ほむら「私はどうも魔法に頼りすぎている気がするわ」(1000)

ほむら「というわけで、これから肉体の強化、視力強化といったことをやめようと思うの」

さやか「というか普段から魔法使ってたの?」

ほむら「えぇ、でも魔力を節約すべきだと思って一度魔法を極力使わないようにしてみようかと思って」

まどか「応援するね!」

ほむら「えぇ、お願いねまどか、あなただけが頼りよ」

まどか「うん!まかせて!」

さやか「って私は!?」

ほむら「え?あぁ、頼りにしているわよさやか」

さやか「うっわーこれが差別かぁ……」

ほむら「冗談よ、あなた達二人には迷惑をかけるかもしれないけどその時はお願いするわ」

まどか「うん!」

さやか「おうよ!」

ほむら「じゃあ早速メガネをつけて……魔法を極力使わないように……」

ほむら「……気だるい」

まどか「大丈夫?」

ほむら「思ったより身体って重いのね……」

さやか「うわぁ……」

ほむら「ただ座ってるだけでこんなにきついなんて……」フラフラ

さやか「どんなけ運動不足なのよ」

まどか「座ってるだけでふらふらしちゃってる……」

ほむら「メガネのフレームってこんなに邪魔だったかしら……」

ほむら「というかメガネも重い……」

さやか「本当に魔法に頼り切ってたんだね」

ほむら「えぇ、元々運号なんてできない身体だし……」フラフラ

まどか「大変そう……」

ほむら「……」

パタリ

まどか「わー!ほむらちゃんが倒れちゃったよ!!」

さやか「え!?ちょ、嘘でしょ!?」

ほむら「あーこうして横になっても身体って重いのね……」

ほむら「あと全身が痛いわ」

まどか「びょ、病院行ったほうがいいのかな?」

さやか「もしかして……普段魔法使って無理に身体を動かしてたから筋肉痛になってるとか?」

まどか「えっと……じゃあ最初はマッサージしてあげたほうがいいかな?」

ほむら「あれ?どうやったら身体って起き上がれるのかしら?」

さやか「重症すぎるでしょ……」

まどか「じゃあマッサージするから上に乗るねほむらちゃん」

ほむら「えぇ……どうせ動けないし好きにして」

さやか「動けないんじゃもう魔法に頼ったほうがいいんじゃ……」

まどか「んしょ」

ボキボキボキボキ

ほむら「!!!!」

まどか「ご、ごめんねほむらちゃん!」

まどか「私……重かったんだね……グス……」

ほむら「そ、そんな事ない……わ……」

さやか「というか手で押しただけで」

ボキボキボキボキ

ほむら「!!!!!!」

さやか「身体を全く使ってない人が動かしたような音が鳴るから重さ関係ないよ多分」

さやか「だからマッサージしたほうがいいと思うけど……」

ほむら「はぁ……はぁ……ま、まどか……お願い……」プルプル

まどか「う、うん……」

さやか「乗らないでマッサージしたほうがいいかもね」

まどか「そうだね、じゃあまず足の方から」

さやか「んじゃ私がもう片方の足をマッサージしてあげますか」

ほむら「はぁ……悪いわね……」プルプル

さやか「なんかもう息切れしてるし……」

ほむら「魔法なしでこんな身体を動かしてるなんてまどかは凄いわね……」

まどか「そ、そんな事ないよ///」

さやか「これは突っ込むべきなのかな……」

まどか「んしょ、んしょ」ギュッギュッ

さやか「ここをこう……」ギュッギュッ

まどか「んしょ、どうかな?気持ちいい?」

ほむら「え、えぇ!と、とっても!」ニコォ

さやか(涙目ですっごく痛々しい笑顔だなぁ)

さやか「てか酷使しすぎでしょこれ……」

ほむら「元々筋肉なんてないうえに無理やり酷使して寝る間も惜しんでいたから……」プルプル

ボキボキボキ

まどか「思った以上に魔法に頼ってたんだねほむらちゃん……」

ほむら「えぇ……」

さやか「酷使してたのになんで筋肉つかなかったんだろう」

ほむら「しら……ないわ……魔法のなんらかの……作用のせいとか」プルプル

さやか「ほいっと」

ゴキャ

ほむら「!!!!!」

まどか「んしょっと」

メキャ

ほむら「!!!!!!」

ほむら「ちょ、ちょっと休憩させて……」

さやか「マッサージされる側が休憩って……これじゃあ日常生活すらきつそうだね……」

まどか「うん……」

ほむら「ぜぇ……ぜぇ……」

ほむら「ごめんなさい、もう大丈夫よ」

まどか「じゃあマッサージを続けるね」

さやか「うーん……まどかはちょっと私の分もお願い」

まどか「どうしたの?」

さやか「ここまでひどいとなるとリハビリについてでも調べてみたほうがいいかもしれないし」

まどか「確かに……」

ほむら「悪いわね……」

さやか「まぁ乗りかかった船だしね、じゃよろしく」

まどか「うん!」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ん……ふ……」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「あ……ふ……」

