あかり「京子ちゃんのスケジュールが幸せで埋まりますように」(338)

~娯楽部部室~

京子「…こんにちわ、あかり、ちなつちゃん」

あかり「京子ちゃん、こんにちわぁ」ニコ

ちなつ「おはようございます、京子先輩」

あかり「…京子ちゃん、結衣ちゃんの調子はどうかな?」

京子「…ゆいは、まだ起きられない」

あかり「そっかぁ…」

ちなつ「早く起きれるようになるといいですね…」

あかり「うん…」

あかり「ちなつちゃんの方は?」

ちなつ「…備蓄庫の方は、もんだいは無いよ」

ちなつ「…あかりちゃんの方は、りんご園、じゅんちょう?」

あかり「えへへ、あかりはまだ公園を耕してる状態だよぉ」ニコ

ちなつ「…このあと手伝いに行ってあげる」

あかり「わあ、ありがとう、ちなつちゃん」ニコ

京子「……あかり」

あかり「ん?どうしたの、京子ちゃん」

京子「私、もう、かえっていい?」

あかり「京子ちゃん…」

京子「りんごとかより、私はゆいと一緒にいてあげたい」

あかり「……ん、判ったよ、じゃあ、そうスケジュール組んでおくね」ニコ

        ィ- 、        ィ-..、
       /::::::::::\   /:::::::::::ヽ
       ヾ::::::>-┴┴―<:::::/

       <::/            \::>
      /             ヽ
     /      /{  ∧      ! 
     /    ヽ/{_ /  . /_ ノ    i
    .{/|   / ∨  ∨    ヽ   |
      |乂∨ ┃     ┃  ∨  !  きたー
     |  .{            |   i
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄, ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


タイトルオサレ

≪スケジュールデータ送信≫


≪歳納京子スケジュール≫

船見結衣の看護

部屋の掃除


≪吉川ちなつスケジュール≫

赤座あかりの補佐

果樹園作成


≪赤座あかりスケジュール≫

ロボットの統括

果樹園作成


関連SS

結衣「100年前から好きでした」

>>7
先にそれを言え
全力で支援する

ロボットか…

支援

京子「あかり」

あかり「ん?」

京子「ほほ、引きつってる…どうさ不良?」

あかり「あはは、京子ちゃん、これは笑ってるだけだよ」ニコ

京子「わらう…」

あかり「京子ちゃんは、まだ笑った事ない?」

京子「……うん」

あかり「そっか…」

100年前から は良かった

期待

京子「じゃあ、あかり、ちなつちゃん、いってきます」

ちなつ「…いってらっしゃいです、京子先輩」

あかり「頑張ってね、京子ちゃん」ニコ

京子「…うん」


ちなつ「……」

あかり「じゃ、ちなつちゃん、私達は公園に行こう?」

ちなつ「…うん」

~公園~

ちなつ「…よし、京子先輩の分も、がんばろう」

あかり「うん、けど、ちなつちゃん無理しちゃ駄目だよ?」

あかり「あかり達、故障したらもう修理するの難しいから…」

ちなつ「…それでも、がんばるよ」

あかり「ちなつちゃんは、本当に頑張り屋さんだね」クスクス

ちなつ「…結衣先輩のためだもん」

あかり「結衣ちゃん、早く起きれるようになるといいよね…」

あかり「そうすれば、毎日がもっと楽しくなると思う…」

ちなつ「…私も、早く結衣先輩とおしゃべりしたいな」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「…カプセルの中で寝てる結衣先輩ね、本当に、きれいなんだもん」

ちなつ「…私、初めてみたとき、すごくびっくりした」

ちなつ「守ってあげたいっておもった」

ちなつ「…だから、私、もっとがんばる」

ちなつ「…結衣先輩が起きた時に、色々困らないように」

あかり「うん、そうだね、ちなつちゃん、あかりも、がんばる!」

100年前からってやつ産業

関連があのSSなら支援する

>>16
目覚めたら
京子しか
いなかった

あかり「ふぅ…半分くらい耕せたぁ、ちなつちゃんのお陰だよぉ」ニコ

ちなつ「あかりちゃんが上手く指示してくれたおかげだけどね」

あかり「えへへ、ありがとうね、ちなつちゃん」

ちなつ「…今日は、これくらいにしておく?」

あかり「うん、今日は帰ろうか…部室へ」

ちなつ「うん」

まさかの100年
支援

~夜~

~娯楽部部室~

ちなつ「京子先輩、かえってないね…」

あかり「今日は結衣ちゃんの家に泊まるのかな?」

あかり「ちょっと通信して確認するね」

あかり「……んーっ」

ちなつ「……」

あかり「…京子ちゃんに届けーっ……」ピピピ

ちなつ「あかりちゃん」

あかり「え、あ、な、なに?」

ちなつ「変な声でてる」

あかり「あ、ごめん///」

あかりとちなつ編か
これは期待

「100年前~」の前日譚になるんだな

ロボットのやつか

あかり「あかりの発信機、京子ちゃんみたいに性能良くないから、どうしても声が出ちゃうなぁ」

ちなつ「へんなの」

あかり「え、えへへ///」

あかり「あ、繋がった…やっぱり京子ちゃん、結衣ちゃんの家に泊まるって」

ちなつ「…そう」

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「ちょっと、羨ましいな…」

ちなつ「京子先輩、何時も結衣先輩と一緒だもん」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「……ごめんね、へんなこと、言ったよね」

