ほむら「こたつから出られなくなった」(106)


ほむら「まどかーみかん取ってきてー」

まどか「ほむらちゃんここ2日みかんしか食べてないよ…」


ほむら「ああ、寒いわ…」

まどか「もう12月だもんね」

ほむら「こうも寒いと暖房器具が欲しくなるわね」

まどか「こたつとか出さないの?」

ほむら「あったらとっくに出してるわ、そういうのは持ってないのよ」

まどか「そっかぁ…」


まどか「あのねほむらちゃん」

ほむら「?」

まどか「実は私の家、もう使ってないこたつが一つ余ってるんだけど…」

ほむら「!」ホム!

まどか「よかったらここに置かないかなあって思って…どうかな?」

ほむら「い、いえでも…そんなの悪いわ、運ぶのだって一苦労だし…」

まどか「大丈夫だよ!私の家からほむらちゃんの部屋までそんなに遠くないし、それに…」

さやか「魔法かなんかで運べば楽チンだしね、楽勝っしょ」

ほむら「どこから沸いた」


さやか「いやだなあ転校生、私は嫁であるまどかのいるところならどこにでもいるってのにさ」HAHAHA

ほむら「理由になってないわ。それにそれは私の役割よ美樹さやか」

さやか「ふふん、細かい事なんていいじゃんか」

まどか「(さりげなく二人にストーカー発言されたよ…)」

さやか「それに転校生…いやほむら!」

ほむら「?」

さやか「アンタはまどかの好意を無下にするわけ?」

ほむら「!」




ほむら「そ、それは…」

さやか「出来ないよねえ、なんたって大好きなまどたんの折角の好意だもんねえ」

ほむら「グヌヌ…」

さやか「それに…転校生、ちょい耳貸して」

ほむら「?こうかしら」

さやか「(…ここでこたつを入手しておけば冬の間はずっとここでまどかと一緒にこたつライフを満喫出来るわけだ)」

ほむら「!?」

さやか「(後は…わかるな?)」

ほむら「…」


―――――――――

ほむら「というわけで、結局甘えてしまった…」

まどか「えーっとここのネジ締めて…よし完成!ほむらちゃんこたつだよこたつ!」

ほむら「ええまどか、こたつね」

ほむら「(まあまどかも何故か私より喜んでくれてるし…これはこれでよかったのかもしれないわね)」

まどか「ほむらちゃん、早速入ろうよ!」

ほむら「ええ」

まどか「それじゃあ張り切って、スイッチオーン!」


ほむら「…」

まどか「…」

まどか「流石に電源入れたばっかりじゃ暖かくないね」

ほむら「ええ、そうね」

ほむら「(電源入れてからそれに気付くまどか可愛い)」

まどか「暖かくなるまで何かお話ししてよっかほむらちゃん」

ほむら「いいわね、そうしましょうまどか」

まどか「アハハ」

ほむら「ウフフ」




5日後

ほむら「どうしてこうなった」

まどか「ほむらちゃん…あれから部屋にいるときは常にこたつに入ってるっていうのは絶対おかしいと思うな、私」

ほむら「ええ、私もそれには同意よ」

ほむら「(まさかここまでこたつが気持ちいいものだとは計算外だったわ…)」

ほむら「(出ようと思っても身体がそれを拒んでくるし)」

ほむら「(何より私自身、出たくないと思ってしまっている)」

ほむら「(入院中は存在だけ知っていて入った事もなかったけど…ここまで凄まじい物とは)」

ほむら「完全に計算外だったわ」


ほむら「(それに…まどかも確実に引いてるわ。見なさいあの軽蔑の眼差し)」

まどか「(ほむらちゃん…食生活とか心配すぎるよ)」

ほむら「(折角幾度も時間を繰り返し、クールなまままどかをかっこよく救うのに成功したのだから、こんな醜態晒すわけには…)」

ほむら「(ああ、でもやっぱ駄目気持ちいい)」

まどか「ほむらちゃん、顔が険しくなったり緩んだり忙しないよ」


ほむら「ハッ、思わず引き込まれそうになったわ…」

ほむら「とりあえず出るだけ出ないと」ググッ

まどか「!私も手伝うよ、頑張って出よう!」

ほむら「ええ、まどか!……っく、ああああああ!」

まどか「よいしょ!よいしょ!」グイグイ

ほむら「あ、後少しで全身が外に……ほむァァァ!」ズイッ

まどか「ハァハァ…」

ほむら「ハァハァ…で、出れたわ…」

さやか「なんだこれ怖い」




ほむら「!み、美樹さやか…いつからいたのかしら?」

さやか「ほむァァのとこから」

ほむら「そ、そう…(よりによって一番聞かれたくない所を)」

まどか「さやかちゃん、どうしてここに?」

さやか「そりゃ私の嫁であるまどかのいるところならどこにでも…」

ほむら「それはもういいわ」

さやか「ほむァァwwww」

ほむら「やめさない!」

やめさない×
やめなさい○


ほむら「くっ…」

さやか「まあまあ怒らない怒らない、いいもの持ってきたからさ」

ほむら「?ガスコンロね」

まどか「さやかちゃん、これって…」

さやか「いやー折角こたつが来たなら雰囲気味わっとかなきゃ損でしょ?というわけで皆で鍋でも食べようかと思って」

ほむら「と、唐突ね…私は構わないけど」

まどか「私もいいよ、ママに電話してくるね」

さやか「よし大決定!後は…」



男「まずこのssにて注意していただきたいことが」

