アルミン「僕の幼馴染を悪く言わないでくれ」(91)



ミカサ「今日・・・エレンに告白してフラれた・・」


アルミン「そっか・・・・残念だったね・・」


ミカサ「やっぱ家族としか思えねえって言われてさ・・・」


アルミン「そうだね・・・エレンのミカサへの態度はすべて家族としてだったしね・・」


ミカサ「これから会うのが気まずい・・」


アルミン「エレンはそういうの気にしないと思
「ぷぷっー!ミカサフラれちゃったんだー!」



ミカサ「・・・・だれ・・」


アルミン「・・え・・・クリスタ?」


クリスタ「キャハッ♪腹筋の割れてる女が男と付き合えるわけないじゃーん!」


ミカサ「腹筋は・・・関係ないと・・思う・・・・」


アルミン「そうだよ!」


クリスタ「そう?私みたいに腹筋割れてないくびれボディのがモテると思うんだとなー♪」


アルミン「君は何を言って・・・」



クリスタ「どう?アルミンは腹筋女とくびれ女と、どっちが好きなのー?」ニヤッ


アルミン「そんな・・・」チラッ


ミカサ「アルミン・・」


アルミン「僕は・・・ミカサを選ぶよ!(幼馴染みを裏切るわけにはいかない)」


クリスタ「うっわ!アルミンきもい・・・・腹筋選ぶとか♪あっはははは」


アルミン「くっ・・・」



ミカサ「クリスタ!さすがにそれは言い過ぎ!」


クリスタ「かばっちゃってかわいそー♪いっそ、もう二人が付き合っちゃえばー?」


アルミン「・・・・ッ・・」ウツムキ


ミカサ「うぅっ・・・ぐず・・」


クリスタ「ぷぷっ!こんなことで泣いちゃうなんて、今世紀最大の逸材の代名詞が泣いちゃうわー♪」


アルミン「ク、クリスタ!もうその辺にして
クリスタ「あーもう!私は楽しくてやってるんだから!何?アルミンも虐めて欲しいの?」


アルミン「・・・・・」



ミカサ「私がフラれたことと、クリスタは関係・・ない!」


クリスタ「えー?いいじゃんか!女の子は恋ばなが好きなんだよ♪」


ミカサ「だからって
クリスタ「ねえ?どうして告白したの?脈アリだと思ってたわけ?あははは」


ミカサ「そんなの分からない・・・だから告白して確かめようとした・・」


クリスタ「告白なんてするより、されたほうがいいに決まってるじゃん!それなら、フル時も簡単だし♪」



クリスタ「あっごめん!ミカサは告白なんてされたことないか♪私と違ってねー」


アルミン「クリスタやめなよ!!」


クリスタ「やーん!怒っちゃって怖いなぁ~」


アルミン「それ以上、僕の幼馴染みをバカにするようなことを言えば僕は本気で怒るよ!」


クリスタ「冗談だって♪というか、女の子にマジギレする男とかホントないわ。あれ?アルミンは本当に男なのかな?ぷぷっ♪」


アルミン「・・・・くそ・・」



ミカサ「アルミンをバカにしないで」


クリスタ「ふぅ・・。やっぱ二人で付き合っちゃえば?二人で相手をかばい合うとか心繋がってるじゃん?」


アルミン「あのさ!僕はミカサが好きだけど、付き合うとかそういう好きじゃなくてね」


クリスタ「ありゃりゃ・・ミカサフラれちゃったかー!幼馴染みどっちともにフラちゃってホントかわいそー」


ミカサ「二人は大事な親友・・・」



クリスタ「ぷぷっー!開き直っちゃった感じかな?」


クリスタ「というか、エレンと付き合うと気が引けるわー!顔がちょっと良いだけで、性格は駆逐命だし、頭は悪いし
ミカサ「エレンを悪く言うなぁ!」


クリスタ「いいねいいね・・・その目・・」


ミカサ「エレンは不器用なだけで」


クリスタ「はっ?都合よく不器用とか綺麗にまとめてるんじゃないよ!」