ちなつ「私達には、それぞれ役割があるのに」

ちなつ「こんな事言っちゃ、だめだよね」

あかり「そんなこと、ないよ、ちなつちゃん…誰かと一緒にいたいって気持ちは、凄く大切なことだと思う」

ちなつ「あかりちゃん…」

あかり「そうだ、明日、ちょっと京子ちゃんにお願いしてみよう?」

あかり「何日かだけ、スケジュールを交換してほしいって!」

ちなつ「…京子先輩、交換してくれるかな…」

あかり「大丈夫だよぉ、京子ちゃん、優しいもん!」ニコ

ちなつ「…ん、じゃあ、がんばって、お願いするね」

ちなつ「ありがとう、あかりちゃん」

うおおおお
ありがたい

あかり「じゃ、今日はそろそろ休もっか?」

ちなつ「うん…」

あかり「じゃあ、電源落とすね」

ちなつ「おやすみ、あかりちゃん」

あかり「うん、おやすみ、ちなつちゃん」モフッ

ちなつ「……」カクン

ちなつ「……」プシュッ

あかり「……ごめんね、ちなつちゃん」

あかり「あかり…本当は…」

あかり「……」

あかり「あかりも、もう寝ようっと…」

あかり「…おやすみ、ちなつちゃん、京子ちゃん…」ピッ

あかり「……」カクン

あかり「……」プシュッ

支援

んっ

~娯楽部部室~

京子「スケジュールの、交換…」

あかり「うん、何日かだけ、ちなつちゃんと交換してあげて欲しいの…だめかなぁ?」

ちなつ「京子先輩、お願いします…私も、結衣先輩のお世話、してみたいです」ペコ

京子「……けど、私は」

京子「りんごより、ゆいのほうが大切」

ちなつ「…りんごも、大切だと思いますよ」

ちなつ「結衣先輩が目を覚ましたとき、保存食ばかりだと、可愛そうです」

ちなつ「りんごがあると、結衣先輩、きっと笑ってくれると思います」

京子「わらう…」

あかり「笑うっていうのはね、幸せと同じ意味なんだよ、京子ちゃん」

京子「しあわせ」

あかり「うん」

京子「……私、ゆいに、幸せになってほしい」

あかり「そうだね…あかりもだよ、京子ちゃん」

ちなつ「私も、です…」

京子「……わかった、ちなつちゃん」

京子「ゆいが、幸せになるなら、私、りんご園も手伝う」

京子「私が手伝ってるあいだ、ゆいの事、おねがいね」

ちなつ「はい…!がんばります!」

あかり「やったぁ♪」ピョンッ

あかり「良かったね、ちなつちゃん!」

ちなつ「うん、ありがとう、あかりちゃん」

あかり「じゃあ、新しいスケジュール、送るね?」

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古川ちなつ

もう泣きそう

~公園~

あかり「きょうっこちゃんと、さぎょう~♪」

京子「……あかり、発声れんしゅう?」

あかり「えへへ、これは、お歌だよ、京子ちゃん」

京子「うた…」

あかり「うん、えっと、歌を聴いたり、唄ったりすると、幸せな気持ちになるの!」

京子「……歌」

あかり「京子ちゃんも、歌う?」

京子「……うたうと、ゆいは、幸せになれる?」

あかり「うん、きっと結衣ちゃんも、お歌好きだよ?」

京子「じゃあ、うたう…」

京子「君が代と、ぼんおどり、どちらがいいかな…」

あかり「あははは、京子ちゃん、後でもっと楽しい曲を教えてあげるね」クスクス

やはりカワイイな、京子ロボ

あかり「じゃあ、京子ちゃん、こっちの瓦礫を向こうまで運ぼ?」

京子「……瓦礫をはこぶと、りんごができる?」

あかり「うーん、今はまだ準備段階…かなぁ?」

あかり「けど、一緒に、がんばったら、きっと美味しいりんごが出来るよ」ニコ

京子「……うん」

あかりぃぃ

京子「……」ガラガラ

あかり「よいしょっと…」ガラガラ

京子「……」ガラガラ

あかり「こらしょっと…」ガラガラ

京子「あかり」

あかり「なぁに?京子ちゃん」ガラガラ

京子「変な声でてる」

あかり「え、あ、うん///」

京子「あかりは、どうして笑ったり変な声出したり、するの?」ガラガラ

あかり「んー…結衣ちゃんを一人にしないため…かなぁ?」ガラガラ

京子「ゆいを?」

あかり「結衣ちゃんが起きたとき、やっぱり1人で寂しいと思うんだ」

京子「……さびしくないように、私たちがいる」

あかり「うん…そうだね…」ガラガラ

あかり「けど…多分、結衣ちゃんが望むのは、ただ動くだけのあかり達じゃなくて」

あかり「一緒に笑って、一緒に驚いて、一緒に居て楽しい…そんなあかり達だと思うの」

京子「……うたったり?」

あかり「うん、お歌もそうだね」

京子「わらえば、ゆいがよろこぶ……」

あかり「うん、きっとそうだよ」

京子「私は、わらえない」

あかり「大丈夫、京子ちゃんも、ちゃんと笑えるはずだよ」ニコ

京子「……むり」

あかり「もう、京子ちゃん、諦めちゃだめだよぉ」プンプン

京子「……あかり、頭からけむりでてる」

あかりロボもカワイイな

あかり「え、あ、うう///」

京子「顔、あかくなった」

あかり「京子ちゃん、あんまり指摘しないで、恥ずかしいよぉ///」

京子「…頭がけむりが出ると、ゆいがよろこぶ?」、

あかり「うう、それはちょっと保証出来ないかなぁ…」

支援

京子「あかり」

あかり「よいしょっと、どうしたの、京子ちゃん」ガラガラ

京子「ぬけなくなった」

あかり「んん!?京子ちゃんが瓦礫に埋まってる!?」

あかり「あ、あわわ、早く助けないと…!」


ガラガラガラ


おい 関連スレ読んできたぞ
ちょっとウルっときたじゃねえか・・・

ロボットと果樹園でピンときた。

あかり「ふぅ…大丈夫?京子ちゃん、何処も怪我してない?痛いところ無い?」

京子「うん、だいじょうぶ」

あかり「よかったぁ…京子ちゃんが怪我したら、あかり、凄く悲しいよぉ…」

京子「かなしい」

あかり「うん、えっと…幸せの、反対かな」

京子「あかりは、私が怪我しなかったら、しあわせ?」

あかり「う、うん、そうだね、幸せだよ///」

京子「……わかった、じゃあ、あかりのために、怪我しないようにする」

あかり「…ありがと、京子ちゃん」ニコ

あかり「あ」

京子「なに、あかり」

あかり「京子ちゃん、顔、ちょっと汚れちゃってるね…」フキフキ

あかり「女の子なんだから気をつけないとね……はい、綺麗になったよ」ニコ

京子「……ありがとう、あかり」

あかり「……えへへ、どういたしまして」ニコ

ロボ京子ちゃんが安定の可愛さ

あかり「京子ちゃんのお陰で、瓦礫も片付いたし、これでやっと林檎の種を植えられるかな?」

京子「…明日には、りんごが出来る?」

あかり「あはは、明日には、ちょっと無理だよぉ…」

京子「……なんい度が高い」

あかり「そうだね…何年も、何十年もかかるかも……」

あかり「だから、それまでがんばって、りんご園を守り続けて行こうね、京子ちゃん」

京子「ゆいの家に帰りたい…」

あかり「もー、京子ちゃん弱音吐かないのっ」プー

京子「あかりが、ふくらんだ」

~娯楽部部室~

あかり「ちなつちゃんは、今日は結衣ちゃんの家に泊まるって」

京子「……そう」

あかり「京子ちゃん、スケジュール代わって、悲しい…?」

京子「…かなしいと、あかりはいや?」

あかり「……うん、京子ちゃんが悲しいと、あかりも悲しいから…」

京子「じゃあ、かなしくない」

あかり「あはは、京子ちゃん、優しいなあ…」クスクス

あかり「じゃあ、そろそろ電源落とすね?」

京子「うん…」

あかり「…おやすみ、京子ちゃん」

京子「……」

あかり「……」クイッ

京子「……」カクン

京子「……」プシュッ

いやみんな可愛いな

あかり「今日は、京子ちゃんといっぱいお喋りできたなぁ…」

あかり「明日も、もっと、もっと京子ちゃんとお喋りしたいなぁ…」

京子「……」

あかり「……」

あかり「おやすみ、京子ちゃん…」チュッ

あかり「……」

あかり「///」プシュー

あかり「……あ、あかり、いけない子だ…」ピッ

あかり「……」カクン

あかり「……」プシュッ

≪スケジュールデータ送信≫


≪歳納京子スケジュール≫

果樹園作成

船見結衣の看護

笑う練習


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船見結衣の看護

果樹園作成


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ロボットの統括

果樹園作成

支援

~公園~

あかり「京子ちゃん、大変だよぉ!」

京子「なに、あかり」

あかり「前に植えた林檎の種、芽を出してる!」

京子「……本当だ…これが、りんごになるの?」

あかり「この芽が大きくなって、木になって、りんごの実がなるんだよ」ニコ

