憩

というか>>1、3時からこれやってるとかw



あと、らいだーはぬぎますか?

>>171
士郎「俺が脱ぐ」
ワカメ「僕も脱ぐ」
一成「ならば脱ごう」
宗一郎「生徒だけに脱がすわけにはいかない」
アーチャー「脱ぐか…」
小次郎「物好きな奴もいたものだ」
ランサー「しかたねえな」
ギル「喜べ雑種、我が脱いでくれよう」
言峰「リクエストとあらば脱ぐしかあるまい」
臓硯「しょうがない奴だ…こんな老いぼれでよければ脱いでやろう」

士郎「―――美味しかった」

凛「お粗末様」

士郎「じゃあ、洗いものはするから遠坂はもう休んでいいぞ?」

凛「いいわよ。士郎こそ疲れてるでしょ?お風呂に入ってきたら?」

士郎「そう言うわけにもいかないって」

凛「いいからいいから」

士郎「遠坂……」

凛「ほら、早くお風呂に―――」

士郎「遠坂!!」ガシッ

凛「きゃぁ!!なによ!!?」

士郎「はぁ……はぁ……好きだ……」

凛「は、はぁ?」

士郎「遠坂……愛してるぞ……ここで抱いていいか?」ハァハァ

凛「し、ろう……?」

士郎「遠坂……抱くぞ?いいな?」ハァハァ

>>176

おい


ぱんつぬいだ

凛「ちょっと……まって……!!」

士郎「可愛いな……遠坂……」ハァハァ

凛「あの……」

士郎「俺……遠坂が俺とエッチなことをしたいって言ってきた日……すごく嬉しかった……」

凛「え?え?」

士郎「遠坂は俺のことをただの弟子としてみてないんじゃないかって思ってたから……」ハァハァ

凛「士郎……やだ……だめ……こんな場所で……!」

士郎「あの日から……もう遠坂のことしか考えられなくて……俺……どうにかなりそうで……」

凛「あの……さ……」

士郎「もう何回……遠坂を想って自分を慰めたことか……!!!」

凛「士郎……やめて……!」

士郎「もうだめだ……とおさかー!!!」

凛「ひっ!!」

セイバー「―――すいません、シロウ!!」ドゴォ

士郎「ごふぅ!!」

凛「セイバー……」

セイバー「一応、気にしてて正解でした」

凛「これは……」

セイバー「桜が盛ったようです」

凛「桜が……?」

セイバー「はい」

凛「どうして……?」

セイバー「それはわかりませんが」

凛「……」

セイバー「シロウは正気ではなかった。気にしないほうが……」

凛「とりあえず部屋に運ぶの手伝ってくれる?」

セイバー「わかりました」

凛「……」

士郎「……ぅぅ……」

凛「はぁ……」

俺「どぴゅっ・・・・・・    桜め・・・けしからん」

士郎「ん……?」

凛「あ、起きた?」

士郎「俺は……?」

凛「覚えてない?」

士郎「えっと……?」

凛「私を犯したくせに?」

士郎「え?!」

凛「覚えてないとか……言うんだ……」

士郎「ま、またまた……遠坂はそんな嘘ばっかりだもんな」

凛「……」

士郎「……」

凛「痛かったな……」

士郎「うそ……だよな?」

凛「……セイバーにきけば?」

士郎「―――セイバー!!!」

セイバー「なんですか?」

士郎「お、おれ……遠坂を襲ってなんてないよな?!」

セイバー「……いえ。襲ったことは事実です」

士郎「……」

セイバー「ですがシロウは正気を失っていました。気にすることは―――」

士郎「そんな……俺……なんてことを……」

セイバー「シロウ?」

士郎「……っ」

セイバー「あの……」