ミカサ「エレンの何も知ら無いくせに」



クリスタ「ははは、知りたくないね♪知ったら私までおかしくなっちゃうわー」


「あんたがそんな性格だったなんて知らなかったよ」


アルミン「ア、アニ・・・」


クリスタ「やっば。聞かれちゃった?」


アニ「がっかりだよ」


クリスタ「まぁいっか!誰からも話しかけられない浮いてるアニだもん。このこと話す相手もいないしね」


アニ「別に誰かに話す気なんか毛頭ないよ」

一旦終了
クリスタファンのかた、さーせん



アニ「クリスタ・・・あんたは悪口でしか会話できないのかい?」


クリスタ「ううん?別に話せるよ?ほら、ライナーとかさ、こうやって高い声で媚びるだけでなんでもしてくれるんだ!」


アニ「あんた・・・最悪だね」


クリスタ「なんでなのかなー?私はただ高い声出してるだけだよ?そうやってるだけで、どんどん私の格は上がる・・・騙される方が悪いんだからね」ニコッ


アルミン「僕らは騙されていたのか・・・」


ミカサ「・・・・最低・・」



アニ「まあね・・・」


クリスタ「ん?」





アニ「騙す方も悪いけど、騙される方がバカなだけかもね」


アルミン「え!?」


クリスタ「あれれれ?アニはこっち側かにゃ?」


アニ「別にあんたの味方する訳じゃないよ。というか、本当のあんたを見れてない騙される奴らが馬鹿なんだから・・・仲間なのに」


アルミン「・・・あ、あはは・・」



クリスタ「ふーん。別に騙された奴らなんてどうでもいいけどさー」


アニ「まぁいいよ・・・私が怒ってるのは騙す騙されるの話じゃないから・・」


クリスタ「へぇーエレンのことかにゃ♪」


アニ「ご名答だよ・・」


クリスタ「あはっ♪もしかしてアニも駆逐命の変人のことが好きなのかなかな~?」


アニ「あぁ・・・そうだね」


ミカサ「・・・・アニ・・」


クリスタ「うっひゃー!これは驚き♪そうだよねー、アニの唯一の会話相手はエレンだけだもんね!孤独ちゃんだねー」



アニ「あんたはエレンのことを知らない」


クリスタ「あれ?またその話かな・・?私はエレンに興味ないっつの!」


アニ「エレンはバカだよ・・」


クリスタ「知ってるよ!アニもやっぱ私と同じ
アニ「同じじゃない!エレンは・・エレンは・・・・」



クリスタ「は?同じじゃないって」



アニ「本当に優しいやつだよ・・・」


クリスタ「・・・」


アニ「あんたの言った通り私は孤独だったさ!でも孤独じゃなくしてくれた!エレンが私に一人の寂しさを無くさせてくれた・・・」


クリスタ「はいはい、ぼっちの過去話なんて、きもいからやめてほしいなー♪」


アニ「私はね・・エレンに救われたんだよ!その温かな心で包み込んでくれた。いつも笑顔で話しかけてくれる。私を助けてくれる」


クリスタ「うっわ・・・くさい言葉並べないでよ」


アニ「どうやら・・・あんたには伝わらなかったようね」



クリスタ「ごめんねー!私はそういうの通じないタイプなんだよね♪気持ち悪い演説お疲れ様でした」


ミカサ「アニは本当のことを言ってる!ので、気持ち悪いとか言わないで」


アルミン「君は本当にねじ曲がってるね」


クリスタ「あははは♪本当かどうかなんて、どうでもいいの~。興味ないし。というか、ここの人達はどんだけ仲間ラブなの?笑っちゃう」


アニ「あんたねぇ・・・」



クリスタ「あはっ♪心にズキっと来た?いいよいいよ!その目が私の心を快感に導くんだから!!」


アニ「・・ッチ・・・」


クリスタ「あれ?アニちゃん帰っちゃイテッ!



