妹「胸が…苦しい…」(245)

iPhoneから代行

兄「うっせーな・・・zzz・・・」

12月16日午前8時30分

兄「ん・・zz・・・8時半か・・・え!?」

兄「うわやっべー!!遅刻じゃん!!!
  なんでかあさん起こしにこねーんだよ!?」

床に脱ぎ捨ててあった服にすぐに着替えて
猛ダッシュで階段を駆け降りる。

兄「と、とりあえず飯!昨日夜食わなかった・・・菓子パンあったよな!?」
兄「ってかなんでかあさんいねーの!?妹も先に行ったのか!?」

次遅刻したら・・・分かってるな?
苦手な担任の苦い言葉が頭をよぎる。

妹「んーzzz お兄ちゃん朝からうるさいよ・・zzz」

兄「おい!何やってんだよ遅刻すっぞ!」

妹「ふぇ??今日から冬休みだよ? 私まだ眠いからもうひと眠りしてくるねzzz」
そうだ・・・今日は12月16日俺と妹の通うT高は今日から冬休みなのである。

「優雅な冬休みの開幕だぜ!」
兄友が得意げにそう言っていたのを思い出した。

それに・・・
父さんと母さんは昨日から仕事で海外へ出張。
残されたのは俺と妹だけだった。

男「まずこのssにて注意していただきたいことが」

1、>>1はss初心者。「いくらなんでもこれはないわ」とか「キモ過ぎる」
とか思った人はブラウザの戻るを押してください。
2、メタ発言があります。ご容赦ください。
3、更新が遅くなります。

男「まあこんぐらいか。あとは…まぁキャラの設定としては>>1の知り合いなどが使われている。
  ちなみに主人公の設定はほとんど作者だ。」

男「次から口調かわる」

男「じゃぁ温かい目で見てやってください。はじまりはじまりー」

TVではクリスマスの特集。
我に返って外を見てみれば雪が降り積もっていた。

兄「はは・・・冬休み早々やっちまったな。」

優雅な時間と兄友と意気込んでいたが、
実際休みとなればやることなんてない。
そんなことを考えているうちに俺は再び夢の中にいた。

すまん久々に書くもんで忍者とかよく分からん

「・・・ちゃん」

「・・・にいちゃん」

妹「起きておにいちゃん!」

怒り口調になり俺をゆする妹。

兄「ん、おはようどうした」

妹「どうしたじゃないよ!もう4時だよ!」

妹に言われて時計を見る
お昼時なんてとっくに過ぎていた。

兄「優雅な1日・・・ねぇ・・」

妹「寝ぼけてないで早くご飯食べてきて!」

妹に急かされ重い足をリビングへと運ぶ。

妹「そういえばさ」
モグモグ

妹「駅前のデパート、明日開店するみたい!」
モグモグ

妹「クリスマスの特売セールもあるらしいね。」
モグモグ

妹「ちょっと、聞いてるの!?」

兄「あ、ああ?聞いてたよいい曲だよな」

妹「ダメだこりゃ」

兄「あ、そうそう妹」

妹「・・・なによ」

兄「駅前のデパート明日開店らしいんだけどさ」

妹「」

兄「兄友と約束してたんだけど、あいつ風邪ひいちまったらしくてさ
  良かったら一緒に行くか?」

妹「…知らない」


~翌朝~

兄「財布持った、携帯持った、うっしゃ行くか!ん?」

妹「無い~無い~お気に入りの靴下・・・」

兄「なんだ妹どっか行くのか?」

妹「いいじゃんどこでも!」

兄「おうおうこええこええ・・・うっし行ってくるぜ!」

妹「勝手に行けば!!・・・あれ携帯どこだっけ・・・」

雪が降り続く中、俺は家を出た。

兄「降り積もる雪!」

兄「一番乗りで付ける足跡!最高だな!フフンフン~♪・・・ん?」

トコトコトコ ドサッ

「っつー・・・」

陽気に鼻歌を口ずさんでいたら雪のシンバルが参加してきた・・・妹だった。

兄「あれ?こっちの方向ってもしかしてデパートか?」

妹「悪い!?」


昨日の夕方から不機嫌のご様子。

兄「そこ氷張ってるから気を付けろよ?」

妹「いいの!お兄ちゃんは先いってれば!?よいs・・・ひゃぁ!?」
ドサッ

兄「ほらつかまれよ」

妹「むう・・・」

いつものやりとり後、無事デパートへと辿り着いた。
期待通り、いや期待以上にデパートは大きかった。

rrrrrrrr

兄の携帯が鳴りだす

兄「お?メールか?何々?」

from `+*?>O*+
to 兄アドレス
本文:兄友さんが今から30分後、死亡します。

兄「は?」

宛先不明の謎のメール。
いたずらにしては不謹慎すぎないか?
兄の表情が曇る。

妹「おにい・・・ちゃん?」

どうやら相当表情が強張っていたようだ。
妹が心配して声をかけてきた。

さっきまで怒っていた妹は今ではすっかりデパートが楽しみでしょうがないと
言わんばかりの表情である。

余計な心配をさせるわけにはいかない

兄「変なメールきたと思ったらチェンメだったわ笑」

妹「変なサイト見てるんでしょ!」


兄「見てねーから。うし、ついた!」

妹「わあ!近くで見るとおっきいね!」

兄妹が住んでいる街はあまり大きくなく
デパートなんて珍しいものであった。

兄(こんな平和な街で事件なんて・・・あるわけねーか。)

rrrrrrrrrrrrrrrr

兄「!!」

不安を消し去る言葉と裏腹に容赦なくメール音が響いた。

from `+*?>O*+
to 兄アドレス
本文:間もなく兄友さんが亡くなられます。

(なんだよ!?このメール意味わかんねーよ!!)

