男「今年も一人でロンリークリスマス……」(150)

男「はぁ……」

男「いや別に、一人暮らしが嫌なんじゃなくって」

男「なんというか、高校に入っても彼女なんてできないという幻想をぶち壊されたわけで」

男「いやね?別に彼女欲しくて一人暮らしを志望したんじゃないんだよ?」

男「単純にね?行きたい高校があって、遠かったから、一人暮らしをしているわけで」

男「親も賛成してくれてるし、自分で言うのもなんだけどレベル高い学校だし」

男「もちろんそのあたりは自覚してるんだけど……」

男「いや確かにね?親元離れて一人暮らしって、期待してないといえばうそになるよ?」

男「でも連れ込むのが目的じゃないっていうか」

男「……はぁ」

男「俺何一人で食っちゃべってんだよマジで」

男「……ケーキ食べよ」

サンタ「大変だねぇ」モシャモシャ

男「……どちら様!?」

サンタ「え、僕を知らない?かの有名なサンタクロースそのものだよ!!写メとってもいいよ!!」

はい

男「こういう時は、病院と警察、どっちを呼ぶべきなんだ……?」

サンタ「病院も警察もやめてほしいかな!僕はただ、皆の願いをうまい事調整して回ってるわけで」

男「……ということは!女の子を紹介してくれるんですね!?
ありがとうございます!サンタさま!!」

サンタ「うっわ変わり身早……。いやちょっと違うんだよ。皆が皆願い叶えてたら、どこかでつじつまあわなくなっちゃうでしょ?
それの調整なんだよ」

男「……よくわからん。とりあえず女の子を紹介してくれるんですか?」

サンタ「……最終的にどうなるかは君次第っていうかね」

男「え?は?」

サンタ「これからの出来事は、夢に近いものと思っておいて。
君の生きてきた人生は、ずっと変えることはできないから。でもね?だからといって、
君の歩んできた人生すべてが間違ってたかというとそうでもないと思うんだ」

