あやせ「彼女と別れたそうですね」京介「・・・」(236)

あやせ「彼女と別れたそうですね、お兄さん」

京介「そ、そうなんだ・・・また麻奈美から?」

あやせ「そんなのは、どうでもいいコトです」

京介「・・・はい」

あやせ「で、どうして別れたんですか?」

京介「そ、そんなのお前には関係ない」

あやせ「関係あると思いますが」

京介「何で!?」

あやせ「これが浮気だからです」

京介「は?」

あやせ「わたしに結婚してくれって言いましたよね」

京介「あ、あれは」

あやせ「言いましたよね」

京介「・・・はい」

あやせ「愛のこもったプロポーズって言いましたよね」

京介「もういっそ、殺してくれ」

あやせ「言いましたよね」

京介「・・・はい」

あやせ「なのにお兄さんは彼女を作った」

あやせ「これは立派な浮気です」

京介「いや、飛躍しすぎだから!」

あやせ「またセクハラだったとか、誤魔化すつもりですか」

京介「いや、あの」

あやせ「セクハラは犯罪ですよ」

京介「・・・すいません」

あやせ「わたしに結婚してくれと言っておいて、別に彼女を作った」

あやせ「これを浮気だと認めますね」

京介「待て待て!お前、無理ですって断ったじゃねぇか!」

あやせ「お兄さんは1回断られて諦める程度の気持ちで」

あやせ「結婚なんて重い言葉を口にしたんですか?」

京介「ええええ?」

あやせ「女の子にとって、結婚が夢だと分かってて」

あやせ「わたしに結婚してくれって言ったんですか?」

京介「い・・・いえ」

あやせ「お兄さんは、わたしに結婚してくれと言った」

あやせ「これは認めますね」

京介「・・・はい」

あやせ「結婚してくれと言ったのに別の彼女を作った」

あやせ「これも認めますね」

京介「・・・はい」

あやせ「だったら、これを浮気と認めますね」

京介「・・・はい」

京介「あれ?」

京介「いやいや待てって!大体付き合ってなかったじゃん!」

あやせ「お兄さんにとって結婚とお付き合い、どっちが重いんですか?」

京介「いま、その比較はおかしいだろ!」

あやせ「どっちですか」

京介「・・・結婚です」

あやせ「わたしに結婚を申し込んだのに、お付き合いをした」

あやせ「これは浮気ですね?」

京介「・・・はい」

あやせ「わたしに謝ってください」

京介「すいませんでしたっ」

これ前見たことあるような

>>9
前に空白スレでちょっと書いた
かなり短いの

つまり今回は長いということですね!?

