まどか「人生相談があるんですけど」(420)

マミ「鹿目さん一人なんて珍しいわね」

まどか「あの、迷惑でしたか?」

マミ「ううん、とっても嬉しいわよ」

マミ「いつも美樹さんと一緒なイメージだからついね」

まどか「今日はさやかちゃん病院に用事があって」

マミ「そう、ならまた今度一緒に遊びに来てね」

まどか「はい」

まどか「それで、あの…」

マミ「なにかしら?」

まどか「その、人生相談があるんですけど」

ふむ・・・続けて

マミ「人生相談?」

まどか「は、はい…」

マミ「ずいぶんと難しいそうだけど、相談があるってことよね?」

まどか「はい…その、あまり人には話せないことなので…」

マミ「とりあえず、話してくれるかしら?」

まどか「その前にマミさんってパソコン持ってますか?」

マミ「パソコン?あるわよ」

まどか「あ、じゃあちょっとお借りできますか?」

マミ「ええ」

ウィーン

マミ(何かのDVDかしら…?)

マミ「…」

まどか「あの、マミさん?」

マミ「そのこれは、なんていうか…」

まどか「レズゲーです」

マミ「」

マミまど

レズっちまどまど

マミ「…」

まどか「マミさん?」

マミ「ごめんなさい、ちょっと混乱してて…」

マミ(落着きなさい巴マミ、状況を整理するのよ)

マミ(私を慕ってくれる可愛い後輩が自宅に訪ねてきた)

マミ(神妙な顔して人生相談があると言った)

マミ(そして見せられた女の子同士がイチャイチャしてるゲーム)

マミ(ここから導かれる答えは…)

マミ「鹿目さん…は…その…レ、レズビアンなのかしら…?」

まどか「ち、違いますよ!」

マミ「はいぃ?」

マミ「違うの?」

まどか「違います」

マミ「ええっと、このゲームは鹿目さんのものよね?」

まどか「はい」

マミ「で、このゲームはその…レズビアンを題材にした内容よね?」

まどか「はい」

マミ「じゃあ、鹿目さんは」

まどか「違います」

マミ(わけがわからないわ)

まどか「その、可愛くないですか?」

マミ「か、可愛い?」

まどか「はい!ほら、女の子同士でこんなに恥ずかしそうにして」

まどか「絶対に異性の前では見せない女の表情を好きな女の子の前だけでお互い見せてるシチュエーション!」

まどか「決して男の子が入り込めない世界でこんなにかわいい顔をしてるんですよ!」

マミ「わ、わかったから落ち着いて」

どういうことだおい・・・

人生相談じゃなくてただの趣味の話ww

まどか「ごめんなさい、取り乱しました…」

マミ「なんとなくだけど、見えてきたわ」

マミ「つまりあなたは所謂二次元の女の子が好きなわけね?」

マミ「特にレズっ気のあるお話の」

まどか「そういうことです…マミさんならわかってくれますよね!?」

マミ(どう返せば正解なのかしら…)

マミ「あ、あのね…私自身はこういったゲームとかは興味がないんだけど」

まどか「そうですか…」シュン

マミ「でも、別にそこまでいけない趣味だとは思わないわよ」

まどか「本当ですか!?」

マミ「ええ」

まどか「それじゃあ、これお貸しするんでやってみてください!」

マミ「え?」

マミ「お、押し切られてしまった…」

マミ「で、とりあえずやってみたけど…」

マミ「う~ん、ゲームとしては面白いけれど鹿目さん程のめり込めそうにはないわね」

マミ「でも、そういったら鹿目さんは傷つくんでしょうね」

マミ「はあ…どうすればいいのかしら…」

マミさんの包容力

翌日―――

さやか「まどか、CDショップ行くんだけどいっしょに行かない?」

まどか「ごめんね、今日はちょっと…」

さやか「そっか…仁美ももう帰っちゃったし寂しいのう」

まどか「本当にごめんね…」

さやか「まさか彼氏でもできたんじゃないの?」

まどか「ち、違うよ!」

さやか「冗談、冗談…おっと!」

ほむら「あ…」

さやか「ごめん!転校生!」

まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」

ほむら「う、うん…ちょっと転んだだけだから…」

ほむらはまどかの逆パターンとみた

さやか「眼鏡、ヒビとか入らなかった?」

ほむら「その…大丈夫です」

まどか「ごめんね、さやかちゃんがよそ見してたばっかりに」

さやか「あたしのせいだってか!いや、あたしのせいか…」

ほむら「いえ!私の方こそボーっとしちゃってて…」

さやか「ほんじゃ、お互い様ってことで」

ほむら「はい…!」

まどか「ほむらちゃんも帰るんだよね、途中まで一緒に帰ろうよ」

ほむら「あ、えと…今日はちょっと寄るところがあって…」

まどか「そっか、残念だな…また今度いっしょに帰ろうね」

ほむら「うん」

マミさん宅

まどか「マミさん!ゲームやってくれました!?」

マミ「え、ええ…」

まどか「どうでしたか!?やっぱりさすがにエンディングまだですよね!?」

マミ「鹿目さん、落ち着いて!」

まどか「あ…すみません…」

マミ「とりあえず一度だけクリアしたわ」

マミ(おかげでほとんど寝れなかったけど…)

まどか「さすがマミさんですね!」

マミ「それでね、申し訳ないけど私には鹿目さんほどは楽しめそうにないわ」

まどか「え…?」

マミ「面白かったし、こういうゲームは初めてやったんだけど鹿目さんと深くお話しできるほどはまらなかったの」

まどか「そんな…」

まどか「じゃあ、また色々貸すんでやってみたください!そしたらマミさんもきっとわかります!」

ゲームは人生

マミ「その気持ちは嬉しいけど、鹿目さんはこういうゲームの話とかができる相手が欲しいのよね?」

まどか「はい…仁美ちゃんはお家が厳しいからゲームとかできないみたいですし」

まどか「さやかちゃんはゲーム自体はやるんですけど、こういったゲームはあんまり好きじゃないから」

マミ(まあ、美樹さんはこういうゲームは私以上に合わないでしょうね)