男「……は?やっぱり意味が」

サンタ「ごめんね。あんまりクリスマス関係なくなると思うけど……」

男「え?は?」

サンタ「これが僕からの、クリスマスプレゼントだよ!」

男「何がー!?」

女の子になりたい
可愛いので頼む

――――――――――――――――――――――――

男「……っあ!」

男「ここどこだ……?あのエセサンタは」

男「……ここ、俺ん家じゃん。引っ越す前の」

男「なんで……」

母「こらあああああああ!遅刻するわよ!早く起きなさい!」

男「起きてるよ!ってか母さん!?」

母「……あらま。アンタそんな言葉遣いだっけ?まぁいいわ。ほらさっさと降りる降りる。
朝ごはんぬきにするよ」

男「っせーな……てかなんでここに……」

男「あ」

『これからの出来事は――』


男「なるほどね」

母「気持ち悪いわねぇ……ホラ行くわよ」

母「気持ち悪いわねぇ……ホラ行くわよ」

男「おっけーおっけー」すたっ てちてち

男「……」

男「俺ちっせえええええええええ!?」

母「……やだ、この子おかしくなったのかしら」

やり直す系か…

――――――――――――――――――――――――

ようちえん

男「……うそやん」

母「今日もよろしくお願いします」

保母「はい~。おはよう?元気~?」

男「あーこんな間の抜けた保母さんだったわ。なっつかし」

保母「……ふぇ!?」

母「この子昨日見たアニメに影響されて」

保母「そうですか~。行きましょうね~」

男「(あ、ヤベ、園児っぽくしたほうがいいか)はーい!」

保母「え!?この子がこんな素直に!?」

母「いやだ、病院……」

男「どーすりゃいいんだよ!!」

――――――――――――――――――――――――

友「おーい!カメンジャーごっこしようぜ!!」

男「あーいいぜ。俺悪の大魔王な」

友「やったー!おれカメンジャーな!!」

男「よーしやんぞ」

友「おっけー!」

男「よく来たな愚かな人間どもよ……その臓物を引き裂きわが供物としてやろう……」

友「う、うわぁ!よくわかんない……!」

男「あ、そうか。そりゃそうだよね」

友「とりあえずいくぞ!てりゃーっ!」バッ

すかっ

友「あべちっ!」べちーん」

男「あ、わり」

友「ふ、ふぇぇぇん……」

男「よーしよしよし」

保母「あらあらどうしたの?」

男「この子がジャンプして着地を失敗し転倒し、その衝撃に耐えきれず泣き出しました」

保母「か、簡潔な説明ありがとう……」

――――――――――――――――――――――――

男「(どうやら俺の人生を回顧しているようだな……)」

男「(しかしここでの行動は意味をなさない……よってタイムパラドックスもない、と)」

男「(そりゃそうだよな。俺が株買いまくったりもできるんだもんな。世界変わるわ)」

男「(といっても女っ気のない人生だったからな……回顧したところでフラグの一つも)」

びええええええええええええん

男「ちょ、けたたましいな!?」


保母「あらあらどうしたの~?」

女友「みーちゃんが急にないちゃったの!」

男「みーちゃん?」

女友「わ!どうしたの?」

男「いや叫び声がしたから……あ、みーちゃんってお前か」

女「びえええええええええええ!!」

男「何で泣いて……うっわ」スタスタスタ

女友「むー?」

保母「あらあら、これは大変ね……ちょっと待ってて、今持ってくるから……」

男「はい、雑巾とバケツっす。着替えがあるなら向こうで着替えさせてやってください」

保母「……あ、う、うん」

男「(そういや昔もこんなことしたような。あれ?今と思考回路変わって無くね?
このままじゃモテないままじゃね?)」

フキフキ

女「うっ……ふぇ……な、なにやってるの!?き、きたないよ!」

男「汚くても拭かないと駄目だろ?ほら、掃除は俺やってやっから着替えてこいよ」

女「う、うん……」

男「(損な性格……)」

保母「あ、ありがとうね?君、結構優しいんだね……?」

男「そっすか?あぁ、確かに園児としては優しかったほうだったかな」

保母「(やはり病院……!)」

女友「ねーねー!あんたかっこいーね!」

男「かっこいい?何でだ?」

女友「なんとなく!」

見てるから続けろ

男「ガキの言うことはわからん……」

女友「ガキじゃないもん!レディーだもん!」

男「はいはいお嬢様。今日はいかがなされますか?」

女友「じゃあおままごと!みーちゃんがかえってきたらしよ!」

男「なんでおままごとなんて……。ん……?」

『おままごとなんて、女みたいでヤダ!』

男「(幼稚園の時、確かこんな感じのことを言ってた気がする……。あっれ?俺もしかして、モテないんじゃなくて、自分からフラグ折ってる?)」

保母「……あら、本当にきれいになってる。ありがとうね」

男「いーえ。ただ道具マジ重いっすね。幼稚園児よくこんなので生活できるわ……」

保母「(あとで保護者の方に連絡ね)」

保母「それよりね、この子が貴方に言いたいことがあるそうなの」

女「……」

男「え、なんすか。宣戦布告っすか。俺褒められるならまだしも、咎められるようなことしてないっすよ」

保母「いやわかってるわよ。ほーら」

女「あの……その……」

男「……」

女「えと……うんと……」

男「……」

女「あの、あのね……?」

男「……帰っていいですか」

女「び、びええええええん!」ブワッ

保母「こーら!!」

女友「こーら!!」

――――――――――――――――――――――――

友「うっわー!!くせー!おしっこ女だ!」

女「ふ、ふぇっ」

友2「おーい!そんなヤツのところいたらおしっこがうつるぞ!」

女友「な、なにいってんのよー!ほんとだんしってバカばっか!」

男「……あー」

男「(そういやこの時は、あわてて離れたんんだっけ?んで俺もおしっこがうつるとかなんとか……)」

男「(……あっれー?悪いの俺じゃね?これフラグ立つよねー)」

男「そ、それはたいへんだー!でもさ!!」

友「どうしたー?」

男「おれも、家でよくおしっこしてるから、おしっこ男だ!!
お前はおしっこしないのか!?」

友「……あれっ?」

女「ふぇ……」

友2「……おれもおしっこしてる」

友3「おれもだ……ごめん」

友「ちょ、ちょっとまてよ」

男「おしっこしないのか!?すごいな!!
でもずっとおしっこしないと……体におしっこがたまって、爆発するんだぜ!!」

友「うわあああああああああん!!」ブワッ

男「お前もおしっこ男だよな!」

友「そうだよー!おれもおしっこ男だよ!!」

男「やったな!!仲間だな!!」

男「(……一件落着、と)」

保母「あ、あらら……」

――――――――――――――――――――――――

男「過去と違う行いをしてしまった……」

女「……ねーねー」

男「ん?」

女「ここすわってもいーい?」

男「かまわんけど」

女「えへー」

男「……(これ完全にフラグだよなぁ。どうして過去の俺は見逃したんだろ)」

ザ……

   ザザ……

男「……お?」

えへー←かわいい

女「どうしたの?」

男「わりーな。お別れの時間だ」

女「え……やだよ、そんなのやだ!」

男「お前どうせ引っ越すんだろが」

女「え、なんで……?」

男「ま……また未来で会おうぜ」


ザザザッ……!!