1、>>1はss初心者。「いくらなんでもこれはないわ」とか「キモ過ぎる」
とか思った人はブラウザの戻るを押してください。
2、メタ発言があります。ご容赦ください。
3、更新が遅くなります。

男「まあこんぐらいか。あとは…まぁキャラの設定としては>>1の知り合いなどが使われている。
  ちなみに主人公の設定はほとんど作者だ。」

男「次から口調かわる」

男「じゃぁ温かい目で見てやってください。はじまりはじまりー」

―――――――――――

マミ「あ、ここね…暁美さんの家来るのって何気に初めてだわ」ピンポーン

ガチャ
さやか「あ、マミさんいらっしゃい。どうぞ上がっちゃってください!」

マミ「おじゃましまーす」

ほむら「私の家なのだけれども」

マミ「あ、暁美さん。いいのかしら夕食ご一緒しちゃって…」

ほむら「構わないわ、こっちこそさやかの我が儘に付き合わせてごめんなさいね」

マミ「いいのよ、後輩の我が儘を聞いてあげるのが先輩の勤めだものね」

ほむら「(そう言う割にはかなり張り切ってるわねマミさん…。あのリュックは何に使うつもりかしら)」

          .,r‐--,,,_、
          .゙l゙'i、  `゙''-,,,,,,,,,,,,,,,,,_
          : ゙l `'i、.,r‐-、,,`'-,、  `''ー、_
           ゙l ,/゛   `゙''''ミッ、   ゙゙'''-,、        男「まずこのssにて注意していただきたいことが」

            У        `!ヽ、    ._,,i、        1、>>1はss初心者。「いくらなんでもこれはないわ」とか「キモ過ぎる」
           /          ゙r゙l,   / ‘i、         とか思った人はブラウザの戻るを押してください。
           |              ゙'i゙l ./    |,      2、メタ発言があります。ご容赦ください。
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           │     .|     .彳 ゚|″    |     男「まあこんぐらいか。あとは…まぁキャラの設定としては>>1の知り合いなどが使われている。
            │     .ヽ_   _,,-°  `i、    .|       ちなみに主人公の設定はほとんど作者だ。」
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             `'i,     ┃             |    男「次から口調かわる」
              .゙ヽ,..   ┃            │
               ‘''i,.   ┃             |     男「じゃぁ温かい目で見てやってください。はじまりはじまりー」
                 ゙'-、┃           /

                      '┃,、        /      
                   ┃ ~''―--―ー'''''"
                   ┃
                   ┃
                   ┃


ガチャッ
杏子「おいーす」

さやか「いやアンタを呼んだ覚えはないんだけど」

杏子「なんだよつめてーなさやかは」

さやか「それ以前にどうやってアンタに連絡取れと…そもそも何しに来たのよ」

杏子「いや鍋食べに」

さやか「何で知ってんのよ!」

杏子「いいじゃねーか細かい事は…おーさむさむ」ゴソゴソ

まどか「5人もいると流石にこたつのスペースもキツくなるね」

ほむら「ええ、というかこんなに私の家に人が集まったの初めてだわ」

さやか「納得いかない」

                   __,.---‐‐‐'ヽ,
              _____,=ニ;'、.,.、_,、: : : : : : \

           __,-'"         `"ヽ-,: : : i',
           .j               ヽ;.::l:',
           ( .,、_ノ7:/:::::/j::::::7ヽ、_    ヽl::l
           し::l: :/f‐-,//:::ノ//:::/:'ヽ、_   ヽl
            `'j :;ム!'ミ/ !/.//;メ、:/:j:::!、   .!',
            ,'::;!. i゚,ク   /イ=-!,j:/::/:!、. : : :)

            l::j '''' ,    !゚;;;ク//:/j,: : : :)
            l :\  、__  ''''' /:/,ク´'t__人_::ヽ,、__
   _______  _,-'ニヽl ::::::l\   __./::/ィイ:::i:::|  .(ヽ-': :'ヽ