兄友は兄にとって親友である。
いたずらとしても腹立たしい内容である。

to `+*?>O*+
from 兄アドレス
本文:いたずらならやめろ。こんなことして何が面白い。

苛立ちを本文にぶつけ送信する。

・・・

rrrrrrrrrrrrrrr

送信エラー:このアドレスは利用されておりません。

兄「は?」

妹「え?」

兄「ああ、いやなんでもない」

妹「大丈夫・・・?」

兄「ああ、もう寝ぼけてなんてないさ。」

なんだ?何なんだ?このメールアドレス・・・
送信者がいない・・・?


見てるやついる?

「きゃー!!!!!」
「うわああああ!!!!」

人々の悲鳴。デパートの方からだ!

「人が落ちてくるぞ!!逃げろ!!!!」

兄「妹!こっちこい!」
兄「見るな!目閉じとけ・・・」

デパートの屋上に火だるまになっている人の姿が見えた。


書き溜めしてないから遅いが許してくれ・・・

(まさか・・・な?偶然だよな?)

必死で否定した。
だって。つい2日前まで優雅な冬休み宣言をした兄友だ。
ありえない ありえない!!

緊張感が俺の手に汗を握らせる。

「避難しろー!!!!」

ドサッ!!!

妹が転んだのとは訳が違う。
何倍、いや何十倍もの大きな音と共に人の姿をした何かが落ちてくる。

妹「!!」

兄「っ!見るな!」

妹を抱きしめる。

先ほどの火だるまになっていたものはデパートの屋上から地面へと叩きつけられた。
雪で火が消える。そこにあるのは人であった、人の姿をしたものではなく人間 であった。

(違うよな?兄友?いつものようにくだらない雑談の電話 くれよ・・・)

rrrrrrrrrrrrrrrrrr

兄「んだよ!?こんなときに!!!!!!」

思わず叫んだ。必死に否定をする俺の心が声を創り出した。

from `+*?>O*+
to 兄アドレス
本文:兄友さんが亡くなられました。


(・・・は?)

訳が分からない。そうだ、いたずらに決まっている。不謹慎すぎるけど・・・いたずらにきまってる!

支援thx!


兄「妹・・・先帰れ」

妹「え・・・おにいちゃん・・・?」

兄「いいから帰れつってんだよ聞こえねーのか!!!!!!」

妹「ひっ・・!わ、わかった・・・」


妹・・・いや俺の頭の中にあるのは目の前に転がり落ちた死体
兄友じゃない、違う!違う!!!
俺は震える足を無理やり動かす。

兄「・・・っ!!!」

兄「おい・・・兄友!?ふざけてんのか?おい!!おい!!!!!!!!!!」

周囲なんて関係ない。俺は目の前の現実を信じたくなかった。
声を上げることしかできなかった。

警察「きみ・・・とりあえず離れて」

兄「うるせえ!おい!兄友!!!!返事しろよ畜生!!!!!!!!」




感情だけではどうにもならなかった。

俺は警察に保護され、警察署へ同行した。

兄「兄友・・・夢だよな・・・うぅ・・・」


謎だらけの中、俺は夢の中へと落ちた。

兄友「兄ー!あっそぼうぜー 俺パワフルサッカー買ったんだぜ!やろうぜ!」

兄友「兄ー!! 新しいシャレ考えたんだけどよー笑」

兄友「うぃーっす! 今日の俺の持ち物!4DSのみ!」


(兄友・・・?兄友?) 
 (届かない・・・なんでだ?兄友?おい! おい!!!)

兄「おいっ!!!!!!!!」

大きな声と共に俺は体を起こす。
夢を見てたのか・・・?
今この瞬間は現実か・・・現実!?

そう・・・この瞬間が現実であった
兄友は死んだ。

薄暗い部屋の中
どうやら俺は警察署の中で眠っていたらしい。

ガチャ
警察官「兄君・・・だね?妹さんから君のこと聞いたよ。」
兄「兄友は・・・兄友は・・・」


警察官「君には申し訳ないが睡眠薬を投入することで1日眠ってもらっていた、すまない
    だが落ち着いて聞いてほしい 君の友人の兄友くんは・・・殺人ではなかった。」