――――――――――――――――――――――――

男「次はどこだ?」

カポーン

母「どうしたの急に?」

男「……女湯ゥ!?」

母「もう騒がしいわね……いっとくけどアンタ一人で男湯には行かせないからね?」

男「(くっそ……なんという役得だ!どうして俺はこの時の記憶をもっととどめておかなかったんだコン畜生!)」

母「どうしたのすごい顔してるわよ……?やっぱ帰る?」

男「大丈夫っす!!マジ大丈夫っす!!」

母「……静かにしててよね?」

男「ハイっス!!」


――――――――――――――――――――――――

男「っしてもすげぇなぁ……」

男「ほはぁ……絶景だぁ……」

女友「ねーねー!」

男「……おう?」

女友「なんで女湯いんの!」

男「しらん。かーさんに聞いてくれ!」

女友「いまだにおかーさんとはいってるの?ぷぷーっ!」

男「逆に聞くが」

女友「んー?」

男「お前は一人か?」

女友「そんなわけないじゃん」

男「じゃあ一緒じゃん」

女友「ほ、ほんとだ!
……あれ?」

男「もしかして、お前ひとりで男湯入れるの!?すっげー!」

女友「だ、だめだよ!」

男「ほら一緒だー。なかまー」

女友「??
……そうだね!」

男「(ばかで助かった)」

女友「みーちゃん引っ越しちゃったね……」

男「仲良かったもんなぁ」

女友「……」

男「(あれ?超今更だけどコイツ全裸じゃね?気にしなさすぎじゃね?
凝視したろ。未来で色々言ったろ)」

男「……(あれ、特徴ない……)」じーっ

女友「なに?」

男「あ、なんでもない」

女友「そう……あ、お母さん!」

女友母「どこ行ってたの……。あら、お友達?」

男「そっすね(ワァオ!ナイスバディ!)」

女友「じゃーね1」

女友母「いつも遊んでくれてありがとうね」

男「いえいえこちらこそありがとうございますマジで」

女友母「あら、礼儀正しいいい子ね。うふふ」

母「帰るよー!!!」

男「はいはーい。(おめーのがうっせーんだよ)」

ザザッ……

      ザザザッ……

――――――――――――――――――――――――

男「はー眼福眼福」

男「まさか友達のお母さんが一番良い体してるとはな」

男「でもたしかに……あ、そうか。幼稚園って、そんなもんか」

男「で、次はなんだっけ」

キーンコーンカーンコーン……

友「いよっしゃープールだプール!!」

男「あ、そうか。プールね……なつかし。高校入ってからやってねーわ」

友「どっちが早く着替えられるか勝負しようぜ!」

男「よっしゃ!じゃあどっちが自分のペースを維持できるか勝負しようぜ!!」

友「あ、あれ!?」

男「とかく更衣室に……」

ヌギッ

男「……!?」バッ

女子「今日あっついよねー!」

女子2「ホント、プール楽しみー!」

委員長「そ、そうだね……」

男「(そうか!小学校低学年って……同じ教室か!
いいね!眼福眼福!)」

友「うっわ!委員長おっぱいでけー!おっぱいおばけだ!!」

女子「ちょっと男子やめなさいよ!」

委員長「や、やめ……」

男「(一緒になって騒いでた気がする……ごめん過去のいいんちょ)」

女子2「すけべー!」

友「スケベでーす!」

男「おーい」

友「なんだ!?」

男「見損なったぜ!!お前はそんなやつだったのか!?」

友「ど、どうしたんだよ!お前も女子の味方すんのかよ!」

支援

男「違う!良く見てみろ!委員長の胸が大きいということは……成長してるんだよ!
つまり背が高い3組の鈴木君と一緒なんだよ!すごいじゃんか!!」

友「まじで!?」

男「そうなんだよ。だからおっぱいおばけなんていう言葉を使うべきじゃない。
正しくは、『委員長第二次性徴すげー』だ!」

友「だいに……だいになに!?」

男「バカ野郎!一回で覚えろ!」

友「む、無理だよ!」

男「じゃあ口を動かす練習な。『東京特許許可局ピザ』って十回言って」

友「え、ええ!?」

男「ほら、さっさと着替える」

委員長「あ……うん」

女子「やっさしー」

男「そりゃあ二回目だし」

女子2「にかいめ?」

友「とっきょかきょくぴざ、きょきゃきょくびざ……ときょくぴざ……
きょあくゆくぴざ……言えた!10回言えたよ!!」

男「あ、いたの?」

友「うわああああああああん!!」

朝まで残ってますように

――――――――――――――――――――――――

プール後

委員長「……その、さっきはありがとう」

男「うん」ヌギヌギ

委員長「私どうしても、つ、つよく言えなくて……」

男「うん、うん」ハキハキ

委員長「だからさっきの本当に嬉しかったっていうか……」

男「わかった。わかったからさ」ハオリハオリ

委員長「な、なに?」

男「とりあえず、服着ろよ。脱いだっきりじゃん」

委員長「あ、ご、ごめん!」

男「(あ、ここで謝るものなのか低学年)」

――――――――――――――――――――――――

やーい!やーい!

男「お、どうしたー?」

友「こいつん家おとーさんいねーんだぜ!やーい!やーい!」

眼鏡「やめてよー……」

男「家族構成どうなってんの?」

友「姉2人と妹と母とこいつだけだって!女に囲まれて女みてー!」

男「マジで!?ちょっと今日泊りたいんだけど!?」

眼鏡「えっ!?」

男「あ、ごめん、つい」

友「お前も女みてーになるからやめとけよー!」

男「何をいってるんだ」

友「え?」

男「こいつん家は親父がいないんだろ……?つまりこいつが親父なんだよ!エライんだよ!」

友「えー!?」

しえんた


男「お前ん家のおやじさん超恐いだろ!?こいつ本当は怒ったらそれより恐いんだぜ!
だって親父も子供も両方やってんだから!大黒柱だから!」

友「す、すげー!!俺も今度遊びにいっていい!?」

眼鏡「え、あ……うん。いいよ」

男「ケータイで親に……あっ!?携帯ない!!」

ザザッ……

    ザザザッ……

男「え、ちょっと待って!?タイムオーバー!?早い!早いって!
まだ眼福タイムがぁぁ……!!」

――――――――――――――――――――――――

男「とりあえずわかったこととしては小学生って想像以上に馬鹿なんだな」

先生「はーい!皆ちゃんといるかな!?」

男「えーと……この流れは、遠足か」

女子A「……」

男「なんだアイツ……すげーしかめっつらしてんな。普通にしてりゃ可愛いのに。
……どーしたんだ?」

友「うっひょー!!マジ楽しみだよな!!」

男「あ、うん。そうね」

しえん

――――――――――――――――――――――――

バスガイト「では、しゅっぱーつ!」

わーーーーーーー!!!

男「さっわがしーなー……」

男「……さっきの子と隣になってしまったわけだが」

女子A「……」

男「気まずいなぁ……」

女子A「うっ……」

男「ん?」

女子A「うおええええええ!」

ビチャビチャビチャッ!

