東郷あい「あーいあいあーいあいお猿さんだよ」 (46)


あい「お猿さんだよ」

P「……」

あい「おめめのまるいお猿さんだよ」

P「…………」

あい「ちなみに着ぐるみは鈴帆君が作ってくれたよ」

P「………………」





あい「……似合わないだろうか?」

P「ありです」

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あい「君にそう言ってもらえると着た甲斐もあるというものだ」フッ

P「さすがあいさん。お猿の格好なのに『フッ』しても全く凛々しさが損なわれませんね」

あい「どうだいこの衣装。朱に染まったお尻がキュートだと思わないかな? 鈴帆君もいい仕事をしてくれたものだ」フリッ

P「ちょっ、着ぐるみとはいえ気軽にお尻を向けないでください。ドキドキしてしまいますから」

あい「なるほど。君はお尻にフェティシズムを感じる、と。しかしこれは卯月君に軍配が上がりそうだね」

P「いえ、俺は眉毛派です」

あい「そう真面目な顔で言い返されると困るじゃないか……」


あい「後学のために聞いておきたいのだけれど、眉のどういった所が君の琴線に触れたのかな?」

P「まず最初に言っておきますと女の子達の中には本当に太い眉毛が嫌だなと思っている子もいるので、これはあくまでも俺個人の趣味趣向であってそれを押し付けようとする意図はないということだけはあいさんに分かってもらいたいです。あいさんに嫌な男だなんて思われてしまったらもうこの世に絶望してしまいますから。さて、このプロダクション内でも奈緒や千鶴といった太眉の子が見受けられますよね。太眉と言うと最近の子の感覚としては野暮ったいだとかダサいだとかいう風に捉えられている感があると思うんです。そういった印象を持ってしまうのも仕方ないことなのかもしれません。でも逆に考えてみて下さい。太くてがっしりとした眉毛……それって力強さを感じませんか? 男性の方でも眉が太い人がいますよね。俺としてはそういった人って他の人にはないワイルドさを持っていると思うんですよ。ワイルドとは違うかもしれませんが某気象予報士の方も男前だと思っています、ファンです。おっと話がずれてしまいましたね。話をアイドルに戻します。LIVE終了後に七緒や千鶴の髪をわしゃわしゃーって撫でてお疲れって言ってあげるんですよ。そしてそのまま手をスッとおろして眉毛の表面をさわ……ってすると『ど、どこを撫でてるんだよっor撫でているんですかっ』って言われるんですけど、「俺は君の全てに惚れ込んだんだ。もちろんこの素敵な眉毛もな。だからその君自身の大事な一部である眉毛にもちゃんとお礼を言いたいと思って」って言うと若干納得行かない顔をしながらも撫でさせてくれるといいなって思います。えぇ、実際にはやっていないですよ。二人がどんな風に捉えているかはともかくやっぱりそういう所は一歩引いて置きませんとね。うーん、なんとなく論理的に話せている感じがしませんね。色々と言っておいてなんですけど好きな事ってやっぱり理由づけすると難しくなりますね、すみません。まぁ結局、恥じらたって、気にしなくたってどちらでも素敵なんです。太眉って素敵だなって話なんですよ」