まどか「ふぅ……右足首は動く?」

ほむら「えっと……」クルクル

ほむら「動く!動くわ!」

まどか「よかったぁ、マッサージしていけばちゃんと動けるようになりそうだね!」

ほむら「ありがとうまどか……」

まどか「次は左足首を……」

ほむら(あれ?よく考えたらさやかが行ってしまった今……まどかと二人きり?)

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら(ま、まどかにこんな情けない姿を見せることになって……)

ほむら(で、でも二人きりって///)

ほむら「うぐっ」

まどか「え?い、痛かった?」

ほむら「く、苦しい……ま、まどか……薬箱を……」

まどか「う、うん!」

ほむら(ドキドキしたら心臓が……)

まどか「落ち着いた?」サスサス

ほむら「ごめんなさい、情けない姿をみせてしまったわね……」

ほむら(さようなら……頼れるっていうまどかの中の私のイメージ……)

まどか「えへへ、でもこうしてほむらちゃんに頼ってもらえるのは嬉しいなって」

ほむら「まどか……」

まどか「マッサージ続けても大丈夫かな?」

ほむら「えぇ、お願いするわ」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ん……ん……」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ん……ふ……」

まどか「痛くない?」

ほむら「えぇ、大丈夫よ」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら(普段だったらまどかにこんなコトしてもらえるなんて嬉しい限りなのに……)

ほむら(身体が動かないってつらいものね)

まどか「ふぅ……マッサージって結構疲れるんだね」

ほむら「ごめんね」

まどか「いつもほむらちゃんにはお世話になってるもん、もっと頼ってほしいぐらいだよ?」

ほむら「そう言ってもらえると気が楽だわ……」

まどか「やっと両足が終わったー」

ほむら「足だけ軽い、こんなの初めて!」

まどか「ごめんねほむらちゃん、ちょっと休憩させてね」

ほむら「私ももう限界よ……」

まどか「そっか、途中から我慢してくれてたんだね」

ほむら「べ、別にその……」

まどか「うぇひひ、休憩中膝枕してあげるねほむらちゃん!」

ほむら「え!?」

まどか「あたまあげるよー」

ボキボキボキボキ

ほむら「!!!!!!!!」

まどか「あ、ご、ごめんねほむらちゃん」

さやか「ただいまー」

まどか「お帰りさやかちゃん」

ほむら「お帰り」

さやか「おっもしかしてお邪魔だった?」ニヤニヤ

まどか「も、もう何言ってるのさやかちゃん///」

ほむら「///」

さやか「っとまぁ冗談はいいんだけど、リハビリするにもまず身体が動かないんじゃ同しようもないってさ」ケタケタ

まどか「そっか……」

さやか「どのへんまで終わった?」

ほむら「なんと両足がちゃんと動くわよ」ブンブン

さやか(誇らしげに言ってるけど全然誇れないよほむら……)

ほむら「ぜぇ……ぜぇ……」

さやか(しかも足振り回しただけで息切れしてる……)

さやか「んじゃまぁまどかは休んでてよ、あたしが続けるね」

ほむら「じゃあお願いするわ」

さやか「まっかせなさい」

まどか「うーん私は膝枕してようかな……ほむらちゃんの髪撫でるの気持ちいいし」

ほむら「///」

さやか「じゃあうつぶせになって」

ほむら「……」

さやか「って自分でなれないんだね」

コロン

さやか「これでよしっと」

さやか「……なんかまどかの膝に顔を埋めて息をすってる変態みたいだねほむら」

ほむら「な!?」

まどか「ひゃう!?息がくすぐったいよほむらちゃん」

ほむら「///」

さやか(おもしろいなーほむら)

ワロタ

さやか「よいしょっと……どう?」ギュッギュッ

ほむら「気持ちいいわ」

まどか「……」ナデナデ

さやか「まどか?」

まどか「何?」

さやか「スカートに顔を埋めて気持ちいいって言われた感想は?」

まどか「な、何言ってるのさやかちゃん///」グイ

ほむら(まどかが頭を押さえつけてて息が!?)

