一夏「可愛い幼なじみが欲しい」(108)

テレビ『起きなさい!何時だと思ってるんだっ』

テレビ『なんだよ南、朝からうるせーなー』

テレビ『今日は南と遊びにいく約束してたの忘れたの?』

テレビ『忘れた』

テレビ『いいから起きなさい!』


一夏「・・・幼なじみって良いよな・・・南ちゃん可愛いすぎる・・・それに比べて俺の幼なじみ二人は」



一夏「・・・・・・はぁ・・・・・・」

一夏「一人は口を開けば嫌みや文句ばっかりですぐ殴り掛かって来るし」

一夏「もう一人は武士だかなんだか知らないけど糞真面目で融通きかないしすぐ殴り掛かって来るし・・・」

一夏「・・・はぁー」

一夏「まったくもぉー、とか言って頭コツンくらいならいいけどガチで怪我する強さで殴り掛かって来るもんな・・・」

一夏「・・・考えれば考えるほど虚しくなってきた・・・」

ガチャッ

鈴「おーい一夏。今暇?」

一夏「・・・」

鈴「聞こえてる?今暇?」

一夏「・・・暇じゃない」

鈴「どう見ても暇そうじゃない。ちょっと来てくれる?」

一夏「暇じゃないって」

鈴「いいから来なさいよ!それともあたしには付き合えないってわけ!?」

一夏「・・・」

鈴「ほらとっとと立つ」グイッ

一夏「・・・触んな」

鈴「はっ?なんか言った?」

一夏「触んなって言ったんだよ」

鈴「・・・なによそれ。喧嘩売ってんの?」

一夏「忙しいって何回も言ってんだろクソアマ」

鈴「ほぉ・・・そういうこと言うんだ」ジャキッ

一夏「・・・」ジャキッ

鈴「な、なにしてんのよ」

一夏「自己防衛だ」

鈴「はぁ!?もともとあんたが人のことクソアマとか言うからでしょ!?」

一夏「人が忙しいって言ってんのに聞こうともしないで自分の都合押し付ける奴はクソアマ以外のなんでもないだろ」

鈴「っ!」

一夏「今まで黙ってたけど一々暴力振るって来ないで下さい。何様なんだよ」

一夏「お前俺が誰かと遊んだりすると不機嫌になったり、挙げ句のはてISで攻撃してきたり頭いかれてんじゃないのか。南ちゃんを見習えよボケ」

鈴「・・・」

一夏「なんとか言ってみろ」

鈴「・・・帰る」

一夏「二度と来るなよ」

鈴「・・・っ!」ダダッ



一夏「よし。これで悪の幼なじみが一人消えた。問題はどうすれば可愛い幼なじみが出来るかだよな」

一夏「うーん・・・順当なところだと誰かに幼なじみになってもらうか・・・」

一夏「幼なじみになるってのもちょっと違う気がするけど致し方ない」

一夏「誰がいいかな」


廊下

一夏「ふーんふん」スタスタ

ラウラ「一夏。機嫌が良さそうだがどうした?」

一夏「ちょっと可愛い幼なじみを探しててさ」

ラウラ「なに?」

ラウラ「可愛い幼なじみ・・・あの二人のことか」

一夏「いや。あの二人は可愛い幼なじみじゃなくてただの幼なじみ」

ラウラ「ではあの二人以外に幼なじみがいるのか?」

一夏「いや、いないから探してる」

ラウラ「・・・?幼なじみは探して見つかるものなのか?」

一夏「わからないけど、最初から見つからないって決めてたらなにも見つからないぜ?」キリッ

ラウラ「そうだな。流石はわたしの嫁だ。良いことを言う」

一夏「じゃあまたな」

一夏「ふんふーんふふんふーん」スタスタ

山田「あ、こんばんは織斑くん」

一夏「こんばんは先生」

一夏「・・・・・・」ジィッ

山田「な、なんですか?」

一夏(・・・でかい乳、ほんわかした雰囲気、優しい性格、どじっ子、柔らかそうな乳・・・ベネ!)

一夏「先生、いやまやねーちゃん」

山田「まやねー?」

一夏「俺の幼なじみになってください!」スッ

山田「・・・なに言ってるんですか?」


一夏「頭のおかしい子を見る目で見られた・・・年上の乳でかい幼なじみになって欲しかっただけなのに・・・」

一夏(しかしこんなところで諦めるようなやわな育ち方はしてないんだぜ)