兄「うぅ・・うぅ・・兄友・・・」

警察官「・・・自殺でもないんだ」

兄「うぅ・・・  ・・・は?」

警察官「現場をありとあらゆる視点から捜査したのだが・・・
    現場は立ち入り不可能、火元すら無かった」

俺は無言になる。

警察官「続けるよ・・・────」

その後の話によると・・・

兄友の死因は不明
現場には何も痕跡がない。
兄友の姿はハッキリとしていて
火による火傷の後さえなかった とのことである。

兄「メール・・・」

警察官「ん?」

兄「あ、いや・・・そろそろ帰らせてもらってもいいです・・・よね」

感情を抑えやっと出てくる言葉を俺は口にする。

まともに立っていられないほど精神的にきていたが
なんとか家につく。

妹「おにいちゃん!!」

そうだ、俺には妹がいる。確かに俺は今不安定だ。
しかしこのままでは妹は不安になるばかりである。

俺「あ、ああ ただいま」

妹「心配したんだから!とにかく休んで?家事は私がやるから」

妹は俺が思うほど弱くはなかったみたいだ。

兄「すまんな、ちょっと考え事をしたい。またあとでな」

俺は部屋へと戻る。
携帯を開いた。
メールを開く。

兄友が死亡した時間に・・・やはり例のメールは残っていた。

兄「このメールが・・・全ての起因?」

謎の死・・・謎のメール・・・
兄友の死さえ中々受け入れない俺の心。
原因なんて簡単に分かるはずがなかった。

事件から2日
12/19

あの日から何一つ考えが浮かばなかったが時間とは恐ろしいもので
なんとか平常心を取り戻しつつある俺がいた。

兄「しっかりしなきゃな・・・俺は男だ。」

妹「クス お兄ちゃん、やっぱり頼りになるねボソ」

兄「ん?なんか言ったか?」

妹「さあね♪」

氷のように固まってしまった家族としての心

徐々に戻りつつもあった。

兄「妹」

妹「なあに?」

兄「いつ何が起きても、俺はおまえを守る・・・」

妹「ふふ、 期待しておいても・・・いいかな」

妹なりに気をつかっているのだろう。
この2日間は一度も俺に牙をむけることはなかった。

支援うれしいえん

兄「今度さ」

妹「んー?」

兄「遊園地でもいこうか」

妹「なにそれ笑」

家族・・・いや妹といると・・・落ち着くな

rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr


兄「っ!!!!」

トラウマが蘇る

・・・しかし音がしたのは妹の携帯であった。

妹「あ、メールだ!こんな音で登録してあったっけ・・・」


兄「貸せ!!!!!!!!!」

表情が一転して強張る

妹「おにい・・・ちゃん・・・?」

from `+*?>O*+
to 妹アドレス

本文:妹友さんが19:40に亡くなられます。

兄「くそおおおおおお!!!なんでだよ!なんでなんだよ!!!」

思わず携帯を投げる。
失敗した。妹がそれを拾って読む。

妹「・・・は?」

平穏に戻りつつあった家庭が再び崩壊する。それも前より大きく、大きく。





妹「お兄ちゃん!?このメール・・・」

兄「妹・・・」

妹「いたずらだよ・・・ね?そうだよね!?」

兄「よく・・・聞けよ・・・」

緊張感が膨れ上がる。

兄「そのメールは・・・いたずらじゃない・・・」

妹「っっ!!」

兄「本文に書かれていることが・・・起きるんだ・・」


妹「うそ・・・」

先ほどまで場の空気を操っていた妹が膝をつく。
脱力感と共に俺の方に倒れ掛かってくる。

(19:40まで後1時間か・・・どうする・・・どうする!!)

俺は出てこない解答の前に

兄「今すぐ妹友を呼んで来い!早く!」

そう叫んだ。

すまん最初は普通のストーリー書こうかなって思ったんだけど
たまには違ったのもいいかなって思った・・・
やっぱあわねーかな?

人によりけりか
一人でも見てくれてたら嬉しいぜ!

妹「ひっく・・・ひっく・・・うぅぅぅ・・・」

兄「バカ野郎!!大事な友を無くしてえか!おまえは俺と同じ想いを持つ資格はねえ!早くしろ!」

ビクッ!
妹「わ、わかった!」

妹はすぐさま電話をかけた。

prrprr
妹友「はーい!妹ちゃん?どうしたの~?」

妹「す、すぐに!」

妹「すぐに私の家まできて!!」


妹友「急にどうしたの~?」

妹「い、いいから!時間がないの!」

妹「今見てるTV終わったらいくね」

妹「ダメなの!今すぐ!お願いだから!!」

妹友「わ、わかった。すぐ行くね?」

妹にとって妹友は姉妹のような存在だった。
昔から何をするのも一緒でまるで俺と兄友のような・・・
しかしそれではいけないんだ。俺は兄友を無くした。
妹は?妹は俺と兄友と同じではいけない。
助けないと行けないんだ・・・助けないと・・・。

ピンポーン

家のチャイムが鳴る。
俺はドアを蹴飛ばすように開けた。

妹友「ひっ!あ、兄さんこんばn・・」

兄「いいから!早くこっちに!」

状況も読み込めず妹友は兄に引っ張られ妹の部屋へと連れられた。

妹「あ、妹友ちゃん・・・」

妹友「やっほ!どうしたの?なんか妹も兄さんも怖いよ?」


兄「実は・・・───」

うまく伝えるかどうかなんてこの際どうでもよかった
俺は必死に出てくる言葉を繋ぎ合わせ事情を説明した。

妹友「嘘・・・だよね・・?妹ちゃん?それに兄さん・・・いくら冗談でも言っていいことと悪いことがありますよ?」

兄妹「・・・」

妹友「・・・妹ちゃん」

書き溜めてたらおそなった

妹友「信じたくないけど・・・信じるわ」

妹友「兄友さんの事件と・・・この雰囲気からして解決法は・・・」

妹「妹友ちゃん・・・うううう・・・うわぁぁん!!!」

兄「・・・」

必死に考えた。
19:40まで残り15分。
何か・・・何かあるはずだ!止める方法が!
そもそもあのメールは・・・

あのメールは・・・あのメールは・・・

ねむなってきた

明日昼からスレ残ってたら続き書いてもいい?