さやか「あっはっはっはっは」

ほむら(い、息が……)

ほむら「もがが」

まどか「わひゃ///」

さやか「ほむらを殺さないようにねー」

まどか「ご、ごめんねほむらちゃん」

ほむら「い、いえ……大丈夫よ……」

ほむら(先に苦しくなって薬を飲んでよかった……なかったら死んでたかも……)

まどか「そ、そういえばさっきからさやかちゃんだってほむらちゃんのお尻触ってるよね!」

まどか「撫で回すように変態さんみたいにさ!」

さやか「ほう、きがついちゃったかー」

まどか「え?」

さやか「さっきからほむらのお尻を揉み続けていただけということに」

まどか「え!えぇ!?」

ほむら「何を言っもが!?」

さやか「冗談だよ冗談」

さやか「ほむらを奪ったりしないから渡さないって感じに首を抱きしめるのやめてあげないとまた息が大変なことになるよ?」

さやか「ただでさえほむらは今体力ないから」

まどか「あ!?ご、ごめんねほむらちゃん」

ほむら(もう死んでもいいかも……)

ほむら「はぁ……はぁ……」

さやか「休憩したほうがいいかな?」

ほむら「だい……はぁ……じょうぶよ……」

さやか「やっぱりはぁはぁいいながらまどかの匂い嗅いでるみたいに見えるね」

まどか「か、嗅いでるのほむらちゃん!?」

ほむら「な、何を言って///」

ほむら(嗅いでましたなんて言えるわけないじゃない!)

さやか(いやーおもしろいなーふたりとも)

すーはーほむほむ

>>56
その発想は無かった

さやか「腰回りはこんな物かな、次は腕かな」

まどか「あ、じゃあ私も片腕手伝うね」

さやか「お願い」

ほむら(あぁ、まどかの膝枕……)

ほむら(って今はこの二人の好意でマッサージしてもらってるのに何を考えてるのよ私は……)

さやか「膝枕のままでいいよ?」

ほむら(心を読まれた!?)

さやか「マッサージっていっても揉みほぐしてるだけだしね」

まどか「ちゃんとしたマッサージをするにも上に乗るだけでほむらちゃんが大変なことになっちゃうもんね」

マミさんはまだか

まどか「んしょ、んしょ」ギュッギュッ

さやか「ほいっと」ギュッギュッ

まどか「んしょ、んしょ」ギュッギュッ

さやか「……」ギュッギュッ

まどか「すごいね……」

さやか「確かに……普段重い重火器とか使ってるからかここまでガチガチになってるなんて思わなかったよ」

ほむら(あぁ、気持ちいい……)

―――――
―――

さやか「これで全身終わったー」

ほむら「身体が軽いわ」

まどか「よかったぁ」

ほむら「でも……疲れたわ……」

まどか「私も……」

さやか「私もね……」

ほむら「ごめんなさい……ふたりとも」

さやか「気にしない気にしない」

まどか「うぇひひ、皆でお風呂いっちゃおっか」

さやか「そういえば近場にスーパー銭湯があるしそこいっちゃおっか」

ほむら(私……歩いて辿りつけるのかしら)

大変だ、俺の股間もしばらく使ってないからガチガチになっちまった!
これはさやかちゃんにマッサージしてもらわないと!!

>>66
先約はこの俺だぜ

>>66>>67
じゃあ俺はまどか

―外―

まどか「そういえばほむらちゃんとお風呂って初めてかも」

さやか「そういえばそうだね」

まどか「あ、あれって杏子ちゃん!」

杏子「ん?ようふたりとも」

さやか「何してたの?」

杏子「ぶらぶらしてただけだよ、そっちは?」

まどか「ほむらちゃんのマッサージをして皆で銭湯にいくの」

杏子「ほむら?いねぇじゃん」

さやか「え!?」

まどか「あ、あれ?一本道なのに……」

杏子「ん?ようふたりとも」

さやか「ナニしてたの?」

杏子「ぶらぶらしてただけだよ、そっちは?」

まどか「ほむらちゃんのマッサージをして皆で銭湯にいくの」

杏子「ほむら?いねぇじゃん」

さやか「え!?」

まどか「あ、あれ?一本道なのに……」

マミ「……」

ほむら「……」

マミ「暁美さん……よね?」

ほむら「そうよ?」

マミ「何をしているの?」

ほむら「銭湯にいくのよ」

マミ「……電柱に捕まってプルプルとしているのに銭湯にいけるの?」

ほむら「……歩けるようになっただけでもどれだけの前進だと思ってるのよ」

ほむら「どれだけまどかとさやかが……」

マミ「えっと……それで、一人なの?」

ほむら「ちょっと休憩していたらおいていかれただけよ……」

マミ「……肩ぐらいかしたほうがいいのかしら……」

マミさんキター!!!

