春香「プロデューサー!クリスマスですよ、クリスマス!!」(189)

アイドルマスター22話に沿ってるので超絶ネタバレ。注意


春香「はぁ……もう、クリスマスかぁ」

「べつに」なんて言わないで~♪

春香「あ、美希の香水のCM……今日からなんだ……美希ばっかり、はぁ」

春香「美希ばかり優遇されてさ……でも所詮美希なんて身体だけだよ」

春香「……もうこんな時間。ミーティングに行かなくちゃ」

~UPSOUNDミーティングルーム~

スタッフ「えー、如月さんはすぐにステージの組み換えがあるのでお願いしますね」

千早「……分かりました」

春香「千早ちゃん、どうしたの?」

千早「え?……いえ、何でもないわ」

春香「そう」

春香(嘘、どうせプロデューサーさんに会いたいとか思ってるんでしょ。顔に出てるっつの)

春香(にしても千早ちゃんが主役の番組なのに何で私まで同じ時間拘束されなきゃいけないの……はぁ)

~廊下~

春香「あー!やっと終わったね~」

千早「……そうね」

春香「なにー?暗いよ~?」

千早「……いつもと同じよ」

春香「……」

P「うわ!!」

春香「あ、プロデューサ

千早「プロデューサー!!」タタタ

春香「……」

P「あ、千早に春香」

千早「だ、大丈夫ですか!?」

P「だ、大丈夫だって……はは」

春香「ところで自販機で何してるんですか?やよいのモノマネ?」

P「いや違うよ、実はさーこの財布穴があいちゃっててさ……小銭がな」

千早「うわ、ボロボロですね」

春香(……さっきと違って嬉しそうな顔。ゲンキンすぎだっつの)

P「あ、そうそう。こっちが春香でこっちが千早のな」

春香「わーありがとうございます!」

千早「ありがとうございます。プロデューサー」

春香(って、アップルティーかぁ……。私的にはレモンの方がよかったなぁ……千早はコーヒーか。大人ぶって……ってミルクコーヒーじゃん!ばっかみたい)

千早「プロデューサー、もっとちゃんとした財布使ってくださいよ?もう、ふふ」

P「いやーいつも思うだけどなぁ。変え時逃しちゃって」

春香(……財布、か)

