春虎「なんでみんないないんだ？」

夏目「だから、春虎は僕しか見えなくなっちゃったんだって」

春虎「んなはずないだろ、おい、冬児、天馬、京子！」

夏目「……うるさいなぁ」

春虎「大友先生！コン！どこ行っちまったんだよ！？」

夏目「うるさい、『北斗！』」

ゴォオッ！

春虎「な、おい、夏目！おまえ今何したんだ！？」

夏目「ん？ちょっとうるさいのを排除しただけだよ？」

春虎「何を……おまえは何を言ってるんだ！？」

夏目「つまり……、もう冬児君も天馬君も京子さんも大友先生もコンも」

夏目「いなくなったんだよ？」

夏目「いや、元からいなかったんだ、春虎には」

夏目「いらなかったんだ」

春虎「う、うわあああああああああああああああああ」ﾀﾞｯｼｭ

夏目「あ、待ってよ！」

春虎「なんで、なんでどこにも人がいないんだ！」

春虎「廊下にも、教室にも、街にも」

春虎「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ！？！？！？！！？？？！？？」

夏目「バカ虎は分からず屋だなぁ」

夏目「春虎君には私がいればいんです」

そこから先はどうなったのかおぼえていない、ただ朝夏目がいて昼夏目がいて夜夏目がいる生活をしている
みんなのことは何もわからない、そもそもみんなとはなんだったのかすらわからない
だって俺には夏目がいれば、夏目がいればそれでいいのだから

完

よし寝ます