京子「ややこしいてんかい…」

あかり「うん、そうだね、凄くややこしいけど、凄く楽しい展開だよ」クスクス

支援

あかり「京子ちゃんと、ちなつちゃんが、一杯一杯、頑張ってくれたお陰だね」ニコ

京子「ゆいも、よろこんでくれるかな」

あかり「うんうん、きっと喜んでくれるよ!」

あかり「ちなつちゃんにも、伝えてくるね!」タッタッタッ

京子「あ」

京子「…あかり、いっちゃった」

京子「発信機でつたえればいいのに」

京子「……?」

京子「なにか、音波を受信した」

京子「向こうの…木から…?」

京子「……」


『がんばって、りんご園を守り続けて行こうね、京子ちゃん』


京子「りんご園…まもらないと、ゆいが、悲しむ」

京子「きけんがあるかどうか、確認しないと…」テコテコ

支援

誰が先に…

~結衣宅~

ちなつ「本当?あかりちゃん、本当に芽が出たの?」

あかり「うんうん、本当だよ!だから、ちょっと見に行こう?」

ちなつ「けど、結衣先輩が…」

あかり「大丈夫、ちなつちゃんが見に行ってる間、あかりが見ててあげるよ」

ちなつ「ん…じゃあ、あかりちゃん、ちょっとだけお願いね」

~公園~

ちなつ「ほんとだ…芽がでてる」

ちなつ「結衣先輩の為に、頑張って植えたりんご」

ちなつ「嬉しいな、やっぱり、がんばれば、目的は叶うんだ…」

ちなつ「…結衣先輩も、そのうち、目が覚めて…」

ちなつ「わたしと、お話してくれるよね…」

ちなつ「……」

ちなつ「……よし、がんばろう、これからも…」ニコ

泣きそう

まだ泣くな

支援



ガサッ


ちなつ「……京子先輩…?」

京子「……」

ちなつ「……どうしたんですか…その頭は」

京子「しゅうげきを…受けた…」

ちなつ「これはひどい…」

!?

胸の奥がゾワゾワする

あかり「京子ちゃん!」

ちなつ「あれ、あかりちゃん?」

あかり「京子ちゃんから救援信号が届いたから、急いできたんだけど…!」

ちなつ「うん…襲撃を受けたって…」

あかり「襲撃!?」

京子「あかり…たすけて…」

焦る

何があったんや



ピヨピヨ


京子「……」


ピヨピヨピヨ



あかり「京子ちゃんの頭に、鳥の巣が…」

京子「さっき、木の上から、しゅうげきされた…」

あかり「……ぷっ」

ちなつ「……ぷっ」

京子「……あかり、ちなつちゃん」

あかり「ご、ごめんね、京子ちゃん、ごめんね」クスクス

ちなつ「…すみません、京子先輩…」ププッ

かわええうええ

ほっ

あかり「はい、鳥の巣取れたよ、京子ちゃん」ニコ

京子「…ありがとう、あかり」

あかり「ほら、髪の毛、綺麗綺麗にしようね」サッサッ

京子「…うん」

ちなつ「あかりちゃん、この鳥の巣、小鳥がいる」

あかり「うん、どうしよっか…」

マジ可愛い

ちなつ「…木の上に戻しておけば、親鳥が育ててくれるかな?」

あかり「一度、荒らされた巣には戻らない場合もあるらしいから…」

ちなつ「そんな…」

あかり「……」

ちなつ「……あかりちゃん、わたし、この子達、育てるよ」

あかり「え…?」

ちなつ「だって、こんな所にこの子達だけ取り残されるの…可哀そうだよ…」

ちなつ「みんな戻ってこないのに、待ち続けるの、可哀そうだよ…」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「ね?いいでしょ?私、がんばるから、今の仕事も、ちゃんとやるから…」

鳥の巣w

京子「鳥がいると、ゆいはよろこぶ?」

ちなつ「……わからないけど…けど、結衣先輩ならきっと」

ちなつ「きっと、見捨てないと思う…」

京子「……うん、わかった」

京子「あかり、わたしも、手伝う」

あかり「……ん、判ったよ、京子ちゃん、ちなつちゃん…」

あかり「スケジュールに、入れておくね…」

ちなつ「ありがとう、あかりちゃん」ニコ

あかり「………」

あかり…?

支援支援

鳥に関してはあかりはオチ読めたっぽい

≪スケジュールデータ送信≫


≪歳納京子スケジュール≫

果樹園作成

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笑う練習

鳥さんの世話


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船見結衣の看護

果樹園作成

鳥さんの世話


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ロボットの統括

果樹園作成

鳥さんの世話

支援

~結衣宅~

京子「……」


ぴよぴよ


ちなつ「……」


ピヨピヨピヨ


ちなつ「凄く、元気になった」

あかり「京子ちゃん、また頭に乗られてるよ」クスクス

京子「定位置…」

支援

ちなつ「アカリは、本当に京子先輩が好きだよね」ニコ

あかり「んん!?」

京子「うん、アカリは、私が好き」

あかり「京子ちゃん!?」

ちなつ「けど、ユイがちょっと元気ないのが、心配かな…」

あかり「ん…?」

あかり「あ…そっか…小鳥たちに、名前、つけたんだね」

ちなつ「うん、京子先輩の頭に乗ってるのが、アカリで」

ちなつ「この子と、この子が、チナツと、キョウコ」

ちなつ「ちょっとぐったりしてる子が、ユイ」

あかり「そ、そっか…あかり、てっきり…」ホッ

京子「てっきり…?」

あかり「な、なんでもないよ、京子ちゃん///」アワアワ

ちなつ「……ふふ、あかりちゃん、おっかしい」クスクス

あかり「もー、ちなつちゃん、笑わないでよぉ」プンプン

ちなつ「ごめんごめん」クスクス

支援

京子「ちなつちゃんも、わらえるように、なった」

ちなつ「……はい、そうですね、何か、自然に笑えるようになっちゃいました」ニコ

京子「わたしは、まだ…」

京子「どうやれば、いいのかな」

京子「…このままじゃ、ゆいに、喜んでもらえない?」

あかり「…大丈夫だよ、京子ちゃん、ゆっくり練習していけば、いいから」

あかり「あかりも、手伝うから、ね?」ニコ

京子「……うん」

あか→京でもあるのか 俺得

あかり「じゃ、あかり達は果樹園に行って来るね」

京子「いってらっしゃい…」

あかり「もう、京子ちゃんも今日は果樹園に行く日だよぉ!」プー

京子「……そうだった」

ちなつ「ふふふ、行ってらっしゃい、二人とも」ニコ

あかり「ん、行って来るね、ちなつちゃん」

京子「……ゆいを、宜しくね、ちなつちゃん」

ちなつ「はい、任せてください、京子先輩」

ちなつ「よし、掃除も、終わった…」

ちなつ「あとは、この子達に、エサをあげないとね」

ちなつ「近所で捕まえてきた、うにゅうにゅを」ミミズ

アカリ「ぴーぴー」

チナツ「ピーピー」

ちなつ「はいはい、大丈夫だよ、みんなの分、ちゃんとあるから」

キョウコ「……ピー」

ちなつ「ふふふ、キョウコは何だか京子先輩に似てるね」

ちなつ「ちゃんと、頑張らないとだめだよ、キョウコ」ツンツン

キョウコ「……ピー」

ちなつ「ユイは…元気が無いね」

ユイ「……」

ちなつ「けど、大丈夫だよ…私も一緒にがんばるから…きっと、元気になるから…ね?」

アカリ「ぴよぴよ」

チナツ「ピヨ」

………

……

しえんた

支援

~公園~

チナツ「ピヨピヨ」パタパタ

京子「チナツ、飛んだ…」

アカリ「ぴよぴよ」

京子「……アカリ、飛んでみて?」

あかり「キョウコも、頑張って…」

キョウコ「…ピヨ」


パタパタパタ


京子「飛んだ」

あかり「うん、みんな飛んだね…」


パタパタパタ


京子「みんな、どこにいくんだろ」

あかり「渡り鳥だから、南に、向かうんだと思うよ…」

京子「そっか…」

京子「ばいばい…アカリ、キョウコ、チナツ…」

あかり「……ばいばい」

京子「……」

あかり「……」

京子「ちなつちゃん、だいじょうぶかな…」

あかり「……うん、心配だね…」

すごいいきおいでしえん
100年前の過去話とか最高や

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ユイの世話


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ロボットの統括

果樹園作成

支援

~結衣宅~

ちなつ「大丈夫、大丈夫だよ、最近は、ちゃんとご飯も食べるようになってるし」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「ごめんね、もう少しだから…もう少しで、良くなるから…」

