男「やらないのか？淫魔のくせに？」

イン「俺はノーマルなんだよ！」

男「そうか…」

イン＆男「………………」

男「そういえば話は変わるが…」

イン「なんだよ」

男「何事も食わず嫌いってのは良くないと思

イン「話変える気ねぇだろやらないからな俺は！」

みたいな

男「…何をしているんだ？」

イン「天井に張り付いて寝てる」ﾋﾟﾄｯ

男「何故そんな所で寝る？」

イン「お前に襲われるのが怖いからだよ！」

男「失礼な俺は紳士だから嫌がる相手を無理矢理掘ったりはしないさ」

イン「そうか？それなら疲れるし床で寝るか」ｽﾄｯ
男「ただし俺は満月の夜は人格が変わるからお前の貞操は保証できない」

イン「狼男かよ！」

男「まぁ男は皆狼だと言うからなぁ」

イン「上手くねぇからな！全然上手くねぇからな！！」

改行し過ぎたから分かれた

そして満月の夜

男「うっ…俺の息子が疼き出した…」

イン「右腕が疼く厨二病みたく言うな！」

男「ううぅ………ウホッいい淫魔」

イン「最初の時とおんなじぢゃねぇか！！」

男「や　ら　な　い　か　？っつーかやらせろ」

イン「トイレに篭って鍵かけて寝る！」

みたいな

男「ちょっと出かけてくる」

イン「今日は休日だろ？どこ行くんだ？」

男「ちょっと公園に」

イン「あぁ…(察し)」

男「正確に言い直すとハッテン場だ」

イン「言い直すな！」

男「一応これだけは言っとくぞ」

イン「な…なんだよ」

男「俺の体は今から他の男と交わるが心はお前一筋だからな」

イン「そーゆーの要らねぇから！歪みまくって原形留めてねぇ愛とか要らねぇから！！」

みたいな

男「結構高いな…今の時期ならまだマシかと思ったが」ｶﾁｶﾁ

イン「何の話だよ」

男「引っ越しでもしようと思ってな」

イン「へぇ～行き先はどこよ？」

男「アメリカのニューハンプシャー州」

イン「…一応ゆっとくが俺はお前と同性婚する気はねぇからな？」

男「なん…だと？」

イン「する気だったのかよ気持ち悪ぃな！」

男「俺達が結ばれるにはアメリカに移住するしかないだろ！」

イン「微妙にドラマチックにゆうな！」

みたいな

男「自分で言うのもどうかと思うが俺は高学歴で高収入だ」

イン「お…おう」

男「しかもイケメン高身長でコミュ力も高い」

男「ついでに運動神経抜群でユーモアのセンスもある」

イン「…それで？」

男「そんな俺のどこが不満なんだ！」

イン「自分の股間に手ェ当てて考えてみろや！」

男「うむむ…」ﾋﾟﾄｯ

イン「マジで当ててんぢゃねぇよ」

男「…まさか息子のサイズか？」

イン「お前頭沸いてんのか」

男「いやしかし俺のはラテンサイズと以前言われ

イン「いっぺん頭ん中取り出して丸洗いしとけ」

みたいな

男「結構高いな…今の時期ならまだマシかと思ったが」ｶﾁｶﾁ

イン「だから移住も同性婚もしねぇからな」

男「今回は引っ越しではない」

男「ただの旅行だ」

イン「なんだよビビらせんなよ」

イン「で…行き先はどこよ？」

男「モロッコだ」

イン「…一応ゆっとくが例え性転換しても俺はお前はお断りだからな？」

男「なん…だと？」

イン「する気だったのかよ気持ち悪ぃな！」

男「俺はお前と結ばれる為なら息子と別れても一向に構わない！」

イン「息子切り落としてそのまま永眠しろよ！」

みたいな

男「突然だがゲームをしないか？」

イン「どんな？」

男「名付けてロシアンビデオ」

イン「何だそれ？」

男「ここに3本のビデオがある」

男「1本は不朽の名作『E.T.』、1本はお前の好きそうなAV」

男「そして最後の1本はこの前俺がハッテン場で撮影したゲイビデオだ！」

イン「うげぇ…」

男「ランダムで1本選んで一緒に見ようじゃないか」