P「春香?どうした」

春香「ひぇ!?」

P「さっきからボーっとして、もしかして飲み物嫌だったか?千早にしか聞かなかったからさ」

春香「そっそんなことないですよ!超うれしいです!」

P「そ、そうか。ならいいけど」

千早「……」ジト

春香「ささ、早く楽屋に行きましょ!ね、プロデューサーさん!」グイグイ

P「あー分かったから引っ張るなよ」

千早「……春香」ボソ

~楽屋~

春香「で、なんですか?」

P「まー、そう焦るなって。ほら、ニューイヤーライブのポスター見本が出来てな」

春香「おおー!」

千早「もう、そんな時期なんですね……」

P「あ、そうだ。すまんが俺は練習には多分全然出れそうにないんだ。それだけは伝えておく」

春香「ええー!」

千早「え……」

P「そう言うなって。お前らの仕事が増えてきたからなんだからさ」

春香「まぁそういうことなら仕方ないですよね」

千早「……そう、ね」

P「そ、そんなこの世の絶望みたいな顔するなよ……俺がいなくたって大丈夫だろ?」

千早「……嫌です」

P「そう言うなって、こればっかりはさ」

春香「そうだよ千早ちゃん。プロデューサーさん困ってるよ?それに千早ちゃんだって分かってるでしょ、ね?」

千早「……そうね、私の為だもんね」

春香「私たち、でしょ?」

千早「……」

P「まぁ、そういう事だ。後だからといって無茶はすんなよ?クリスマスイベントとかも控えてるんだからな」

春香「あ!!そうですよ!プロデューサーさん、クリスマスですよ!クリスマス!!」

千早「春香……?」

春香「今年もプロデューサーさんと一緒に皆でパーティ出来たらいいですね!」

P「はは、そうだなぁ」

千早「……でも、今年は多分無理じゃないかしら」

春香「え、……ああ、そっかぁ」

P「まぁ出来たらいいけど……ってこんな時間だ!すまん、これから行くところあるんだ。じゃあ本番頑張ってな!」ガチャバタン

春香「……はぁ。ねぇ、千早ちゃん」

千早「なに?」

春香「今年は無理ってさっき言ってたよね?」

千早「ええ」

春香「それって皆仕事が忙しいからだよね」

千早「……」

千早「そうよ」

春香「……そうだよね」

春香(嘘ばっかり。何年一緒にいると思ってるのかなぁ……抜け駆けとか出来ると思ってんの?ふざけ

千早「ねぇ、春香」

春香「え、何?」

千早「……いえ、本番頑張りましょう」

春香「言いたいことあるなら言ってもいいんだよ?千早ちゃん」

千早「……そうね。本番が終わったらにしましょう」

春香「そうだね、そうしよっか」

~本番セット場所~

千早「インフェルノー」

春香「……」

春香(相変わらず歌キチなだけあってうまいなぁ……まぁ歌以外なら私の圧勝だけど)

千早「……ふぅ」

春香「お疲れさま、はいタオル」

千早「ありがと」

春香「……じゃあ楽屋、もどろっか」

千早「そうね」

~楽屋~

春香「あ、もしもし?クリスマスの時期だよね、だから……」