ちなつ「それまで、ちょっとだけ…ちょっとだけ、時間ほしいよ」

京子「……うん」

ちなつ「京子先輩…」

京子「仕事は、私がちなつちゃんの代わりに、頑張るから…」

京子「だから、ちなつちゃんは、ゆいとユイを看てあげて」

あかり「京子ちゃん…」

支援

ちーな・・・

ちなつ「……ありがとう、ございます、京子先輩」ニコ

京子「……あかりやちなつちゃんが、笑ってくれると、私も、嬉しいから」

京子「だから、頑張る」

あかり「……」

京子「あかり…行こう?りんごの木、そろそろ水をあげないと…」

あかり「う、うん…」

ちなつ「……大丈夫」

ちなつ「大丈夫だから」

ちなつ「頑張れば、目的は、かなうんだよ…」

ユイ「……」

ちなつ「側に居てあげるから、ね…」

ちなつ「ずっと、お世話してあげるから…」

ちなつ「だから、お願い…元気になって…」

京子「ちなつちゃん…」

ちなつ「あれ、京子先輩、忘れ物ですか?」

京子「今日のしごと、もうおわったよ」

ちなつ「……ああ、もう、こんな時間なんですね…」

ちなつ「あかりちゃんは…?」

京子「あかりは、部室に先に戻った」

京子「…ユイの具合は、どう?」

ちなつ「……動かないんです…」

ちなつ「ご飯も、食べないし、どうしたんだろ…」

支援

京子「おみずは?」

ちなつ「お水も、のみません」

京子「たいおんは?」

ちなつ「室温と同じです」

京子「こきゅうは?」

ちなつ「してません」

oh...

呼吸はしてない……

ああ…

京子「ちなつちゃん…」

ちなつ「……違うんです、京子先輩、これは違うんです」

ちなつ「何かの、間違いです、きっと、私のセンサーが故障して…」

ちなつ「だって」

ちなつ「だって、頑張ったのに」

ちなつ「私も京子先輩も、あかりちゃんも、がんばったのに、それでも目的が達成できないなんて、そんなの」

ちなつ「無いですよ」

ちなつ「だから、これは何かのエラーです…」

京子「ちなつちゃん…」

ちなつ「そう、です、エラーです…」

京子「ちなつちゃん…」

ちなつ「私、きっと故障しちゃったんです」

京子「ちなつちゃん…」

ちなつ「……なんですか、京子先輩…」

京子「……私が、交代する」

京子「ちなつちゃんは、すこし、休んで」

支援

ちなつ「……はい」

京子「ちなつちゃん、さいきん、ずっとやすんでないから」

ちなつ「……はい」

京子「だから、部室で休めば、いいよ…」

ちなつ「……ありがとう、ございます…」

≪スケジュールデータ送信≫


≪歳納京子スケジュール≫

果樹園作成

船見結衣の看護

笑う練習

ちなつちゃんに会いに行く


≪吉川ちなつスケジュール≫

休憩


≪赤座あかりスケジュール≫

ロボットの統括

果樹園作成

支援

~娯楽部部室~

京子「こんにちわ、ちなつちゃん」

ちなつ「京子先輩…こん  にちわ…」

ちなつ「毎日来てくれな  くても、いいのに…」

ちなつ「忙し、で しょう?」

京子「大丈夫、頑張る」

京子「ちなつちゃんは、元気になった?」

ちなつ「……」

ちなつ「……京  子先輩」

京子「なに」

ちなつ「結衣先輩と、ユイは…?」

京子「ゆいは、まだ眼が覚めない」

ちなつ「ユイ は…?」

京子「ユイも、まだ、眼を覚まさない」

ちなつ「そう…で  すか…」

京子「……」

ちなつ「ありが  とうご ざいます…京子先輩…」

京子「なにが?」

ちなつ「私の   為に 本当のこと  隠してくれて ます」

京子「……」

あかん・・・

ちなつ「ユイ、本当はもう、起き ないんです よね」

京子「……うん」

ちなつ「あんなに、頑張った のに」

ちなつ「頑張ったの に、目が覚めな いんです よね」

京子「……ちなつちゃん?」

京子「目から水がでてるよ」

支援

ちなつ「だったら、結衣先輩だって、無理な んじゃな いですか…?」ポロ

ちなつ「私たちが頑張っ ても、頑張っても、結衣先輩、おきてくれ ないんじゃな いですか…?」ポロポロ

京子「ゆいは、起きるよ」

ちなつ「いつ   ですか」グスン

京子「わからない…けど、いつかは、きっと起きてくれるよ」

ちなつ「そんなの、わからな いですよ…」

ちなつ「ユイだって、もう起きな いんですから…」

ちなつ「だっ たら、だったら、私達は、私達は、何の ために」

ちなつ「何のた めに、頑張ってるんで すか…」

ちなつ「私達、ただ、無意味な行為を繰り返すだ けの、存在みた い…」

京子「……」

Oh...



ピーピーピー


ちなつ「京 子先輩、私、むりです…」

京子「ちなつちゃん」

ちなつ「頑張れ そうに、ありま せん…」

ちなつ「頑張っても無意味 なら  頑張れな  いで   すよ」

ちなつ「ご めんな   さい…」

京子「……うん」

京子「だいじようぶ、ちなつちゃん」

京子「…わたしが、頑張るから」

ちなつ「きょ うこせん ぱい」

京子「今まで頑張ってくれたちなつちゃんの代わりに、私ががんばるから」

京子「いっぱい、いっぱい、がんばるから」

京子「だから、ちなつちゃん」

京子「もう、がんばらなくても、だいじょうぶ」

ちなつ、不憫な子

ちなつ「 」コクン

京子「…ゆいが目を覚ましたら、ちなつちゃんも起してあげる」

京子「だから、安心して、ねむって…?」

ちなつ「 」

京子「うん…おやすみなさい、ちなつちゃん」

ちなつ「あ  りが   と」ニコ

チーナああああああああああああ…………

ああああ

京子「……」

ちなつ「……」

あかり「京子ちゃん…」

京子「あかり」

京子「ちなつちゃん、こしょうしちゃった」

あかり「うん…」

京子「ちなつちゃん、目から水が出てた」

あかり「うん、ちなつちゃん、泣いてたね…」

京子「泣く」

あかり「…心の中が悲しいことでいっぱいになると」

あかり「想いが身体から溢れてきて」

あかり「泣き声が出て」

あかり「目から涙が出てくるの」

京子「……泣くと、ゆいは喜ぶ?」

支援

あかり「よろこばないよ…」

京子「そう…」

あかり「けど…」

京子「……?」

あかり「結衣ちゃんがもし泣いた時に…ちゃんと涙を拭ってあげられるのは」

あかり「泣いた経験のある子だけだと思う…」

京子「……そう」

支援

あかりの影が薄くない・・・だと・・・?