まどか「マミさんならって思ったんですけど、迷惑でしたよね…本当にごめんなさい…」

マミ「迷惑とかじゃないの」

マミ「私を誘ってくれたのは嬉しいけれど一応3年生だからこれから忙しくなってくると思うのよ」

マミ「こういったゲームって結構時間に余裕がないと難しいし、私がこれからやっても鹿目さんと対等におしゃべりしたりはできないと思うのよ」

まどか「そっか…」

マミ「だからね、鹿目さんがこういったお話をできるお友達を探しましょ」

まどか「え…?」

マミ「きっと、こういう話題についていける子もいるはずだからそういった子とお友達になればいいんじゃないかしら」

マミ「もちろん私もできる限り協力するわ」

まどか「けど、私の周りにそんな子はきっといません…」

マミ「もしいれば私の所には来てないものね」

マミ「だから、これで探しましょ!」

まどか「パソコンですか?」

マミ「今はネットでいろいろサークルみたいなのがあるんでしょ?」

マミ「だったらそういった子たちの集まりもきっとあるわよ」

まどか「なるほど!」

マミ「じゃあ、早速探してみましょうか」

まどか「はい!」

ほむらさんくるか

杏子来るか

まどか「あ、ここなんかよさそうですよ」

マミ「どれどれ…『オタクっ娘教会』?」

まどか「ここは女の子二人だけみたいですし初めてだからちょうどいいかなって」

マミ「そうね、さっそくメッセージを送ってみたら」

まどか「はい」

マミ(これで鹿目さんもオタクの女の子のお友達ができそうだし一安心ね)

しばらくしてマミさん宅

まどか「マミさん、その人生相談が…」

マミ「また!?」

マミ「この前のサークルでお友達できたんでしょ?」

マミ「まさかケンカとかしちゃったの?」

まどか「ち、違うんです」

まどか「実は結構二人とも仲良くなれたんですが、その仲良くなりすぎてオフ会をしようってことになったんです」

マミ「オフ会ってつまりネットじゃなく直接会おうってことよね」

まどか「はい…それで、マミさんも一緒に来てくれませんか?」

俺妹ならマミさんと黒猫が意気投合しそうだなw

マミ「そうねえ…」

マミ(ネットでは女の子でも実際はおじさんとかっていう話も聞くし)

マミ(鹿目さんにこの方法にしたらってアドバイスしたのは私だもんね)

マミ(なにより)チラ

まどか「」ウルウル

マミ(可愛い後輩の相談だものね)

マミ「わかった、ついて行ってあげる」

まどか「やった!」

マミ「その代り、私は少し離れたところから見守ってるだけだからね」

まどか「え、一緒じゃないんですか?」

マミ「私が一緒にいっても話についていけないしおかしな空気になってしまうわよ」

まどか「うう…わかりました」

マミ「大丈夫よ、何かあったらすぐに携帯に連絡して」

マミ「すぐに飛び出してあげるから」

まどか「マミさぁん…」ダキツキ

マミ「よしよし」

マミさん優しすぎる

俺「マミさぁん…」ダキツキ

マミ「よしよし」

オフ会当日

まどか(き、緊張するな…)

マミ(まだ誰も来てないようね)

マミ(それにしても待ち合わせ場所だけ決めて顔もわからないのに大丈夫かしら?)

まどか「そろそろ5分前か…」

???「よう、あんたがまどっちだろ?」

まどか「あ、はい!えっと…」

マミ(あら、あの子は…)

???「あたしは『オタクっ娘教会』の管理人やってる…」

まどか「あんあんさんですか?」

???「ああ、ってさすがに街中であんあんは言う方が恥ずかしいだろ」

杏子「杏子でいいよ」

あんあんとは意外だった

ハンドルネームまどっちって、のどっちみたいだな

まどか「杏子ちゃん…?」

杏子「おう、今日はよろしくな」

杏子「もう一人のホームはまだみたいだな」

まどか「そうみたいですね」

杏子「敬語なんて使わなくていいよ、年もおんなじなんだし」

まどか「わかったよ、杏子ちゃん」

???「待たせたみたいね」ファサ

まどか(うわ、すごく美人だな…あれ、でもどこかであったことあるような?)

杏子「あんたがホームか?」

???「ええ、よろしく」

マミ(すごくクールな子みたいね…)

杏子「あたしが管理人のあんあん、言いにくいだろうから本名の杏子って呼んでくれ」

ほむら「だったら、私も本名のほむらでいいわよ」

まどか(え…?)

杏子「んで、こっちがハンドルネームまどっちだ」

ほむら「よろしくね、まど…っち?」

まどか「あ、あはは…ほむらちゃんだよね?」

ほむら「」

これはひどいww

マミ(…?鹿目さんとあの子なんか変な雰囲気ね)

ほむら「鹿目…さん?」

杏子「あん?なんだ二人とも知り合いだったのかよ」

杏子「世間って狭いな~」

ほむら(な、なんで鹿目さんがいるの…?)

ほむら(あれ、まどっちが鹿目さんで鹿目さんがまどっちであれ?あれ?)

まどか(どうしよう…まさかクラスメイトがいるなんて予想外だよ…)

まどか(しかもほむらちゃんいつもと違って眼鏡かけてないし、髪もほどいちゃってるし)

まどか(そうだこんな時は!)

マミ(鹿目さん携帯取り出して…まさか!)

まどか「マミさん助けて…!」チラ

杏子「ん?」

マミ「あ、あはは…久しぶりね佐倉さん」

杏子「」

杏子(な、なんでマミさんがここにいるんだよ!?)

杏子(ってかあたし最後に喧嘩別れしたんじゃなかったけ?)

