醜男「ねんがんの 奴隷販売所 にきたぞ!」(125)

http://i.imgur.com/p1yDt.jpg
http://i.imgur.com/gTw8K.jpg

こういう展開のSSオナシャス!

あれだな、容姿はまずいが商売で財をなした男が、財産目当てによって来る女にうんざりして買うんだが
あまりの天使っぷりに手を付けることができなくなって始めて本当の恋を知るみたいなのりか?

>>5
よしお前が書け

>>5
そんで商売に失敗して財産のほとんどを失ってそれまでよくしてくれてた人たちも金がなくなった途端に離れて自暴自棄になったけど
唯一残った奴隷がなぜか献身的に支えてくれてうんぬんかんぬんだろう

わっふるわっふる

どんなにいい話でもこの男とのセックスは見たくないよね

>>15
外見変更なんざ展開次第でなんとでもなる

ていうか誰か書けよ・・・
俺はクズな両親に捨てられて人を信じられなくなってた美少女が醜男に買われて酷い人生になる事を覚悟するんだけど男が凄い優しくしてくれて最初はどうせ体目当てだろうと疑ってたけど徐々に心を開いていって実は男にも悲しい過去が
みたいなのが読みたいです

仕方ない
書くか
期待はするな

醜男「ここが奴隷販売所か…」

奴隷商人「おや、醜男様…これはお久しぶりでございます」

醜男「奴隷商人か。実は俺もそろそろ奴隷を買いたいと思ってな」

奴隷商人「これはこれは…なるほど、身につけたその宝飾品の数々。商売が上手くいっているようで何よりです」

奴隷商人「奴隷は上流階級の方々にとって、己が財力を示すための必要家具ですからね」ヒヒヒ

醜男「うむ。いい奴隷はいるか」

奴隷商人「ええ、ええ。もちろんいますとも」

奴隷商人「いい奴隷ほどもちろんお値段も高くなりますがね…」ヒヒヒ

奴隷商人「奴隷の性別はいかがいたしましょう」
醜男「女がいい。それも生娘が」

奴隷「ええ、ええ。いますとも。生娘は少々値が張りますがね…ひひひ」


みたいなOP

>>27
>>29

どっちでもいい頼む

>>27
即興書きは好きだけど俺ハイパー遅筆だから任せますぉ

金で買えないものがあるということは、一大で財を築いてから初めて知った。
自分の醜い容姿を下働きの丁稚までもが陰で嘲笑っていることなどは、とうに知っている。

奴隷商人「こちらのエルフなどは汚しがいがございますよ、だんな様」

商人の笑顔は卑しく、不快な気持ちになった。
商売で品性まで売ったつもりはないが、無聊を慰めるため女奴隷を買いに来た
自分も恐らく同じ顔をしているのだろう。
そう思った途端に、おりの中の美しい女エルフが今まで自分を蔑んできた女たちの顔と重なり
暗い衝動が襲ってきた。

醜男「よかろう……この女を買う。いくらだ」

商人は頭を下げるておべんちゃらを言うと、相場よりも高い金額を吹っ掛けてきた。
いつもなら値切るまで粘るところではあるが、時間が惜しい。
この暗い衝動が尽き果てぬ前に、この女を汚したかったからだ

期待

家に帰って、高い買い物をしたことに後悔した。
エルフは猜疑心が強く、プライドも高い。
今まで女と縁のない生活をしてきた自分が屈服させるには、とても荷が重すぎる種族だった。

エルフ「下種な人間風情め……
     貴様の子種を孕むくらいなら舌を噛み切って死んでやる」

醜男「……俺が下種ならお前はなんだ」

エルフ「私は誇り高いエルフだ
     一族は……その誇りゆえ戦って死んだ」

奴隷の境遇に落ちてもなお、誇りをすてまいとする気位に自分は気圧された。
しかし怯んではいけない。こいいうものは最初が肝心であると商人が言っていた。


醜男「しかし、今お前は奴隷だろう。ならばもう、俺のものだ」

エルフ「ならば今すぐ私を犯せ。舌をかみきって今すぐ死んでやる」

エルフの目は本気だった。
興を削がれた自分は、その日はあきらめ、エルフに食事と服を与えるよう丁稚に命令し
やけ酒を煽って寝た。

結局幾日過ぎてもエルフを犯すことは叶わず、悶々とした日が過ぎた。
もとより小心さが幸いして、石橋を叩いて渡るように商売してきた結果の今である。
エルフを犯すことが、いつの間にか畏れ多いことのように思い始めてきた。