京介「おかしい、何かがおかしい」

あやせ「何か言いました?」

京介「・・・言ってません」

あやせ「お兄さんが望むなら、寄りを戻してあげてもいいですが」

京介「付き合ってもないのに、寄りを戻すってなんだ!?」

あやせ「お兄さんは浮気したんですよね」

京介「・・・はい」

あやせ「だったら、付き合うのは寄りを寄りを戻すというコトです」

京介「え?あれ?」

>>14
・・・たぶん

あやせ「どうなんです?」

あやせ「お兄さんが望むなら、寄りを戻してあげますよ」

京介「ひょっとして、お前が付き合いたいだけなんじゃね~の?」

シュボッ

京介「悪かったから、ライターはやめてくれ」

あやせ「お兄さんは誰にでも結婚してくれって言うんですか?」

京介「・・・言いません」

あやせ「どんな人に言うんですか?」

京介「これ、答えないといけない?」

あやせ「いけません」

京介「いいな、と思った人です」

あやせ「ふぅん、いいなと思った人」

あやせ「わたしのコト、いいなと思った訳ですね?」

京介「・・・はい」

あやせ「いいなと思ったから、愛のこもったプロポーズをした」

京介「俺をどこかに埋めてくれ」

あやせ「プロポーズをした」

京介「・・・はい」

あやせ「だったら、寄りを戻す時はお兄さんから言うべきですよね」

京介「何で!?」

あやせ「プロポーズは、お兄さんからしたんですよね」

京介「・・・その通りです」

京介「でも、ちょい待て!別れたばっかで付き合うとかさ!」

あやせ「お兄さんが彼女と楽しくやってる間」

あやせ「わたしはずっと、一人ぼっちだった訳ですが」

京介「・・・う」

あやせ「時間は問題じゃありませんよね」

京介「ほら、あの、世間体・・・とか」

あやせ「最初は付き合ってるのを秘密にすればいいですよね」

京介「・・・ぐ」

あやせ「他に何か問題でも?」

京介「・・・ありません」

京介「だーっ!待てって!」

京介「お前は最大の問題を忘れてるぞ!」

あやせ「何でしょう?」

京介「桐乃だよ、桐乃!」

京介「あいつは俺に彼女が出来るコトに耐えられないんだ!」

あやせ「桐乃はわたしの大切な親友です」

京介「そうだろ!?」

あやせ「だから、無理やりにでも認めさせてみせますよ」

麻奈美『あやせちゃんなら』

麻奈美『みんなが笑って暮らせる家庭を、無理やりにでも作ると思う』

京介「ぐあっ!」

あやせ「これ以上引きのばすのは、男らしくないと思うんですが」

京介「ぬっ・・・く」

あやせ「わたしに何か言うコトは?」

京介「えっと・・・その」

あやせ「言うコトは?」

京介「俺と寄りを戻してくださいっ!」

あやせ「もう、しょうがないですね」

あやせ「そこまで言うなら、寄りを戻してあげます♪」

京介「俺、泣いていいかな?」

あやせ「嬉しくてですよね?」

京介「・・・はい」

あやせ「元気ないですね」

京介「そんなコトないよ・・・ははは・・・はぁ」

あやせ「彼女としては、元気がないのは心配です」

京介「もう彼女気取り!?」

あやせ「何か問題ありますか?」

京介「・・・ありません」

あやせ「しょうがないですね」

あやせ「ぎゅっ」

京介「!?」

あやせ「どうですか?少しは元気出ました?」

京介(こ、こいつ、すっげえ可愛いんじゃね?)

あやせ(お兄さん、チョロイすぎです)

京介「イヤイヤイヤ、いかんいかん!」

あやせ「どうしたんですか?首振ったりして」

京介「アメとムチの使い分けって、効果絶大だって考えてた」

あやせ「もう、何ですかそれ」

あやせ「ところで寄りも戻したコトですし」

あやせ「呼び方を変えたいな、と思うのですが」

京介「へ?どういう風に?」

あやせ「京介さん・・・とか?」

京介「ぬぉっ!」

あやせ「ど、どうしたんですか?」

京介「威力でけえ!」

京介「あやせ、すまん・・・ちょっと呼び捨てにしてもらえないか?」

あやせ「京介?」

京介「ぬぁぁぁ!」

京介「・・・ちょっとそこの壁に、ヘッドバッドしていいかな」

あやせ「意味が分かりませんから!」

京介「ムチの後のアメが、こんなにご褒美だとは思わなかった」

あやせ「な、何か京介さん・・・さっきと性格違いませんか?」

京介「あやせ、呼び捨て継続で頼む!」

あやせ「わ、分かりました」

あやせ「京介、何かして欲しいコトありますか?」

京介「そこはフレンドリーにタメ口で頼む!」

あやせ「は?」

京介「付き合ってるっていったら、タメ口だろう」

あやせ「そ、そうですか」

あやせ「京介、何かして欲しいコトある?///」

京介「ご褒美すぎて鼻血が出そうだ」

あやせ「え?」

京介「いや、何でもない」

京介「それにしても、して欲しいコト?」

あやせ「はい」

京介「して欲しいコトか・・・うーむ」

あやせ「そんなに真剣に悩まなくても」

京介「・・・・・・・・・ら、とか」

あやせ「何ですか?」

京介「膝枕とかっ!?」

あやせ「膝枕?」

あやせ「ぷっ・・・あはははは!膝枕って子供みたい!」

京介「わ、笑うな!膝枕は男の夢なんだよ!」

京介「・・・・・・」ムスッ

あやせ「ごめんなさい」

京介「・・・・・・」フンッ

あやせ「ねぇ、許して・・・京介?」

京介「くっ!こ、今回だけだからな!」

あやせ「アリガト、京介♪」

あやせ(だからチョロすぎだってば)