杏子(しかも、確か私がマミさんを厨二病とかいって馬鹿にしたのが発端で)

杏子(馬鹿にした私がオタクの集まりを開いてて…)

杏子「あ…あああ…」

杏子ほむら「うわああああああああーーーーーー!!」

マミ「ちょ!ちょっと二人とも取り乱し過ぎ!」

マミ「周りの人たちが見てるから叫ぶのやめて!」

マミ「三人とも落ち着いたかしら」

杏子ほむらまどか「はい…」

マミ「とりあえず、状況を確認しましょうか」

マミ「そっちの子は鹿目さんとクラスメイトでいつもと違う恰好をしてみたら鹿目さんがいてびっくりしたと」

ほむら「その通りです…」

マミ「で、そんなこの子をみて鹿目さんは訳が分からなくなって思わず私に助けを求めた」

まどか「はい…」

マミ「そして、佐倉さんは昔技の名前がどーのこーの言って喧嘩した私が突然現れて気まずくなったと」

杏子「うん…」

マミ「なんていうか…接点の多い集まりになっちゃったわね」

残るはさやかちゃんか

マミ「私にも責任はあるけど、とりあえず昔のことは気にしてないから大丈夫よ」

杏子「で、でも今はあたしのほうがオタクになっちゃったし…」

マミ「別に罵ったりしないから安心しなさい」

マミ「そんなつもりだったら鹿目さんについてきてないわよ」

マミ「それにまたあなたとこうやって話せて私は嬉しいわ」

杏子「マミさぁん…あたしも嬉しいです…」グスッ

マミ「あなたたちもちゃんと話なさい」

ほむら「は、はい…あの…その…」

マミ「ちゃんと聞くからさっきみたいに自信をもって喋ってみて」

ほむら「は、はい!」

ほむら「私はいつも自分に自信がなくて…友達も少ないし…」

ほむら「家ではゲームとかアニメとか見て過ごすばかりだったんです…」

ほむら「でもネットであったことのない人の前なら違う自分で居られるからなって思ってそれで…」

まどか「そうだったんだ…」

ほむら「そ、その鹿目さんだって変な人だって思うよね…」

まどか「うーん、でもほむらちゃんの気持ち、私わかるよ」

まどか「私もオタクな話をできる友達がいなかったからオタクな私を出せる友達が欲しかったの」

まどか「ネットで知り合った人たちとならそういう学校とは違う自分でいられるんじゃないかなって思ったから今日来たんだもん」

ほむら「鹿目さん…」

まどか「それにさっきのほむらちゃん、かっこよかったよ」

マミ「そうね、自信にあふれてる感じで素敵だったわ」

杏子「ああ、ちょっと憧れるよなああいうクールなのって」

ほむら「///」

マミ「さてと、みんな言いたいことは言えたようだしもう大丈夫みたいね」

まどか「はい」

マミ「それじゃ、私はそろそろ帰っても大丈夫ね」

杏子「え、なんだよそれ!?」

マミ「今日はあなたたちの集まりでしょ、私は本来部外者なんだから」

マミ「鹿目さんが心配だったけれど佐倉さんもいるし、暁美さん…だっけ?この子も悪い子じゃないみたいだから」

マミ「私の役割はここでお終い」

ほむら「い、いやです!せっかくだから一緒にいてください…!」

マミ「そんなこと言われても…」

杏子「いいじゃん、別に一緒にいても」

杏子「主催者のあたしがいうんだから問題ねえよ」

まどか「うん、私もマミさんが一緒にいてくれるとうれしいな」

マミ「…はあ、わかったわ」

マミ「今日はあなたたちにとことん付き合ってあげるわ」

杏子「そうこなくっちゃな!」

まどか「やった!」

ほむら「よかった…」

マミ(みんな楽しそうでよかったわ)

マミ(本屋にゲームショップにゲームセンター…)

マミ(みんなたまに専門用語みたいな言葉で喋ってるけど)

マミ(そういうのがオタクって言われてる子たちの楽しみ方なのね)

マミ(一緒に遊んでみると疲れるけど、話に聞くほど悪いものじゃないわね)