男「……わーお」

女子A「ふ、ふえっ」

女子A「うっぐ……ひっく……ご、ごめ……」ポロポロ

先生「ど、どうしたの!?あ、あぁ……」

男「いーっていーって気にすんな。ほらハンカチ。顔拭けよ。
せっかくの綺麗な顔が台無しだぜ?(うわ俺カッケー)」

先生「(この子はホストとホステスの息子なのかしら?)」

女子A「……えっ」

男「なんだよつかわねーのかよ。ほら拭いてやるよ」

ゴシゴシ

女子A「……///」

男「なんだ……(あれ?これフラグじゃね?)」

女子A「ふ、服……」

男「代えあるよ」

女子A「ご、ごめ……」

男「だから気にするなって。ほら酔い止め飲めよ。多めに持ってきておいてよかった。水いるか?」

女子A「は……はふ」

先生「(完璧すぎて口はさめない)」

支援

――――――――――――――――――――――――

友「すっげー!すっげー!!」

女子A「あ、あの……」

男「なんだ?だから礼ならいいって……」

女子A「い、いっしょに……」

友「一緒にまわろーぜ!!」

男「え?あぁ」

女子A「あっ……」

男「……あれ」

男「(確かにこの時は友達との約束を優先したけど……でもこれってもしかして)」

男「あのさ」

女子A「な、なに!?」

男「自由時間、一緒に回る?」

女子A「う、うん!」

友「えぇ!?俺は!?」

男「よく考えたらさ、一人で回ることのできるヤツって超かっこいいよな!!
一匹オオカミみてー!!」

友「本当だ!!おれちょっと一人で回ってくる!」

女子A「……♪」

男「(正解っぽいな)」

チョンッ

女子A「!!!」

男「あ、手ぇつなぐ?」

女子A「い、いいの!?」

男「いいのって……」

女子A「あ、あっ……ち、ちが……」

男「はいはい。いこーぜいこーぜ」

ザザッ


    ザザザッ……

男「おっと……ごめん。用事が入ったっぽい」

女子A「……ぇ?」

男「また今度。埋め合わせはいつかするからさ」

女子A「そ、そんな……!!」


ザザザザザッ……!