  .l´ll:::∥:'r'": :"`ヽ:;j ::::l _二ヨ,フ´::/ィ:´:l: l: :l: l‐-、. ( : : : :ノ

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  //ミ〈: : : : : ヾ,j: :,-_ァ´   `ヽ_: : :`:‐-、_l: '; l: ::ヽ   \
  .l/'r7jl i'、: :,ィ=i´7/ ヽ,_,...    ヽ_: : : : : :';:ヽ';: :ヽヽ.   \
 i'∥::jl.:l :`' :l `ヾ、!'、-'´: : :.ヽ、..   ヽ、: : :../;:ヽ'、: ヽ:\   ヽ_

  ´`_'=j、.:.:..ヽ_,'-'´: : : : : : :._ノヽ、...   ヽ;/. ';:';ヽヽ::ヽ: :\   ヽ
  ィニ、: : :.::_,-'´: : : : : : :_,-'´`ヽ: : : ヽ、.   ヽ l::';: ヽ:ヽヽ: : :\.   ',
 .!  ';.::,ィ': : :..:::::::._,-‐'l: : : : : : : : : : : ヽ: . . :', l:::l: : l'; ヽ:\: : :\  ',

  ヽ-'ィ'i :!;._:_:;ィ'=ニ--、,j: : : : : : : : : : : : :jヽ_ノ l:::jl: : lヽ:.';: :::ヽ: : ::ヽ  ヽ
    ヾ=、__,ノ`‐--ァ-'l: : : : : : : : : : : ::/_,、: .,'::;'.l: : l. ';: '; : :::.ヽ: : :ヽ. i

    ./: :ヽ、_;_:/´: :::l: : : : : : : : : : : 〈:::::::j : l:/ j: : l  ';: ';: :::: :ヽ: : :ヽj
    (.、: : : ::::/./: : : ::::l: : : : : : : : : : : ::ヽ-' // .j:.i::.j  l: :i: ::: i: lヽ: : :ヽ


