陽子「風邪引いた……」綾「嘘!?」 (76)

~朝、教室~

綾(あ……陽子からメールだ)

綾(なになに……)

綾「……え?」

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綾「そんな……陽子が……」

忍「どうしたんですか?」

綾「陽子が風邪引いたんだって、メールが……」

アリス「ええっ!?」

忍「あの陽子ちゃんが……」

忍「小学校のころから、風邪で休んだことなんて一度もなかったのに……」

綾「大丈夫かしら……」

カレン「どうしたデス?」

アリス「ああカレン。ヨーコが風邪引いたって」

カレン「oh,それは可哀想デース」

綾「熱が38度出てるんだって、つらそうね……」

忍「でも、ひとつ良かったことがありますよ」

綾「え?」

忍「これで陽子ちゃんがバカじゃないことが明らかになりました!」

綾(今までバカだと思ってたのね……)

~昼休み~

綾「……」

綾(今日は陽子がいない……)

綾(ただそれだけのことなのに、どうしてこんなに寂しいんだろう……)

綾(胸に穴がぽっかり空いたみたい……)

綾(陽子、今頃体だるくて苦しんでるんだろうな……)

綾(心配だわ……)

綾「はいこれ、あげる」

忍「いらないんですか?」

綾「食欲がないのよ……」

忍「そうですか」パクッ

綾「ごちそうさま……」

アリス「アヤももしかして体調悪いんじゃないの?」

綾「ううん、大丈夫よ」

カレン「……」

カレン(相当ショック受けてるみたいデス……)

カレン「皆さん、放課後なにも予定はないデスヨネ?」

綾「え、ええ」

忍「私もアリスも、ありませんけど……」

カレン「じゃあ皆でヨーコのうちへお見舞いに行きマショー!」

綾「そうね! 名案だわ! そうしよう、絶対そうよね、ね皆!?」

忍(急に元気になりましたね……)

忍「わ、分かりました……行きましょうか、アリス」

アリス「うん!」

綾(べ、別に陽子に会いたいから、とかじゃないわよ。私はただ、陽子に早く良くなってもらいたいだけで……)

~放課後~

ピンポーン

空太「はい、って、カレンお姉ちゃん」

カレン「ヨーコ! 救援に来マシタヨ! 私が来たからには風邪なんてどこかへぶっ飛ばしてヤリマス!」

空太「あ、あの……」

綾「よ、陽子のお見舞いに来ました」

空太「綾お姉ちゃんも、って、四人皆で来てくれたの?」

空太「ありがとう、どうぞ、上がって」

ガチャ

~陽子の部屋~

陽子「ごめんな、皆で来てもらって」

アリス「気にしないで。私たち皆心配だったから」

陽子「げほっげほっ、ごほっ」

綾(ひどい咳だわ……)

カレン「熱は大丈夫デスカ?」

陽子「朝からずっと寝てたんだけど、全然引かなくて……」

カレン「どれどれ……」ピトッ

綾(カレンが、陽子のおでこに手を……)

綾(私も熱を調べるふりして、陽子のおでこにタッチしようかしら……)

綾「陽子の熱、どう……?」

カレン「ソーホットデス」

アリス「陽子大丈夫? 私も熱測らせて!」ピトッ

忍「私も!」ピトッ

陽子「なんかモテモテだな、おい……」

綾「陽子、わた、私も……」ソーッ

陽子(なんで震えてんの)

陽子「ごほっ、ごほっ」

綾(顔色も、いつもより相当悪いわ……)