春香「無理かもって……でも、そうしたら千早ちゃんがプロデューサーさんと……え、大丈夫?じゃあよろしくね」ピッ

千早「誰に電話してたの?」

春香「雪歩だよー」

千早「萩原さん?どうして?」

春香「クリパの為に人呼んでるの。そうしたらプロデューサーさんだって参加せざるを得ないでしょ?」

千早「……そうね」イラッ

春香「あはは、そんな顔しないでよ。独り占めは駄目でしょ?」

千早「……」

春香「……はぁ、またダンマリ。千早ちゃん最近多いよね、感じ悪いよ?」

千早「別に」

私の事が好きなら アノコを忘れてー♪

千早「あ、美希のCM。確かレモンの香水のCMだったかしら」

春香「……」ピッ

千早「……どうして変えるの?」

春香「別に」

千早「……はぁ、貴女もそういうところ直した方がいいわよ。感じ悪いから」

春香「……」

ピロリン

『では応援団長の星井美希さん!どうぞ!』

美希『やっほー!皆元気してるー?ハニー!観てるー?』

『は、ハニーって何なんですか!!やっぱりネットの噂は!!』

美希『えー?ハニーはハニーだよ?』

春香「……どう思う?」

千早「ネットの噂って何かしら」

春香「ああ、私が2ちゃんねるとかでリークしたやつね」

千早「貴女……」

春香「なーに、千早ちゃん」

千早「……それでどうなったの?」

春香「ブログ炎上したよ?あははっ面白かったなぁ。美希それでブログ閉鎖しちゃったし。でも懲りないよねぇ」

千早「へぇ、やるじゃない春香。グッジョブよ」

春香「まぁねー。ツイッターもやってくれてればよかったのにさぁ」

~帰り道~

春香「で、真美は行けそう?」

真美『うーん、やよいと特番が入っててさ→。行きたいのは山々なんだけど』

春香「プロデューサーさん来るよ?」

真美『マジで!?じゃあ遅れてでも行く!!やよいっちー!!』

春香「じゃ、よろしくねー」ピッ

春香「じゃあ、次は真かな」プルルルル

真『もしもし』

春香「あのさ、24日の事なんだけど──」

真『分かったよ。出来るだけ頑張ってみる!』

春香「うん、ありがと。じゃね」ピッ

春香「真は来てくれそうかなぁ……じゃあ貴音に」プルルル

貴音『もしもし、四条貴音です』

春香「あ、貴音?24日の──」

春香「──なんだけど来れそう?」

貴音『厳しいですね。正直その日は』

春香「プロデューサーさんも来るよ?」

貴音『分かりました。必ず行きましょう、20時集合ですね?』

春香「そうそう、じゃあまたね!」ピッ

春香「後はあずささんに掛けてみよう」プルルル

あずさ『もしもし~?』

春香「あっあずささん?あの24日の事なんですけど──」

あずさ『分かったわ~。是非参加させてもらうわね~?』

律子『あずささん!その日は特番があるって!』

春香「出来ればでいいですから。プロデューサーさんも来ますけど。じゃ」ピッ

春香「あとは美希……いや、美希にはいっか」

春香(はぁ、何だか皆忙しそうなのに……私だけ空きが結構あるって……)