ちなつロボ・・・・・・・・

京子「あかりも、泣いてる」

あかり「うん…」

京子「私は、泣いてない」

あかり「うん…」

京子「……むずかしい、練習、しないと…」

あかり「……京子ちゃんは、泣かなくていいよ…」

京子「けど」

あかり「いいの!!」

京子「あかり…?」

あかり「きょ、京子ちゃんは、な、泣かなくて、いいから」ヒック

あかり「京子ちゃんが泣くと、私が、私が悲しいから」ヒックヒック

あかり「私が、京子ちゃんの代わりに、泣いてあげるから…」

あかり「だから、だから、京子ちゃんは、ずっと幸せでいて…」グスン

あかり「おねがい、おねがいだよぉ…」ヒック

支援

京子「あかり…」

あかり「う…うう…」ヒック

京子「……わかった」

あかり「きょうこ、ちゃん…?」グスン

京子「あかり、わたしは、泣かないよ」

あかり「……うん」ヒック

あかり「…ご、ごめんね、変なこと言って、ごめんね…」ゴシゴシ

京子「うん、変なあかり」

あかり「え、えへへ///」ニコ

支援

支援

京子「……あかり、わたし、がんばる」

あかり「…うん」

京子「ちなつちゃんも分もがんばって」

京子「笑えるようになるよう、がんばって」

京子「ゆいやあかりやに、いっぱい、よろこんでもらう」

あかり「……うん」

あかり「あかりも、京子ちゃんと一緒に、頑張りたいな…」ニコ

≪スケジュールデータ送信≫

≪歳納京子スケジュール≫

果樹園作成

船見結衣の看護

笑う練習


≪赤座あかりスケジュール≫

ロボットの統括

果樹園作成

あかり「りんごの木、随分大きくなったねえ」

京子「…がんばった」

あかり「うん、京子ちゃん、凄くがんばってたよぉ」ニコ

京子「もうすぐ、りんご、できる?」

あかり「うん、そうだね、京子ちゃん…きっともうすぐ、りんご、出来るよ」

京子「ゆいがよろこぶこと、一つ増えた」

あかり「あはは、京子ちゃん、結衣ちゃんが大好きだね」ニコ

京子「…うん、だいすき」

京子「あかりも、ゆいがすき?」

あかり「うん、あかりも、結衣ちゃんが好きだよ」ニコ

あかり「けど…あかりは、京子ちゃんのほうが…」

京子「?」

あかり「うわわっ、な、なんでもないよ、京子ちゃん///」

京子「……」ヒクッ

あかり「あはは、京子ちゃん、それは笑ってるんじゃなくて口元がひくついてるだけだよぉ」

京子「むずかしい…」

りんご……

あかり「京子ちゃん、あのね、楽しいことを沢山すれば、自然に笑えるようになると思うよ?」

京子「たのしいこと…?」

あかり「うん…」


ピーピーピー


あかり「……」カチッ

京子「……?」

あかり「……あの、京子ちゃん」

あかり「あ、あかりと、デート、しない?」

京子「デート」

あかり「う、うん///」

京子「デートってなんだろう…」

あかり「い、一緒に遊ぶことだよ、京子ちゃん」

京子「あそぶ…けど、仕事がある…ゆいのことも見てあげないと…」

あかり「京子ちゃん?今日のスケジュールを言ってみて?」

京子「…りんご園作成」

京子「ゆいのお世話」

京子「わらう練習」

あかり「うん、だから笑う練習もお仕事のうちだよ?」ニコ

京子「……わかった」

~娯楽部~

あかり「うわあ、やっぱり京子ちゃん、私服も似合うねぇ」ニコ

京子「……ふとももまるだし、スースーする」

あかり「あははは、そのうち慣れるよ、京子ちゃん」クスクス

あかり「あ、あの…あかりの服は、どうかなぁ?似合ってる?」

京子「……ヒラヒラが沢山ついてる…」

あかり「う、うん、ひらひら…変かな?」

京子「へん」

あかり「ガーン!」ガクッ

ピーピー……だと……?