ほむら「というわけで鍋を始めるわけだけど」

まどか「よく考えなくても食材買ってないね…」

マミ「あ、私少しなら持ってきたわよ」ガサゴソ

さやか「流石マミさん!しかも何気に肉とか奮発しちゃってますね」

マミ「ええ、私こういうの初めてだから張り切っちゃって…」

ほむら「(どうでもいいけど取り出したリュックから枕やら歯ブラシが見えるのはどうしてかしら)」

杏子「でもこれじゃ少し足らない気もするな」

さやか「ほむらんとこの冷蔵庫なんか入ってないの?」

ほむら「ええ、ここのところみかんばかり食べて買い出しとか行ってなかったから…」

杏子「みかんん?なんだいそりゃ」

さやか「あーそっか杏子は知らないのか、実はほむらのやつね…」

ほむら「…それ以上喋るとどうなっても知らないわよ…」

マミ「はいはいそこまで、そうなると買い出しが必要ね」

まどか「あ、私行ってきましょうか」

マミ「それでもいいんだけど…」



マミ「QB!」

QB「なんだいマミ」

杏子「おい、当たり前のように居やがるぞコイツ」

ほむら「そういう奴よ」

マミ「QB、今から紙に買うもののリスト書くからそこに書かれた物を買ってきて、いい?」

QB「いや僕普通の人に見えないようになってるんですけど」

マミ「大丈夫よ、この前だって佐倉さんと一緒にいる緑髪の女の子にだって目撃されてたじゃない」

QB「それはあの子にも魔法少女の素質があったからで…」

マミ「とにかく、頼んだわよ」

QB「訳がわからないよ」


杏子「QBの奴、もうすっかりマミのペットだな」

マミ「ふふ、QBは友達よ」

さやか「ちょっと前の契約契約うるさかったアイツからは考えられないよね」

まどか「うん、慌ててるQBなんて初めて見たよ。可愛かったね」

ほむら「というか心なしか感情が芽生えてるような気がするけど…まあ気のせいよね」

杏子「さーってQBが帰ってくるまで待機待機っと」



QB「ただいまー」

マミ「お帰りQB、助かったわ。…あ、QBったらこんな物買って」キャットフード

QB「いいじゃないか、お金が余ったのなら有効活用するまでだよマミ」キュップイ

マミ「もう…」

ほむら「完全に親子とかのそれよね」

まどか「でもこれで支度整ったね」

杏子「さてそれじゃあ…」

さやか「レッツ鍋パーティー!!」



グツグツ

ほむら「結構出来上がるまで時間掛かるものよね…」

まどか「ウェヒヒ、そうだね。でもこの時間も私は楽しいかな」

ほむら「そうね…私も楽しいわ」

まどか「うん!」


さやか「(ふっふっふ…まどか、ほむら。アンタらがそうやっていちゃラブしてる間にも着々と肉や野菜は出来上がりつつあるのだよ!)」

さやか「(奴等が鍋から視線を逸らしてる間に、私はマミさん持参の美味しいお肉をたんまりと頂く…)」

さやか「(これぞ完璧な作戦!うーんさやかちゃん今日も冴えまくってますね!)」


さやか「(さて、そろそろか)」チャキッ

さやか「最速で私は…あそこに眠る肉の群れを頂く!!」ビュンッ

ブォンッ

さやか「!?」

さやか「……杏子、やっぱりアンタが立ちはだかるんだね」

杏子「はっ。お前だけが肉を狙ってると思ったら大間違いだぜさやか」モグモグ

杏子「あたしだって…生活掛かってんだよ!」ブォンッ

シュンッ

杏子「!?」

さやか「アンタにだけは…負けられないってね!」

杏子「はっおもしれえ!」

マミ「落ち着いて食べなさいってば」


ほむら「…」ホムホム

まどか「あ、駄目だよほむらちゃん。ちゃんと野菜も食べなきゃ!」

ほむら「ごめんなさい、つい…。美味しいわねまどか」

まどか「うん!…あ、ほむらちゃん口元にご飯粒ついてるよ」

ほむら「あら、本当――え?」

まどか「ウェヒヒ///」ヒョイパク

ほむら「…///」

ほむら「(もう何も怖くない)」


さやか「エターナルオメガスラッシュ!」ヒョイヒョイ

杏子「無駄無駄ァ!」バシバシ

マミ「こら二人ともいい加減にしなさい、汁飛んでるわよ!」

QB「無駄だよマミ、二人の争いは止められない…ところでこのキャットフードってそこの鍋に入れてもいいのかい?」

マミ「駄目に決まってるじゃない…他の具材も駄目になりかねないわよ?」

QB「そうかい…こんな美味しくて栄養に優れたものなのに訳がわからないよ」

マミ「はいはい…ってまた汁が!美樹さんも佐倉さんもいい加減にしなさいよ!」

QB「やれやれ」キュップイ


ほむら「そんなこんなで具材もなくなってきたわね」

まどか「半分以上さやかちゃんと杏子ちゃんが食べてたけどね…」ウェヒヒ

さやか「正直すまんかった」

杏子「これでしばらく肉は食べなくていいな」ポンポン

マミ「さて、それじゃあ中身どけてお雑煮でも作りましょうか」

さやか「でもなんだかんだマミさんも結構食べてましたね…」

ほむら「あの胸の秘訣はそこかしらね」

マミ「そんな訳ないでしょ…」



―――――――

さやか「ふう食った食った、余は満足じゃ!」

ほむら「た、食べ過ぎたわ…」ヨロロ

まどか「ほむらちゃん大丈夫…?」

ほむら「ええ…なんとか」

杏子「こっからどうするー?」

マミ「もう結構遅い時間よね…」

マミ「あ、あのね。もしよかったらだけど皆でおt」

さやか「じゃあそろそろ解散かねー。明日も学校だし」

マミ「!?」

まどか「そうだね…そろそろ帰らないとパパが心配しちゃうし…」

ほむら「後片付けは私がやっておくわ」

杏子「悪いな」

マミ「え、あの、ちょっと待って」

QB「マミ…不憫だね」


バイバーイ
マタナー

QB「さあマミ、帰ろうか」

マミ「いいのよ、また機会はあるわよ…」ブツブツ

ほむら「それじゃあまどかも、また明日…まどか?」

まどか「あ、うん。また明日」

ほむら「どうかしたの?」

まどか「ウェヒヒ、今日は楽しかったなっ思って」

ほむら「そうね…私も久しぶりにあんな賑やかな空間で食事をしたわ」

まどか「これもこたつパワーのおかげだね!」

ほむら「…ええ、そうね」


まどか「それじゃあ私も帰るね、ほむらちゃんまた明日!」

ほむら「ええまどか、また明日」

タッタッタ…

ほむら「…」

ほむら「こたつパワーか…」

ほむら「だとしてもやっぱりそのパワーをくれたのはまどか、貴女よ」

ほむら「ありがとう…まどか」


ほむら「さて、後片付けしなくちゃね」


おわれ

正直思い付きでスレ立てたから迷走しまくった反省はしている
深夜なのに読んでくれてマジ感謝

次は懲りずに魔法少女のお泊まり会でも書きたいな

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