あい「……」

あい「…………」



あい「なるほど」


あい「お猿といえば、興奮を抱くことを猿の様だと言うけどね」

P「あいさんの方からいきなりそういう猥談を振るなんて意外ですね……」

あい「いや、なんだかこの気ぐるみを着ていると体が熱くなってきてね……」



あい「P君……さきっぽ、さきっぽだけだ」

P「何言ってるんですか!? それは俺の言うセリフですよ……いや俺のセリフでもないですよ!」


あい「言うだろう。『あいのままにわがままに私は君だけを傷つけない』……と」

P「言いません」

あい「まぁ傷ついてしまうのは私の方だがね」ドヤァ

P「知りません」

あい「P君……」

P「なんでにじり寄ってきてるんですか……」






あい「……やりすぎなくらいが、ちょうどいい。それが私の哲学なんだ」

P「う、うわああああぁあああああああああああ!!!」




―――
――


「いたずら目してThank you」



「鈴が響いてBey-bey」



「街頭に照らされまた明日」



「……なーんて甘い」


和久井留美「子猫じゃないわよ」

P「確かに子猫じゃないですね」




留美「……にゃお」

P「そんな可愛らしく小首を傾げたって騙されませんよ」


P「というか歌も服装もみくで固めたらもう六割方みくじゃないですか」

留美「前川留美くよ」

P「語呂悪いですね」

留美「猫と触れ合えない分、猫気分だけでも味わいたいと言ったら快く承諾して貸してくれたわ」

P「そこだけ聞けばいい話なんだけどなぁ」



留美「せっかくだしこのまま猫チャン気分を味わいたい……にゃわ」

P「若干照れが入って言い切れてない留美さんもかわいいですけどもう八割方みくですね」

留美「形から入るタイプなの」


留美「……という訳でP君。私を撫でてもらえる?」

P「……え? 俺が、留美さんをですか?」

留美「……嫌なのかしら」

P「嫌って訳じゃないですけど……」

留美「P君……」

P「うっ……そんな猫じゃなくてCMの犬みたいな目をされたら……わかった! わかりましたよ!」


留美「……」

P「……」サワサワ

留美「……にゃあ」




P(現状を把握しよう)

P(俺ソファーに座る→留美さんうつ伏せで俺の太ももに寝転がる→俺喉元を撫でる)



P(なんだこの状況)



留美「…………にゃわ」

P(でも相変わらずちょっと照れの入った留美さんかわいい)

留美「…………にょわ」

P(きらり?)


P(というかこの状態、留美さんのやわらかな蒼穹もとい双丘が当たって……)



留美「……P君」

P「ごめんなさい!」

留美「?」

留美「何故謝ったのかはわからないけど、それよりも……」

P「留美さん? どうして瞳を潤ませながらにじり寄ってくるんですか……」






留美「私に任せなさい。いいわね?」

P「う、うわあぁぁぁぁあああああああああ!!!」




―――
――


三船美優「み、美優さぎピョーン……ピョン」

P「美優さん、あなたまで年下アイドルのアイデンティティをラーニングするんですか……」

美優「仁奈ちゃんとお揃いの着ぐるみを鈴帆ちゃんに縫ってもらったんです……」

P「鈴帆大活躍だなぁ」


美優「どうですかPさん……似合ってるでしょうか」

P「それはもちろん似合ってますけど、どうして急にまた?」

美優「私、お仕事の衣装を着るのはまだ恥ずかしくて……だから慣れていけるように個人的に特訓をしようと思って……」

P「なるほど……そういうことなら俺も手伝いますよ」

美優「ありがとうございます……それじゃあ、私を見ていてくれますか?」

P「わかりました!」


美優「う、うぅ……」

P「…………」ジー




P(なんというか……体のラインがくっきりと見えるおかげで……)

美優「……んんっ」

P(なんだか見てるだけの俺も恥ずかしいけど美優さんの顔はもっと大紅蓮になってる)