京介「なんか俺、踏みとどまるべき線を軽々越えてる気がしてきた」

あやせ「じゃあ、どうぞ」

京介「は?」

あやせ「膝枕・・・///」

京介「え?あの、じゃあ・・・お邪魔します」

あやせ「どうぞ」

京介「こ、これが夢にまで見た膝枕」

あやせ「どうですか?」

京介「あやせ、俺このまま死んでもいいわ」

あやせ「もう、これくらいで死なないでください」

京介「いや、これが夢をかなえるコトなんだなって思って」

あやせ「このくらいでいいんですか?」

京介「へ?」

あやせ「これが結婚前提のお付き合いだったら」

あやせ「もっとすごい夢をかなえてあげられるのにな~って」

京介「もっと・・・すごい夢だと?」ゴクッ

あやせ「京介、いま喉が鳴りましたけど」

京介「そりゃ鳴るだろう」

京介「な、ななな、何だ?もっとすごい夢って何だ?」

あやせ「少し落ち着いてください」

京介「とても落ち着いていられんのだが」

あやせ「深呼吸しましょう」

京介「すーはー、すーはー」

あやせ「落ち着きましたか?」

京介「・・・はい」

京介「何か、いいように操られてないか?俺」

あやせ「気のせいです♪」

京介「で」

あやせ「で?」

京介「すごい夢だよ!具体的にどんな夢をかなえてくれるんだ!?」

あやせ「それは先には教えられません」

京介「また俺の心を弄ぶつもりだなぁ!?」

あやせ「そんなコトしてません!」

京介「うぬぅ」

あやせ「あ~あ、京介に疑われちゃって、わたし悲しいな~」

京介「ふ、ふん!もう騙されないからな!」

あやせ「京介が結婚を前提にって言ってくれれば」

あやせ「教えてあげられるのにな~」

京介「だ、騙されないからな」

あやせ「何かこの部屋、暑くないですか?」

京介(こ、ここ、こいつ!ボタン外しやがった!)

あやせ「まだ暑いな~」

京介(だ、第2ボタンまでっ!)

あやせ「ん~、暑い暑い」

京介(前屈みに!む、胸元がっ!)

京介(どうする俺・・・結婚を前提にとか言っちゃうか?)

京介(いやいや、踏みとどまる一線は、まさにここじゃん)

京介(でも、据え膳食わぬは何とかって)

あやせ「京介、どうしたんですか?」ポンッ

京介(ひ、膝に手をっ!!!)