――――――――――――――――――――――――

男「……なんだよ」

男「俺全然リア充になれるじゃん!」

男「なにやってんの!?どうしてここまでフラグ折りまくっちゃってるの!?」

男「俺ってホントバカ……」

友「どうしたんだよ?」

男「おっす。えーと……今は中学か。とんだなー」

友「いきなりなんの話だよ……それより今日どうする?」

男「どーするって?」

友「放課後遊びにいこうって言ってたじゃんかよ」

支援

男「あーそんな話してたっけ?俺女ひっかけてこようかな」

友「お、お前いつのまにそんなヤンキーになったんだよ!」

男「ジョーダンだって」

男「(といっても……この世界は所詮良くできたまがい物。
何をしても許されるんだよな……?)」

友「どーしたんだよ?」

男「いいや。別に。じゃ、俺帰るわ」

友「えー!?」

――――――――――――――――――――――――

男「今回はタイムアップが来ないな……」

男「何だ?何が原因で……」

男「……過去を改変?いや、普通に時間、じゃないか。なんだ?」

『楽しんでる?』

男「ああ。だが一つ聞きたいな。
お前の目的はなんだ?」

『言ったじゃん。願いを調整するんだよ』

男「調整……?」

『うん。いろんな人の願いがあるでしょ?
それをなるべく叶えてあげたいんだけど、全部は無理』

男「……」

『だから、なるべく多くの願いが叶うよう、調整』

男「……わっかんね」

昔フラグへし折ったのを思い出したった

『そのうちわかるよ』

男「そーかぁ?」

『そうだよ』

男「ならいいんだけどさ……」

『それより、忘れ物してない?』

男「えっ……あぁ!数学のノート!!明日提出だ!」

『いってらっしゃ~い』

男「畜生!!もっと早く言えよ!!」

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長く書いてもらいたいなこういうssは

男彼女欲しい→女達にフラグを立てる→女達が男にまた会いたいと思う
これで再会させれば確かに願いを多く叶えられるが

――――――――――――――――――――――――

ガララララッ

男「セーフッ!」

女子A「ピプッ」

男「……ん?こんな遅くまでリコーダーの練習?えっらいなー」

女子A「は……え……そ……な……ひ……」

男「はえそなひ?はえてないの間違いじゃないか?ていうか中学生って実際どうなの?生えてないの?」

女子A「ひっ……ごめっ……んぅ……ぇぐ……」ポロポロ

男「なんで!?何でなくの!?」

女子A「ぅぇ……?」

男「あ、それ俺のリコーダーじゃん。何?手元にリコーダーがなかったから借りたの?
それを悪く思ったの?いいよいいよじゃんじゃんつかっ……」

女子A「……うあっ」

男「(あれ?これもしかして、あのシチュエーションじゃね?)」

男「(あの時は普通にスルーして数学のノート持って帰ったんだっけ。『鬼川こえー!』とか言いながら)」

女子A「あ、あの……その……」

俺は見てる見てるから続けてくれ~

男「あーもういい。皆までいうな。わかったから。代わりにお前のリコーダー貸せよ!ペロペロしちゃる!」

男「(あ、やっべ、今のは誰でもわかるレベルの失言)」

女子A「……///」スッ

男「あれっ!?いいの!?」

女子A「……///」ドキドキ

男「(これが女の子のリコーダーか……俺も勉強ばっかするんじゃなくて
もっとリコーダーペロペロしとけばよかったな……)」

ザザッ……

男「えー?これからいいとこじゃん」

ザザザッ……

男「わかったわかったわかりましたー帰りますゥー」

女子A「……??」

男「あ、ごめんね。また今度あおーぜ」

女子A「えっ……」

男「アディオス」

ザザザザザザザッ……

sien

――――――――――――――――――――――――

男「掃除だっりー」

友「チャンバラしよーぜ!!」

委員長「ちょっと男子!真面目にやりなさいよ!」

男「俺やってるんだけど」

委員長「あ、ごめん……」

友「チャンバラ!チャンバラ!」

男「いやお前中学生だろ。いい加減そういうの卒業しろよ」

友「あ、うん……ごめん……」

委員長「(何だろうこの人怖い)」

ザワザワッ……

支援

男「なんだ……?」

友「ホラ!明日あれじゃん!」

男「?」

友「バレンタイン!」

男「あーそっか。中学ってバレンタイン学校あんのか。めんどくせーな……」

委員長「……」

――――――――――――――――――――――――

友「……」ソワソワ

男「……ソワソワしてんなぁ」

友「し、してねーし!
あ、俺うわばき間違えたかもしんねー!ちょっと靴箱見てくる!」

たったった……

男「……うわばき間違えるってどんな状況だよ」

委員長「……あ、あのさ」

男「ん?」

男「(あれ?委員長フラグが立ったほうの未来……?
いや、あの出来事はなかったことになってるはず」

委員長「……」キョキョロ サッ

委員長「は、はい!」

男「あ、はい」

委員長「ぎ、義理!」

男「あ、はい」

タッタッタ……

男「……あれ?(未来が変わったのか?それとも)」

女友「おーおーモテるねー。はい友チョコだよ」ポス

男「お、テンキュー」

男「(いや、この会話は確かに覚えがある。つまり俺はチョコを貰っている……?
いやおかしくないか?俺の人生は確かに灰色だったはず……?)」

女友「それよりあの馬鹿は?」

男「靴箱に靴見に行ったぞ」

女友「くっはぁ!本当に馬鹿だね!あははっ!」

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男「……お?その見え隠れするのは」

女友「たはー。バレた?」

男「こっからだっけ。お前ら付き合いだしたの」

女友「え、ちょっ!何の話!?」

友「何の話だ?」

女友「きゃああっ!?」

男「ま、こいつも馬鹿だけど悪い奴じゃないから。たまに浮気みたいなことするけど許してやってくれよ」

女友「……アンタ、やっぱすごいね」

友「おい!俺を置いてけぼりにすんなよ!」

――――――――――――――――――――――――

男「……おかしいな」

男「(あの子がこない)」

男「(あの感じだと確実にフラグは……)」

男「あ」

男「(そーだ。俺この日をきっかけにあの子は俺に惚れてないなってなったんだっけ……)」

男「(早計な気がするんだけどな……)」

ザザッ

男「お?俺なんにもしてないぞ?」

ザザザーッ……

いいよいいよー

――――――――――――――――――――――――
ミーンミンミン……

男「あっつ……ここは」

祖母「おきたのかい?」

男「ばーちゃん!」

祖母「どうしたんだい?今日もあの子たちが来てるから遊んでおいで」

男「あの子……」

「おらーっ!あにきー!あそべー!」

ドスッ

男「ぐぶえっ!!」

従姉「こーら!迷惑でしょ!?」

男「(そういえば俺こん時……ゲームの邪魔だからどっかいけとかいったような……)」

従妹「でもー……」

男「いーよ。あそぼーぜ。何がいい?」

従妹「やった!おうまさんごっこ!」

男「何でそのチョイス!?」

従姉「え、いいの?じゃ、じゃあこの子の面倒頼める?」

男「ほかならぬねーさんの頼みなら」

従姉「ちょ、調子いいんだから……」

男「いやまぁ実際可愛いし。そこんとこ自信もっていーと思うよ」

従姉「ちょ……もう!」

男「わはは」

従妹「むー!!」どごっ

男「いっでぇ!?」

祖母「ふぉふぉふぉ」

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――――――――――――――――――――――――

従妹「くかー」

従姉「ただいま……あら、寝てるの?」

男「遊び疲れちゃったみたいだぜ」

従姉「あら本当。ありがとうね」

男「いやいや。それより今からは大人の時間だよな?ねーさん」

従姉「えっ」

男「じょーだ……」

従姉「その……なんとうか、私たち、まだお互いのことをそんなにしらないっていうか
そもそもこんなところでっていうのも何っていうか……」

男「……ねーさん?」

従姉「はぁっ!!な、なんでもないの!なんでも!」

はやく!はやく!