美優「……ハァ……ハァ」

P「あれ?」




美優「―――~~~ッ!!」バタッ

P「美優さん!?」


美優「Pさん……」

P「こんなになるまで続けなくても、徐々に慣らしていけばいいじゃないですか……」

美優「いえ、緊張で倒れてしまった訳ではなくて……」

P「え?」






美優「その、Pさんに見られていると思ったら興奮して、それで……///」

P「」スススッ


美優「Pさん……うさぎは寂しいと死んでしまうんですよ」

P「原因は寂しさだけじゃないですけど……」

美優「だから早く温めて欲しいんです……」

P「ちょ、美優さん。なんでさっきまで倒れてたのにうさぎ跳びでにじり寄ってくるんですか……」











美優「私、Pさんといろんなお話したいです……もっと近くで……お互いの想いを感じられるように」

P「う、うわああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」



―――
――


高峯のあ「………………鈴帆が」

P「作ってくれたんですね、コアラの着ぐるみ」

のあ「…………」ムスー

P「そんな顔したってもう何回も聞いたんですよ」

のあ「今日はもう一人…………来ているわ………」

P「え、もう一人って誰ですか」




のあ「…………入って」



ガチャッ




水本ゆかり「……」スタスタスタ

P「おう、おはようゆかり……ってなんだその緑のひらひらした葉っぱ?」






ゆかり「……」

のあ「……………」



P「……?」






のあ「……………ユーカリ」ボソッ







ゆかり「……」

P「…………」





のあ「……………ゆかり、戻っていいわ」


ゆかり「それでは失礼します。Pさん、のあさん」バタンッ

P「さすがに断っていいんだぞゆかり……というかあれだけの為にわざわざ呼んだんですかのあさん……」

のあ「………パンダとどちらにしようか迷ったわ」

P「そうですか……というか今までのお仕事で使った動物衣装でよかったじゃないですか」

のあ「進化を遂げるには………新たな道を模索することも必要よ……」

P「くっ……こんな事してる人に割と正論説かれてしまった……」



数十分後





のあ「…………」ギュー

P「のあさん、まだですかぁー……?」

のあ「コアラの気持ちになるには………時間が必要………」

P「木の気持ちになってる俺はずっと直立不動で疲れてきたんですが」

のあ「………ッ!」

P「いや木の気持ちって別にダジャレじゃないですよ。なんでツボにはいってるんですか」


のあ「…………」

のあ「……………P」

P「の、のあさん……どうして俺を抱え込みながら壁際ににじり寄っているんですか……?」






   \キャッ/
    壁Pのあ 三  三







のあ「…………今夜は…………月が輝く」

P「う、うわあぁぁああああああああああああ!!!」




―――
――






沢田麻理奈「鈴」

P「縫イルカ着」


麻理奈「どうかなPくん。かわいらしい装いのお姉さんも素敵でしょっ♪」

P「まりーな!まりーなかわいい!」

麻理奈「んふふっ、もしかして惚れちゃったかな?」

P「俺は最初から麻理奈さんという大きな波に魅入られていますよ」キリッ

麻理奈「そういう情熱的な言葉……嫌いじゃないわ!」


P「麻理奈さん、こういう方向性で売り出していくのもいいかもしれませんね」

麻理奈「お褒めに預かり光栄だけど、、私はやっぱりボードが一番性に合ってるのよね」

P「そうですか……残念だなぁ」

麻理奈「そんな顔しないの、Pくん」

P「……えぇ、気を取り直しましょう。いずれまた着させてやりますよ!」

麻理奈「その意気その意気!」

P「その日が一刻も早く訪れるように、今以上にもっと麻理奈さんという波を乗りこなしてみせますよ!」


麻理奈「じゃあ、お姉さんは夜のPくんを乗りこなしちゃおうかなっ♪」

P「え」

麻理奈「ふふっ」

P「ま、麻理奈さん……どうして波を刻むような動きでにじり寄ってくるんですか……」









麻理奈「弾けるボディ、堪能してねっ」

P「う、うわぁああああああああああ!!!!!!」




―――
――


夜 P自宅





P「最近のお姉さんたち怖いよ……かわいい動物どころか、もはや野獣だよ……」

P「なんとか今まで逃げ切れたけどこのままじゃいずれ体が持たないぞ」




P「……それにしても動物か。いいなぁ動物。俺も動物になって気ままに暮らしたいよ」

P「って動物の世界だって大変だろうな。さてくだらんこと考えてないで寝るか」







P「お休みお休み」
















































































「うふ……おやすみなさい」



翌朝





P「ふわぁ……よく寝た」

P「さて、今日も元気にプロデュースしますか……よい、しょっと」



P「いてっ」ゴチッ

P「いてて……ベットから落ちるなんてついてな……」




P「あれ?」

P「なんか……テーブル高くない?」

P「テーブルどころか……テレビもドアも凄い大きいぞ」

P「どうなってるんだ……まだ寝ぼけているのかな、俺」

P「とりあえず鏡、鏡……」チラッ









P「」ニャーン





P「う」

P「う、うわあぁぁあああああああああああ!!??」




「一体全体、何がなんだか……」

ある朝目覚めると猫の姿になっていたプロデューサー




「今ならこの猫ちゃんと過ごせる権利が買えるお得なショップが開催中です!」

そして彼の前に現れる謎の少女




「よォし猫ちゃん! 私と一緒にお風呂に入ろうかァ!」

「そ、そんな所を舐めたら……でもちょっと気持ちいい……ハッ!?」

「なんだかオマエ、あいつにちょっと似てるな……」

「君の名前は……ぴにゃこら太でどうかな?」



はたしてプロデューサーの運命は




次回
「P、女子寮のネコである」篇に続かない

おわり

キャプテン再登場が嬉しすぎる勢いでオチまで辿り着かずに書いた
ちひろさん、愛野爆弾もっとたくさん落っことして下さい

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