京介「あやせ!結婚を前提に付き合ってくれ!!!」

あやせ「そこまで言うなら」

あやせ「そういうお付き合いをしてあげます♪」

京介「・・・俺は大事な何かを失ったんだろうか」

あやせ「あ、わたし、ちょっとはしたない格好になってますね」

京介「何でボタンを止める!?」

あやせ「お付き合いをしてる人の前で、はしたなかったかな~って」

京介「いや、OKだから!むしろウェルカムだから!」

あやせ「ちょっと深呼吸しましょう」

京介「すーはー、すーはー」

あやせ「落ち着きましたか?」

京介「・・・はい」

京介「それでですね、あやせさん」

あやせ「何で敬語なんですか?」

京介「そろそろ、すごい夢というのを教えて頂けないかと」

あやせ「京介、喉渇きません?」

京介「乾かないから!」

あやせ「そ、そうですか」

京介「あ、あやせ、プリーズ!」

あやせ「ん~、どうしよっかな~」

京介「焦らさないでいいからっ!」

あやせ「でも恥ずかしいしな~」

京介「恥ずかしがらんでいいからっ!」

あやせ「というか」

京介「というか?」

あやせ「そんなコト女のコの口から言わせる気ですか?///」

京介「踏みにじったなぁ!男の純情を踏みにじったなぁぁぁ!」

あやせ「踏みにじってません!」

京介「頼むよあやせ・・・ウサギはストレス貯めると死んじゃうんだぞ」

あやせ「いえ、全く意味不明です、それ」

京介「あやせぇぇぇ」

あやせ「泣かないでください!」

あやせ「そんなに知りたいですか?」

京介「知りたいっ!」

あやせ「じゃ、じゃあ目を閉じてください」

京介「分かりまひた!」

あやせ「いきますよ」

京介「は、はひ」

あやせ「・・・ん」チュッ

京介「へ?」

あやせ「どうしたんですか?」

京介「ほっぺ?」

京介「ほっぺにチュ?」

あやせ「嬉しいですか?」

京介「えっと、嬉しいか嬉しくないかで言えば」

京介「嬉しくはあるが」

あやせ「そうですか、良かったです♪」

京介「え?でも何か違う気が」

あやせ「嬉しいんですよね?」

京介「・・・はい」

京介「って、違う違う」

あやせ「ほんとは嬉しくないとか?」

京介「いや、普通に嬉しい」

京介「イヤイヤイヤ!違うって!」

あやせ「少しおかしいですよ?また深呼吸します?」

京介「これ以上すると、過呼吸だから」

京介「てか、あやせはおかしいと思わないのか?」

あやせ「何がです?」

京介「ほ、ほら、ほっぺにチュより膝枕のがレベル高いんじゃね?」

京介「みたいな疑問がさ」

あやせ「頭が膝に乗るのと、唇が直接触れるというコトでは」

あやせ「ほっぺにチュの方がレベルが高い気がしますが」

京介「く、唇が直接・・・その言い方は卑怯だ」

あやせ「レベル高いですよね?」

京介「・・・はい」

京介「流されちゃダメだ、流されちゃダメだ、流されちゃダメだ」

あやせ「過呼吸します?」

京介「殺す気か」

京介「いやね、もっとすごい夢の、もっとの部分を大事にしてだな」

あやせ「ほっぺにチュだと、もっとすごいコトにはならないと?」

京介「そう!そういうコトだ!」

あやせ「具体的に、どういうのがもっとすごいなんですか?」

京介「は?」

あやせ「具体的に言ってもらわないと」

京介「そ、そんなコト男の口から言える訳ないじゃん!///」

あやせ「・・・・・・京介・・・・・・?」

京介「スマン、いまのは忘れてくれ」

あやせ「はい、出来ればわたしも忘れたいです」

京介「えっとだな」

あやせ「えっと?」

京介「どうせ唇が触れるなら、別の所に触れて欲しいってコトだ」

あやせ「具体的には?」

京介「お前は鬼か!?」

あやせ「だって、言ってくれないと分からないじゃないですか」

京介「く、くくく」

あやせ「く?」

京介「唇にキスしてくれっ!」

あやせ「言ってやったぞ的なドヤ顔のトコ、申し訳ないんですが」

京介「うん?」

あやせ「そこはキスしたい、か・・・キスさせてくれ」

あやせ「というのが正しい気がするんですが」

京介「ぬぉっ!」

京介「いつの間にか、完全受け姿勢になってる!?」

あやせ「もう、ムードを大切にしてくれないとな~」

京介「いかん、あやせ様が怒っている」

京介「このままでは、ご褒美がもらえない」

あやせ「何か言いました?」

京介「何も」

京介「あ、あやせ!」

あやせ「はい?」

京介「お前の・・・」

あやせ「お前の?」

京介「お前の唇が欲しい」キリッ

あやせ「・・・京介」

京介(言えたぜ・・・)