第2章終わらせて最終章一部書こうと思ったけど
明日8時起きだからちょっとしんどいわすまん

事件の解決方法は!?妹友の行方は!?
次回!妹友編完結+last chapter ~兄として~
スレが残ってた場合に限りご期待!

すまん俺の荷物持ってるやつが遅刻したせいでまだ帰れそうにない…

5時過ぎになりそうすまねぇ…

スレが残ってる!お前らの愛に感謝

予定通り5時過ぎに続きかけそうです
ラストシーン手前まで書き溜めしときました

もうすぐ着くぜカスども

ちなみにですけどハッピーエンドかバッドエンドどっちだったら嬉しいですか?

ハッピーのほうがやや多いのね

続き

必死に考えた。
19:40まで残り15分。
何か・・・何かあるはずだ!止める方法が!
そもそもあのメールは・・・


そうか!受信を拒否すればいいんだ!
メールが送られてきたら事件が起きる。
ではメールが送られてこなければ?事件は起きない!!

兄「妹!!!携帯貸せ!!」

妹「うう・・・ひっく・・・え?」

兄「いいから!」

俺は妹から携帯を奪い取りすぐさま例のメールの送り先のアドレスに対して受信拒否をした。


兄「よし!!」

妹「・・・どういうこと?」

兄「メールが送られてきたら事件が起きるだろ?じゃあメールを止めてしまえばいいんじゃないかって思ってな!」

妹友「私・・・助かるみたい?」

妹「うわぁぁん!!妹友ちゃぁぁん!!うぅ・・・ひっくひっく・・・」

兄「これで・・・助かるんだな・・・」

安心したせいか3人ともその場で深いため息をつく。
これで助かるんだ。兄友は救えなかったが・・・今はいい。
妹は同じ目に合わなくて済むんだ。
また平和な日常が戻ってくるんだ・・・

rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr

兄「は?」
妹「え?」
妹友「え?え?」

妹の携帯ではない。俺の携帯でもない。音は・・・音はテレビからだった。
テレビが赤く光り今にも何か起きそうな気配を漂わせる。


from `+*?>O*+
to 妹友
本文:間もなく妹友さんが亡くなられます



言葉を失った。
見えかけていた希望の光が一瞬で閉ざされる。
もはや目を閉じることさえ忘れていた・・・

妹友「妹ちゃん・・・」

妹「うう・・・ひっく・・・ひっく・・」

妹友「ありがとう。」

妹友は冷静だった。
もうすぐ死にゆく身なのに俺達以上に冷静だった。

妹友「SSの中では私は一部しか出てないけど」

妹友「あなたは今まで私に大切なものをたくさんくれた」

妹友「それはモノではなくて・・・ぐ・・・」

妹友が辛そうな表情をする。

妹「妹友ちゃん!?」

兄「くそ・・・妹友ちゃん・・・!!」

妹友「本当に・・・ありがと・・・う・・・」

妹友「あなたが・・・くれた・・・思い出は・・・永・・・遠・・に・・・」

妹「妹友ちゃん!?」

期待は一瞬にして裏切られた。

兄「また・・・救えなかった・・・」

妹友ちゃんは眠るように妹へと体を預けた。

妹「妹友ちゃん!?妹友ちゃああああああああああああん!!!!」

rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr

from `+*?>O*+
to 妹
本文:妹友さんが亡くなられました

死因は心臓麻痺によるものとされた。
当然・・・妹友は病気など持っていなかった。

事件から3日後

12/22

立て続けに起きた2つの謎の事件。
勢いでスレを立て導入がしっかりしないまま先へ先へと物語は進んだ。
そろそろ事件の原因を解明し物語を最終局面へと進めたい作者。
事件の真相は?兄と妹の行く末は?


last chapter ~兄として~

兄「・・・」

妹「・・・」

兄「さむ・・・いな。」

妹「・・・うん。」

お互いに大切な親友を亡くした。
しかし事件から3日たったのにも関わらず二人は深刻な顔をしている。
それも事件の時よりも一層。
そう、事件は過ぎた。過ぎたんだ。

謎の事件は・・・解決していない。

いいぞもっと批判しろ

兄「もうすぐ・・クリスマスなんだな・・・」

妹「二人で・・・ひっく」

兄「・・・」

もはや兄としてかける言葉はなかった。
立っているだけでも精一杯だった。
希望の光なんて一寸も感じない
暗闇の中に背中合わせで二人は閉じ込められた。

このまま時が過ぎるだけではまた何か起きるかもしれない。
次は自分かもしれない。
しかし解決策なんて・・・

思考は無限ループした。

そして12/22
22:23

俺は目を覚ました。
目を・・・覚ました・・・?
視界がなかった。

兄(これは・・・俺の夢・・・?)

夢にしては変に意識がハッキリしている。

とうとう俺は死んでしまったのか・・・?
眠っている間に・・?