「ばーか。調子乗りすぎだ」頭ペシッ




ミカサ「ッ!?」


アルミン「エレン!!」



クリスタ「いったいなー!女の子叩くとか本当におかしい!どうかしてる!!」


エレン「はぁ・・・どうかしてるのはお前だ」


クリスタ「はっ?何言ってんの!」


エレン「ちょっとお前ら、クリスタ借りてくぞ」腕ガシッ


アルミン「・・え」


ミカサ「エレン・・・」


クリスタ「何言ってんの!?離してよ!セクハラセクハラセクハラぁ!!」


エレン「はいはい、セクハラで結構だ・・」グイグイ



クリスタ「ちょっと!!離してよ!」ズリズリ


アニ「エレン・・・まかせたよ」


エレン「俺じゃ解決できないかもしれないが、悪く思うなよ?」


アニ「あんたの出来る限りをすればいいよ」


エレン「はは、軽くプレッシャーだぜ・・」






クリスタ「変態!ロリコン!バカ!離してよ!!」ズリズリ


エレン「ほい・・離したぞ」


クリスタ「キャッ!」トテッ


エレン「はぁ・・・」


クリスタ「あのさ!なんで邪魔したの!?エレンの話だけどさ、エレンに邪魔する必要あったの!?」


エレン「そうだなー・・俺は仲間が悲しんでいたから、邪魔したの・・・かな?」



クリスタ「はっ?また仲間?意味わかんない!!」


エレン「お前には仲間がいないのか?」


クリスタ「どうせ皆、赤の他人だもん。しんじられないしー!」


エレン「だろうな」


クリスタ「なんなの?仲間の大切さでも語るのですか?説教タイム発動ですかー?」


エレン「そうだな。発動かな・・・?」


クリスタ「は・・・?ま、真似しないでよ!」



エレン「俺はな、仲間が傷付いてる姿を見たくないんだよ」


クリスタ「そんなの綺麗事だよ」


エレン「そうさ。綺麗事かもしれねえ・・・でもな助けれる奴は助けたいんだよ」


クリスタ「だからさ・・・私にはそんな感動話語られたって通じないの!」


エレン「俺は助けたかった人が助けれなかったんだよ・・・なら俺は今、助けれるものはなんでも助ける」


クリスタ「ねえ!いい加減にしてよ!!」


エレン「それがなんであろうと構わねえさ。それが救えるもんなら」



クリスタ「ねえ!」


エレン「お前には守りたいものは無いのか?」


クリスタ「・・・・」


エレン「俺はそれが敵だろうとなんだろうと守る・・助ける」




エレン「例え、それが『クリスタ』でもだ」



クリスタ「・・・・・・は・・」



クリスタ「ふん!バカじゃないの?きもいこと語ってさー!寒いんだよ」


エレン「ははは、無理か」ニコッ


クリスタ「こんなんで心動かされるのなんて妄想の世界の人間だけだよ!」


エレン「やっぱな・・・あはは」


クリスタ「何笑ってんのさ・・・」

今日は寝ますので。それではまた今度に




『ねえ、知ってるかな?クリスタの噂』


『あー知ってる知ってる。なんか怖いよねー』


『本当なのかな・・?』


『それ本当らしいよ。実際に言い争ってるのを見た人もいるらしいし、付き合ってフラれた人数は数知れず・・』


『なんかがっかりだなー・・』


『だねー・・・』



ミカサ「なんかだいぶ噂が広がってる・・」



アルミン「自業自得だよ・・・」


ミカサ「そう・・・悪いのはクリスタなんだし・・・どうして私達を目の敵のようにボロカスに、あんな言ってきたんだろ・・・」


アルミン「もういいよ・・クリスタとは関わらないほうがいい・・・」


ミカサ「アルミンはそんなので虫がおさまるの?」


アルミン「・・・その気持ちを解消したいという気はない。だってクリスタも仲間だから・・」



ミカサ「・・・アルミンの言うことは正しいよ。・・でも、私は何より二人の幼馴染がバカにされたことが許せない・・・・」


アルミン「その気持ちは分かるでも
ミカサ「分かってない!なんでそんな落ち着いてられるの!?私のことなんてどうでもいいの・・・でも、私達の好きなエレンは本人のいないとこで、あんな言われて・・」