一夏「ウィーケン(ウィーケン)ウィーケン(ウィーケン)ウィーケン、ふふんふふんふふん」スタスタ

千冬「ん?」

一夏「あっ、お姉ちゃんだ!」

千冬「誰がお姉ちゃんだ!」ガンッ

一夏「いてっ・・・・?千冬ねえって俺のお姉ちゃんじゃなかったのか・・・?本当の姉弟じゃ・・・ない・・・?」

千冬「違うそういうことではなく学園内では」

一夏「そんな・・・そげなああああああああああああああ!!!」ダダダダッ

千冬「い、一夏!!」



一夏「千冬ねえをからかうのは面白いぜ。必死に取り繕ってさ。ぷーくすくす」

一夏「さて・・・」

一夏「どーこにー いけばいーいー あなーたーとはなれてー」スタスタ

一夏「いーまはーすぎさ」

箒「一夏。どこにいくんだ?」

一夏「・・・」

一夏「ちょっと可愛い幼なじみを探しに」

箒「か、可愛い!?そんな・・・わたしは・・・」モジモジ

一夏「・・・ペッ」スタスタ



一夏「タイムアフタターイゆーふーんふんふんふふん 流れるーとーきーのーなかっでー」スタスタ

シャル「ノリノリでなに歌ってるの?一夏」

一夏「やあ、シャルじゃないか」

一夏「・・・うーん」ジロジロ

シャル「な、なに?」

一夏「・・・」ジィー

シャル「どうしたの?そんなに見つめられたら恥ずかしいよ」モジモジ

一夏「ちょっと後ろ向いて」

シャル「えぇっ?」

一夏「早く」

シャル「もぅ・・・」クルッ

一夏「・・・」ジィー

シャル「・・・」ドキドキ



一夏「・・・オッケーもういいよ」

一夏(乳はそこそこだけど中々器量はよさげだな。でも外人ってのが・・・乳あんまりでかくないしな・・・)

シャル「一夏?」

一夏「よし。じゃあキープ!」

シャル「キープ?」

一夏「合格の場合のみ通達があるのでお待ち下さい。ではまた」スタスタ

シャル「あっ・・・」



シャル「・・・・・・キープ?」

一夏「サイレーンジェーラシィー ドンチューミーアローン」スタスタ

千冬「・・・」

一夏「あ、またおねいちゃんだ」

千冬「わたしはお前のお姉ちゃんだが織斑先生と呼べ」

一夏「・・・」

千冬「・・・」




一夏「ドゥリーミーズオーバー こえーにならなーい」スタスタ

セシリア「こんばんは一夏さん」

一夏「おぉ!セッシー!」

セシリア「はい・・・セッシー?」

一夏「なんかセッシーのが親しみを感じるし、可愛いかなと思って・・・ごめんなセシリアちゃんとセシリアって呼ぶよ」シュン…

セシリア「セッシーで構いませんわ!むしろありがたいですわ!その、可愛いだなんて・・・」

一夏「じゃあセッシー。ちょっと部屋まで来てくれるかな」

セシリア「一夏さんのですか?」

一夏「うん。ほら早く」グイッ

セシリア「そんな強引な・・・」ニマニマ

一夏の部屋


一夏「じゃあ、俺はベッドに寝てるから、セッシーは朝起こしに来た幼なじみやって」モソモソ

セシリア「はい?」

一夏「遅刻ぎりぎりの時間ってことで。よーい、アクション!」

セシリア「ちょっと一夏さん?なにを言って」

一夏「んがー・・・ふがふが」

セシリア「・・・」

一夏「・・・ぐぅー・・・」

セシリア「ど、どうしたら」

一夏「・・・カァッツ!」ムクッ

セシリア「なんなんですの?わたくしはどうしたら」

一夏「・・・」

一夏「セッシーは俺を起こしに来た幼なじみ。遅刻ぎりぎり。アーユーウォッキィ?」

セシリア「お、オーケー」

一夏「じゃあ、アクションっ!」

一夏「んがー・・・」

セシリア「あ、あの一夏さん。朝ですの」

一夏「ふがー・・・」

セシリア「一夏さんったら!遅刻してしまいますわ」

一夏「・・・」

セシリア「お、起きて下さいませ!」

一夏「・・・カット」ムクッ

セシリア「・・・い、いけませんでしたか?」

一夏「もっとさ・・・揺すってみたりとか布団引っ張ったりとかあるだろ?遊びでやってんじゃないんだぜ?」

セシリア「も、申し訳ありません・・・」

一夏「じゃあもう一回。ラストだから」モソモソ

セシリア「頑張りますわ!」

一夏「アクション!」

一夏「・・・むがー・・・」

セシリア「一夏さん、朝ですわ」

一夏「・・・んごー・・・」

セシリア「一夏さんったら!起きて下さい!」ユサユサ

一夏「うぁー・・・あと50分・・・」

セシリア「1限目が始まってしまいますわ!もうっ」ユサユサ

一夏「うぐぅ・・・」

セシリア「こうなったら、お布団を引っ張ってでも」グッ

一夏「ふぬっ!」グイッ

セシリア「きゃっ!」ズルッ

パインッ

一夏「おうふ」

一夏「ふむふむ」パインパイン

セシリア「あっ、申し訳ありません!」ムクッ

セシリア「お怪我はありませんでしたか?」

一夏「いえ。むしろ元気になりました」

セシリア「?と、とにかくお怪我がなさそうで幸いですわ」

一夏「素晴らしい。セシパイは素晴らしいものだ」

セシリア「セシパイ?」

一夏「こっちの話」

一夏(朝一のラッキースケベで心地好い目覚め・・・大きめの乳・・・外人だけど幼なじみというギャップ・・・乳・・・)