アリス「ヨーコ、なにかしてほしいことあったら言ってね」

陽子「うーん」

陽子「そういえば私、朝からなにも食べてないな……」

忍「ええっ! 陽子ちゃん、それじゃダメですよ!」

忍「風邪引いた時こそしっかり食べないと!」

陽子「ご、ごめんなさい……」

綾「おかゆなら食べられそう?」

陽子「うん、食欲ないけど、頑張って食べるよ」

綾「じゃあ私おかゆ作るわ」

忍「はいはい! 私も手伝います!」

綾「え? わ、分かったわ」

バタン

カレン「私とアリスはなにをシマショウカ」

アリス「うーん」

陽子「できるだけ部屋の外にいたほうがいいよ。風邪移っちゃうから」

アリス「そ、そうだよね」

カレン「NO! それじゃ私たちが来た意味ないデス!」

カレン「なにかヨーコの役に立てることがあるはずデス! じっくり考えるのデス」

アリス「うん、そうだね! ――あそうだ、ヨーコを励ますのはどうかな?」

アリス「頑張れー、風邪に負けるなー、って」

カレン「名案デスネ! 頑張れ頑張れヨーコ!」

陽子「賑やかだな……」

陽子(頭に響いて、正直やめてほしいけど、言いにくいよな……)

陽子(カレン、真面目にやってくれてるもんな)

~台所~

綾「……しかし、二人で作るものでもないわよね、おかゆ」

綾「お鍋にお米と水入れて炊くだけだし……」

クラクラ

忍「私お鍋見てますから、綾ちゃんは戻っててください」

綾「ずっとって、小一時間かかるわよ」

忍「いいんです」

綾「はあ……」

綾「じゃあ戻るわね」

空太「……」

美月「……」

綾「空太くんに美月ちゃん。どうしたのそんな悲しそうな顔して」

空太「あの」

美月「お姉ちゃん、大丈夫かな?」

綾「え、ええ……だいぶ辛そうだったけど……」

美月「実は今日、お姉ちゃんずっと部屋にこもりっきりで」

空太「今日は一度も顔合わせてないんだ」

空太「お姉ちゃんずっと風邪なんて引いたことなかったから」

美月「心配してて……」

綾「そうなの……」

綾(きょうだいにこんなに心配されるなんて……)

綾(陽子って、ホントにいいお姉ちゃんなのね……)

綾「大丈夫よ」

綾「今は具合悪そうだけど、しっかり休めばよくなるわ」

綾「それに、空太くんに美月ちゃん、陽子をこんなに心配してあげてるんだもの」

綾「心配してあげた分だけ、早く治るわよ」

空太「そうだよね、綾お姉ちゃんも、いっぱい心配してあげてるもんね」

綾「そ、それほどでもないけどね」///

美月「照れなくてもいいよ。うち入って来たとき、綾お姉ちゃんすごい不安そうな顔だったもん」

綾「……っ!」///

綾「と、とにかく、陽子に空太くん美月ちゃんが心配してたって伝えるわね」

空太「そ、それはちょっと……恥ずかしい」

綾「……そうよね。なんだか分かるわ、その気持ち」

綾「伝えたくて仕方がないのに、伝えられないのよね……」

今日はここまでになります
土日中には終わらせたい

ワーワー

空太「なんだか二階が騒がしいね」

綾「そうね」

綾(アリスにカレン、なにしてるのかしら)

綾「じゃあ私二階に戻るね」

綾「忍におかゆ出来たら持ってきてくれるよう言っておいて」

~陽子の部屋~

カレン「そろそろ元気出てきマシタか?」

陽子「うーん、どうかな」

陽子(頭にガンガン響いてくるんだけど)

陽子「ちょっとマシになった気はする……かな」

アリス「それは良かったよー!」

ガチャ

綾「ただいまー。なにしてたの?」

カレン「ヨーコを励ましてたデス!」

綾「なんで!?」

アリス「ヨーコに元気を送れると思って」

綾「あ、ああそう」

綾(絶対迷惑がられてるわよそれ……)

―――――――

陽子「喉渇いたな」

陽子「ごめん誰か、コップに水入れて持ってきてくれないかな?」

アリス「私行ってくるよ」

綾「陽子、すごい汗よ……」

陽子「ああ、ずっと布団の中だったからな」

陽子「気持ち悪いし、着替えようかな」

綾「え、こここここで着替えるの!?」///

陽子「どこで着替えろって言うんだよ」

陽子「……」シュルシュル

綾「ぬ、脱ぎ始めないでよ! 出て行くから!」///

カレン「oh、やっぱりないすばでーデス……」

綾「カレンもまじまじ見ない!」

ガチャ

陽子「下着下着……」

綾「……」

綾(陽子今頃裸になってるのかしら……)

綾「……」///

カレン「アヤヤ! どうしたデス! 風邪貰っちゃったデスカ?」

アリス「ただいまーって、なんで二人とも部屋の前にいるの?」

カレン「ヨーコが着替えてるデス」

カレン「それでアヤヤがあんな調子なのデス」

綾(想像しちゃ駄目よ……キャーッ!!!)