アルミン「分かってる!・・・僕も悔しい・・」


ミカサ「なら、どうしてさ!どうしてそんな」


アルミン「それをしてしまったら、クリスタと同じことをしていることになるから」


ミカサ「・・・・」





クリスタ「キャッ♪ライナーはかっこいいなぁ」


ライナー「そ、そうか!あははは」


ミーナ「ね、クリスタ?」


クリスタ「何かな?ミーナ」


ミーナ「ちょっと小耳に挟んでさ・・・」


クリスタ「ん?教えて♪」



ミーナ「クリスタが皆を騙してるって噂・・あっ!私は嘘だって信じてるからね?多分、誰かが妬んで流した嘘の噂よね」


クリスタ「え・・・・」


ミーナ「そうだよね?クリスタ」


クリスタ「そ、そうだよ!みんな酷いなー!」


ミーナ「よ、良かった」


ライナー「そんな噂を流してる奴らは許せんな」


クリスタ「あはっ!ライナー頼もしいなー!かっこいい!」


ライナー「なら、俺と付き合」
クリスタ「ッチ・・・・あっ!あそこかな?噂を流してるのは?ひそひそ固まってさ」


ミーナ「え・・(舌打ち?)」



ライナー「そうか?ちょっと行ってくる。それに教官のとこいく用事もあるし」


クリスタ「おー、頑張ってねー!」


ミーナ「・・・。私もちょっと行ってくるね・・」





アルミン「やあ、どうしたんだい?」


ミーナ「知ってる・・・?クリスタのこと」


アルミン「知ってるっていうか、その場に立ち合ってたからさ・・・」


ミーナ「そうなんだ!じゃあ本当なんだね・・・」



アルミン「本当さ」


ミーナ「私もクリスタからそんな風に思われてるのかな・・・?」


アルミン「わかんないな」


ミーナ「なんだか・・・こわいよ・・」


アルミン「そりゃみんなだってそうだよ!それまでが真実だと思ってたことが実は虚実だったなんてね・・・」



~数分後~


「どうせ、お前がやったんだろ!」

「やってないよ!」



アルミン「ん?」

ミーナ「騒がしいね・・・」



「ずっとお前のことは怪しいと思ってたんだよ!猫かぶりが!」

「ひどいなー!そんな風に私を見てたの?」


アルミン「行ってみよ!」

ミーナ「うん!」





クリスタ「私がやったって証拠はないでしょ!」


ジャン「は?お前以外に誰がするんだよ!ミカサの私物を荒らすなんてよ」


クリスタ「なんで私に決めつけてんのさ!」


ジャン「だってなー・・・みんな?」


マルコ「ね。クリスタ?謝れば済むかもしれないからさ、謝ろうよ」


トーマス「クリスタがやったってもう皆で話し合ってわかってんだよ?」


クリスタ「私はやってないって、言ってるでしょ!」



ジャン「みんな知ってるんだぜ?お前が猫かぶってたくさんの奴らを騙していたことくらい」


クリスタ「はぁ?それで私が犯人だって決め付けるの!?意味わかんないし!」


ジャン「おぉ!みんな!こいつ騙していたこと認めたぜ!」



今回のことは本当に知らない
といっても、その時間のアリバイみたいなものもない

私は口ではいろいろ言うものの実際に物の被害を出したことはない

私が一直線に疑われてる

それが今の事実。


駒のライナーは教官のとこ行っちゃったし
空気的に逃げたら私が犯人決定だし

どうしようか。詰んでるかも・・


クリスタ「なら、証拠出しなさいよ!証拠!」


ジャン「証拠だぁ?ねえよ!」


クリスタ「まず私を疑うなら証拠を出してか
ジャン「ピーピーうるさいんだよ!証拠?いるかよ!悪者は悪者なんだよ!」


クリスタ「私はやってなんかな
ジャン「うるさいって言ってるだろ!くそがっ!」


バチンッッッ!!!!!!!!