セシリア「・・・」

一夏「よし!合格!」

セシリア「合格ですの?」

一夏「うん。是非ともセッシーに頼みたいことがあるねん」

セシリア「なんでしょうか?」

一夏「俺の幼なじみになって下さい」

セシリア「幼なじみ?」

一夏「幼なじみ」

セシリア「お、幼なじみは小さい頃からの知り合いをさす言葉ではないんですの?」

一夏「そうだけども。まあいいじゃん」

セシリア「あまりよくない気が・・・」

一夏「嫌なのか・・・そりゃそうだよな・・・毎朝起こして貰ったり休みの日は二人で出かけたりとか面倒だm」

セシリア「ふつつか者ですがよろしくお願い致しますわ!」





シャル「最近一夏はセシリアとばっかり一緒にいるね」

一夏「幼なじみだから、いや可愛い幼なじみだからな」

セシリア「まあっ一夏さんったら」デレデレ

シャル「・・・どういうこと?」

箒「説明しろ一夏!」

一夏「俺の幼なじみは可愛くない。俺は可愛い幼なじみが欲しかった。セシリアは可愛い幼なじみになった。以上です」

箒「・・・」

シャル「キープってそういうことだったんだ・・・ひどいよ」

箒「い、一夏ぁー!幼なじみならわたしがいるだろう!?」ジャキンッ

一夏「すぐ刀振り回す幼なじみを可愛いと思えるほど俺は人生を達観しちゃいない」

箒「うっ」

一夏「巫女さんはおしとやかって相場は決まってんのに。全国の巫女さんに謝れボケ」

箒「・・・ぐすっ」

一夏「あ、でもサクラさんはおしとやかって感じじゃないか。でも包容力があるもんな」

シャル「ぼ、僕はなにが足りなかったの?」

一夏「乳」

シャル「乳って・・・」

箒「ち、乳ならわたしのが」

一夏「乳がいくらでかくたって生理的に無理なもんは無理」

箒「・・・ぐすっ」

一夏「というわけでこれからはセッシーが幼なじみとして頑張ってくれることになりました」

セシリア「頑張ります!」

ドーン!

束「わたし!参上!」

一夏「た、束さん!?」

束「乳ならわたしのが大きいし、年上だし、本当の幼なじみだぞー」プルルンッ

一夏「・・・ちち・・・」

セシリア「一夏さん!?」

束「毎朝おっぱいで起こしてあげるよー」プルンプルン

一夏「おっぱいで起こす・・・?どうやって!?」

束「それはやってみてのお楽しみ」

一夏「・・・」フラフラ

セシリア「一夏さん!まさかわたくしを捨てるおつもりですの!?」

一夏「だって乳が・・・年上・・・」フラフラ

シャル「ぼ、僕だっておっぱいなら結構あるんだから!」ヌギッ プルンッ

一夏「なまちち!」

おばあさん「そうだ。幼馴染、いいことを教えてあげよう。困ったときのおまじない。」

幼馴染「おまじない?」

おばあさん「そぉ。古い古い、秘密の言葉。」

おばあさん『チンポ・ムケチンポ・ワロス。ズルムケッス・デモ・ドウテイ』

幼馴染「チンポ……ア?」

おばあさん『我を見捨てるな、誰か付き合ってくれ』という意味なの。」

おばあさん『チンポ・ムケチンポ・ワロス。ズルムケッス・デモ・ドウテイ』

一夏「な、なまちちや・・・」フラフラ

セシリア「シャルロットさん!?あなた恥ずかしくありませんの!」

シャル「は、恥ずかしいに決まってるよ!でもここで行かせたら一夏が戻って来られなくなる気がするんだもん!」

一夏「おっぱい・・・」フラフラ

シャル「おいで一夏!」プルンッ

束「むー、ちっさいくせに生意気な。いっくーん。わたしのところにくれば毎日いつでもおっぱい好きにしていーよー」

一夏「なにっ!?」キリッ

セシリア「わ、わたくしのだって好きにして構いませんわ!」

束「こっちはGカップだぞー」

一夏「えーびーしーでーいーえふじー・・・じー!?」

電池切れる

こうして一夏は束の元に行くかと思われたが


山田「あ、あなたたち学園でなにをしているんですか!」

一夏「もっとでかい!」

山田教諭の力で学園に留まり無事に卒業しました。

終わり

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