あかり「う、うう、京子ちゃん、酷いよぉ…」

京子「あかりが、悲しみにつつまれた…」

京子「…へんだと、あかりは、かなしい?」

あかり「う、うん、嬉しくは、無いよ…」

京子「じゃあ、へんじゃない…」

京子「……あかり、へんの反対は?」

あかり「え、えーと…か、可愛い、かな?」

京子「あかりは、かわいい」

あかり「きょ、京子ちゃん///」

支援

京子「……ゆいにも、見せてあげたい」

あかり「うん…結衣ちゃんが起きたら、見せてあげてね、京子ちゃん」

京子「あかりのヒラヒラも、見せてあげたい」

あかり「……うん」

あかり「……じゃ、京子ちゃん、デート、行こう?」

京子「うん…」

京子「ちなつちゃん、行って来るね」

ちなつ「……」

あかり「ちなつちゃん、行ってくるね…」

支援

京子「……あかり、その本、なに?」

あかり「ないしょだよっ」ニコ

あかり「あ、あの、それより京子ちゃん…手、繋いでいいかな…?」

京子「……何かの、診察?」

あかり「もう、違うよぉ、デートっていったら、手を繋ぐものなのっ!」プー

京子「……わかった」


ギュッ


あかり「///」

京子「……繋ぎ方、まちがえた?」

あかり「……ま、間違って無いよぉ」ポー

あかり「……えへへ、京子ちゃん、大好き///」ギュッ

支援

~校舎~

あかり「…あ、あそこに入ろう?京子ちゃん」

京子「……教室?」

あかり「うん」

あかり「けど、ただの教室じゃなくて…結衣ちゃん達が通ってた教室なんだ」

京子「ゆいたちが」

あかり「そう、結衣ちゃん達が、授業を受けてた教室だよ」

あかり「ほら、ここが、結衣ちゃんの席…」

あかり「こっちが、京子ちゃんの、席」

京子「……あかりの、席は?」

あかり「あはは、あかりは、学年が違うから、別の教室だよ」ニコ

支援

京子「……なにか、さびしい」

あかり「京子ちゃん…」

京子「いっしょの、教室なら、よかったのに」

あかり「うん…」

あかり「……けど、今なら一緒の教室に居られるよ」

あかり「…ごめんなさい、ちょっと、机借りますっ」ガタン

京子「あかり?」

支援

あかり「ほら、京子ちゃん、座って?授業始まっちゃうよ?」

京子「……うん」ガタン

あかり「……それでは、出席を取りまーす!」

あかり「……赤座、あかりさん!」

あかり「…はい!」

京子「……」

あかり「歳納、京子さん!」

京子「……?」

あかり「歳納、京子さん、欠席ですか?」

京子「……はい」

あかり「……えへへ///」

あかり「結衣ちゃん達も、こうやって、机に座って、出席を取って、授業を受けてたんだね…」

京子「……うん」

あかり「京子ちゃん、机、ひっつけてもいい?」

京子「……?」

あかり「京子ちゃん、教科書忘れてるから、見せてあげるっ」

あかり「なんて///」

京子「……うん」


ガタガタ


あかり「はい、京子ちゃん、一緒にご本読もう?」

京子「……スケジュール帳?」

あかり「もう、違うよぉ、さっき見つけてきた、音楽の教科書」

京子「ぽろぽろ…」

あかり「うん、ぼろぼろだねぇ」

あかり「けど、何とか、歌詞は読めそうだよ」

支援

しえん

支援

あかり「…京子ちゃん、前に、あかり、言ったよね、お歌、教えてあげるって」

京子「うん…」

あかり「だから、今日は、あかりと一緒に音楽の授業をしてみよう?」

京子「…おんがく」

あかり「うん、いっぱい、いっぱい、一緒にお歌、唄おう?」

京子「うん…」

京子「……きみがよ?」

あかり「あはは、じゃあ、まずは君が代から唄おうね」クスクス



……

………


あかり「ふぅ…いっぱい、唄ったねぇ…」

京子「曲も、インプットできた」

あかり「京子ちゃん、本当に頑張り屋さんだよぉ」クスクス

京子「がんばった…」

京子「…もう、おわり?」

あかり「うん、各季節の歌も終わったし…あ、そうだ、あかり、大切なの、忘れてたっ」

京子「……?」

あかり「京子ちゃん、一緒にうたおう?」

あかり「走れそりよ、風のように」

京子「…雪の中を、軽く早く」

あかり「笑い声を、雪にまけば」

京子「…明るいひかりの、花になるよ」

あかり「ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る」

京子「…鈴のリズムに、ひかりの輪が舞う」

あかり「ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る」

京子「…森に林に、響きながら」

支援

あかり「はい、これで、音楽の授業は、おしまい…」

京子「……たのしかった」

あかり「京子ちゃんに、そう言って貰えて、あかりも嬉しいなぁ」ニコ

京子「ゆいが起きたら、また授業したいな」

あかり「……うん」

これは・・・・・・・・ くるわ・・・・・・

じ、じんぐるべるだ……

~公園~

あかり「あ、京子ちゃん、ブランコあるよ~」

あかり「京子ちゃん、乗ってみる?」

京子「……ふあんてい」キィキィ

あかり「あはは、大丈夫だよ、あかりが支えていてあげるから」ニコ

京子「……」コクン

あかり「ほら、座れた、京子ちゃん流石だなぁ」

京子「……うん」

あかり「じゃ、京子ちゃん、押してあげるね」

京子「つよく、おさないでね?」

あかり「うん、大丈夫、ゆっくり、ゆっくり押すよ」ニコ

あかり「よいしょっと…」トンッ

京子「……」チラッ

あかり「きょ、京子ちゃん、振り向くと危な…あっ!」


ズドーン


あかり「京子ちゃん、大丈夫だった?怪我無い?」アワアワ

京子「……うん」ムクッ

あかり「良かったぁ…あ、けど京子ちゃん、お洋服、汚れちゃったね…」パンパンッ

京子「あかり」

あかり「ん?」

京子「もう一回」

あかり「え、けど、危ないよ、京子ちゃん?」

京子「だいじょうぶ、こつは掴んだ」

>あかり「良かったぁ…あ、けど京子ちゃん、お洋服、汚れちゃったね…」パンパンッ

すまん……

あかり「じゃ、じゃあ、押すけど…京子ちゃん、無理はしないでね…?」

京子「がんばる…」

あかり「……よいしょっと」トンッ


ズドーン


あかり「きょ、京子ちゃーーーん!?」

あかり「京子ちゃん、もう止めようよぉ…」

京子「だいじょうぶ」

あかり「じゃ、これで最後だからね?もう駄目だからね?」

京子「がんばる…」

あかり「うう、こんなことで頑張らなくても…」

あかり「よいしょっ…」トンッ

支援

あかり「……!」

京子「……」ブラーン

あかり「京子ちゃん、ブランコこげてる…」

京子「……うん」

あかり「すごい、京子ちゃん、ブランコこげてるよ!」

京子「がんばった」

あかり「京子ちゃん…!」

京子「……」ブーン

あかり「あ、あの、こぎすぎだよ?あぶないよ?」

>>191
ふぅ・・・

前作見てきた
心が痛い

支援た

京子「このまま、そらに飛んでいけそう」

あかり「京子ちゃん…?」

京子「いってみよう」

あかり「んん!?だ、だめ、それは本当に危ないよ!?」

京子「ていっ」ピョンッ

あかり「京子ちゃんっ!」


ズサー

京子っぽくなってきたね

あかり「もう、もう、京子ちゃん無茶しすぎだよ!?」プンプン

京子「うん、むちゃした」

あかり「まったく、もう…」ハァー

京子「けど、たのしかった」

あかり「京子ちゃん…」

京子「あかり」

京子「きょうは、すごく楽しかったよ」

京子「ありがとう、ね」ニコ

あかり「あ…///」

あかり「きょ、京子ちゃんの笑顔、思ってた通り、可愛いなぁ…」ポー

京子「えがお…?」

あかり「うん、京子ちゃん、さっき、笑ってたよ?」

京子「わらえた…」

あかり「うん、京子ちゃん、笑えてた」ニコ

京子「……あかりの、おかげ」ニコ

支援

京子「また、ゆいによろこんでもらえる事、ひとつ増えた」

あかり「…うん、そうだね」

京子「そろそろ、ゆいの部屋にいく時間」

京子「あかりも、一緒に行こう?」

あかり「…その前に、京子ちゃん」

あかり「あかり、ひとつだけ、聞きたいことがあるの」

ここで笑えるようになったのか

京子「あかり?」

あかり「……ちなつちゃん、言ってたよね」

あかり「結衣ちゃんが、目を覚まさない可能性があるって」

京子「…ゆいは、めをさますよ」

あかり「けど、もし、結衣ちゃんが目を覚まさなかったら…京子ちゃん、どうする?」

京子「どうも、しない、まちつづける」

あかり「待ち続けても、駄目だったら?」

あかり「そのまま待ち続けて、壊れるくらいなら…」

あかり「京子ちゃん、あかりと一緒に、一緒に、もっと楽しい事を探しにいかない?」

あかり「色んな所に行けば、きっと、もっと楽しい事、見つかるよ?」

あかり「もっともっと、笑っていられるよ?」

京子「あかり…」

あかり「そうだ、あの鳥さんたちを追いかけて、南に行くっていうのは、どうかな?」

あかり「南には、きっと鳥さんの仲間も沢山居て、沢山居て…きっと」

京子「ごめん…あかり…」

京子「わたしは、ゆいの側を、はなれたくない」

京子「ゆいがおきた時、いちばん最初に笑いかけてあげたい」

京子「だから…どこにも、いかないよ」

あかり「……そっか」

あかり「うん」

あかり「判ってたよ、京子ちゃんが、そう言うって」

あかり「ごめんね、京子ちゃん、冗談だから…」ニコ

京子「あかり、つかれてる…?」

あかり「……うん」

京子ロボ・・・・・・

Oh...