「・・・よ」
「めんなよ」
「あきらめんなよ!」


どこか聞き覚えのある言葉を耳にした

兄友「おまえは俺の・・・親友だろうが!」

兄(兄友・・・?兄友!?)

声が出なかった。

兄友「時間がないよく聞け・・・事件の鍵は・・・3年前だ!」

兄友「考えろ!答えが出るまで!考えろ!妹ちゃんを救えるのはお前しかいないんだよ!!」

兄友「がんb・・・」

声は消えた。
体が動かない。この空間は一体何なのだろうか・・・。


意識しかない俺。
しかし兄友の言葉はハッキリと聞こえた。

兄「兄友!!!」

俺はベッドから飛び跳ねるように体を起こす。
夢・・・だったのか・・・?
夢にしては変だ・・・。
幻覚だったのだろうか。


兄「3年前・・・?」

夢いや幻覚か?この際何でもいい。
兄友が教えてくれた「3年前」という言葉。
俺は暗い部屋の中を無意識に歩き回り考える。

兄「母さんの・・・事故?」

――――――――――――
そう。時は遡り3年前。
12/24 23:00

兄と妹、父と母、それに兄友と妹友

6人はクリスマスの記念に山へと景色を見に出かけていた。
近所のとある山である。
大きさは対してないのだが
夜に移る景色は見る者の心を止めてしまうほどのものであった。
自然が生み出す景色と人間が生み出す景色との調和

1:1で丁度合わさって言葉にできない絵を創る。


妹「0時ちょうどになったらみんなでメリークリスマス!って叫んでね!」

父「はは、いいだろう。パパに負けないようにな」

母「ふふ、元気ね。一体だれに似たんでしょう。」

妹友「妹ちゃん!見て見て!私の手!雪の結晶だあ!」

幸せな画である。
この時俺は中3。
単純で感情的な俺。
そんな俺だけどこの時確かに「幸せ」を感じていた。

帰り道であった。
雪のせいで滑りやすくなっていた道。
山道であるので視界も悪くなっていた。

母「慎重に・・・慎重に・・・」

6人を乗せた車は時速20km出ているかどうかのゆっくりしたペースで山道を下る。

父「ぐっすり眠っているな。」

母「久しぶりに夜遅くまで起きていましたね。」

父「ああ・・・来年もまた来よう。」


ガキの俺達に0時という時間はあまりにも遅すぎた。
はしゃいだせいもあったかぐっすりと4人は寄り添って寝ていた。


ガシャン!!!

次の瞬間車は崖へと転落する。

母「っっ!!!」

父「ぐ!」

雪で標識が見えなかった。
急カーブに対応できなかった。
人足の少ないこの山ではガードレールは機能を失いかけていた。

子供達を早く部屋で休ませて上げたい気持ちのためかスピードは35km。

滑る地面を前に対応は・・・できなかった。


大砲でも飛んできたかと言わんばかりの物音を立て車は一瞬で崖の下へと引きずり落とされた。

兄「・・・っつう・・・」

俺だけ目が覚めた。
3人は・・・気絶したのだろうか?息はある。

「・・・さん!」

父「かあさん!」

父の叫び声が聞こえる。
咄嗟に俺は駆け寄る。

母「・・・」

兄「か、かあさん!?」

父「クソ!みんなは無事なのか!?なあ!?」

兄「う、うん!息してた!でもかあさんは!?」

父「・・・行くぞ」

兄「え?」

父「担いで降りるぞ!」

父は再び怒鳴る。
まだ下り坂を降りはじめ半分と進んでいないだろう。
しかし父は本気だ。
母を抱え降りようとしている。
目が真っ赤だった。



・・・。

後日父から聞いた話。

母さんは生きていた。幸い命に別状はないそうだ。
1か月ほど入院すれば大丈夫らしい・・・。
ただ、お腹の中にいた兄家3人目となる子は・・・死んでいた。
衝撃が強すぎたらしい。

俺が生まれてきてからずっと幸せそうだった父の目に初めて悔し涙が流れる。
俺はただそんな父を見ているしかなかった。

ここから少しストーリー説明になる
長くなりそうだから会話をほとんど省略する

12/25 0:55
車が転落し母が重症
お腹の子が亡くなる。

2ヶ月後
体調的にはすっかり完治した母。
しかし精神的にはまだ回復する見込みはなかった。
そんな母に突然悲劇が起こる。
毎晩夢の中で(なぜか母は意識がある)
なんで・・・!どうして・・・!殺してやる・・・殺してやる・・・
など不吉な事を言われるらしい。