まどか「ほむらちゃーん」

さやか「ほむらー」

杏子「ほむらー」

まどか「あ!いた!」

さやか「マミさんも一緒みたいだね」

杏子「肩貸してもらってるみたいだけどほむらは怪我でもしたのか?」

さやか「いや、ただの魔法に頼りすぎて運動不足」

杏子「……なんかあいつのイメージが……」

まどか「あはは」

マミ「ほら、鹿目さん達が呼んでるわよ」

ほむら「ぜぇ…・…ぜぇ……」

マミ(この子、いったいどれだけまともに運動してなかったのかしら……)

マミ「ほら、頑張りなさい」

ほむら「えぇ……ぜぇ……ぜぇ……」

マミ(暁美さんの身体はほとんど私が支えているのだけど……それでも辛そうね……)

まどか「ごめんねほむらちゃん、置いてっちゃって」

ほむら「え、えぇ……」

まどか「言ってくれたら気がつけたのに……」

ほむら「その……すこしだけ休憩って思ったら足が震えて……」

まどか(この距離で限界なんだ……)

マミ「ところでこれはどういう状況なの?」

マミさん優しいなぁ天使だし女神だし可愛いし

>>90
だな

マミ「なるほどね……そんなにひどかったの?」

ほむら「えぇ……ちょっと運動ができないことで陰口を言われたトラウマもあったし……」

杏子「ふーん」

まどか「よかったらマミさんも銭湯いきませんか?」

さやか「杏子もどう?」

杏子「別にいいけど」

マミ「じゃあ私も行かせてもらおうかしら」

まどか「ほら、肩につかまってほむらちゃん」

ほむら「ありがとうまどか……」

杏子(両肩支えてもらって銭湯ってすごい不審者だな……)

―銭湯前―

杏子「なんつーか……もう魔法を素直に使っちまったらどうだい」

ほむら「まどかとさやかがここまでしてくれたのにそんなことできないわ」

杏子(こんな近場に来るのに30分って……)

まどか「お風呂でゆっくりしようねほむらちゃん」

さやか「マミさんや杏子と一緒ってのも初めてだねー」

まどか「うぇひひ、そうだね」

マミ(さっきから何度も視線を感じるのだけど、みんな気にしないのね……)

―銭湯―

まどか「ほむらちゃーん?」

ほむら「……」

さやか(足がプルプル震えてる……)

杏子(顔を上げる体力すらなさそうだな……)

マミ(鹿目さん相手なのにしゃべる体力すらないのね……)

まどか「服脱がないと銭湯入れないよ?」

ほむら「……」

さやか(まどかにあんな事言われて無反応なほむらなんて初めてかも)

さやか(マラソンを終えて一度座るとしばらくたちあがれない現象みたいなものかな)

ほむら「……」

マミ「幸いにもこんな時間だから他のお客さんもいないし脱がせちゃいましょうか」

杏子「だな」

まどか「ほむらちゃん、脱がすね?」

ほむら「……うん……」

さやか(うーん……まだリハビリもまともに出来なさそうだなぁ)

マミ「な、なんだか憔悴しきった暁美さんを脱がせるっていけないことをしているみたいね……」

まどか「た、確かに……」

さやか「肌とか綺麗ですしねー」

ほむら「……」

杏子「そういやメガネかけてるけどとっても見えるのか?」

まどか「どうなんだろう……」

ほむら「……大丈夫よ……多分……」

全員(あ、ダメそう……)

さやか「よし!ほむら、銭湯にいる間だけ魔法を使っちゃおう」

マミ「そうね、そのほうがいいわ、リハビリっていうのは一気に進めるものじゃないもの」

ほむら「そう……ね……」

ほむら「そうよね!」

杏子(あ、魔法を使い始めたか)

ほむら「身体が軽い!こんなの初めて!」

ほむら「もう何も恐くない!」

マミ(セリフとられた……)

まどか(ほむらちゃん楽しそう)

さやか(あんまりはしゃぐと帰りに魔法使うのやめたら全身が痛くなるよって言ったほうがいいのかな)

ほむら「まどか!洗いっこしましょう!」

まどか「う、うん///」

さやか(なんかいつもよりテンション高いなぁほむら)

マミ(いきなり疲れがとれたらあんな感じになるものなのかしら?)