――ある日事件が起きた。

丁稚A「旦那のこの前買ってきたエルフ、綺麗だよなぁ」

丁稚B「まだやってないらしい」

丁稚A「はぁ!?もったいねぇ!なんでだ!?」

丁稚B「女に縁がなかったから何していいかわかんねえんじゃねーの?
    もしくは勃つものもたたねーとか」

丁稚A「……やっちまうか?」

丁稚B「やるか……」

エルフの部屋に忍び込んだ二人の丁稚はエルフに猿轡を噛ませると、
その若い性欲で、猛然とエルフの肢体に襲いかかった。

旦那様が助けに来てちょっとほっこり心開くエルフちゃんですね

醜男「●REC」

エルフ「ふごっ……や…め」

猿轡を噛まされ、手足も押さえつけられればさすがのエルフとて自害は出来ない。

丁稚A「暴れるなっつーの」

丁稚がエルフの腹部を力に任せて殴る。

丁稚B「顔は殴るなよ。バレちまうからな」

服を剥ぎ取られ、腹部を幾度となく殴られたエルフは呼吸することもままならず
二人の若者の意のままになるばかりであった。

丁稚A「最初からおとなしくしとけよ」

丁稚B「じゃあ俺から先に行かせてもらうぜ」

男たちの拘束の力が解けた隙をついて、エルフは窓ガラスに向かって置物の像を投げた。
奇しくもその像は、彼女にとっては異教の神の像であった。

窓ガラスの割る音が、店先まで届いた。

ほす

これは契約する時「力を試す」とか言って襲いかかってきそうな奴

醜男「これは一体どうしたことだ」

自分がエルフの部屋に向かうと、エルフは破れた衣服で
己の裸体を隠し、そして自分を睨みつけ、言った。

エルフ「卑怯な種族……部下を使い、私を手篭にしようとするなど……
     なんという屈辱っ……!」

どうやら丁稚の誰かが、力づくでエルフを犯そうとしたらしい。
破れた衣服の隙間から覗くエルフの肢体には、ところどころ青痣が見られた。

醜男「すまない……」

エルフ「謝ったところで許せるものか!」

謝ったのは決して憐憫の情からなどでは無かった。
無力の惨めさ、抗えない現実、そして暴力。
かつて自分が立ち向かうこともできず、屈することしか出来なかった現実が思い出される。
エルフではなく、エルフを通して思い出された昔の自分に、自分は謝りたかった。
と、同時にこの現実を前にしても未だに誇りを保ち続けているエルフは、自分ごときに占有できる
ものではないということを思い知らされた。


醜男「咎は全て私にある。許してくれとも多分言えないだろう。
    罪滅しになるかはわからないが……君はこれから自由にしていい。」


醜男「勿論、今すぐ出ていったところで生活のあてはないだろうから
    しばらくはここにいていい。君に狼藉を働いた奴らにはやめてもらおう」

エルフは自分の言葉を疑っているようで、信じてもらうことは難しそうだった。

エルフを自由にしてから、一日、二日、そして一ヶ月が過ぎた後もエルフは自分の屋敷にいた。
会話は殆ど無いままである。


【エルフを自由にして2ヶ月後、ブ男の屋敷】


夜半、帳簿を確認していると珍しくエルフが今に顔を出した。

エルフ「なぜ私を自由にしたのだ」

ようやくエルフから発せられたその問いを聞き、俺は言葉を選びながら答えた。

醜男「自分が、ひいては人間が恥ずかしくなったからだ。
    自分も他の人間も弱きをくじき、強気に屈するばっかりだ。
    そして昔の自分は常に虐げられていた。尤も、今も容姿のことでとやかくいわれるがね。
    そして今はかつての自分を忘れ、金の力で他者を虐げる毎日だ。
    ……だからあの日、あんな境遇になりながらも誇りを持ち続ける君をみて
    俺は恥ずかしくなった。それだけだ。理由は他にない。」