士郎「……好きな女の子を自分から傷つけて……正義の味方なんて……なれるわけない……」

セイバー「もしもし?」

士郎「……どうしたら……いいんだ……」

セイバー「よくわかりませんが……リンに申し訳ないと思うのなら、責任をとるべきでしょう」

士郎「責任……?」

セイバー「ええ。リンも鬼ではありません。シロウがきちんと誠意をみせればいいのでは?」

凛「あー、士郎ったらすっごい慌ててたなぁ」

凛「これだから士郎を弄るのはやめられないわね」

凛「さて、お風呂にでも―――」

士郎「と、遠坂!!」

凛「え?」

士郎「ごめん!!本当にごめん!!!」

凛「ど、どうしたの?」

士郎「俺……責任取るから……」

凛「はい?」

士郎「結婚しよう、遠坂」

凛「……」

士郎「俺……遠坂だけの正義の味方になるよ」

凛「いや……」

士郎「俺、バカだからこんなことしか言えないけど……駄目か?」

凛「えーと……あの……」

士郎「俺は遠坂のこと本当に好きだし、こんなことがなくても結婚できたらいいなって思ってた」

凛「うん……うん……」

士郎「……あの……俺のこと嫌いになったか?」

凛「いや……そんなことないけど?」

士郎「遠坂……!!」ウルウル

凛「何泣いてるのよ?」

士郎「優しいな……」グスッ

凛「あのね……」

士郎「いや……優しいってものじゃない……。遠坂が妻になるなら、きっとずっと幸せでいられそうな気がする」

凛「言ってて恥ずかしくない?」

士郎「遠坂……愛してる」

凛「ちょ……」

士郎「……」

凛「えと……」

士郎「遠坂は……俺のことどう思ってるんだ?」

凛「うーん……」

士郎「……」

凛「結婚してもいいくらいには……好き……かな……?」

士郎「遠坂……!!」

凛「あー!!もう!!私はお風呂にはいるの!!そこどいて!!」

士郎「遠坂!!」

凛「なによ?」

士郎「俺……遠坂のこと好きになれてよかった」

凛「……」

士郎「あ……遠坂を襲っておいて……こんなこというなんて……ごめん……」

凛「バカ」

士郎「え?」

凛「……」

士郎「遠坂……」

凛(なんでこんなことにぃー!!!)

浴室

凛「……」ブクブク

凛(勢いでなんかプロポーズをうけちゃったけど……)

凛(士郎には少しかわいそうなことしちゃったかな……)

凛「でも……」

凛「衛宮凛……いやいや……遠坂士郎……」

凛「……」

凛「きゃー!!!」バシャバシャ

凛「!!!」ブクブクブク

凛「ぷはぁ!!」

凛「おちつけ……いかなるときも優雅たれ……」

凛「ふー……」

凛「し、士郎には悪いけど……遠坂の血を絶やすわけにはいかないし……」

凛「遠坂士郎になってもらいましょう……」

凛「こ、こどもは……男と女、一人ずつは欲しいわね……。―――って何考えてるのよ、私!!?」バシャバシャ

廊下

凛「はぁ……すこしのぼせちゃった……」

凛「早く寝よう……」

士郎「あ、遠坂」

凛「どうかした?」

士郎「寝付けなくて」

凛「そうなんだ」

士郎「その……遠坂のことを考えてて……」

凛「あ……ぅ……」

士郎「……」

凛「へ、部屋に行ってもいいかしら?」

士郎「な、なんで?」

凛「わ、私もなんだか寝れそうになくて……」

士郎「じゃあ……うん……」

凛「あ、ありがとう……」

士郎自室

士郎「……」

凛「……」

士郎「……」

凛(何をはなせばいいのぉー!!!)