クリスタ「キャァ!」バタッ


アルミン「ッ!?」

ミーナ「ひっ・・・」

『いいぞいいぞ!ジャン!』

『そうだ!!悪者をもっとやってやれ!』


クリスタ(くそ・・・力じゃ私はどうにも出来ない・・・・無力・・)ポロポロ


ジャン「なぁ知ってるよな?前にミカサ泣いてたこと・・・・どうしてだろうな?」


クリスタ「・・・・っ!?」

一旦終了、今夜中には終わらせる
あと、アルミンスレじゃなくてさーせん
話は書きながら変えてってたので



ジャン「今のお前と同じだよ!ボロカスに言われて泣いてたんだよ!!」


アルミン「ジャン・・見てたのか・・・・だからこんなに怒って・・」


ジャン「あいつの気持ちを知るぶんには、これくらいの痛み耐えれるよな・・・?」


クリスタ「・・・・や、やめ
ジャン「くそがぁ!!」ゴゴ



「やめろよ。ジャン!」パシッ



ジャン「はぁ!?止めんなよ!つか、誰だよ!!」



クリスタ「エ、エレン・・・・ぐず・・」


エレン「それじゃあ、お前はこの前のクリスタと同じだぞ?」


ジャン「くっ・・・で、でもな!こいつがやったことには変わりないんだよ!!」


エレン「あぁ悪い。俺が犯人だ」


ジャン「んなわけねえだろ!女子寮だろ?」


エレン「あー、俺が侵入して荒らしたんだよ」



ジャン「お前なぁ・・・そんなこと出来るわけねえだろ!そもそもお前の幼馴染だぞ」


エレン「だからなんだよ?むしゃくしゃしてやった。それだけだ」


ジャン「でもな、お前はその時間外で走っ
エレン「だーもう!俺が犯人なんだよ!いいから黙れよ!」


ジャン「・・・くっ・・」


エレン「クリスタを借りてくぞー」


アルミン「え・・・エレン」


エレン「アルミンはこの場を収めといてくれ。俺はクリスタと話があるもんでな・・」


クリスタ「うっ・・・うぐっ・・」ポロポロ


アルミン「う、うん。分かったよ!」





エレン「また問題を起こしたな・・」


クリスタ「・・・エレンには関係ないもん・・」


エレン「はぁ・・・ほら、ハンカチだ。目真っ赤だぞ?」


クリスタ「うるさい!ほっといてよ・・・」


エレン「お?やっと前みたいに威勢が出たな」


クリスタ「なんなのさ!なんで私にそんな構うの!?」


エレン「分かんないのか?」



クリスタ「偽善者ぶってるの?悪者の私を助ければ皆からの格が上がるとか思ってるんでしょ!」


エレン「本気でそう思ってんのか?」


クリスタ「そうに決まってるでしょ!私だったら、そうするし・・・」


エレン「だからお前には仲間と思えるやつがいないんだな」


クリスタ「そんなの当たり前じゃん!何が悲しくて人を信じなきゃならないの!?」



エレン「・・・・そうか」




なあ?レイス家って貴族知ってるか?