あやせ「またドヤ顔のトコ、申し訳ないんですが」

京介「あれ?」

あやせ「鼻血が出てますよ?」

京介「ぐぁっ!どおりで生温かいと思った!」

あやせ「もう血は止まったみたいですね」

京介「何かカッコ悪いな、俺」

あやせ「そんなコトないですよ」

京介「え?」

あやせ「変に取り繕うより、自然のままの京介が」

あやせ「一番カッコいいと思いますよ」

京介「お前・・・」

京介「天使なんじゃね?」

あやせ「・・・・・・///」

あやせ「もう!何でそういうコトはさらりと言えるんですか!」

京介「そういうコト?えっと・・・あ」

京介「俺ったら、そんな恥ずかしいコト言っちゃって、イヤン///」

あやせ「・・・・・・」

京介「悪かったから、頭を抱えないでくれ」

京介「精神的に俺を一人にしないでくれ」

あやせ「いえ、ちょっと早まったかなって思って」

京介「付き合って30分くらいで、もう破局の危機!?」

あやせ「もっと男らしいトコ、見せてくれないとな~」

京介「!」

京介「ぬぉぉぉ!あやせぇぇぇ!」

あやせ「え?あ、きゃっ」

京介「んっ」チュッ

あやせ「!?」

京介「唇、ゲットぉぉぉ!」

あやせ「もう、ムードを大切にしてって言ったのに」

京介「・・・全力で申し訳ない」

あやせ「それにしても」

京介「どした?」

あやせ「京介が、そんなにも強くわたしを求めてたなんて///」

京介「え?あれ?」

京介「何か俺、ものすごい勢いで雰囲気に流されてる?」

あやせ「ちなみに」

あやせ「わたしのファーストキスです、責任取ってくださいね♪」

京介「・・・はい」

京介「むう、こうなったら潔く、あやせを彼女と認めよう」

あやせ「京介、何をぶつぶつ言ってるんです?」

京介「認めた上で・・・」

あやせ「京介?」

京介「あやせっ!」

あやせ「は、はい?」

京介「もっとすごいコトしよう!」

あやせ「・・・は?」

京介「彼氏・彼女じゃないと出来ないコトをするんだ!」

あやせ「やっぱり深呼吸した方が良くないですか?」

京介「そんなもんいらん!」

京介「いまの俺は、燃えているぜっ!」

あやせ「ちょ、ちょっと落ち着きましょう」

京介「どこの誰も俺を抑えるコトは出来ない!」

あやせ「じゃあ思い浮かべてくださいっ!」

京介「何を?」

あやせ「桐乃の顔を!」

京介「な!?」

京介「なんて・・・コトを」ガクッ

あやせ「効果あったようですね」

京介「あ、ああ・・・効果は絶大だった」パタッ

あやせ「京介が燃え尽きた!?」

京介「・・・天国から地獄に突き落とされるって」

京介「きっとこんな気分なんだろうな」

あやせ「さすがに言い過ぎじゃないですか」

京介「いまの気分はマリアナ海溝より深く沈んでいる」

あやせ「げ、元気出して、京介」

京介「無理だ・・・この気分を盛り上げるには並大抵のコトでは」

あやせ「どうすれば元気出してくれるんですか?」

京介「そう、あやせ・・・お前には義務がある」

あやせ「義務?」

京介「彼女として、俺をマリアナ海溝から引き上げる義務が!」

あやせ「な、何か大きい話なのか小さい話なのか分かりませんけど」

京介「これは彼女でないと出来ないコトだ」

京介「そしてお前は、俺の何だ」

あやせ「か、彼女です」

京介「だったら、義務を果たさなきゃいけない・・・分かるな?」

あやせ「え?あの」

京介「いままで主導権を握られ続けてきたが」

京介「やっと俺のターン!」

あやせ「は?」

京介「リバースカード・オープン!」

京介「あやせのかなえるすごい夢を、もう一つ増やす!」

あやせ「何を勝手に!」

京介「いいのか?」

あやせ「え?」

京介「俺がこのまま帰ったら、お前とのキスの直後というにも関わらず」

京介「暗い表情のまま、家に帰らねばならない」

あやせ「ちょっと、待っ・・・」

京介「そして帰って桐乃の顔を見た俺は、泣いてしまうかもしれない」

あやせ「そ、そんなの想像にすぎ・・・」

京介「桐乃は泣いてる俺を慰めるかもしれない」

京介「そしたら俺は、全てを話してしまうかも」

あやせ「きょ、脅迫ですかっ」

京介「人聞きの悪いコト言っちゃいけないな」

京介「あくまでそうなるかも・・・ってコトだ」

あやせ「くっ」

京介「さぁ、どうする」

京介「かなえる夢を一つ増やすだけで、目の前の不幸は避けられるかもしれん」

あやせ「ど・・・」

京介「ど?」

あやせ「どんな夢をかなえればいいんですか」

京介「さすがあやせ、賢明な選択だ」キリッ

あやせ「くっ」

京介「あやせ、先に言っておく」

あやせ「はい?」

京介「俺は一人の健全な男子高校生だ」

あやせ「それが何か?」

京介「健全な男子高校生の思考は、往々にして女子高生の思考を越える」

あやせ「き、却下!」

京介「まだ何も言ってねぇ!」

あやせ「だって、何を言うか分かる気がするし!」

京介「ほう?」

あやせ「え?」

京介「俺が何を言うと思ったのかな?」

あやせ「な、何を?」

京介「あれれ?何を慌ててるんだ?」

あやせ「うぅぅぅ」

京介「どうなのかな?」

あやせ「かなえて欲しい夢を教えてください」

京介「またしても賢明な選択だ」キリッ

あやせ「くぅぅぅ」

京介「まぁ、あやせ・・・俺だって常識のある人間だ」

京介「いきなりその、エッチさせてくれなんて言わない」

あやせ「・・・・・・///」ビクッ

京介「だから・・・」

あやせ「だ、だから?」

京介「すーはー、すーはー」

あやせ「過呼吸になるんじゃなかったんですか?」

京介「だからっ!」

あやせ「は、はいっ!」

京介「だから!俺だけイカせてくれっ!」

あやせ「・・・は?」

京介「に、二度も言わせんなよ、恥ずかしい」

あやせ「いえ、良く聞こえなかったんですが」

京介「じゃあもう一度言うぞ」

京介「俺だけをイカせ・・・」

ドギャッ バキッ ビタン

あやせ「人の部屋で何てコト言ってんですかッ!」

あやせ「この変態ッ!!!」

京介「ぐぼぁっ!」

あやせ「ヒトが下手に出てると思って・・・こんな・・・こんなコト」

京介「ま、待ってくれ・・・殺さないでくれっ」

あやせ「これが・・・これが本当の殺意というモノなんですね」

京介「待て、頼む!その目はシャレになんない」

あやせ「覚悟はいいですか?」

京介「ひっ!ひぃぃぃぃぃっ!?」

あやせ「なんちゃって♪」

京介「はひ?」

あやせ「冗談ですよ!彼氏を殺す訳ないじゃないですか」

京介「あ、あやせぇ」

京介「怖かったよぉぉぉぉぉ!」

あやせ「よしよし、もう大丈夫ですからね」

京介「うわぁぁぁぁぁん!」

あやせ「もう泣きやんで下さい♪」

京介「う、うん・・・グスン」

あやせ「ただし」

京介「許すのは今回限りですからね?」ギラリッ

京介「き、きききき、肝に銘じますっ!」

あやせ「よろしい」

京介「い、いつか本当に死ぬな・・・俺)