陽子「おっけーだよ」

ガチャ

アリス「はいヨーコ、お水だよ」

陽子「アリス、さんきゅーな」

アリス「シノがもうすぐおかゆ出来そうだって」

陽子「お、そうか」

~台所~

忍「良い感じの柔らかさになってきました」

忍「後はお塩を入れて……」

忍「はっ!」

忍(確か理科の授業で先生が言っていたような気がします)

忍(人間に最低限必要なものは、水と塩……)

忍(陽子ちゃんは今弱ってるから、水と塩をたくさん取らないとダメですよね……)

忍(それから、元気が出る食べ物と言えば……)

~陽子の部屋~

ガチャ

忍「陽子ちゃん、お待たせしましたー」

陽子「おおしの、ありがとう。蓋開けるね」パカ

陽子「……」

陽子(水、多くないか……?)

陽子(まあ水気多いほうが胃腸には優しいよな……)

陽子「いただきます」パクッ

陽子「……っ! げほっ、げほっ」

綾「陽子、大丈夫?」

陽子「ああ、ちょっと咳が出ただけ」

陽子(めちゃくちゃ塩っ辛い……)

陽子(それに、なんだこの独特の風味は……)

陽子「なにこれ……」

忍「え?」

陽子「いや、なんでもない」

陽子(全部食べて、皆を安心させなきゃな……)

カレン「そういえば、日本では風邪引いた時におかゆを食べるんデスね」

忍「イギリスは違うんですか?」

カレン「オニオンスープとか、暖かいスープを食べてマシタ」

アリス「レムシップ、っていうレモン味の風邪薬を飲んだりするよ」

カレン「私あの味、実は苦手なんデス」

アリス「ええ、そうなの? あれが風邪引いたときの唯一の楽しみだったのに!」

カレン「アリスがなんと言っても私は嫌いデス!」

ワーワー

綾「そこ、もめない!」

陽子(頭に響いてくる……)

陽子「ご、ごちそうさん」

綾「はい、全部食べたのね」

アリス「陽子、顔色がさっきより良くないけど大丈夫?」

陽子「そう? 気のせいだよ、良くなってるよ」

綾「じゃあ私、片づけてくるね」

綾(なんか独特のにおいがするのよね、この鍋……)

綾(にんにくみたいな……)

~台所~

綾(あら、しのったら、道具片づけてないじゃない、全く……)

綾(お塩はこっちで……って、)

綾(すりおろし器と、ニンニクのかけら……)

綾(しの、まさかおかゆにニンニクを……?)

~陽子の部屋~

アリス「レムシップは美味しいよ!」

カレン「美味しくないデス!」

ガチャ

忍「おかえり綾ちゃん……って、どうしたんですか?」

綾「しの、おかゆにニンニク入れた?」ヒソヒソ

忍「い、入れましたけど……」

綾「なんでそんなこと!」

忍「あ、綾ちゃん」

陽子「おい、どうした綾」

綾「……ダメよ、こんなの」

綾「陽子に良くなって貰うためにお見舞いにきたのに」

綾「アリスとカレンはうるさくして陽子を困らせるし、しのは……」

綾「これじゃ、私たち逆に陽子を悪くしちゃうじゃない!」

綾「……帰ろう」

アリス「アヤ……」

アリス「ヨーコ、私たち帰るよ」

カレン「そ、そうデスね」

忍「帰るんですか? じゃあ私も帰ります」

陽子「……」

綾「空太くん美月ちゃん、お邪魔しました」

空太「あ、はい、さよなら」

ガチャ、バタン

今回はここまでになります
頑張って今日中に終えたいけどちょっと厳しいかもです

~次の日、学校~

忍「今日も陽子ちゃん来ませんでしたね」

アリス「……私たちのせいなのかな」

カレン「そんなことないデス。陽子はきっと喜んでくれマシタよ」

綾「……そうかしら」

カレン「……」

綾(もう今日は、お見舞いには行かないでおこう)