春香(でもプロデューサーさんと一緒にいれるってわけでもないし)

春香「やばい、かなぁ」

ピリリリリリリ

春香「ん?」ピッ

春香「もしもし、あっプロデューサーさん!!」

春香「えっ!私がミュージカルの主役に!?ありがとうございます!!」

春香(き、きた!!やった!!やっぱり私、出来る子だ!千早ざまあ!!)

春香「えっ、美希も出演……?主役かはこれから……?」

春香「そうですか、分かりました。では」ピッ

春香「……このっ」

春香(また美希!!美希はいつもいつもいっつも私の邪魔ばっか!……ムカつく)

春香(何で、だって美希は他にもいっぱい仕事あるのに……あー!!ムカつく!!)

春香「……事務所帰ろ」

~事務所~

春香(はぁ、どうせプロデューサーさんいないだろうしこのままでもいいや)

春香「チーっす」ガチャ

小鳥「春香ちゃん!!」

春香「あ、小鳥さん。元気ですねー」

小鳥「そりゃ勿論!!新作の……って違う!春香ちゃん!メインおめでとう!!」

春香「あ、知ってます」

小鳥「…………」

春香「……」

小鳥「と、ともかくおめでとう!!」

春香「ありがとうございます」

小鳥「でも主役級ってすごいじゃない!」

春香「オーデ頑張りましたからねぇ。まぁそのオーデ持ってきてくれたプロデューサーさんのおかげでもあるんですけど」

小鳥「そうねぇ。最近のプロデューサーさん、やり手だもんねー」カァァ

春香「そうですね」

春香(何でそこで顔を……あ、まさかこのババア。いや、まさかプロデューサーさんがこんなイロモノとなんてあり得ないよね)

小鳥「でもライブの日と被ってるみたいね。大変だろうけど頑張ってね」

春香「はぁーい」

小鳥「るんるん♪」

春香「……ウザ」ボソ

小鳥「え?何か言った?春香ちゃん」

春香「いえ別に、それじゃあ帰りますね」

春香(プロデューサーさんが居ないなら意味ないし)