杏子「お、もうこんな時間か」

マミ「佐倉さんは隣町だしそろそろ帰った方がいいわね」

ほむら「そうなんだ…」

杏子「そんな顔すんなよ、ケータイも交換したんだしいつでも連絡できるって」

まどか「そうだよ、ほむらちゃん」

まどか「明日も学校で私とはあえるんだから」

ほむら「うん!」

いまんとこマミさんはあんまり興味なさそうだね

ほむら「じゃあ、鹿目さんまた明日学校で…」

まどか「うん!またねほむらちゃん!!」

マミ「あの子、最初に比べると大分笑うようになったわね」

まどか「はい」

まどか「ほむらちゃんっていつも可愛い女の子って感じなんですけど、すっごく美人なんですね」

マミ「あら、クラスメイトなんでしょ?」

まどか「ほむらちゃん、学校では眼鏡をかけて髪も結んでるんです」

マミ「そっちの暁美さんも見てみたいわ」

まどか「学校できっと会えますよ」

マミ「そう、学校で会うのが楽しみね」

まどか「はい、楽しみにしててください」

まどか「おはよう、さやかちゃん!仁美ちゃん!」

仁美「おはようございます、まどかさん」

さやか「おはよう!今日はいつもよりちょっと早いじゃん」

まどか「あはは、そうかな?」

さやか「そうだよ、それになんか嬉しそうだしさ」

仁美「なにかいいことでもありましたか?」

まどか「別に何もないよ~」

さやか「本当か~?ほら、さっさと白状しろ!」ムニムニ

まどか「いひゃいよ、さやかひゃん!」

まどか「あ、ほむらちゃんだ!」

まどか「ほむらちゃん、おはよう!」

ほむら「おはよう、鹿目さん」

仁美「あら、お二人ともなんだか仲良くなってますわね」

さやか「なんだとー、さやかちゃんというものがありながら転校生に浮気とは!」

仁美「そんな、いけませんわー!」

ほむら「え…?え…?」

まどか「もう、二人ともほむらちゃんが困ってるよ」

さやか「あはは、ごめんね転校生」

ほむら「あ、ううん、大丈夫だから」

さやか「あれ、転校生なんか変わった?」

ほむら「そう…かな?」

さやか「うん!なんかちょっと自信が出てきたっていうか」

マミ「おはよう、みんな」

さやか「あ、マミさんおはようございます!」

マミ「あら、あなた…暁美さん?」

ほむら「あ、あのおはようございます…///」

マミ「うふふ、今日も素敵よ」

まどか「あはは」

さやか「なんと、マミさんまで転校生の虜とな!?」

仁美「いけません、いけませんわ」ブツブツ

ほむら「そ、それより早く学校に行かない…?」

さやか「あ、なんかごまかしてるな?」

ほむら「ほら、遅刻しちゃうから…」

マミ「そうね、行きましょうか」

まどか「さやかちゃん、置いていくよ」

仁美「今日はお休みしますか?」

さやか「仁美まで!?」

数日後マミ宅

マミ「その、3人とも今日はどうしたのかしら?」

杏子「いや~みんなでゲームしようぜってなったんだけどちょうどいい場所がなくてな」

まどか「私のうちもちょっと今日はお母さんが…」

ほむら「うちも今日は無理ね」

マミ「というか、暁美さんは独り暮らしじゃなかったの?」

杏子「こいつんち汚すぎて文字通り足の踏み場がなかったんだよ」

ほむら「問題ないわ」ファサ

マミ「それになんであの時みたいな調子なの?」

まどか「ほむらちゃん、ちょっと吹っ切れちゃって私と杏子ちゃんといるときはこんなになっちゃうんです」

マミ「…そう、暁美さんが自信を持ってくれてうれしいわ」

美少女達のレズゲームプレイか
胸が熱くなるな・・・

杏子「お、そういえばまどか」

まどか「なに、杏子ちゃん?」

杏子「頼まれてた例のブツだ」

まどか「あ、本当に用意してくれたんだ」

まどか「ありがとう杏子ちゃん」

マミ「それは何かしら?まさか、悪いものじゃないわよね?」

マミ「佐倉さん、鹿目さんに危ないことさせてはだめよ」

杏子「マミさんはあたしをなんだと思ってるんだよ!」

ほむら「ちょっとした雑誌のバックナンバーよ」

マミ「雑誌?」

まどか「うん、百合姫っていう雑誌なんです」

まどか「この号だけ弟に落書きされちゃって探してたんです」

こんなSSを待ってた

杏子「苦労したんだぜ、色々伝手をつかったりしてやっと譲ってくれる奴をみつけたんだからな」

まどか「本当に助かったよ、杏子ちゃん」

マミ「まあ、そういうのなら別にいいけど」

ほむら「心配しなくていいわよ、巴マミ」

ほむら「佐倉杏子のことはちゃんと私が見張っているわ」

マイ「どうしてフルネームなのかしら…?」

まどか「なんかイメージが湧いたとかで…」

杏子「完全に厨二病だよな」

ほむら「その言葉を再び口にすれば命はないわよ」

杏子「マミの必殺技云々が可愛く見えるぜ…」

まどか「はあ~やっぱりこのゲームは最高だよ」

杏子「まあまあだな」

まどか「杏子ちゃんにはこの良さは分からないの!?」

杏子「いや、あたしはガチ百合じゃねーし」

まどか「私も違うよ!」

杏子ほむら「え?」

まどか「ほむらちゃんまで!?」

マミ(まあ、普通はそう思うわよね)

リアルでも女の百合好きは誤解されやすいよなw

マミ「さて、そろそろお開きにしましょうか」

杏子「泊めてくれよ」

マミ「駄目よ、明日も学校でしょ」

杏子「え~」

まどか「今度はお休み前に集まろうね」

マミ「また家でレズゲーをやるつもり!?暁美さんちを片付けてそこでいいじゃない!」

ほむら「巴マミ、適材適所という言葉を知っているかしら?」

マミ「知ってるいるけどここで使う言葉ではないと思うわ」

まどか「マミさんは嫌ですか…?」ウルウル

杏子「マミさん…」ウルウル

マミ「はいはい、わかったわよちゃんよ準備しておくからそんな目で見ないで」

まどか杏子「やった!」ハイタッチ

このまどっちとあんあんできる

マミ「はあ…佐倉さんったらこんなに散らかしちゃって…」

マミ「暁美さんもよく見るとケーキのカスをいっぱいこぼしちゃってるわね」

マミ「鹿目さんも鹿目さんで鞄はおいて帰っちゃってるし…」

マミ「あ、でも雑誌だけはしっかり持って帰ってるようね」

マミ「手間のかかる子たちだけど…こんなに家の中が騒がしいのは嬉しいわね…」

マミ「こんどのお泊り会はおいしいものを用意してあげましょうかしらね」

prrrr

マミ「あら、鹿目さんかしらね?」

マミ「もしもし?」

ほむら『マミさぁん…』グスッ

マミ「暁美さん?」

ほむら『う、うええええええん』

マミ「ちょ、ちょっと!どうしたのよ!?」

ほむら『実は今日の帰りに…』

仁美か?

マミさん宅からの帰り道

まどか「今日は楽しかったね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ、巴マミも楽しそうで何よりだわ」

まどか「お泊り会楽しみだなあ、いつにしよっか?」

ほむら「そうね、佐倉杏子の都合もきいてみないとわからないけどやっぱり土曜日くらいがいいでしょうね」

まどか「そうだね」

まどか「帰ったら杏子ちゃんに聞いてみるね」

さやか「お、まどかじゃん!」

まどかほむら「」ビクッ


やべえほむほむ可愛いw

さやか「そっちは誰?友達?」

まどか「さ、さやかちゃん…こ、こんにちは…」

ほむら「み、美樹さんこんにちは…」

さやか「あれ、その声もしかして転校生?」

さやか「その恰好どうしたの?イメチェン?」

ほむら「う、うん…そんなところかな…」

さやか「似合うじゃん!さやかちゃんに負けず劣らず美人さんになっちゃって」

さやか「明日から男子生徒の目を釘付けだね」

まどか「あ、あはは…」

さやか「あれ、まどかその手に抱えてるのって?」

まどか「あ、うんちょっとした雑誌だよ」ドキドキ

さやか「雑誌?どんなの買ったの?」

まどか「いやー、そのーさやかちゃんはあんまり興味ないんじゃないかな」

さやか「あたしが興味ない内容?なんか気になるな~」

さやか「ちょっと見せてよ!」

まどか「うえ!?い、いやそれはちょっと」アセアセ

さやか「え~まどかとあたしの仲じゃん」

さやか「転校生も読んだんでしょ?」

ほむら「え、あの、私もまだ読んでなくて…」

まどか「そ、そうなんだ!ほむらちゃんも興味がいないようなマニアック内容で!」

さやか「それはますます見たくなるな~」

メガほむペロペロ(^ω^)