あやせ「ん?」

京介「こ、今度は何?」

あやせ「んんん~?」

京介「ど、どした?」

あやせ「ついいま、許すのは今回限りって言いましたよね」

京介「あ、ああ」

あやせ「なら、その・・・股の間は・・・ど、どういうコトなのかなって」

京介「うぉっ、膨らんで!?」

>>145

間違えたw

あやせ「許すのは今回限りですからね?」ギラリッ

あやせ「説明してくれます?」

京介「ここ、これはだな」

あやせ「これは?」

京介「少し、少し待ってくれ!ちょっと考えたい!」

あやせ「考えたい?死に方は選べませんが」

京介「待てって、これは重要なコトなんだ!」

あやせ「人生を振り返る時間が欲しいと?」

京介「そ、それでもいい・・・少し時間を」

あやせ「わかりました」

京介(まさかとは思ってた)

京介(女のコにすぐ土下座しちまったり)

京介(こうやって責められて勃っちまってるコトを考えると)

京介「俺はドMだったのかっ!?」

あやせ「は?」

京介「お前にセクハラしたり、俺はSだと思ってたんだが」

京介「考えてみれば、その後キッチリ反撃に合ったり」

京介「手錠をされたりと」

あやせ「あの・・・何を?」

京介「さっきも変態と罵られても怒りは湧かなかった」

京介「むしろ、嫌じゃなかった!」

あやせ「えっと」

京介「全ての事象が指し示す方向は一つ」

京介「俺はドMだったんだ!」キリリッ

ドギャッ バタン

あやせ「そんなコト大声で叫ぶなッ!」

あやせ「この変態ッ!!!」

京介「ぐはぁっ!」

京介「・・・ありがとう・・・ございま・・・」パタッ

あやせ「京介?京介!?」

チーン

京介「・・・なんか、お花畑が見えたよ」

あやせ「さ、さすがにやりすぎました」

京介「いや、あやせは悪くない」

あやせ「・・・京介」

京介「だから遠慮なく俺を罵って・・・」

ゴキャッ ドンッ バンッ

京介「・・・さっきと同じお花畑にいたよ」

あやせ「もう、京介ムチャするから」

あやせ「・・・それにしても」

京介「へ?」

あやせ「き、気絶しても元気なんですね・・・そ、それ」

京介「ぬ?・・・おぉっ!?」

あやせ「ま、まったく///」

京介「すげぇ、節操ねぇ」

あやせ「節操ないのは京介でしょっ!」

京介「スマンが、あやせ」

京介「これは俺の意志ではどうにもならないんだ」

あやせ「ど、どうすればその・・・治まるんですか?」

京介「は?」

あやせ「いえ、だから、その」

京介「もしかして気を使ってくれてる?」

あやせ「そ、そんな訳じゃ」

京介「あやせ・・・その気持ちだけで嬉しいよ」キリッ

あやせ「・・・前をふくらませたまま、カッコつけられても」

京介「そ、そうだった!」

あやせ「もう、しょうがないなぁ」

京介「な、何が?」

あやせ「わ、わたしに出来るコトがあれば・・・その」

あやせ「して・・・あげようかと思って」

京介「し、しししし、してあげようって、何を!?」

あやせ「だから・・・その」

京介「その!?」

あやせ「すごい・・・夢を」

プシュゥゥゥゥゥ

あやせ「京介!鼻血!鼻血!」

京介「いまの俺は、全身の血を抜かれても大丈夫な勢いなんだが」

あやせ「いいから止めましょう!鼻血!」

あやせ「止まったようですね」

京介「ああ、鼻血は止まったんだが・・・」

あやせ「何でそっちは、ふ、ふくらんだままなんでしょうね」

京介「いやぁ、若いって罪だなぁ♪」

あやせ「可愛い子ぶってもダメです」

京介「・・・はい」

あやせ「まぁでも、しょうがない・・・かな」

あやせ「でも、こういう時はちゃんとお願いしてもらわないと」

京介「へ?」

あやせ「京介の方から、その、して欲しいコトを伝えてくれないと」

京介「そ、そうか・・・えっと、よし!」

あやせ「何してるんですか?」

京介「今回は、鼻血はOKのようだ」

あやせ「・・・・・・」

京介「願いゴトいきます!」

あやせ「は、はい!」

京介「俺をイカせ・・・」

あやせ「・・・・・・」ギロッ

京介「俺のモノを抜いて・・・」

あやせ「・・・・・・」ギロッ