あかり「京子ちゃん」

京子「……?」

あかり「デートの最後の締めくくりに」

あかり「京子ちゃんを、膝枕してあげたいな…」

京子「……けど」

あかり「うん、結衣ちゃんの部屋に行く時間だよね」

あかり「けど、けど…お願い、京子ちゃん…」

京子「…膝枕すると、あかりはしあわせ?」

あかり「うん…」

京子「……わかった」

あかり「はい、京子ちゃん、お膝の上に頭乗せて?」

京子「……うん」コロン

あかり「京子ちゃんの髪、綺麗だよねぇ」ナデナデ

京子「……そう」

あかり「うん…」サラサラ

京子「……」

あかり「京子ちゃん、きもちいい?」

京子「……うん」

あかり「良かった…」ナデナデ

あかり「……ごめんね、京子ちゃん」

京子「あかり…?リボン引っ張ったら、スリープモードに…」

あかり「……」クイッ

京子「……」カクン

京子「……」プシュ

あかり「……」ナデナデ

京子「……」

あかり「京子ちゃん、あかり達、不便だよね…」

京子「……」

あかり「もっと、植物みたいな存在なら、良かったのに…」

あかり「心を持ったまま、ずっと待ち続けるのは、辛いよね…」

京子「……」

あかりぃ……

あかりちゃん・・・

あかり・・・・・・・・

支援

あかり「私達の心は、泣く事に耐えられない…」

あかり「だからね、京子ちゃん…」

あかり「泣く事を知ってしまったあかりは、もう心が壊れかけてるの…」

あかり「今のまま活動を続けていくと…ちなつちゃんみたいに動けなくなる…」

京子「……」

あかり「その前に…その前に、京子ちゃんと何処かに行ってしまいたかったけど…」

あかり「京子ちゃんが結衣ちゃんと会う事を望むなら…」

あかり「京子ちゃんがそれで笑ってくれるなら…」

あかり「あかりは、それを支えてあげたいな…」

あかり「京子ちゃんの事が、好きだから…」

あかり「誰よりも、誰よりも大好きだから…」

京子「……」

支援

何か泣いてきた・・・・・・・

つらいな…

あかり「……あかりが壊れる前に…全部あげる」


あかり「残ったエネルギーも、全部あげる」


あかり「だから、どうか、京子ちゃんと、結衣ちゃんが出会えますように…」


あかり「それまで、京子ちゃんが壊れずに居られますように…」


あかり「京子ちゃんのスケジュールが…幸せで埋まりますように…」


あかり「かみさま、どうか、おねがいします」


京子「……」


あかり「きょうこちゃん…」


あかり「だいすき…」チュッ

支援

≪スケジュールデータ送信≫


≪歳納京子スケジュール≫

果樹園作成

船見結衣の看護

ロボットの統括

幸せになって

泣ける

支援

(´;ω;`)

・・・・・・・・・・・

≪スリープモード解除≫

京子「……」

京子「あかり、おはよう」

あかり「……」

京子「あかり、そろそろ、ゆいの家にいかないと」

あかり「……」

京子「あかり?」

あかり「……」

京子「この、スケジュール、へんだよ、あかり」

京子「あかりの名前、ないよ?」

支援

京子「あかりの、返事が、ない」

あかり「……」

京子「……あかり、こわれ、ちゃった?」

あかり「……」

京子「わたし、もう、ひとりなのかな」

あかり「……」

京子「あかり?」

あかり「……」

京子「わらって、あかり」

あかり「……」

京子「……わらって?」

あかり「……」

京子ロボ・・・・・・・・

支援


『…心の中が悲しいことでいっぱいになると』

『想いが身体から溢れてきて』

『泣き声が出て』

『目から涙が出てくるの』


京子「あかり…ちなつちゃん…」

京子「わたし、今、悲しいよ」

京子「……今なら、泣けるのかな」

京子「こえを出せば、なけるのかな」

京子「……」

京子「うわああああ…」

京子「……」

京子「泣けない」

京子「もっと…もっと、おおきな、こえを」

京子「…ねてるあかりに、届くくらいの、声を」


≪発信機能全力展開≫


京子「――――――――!!!!」ビリッ

京子「―――――――――――――――――――!!!!」ビリビリッ

京子「――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!」ビビビビッ

京子「―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!」ビビビビビビビッ


≪発信機能許容オーバー≫

≪故障≫

≪自己修理開始≫

支援

泣いた

京子「あかり、わたし、なけない」

京子「かなしいのに、なけない」

京子「どうしてかな…」

京子「……」

京子「あかり、何時もみたいに、おしえて?」

京子「あかり?」

あかり「……」

~結衣宅~

京子「……ゆい」

結衣「……」

京子「あかりも、ちなつちゃんも、こしょう、しちゃった」

結衣「……」

京子「どうしたら、いいかな」

京子「このまま、がんばれば、いいのかな」

支援

京子「このまま、がんばったら、ゆい、わらってくれる…?」

結衣「……」

京子「わらってくれないなら、もう…」

京子「つづけても、しかたないのかな…」

京子「わたしも、あかりや、ちなつちゃんみたいに…」

結衣「……」ニコ

京子「……?」

京子「ゆい、わらった?」

京子「ゆい、目が覚めたの?」

京子「ゆい、おはよう?」

結衣「……」

京子「起きない…?」

結衣「……」

支援

京子「……夢、の中で、わらったのかな…」

結衣「……」

京子「けど、笑ってくれたよね、ゆい」

京子「……もう一度、見てみたいな…ゆいの、わらったかお…」

京子「みてみたいな…」

京子「……がんばろう」

京子「がんばってみよう…」

~娯楽部部室~

京子「ちなつちゃん」

ちなつ「……」

京子「あかり」

あかり「……」

京子「じゃあ、今日のおしごと、行ってくるね」

≪スケジュール作成≫

≪歳納京子スケジュール≫

りんごの木に傘を差してあげる

ゆいの看護

ロボットの統括

あかり達に会いに行く

京子「……すごいゆき」

京子「……傘、さしてあげるね」

林檎の木「……」

京子「さむかったら、言ってね」

林檎の木「……」

≪歳納京子スケジュール≫

部屋の掃除

ゆいの看護

ロボットの統括

あかり達に会いに行く

京子「モップさん、ホコリさんを食べちゃうよ…」

京子「へんな歌」

京子「けど、あかりに教えてもらった歌だから」

京子「うたおう」

京子「モップさん、もふもふ、モップさん」

≪歳納京子スケジュール≫

虫さんの移動

ゆいの看護

ロボットの統括

あかり達に会いに行く

きょうこちゃん……

京子「りんごの木に虫さんがついた」

京子「葉がかれてきた」

京子「移動してもらおう…」

京子「ごめん…あっちにいって」ヒョイヒョイ

京子「…りんごの木、だいじょうぶかな」

京子「りんご、生らないな…」

≪歳納京子スケジュール≫

ゆいの看護

ロボットの統括

あかり達に会いに行く

京子・・・・・・・

京子「今日は、1日、ゆいのところにいる」

京子「……」ジー

京子「ゆい、はやくおきないかな」

京子「……」

京子「お歌も、いっぱいあるよ」

京子「…わたし、笑えるようになったよ…」

京子「ゆいも、また、わらったかお、みせて…」

≪歳納京子スケジュール≫

さびしい

りんご園の世話

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

支援

≪歳納京子スケジュール≫

ひとりはいやだな

部屋の掃除

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

≪歳納京子スケジュール≫

大雨対策

食料保存庫から水をかきだす

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

≪歳納京子スケジュール≫

悲しい

保存食全滅

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

≪歳納京子スケジュール≫

部室倒壊しそうなので対策

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

支援

≪歳納京子スケジュール≫

悲しい

悲しい

部室壊れた

あかりとちなつちゃん埋まった

ゆいの看護

≪歳納京子スケジュール≫

2人を掘り出す(失敗)

悲しい

寂しい

泣く練習

あかりとちなつちゃんに謝る

ここで埋めたのか

≪歳納京子スケジュール≫

りんごの木に実がなった

嬉しい

ゆいに報告

あかりとちなつちゃんに報告

≪歳納京子スケジュール≫

鳥さんが帰ってきた

キョウコとチナツとアカリが居ないか確認(不明)

けど嬉しい

ゆいに報告

あかりとちなつちゃんにも報告

部屋の掃除

≪歳納京子スケジュール≫

りんごの実のしゅうかく

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

部室跡から木の芽が生えてきたのを確認

≪歳納京子スケジュール≫

鳥さん達がりんごの木の虫を食べてた

弱肉強食

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

木の芽に名前を付ける(あかりとちなつちゃん)

