上条「女の子?」垣根「ブチ殺すぞ」 (48)



目が覚めたら、そこは白い部屋だった。

そこには沢山の医者がいて、女が一人いて、俺を見て笑った


また目が覚めたら、そこは暗い研究室だった

そこには何人もの研究者がいて、俺を見て薄っすらと笑った


また目が覚めたら、今度は真っ暗な部屋だった

そこには誰もいなかった、でも誰かの笑い声が聞こえた



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382772482



みんな笑っている。

だから、俺は気付かなかった

みんな笑っている。

だけど、俺は気付き始めた

みんな笑っている。

しかし、俺は気付いたんだ


みんな、笑っているのは俺がいるからじゃない。

俺を見て笑ってるんじゃないんだ



笑っているのは、俺のおかげじゃない

あいつらが笑っているのは俺の持っている能力を見て笑っているんだ

俺は必要ない。

あくまで、必要なのは俺の能力。

俺というデバイスではなく、能力というシステムが欲しいだけだ。

それを見て、みんなは笑っているだけ

俺は、そのシステムを運用する為だけに存在するデバイスにしかすぎないんだ。



そして、俺はまた目覚める

今度はどんな場所で、どんな顔を見るのだろうか


どうせ、どうせまた、俺ではなく、俺の能力を見て作られた偽物の笑顔何だろうけど



垣根「うぅ……ここは?」


目が覚めたのは安っちいボロいマンションの一室だった


上条「え……」

垣根「おい、そこのお前。ここは何処だ?」

上条「……えーと…ここ…は、俺の部屋なんだけど」


どうやらこの部屋はこの冴えない男の部屋らしい

なんだこいつ、貧乏にも程があるだろ



今頃ですが注意


・このスレの冷蔵庫は女の子です。

・時系列はぐっちゃぐっちゃです

・キャラ崩壊が激しいです

そして書き溜めが切れたので一回終わり

酉だけ置いときます

お久しぶりです
ぼちぼち続きを書いて来ます


垣根「……俺になんかしたか?」

上条「い、いやいやいや! 上条さんはそんな事しませんよ!!」

上条「でも、怪我が無くて良かった……本当に」

垣根「あ? 泣いてんのかお前」

上条「いや…な、泣いてなんか……」

垣根「……」


変わってる奴だな、そう思った

俺の事見て泣くなんてよっぽど熱心な研究者なのかななんて考えた

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