エルフ「訳がわからない」


醜男「誇りの高いエルフにはわからんことだ。
    とにかく、君はもう自由だ。好きにしてくれ」

エルフは俺を見て、しばらく何か考えているふうだった。

エルフ「思えばお前には何も悪いことはされていない。
     むしろ奴隷の境遇から救って貰った。」

醜男「使用人の咎は主の咎だ」

エルフ「いや、罪は犯したものだけが背負うものだ。
     エルフならそうする。……そしてエルフは恩は必ず返す種族だ」

そういうとエルフは俺に背を向け自分の部屋に戻っていった。

どうやら同居生活はまだ続くらしい。






一時間ほど私用。

捕手タイムか

デレるんですよね?捕手

保守すまん
多分gdgdになりそうだ


居間での会話以来、エルフは自分の仕事を少しづつ手伝ってくれるようになった。
その美しい姿は、たちまち評判となり、店も昔より繁盛するようになった。


エルフ「商売というのも楽しいものだな」

店じまいの後、そろばんを弾いて勘定の確認をしながら、エルフはうちに来て初めて笑った。

醜男「昔は何をしていたんだ?」

エルフ「昔は、父たちが狩りをしている間、女は皆畑を耕したり編み物をしていた」

醜男「そうか。幸せにやってたんだな……」

エルフ「楽しかった……人間たちがくるまでは……」

その日から、おたがいの昔話をぽつりぽつりとするようになった。
会話の数は相変わらず少なかったものの、エルフの笑顔は日に日に増えていった。

店が繁盛すればそれだけ妬みも増える。
ある日の夜、店に火がつけられた。
火はあっという間に燃え広がり、わずかな財産以外は全て灰になった。
自分とエルフの身が無事だったのは幸いだった。

醜男「これで俺には何もかもなくなってしまった」

エルフ「誰がこんなことを……」

醜男「今まで買ってきた恨みが多過ぎる……
   誰がやったのか検討もつかんさ。
   もういい。俺は疲れた。君も今まで十分尽くしてくれた。今度こそ好きにしろ。」


しかしエルフは、それでも自分についてきた。
山奥の小さい小屋に住むことになった、わずかばかりの財産しかもたない自分にそれでもついてきた。



山奥の小屋では、食事も今までの生活とは違い
自分で作らねばならなかった。

エルフ「これ……おいしい!」

こんな生活の中でも、エルフの笑顔は贅沢な暮らしの時から何も変わらなかった。

醜男「自分で料理をする楽しみなんて久々に思い出したよ」

財を築く以前は自分のことはすべて自分でやった。
容姿のことで蔑まれても、料理や仕事に没頭していれば忘れることができた。
そしてそのことは、財を築くと共に忘れてしまった。

エルフ「私にもこの料理を教えてくれ!」


翌日、エルフに手料理を教えた。
エルフは手が器用で、自分などよりも見栄えのよい料理を作った。
美味しそうに食べる俺を見て、エルフはハッっとして言った。

エルフ「恩を返すつもりがまた借りを作ってしまった。
     料理を教えてくれてかたじけない」


その日から、料理はエルフの当番になった。

こんなこともあった。
この生活になってからいつもボロを着ている自分を見かねて
エルフはその髪を切って、新品の服をプレゼントしてくれた。
綺麗な髪は高く売れる。
エルフの綺麗な金髪は短くなっていた。

エルフ「馬子にも衣装というが、よく似合ってるな」

自分はボロを着たままのくせにエルフは満足げに言った。
幼い頃、両親には捨てられ、丁稚として拾われた自分は、打算のない贈り物を貰ったことがなかった。
何故この娘は、己の身を金で買った卑しい男に尽くしてくれるのか。
何故この境遇でいっぺんの曇もない笑顔で、無償の善意を与えることが出来るのか。

醜男「君はもう充分尽くしてくれた……
    だからもういい……君の好きなように生きてくれ」

涙をこらえてそれだけ言ってもエルフには無駄だった。

エルフ「それじゃあここで暮らすのも私の自由だな。
     あ、それから今夜はこの前の話の続きを聞かせてくれ。」

仕方なく自分はエルフに昔の自分の話をせねばならなかった。

エルフと自分の生活は、ゆっくりゆっくり進んだ。
生活の歩みとあわせて、お互いの距離も一歩、また一歩と近づく。
そんな生活の中では、夜毎に互いの昔話を話すことも慰めになった。

誰にも言えなかった胸の内にある苦悩を少しずつ吐き出すと、エルフはそれを
飲み込むように聞いてくれた。
自分ではわからない感情も理解しようと悩んでくれた。

エルフ「お前は強いな」

醜男「冗談を言わないでくれ。俺はずっと虐められてきた。
    強くなったら自分のようなものを助けようと思っていたのに
    そういうことも忘れて、人を虐めて金を稼いだ。挙句がこのざまだ」

エルフ「あの日お前は私を助けてくれた。その上
     あの日お前は私に謝ったのではなく昔の自分に謝ったのだろう?
     己を省みれるものは強い。自信をもて」

歯を見せてエルフは自分の背中を叩いた。
夜な夜な、エルフのくれる言葉は、たしかに自分の心を強くしてくれた。

そんなエルフに俺がしてあげられることはないだろうか?