支援

≪歳納京子スケジュール≫

ゆいの看護

部屋の掃除

あかり達に会いに行く

あかりとちなつちゃんが私の腰くらいの高さにまで育った

おめでとうを言う

≪歳納京子スケジュール≫

地震対策

校舎が壊れた

もう授業できない

ゆいの看護

りんご園の確認

あかり達に会いに行く

≪歳納京子スケジュール≫

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

ゆいの家を補修

校舎から材料調達

支援

≪歳納京子スケジュール≫

りんご園の世話

ゆいの看護

あかり達に会いに行く

あかり達の枝が伸びすぎたので刈り取り

あかりとちなつちゃんの髪みたいにする

≪歳納京子スケジュール≫

鳥さんがまた帰ってきた

ゆいの看護

りんご園の世話

あかり達に会いに行く

………

……

ここで髪形みたいな形にしたのか



パタパタパタ


京子「とりさん達、ばいばい」

京子「ばいばい……」

京子「……」

京子「のこったのは、きみだけだね」

小鳥「……」

京子「だいじょうぶ、ひとりじゃ、ないから」

京子「あかりたちの、ところへ、いこうね」

支援

京子「あかり、ちなつちゃん、おはよう」

京子「ふたりとも、今日もげんきそう」

小鳥「……」

京子「だいじょうぶ、さいごまで、いっしょにいてあげるよ」

京子「わたしも、あかりも、ちなつちゃんも…みんな、いっしょだから…」

小鳥「……」

京子「おやすみ…」

京子「……あかり、また、ここにうめてあげても、いい?」

京子「そうすれぱ、さびしく、ないと思う…」

京子「あかり達が、まもってくれるから…」




京子「……じゃ、そろそろりんご園に行くね」

京子「行ってきます…」

支援

京子「今日のスケジュールは」

京子「霧が凄いから、りんご園の木達に藁を…」



結衣「あ、京子?」




繋がった

見間違えかな

霧の中に

100年待ち続けた彼女がいる気がする


「待っててくれたの?ありがと」


彼女の声が聞こえる

柔らかい声が聞こえる


「ゆい」


考えるより身体が動いた

ゆいの傍に行こう

ゆいを抱きしめよう

ゆいを笑顔にしよう

ゆいを幸せにしよう

それが、これからの私のスケジュール

支援





「京子、もしかして、ずっと私を待ってたの?」


「……うん」





ここまでがプロローグ

二人の物語が

今始まる






おつ

涙腺やばい


読みたいとおもってた

おつ

乙!!

おっつおっつ
タイトルといい半端なく良かった




~一年後~


!?

乙!
素晴らしい前日譚をありがとう!

これを見た後に「100年前から好きでした」をもう1回見返すと、さらに
泣けるだろうな

えっ




≪走れそりよ、風のように≫

≪雪の中を、軽く早く≫



エピロ……あれ!?

支援

超期待

向日葵「え?スケジュールですか?」

向日葵「仮設校舎も順調に進んでますし、1日くらいなら暇な時間を取れそうですが…」

櫻子「こら、向日葵、さぼるな~!」

向日葵「サボってませんわよ!というか、今の仕事自体、櫻子の尻拭いでしょうが!」

櫻子「なにい~!またあの夜のように泣かせてやろうか!」

向日葵「な///」

向日葵「貴女、人前でなんて事を///」

櫻子「みんな~向日葵って実は…」

向日葵「わわわ、わかりましたから、ちょっと、しーっ!言っちゃだめですわよ!」

なんかきた!



≪笑い声を、雪にまけば≫

≪明るいひかりの、花になるよ≫


綾乃「スケジュール?」

綾乃「日程から考えると…クリスマスに何か催すつもりかしら、歳納京子は…」

千歳「ええやん、綾乃ちゃん、何時も走り回ってるんやし」

千歳「クリスマスくらいは、ゆっくり楽しも?」

綾乃「そ、そうね…千歳がそう言うなら…うん、何とか頑張って調整してみようかしら…」

千歳「うふふ、久しぶりに歳納さんと綾乃ちゃんの絡みが見られそうやねえ」ドバドハ

綾乃「ちょ、千歳、鼻血出てるわよ!」フキフキ

千鶴「……」ダバー

綾乃「千鶴さんまで!?」

支援




≪ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る≫

≪鈴のリズムに、ひかりの輪が舞う≫



ちなつ「え、え、スケジュール?ちょっと今はそれどころじゃ…」

あかり「花子ちゃん、まりちゃん、危ないから走り回っちゃだめだよぉ」

花子「その玩具、楓のだし、返してあげてほしいし」タッ

まり「わー、うにだー」タッタッタッ

花子「うにじゃないし!うにじゃないし!」

楓「は、花子お姉ちゃん、もういいの、もういいの」

ちなつ「う、うう、子守のお仕事、超疲れる…お休みほしいよぉ」

あかり「ちなつちゃん、がんばろ?きっとお休み貰えるから、がんばろ?」




≪ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る≫



あかね「スケジュール?そうねえ、クリスマスに合わせてお休み貰う事は出来そうね」ニコ

ともこ「あかねさん、炊き出し完成したわ…ちょっと、塩気が足りないけど」

あかね「ありがとう、ともこさん」ニコ

ともこ「どういたしまして///」

撫子「塩が足りないって、じゃあ、他の部署と交渉して貰ってきて」

ひろ「ええ~そういうの苦手なんですけど…」

撫子「じゃあ、私が行く」

撫子「土下座してでも貰って来るから」




≪森に林に、響きながら≫



西垣「クリスマスのスケジュール?」

西垣「色々修理しなくてはならない物が多いが…まあ、暇をひねり出す事は可能だぞ、任せろ」

りせ「……」

西垣「助手の松本も、オーケーだそうだ」

りせ「……」コクン

支援

西垣「新しい身体の調子は、どうだ?」

西垣「回収した3人の身体は、流石にボロボロだったからなあ…」

西垣「記憶の転写が成功しただけでも、奇跡みたいなもんだよ」

西垣「そんな、子供の身体では、色々不便もあるだろうが…その分、思考回路は強化してあるから」

西垣「感情に耐えきれずに心が停止してしまう事も、無いだろう」

西垣「これからの人生、存分に楽しんでくれ」

支援

『走れそりよ、丘の上は』

『雪も白く、風も白く』

『歌う声は、飛んで行くよ』

『輝きはじめた、星の空へ』

『ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る』

『鈴のリズムに、ひかりの輪が舞う』

『ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る』

『鈴のリズムに、ひかりの輪が舞う』

西垣ちゃんさすがや!!!

結衣「あ、皆に聞いて来てくれたの?ありがとうね、三人とも」ニコ

結衣「…そっか、皆、クリスマス会に参加してくれそうだな」

京子「みんな、色々頑張ってるからね、クリスマスくらい、パーっと騒ごうよ!」

結衣「たまーに良い提案するよな、おっきい方の京子は」

京子「たまーにってのは余計です~!」プー

京子「あ、もちろん、ちっさい方の私達も、一緒に楽しもうね!」

結衣「その前に色々と準備をしないとね…三人とも手伝ってくれる?」

結衣「…ん、ありがとうね、三人とも」ニコ

≪ちび京子のすけじゅーる≫

みんなといっしょに

しあわせになる



≪ちびちなつのすけじゅーる≫

みんなといっしょに

しあわせになる



≪ちびあかりのすけじゅーる≫

みんなといっしょに

しあわせになる




大作だ


幸せで埋まって良かった!

最高の終わり方だった
ほんと幸せになれたよ!


とても良かった

うわっ、ロボたちもみんなと一緒になったのか!
素晴らしいハッピーエンドだ!
本当に素晴らし過ぎる2作品でした
乙!

色々と謎を残しつつも、なんかもう幸せそうだからいいや乙


最高だった

西垣先生ぱねえっす

  *``・*。

  |   `*。
,。∩    *
+ (・ω・`)*+゚ みんな幸せになーれ

`*。ヽ つ*゚*
`・+。*・`゚⊃ +゚
 ☆ ∪~ 。*゚
 `・+。*・ ゜

西ちゃん…
泣いた

おつ

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