思い切って周りに相談したところ
「疲れている」「辛かったんだね、でも大丈夫だから」
と揃って似たような返事をされた。

が、しかし兄友の祖父の有名な神主は事情を聞く前にこう言った。
「邪悪な怨念がとりついている。それもとても巨大な。」

母は更に追い詰められたような表情になったが

神主の「まだ間に合う」という言葉で多少救われた表情へと変わった。

なんでも「邪悪な怨念」は生まれる前の子の純粋な生きたいという気持ちから生まれたものらしい。

お祓いをするには準備がかかるらしい。

母は二つ返事でお祓いを受けると言った。

「これが・・・最後の仕事か・・」

空耳か?母はそう聞こえた気がした。

準備が整い事件現場へと向かう母と神主。
神主の表情には事情を打ち明けた時のような何かを受け入れる様子はなかった。


神主「ここにお座りください。」

従う母。

神主「スレヲ・・・ホシュセヨ・・・ゴジヲ・・・ミノガセ・・・」

神主によるお経が始まる。

体が熱い。
母は自分の意思ではない何かによって体をもだえさせる。

神主「ヒハンチュウハ・・・デテイケ!ホシュヲシテデテイケ!!!」

神主の声が徐々に大きくなる


神主「ハアアアアア!!!!クソスレタイサン!!!!!!!!!!!!!!!!!」

次の瞬間母の中から黒い物体が飛び出す。
と同時に神主の中に得体のしれない黒い物体が入り込む。

神主「これで・・・全て終わりです・・・あなたは自由だ・・・」

そう言って神主はその場に倒れ落ちた。
そう、自分の命と引き換えに母の中から怨念を取り出し、自分の中に封印したのである・・・。


それ以来 母は不可思議な夢を見なくなった。

兄「怨念・・・封印が・・・解けたのか・・・?」

体中に電流のような痺れが走る。

兄「怨念を・・・再び・・・封印する・・・?」

手がかりはあった。
そう神主のいた兄友の家である。
幸い神主は兄友と同居していたため遺留品を含め何かてがかりを見つけられそうだった。

時計を見る
0:12

日付は変わった

12/23である。
もしこの事件の正体が3年前の事件による怨念ならば・・・。


タイムリミット 48時間

夜中であるにも関わらず俺は部屋を飛び出す。
急がないと・・・何かが起きる。
嫌な予感は消えない。
しかし、光を感じた。まだ見えてはないが・・・感じたんだ。

兄友の家まではおおよそ徒歩30分。
俺は全力で走った。1分いや1秒が惜しい。早く解決策を見つけたかった。

兄友の家についた。鍵は・・・空いている。
整理整頓された玄関
つい最近まで生活をしていたかと思われるキッチン
兄「兄友・・・く!」

しかし悲しんでる場合ではない。
俺は神主の部屋の前へと足を運ばせる。

ガララ

神主の部屋もまた整理されていた。
やはり名が名だけなのか特有の匂いもあった。

押入れを開けると段ボールが山積みにされた中に1冊だけとても古びた古書があった。

息をのんで開いてみる。

兄「ん・・・完全・・・封印法・・・?」
パラパラ
兄「怨念ノ中純粋且強キモノ有」


・・・。

なるほど。そういうことだったんだ。
神主は病死と聞かされていたが・・・事実は古書に書かれている通りであった。

古キ者 其の命落トス覚悟必

若キ者 其の命落トス事無カレサレド失敗有



なるほど。
俺は本を閉じた。
震える手に言い聞かせ来た道を自分のペースで引き返す。


まとめるとこうだ。
神主のような年老いた力のある者は確実に怨念を封印できる。
しかし年のせいで老いた体力では命を引き換えにせねばならない。

兄のように若い力では怨念を封印できるかどうかは分からない。
しかし若さ所以の体力であれば命は助かる。
しかし一度怨念に触れた身。その後は分からない。

そして・・・時は過ぎ・・・。

12/24

15:00
兄は目を覚ます。

無表情のままリビングへと向かう。


妹「おはよ!おにいちゃん!」

空元気だろうか、妹はいつもより元気だ。

兄「ああ。」

妹「今日はイブだね。」

兄「ああ。」

妹「私、大丈夫だから」

妹「一緒に・・・過ごしてね?」

兄「それ以上何も言うな」

妹「え?」

俺は自信のある表情を見せた
すぐにそのことは感づかれた。

妹「何か・・・分かったのね?」

兄「今日の22時 山に行こう。覚えているだろ?クリスマスを祝った山。」

兄「準備して欲しい物がある。十分な水分と・・・ナイフだ。」

妹の顔が強張る。
当たり前だ。ナイフなんて・・・。
しかし妹はそれ以上何もいわなかった。
俺はたった一人の味方だ。信じる以外なかった。

兄「俺も準備が必要だ。22時 山のふもとにこい。」

準備、そう。決意したのだ。
封印を決行すると。

このままでは恐らく二人とも殺されてしまうだろう。
妹だけは助けたい。
兄友も妹友も救えなかった俺だけど・・・。
妹だけは。
絶対に助けたい!!

ーーーーーーー

21時

兄「兄友・・・行ってくるぜ」

兄「優雅・・・笑っちまうよな。」

兄「・・・。」

俺は真剣な眼差しを向ける。

兄「力を貸してくれ!兄友!!」

兄「妹を・・・家族を・・・救いたいんだ!」

俺は・・・
何か言いかけるが言葉を飲み込む。

ゆっくりと過去を振り返るのは全てを終わらせてからでいい。
俺は・・・。
兄友の墓に背を向け強く1歩を踏みしめた。


そして俺は休憩を求めた。

30分ほど休憩しますか?