男「……(中学の時は全く気が付かなかったが、これフラグじゃね?
あれ?でもなんでだ?中学の時は、確かに従妹の世話を嫌がったはず……)」

従妹「むー!!」どかっ

男「いって!起きてたか!」

従妹「むー……」

従姉「寝相悪いだけみたいね」

男「マジかよこいつ」

――――――――――――――――――――――――

従姉「あのさ?」

男「どしたん?」

従姉「いや……そのさ、できたらでいいんだよ?」

男「だからどしたん」

従姉「あの子がね、貴方と遊んだこと、すっごく楽しそうに話すから……」

男「はぁ」

従姉「また、遊んであげて欲しいっていうか」

男「いいよ別に。言われなくても。女の子の相手とか役得じゃん」

従姉「え、ええ!?そういうこと言う子だったっけ!?」

男「ジョーダン。ねーさんの頼みなら任せといてよ」

従姉「いや、貴方が嫌ならいいっていうか……」

男「俺もアイツと遊ぶの好きだしね。
斬新で楽しい」

従姉「そ……そう!?」

つ④

いいぞ

男「(テンション高いな!?)」

従姉「そ、それなら良かった!うん!えへへっ」

男「可愛いなぁ……」

従姉「えっ!?」

男「あっごめんつい本音が口から」

従姉「えっ!?えっ!?」

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寝る昼間で保守たのだ

――――――――――――――――――――――――

男「……あ」

お嬢「……」スタスタ

男「あの子は……」

男「(なんだっけ。高飛車で友達いないんだよな。『お嬢』ってあだ名だったことしか覚えてない)」

男「(中学の時は……話したっけ?何か話した記憶があったような……)」

お嬢「通行の邪魔」

男「その言い方は酷いな」

男「(あー思い出した。これで喧嘩したんだった。ホントフラグ折るの好きだなぁ俺)」

お嬢「さっさとどいてよ。それとも何?これも何かの嫌がらせ?」

男「……お前」

お嬢「何よ」

男「はい。ノート。新品だけど気にすんな。きっと役に立つだろ」

お嬢「……は?何よこんなもの、アンタみたいな庶民に」

男「なんだ、うわばきとかも何かあるのか?でも俺のうわばきは……」

お嬢「ちょっと、聞いてるの!?」

男「いーやなにも聞いてないね!」

お嬢「聞きなさいよ!」

男「じゃあ話してくれよ!」

お嬢「えっ?」

男「俺はお前が置かれてる状況もしらないけど。何にもできないってことはないだろうが。
なんかおしえろ。そしたら協力しちゃる」

お嬢「うっ……」

男「お」

お嬢「あ、アンタに……私の何がわかっ「わからん」

お嬢「えっ」

男「毎日ちょっとずつ教えてくれよ。昼飯食べながらでいいから。
そのあともういっかいその質問してくれ。『なんでも知ってる』って答えたいから」

お嬢「……ふん!」

――――――――――――――――――――――――

友「おーい!メシめし!」

男「わりー。先客。そこのちんちくりんとでも食べとけ」

女友「誰がちんちくりんよ!」

男「あっれ?そういやお前ら付き合っ……「しーっ!!」

男「……わり」

女友「が、学校では秘密なの!」

男「でも飯食うくらいよくね?」

女友「い、いやでも噂とかされたら……」


男「二人で弁当品評会してるっていえばよくね?」

友「ああ、それなら……」

女友「たしかに……」

男「(馬鹿ばっかでたすかる)」

男「じゃっ」

女子A「……」

見てるぞ保守

④ 宜しい、続けたまえ

――――――――――――――――――――――――

男「よっ」

お嬢「本当に来たのね」

男「お前こそ。律儀だな」

お嬢「もともとここは私の場所なの。貴方がわざわざ後で来たの」

男「そういうことにしといてやるよ」

お嬢「いちいちむかつく話し方をするわね」

男「よく言われるよ。きんぴらもらってもいいか?」

お嬢「えっ……あ、うん」

男「うっめ。これお母さん作?」

お嬢「う、ううん。コックがいて……」

男「コック!?いいなぁ。今度遊びに行ってもいい?」

お嬢「い、いいけど……いや、だ、ダメかな……」

男「駄目ならあきらめるけどさ」

お嬢「だ、ダメだとは言ってないじゃない!」

>>76
>そのあともういっかいその質問してくれ。『なんでも知ってる』って答えたいから」

イケメソ過ぎ濡れた

速さが足りない

追いついた

同じく

なかなか面白いぞ。期待してる

プロポーズ大作戦を思い出すな

よしみにきた
あっちも楽しみにしてるぞ

ふたなりな

男「駄目かなって言ったじゃん」

お嬢「お、お父さんとかが……許してくれないかも」

男「じゃあ土下座するからさ」

お嬢「そ、そこまでしてなんで来ようとするのよ!?」

男「行きたいから」

お嬢「……」

男「……?」

お嬢「……ばーか。本当庶民って嫌い」

男「……(いい笑顔で悪口言うなぁこいつ)」

ザザザッ……

      ザザザザザザッ……

――――――――――――――――――――――――

サァァッ……

男「おお、桜が舞い散ってる……マジ綺麗」

男「……いや、これ、うちの高校?」

男「もしかして、時間戻った?」

男「いや、ここもしかして……」

ナンクミー? ワー、イッショー ザワザワ

男「四月……入学したての頃かやっぱ」

スタスタ

男「あ」

女「……あ」

男「ひさしぶ……って、覚えてないか」

女「そ、そんなことない!」

男「わ」

女「あ、ごめん……」

おれも専属コックに肉じゃが作らせたい…

俺ならきんぴらゴボウを作ってもらう。

まだか

>>93 無駄に格好良いIDだな

男「マジ?人違いでなくって?
だってもう何年も前の……」

女「わ、忘れないよ。あんな衝撃的なこと」

男「俺なにしたっけ?」

女「わ、忘れたの!?」

男「いや、忘れてはないんだけど……衝撃的なことは記憶に」

女「ふっ、ふえぇ」

ダッ

男「あっ」

男「嫌われてしまった……?」

男「やっぱり俺は灰色の人生か……」

ザッ……

    ザザザザッ……!

遅ぇヨ……切るわ

遅い
けど読みたい
けど遅い

――――――――――――――――――――――――

サンタ「おかえり」

男「ただいま。なんなんだ?こんなの見せて」

サンタ「あ、まだ気づかない?流石トーヘンボク君だね」

男「誰がトーヘンボクだ。仮想世界?で立てたフラグなんて意味なさねーだろうが」

サンタ「だから言ってるじゃない。
『君の歩んできた人生は、変える事はできない。だが、君の歩んできた人生すべてが間違っていたわけでもない』って」

男「それがわけわかんねーんだよ。俺の人生変わってね―なら、灰色のまんまじゃねーか。
フラグをひたすらへし折ってきたんだぞ」

サンタ「あのさぁ……」

男「なんだよ?」

サンタ「フラグフラグって言いながら、君は誰かに告白でもしたの?」

男「いやしてませんけど」

サンタ「だから甘いんだよね。本当に。何もしない癖に『モテない』とか崇高ぷっちゃったこと言ってるんじゃないよ」

男「ちょ、なんでサンタに説教されなきゃならんのだ」

サンタ「君のせいで願いが滞ってると考えるとね」

男「は?願いが……」

サンタ「これで最後だよ?出血特大サービス」

男「何を――」



ザザッ……!!