京介「うぅぅぅぅぅ」

京介「わたくしめの穢れたムスコを、どうか治めてください!」

あやせ「わ、わかりました」

京介「な、なるほど、言葉使いからか」

京介「Mの道は奥が深いな」

あやせ「何か?」

京介「いや、ちょっと感慨深いなと思って」

あやせ「それで具体的に、わたしは何をどうすればいいんですか?」

京介「具体的に?」

あやせ「はい、具体的に」

京介「それを俺が教えるの?」

あやせ「他に誰かいますか?」

京介「な、何て・・・」

あやせ「はい?」

京介「何て高等プレイなんだ・・・」

あやせ「プレイとか意味わかりません!」

京介「俺は一歩ずつ、高みを目指してる気がするよ」キリッ

あやせ「そ、そうですか」

京介「いきなり口とか言ったら、ブッ飛ばされるよな」

あやせ「たぶん」

京介「手・・・とか」

あやせ「言ってみます?」

京介「やめときます」

あやせ「賢明だと思います」

京介「となると、残りの選択肢は一つか」

あやせ「まだあったんですね、選択肢」

京介「ああ・・・むしろ、こっちの方がご褒美かもしれない」

あやせ「・・・い、嫌な予感しかしないんですけど」

京介「足だ」

あやせ「は?」

京介「足でシゴいてくれ!」

あやせ「なななな、何を?」

京介「俺のムスコをだっ!」

あやせ「全然言ってるコトがわからないんですけど!?」

京介「健全な男子高校生をなめてもらっちゃ困るな」

京介「あやせ、お前はちゃんとお願いしろと言った」

あやせ「は、はい」

京介「だからお願いする」

京介「俺のムスコを、お前の足でシゴいて治めてくれ!」キリリッ

あやせ「い、イメージが全く浮かんできません」

京介「それはそうだろう」

京介「その方面に詳しすぎても、逆に困る」

あやせ「その方面?」

京介「いや、困りはしないか」

あやせ「どっちなんですか」

京介「まぁ、Mプレイを受けつつ女王様を育てる」

京介「そう思えば、これも格別なご褒美」

あやせ「女王様?」

京介「あやせ、お前が彼女で良かったわ」キリッ

あやせ「ここで!?」

京介「先に一つ言っておきたい」

あやせ「な、何でしょう」

京介「これから脱ぐ訳なんだが・・・」

あやせ「・・・・・・///」

京介「脱いだ途端、俺のムスコに蹴り入れるのだけはやめてくれ」

あやせ「はい」

京介「本当に死ぬから」

あやせ「・・・はい」

京介「それともう一つ」

京介「見たら罵ってくれ///」

あやせ「わ、わかりました」ヒクヒク

京介「そ、それじゃ、脱ぐから」

あやせ「はい」

京介「脱いじゃうからな?」

あやせ「はい」

京介「い、いいのか?脱いじゃうんだぞ?」

あやせ「どうぞ」

京介「ズボン下ろしちゃうぞ?」

あやせ「はい」

京介「ほ、本当に下ろしちゃうんだからな!」

あやせ「さっさと脱ぎなさいッ!」

あやせ「この根性なしッ!!!」

ズリッ

あやせ「・・・・・・」

京介「ど、どうかな」

あやせ「・・・・・・」

京介「何か言ってくれないと、恥ずかしくて死にそうなんだが」

あやせ「・・・・・・」

京介「あの・・・あやせさん?」

あやせ「・・・・・・」

京介「せめて何か一言でも・・・」

あやせ「友達から聞いてたより、小さいですね」

京介「素直な感想が、既に心をえぐるっ!?」

あやせ「あ、少しおっきくなった」

京介「あやせの一言が、俺のM気質に触れたんだ」

あやせ「それで」

京介「ん?」

あやせ「これを踏み潰せばいいんですか?」

京介「ぬぁっ!」

あやせ「またおっきくなった」

京介「違う違う、違ってないけど違う!」

あやせ「どっちですか」

京介「シゴいて欲しいんだ・・・えっと、両足で、こう」

あやせ「まずは、やって見せてください」

京介「はぇ?」

あやせ「男のヒトって、自分でするんですよね」

京介「あ、うん」

あやせ「じゃあ、それを見せてください」

あやせ「参考にしますから」

京介「なん・・・だと?」

あやせ「そうじゃないと、踏み潰すしか出来ませんが?」

京介「ふ、踏み潰されるのは、俺にはまだ早いプレイだ」