綾(頭が痛いのにワーワー騒がれたり、まずいもの食べさせられたり)

綾(昨日のあんなこと……私が陽子だったら我慢できないわよ)

綾(その方が、絶対にいいわ)

綾「……」

烏丸「小路さん!」

綾「……あ、はい!」

烏丸「はい、日誌。今日小路さんが日直でしょ?」

綾「あ、どうも……」

~放課後、帰り道~

綾「それじゃ、バイバイ」

忍「さようなら、綾ちゃん」

綾「……」

綾(やっぱり、誰もお見舞いを提案しなかったわ)

綾(皆昨日のことを気にしてるのね)

綾(心の中が、もやもやする……)

綾(どうして、昨日はあんな出て行き方したんだろう)

綾「……」

綾(そうだ、私)

綾(陽子に一言も謝らないまま、出てきちゃった)

ピンポーン

綾「小路です」

空太「ああ、今日も来てくれたんですね」

綾「いえ、すぐに帰るわ」

空太「え? まあ、どうぞ入って」

~陽子の部屋~

陽子「ごほっ、ごほっ」

綾(昨日と変わらず、ひどい咳……)

陽子「今日は一人?」

綾「え、ええ」

綾(言いださなきゃ……)

綾「昨日は、ごめん」

陽子「何の話?」

綾「私陽子に嫌な思いさせちゃったよね」

陽子「え、どうしたの?」

綾「だって、勝手に騒いで、意味分からないうちに飛び出していって、不快だったでしょ?」

陽子「え? ……別に、そこまで気にしてないんだけど」

陽子「まあ、今日も来てくれてありがとな」

綾「それだけだから。私、もう帰る」

陽子「え?」

綾「今日は昨日のこと謝りに来たの。うっとうしく感じたならごめんなさい」

綾「これ以上いても陽子の邪魔しちゃうから。一人でゆっくり休んで」

陽子「……」

綾「じゃ、さよなら」

陽子「……待って」

綾「……」

陽子「なあ綾。風邪引いたときって、すごい暇で、でもなにもしたくないんだよな」

陽子「寝たり起きたりしながら、時間がゆっくりゆっくり過ぎて行く……風邪引いたのなんてほとんど初めてだから、こんな感覚新鮮だよ、ごほっごほっ」

綾「なにが、言いたいの」

陽子「……ここに居て? 私一人だと寂しくて仕方ないんだ」

綾「……」

陽子「……」

綾「……嫌じゃないの?」

陽子「全然。一緒に居てくれるだけで嬉しい」

綾「……そう」

綾「……暗くなってきたから、帰るわね」

陽子「うん」

綾「……」

陽子「綾」

綾「なに?」

陽子「ありがとな。明日も、来てくれ」

~翌日、陽子の部屋~

綾「お水、持ってこよっか?」

陽子「うん、ありがと」

綾(昨日より、だいぶ顔色が良くなったわ)

綾「はい」

陽子「さんきゅー。綾が来てくれて、ホント助かるよ」

綾「……私じゃなくて、空太くんや美月ちゃんに頼めばいいじゃない」

陽子「……いや、そうなんだけどさ」

陽子「なんか、身内に頼むの照れくさいじゃん?」

陽子「なんつーか、頼みたいんだけど、頼みづらい」

綾「……」

綾(伝えたくて仕方がないのに、伝えられない)

綾(きょうだいで一緒なのね)