クリスタ「はっ!?・・・し、知らないよ・・」


エレン「内地にあるその貴族には一人娘がいたそうなんだ」


クリスタ「・・・・・」


エレン「でも・・家の問題でその一人娘は家を出なきゃいけなくなっちゃったらしいんだ」


クリスタ「エレンやめて!!」



エレン「捨てられたその一人娘は兵士になろうと頑張ってるらしいんだ・・でも」


クリスタ「やめてよ・・・」


エレン「ユミルに聞いた通りだな。で・・・何があったんだ?」


クリスタ「エレンには関係ない!だから話す気なんてない!!あっち行け!ぐず・・」


エレン「俺はお前の仲間になってやる!」


クリスタ「やだね!そんな意地悪なエレンは嫌いだ!」



エレン「俺は全てのお前を受け止めてやるよ。今のクリスタだって俺は仲間だと思える」


クリスタ「・・・・。ひとり言」



クリスタ「ひとり言よ?」





クリスタ「私の周りには優しい人がたくさんいたんだよ。毎日、色々話してくれて、毎日色んな世話もしてくれて・・・勉強やら馬術も教えてもらったりしてたんだ」


クリスタ「でも私はいらない子だったの。まるで周りが白馬で一人だけただの茶色の馬のような・・・そこにいるだけで邪魔扱い」


エレン「・・・・・」



クリスタ「優しい人達だと思ってたんだ・・・・私が家で要らない人間と分かった瞬間に皆は私のことを軽蔑するような目で見だしたんだ」


エレン「・・・そうか」


クリスタ「優しいなんて嘘だよ・・・私とは仕方なく仕事として付き合ってたに過ぎない。私は簡単に見捨てられた・・・・だから誰も信じない。裏切られるくらいなら、私が裏切る。そうすれば私は傷ついたりなんかしないもん!」


エレン「俺じゃダメか?俺じゃ仲間になれないのか?」


クリスタ「私は誰も信じないって今言ったばかりじゃん!バカなの?」



エレン「バカで結構だろ。それなら、心も読めやすいし・・・お前だって信じやすいだろ?」


クリスタ「じゃあ違う・・・。あのさ、すぐ前言撤回するけどさ。エレンはバカじゃないでしょ?私はエレンの気持ちが読めないよ」


エレン「そうか?俺は分かりやすいってよく言われるんだけどな・・・」


クリスタ「アルミンとかミーナとかさ・・・こう言えば怒る。こう言えば喜ぶ・・・そういうのが簡単に分かる。なのに、エレンは全然違う!全てを・・・・優しく捉える・・」ポロポロ


エレン「それじゃダメなのか・・?」



クリスタ「ヤなの!怖いよ・・・裏切られるのが・・」グズッ


エレン「そう思うのなら俺をいつ裏切ったって構わねえさ。俺はそんだけの人間だったってことだからさ」


クリスタ「・・・聞くけどさ・・どうしてそんな優しいの?」


エレン「ちげえよ・・・前にも言ったけどさ、俺は助けたいだけさ」


クリスタ「別に助けたってなんの得もないし・・・」


エレン「だからさ・・・お前のそういうとこが曲がってるんだって」


クリスタ「なんでさ!気にしちゃ悪いの?」



エレン「悪くはねえけどさ・・・そんなの気にして手に入る『得』なんて、嬉しいか?」


クリスタ「それが一番いいこと・・・人間の生き方だよ」


エレン「それじゃお前の家にいた奴らと同じだぞ?」


クリスタ「ッ!!」


エレン「自販機か?お金を渡して、優しくしてもらうなんて・・・・そんな考えだから裏切られるんだよ。実際どうだ?お前はお金が貰えるから優しくしてた。お金がもらえなくなったら優しくしないようにするか?」


クリスタ「・・・」


エレン「変えようぜ。それが一番だ。助ければ、いつか相手からも助けてもらえる。それが助け合いだ」



クリスタ「そんな上手くいくもんじゃないよ!」


エレン「だから・・・俺を信じろって!現に俺はお前を助けた。俺のことはいつ助けたっていい。あっ!助けなくてもいいぞ?別にそれでクリスタが変われるなら、それが代償だ」