京介「かと言って、もう片方は公開自慰プレイ?」

あやせ「どうしますか?」

京介「なんという究極の選択だ」ゴクリ

あやせ「お茶でも持って来ますので、それまでに決めてくださいね」

京介「こ、今度は放置プレイまで加わるだと!?」

京介「あやせ・・・お前どんだけ天然の女王様なんだよ」

あやせ「だから、女王様とか訳わからないですから!」

京介「さっきまで恥ずかしがってた女のコは、もういない」

京介「俺は一人の女王様の覚醒に立ち会ってるんだ」グッ

あやせ「前を勃てたまま、ガッツポーズはやめましょう」

京介「決めた・・・自分でするのを見せる」

あやせ「そうですか」

京介「頼む、罵りながらやれと言ってくれ!」

あやせ「・・・・・・」ヒクヒク

あやせ「その粗末なモノをシゴいてみせなさい!」

あやせ「暇つぶしに見てあげるわッ!」

京介「な、なんてありがたいお言葉!」

京介「是非やらせて頂きます!ぬぉぉぉぉぉっ!」

シコシコ・・・

京介(な、何だ・・・いつもより興奮するだと?)

京介(見られるコトがこんなにも興奮するなんてっ)

京介(くぁっ!あやせの冷静な視線がっ)

京介(女王様の射るような視線がっ)

シコシコ・・・

京介(うっ、蔑ずまれてる、蔑ぶまれてるっ)

京介(うぁぁ・・・俺が全部否定されてるぅ、うひぃっ)

京介「もっと、罵ってくださいっ」

あやせ「アンタに罵られる価値があると持ってんの!?」

あやせ「このエロ豚ッ!」

シコシコ・・・

京介(うぉぉっ!その言葉最高です!あやせ様!)

京介(はひぃ・・・更に興奮してきたっ)

京介(とっ・・・くっ・・・いかん、このままではイってしまう)

シコシコ・・・

京介(でも・・・でも・・・うっ)

京介(手が止まらねぇぇぇぇぇ)

京介「くっ・・・あふっ」

あやせ「あらあら、何を汚い音漏らしてんの?」

あやせ「喘いでる暇あったら、鳴いてみろ!豚ッ!」

京介(さ、さささ、最高だぁぁぁぁぁ)

京介「くぅ・・・あの・・・そろそろ」

あやせ「何?」

京介「い、イってしまいますぅ!」

あやせ「イケば?」

京介「ぬっく、そ、そんな殺生なぁ・・・ぐっ」

あやせ「我慢なさい」

京介「む、無理です・・・あぉっ・・・くっ」

あやせ「しょうがないわね・・・足で押えてあげるわ」

ギュム

京介「!?」

ふと思ったんだが、クリスマスにこのスレ見てる俺悲しい人間

京介「あっふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ドプッ ビュルルルルル

あやせ「きゃっ!?」

京介「あふ・・・あふ・・・うぁ」

京介「解・放・感♪」

京介「この世に、こんな気持ちのいいコトがあったなんて」

あやせ「・・・それは良かったですね」ゴゴゴゴゴ

京介「ひぃっ!?」

あやせ「・・・わたしに何てモノを掛けてくれるんですか」

京介「ご、ごめんなさいっ!」

あやせ「・・・謝って許されるとでも?」

京介「ひぃぃぃぃぃ!」

あやせ「足をなめてキレイにしろッ!」

あやせ「この豚野郎ッ!!!」

>>207
書いてる俺はもっと悲しい

京介「よ、喜んでっ!」

あやせ「え?」

京介「口でキレイにさせて頂きます!」

あやせ「ちょ、冗談、冗談ですから!」

京介「遠慮はいりません!」

あやせ「待って、離して」

京介「いえ、むしろご褒美ですから!」

あやせ「離せって言ってんでしょッ!」

あやせ「この変態ッ!!!」

京介「ありがとうございます!ありがとうございます!」

あやせ「離せぇぇぇぇぇ!」

こうしてM属性を開花させた俺は、最高の女王様を手に入れた
喜ばしい事に
従順な奴隷生活は未だに続いている

あやせは宣言通り、俺達の仲を無理やり桐乃に認めさせた
桐乃の女王様のメッキなんて、本物の前にかなうはずもなかった




あやせTRUEルート   END

2期w・・・何か浮かんだら・・・浮かぶのか?

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