陽子「綾だったら、全然頼みやすいからな。昨日頼んだら実際今日来てくれたし」

綾「……」///

陽子「お腹すいたな……」

綾「食欲が出てきたの? 良かったわ

綾「私なにか作ろっか」

陽子「あ、そう? じゃあお言葉に甘えて」

綾「冷蔵庫の中身、勝手に使っていい?」

陽子「ああ、大丈夫だと思う」

綾「はい、出来ました」

陽子「お、ありがとありがと……ポトフか」

綾「暖かいし、柔らかくて消化もいいから」

陽子「いただきます」パクッ

陽子「……ハムが美味しい。久しぶりにお肉食べたなあ……」

陽子「美味しい、美味しいよ綾。私のお母さんにホントなって欲しいわ」

綾「な……なってあげるもんですか!」///

陽子「ごちそうさま」

綾「お粗末さまでした」

陽子「暗くなってきたな」

綾「うん」

陽子「綾、ホントありがとな。すごい元気でてきたわ」

陽子「この調子だったら、明日は学校行けるかもな!」

綾「……そうね」

陽子「皆に会うの楽しみー!」

綾「……あのさ」

綾「その、皆に会うの、私も含めてだけど、嫌、じゃないの?」

陽子「へ、どうして?」

綾「だって、おととい、ひどいことされたじゃない」

綾「アリスとカレンに部屋で騒がれたり」

陽子「……」

綾「忍にニンニク入りのおかゆ食べさせられたり」

陽子「あ、気づいてたか」

陽子「私、実は全然気にしてない。皆私のためを思ってやってくれたんだし」

綾「でも、風邪が酷かったのに辛かったでしょ?」

陽子「……私昨日言ったじゃん」

陽子「風邪のとき、一人じゃ寂しいんだよ」

陽子「私はみんなが来てくれたとき、ものすごく嬉しかったし、皆が私の為に働いてくれるのがホントに胸に染みたよ?」

綾「……そう、なの? 陽子、怒ってないの?」

陽子「なんで私が怒らなきゃいけないんだよ」

綾「私てっきり、陽子はずっと怒ってるものだと思ってたわ」

陽子「あはは、なんでだよー」

綾「それなら、昨日も皆誘って連れてきた方が良かったわね」

綾(なによ、私の思い込みだったんじゃない!)

陽子「いやしかし、綾が来てくれてホントに嬉しいよ」

陽子「なんだかさ、ベッドで寝てると退屈で寂しいんだけどさ、綾に会うと、胸がポカポカしてくるんだよね……」

綾「……」

陽子「それで昨日も今日も、綾と長いこと、出来るなら一日中一緒にいたいって思うんだ」

綾「……」///

陽子「……あ、ゴメンね、変な話しちゃって」

綾「い、いいのよ」

陽子「忘れてくれ」

綾「忘れられないわよ」ボソッ

陽子「え、なにか言った」

綾「なんでもないわ」

綾「わ、私帰るわね」

陽子「おう、じゃあな。また明日、学校で!」

綾「ええ、バイバイ」

ガチャ

~一階~

空太「あ、あの、綾お姉ちゃん」

綾「どうしたの?」

空太「毎日お見舞いに来てくれて、ありがとう」

美月「綾お姉ちゃん本当に心配してくれてるんだね」

綾「べ、別にいいのよ」

空太「……綾お姉ちゃんの思い、届いてるといいね」

綾「ど、どういうことかしら」

美月「綾お姉ちゃん、うちのお姉ちゃんのこと好きなんでしょ?」

綾「……っ!」///

~次の日、学校~

陽子「セーフセーフ。はあ、はあ……疲れた」

カレン「病み上がりで忙しいデスね、ヨーコ」

アリス「カレンにしの、早く教室に戻った方がいいんじゃない?」

忍「そ、そうでした!」

陽子「あれ、綾は?」

忍「綾ちゃんはお休みみたいです。風邪引いたんですって」

カレン「ヨーコの風邪、貰っちゃったんじゃないデスか?」

陽子「あらら……」

陽子(お見舞い、行ってやるか)


おわり

ありがとうございました
土日中に終われなくて申し訳ない

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