そんなある日、エルフは病に倒れた。

エルフの病気を治すには金がかかった。
少なくとも以前のような収入を得ねば助けることは出来ない。
がむしゃらに働く日々が帰ってきた。
仕事のために頭を下げる自分をみて、人々は落ちぶれたものだと笑ったが
もうそんなことはどうでもよかった。
誇りがあるなら、うけた恩は返さなければならない。
エルフが自分に教えてくれたことだった。

エルフ「病は天命だ。この上は何もしなくていい」

何か欲しいものはないか俺が聞くと、エルフはそう答えた。

エルフ「一つだけ、というなら花がみたい。昔エルフの郷にあった綺麗な花。
    エルフの郷が滅びた今となっては望むべくもない……」


仕事の帰りに、奴隷販売所に寄った。
奴隷を買うわけでもない、金もない自分を、奴隷商人は侮蔑した目をして邪険に扱った。
しつこく食い下がった結果、なんとか場所を聞くことができた。

エルフの里は、海の向こう遠い場所にあった。

海の向こうに渡っていたのでは、花をもって帰る頃にはエルフは死ぬ。
助けるために、働いてお金をためるにしても失敗する可能性もあった。

醜男「君はどちらがいい……?」

眠っているエルフは答えなかった。
病で日に長くあたっていないせいだろうか?
肌は今にも透けそうで、儚げな存在に見えた。

長いまつげと白い肌、美しい金髪。
この美しい民が住まう聖域を、人間は我欲のために滅ぼしてしまった。

ならば自分は命にかけてもこの娘を死なすわけにはいかなかった。


醜男「生きて、二人で花を見にいこうな。」

胆は決まった。

自分はまた、昼夜を問わず働いた。

海の向こうに渡っていたのでは、花をもって帰る頃にはエルフは死ぬ。
助けるために、働いてお金をためるにしても失敗する可能性もあった。

醜男「君はどちらがいい……?」

眠っているエルフは答えなかった。
病で日に長くあたっていないせいだろうか?
肌は今にも透けそうで、儚げな存在に見えた。

長いまつげと白い肌、美しい金髪。
この美しい民が住まう聖域を、人間は我欲のために滅ぼしてしまった。
それなのにこの娘は、仇に違いない人間の自分に、誇りと強さをくれた。
そして、受けた恩を返すのがエルフなのだと自分に言った。
自分はエルフではない。
しかしその尊き教えを受けた人間の一人として恩に報いねばならなかった。
命にかけてもこの娘を死なすわけにはいかない。


醜男「生きて、二人で花を見にいこうな。」

胆は決まった。

自分はまた、昼夜を問わず働いた。

2年が過ぎた。
エルフはもはや自分で小用に立つこともできず、うわ言ばかりを呟くようになった。

エルフ「恩を返せなくてすまない」

そのことをエルフは何度となく呟いた。

やがて金がたまった。
エルフの病気が治る。
俺の頭の中はそれだけだった。
それだけのために身を粉にして働いてきたのだから。


治療のおかげで、エルフの病は快方に向かった。
自分の商売も、身を粉にして働いたおかげで以前よりも大きくなった。

エルフ「お前には世話になってばっかりだ。なぜここまでしてくれる?なぜ奴隷だった
     私を救い、あまつさえ病まで治す?私にはもう……返せるものが何もない……
     お前は……一体なんだ……?」


醜男「人間だ。お前が、畜生から俺を人間にしてくれた。
    化け物のような面をした俺に、いろんなものをくれた」


それから程なく、自分は店を引き払って、エルフと海を渡った。

初めて見るエルフの郷には奴隷狩りの傷跡が色濃く残っていた。

エルフ「ここが私の家だったんだ……」

中に入ると、半壊した家の竃にはクモの巣がはっていた。
エルフはクモの巣を取り払い、周辺の掃除を始めた。
どうやら何かつくるつもりらしい。

エルフ「花畑の向こうの丘で待っていてくれ。少ししたら、私も行く」



丘の上に登ると、色とりどりの花が風に揺れていた。
戦火にも負けず、恐らくエルフの住んでいた頃と変わらない季節が、そこにあった。
春の日差しと風、そしてその風景は優しく、長旅で疲れた自分はいつの間にか眠っていたようである。
エルフの声で目が覚めた。


エルフ「ふふふ……少女趣味だが意外に似合うな」

花製の首飾りと冠。
自分は、またエルフから貰ってしまった。

醜男「どーれ、俺も君につくるとしようか」

この場所で、お互いずっと恩を返し合おうと思う。


終わり

割りと強引

ベタな話と誤字脱字などはお許しあれ

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