――――――――――――――――――――――――

女「う……く……」

女友「どしたのー?ぽんぽんいたいのー?」

女「ううん?だいじょ、だい……」

「てりゃーっ!!」

女「!!!」ビクッ!!

女「ふ、ふはぁ……」

ショワァァァァ

女友「うわ!みーちゃんどうしたの!?」

女「うっ……ひぐっ」

女「びえええええええええええええええん!!」

mixi電波・超音波被害 コミュニティー参加しています テクノロジー被害者、ネットネーム らい と申します 皆さまも他人事ではないので是非とも宜しくお願いします 高周波→Scope-20hzto20khz YouTube

――――――――――――――――――――――――

保母「あらあらどうしたの~?」

女「(ごめんなさい!ごめんなさい!!)」

女友「みーちゃんが急にないちゃったの!」

男「なんだよーうっせーなー」

女「(わ、こ、こわいひとだ……」

男「うっわ!びちょびちょじゃねーか!きったねー!」

女「ふぇっ……(ご、ごめんなさい)」

男「待ってろ」ダッ

女友「え?」

保母「ん?」

――――――――――――――――――――――――

男「……」フキフキ

保母「あらま……」

女「き、きたないよ……」

男「きたねーから拭いてんだろ。わかれぶす」

女「ひっ」

女友「ひっどーい!!あんたなにいってんの!?」

男「うっせぶす」

女友「むきー!」

保母「まぁまぁ」

女「(ひどいこと言うけど……いい人だ。
きっと、本当はあんなこと思ってないんだ。

かっこいいなぁ……)

ふぅ・・・

――――――――――――――――――――――――

女友「(みーちゃん……)」

男「うっひょー!」

女友「……あ」

男「ひゃっひー!」

女友「ねぇねぇ!」

男「なんだよ!『せくはら』すんぞ!」

女友「してみなさいよ!」

がばっ

女友「きゃー!?」

男「わははー!」

女友「……」ギュ

男「……どしたん」

女友「みーちゃん……いっちゃったね」

男「なにいってんだお前」

ほひ

女友「だって……もう遠く行っちゃったんだよ!?
いつものようにあったり、おしゃべりしたりできないんだよ!」

男「だからどーした」

女友「どーしたって……!」

男「また会えるじゃん!
がいこくいってるわけじゃないしさ!」

女友「……そだね」

男「うひひ、えーけつしとんのー!」スリスリー

女友「や!もう!」

女友「(なんか、いっしょにいると、ほっとする。
きっといいやつなんだろうなってのはなんとなくわかる。
なんというかこう……ずっと一緒にいたくなる)」

――――――――――――――――――――――――

友「おっぱいおばけだー!!」

委員長「やめ……」

男「きんぐおぶおっぱいだー!」

わー!!

委員長「うう……」

スッ

男「いいんちょ?」

委員長「わぁっ!?
さっき……」

男「ちょっと一言だけいいたくて戻ってきた」

委員長「足早いんだね」

男「……あのさ」

委員長「うん」

男「おれ、委員長のおっぱい好きだから」

委員長「!?」

男「おばけみたいとか、あいつの前だからしかたなく言ってるだけで、本当はすごくきれいだと思うよ!
おっきいのってなんかかっこいいよ!今度俺と二人きりでおっぱい見せてくれよ!」

委員長「……ぃぃょ」

男「やったー!!」

委員長「……(コンプレックスだったんだけどな。
どうしてだろう。今はなんか……この胸で良かったかも。
なんだかとっても、優越感)」

男「うひひ!!」

委員長「(ばかみたいだけど……良い人)」

――――――――――――――――――――――――

女子A「うおええええええ!」

ビチャビチャビチャッ!