さやさやペロペロ(^ω^)

さやか「あたしも転校生も興味がないなんてあたしの嫁はどんなことに興味をもってるんだ!?」

まどか「ええっと…」

さやか「まあ、なんかあんまり人に見られたくないみたいだし」

さやか「私たちの間でもあんまり知られたくないことくらいあるか」

まどかほむら(ほっ…)

さやか「んじゃ、あたしお使い頼まれてるからそろそろ行くね」

まどか「う、うん」

さやか「じゃあ、また明日ね」クルッ

まどか(よかった~)ズルッボトッ

さやか「あ、そういえば転校生は明日その恰好で学校に来るの?」クルッ

ほむら「あ…」

さやか「まどか、落としたよ…あれこの雑誌…『百合姫』…?」

まどか「あ…ああああああ…」

さやか「ねえ、まどか」

まどか「な、何かなさやかちゃん?」

さやか「この雑誌、まどかのだよね?」

まどか「…」

さやか「まどか!!」

まどか「」ビクッ

さやか「あんまり知ってるわけじゃないけどさ、百合って書いてあって女の子が描いてあるってことは」

さやか「そういう本ってことだよね?」

まどか「あ、あのこれはねさやかちゃん…そのね…!」

さやか「まどかってそういう人だったの?」

まどか「ち、ちが…」

ほむら「み、美樹さん!違うんです、それは鹿目さんのじゃなくて私の本なんです!!」

まどか(ほむらちゃん!?)

さやか「転校生の…?」

ほむら「は、はい!」

まどか「ほむらちゃん…」ヒソヒソ

ほむら「大丈夫だよ、私より鹿目さんの方が美樹さんと仲がいいんだから私のものってした方がマシだと思う…」ヒソヒソ

まどか「で、でも…」ヒソヒソ

ほむら「気にしないで…二人が喧嘩する方が私は嫌だから…」ヒソヒソ

まどか「ありがとうほむらちゃん…」ヒソヒソ

さやか「そうなのまどか?」

まどか「う、うん」

さやか「嘘つき」

まどか「え…?」

さやか「さっき私がどんなの買ったのって聞いたときは転校生のって言わなかったよね?」

さやか「それに転校生もまだ読んでないって言ってたし」

さやか「転校生も興味がないっていったのはまどかだよね?」

ほむら「そ、、それはその…」

さやか「転校生に嘘まで吐かせて、隠そうとするなんて」

さやか「最低!」

まどか「う、うわああああああん!!」

ほむら「あ…」オロオロ

さやか「転校生も、いやならまどかに付き合わなくていいよ」

ほむら「わ、わたしは…」

さやか「まどか」

まどか「…っ」ビクッ

さやか「じゃあね」

回想終了

ほむら『それで…私も何も言えなくて…』グスッ

マミ「そんなことがあったのね…」

マミ(鹿目さん、美樹さんにばれたくなかったみたいだったしショックでしょうね)

ほむら『私があんなことを言わなければ…』

マミ「そうね、嘘を吐いたから美樹さんは余計に怒っちゃったわけだしそこはあなたも反省すべきね」

ほむら『は、はい…ごめんなさい…』

マミ「とはいっても、あなたが嘘を吐かなくても結果はあまり変わらなかったでしょうね」

マミ(美樹さんはロマンチックなことに憧れる子みたいだし)

マミ(ちょっと私みたいに許せるかは難しいところね…)

ほむら『私はどうすれば…』

マミ「これは鹿目さんと美樹さんの問題だから下手に動くとややこしくなるわよ」

マイ「ちょっと様子を見ましょう」

ほむら『わかりました…』

次の日―――

まどか「お、おはよう仁美ちゃん」

仁美「おはようございます、まどかさん」

仁美「なんだか元気がありませんね?」

まどか「そ、そうかな?」

仁美「ええ、さやかさんも今日は先に行ってしまわれましたし」

まどか「さやかちゃん、何か言ってなかった?」

仁美「いえ、理由は聞いてませんわ」

まどか「そっか…」

仁美「喧嘩でもしましたか?」

まどか「そんなところかな…」

仁美「いけませんわ、早く仲直りした方がいいですわ」

まどか「…うん、仁美ちゃんは見守ってってね」

仁美「…わかりました、手伝えることがあったら言ってくださいね」

まどか「ありがとう、仁美ちゃん」

教室

ほむら「お、おはよう鹿目さん、志筑さん」

仁美「おはようございます、暁美さん」

まどか「おはよう、ほむらちゃん」

ほむら「鹿目さん、その…大丈夫?」

まどか「うん、ありがとう」

まどか「…」ゴクッ

まどか「さ、さやかちゃんおはよう」

さやか「…」ガタッ

まどか「あ…」

仁美(これはかなりご立腹のようですわね…)

ほむら(どうしよう…)

屋上

マミ「そんなにまずいことになってるのね」

ほむら「はい…」

マミ「う~ん、そうねえ…」

マミ「とりあえず私が美樹さんと話をしてみるわ」

ほむら「ほ、本当ですか!?」

マミ「一応、私も関わっちゃってるもの」

マミ「それに私も暁美さんといっしょであの二人には仲良しでいてほしいもの」

ほむら「はい…」グスッ

マミ「うふふ、こっちの暁美さんは泣き虫さんね」

ほむら「…///」

放課後

マミ「美樹さん、ちょっといいかしら」

さやか「マミさん?」

マミ「鹿目さんと喧嘩したって聞いたんだけど…」

さやか「そっか、心配してくれてるんですね」

マミ「ええ、あなたたちはいつも仲良しだったもの」

マミ「それが喧嘩したら心配するのは当たり前よ」

さやか「…マミさんはレズってどう思う?」

マミ(いきなり来たわね)