小鳥「あ、そう?お疲れさまー」

春香「お疲れ様でした」ガチャバタン

春香「ま、小鳥なら大丈夫でしょ。流石に三十路のババアはないよね」

小鳥「……ふぅ」

小鳥「相変わらず春香ちゃんは口が悪いわねぇ」

小鳥「でもそこも可愛いわね、まだまだ子供って感じ!」

小鳥「うふふ」

~帰り道~

春香「はぁ、疲れたぁ。早く帰ってシャワー浴びたいな」

千早「春香!」

春香「あ、千早ちゃん」

千早「今帰り?」

春香「うん、千早ちゃんも?」

千早「ええ。それより、ミュージカルのメイン決まったんでしょう?おめでとう」

春香「ありがと」

千早「ミュージカルか……。私もやってみたいわ」

春香「あはは、でも千早ちゃんだって海外レコーディング決まったんだって?おめでとー」

千早「はぁ、嫌味?」

春香「え、どうして?良かったじゃん。ねぇ?」

千早「……まぁ、そうね」

春香「でもいい機会じゃない?ずっとプロデューサーさんプロデューサーさんじゃ気持ち悪いよ?」

千早「分かってるわよ。自分を高められる機会だし、何よりプロデューサーが掴んできてくれた仕事だもの。私の為に」

春香「うわ、重」

千早「何?」

春香「いや、流石千早ちゃんだって思っただけだよ。さすがだね……」

千早「そう?」

春香「あー、これから忙しくなるなぁ。練習もあるし」

千早「そうね、私も可能な限りで参加するわね」

春香「おっけー。流石に失敗はできないもんげ!」

千早「ええ、絶対に」

春香「……にしても何かすごいよね」

千早「何がかしら?」

春香「1年前はさ、結構一緒だったのに。今は全然会えないもんね」

千早「それってどっち?」

春香「……どっちも」

千早「そう」

春香「ちょっと、まさか日曜日に会ってたりしないよね?」

千早「そんなことないわよ」

春香「本当に?嘘じゃないよね」

千早「嘘なんかつかないわよ。意味ないでしょう」

春香「……ならいいケド」

千早「じゃあ、春香。また」

春香「うん、風邪気をつけてね」

千早「ええ」

アイマススレのせいで千早=P依存のイメージが定着してしまった
ついでに伊織=淫乱

>>58
えっ?そうじゃないの?

>>59
まぁ、そうなんだが
依存度が重度ってこと

~12月24日午後20時~

春香「ぅぇ……もうこんな時間、急がなくちゃ」

春香(流石に言いだしっぺが遅刻はやばい。けどもう間に合わないしゆっくり行ってもいっか)

春香「そうだそうだ、どうせ怒られるんだし少しくらいいいよね。ウィンドウショッピングしてから行こっと」

春香「あ、ケーキ」

春香(どうしよ……ホール?それともショート?ホールは、うわ2000円超えてる……よし)

春香「すみませーん。この470円のショートケーキください。あ、丁度あります」

春香「ふぅ、どうせ誰かしら来てるだろうし他の人が買ってきてるよね。オーケーオーケー」

春香「……あ」

春香(そういえばプロデューサーさんのお財布……よし)

春香「すみませーん。この20万円のお財布ください。あ、カードで」

春香「むふふ、これで好感度アップ間違いなし!あわよくばクリパの後に……なーんて!」

春香「はー、結局9時になっちゃった。まぁいっか、1時間しか遅刻してないし」

千早「あら、春香。遅いじゃない」

春香「あ、千早ちゃん。って千早ちゃんだって遅刻でしょー」

千早「ふふ、そうね」

春香「千早ちゃん、それケーキ?」

千早「ええ。後はプレゼント交換のプレゼントよ」

春香「それだけ?」

千早「あら、他に必要なのあったかしら?」

春香「ううん、それでオッケーだよ」

春香(よしっ!千早は潰れた!私の勝ち!)

千早「寒いし早く入りましょ。春香」

春香「えへへそうだねっ」

千早「うーん、何か忘れてるような」ボソ

千早「……あっ」

春香「すみませーん、遅れました」ガチャ

真「遅いぞー」

真美「メリ→っす!はるるんに千早お姉ちゃん!」

やよい「うっうー!メリークリスマス!」

貴音「メリークリスマス。春香、千早」

春香「あれ、結構いますねー」

貴音「ですが、あなたさ……プロデューサーはまだのようですが」ションボリ

小鳥「あ、それならさっき美希ちゃんを連れてくるから遅れるーって連絡ありましたよ?」

春香「えっ!?」

小鳥「え?」

千早「どうしたの?春香。いきなり大きな声を出して」

春香「え、ううん。何でも……ないけど」

春香(ど、どうして……?)

真「ほらほら、二人とも。今日は二つお祝い事あるんだから準備準備!!」

春香「二つ?」

真「あ、酷いなぁ春香。忘れちゃったの?」

春香「ええと……」

貴音「雪歩の誕生日ですよ。春香」

春香「あ、ああ!そういえば」

真「もぉー。仲間の誕生日くらい覚えときなよー!去年だって一緒に祝っただろ?」

どうせ、あず迷子になるんだろ

春香「そう言われれば……」

春香(まぁ、どうでもいいけど)

真「さー、さっさと準備しちゃおう!雪歩が来る前にさ!!」

真美「そうそう!あのパパパーンってのやりたいもんね→」

春香「う、うん」

春香(メンドくさいなぁ……雪歩とかどうでもいいよ……)