男「おお!?なんだ!?」

女子A「あ……あぁ……」

女子A「(もうだめだ)」

女子A「(いじめられて、ひどいあだ名をつけられて――)」

男「全く。ほれハンカチ。さっさとふけよ」

女子A「ご、ごめ……えっ」

男「なんだよ。せっかくの善意を。ほーれ拭いてやる」ゴシゴシ

女子A「……」

女子A「(なんだろう。この人、かっこいい。
ていうか、これは……惚れる。うん。惚れる)」

男「よし、綺麗になった」

女子A「……」ポー

男「?」

支援

――――――――――――――――――――――――

女子A「あ、明日はバレンタイン……」

女子A「が、頑張らなきゃ!」

――――――――――――――――――――――――

女子A「……お、おいしくない」

女子A「あ、あぁ。もう朝……?」

女子A「で、できるまで……頑張ろう」

女子A「(せめてあの人には……おいしいチョコを……!)」

支援

――――――――――――――――――――――――

男「(あいつこねーなぁ……やっぱ俺のことなんてどうでもよかったんだよな)」

委員長「義理!」

男「あ、はい」

がんばれ

――――――――――――――――――――――――

従妹「おばーちゃん!!」

祖母「おかえり」

従妹「来てるって、ほんと!?」

祖母「主語はちゃんとつけようねぇ」

従姉「もしかして……」

従妹「あにきいいいいいいい!!!」

タッタッタ……

祖母「最近の子は元気があっていいねぇ」

支援

――――――――――――――――――――――――

従妹「あそべー!」

男「ヤだよ」

母「こーら。ゲームばっかしてないで遊んであげなさい。お兄ちゃんでしょ?」

男「ちっ。今日だけだからな」

従妹「わーい!」

従妹「(なんだかんだでかまってくれるから、あにきすき!)」

ほうほう

しえん

とっとと書け太郎

しえ

――――――――――――――――――――――――

従姉「寝たの?」

男「んー」

従姉「……」

従姉「(なんでだろう?そばにいると落ち着くっていうか……リラックスする。
本当に……ずっと、末永く、一緒にいたい……)」

男「ねーさん?」

従姉「ふへぇあぁはぃい!?」

男「おお……?」

――――――――――――――――――――――――

お嬢「通行の邪魔」

男「俺の通行の邪魔なんですけどー?」

お嬢「……」イラッ

男「……」イラッ

お嬢「じゃあ勝負しましょう。勝った方が次から場所を譲る、ということで」

男「勝負の内容は?」

お嬢「なら……次の数学の小テストを」

男「望むところ」

――――――――――――――――――――――――

男「くっそが!!次は負けん!」

お嬢「次も返り討ちですわ!!」

お嬢「(さて次は何で勝負……)」

お嬢「(あれ?学校ってこんなに楽しかったっけ)」

お嬢「(こいつと……この馬鹿と、ずっとこうして勝負していたい)」

男「オラ!勝負だ!」

お嬢「望むところですわ!」

この回想は相手視点でいいのか?

――――――――――――――――――――――――

女「あ……(あの時の)」

男「あ」

男「ひさしぶ……って、覚えてないか」

女「そ、そんなことない!」

男「わ」

女「あ、ごめん……ひさしぶり!」

男「マジ?人違いでなくって?
だってもう何年も前の……」

女「わ、忘れないよ。あんな衝撃的なこと」

男「俺なにしたっけ?」

女「わ、忘れたの!?」

男「いや、忘れてはないんだけど……衝撃的なことは記憶に」

女「(こ、こっちはただでさえドキドキが止まらないのに……
不公平だよ……なんか、やっぱりかっこよくなってるし……)」

支援

さるよけ

――――――――――――――――――――――――

ザザッ……

男「これは、どーいう……?」

サンタ「まだわかんないの?もうなんか人として駄目だね」

男「ひっど!!」

サンタ「彼女ら全員が、君と一緒にクリスマスをすごしたいんだってさ」

男「ええ!?」

サンタ「君の願い、『女の子と一緒にクリスマス』はもうあっさりと達成されるんじゃないかな?」

男「おいおいマジか……何でそのことを最初に言わねーんだ!」

サンタ「一歩踏み出すだけで、いくらでもフラグは立てれたっていうのに……
何もしないで『モテない』なんて、虫が良すぎるなぁ、って思ってさー」

男「結局……何もしてないのは俺だけだったってか……」

サンタ「そそ!皆が皆『モテない』って思いこんでるけど、
実際はそうじゃなんだよ!」

男ありがとう。俺、お前のおかげで、何か大切なことに気が付けた気がするよ」

サンタ「そう!それはよかった!じゃ、調整実行してくれる?」

男「……実行?」

サンタ「昨日はクリスマス・イブ。
本当のクリスマスは、今日じゃない?」

男「あー。そか」

サンタ「誰を選ぶか、全員を選ぶかは別として。
今日、送ってみたらどう?」

男「でも、忙しいんじゃ……」

サンタ「みんな君との約束なら、どんな用事でも蹴ってくれるよ」

男「わぁお」

サンタ「なにもしないうちから『できない』っていう人間ほど愚かなものってないよ」

男「……」

サンタ「みんなちゃんと生きてきたんなら、それ相応の何かがあるんだよ。
それをわかってほしいな」

男「なんというか……かっけーな。サンタクロース」

サンタ「わかってくれた?嬉しいな。
さて、僕はそろそろ行かなきゃ」

男「そか。頑張れよ」

サンタ「ん。ちゃんと送るんだぜ。『今日クリスマスパーティやるからこい』ってね」

男「命令口調!?」

サンタ「それでも全員来ると思うよ。例外なく」

男「そんな馬鹿な……」

サンタ「信じる信じない以前に、やってみてよ。そっちのが早いから」

男「……」

サンタ「じゃあね」

ガラ

男「…(窓からなんだ)

トナカイ「行きますぜ」

シャン シャン シャン シャン……

男「……」

カタカタカタッカタッ……

女友は友と付き合ってるんじゃ

男「……」

カタッ……

ピロリン

男「今年はだれかと……ノットロンリークリスマスになるといいな」



ピンポーン




男「……!」


男「はーい!」



                    
                              終わり

トナカイが渋いおっさんに見えるな

終わってもうた

以上です。途中若干寝てしまってマジごめんwwwwww
クリスマス予定無い奴は、今から誘ってみては?
もしかしたら『俺はモテない、誘っても迷惑だ、みんな忙しい』
なんて思ってるのは、お前だけかもしれないぜ
読んでくれたヤツに最高の乙を。ではまた

>>140

誘う相手がいない…
外でるか…


誘ってみるかー

2012年にマヤカレンダーによると地球滅亡とされるが、滅亡ではなく、
クローン人間の世界が始まるという説もある。
今流行の「一人~」やリア獣が敬遠される風潮、青少年条例のような工口の規制は
クローンの世界が始まり、人間の最高の快感の一つが不要として禁止され、
うしなわれる世界を暗示している。


リア充裏山

乙とってもよかっか!


いいSSだった

乙かれ様でした



誘う相手がいなかった

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