はい YES

はい
ラスト編です
の前にシャワー浴びるわサーセンwwwwwwwwwwwwww

すまん上がった

22:00 ~事件の起きた山~

兄「きたか。」

妹「うん・・・。」


兄「一つだけ言っておく。」

兄「死んでもお前を守るから。」

妹「・・・。」

迷いなんて無かった。
俺は戦う。相手は形のない怨念。
想像なんてできない。どんなに辛い戦いになるかも分からない。
妹を救いたい。ただそれだけであった。

恐怖心なんて無かった。

・・・。ここで一つ伝えないといけないことがある。
妹は・・・妹は12/23に死の宣告を受けている。
宣告時間は・・・12/25 0:30
薄々感づいてはいたものの・・・納得はいかなかった。


緊張感・・いや、もう言葉にできないほど張りつめた空気が二人を覆った。

兄「ここが・・・現場・・・。」

妹「・・・。」

兄「下がってくれ。」

俺は呪文書、そしてナイフを取り出す。
そして妹の方に歩み寄る。
妹は立て続けに起きた怨念による2つの事件、
そして今まさに迫ろうとしている怨念に対する恐怖の余り
表情では強がっていても全身は震えている。
俺はナイフを妹に預ける。

兄「もう・・・何となく分かるよな。ここに来た理由も。」

兄「今から怨念を封印する。それで・・・おまえは助かる。」

兄「相手は未知だ・・・。何が起きるかは分からない。」

兄「もし・・・怨念が俺の中に入り込んで暴れたら・・・迷わず俺を刺せ。」

妹「っっ!!」

妹「できないよ!お兄ちゃん!そんなこと!」

ずっと口を固く閉ざしていた妹が叫びだす。
無理もない。
何をするかも明確に分からずについてきた妹に自分を殺せだなんて理解できるはずがなかった。

兄「安心しろ・・・。兄ちゃんだろ?」

妹「いやだよ!お兄ちゃんが死んじゃったら・・・わたし・・・わたし・・・。」

涙で顔がぐしゃぐしゃになる。
こんなに妹が愛おしく感じるのは・・・初めてかもしれない。

兄「よく聞け」

兄「兄ちゃんはお前が大好きだ。」

張りつめた空気が・・・一瞬消えたように感じた。

兄「怒ってるお前 すねているお前 喜ぶお前 全部・・・大好きなんだ。」

妹「お兄ちゃん・・・。」

兄「分かって・・・くれるよな」

兄「家族だからじゃない。俺は妹が好きだ。大好きだ・・・。」

妹「だったら・・・だったら帰ってきてよ!!ナイフなんていらないよ・・・!」

兄「・・・。」

兄「愛は悲しみさえ乗り超える。」

兄「俺はお前のために死ぬことなんて怖くない。」

妹「わたしは・・・わたしはいやだよお!」

家族である二人はそれ以前に男と女であった。
俺の気持ち・・・伝わるわけないよな・・・。

妹「こんなときに・・・好きだなんて・・・うぅ・・・ずるいよ・・・ひっく・・・」

俺は黙ったまま妹に目を瞑らせ・・・抱き寄せた。
温かい。何よりも・・・暖かい。
このまま時が止まればいいと思った。

俺(ダメだ!ダメなんだ。涙が溢れ出ればきっと俺は戦えない・・・。)

俺の中で何かが壊れる前に俺は妹を引き離し妹の潤んだ瞳から目を背けた。

俺(これで・・・いいんだ)