士郎「遠坂?」

凛「え?」

士郎「考えたんだけど」

凛「うん」

士郎「俺が遠坂の婿になればいいよな?」

凛「……へ?」

士郎「だ、だから……遠坂士郎になればいいだろ?」

凛「おぉ……うん……」

士郎「えと……不束者ですが……よろしくお願いします」

凛「こ、こちらこそ……よろしく……」

士郎「ふわぁ……」

凛「ふわぁ……」

士郎「寝るか?」

凛「そうね」

士郎「……あ、一緒に寝るか?」

凛「なっ……!?」

士郎「遠坂がいいなら……」

凛「……お、お邪魔します」モゾモゾ

士郎「電気消すぞ」

凛「うん」

パチン

士郎「……遠坂。もっとこっちにこいよ。隙間があいて寒いだろ」

凛「わ、わわ、わかってるわよ!!」ゴソゴソ

士郎「遠坂、それはくっつきすぎだ……!!足を絡めるな!!」

凛「な、なによ……文句が多いわね……」ゴソゴソ

士郎「……これからは凛って呼んでもいいか?」

凛「な、なんでよ」

士郎「ほら……名前で呼ぶのに慣れておかないと」

凛「じゃあ……いいけど?」

士郎「……おやすみ、凛」

凛「……うわー!!!」ドゴォ

士郎「いだっ!!わき腹を殴るな!!」

凛「ゆっくりいいなさいよ!!なんか緊張するでしょ!!」

士郎「ゆっくりって……り~ん~」

凛「違う!!」

士郎「文句多いぞ?」

凛「もういいから!!寝るわよ!!ほら、腕をかして!!」

士郎「なんでさ?」

凛「腕枕ぐらいしてくれてもいいでしょ?」

士郎「はいはい。腕も尻を敷くんだな、凛は」

翌朝

桜「せんぱーい」

ガラッ

士郎「すぅ……すぅ……」

桜「せんぱ―――」

凛「すぅ……すぅ……」

桜「え……?」

凛「ん……?ありゃ……さくら?」

桜「な、なんで……姉さんが先輩の布団に……!?」

凛「一緒に寝たからに決まってるでしょ?」

桜「寝た……?ねた……?ねたぁぁぁぁぁ!!!?!?!?」

凛「士郎、起きて。朝よ」

士郎「あ、遠坂……おはよう」

凛「うん……おはよう」

桜「うそ……どうして……昨日……何があったの……??」

言峰は俺がもらう

洗面所

桜「姉さんが何かしたに決まってる……!!!」

ライダー「桜……」

セイバー「いいえ、サクラ。リンは何もしていません」

桜「え……?」

セイバー「シロウは以前からリンを伴侶にすることを決めており、今回に一件……つまりサクラの計略が背中を押す形になったのです」

桜「……」

ライダー「セイバー……」

セイバー「サクラ……貴女は……シロウに選ばれなかった……それだけです」

桜「……」

ライダー「桜……気を確かに」

桜「私も……アレを飲めば……先輩に振り向いてもらえるかも……!!」

セイバー「サクラがあれを飲んでもなにも変わらないと思いますが」

ライダー「それは……同感です」

桜「みんな嫌い!!!どっかいって!!!」

通学路

士郎「桜、欠席するって……大丈夫かな?」

凛「平気でしょ」

士郎「ところで、今日の晩御飯はどうする?」

凛「んー……士郎が決めていいけど?」

士郎「凛が食べたいものを作りたいんだ」

凛「私は士郎が作ったものならなんでも食べるわ」

士郎「それじゃあ永久に決まらないだろ?」

凛「いいじゃない。時間はたっぷりあるし。ゆっくり決めましょう。夕飯のこと、これからのこと……全部ね」

士郎「凛……」

凛「士郎……」


―――大好き。




END

エピローグ 衛宮邸

士郎「ただいま」

桜「せんぱーい!!!私、先輩のこと大好きです!!」

士郎「……」

桜「抱いてください!!力強く!!!」

士郎「ごめん。遠坂がいるから」

桜「……じゃあ、姉さんのあとでいいですからぁ!!!」

士郎「駄目だ。桜がよくても遠坂が悲しむだろ?」

桜「……好きです」

士郎「ごめん」

桜「好きなんです。好きなんです。先輩、愛してください!!」

士郎「……」

桜「本命じゃなくていい!!ライダーもつけます!!」

士郎「桜のそういうところが嫌いだ」

桜「……」
                 桜ルート END









桜「次のSSではにがさない・・・」

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