クリスタ「ばかだね・・・」


エレン「そうか?等価交換なんて言葉は欲に溺れた言葉だしな」


クリスタ「違うよ。私がバカだってこと・・・絶対に言葉なんかで心が動かされることなんてないと思ってた」


エレン「・・・ふーん・・」



クリスタ「なんだろ・・・悩みをブチ撒けたからかな。スッキリしてるし・・・エレンを信じようとも思えてる」


エレン「よかった・・・」


クリスタ「そういえばエレンは犯人じゃないでしょ?」


エレン「そうだが。まっ・・犯人が現れないのなら、俺が犯人でいいさ。疑い合うなんて嫌だしな」


クリスタ「自己犠牲ね・・・」


エレン「いいさ。問題ない」



クリスタ「ね。エレンは犯人分かってるの?」


エレン「分かってる・・・・かもな」ニコッ


クリスタ「なにそれ!?私・・・犯人と話したい・・。多分、私を恨んでやったことだと思うし・・・」


エレン「多分な。でも・・多分、その必要はないぞ?」



エレン「なっ!」


(扉の裏)ガタッ


クリスタ「え・・・」



エレン「よし、まぁこれで解決だな」ニコッ


クリスタ「解決なのかな・・・、うん!解決か!」


エレン「そうだよ!・・」


クリスタ「ちょ、調子に乗らないでよ!?まだ完璧に信じようとは思えてないから!」


エレン「そうなのか!?」


クリスタ「そうだよ!」


エレン「なら俺の秘密を聞いてくれるか?」


クリスタ「何言ってんの?」



エレン「特大の恥ずかしい秘密事項だ」


クリスタ「なんでエレンの秘密なんか聞いてなんの意味が・・・」




クリスタ「って、まさかその恥ずい秘密を知ってれば弱みを握ってる的な意味で信頼できるとか思ってるの?」


エレン「そのつもりだが!問題あるか?」


クリスタ「バ、バカじゃないの!?」


エレン「いいさ!それでクリスタが信頼してくれるのなら安いもんだ!別に安くはないけどさ・・・」


クリスタ「・・・」



エレン「じゃあ言うからな!俺は・・・」




格闘訓練中にアニの胸を好意的に触ったことがある



クリスタ「・・・・・・・は・・・はぁ・・?」


エレン「・・・・どうだ////」


クリスタ「・・・・あはは・・」


エレン「・・・・///」


クリスタ「・・・・・・・」



クリスタ「ばか・・・へんたい・・」


エレン「・・・ん?」



クリスタ「あはははっはは!!エレンでもそんなことするんだぁ!変態だね、変態!!女には興味ないって噂は何だったんだろうね!ははは!」


エレン「・・・・//」


クリスタ「あはは・・久しぶりにこんな笑ったね・・・」


エレン「これじゃダメか・・・//?」


クリスタ「・・・ね、エレン?ちょっとこっち来て?」



エレン「ん、なんだ・・?」スタスタ


クリスタ「ふぅー」シンコキュウ



クリスタ「いくよ!」

エレン「は?いくよって、何がっんん!!!うわぁっ///そんなとこ触るな!なんだ!?なんだよ//」


クリスタ「私の秘密が出来たよ!」ムニムニ


エレン「は・・//?というか、もう離せ!」


クリスタ「あはは、私は好意的にエレンの股間を触ったって秘密が出来たよ♪」



エレン「お、お前なぁ・・・触るにしても触り方ってもんがな!」


クリスタ「エレンが誰かに話したら、私はもっと皆から嫌われるかもね♪迫害されるかも・・・」


エレン「ったくー・・・」


クリスタ「信じてよ?でなきゃ・・・・裏切るから」


エレン「うわっ・・いきなり脅しかよ」



クリスタ「・・私、変われるかな?」

エレン「お前はもう変わってるぞ」


クリスタ「じゃ・・・皆に謝りにいかなきゃ!」


エレン「おう!がんばれ!みんなとも仲間になれるといいな」


クリスタ「なれるよう努力するよ!」





エレン「・・・もう気がすんだか?」



エレン「もう反省もしてるし、あの性格のことも知れただろう?」



エレン「そりゃ俺だってアルミンやお前のことを怪我されたら怒る。けどな・・・八つ当たりはよせ。話せば解決はできるんだからな」



エレン「まだ許せないなら、俺はお前を許さないからな」



ミカサ「大丈夫・・・私はもう分かったから」


エレン「お前もクリスタに謝っとけよ・・」


ミカサ「うん・・・彼女は変わったんだよね・・」


エレン「あと・・一発くらいクリスタから殴られとけよ?痛み分けだ」

おわりー

くそだったのならさーせん
これが素人の書くものだからさー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月27日 (日) 20:43:14   ID: nx9cNa2h

はやく!はやく!

2 :  SS好きの774さん   2014年08月16日 (土) 23:35:51   ID: VdrwV-Qy

クソじゃないよ!良かったです

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