真美「あ、そうだ。ケーキ買ってきちゃった?」

春香「え?買ってきたけど」

貴音「これで明日の分まで確保確実ですね」グッ

真「あはは、まぁ仕方ないよ」

千早「う、ごめんなさい」


真美「まぁまぁ!ケーキはいくらあっても困らないっしょ!」

春香「私はそうかもと思ってショートの方にしたけど」

真美「えっ!やるじゃんはるるん!グッジョブ!」

春香「まぁねー私だもんげ!当たり前だよ」

千早「ええと、飾りつけはここ?」

小鳥「うわわ、そこじゃなくて!」

真「……よしっ!これでオッケー!」

やよい「うっうー!お料理も準備完了ですー!」

貴音「味もしっかりしていて問題ないでしょう」

真美「準備終わったー!!」

春香「後は待つだけだね」

千早「ええ」

雪歩「ふぅ間に会いましたぁ!」ガチャ

真「あっ真美!」

真美「オッケ→!はいゆきぴょん!メリ→クリスマス!!」

真「そしてぇ」

全員『ハッピーバースディ!!雪歩!!』パンパカパーン

雪歩「え?あ、ありがとう……みんなぁ」ウルウル

真美「おめでたいですなぁ!」

やよい「うっうー!雪歩さん用の誕生日ケーキも用意してますよー!!」

真「おめでとう雪歩!!」

貴音「今宵はとても良い日です……」

千早「……おめでとう」ボソ

春香「おめー」

雪歩「わ、私ももう18歳かぁ」

真「そうだねー!大人だ!」

貴音「わたくしと同い年ですね……」

真美「そうじゃん→!!ゆきぴょんおっとな→!」

やよい「うっうー!すごいですー!」

真「って貴音はすぐに19になるだろー!!」

貴音「今は18です」

小鳥「…………」

真美「……ん?おっ!キタキタ!!」

亜美「おっまたせ→!!」

あずさ「あらあら~、もう集まってるわねぇ」

伊織「ま、主役は遅れて登場するって言うじゃない?」

伊織「打ち合わせを切り上げて来てあげたんだから感謝しなさいよね!」

亜美「おやおや~?この素直じゃないツンデレちゃんは何を言っているのかなぁ?」

伊織「な、何よ!!」

亜美「確か?ゆきぴょんの?誕生日プレゼント選びに?時間が?掛かったとか、掛からなかったとか?」

伊織「ちょっ!?それは内緒にしてって言ったでしょ!?」

真美「ほほう?いおりんはホントにツンデレレンですなぁ?うりうり~」

伊織「あーもぉ!!やめなさいよ!!」

チキンと間違えてハム蔵焼いちゃったぞ…。

律子「もー、夜なんだからもっと静かに……ってまぁ無理か!!さぁ!今日は楽しむわよ~!!」

あずさ「あらあらー」

律子「ってあれ?私たち最後?」

春香「いえ、まだプロデューサーさんが」

千早「あと美希でしょ、春香」

春香「あ、そうそう」

律子「にしても遅いわねぇ」

伊織「ホント!生意気よ!!この伊織ちゃんよりも重役出勤なんて!!」

真「いや、それはちょっと違うんじゃ」

伊織「何よ!真のくせに!!」

真「くせにって何だよ!伊織が間違ったんだろ!!」

伊織「何ですってぇ!?間違ってなんかいないわよ!!」

真「間違ってる!!」

伊織「間違ってない!!」

真&伊織『むむむー!!』

律子「あはは!もっとやれー!!!」

真美「そこだ!右アッパー!!」

真美「えっ?・・・」ゴフッ

真美「」ピクピク

やよい「ちょ!止めましょうよぉ!!」

雪歩「りっ律子さん!って酒臭!!」

律子「ぶあっはっはっはっは!!!」

あずさ「あらあらぁ!もっと持ってこーいなんて~」

千早「律子、未成年なのに……」

春香「まぁ、お酒美味しいもんげ」

千早「……そうだけど」

小鳥「うーん、おかしいわねぇ。10時には着くって言ってたんだけど」

貴音「もう1時間半も過ぎていますね」

ドタドタ

やよい「あっ足音がしますー!」

貴音「やっと来ましたか……あなた様」

P「すまん遅れた!」ガチャ

美希「やっほー」

春香「あっプロデューサーさ……」

亜美「おやおやぁ?」

真美「ラブラブですなぁお二人さん。腕なんか組んじゃってねぇ」

亜美真美『ね→』

雪歩「……」

真「あっプロデューサー!!メリークリスマス!!」

P「メリークリスマス、真」

千早「……春香」

春香「何?」

千早「1時間半も遅れた理由って……」

春香「まさか、ね」

雪歩「あはは、あり得ないよぉ」

春香「え?」

雪歩「だって私の誕生日なのにそんなことあるわけないよ?ねぇ?」

美希「何が?あ、雪歩お誕生日おめでとう!」

雪歩「うん」

P「おお、雪歩誕生日おめでとうな。もう雪歩も18歳か」

雪歩「はい!ありがとうございますぅ!!そうです、もう18なんですよ?もう学校も卒業しますぅ」

美希「えぇー……」

春香「ここまでだと清々しいね」

千早「ええ、でもプロデューサーは気付いてないみたいだけど」

春香「そこが笑えるよね」クス

雪歩「……」ニコ

千早「ほら、春香。睨んでるわよ?」

春香「あはは、千早ちゃんにだよぉ」

P「……にしてもこの3人は何やってんだよ」