最後の最後に好きだなんて言ってしまったけど
卑怯かもしれないけど・・・ごめんな・・・。

俺は1歩踏みしめた。

妹は時計を見た。
12/25 0:00

妹「メリークリスマス おにいちゃん。」

兄「・・・。」

妹が走りこんできて俺に体を預ける。
二人はその場に倒れる。

チュ
二人の唇が重なる。
空からは雪の結晶が流れてきた。

妹「ほわいとクリスマスだね♪」

兄「う・・・うぐ・・・・うあああああああああ!!!!」


兄「おれは・・・おれは!!!!!!!!!」

妹「信じてるよ。お兄ちゃん。」

全身から溢れ出てくる感情をめいっぱい感じ妹を抱きしめる。
愛おしい・・・。狂ってしまいそうだった。

神様・・・いるなら俺達を救ってくれよ・・・。
プレッシャーに負けそうになった。逃げ出したくなった。

妹「あの世でも、一緒になれるかな?」

兄「・・・。」

その時だ。
「ぇよ」

「逃げんじゃねえよ!!」

あの時の声だ。あの時の声が聞こえる。

「本当に好きなら・・・最後まで戦えよ!!!男だろうがよ!!」

兄友・・・。最後までおまえは味方なんだな。

俺は我に返った。
震える妹の頭を撫で立ち上がる。

兄「俺の愛、今から証明する。」

もう怖くない。俺は逃げない。
これが・・・最終バトルだ。


タイミングを合わせるかのように場の霧が晴れ黒い霧が空から降りてくる。

俺はすかさず古書を握りしめ戦闘体制に入る。

怨念「コロ・・ス・・・イモウトヲ・・・コロス・・・」

兄「させねえ・・・!!」

俺はライターを取り出し自分の周りの草木に円を描くように火を付ける。

兄「クソスレヲトメヨ・・・クソスレヲトメヨ・・・」

最初は声を小さく、けれど気を強く。
全身を集中させ俺は唱える。

兄「ケンオカンコクマタヨシ・・・サレドヒノコをフリソソグコトナカレ・・・!!」

兄「イモウトスレハノビル・・・アネスレモノビル・・・!!」

兄「チンチンノビルー!!!!!!!!!」

シンクロ率150%。
全身の集中は俺の限界をはるかに超えていた。


黒い物体は俺の叫びと共に俺のほうへと向かってきた。


兄「ぐわあああ!!!うぐ・・・!!くそがあ・・・!」

怨念と思われる物体は俺の中へと入り込む。
予想をはるかに超えていた。
我慢できるレベルじゃない。
今にも頭がどうにかなりそうだった。

兄「俺を・・・刺せ!!!・・・ぐがぁ!」

妹「ひっ!!」

兄「怨念と共に・・・殺せ!!!!!」

妹は足がすくんで動けないでいた。

兄「うがああ・・・ぐ・・・ギギギ・・・」

兄「俺を・・・信じろ・・・」

妹「うぅ・・・でき・・・できないよ・・・!」


意識がもうろうとしてきた。
このままだと・・・妹は死ぬ。
俺も・・・次の呪いで死ぬだろう・・・。
妹は立ち上がろうとしない。ここまでなのか・・・。

妹「お兄ちゃんは・・・!!私のお兄ちゃんは・・・!」

妹「誰にも・・・負けない・・ヒーローだもん!!!!」



ヒーロー・・・。そうか・・・そうだな・・・
お前を守れるのは俺しか・・・俺しかいないんだ!!!!

兄「うおおおおおおおおお!!!!!!」

兄「これが俺のシンクロ200% 真クソスレタイサンだー!!!!!!」


キュイーン!!
当たり一面に光の刃ができる。

無数の光の刃は準備完了と言わんばかりに輝く。
そして次の瞬間・・・。


光の刃は一気に兄を貫いた。


あまりの音の大きさに一瞬何が起きるか分からなかった。


そして・・・。

妹「お兄ちゃん!!!!!!!!!!!!」

妹が倒れている兄へと駆け寄る。

妹「お兄ちゃん!起きて!!!起きてよ!!!」

妹「まだクリスマスプレゼント もらってないよ!?」

兄「・・・。」

妹「やだよ!!!やだよやだよ!!!こんなのないよおおおお!!!」

兄「・・・。」

目を開けると目の前には川があった。

兄「これを渡るのか・・・?」

兄「渡らないと・・・いけないんだよな」

その川を渡れば全てが終わる気がした。
川の向こう岸に・・・兄友がいる!?

やっと・・・会えたのか・・・?

兄友「よく来たな、さすが親友だ」

兄「ああ!どこまでも親友だ」

兄友「だけどよ、親友は今日で終わりだ。」

兄「は?何いってんだよ!これからもずっと親友だろ?」

兄友「いいや、もう終わりだ、兄くん」

兄「なんでだよ!今そっち行くから待ってろよ!」

兄友「来るんじゃねえ!!今日で終わりなんだよてめーとはよ!」

兄友「早く帰るんだな。そうだな後60年はお前の顔なんて見たくねえ」

兄「意味わかんねーよ・・・」

兄友「ああ、60年以上たった後教えてやるよ。耳が腐るまでな。」

兄「なんだよそれ・・・」

兄友「残念だったなしんゆ・・・いや兄くんよ。出直すんだな。」

兄「・・・。」

兄友「ふふっ、お前と過ごした日々 楽しかったぜ。じゃあまたな」

そう言い残し兄友の姿は消える。

「ゃん!」

「おにいちゃん!!」

いもう・・・と・・・?

兄「・・ん・・・」

妹「おにいちゃん!おにいちゃん!!!!」

視界いっぱいに妹の顔が広がる。

生きて・・・る・・・?
そうか・・・兄友・・・。
お前の言ってくれた意味ようやく理解できたぜ・・
分かったよ。お前の期待にこたえてやるよ。

兄「腹…減ったな・・・」

妹「おにぃちゃあああん!!うわああああん!!」

どうやら俺は怨念を倒したらしい。
辺りは明るく6:00を迎えていた。
妹は・・・5時間以上ずっと俺に向かって叫んでいたらしい。
ったく・・・こんなんじゃ死ねねーよ。

~7年後~

兄「っあー!朝が来た死にてえ」

妹「なーにいってるのよっ!今日も仕事でしょ~」

兄「あぁ昨日俺が立てたスレ10も言ってねえksg」

妹「はいはい、早くご飯食べて行ってきなさい♪」

兄「今日も戦争でござる・・・」

妹「お兄ちゃん忘れ物!」


チュ

~fin~

以上で終了です
最後の最後でグッドエンディングに路線変更しましたが・・・
即効 ホラー物語にお付き合い頂きありがとうございました!

×即効  ○即興

今度は練って書き留めを作ってから書くでござるよ・・・

兄「大丈夫か?」

妹「ごめん・・・おにいちゃん、ブラのホック・・・はずして?」

兄「は・・・?何言ってるんだ・・・?」

妹「胸が痛いの」

兄「」

こうだったらよかったのに

>>242

腹筋スレかただのエロスレか悩んでたらこうなったでござる
スレは日付変わるころに落とすます

>>243
次は

兄「お、お前何言って・・・」

妹「いいからお願い・・・?」

兄「・・・ゴクッ」

ガチャ

姉「兄ー、妹ちゃんちょっと―」

兄「!?」

妹「!?」

こんな感じでおねしゃす

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