マミ「同性愛なら特に興味はないけれど、別に否定はしないわね」

さやか「マミさんは大人だね…」

さやか「あたしはやっぱり受け入れられないよ」

さやか「だって変だよ、あんなの」

マミ「美樹さんは鹿目さんの何に怒ってるのかしら?」

さやか「今まであんな子じゃなかったのに…」

さやか「まどかは普通の女の子だったんですよ!」

さやか「それがいつの間にかレズビアンになってて…」

マミ(ああ…やっぱり勘違いされてるわね…)

さやか「もし、相談してくれてたらまどかだしちょっと引くかもしれなかったけど」

さやか「でも嘘までついて隠そうとするなんて絶対に認められない」

マミ「そう…じゃあ、鹿目さんと仲直りしたくないの?」

さやか「それは…」

マミ「仲直りはしたいってわけね」

マミ「それであなたはどうするの?」

さやか「まどかを普通の女の子に戻します、絶対に」

マミ(レズってわけじゃないのよね、鹿目さんの場合)

マミ(でも、今の美樹さんは納得してくれないでしょうね)

さやか「そうだ!マミさんがまどかを説得してくださいよ!」

さやか「マミさんが言えば納得してくれるかもしれないですし」

マミ「長年の幼馴染である美樹さんがいっても無理そうなんでしょ?」

マミ「美樹さんができないことを私ができるとは思えないわ…」

さやか「そう、ですか…」

マミ「とりあえず、鹿目さんと話あってみることは大切よ」

さやか「…わかりました、まどかと話してみます」

まみまみ!

その夜

マミ「美樹さんにはああいってたものの大丈夫かしら…?」

ピンポーン

マミ「あら、こんな時間に?」

ピンポーンピンポーン

マミ「はいはい、今でますよっと」ガチャ

まどか「ぶえええええええええ!!マ゙ミ゙ざーーーん!」ドッシーン

マミ「か、鹿目さん!?」

まどか「うえええええええん!」

マミ(大体、なにがあったのかわかるわ)

マミ「はいはい、大丈夫だから泣き止みましょうね」ナデナデ

マミ「はい、ココアよ」

まどか「あ、ありがとうございます」

マミ「お家には事情を話して電話しておいたわ」

まどか「じ、事情って?」ビクビク

マミ「安心しなさい、美樹さんと喧嘩したってことしか話してないわ」

まどか「なんて言ってました?」

マミ「心配されてたわよ、何よりあなたたちが喧嘩したってことを」

まどか「そっか…」

マミ「とりあえず、美樹さんと話たんでしょ?」

まどか「…」コクリ

マミ「その時のこと話してくれる?」

まどか「はい…」

青悪いよね

回想

まどか「はあ…」

prrrrr

まどか「さやかちゃんから…?」

まどか「もしもし…?」ピッ

さやか『今、まどかの家の前にいるから出てこれる?』

さやか『ちゃんと話そう』

まどか「…うん」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「…」

まどか「あ、あのね昨日のことは、そのなんていうか…」

さやか「あれはまどかのものっていうのは間違いないんだよね」

まどか「うん…それは間違いないよ」

まどか「ほむらちゃんのものじゃくて私のものだよ」

さやか「まどかは、レズなの?」

まどか「違う!それは違うよ!」

さやか「でも、ああいった本見ちゃったら信じられないよ!」

まどか「みんな言うけど私はレズじゃないよ!!」

まどか「ああいった本が好きなだけなんだよ!」

さやか「そんなの、おかしいよ…」

まどか「さやかちゃん、分かったくれないの…?」

さやか「わかるわけないでしょ!」

さやか「あんなもの!」

まどか「あんなもの…?」

さやか「だって普通じゃないでしょ!女の子同士で恋愛したりするなんて!!」

まどか「取り消して!あんなものって言ったの取り消してよ!」

まどか「あれは私のために友達が苦労して手に入れてくれたものなんだよ!」

さやか「っ…!あんなものはあんなものだよ!」

さやか「まどかの方こそなんでわかってくれないの!?」

まどか「…さやかちゃんのばかああああああ!!」

まどギレ

回想終了

マミ「あらあら、困ったわね…」

まどか「う、ううう…」グスッ

マミ「また泣いちゃって、ほらハンカチ貸してあげるから」

まどか「はい…ありがございます…」

マミ(それにしても私が美樹さんを焚き付けたし責任感じちゃうわね)

まどか「私、さやかちゃんと仲直りしたいんです…」

まどか「でも、どうすればいいかわからないんです…」

マミ「そうねえ、鹿目さんがそういう趣味をやめればすぐ解決するとは思うけれど」

まどか「それは嫌です…」

マミ「そうよね、暁美さんや佐倉さんも悲しむでしょうしね」

まどか「人生相談してちゃんと上手くいってたのに…」

まどか「代わりにさやかちゃんと別れちゃうなんてこんなのってないよ…」

マミ「鹿目さん…」

マミ(そうね、勇気を出して相談してくれて)

マミ(それで暁美さんと仲良くなって佐倉さんと出会って)

マミ(自分の趣味を隠さなくて済むようになったんだものね)

マミ(そのおかげで私は佐倉さんと仲直りもできたし)

マミ「そうね、やっぱりあなたたちが仲良くしてる方が私も嬉しいのよね」

まどか「マミさぁん…」

マミ「大丈夫よ、きっとあなたは美樹さんと仲直りできるわ」

マミ「私に任せておきなさい」

マミ「私に任せておきなさい」(死亡フラグ)

マミ「さてと、とりあえず準備しようかしらね」

マミ「その前に電話っと…」

prrrrr

マミ「もしもし」

マミ「ちょっと協力してもらいたいんだけど…」

ようやくべぇさんの出番か

まみまみ!

次の日の夕方

マミ「いらっしゃい、美樹さん」

さやか「話ってなんですか、ってまどかのことですよね」

マミ「もちろんそうよ」

さやか「あれ、転校生もいる?」

さやか「また、髪おろしてるんだ?似合ってるよ!」

ほむら「あ、あのありがとう…///」

マミ「それで早速本題に入りたいんだけど」

さやか「はい」

マミ「美樹さんは勘違いしているから言っておくわね」

マミ「鹿目さんはレズビアンじゃないわ」

さやか「本人もそういってましたけど…」

マミ「レズビアンは私の方だもの」

え?