イン「却下」

男「本当に嫌なのか？」

イン「嫌だね」

男「正直だなお前は」

男「正直者のお前には全てのビデオを見せてやろう」

イン「金の斧じゃねぇんだよ止めろ！」

男「……何故目をつむる？」

イン「見たくないからだよ」

男「……何故耳を塞ぐ？」

イン「聞きたくないからだよ！」

男「でも聞こえてるじゃないか」

イン「うるせぇな細かいことは気にすんなよ！」

イン「だいたい何だよロシアンビデオぢゃなかったぢゃんか！」

男「俺は嘘は吐いてないぞ」

イン「俺はちゃんとE.T.を引き当てたぢゃねぇか！」

イン「何でゲイビデオが流れてんだよ！」

男「E.T.というタイトルのゲイビデオだ」

イン「は？」

男「ビデオ中の最初の俺の相手の名前が高橋英吉だっただろう？」

イン「いや目ェつむってたから知らんけどよ」

男「彼のイニシャルを取ってタイトルをE.T.にした」

イン「屁理屈ぢゃねぇか！」

男「因みに二番目のビデオは最初の俺の相手の名前がアンソニー･ヴィエイラだったから」

イン「イニシャルをとってAVってゆったってか？」

男「よく分かったな」

イン「外人かよ！」

男「あそこは国際的に有名なハッテン場だからな」

イン「知るかよ！」

男「うんこくさい的なハッテン場でもあるんだがな」

イン「微妙に上手いことゆってんぢゃねぇよ！ってかそんなんどーでもいいんだよ！」

イン「全部ゲイビデオぢゃんよ！詐欺ぢゃねぇか！」

男「はっはっは」

イン「しっかしこのビデオ無駄に長いな…」

男「これ1本だけで17戦入ってるからな」

イン「多過ぎだろ」

イン「どんだけ人材集結してんだよ」

男「まぁ前にも言ったが俺はハイスペックだしモテモテだからな」

イン「…この一言だけ聞いたら超リア充だけど何故か全然羨ましくない」

男「ラノベ主人公もビックリのモテモテっぷりだからな」

イン「ラノベ主人公はノーマルだよ！」

男「そうでもない奴もいるだろ」

イン「いねぇよ」

男「いるだろISの主人公とかはがないの主人公とか」

イン「微妙にコメントしづれぇわ！」

男「ラノベで思い出したんだがインキュバスよ」

イン「な…何だよ」

男「インなんとかさんと呼んでも構わないか？」

インなんとかさん「止めろ」

インなんとかさん「そして勝手に地の文改ざんすんのも止めろ」

男「主人公と同居していて最終的に結ばれるとか共通点も多いんだが」

イン「結ばれねぇから！インデなんとかさんは知らんが俺は結ばれねぇから！！」

男「ぐっ…ゲホッゲホッ！」

イン「風邪か？」

男「ゲホッゲホッ！ゲェホッ！ガハッ！」

イン「おいおい大丈夫か？」

男「ハァハァ…いや大丈夫だ」

男「ただの持病の喘息の発作が来ただけだ…」

男「こんなのは常備薬飲んでホモセックスすればすぐに治

イン「やらないからな！俺はやらないからな！！ってか見え透いた仮病止めろ！！」

男「やっぱりサイズ的に無理があるな…」ｶﾁｶﾁ

イン「今度は何の話だよ」

男「服の話だ」

イン「何か新しい服でも買うのか？」

男「まぁな」

男「ただ男に合うサイズのがなくてな…」

イン「確かにお前結構ガタイ良いけど…」

イン「合うサイズの服がないってことはないだろ」

男「俺が探してるのは女物の服だからな」

イン「は？」

男「やはり俺がウェディングドレスを着るのは無理があるな…」

イン「だから結婚はしないからな！」

男「やはりインキュバスにウェディングドレスを着てもらうしか…」

イン「嫌だっつーの！」

男「やっぱりそう言うか」

男「仕方ないから特注で…」

イン「俺の話を聞け！」

男「心配するな」

男「お前は俺が必ず幸せにするさ」

イン「頭強く打って死ね」

劇終