律子「あ、プロデューサー遅いですよ!!それに美希と腕組んで登場しちゃって!!パパラッチされちゃいますよ!ハニーの正体明らかになんて!!あっはっは!!」

あずさ「あらあら~、じゃあじゃあ765プロやり手プロデューサーは事務所アイドルを実は侍らせてたなーんて!」

小鳥「やり手だけにですか?面白すぎよ~!!!」

P「…………社長は?」

貴音「後始末は任せた!と言い残して何処かへ行ってしまわれましたが……」

P「……はぁ」

真美「よしよし、これで765プロ全員集合だね!」

亜美「ね→!」

貴音「あなた様」

P「どうした貴音」

貴音「いえ、最近は皆でこう集まるのも久しぶりかと」

P「そうだなぁ」

貴音「ええ、とても賑やかで……華やかです」

P「一部は最早惨状だけどな……」

貴音「……」ギュ

P「な、なんだ?」

貴音「……少し」クンクン

P「お、おい。何だよ……」

貴音「……いえ」スタスタ

P「……?」

貴音「春香」

春香「どうだった?」

貴音「分かりませんでした」キリッ

春香「……」

貴音「ですが、あの方の腕の中は暖かったという事だけ伝えておきます」

春香「……はぁ、もういいよ」

雪歩「あ、やよいちゃんに頼めばいいんじゃないかなぁ」

春香「ああ、そっか。やよいちゃーん!」

やよい「うっうー!なんですか春香さん!!」

春香「ご飯美味しい?」

やよい「はい!とーっても美味しいですー!!」

春香「そう、よかった。じゃあさ、一つ頼んでもいいかな?」

やよい「んうー?」

やよい「プロデューサーのにおいを嗅いで来ればいいんですかー?」

春香「うん、お願い」

やよい「分かりましたー!」

P「お、何だやよい」

やよい「すみませんプロデューサー」トテテ

P「ん?」

やよい「むー……」クンクン

やよい「じゃ、ありがとうございましたー!」タタタ

P「……さっきから何なんだ一体」

春香「どうだった?」

やよい「とってもいい匂いがしましたー!」

春香「どんな?」

やよい「んー……」

春香「たとえば、果物の香りとかシャンプーの香りとか」

やよい「あ、レモンの香りがしましたー!」

春香「……」ピク

雪歩「……ホント?やよいちゃん」

やよい「え、ぇぅーそこまで言われてもちょっと自信ないですー。ごめんなさい」

千早「……可愛い」ボソ

春香「ま、まぁ!腕組みの時だよ!」

雪歩「そ、そうだよね!うんうん!」

美希「ねぇねぇ、何の話?」

春香「別に」

雪歩「何でもないよぉ」

美希「ふーん。何かミキの話だと思ったんだけど、違ったのかな?」

真「美希ー!!律子何とかしてくれよー!!」

律子「わふーとかやってらんねー!!」

亜美「今日も絶好調ですな→!!」

美希「えー酔っ払いはヤなの……」

真「そう言わずに!!ほら来て!!」

美希「ヤー!!ハニー!助けてなのー!!」

春香「……直接聞けば?」

雪歩「え、えええ!?そ、それは危険だよ!!」

春香「そ、そうだよねっ!危険だよね!!」

春香(主に私のハートが粉々になりそうで……)

               i    ,. へ-、 __  i
               !i _,..::'"li.∧.l!  ゙_」ト、
              , j<.ー-i!  l!-―'"/\

             /゙.,へ、  ┐  i、 /   ヽ.
             .i i   >/\/)゙"‐ 、.   i
             l lレ''"  \jl!レ゙   _,...、ヽ. l
             l! rヲ――--_」Lii--――ヾ. l
わふぅ━━━━━━l! // <二》 _ 《二>゙ ヾ、!、━━━━━━━━━ !!

            .j.,.ィ゙     ./ ! \_    l!\\
           /'' l!   ,.. '´ ヽ    ゙̄ーr-ノ  ゙ー-、_
         _/'´  トt-イ  ,----    ,!/      >

        <.      ゙t'ヽ  ヽ ─ /   /,」      /
          \     `-iヽ  ヽ /  ,.r 「    _/
      .     ゙"ー―┬;L ヽ __ / ,.!┬―''"

                  !レー゙==┬==‐゙┐l
                l   テ、 ]l.l ,r= ゙.l
    ,.,..-、--ー―===ー".ヽ、  ゙r  ! ̄F" /ー--、ー-----、
  r;''/  ) ̄ ̄____ ゙ヾ=.コ l! .「"./  __ ゙̄ー--ヲ \__

  フ/,ィi」i」    ヾ====== \_ \ i! / __/,.=======ヲ  i ,. _ r、\
  / ゙"        ヾ=====   ̄    ̄   ======"   Lハ l l l トi.」
/     ,.へ     二二// ̄V ̄\\二二二゙     ,、    \