さやか「え?」

ほむら「え?」

さやか「やだなあ、マミさんもまどかのためにそんなこと言い出したんでしょ?」

マミ「まあ、そう思うでしょうね」

マミ「鹿目さんはあの本を大切にしてたでしょ?」

マミ「私からのプレゼント気に入ってくれたのよね、嬉しいわ」

ほむら「あ、あれは…」

マミ「ほむらは黙ってなさい」

ほむら「…ッ」

さやか「マミさんがあれを…?」

マミ「ええ、ほら見て」ガラッ

さやか「まどかの持ってた…」

マミ「あの号だけ気に入っちゃったみたいでね、どうしてもっていうから泣く泣くあげたの」

マミ「ほら、あの号だけ抜けちゃってるのよ」

マミ「でも、実際に可愛い女の子が手に入るのならって考えたら惜しくなかったわ」

さやか「それって、まどかのことですか…!?」

マミ「鹿目さんも大分染まってきてるみたいよね」

マミ「それにみて、この私がコーディネートした暁美さん」

マミ「お人形さんみたいでとっても可愛いでしょ?私好みの外見にしたの」

ほむら「ち、ちが…」

マミ「黙ってなさいって言ってるでしょ!」ツクエバンッ

ほむら「」ビクッ

さやか「マミさんが…あんたがそんな最低な人だったなんて…」

マミ「鹿目さんとほむらも仲良くなってくれたし、鹿目さんはもうちょっとだと思うのようね」

さやか「おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ・・・」

杏子「やめろ!さやっちゃん!」

さやか「じゃあ、まどかと転校生が急に仲良くなったのって…」

マミ「そうねえ、ほむらに鹿目さんと仲良くするようにいったのは私だしね」

マミ「ほむらは可愛いだけじゃなく私の言うことだけを忠実に聞いてくれるし」

マミ「そうよねえ、ほむら?」

ほむら「…」

マミ「私の言ってる意味わかるわよね?」

ほむら「はい…」グスッ

さやか「転校生も無理やり言いなりにさせるなんて…」ギリッ

マミ「でも、最初の目的からちょっとずれ始めたのよね」

さやか「目的…?」

マミ「おとなしめ女の子も好きなんだけど、私元気な女の子も大好きなのよね」

マミ「できれば3人とも手に入れたいのよ」

さやか「まさか…」

マミ「ねえ、美樹さん」

マミ「今日どうして私があなたを家に呼んだかわかる?」

さやか「…っ!」

マミ「大丈夫よ、ちゃんと気持ちよくしてあげるから…」

さやか「やだ…やめて…」

ほむら「マミさ…」

マミ「あなたは大人しくしておきなさい!」

ほむら「」ビクッ

マミ「ちゃんとあなたも後で相手してあげるから安心しなさい」

マミ「さてと、美樹さん準備はできたかしら?」

さやか「来ないで!」

パァーンッ

マミさん発砲したか・・・

マミ「あ…」キョトン

ガタッ

ほむら「っ…!」

さやか(今のうちに…)

さやか「ほむら!」

ほむら「え…」

さやか「逃げるよ!」

さやか「二度とまどかにもほむらにも私にも近づくな!!」

ドタドタ

マミ「・・・はあ」

マミ「…畜生」

マミ「精々突き飛ばされるくらいだと思ったのにまさかぶたれるとは予想外だわ」

杏子「あんたの演技はリアルすぎたんだろ」ガラッ

杏子「マミさん本当にそっち系じゃなだろうな?」

マミ「そんな妄言を吐くのはこのお口かしら?」ムニー

杏子「いひゃい!いひゃい!ほめんなはい!!」

マミ「まったく…」

杏子「でも、ぶたれたときは思わず飛び出しそうになっちまったぜ」ヒリヒリ

マミ「ふふ、ありがとう」ホッペサスサス

杏子「しかし、まああれだけやれば信じるだろ」モウイイヨ

マミ「そう願いたいわね」

杏子「本心からか?」

マミ「まあ、ちょっと頭の悪いやり方とは思うけれどね」

杏子「あれだけやったんだ、学校でも噂されるぜ」

マミ「しばらくしたら受験で忙しくなってそれどころじゃないわ」

マミ「そのあとはすぐに卒業だしね」

杏子「あいつらのためにそこまでする必要あるのかよ?」

マミ「…私は誰かと喧嘩別れするとあとでどのくらい後悔するかしってるもの」

マミ「あの二人にはそうなって欲しくないもの」

杏子「…そうかよ」

ガチャ

マミ「あら、誰か来たのかしら…?」

杏子「さあな」

アンナヤツノトコロニイクヒツヨウナイヨ!

イイカラキテヨ!

まどか「マミさん!」

マミ「鹿目さん…?」

まどか「私…こんなこと相談してないよ…!」グスッ

さやか「そいつに近づいちゃダメ!!」

さやか「そんな変態なんかに!」

まどか「違うもん!マミさんはそんな人じゃないもん!」

さやか「でもあたしを襲おうとしたんだよ!」

ほむら「あれは本気じゃなかったよ!」

さやか「ほむら…?」

ほむら「この恰好だってマミさんに言われたからじゃないの…」

ほむら「私、学校での自分が嫌いだったから自分を変えたくてこういう恰好をしてみたの…」グスッ

ほむら「ネットで佐倉さんと出会って鹿目さんと前より仲良くなれて…」

ほむら「マミさんが私たちの面倒を見てくれて…」

ほむら「美樹さんともやっと仲良くなれそうだったのに…」

ほむら「マミさんだけ離れていくなんて私嫌だよぉ…」

さやか「ほむら…」

まどか「さやかちゃん」

さやか「まどか…」

まどか「さやかちゃん、前に私が嘘ついたからすごく怒ったよね」

まどか「だから、もう嘘つきたくないの」

まどか「マミさんは私たちのためにお芝居してくれたの」

さやか「…それは本当なんだね?」

まどか「本当だよ」

杏子「それにあの雑誌あげたのはマミさんじゃなくてあたしだからな」

さやか「…あんた誰?」

杏子「マミのお芝居の協力者だよ」

杏子「そこの雑誌を用意したのもあたしだよ」

杏子「あ、一応言っておくがあたしもノンケだからな」

さやさや

さやか「マミさん、さっきのは本当に…?」

マミ「演技じゃないって言ったら信じてくれる?」

さやか「まどかもほむらもこれだけ必死なんですからちゃんと答えてください」

マミ「そうよ、二人の言うとおりさっきのは演技よ」

マミ「怖がらせてしまってごめんなさいね」

まどか「さやかちゃん、聞いて」

まどか「私はレズビアンじゃないよ」

まどか「でも、そういった本やゲームが大好きなの!」

まどか「それ以外にもオタクって言われるようなものが大好きなの!」

まどか「でも、それと同じくらいさやかちゃんも大好き!」

さやか「…」

まどか「さやかちゃんはわかってくれないかもしれないけど…」

さやか「じゃあ、私とその趣味どっちか選べって言われたら?」

さやかいい加減にしろ……ピキピキ

まどか「どっちも!」

さやか「ぷっ…なにそれ…!」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「うん、まどかの趣味はその完全に受け入れられないけど」

さやか「マミさんにここまでやってもらちゃったらね」

さやか「それにまどかの答え聞いたら意地張ってる自分がバカみたいだし」

まどか「それじゃ…!」

さやか「冷たくあたってごめんね、まどか」

まどか「私も…嘘ついて、隠し事してごめんね…」

さやか「隠し事は気にしないでよ、あたしもまどかに隠してることあるから」

まどか「…さやかちゃんが上条君のこと好きってことなら知ってるからね」

さやか「」

マミ「雨降って地固まる…でいいのかしらね」

杏子「いいんじゃねえか、これで」

杏子「まったく、まどかが来なかったらどうなってたかわからねえどな」

マミ「鹿目さんに教えたのはあなたでしょ」

杏子「気づいてたのか」

マミ「気づかないと思ってたの」

杏子「感謝しろよ?残りの中学生活一人ぼっちで過ごす羽目になるところだったんだからな」

杏子「一人ぼっちは寂しいもんな」

マミ「あら、あなたはいてくれたでしょ?」

マミ「だから何も怖くわなかったわよ」

まどっちも!

まどか「マミさん、いろいろご迷惑をおかけしてすみませんでした…」

さやか「それにあたしさっき思い切りひっぱたいちゃって…」

マミ「気にしないで、あのくらいは覚悟してたわ」

杏子「よく言うぜ」

マミ「何か言った?」

杏子「いひゃい!いひゃいよ!あみひゃん!」

マミ「暁美さんも何も言わずに巻き込んでしまってごめんなさいね」

ほむら「い、いえ!私もマミさんにお願いしましたし…」

ほむら「本当によかった…」グスッ

マミ「はいはい、泣かない泣かない」ナデナデ

さやか「ほむらは本当にいい子だな~」

まどか「さやかちゃん、いつの間にかほむらちゃんのこと名前で呼んでるね」

さやか「お、そういえばそうだね」

ほむら「私、美樹さんに名前で呼んでもらってうれしいよ」

さやか「くぅ~、ほむらもあたしの嫁になるのだ~!」ダキツキ

ほむら「わ、わわわ!」

杏子「お前、今回なんで揉めたのかもう忘れてるだろ」

マミ「あらあら」

まどか「マミさん、本当にありがとうございました」

マミ「じゃあ、感謝の証として今から楽しくお茶会でもしましょうか」

まどさや杏ほむ「はい!」

そして―――

まどか「だからこっちの選択肢だって!」

ほむら「フラグも碌に建てられないなんて現実でも苦労するわよ」ファサ

さやか「あ~もう!一週目くらい自由にやらせてよ!!」

マミ「美樹さんもなんだかんだで馴染むの早かったわね…」

杏子「そうだな…あれだけ揉めたのにいまじゃ普通にゲームしてるもんな…」

杏子「そういえばほむらのあの髪の触り方はなんなんだろうな?」

マミ「きっと決めポーズみたいなものじゃないかしら」

杏子「ああ、ティロ…」

マミ「…」ムニー

杏子「ごめんなふぁい」

マミ「まったく、それよりみんな親御さんには連絡してきたんでしょうね」

まどさや杏ほむ「はーい!」

マミ「よろしい」

マミ「それじゃあ、晩御飯できたから手を洗ってきてみんなで食べましょうか」

さやか「やった!マミさんのご飯!」

杏子「今日はハンバーグだってよ」

ほむら「私の下を満足さられるのかしらね」

杏子「…お前、悪化してきてるな」

ほむら「あまり口を開くと唯じゃ置かないわよ、佐倉杏子」

さやか「厨二病ってここまで人を変えるんだね」

ほむら「…」ムニー

さやか「ふふぇー」

まどか「マミさん」

マミ「何かしら?」

まどか「あの時マミさんに人生相談して本当によかったです」

まどか「改めて言わせてください」

まどか「マミさん、人生相談に乗ってくれてありがとうございました」

マミ「気にしないで、あの時あなたの人生相談に乗ったから今はとても楽しい毎日を遅れているのだから」

マミ「相談知てくれてありがとう、鹿目さん」

まどか「あはは」

マミ「ふふ」

マミ「さ、手を洗ってきなさい」

まどか「はーい!」ドタドタ

マミ(色々手はかかるけれど、みんなのおかげでこの家も楽しい場所になった)

マミ「私の後輩たちは本当にかわいい子たちね」


                           終 わ り

最後の最後でやっちまったぜ…
ぶっちゃけ、暇つぶしにだらだら書いてたらどうしてこうなった
こんな時間のかかるSSを気長に見てくれたおまえらありがとう

あと、これさやかちゃんが悪者ならないように書いたつもりなんだ
さやかちゃん、ごめんよ…

乙乙ペロペロ(^ω^)

長い時間乙
マミさんの扱いがいいSSは大好きだ

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