真美「んじゃ、プレゼント交換会始めますか!!!」

亜美「Year!!!!」

真「じゃあ、籤引いてその番号が自分のプレゼントだよ」

亜美「亜美がいっちば→ん!」

真美「んじゃにば→ん!!」

亜美「6番だ!」

真美「10番!」

亜美「おお!でかい!!!」

真美「こっちは小さい!!」

亜美「おおっ!ビッグくまさん!!」

伊織「ふふん、言っておくけど特注よ?オーダーメイドだからこの世で一つだけなのよ?感謝しなさい!!」

真「うわぁ、いいなぁ」

春香「ヤフオクで売れそう」

千早「ヤフオク?」

春香「転売の巣窟だよ」

千早「春香は難しい事を知っているのね……」

真美「おお!なにやら可愛らしい小物入れですなぁ。ズバリこれは……やよいっちだ!!」

やよい「うっうー!正解でーす!しかもそれ手作りなんだよ?」

真美「おおー!大切に使わせてもらうね→!」

やよい「うん!」

亜美「えー亜美もあっちがよかったなぁ」

伊織「ちょっと!それどういう意味よ!!」

雪歩「えっと、2番ですぅ」

雪歩「あ、これ自分のですぅー!!」

真「あはは、じゃあもう一度引きなおしていいよ」

雪歩「ええっと今度は8番ですぅ」

雪歩「これは……CD?」

千早「それ私の好きな曲なの。面白いから聴いてみて」

雪歩「ありがとう千早ちゃん」

千早「あ、あと……ごめんなさい」

雪歩「?」

千早「実は誕生日プレゼントの方、忘れちゃったの」

雪歩「え?いいよ!じゃあこれが誕生日プレゼントだね!」

千早「そう言ってもらえるなら嬉しいわ」

やよい「私は1番ですー!」

やよい「これは……お弁当箱?」

美希「それミキのだよー!おにぎり専用のお弁当箱なのー!」

やよい「うっうー!ありがとう美希さん!」

美希「どういたしましてなのー」

伊織「じゃ、次は私ね!13番よ!」

伊織「……なんか大きさにしては重いわね」

真「あ、それボクのだ」

伊織「ふーん……って何これ」

真「へへーん。ボクの大好きな少女漫画一式だよ!主人公が滅茶苦茶可愛いんだ!」

伊織「ああそう……ありがと……」

真「絶対にハマるよ!何せボクがハマったんだから!!」

あずさ「私は4番よ~」

律子「おっ!それは私のだ!」

あずさ「本ね~?」

律子「めっちゃ面白いですよあずささん!まぁ今はどうでもいいですけどね!!」

あずさ「そうね~うふふ~」

美希「うわぁ……」

春香「完全に酔ってるね」

千早「あまり近寄らないようにしましょう。酔っ払いの相手は面倒よ」

律子「んじゃ次は私だー!!12番だー!!なはは!!」

あずさ「あら~それ私のよ~?」

律子「おー!!相思相愛ってやつですかね~!!なーんて!!」

あずさ「あらあら~出来ればプロデューサーさんとなりたわね~」

律子「違いない!!……おお、ティーカップ!!」

あずさ「うふふ、いい柄だったからどうかしら~」

律子「よっし!これで焼酎呑みましょう!!」

あずさ「グッドアイディアね~」

だめだこいつら…完全にできあがってる…

小鳥「んじゃ、次は私が引こうかしら」

小鳥「あら2番!じゃあ雪歩ちゃんのね!」

雪歩「お気に召すか分からないけど……」

小鳥「あ、日本茶の茶葉ね?丁度よかったわ。お家の切れそうだったのよ。ありがとー」

雪歩「はい!これ私の好きなブランドで──」

真「うわ、雪歩のお茶談義が始まった」

伊織「あれ始まると中々終わらないのよね……普段とは考え付かない饒舌っぷりね……」

千早「じゃあ次は私が引こうかしら」

真「はい、どーぞ」

千早「……14」

亜美「おっ!」

千早「これね……えっと……ッ!!!」バッチーン

亜美「いえ→い!!ビックリ箱大成功!!」

千早「……」ゴゴゴ

亜美「待って待って千早お姉ちゃん!中見て、中!!」

千早「え……あっ」

亜美「亜美とお揃いのブローチだよ!!どう?」

千早「付けてみて……いいかしら」

亜美「もっちのろんだよ→!!付けてあげんね!!」パチ

やよい「うわー!千早さん可愛いですー!」

亜美「いえい!お揃いなんじゃー!!」

千早「ふふ、ありがとう。亜美」

春香「では次、私引きまーす!」

春香「3番!!」

貴音「わたくしのが来たようですね」

春香「へぇー貴音のかぁ……え、何コレ……」

貴音「らぁめんの汁風入浴剤です。因みに飲めません」

春香「へぇ……ありがとう……」

貴音「ええ、とても良いものですよ」

貴音「ではわたくしが……せい!」

貴音「11番です」

P「ああ、俺のだな。それ」

貴音「ああっ!なんと……あなた様のプレゼント……」

美希「あー!!ずるいのー!!ミキもハニーのがよかったの」

貴音「ふふ、残念でしたね……これは!」

P「マフラーだ。まぁ買ったものだけどなぁ」

貴音「ありがとうございます。あなた様……これも貴方のようにとても暖かいものでしょう。すぐに使わせてもらいますね」

P「まぁ、そう言ってくれると嬉しい」

美希「むー、じゃあ引くの!」

美希「9番なの」

真美「!!」ビク

美希「……今開けるの止めとこうかなぁ」

真美「ええー!!」

美希「だって千早さんみたいになりたくないの」

真美「大丈夫だよミキミキー!何もしかけてないってぇ」

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