杏子(マミって銭湯入った後あの髪型セットするのかな……)

http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2011/12/11/5arab/~/media/highlight/2011/12/11/5Z20111210TTREU00130G300000.jpg

>>127
マミ「リボンで生き物作ってみたんだけど・・・」

まどか「」

―――――
―――

ほむら「動けない……」

さやか(予想通りすぎてもう……)

まどか(守ってあげたい……)

マミ(暁美さんのイメージが崩れていくわね……)

杏子(地道にリハビリしてけばいいのに……)

ほむら「頭すらあげられない……」

―ほむホーム―

さやか「というわけで予想以上だったのでマミさんや杏子にも手伝ってもらいたいと思うわけですが」

マミ「いいけど……」

杏子「どうせ拒否権ねぇんだろ……」

さやか「目標はほむらが普通に歩いて買い物にいけるってことで」

マミ(目標が低いとか思っちゃ駄目よね……あの様子をみる限り……)



まどか「ほむらちゃん息を吐いて」

ほむら「ほむー」

まどか「ちゃんとマッサージできるしすごい進歩だよほむらちゃん!」

ほむら「えへへ」

さやか「リハビリの方法とか恭介のこともあったから知ってはいるんですけど……」

さやか「あの様子じゃまだリハビリには移れないかなと……」

マミ「そうね、あの子にリハビリは早いわね」

杏子(この会話がおかしいってことに突っ込んじゃ駄目なんだろうなぁ……)

さやか「とりあえず……魔女の戦いはしばらくほむら抜きでいいですかね?」

マミ「そうねぇ、肉体強化なんて使って戦ってその負荷で魔法なしじゃ動けないのはまずいし……」

杏子(それ以前の問題って言っちゃ駄目なのかねぇ)


まどか「ちょっと柔軟してみよっかほむらちゃん」

ほむら「わかったわ」

まどか「じゃあゆっくり押すからもう無理って思ったら言ってね」

ほむら「も、もう無理……」

まどか「もうちょっと頑張ろ?えい」グイ

ボキボキ

ほむら「!!!!」

さやか「まぁ心臓病だから身体の弱さは折り紙つきですよね」

マミ「いつも文武両道なイメージがあったから忘れそうになってたわ」

杏子「まぁでも最初は全く動かなかった体を動かせたんだろ?」

さやか「なんとかね……」

杏子「体力をどうやって付けさせるかも重要だな」

マミ「あの様子だとランニングどころかウォーキングも一人でさせるのは怖いわね」





ほむら「ま、まどか……はぁ……も、無理……はぁ……はぁ……」プルプル

まどか「まだ腕立てのポーズになって5秒だよほむらちゃん」

さやか「後……今の状態みてると一度病院行ったほうがいいんじゃないかとも思えて……」

マミ「確かに……」

杏子「あれじゃあな……」




ほむら「ま、まどか……も、もう腕も足も震えて……」プルプル

まどか「うぇひひ、駄目だよほむらちゃん、今つらくても体を動かさないと治らないよ?」

ほむら「……そうね、頑張るわ」

まどか「うん!じゃあ次は立ち上がらずに体操しよっか」

まどか「もうたてなさそうだし」

ほむら「えぇ……」

まどか「じゃあできるだけ自分でここまでなら痛くないって曲げられるところまで曲げてみてね」

ほむら「えぇ」

まどか「じゃあ前に腰を曲げてみて」

ほむら「……」

マミ(あれじゃあお辞儀もできないじゃない……)

杏子(冗談じゃないのがたちが悪いな……)

ほむら「ふん!えい!」グッグッ

まどか「曲がらないのに無理しなくてもいいんだよ?」

まどか「さっきより少しだけ多く曲がるようになってるからこの調子ならすぐなんとかなるよほむらちゃん!」

さやか(いいとこ数mmしか違わなかったけど……)

ほむら「そうだわ……皆が私のためにきてくれたのだからお礼をしないと……」

ほむら「夕飯でも……」フラフラ

まどか「あ、危ないよほむらちゃん!」

さやか「わー!ほむらは座ってて!」

マミ「き、気持ちだけで十分よ暁美さん!」

杏子「そ、そうそう!」

ほむら「でも……」

さやか(いまほむらに包丁持たせるとかできるわけ無いじゃん!)

マミ(あの子、今のままで材料もてるのかしら……)

ほむら「……」ソワソワ

まどか「どうしたのほむらちゃん」

ほむら「な、なんでもないわ」ソワソワ

さやか「?」

マミ「落ち着きがないけど……」

ほむら「も、元々こんなものよ」ソワソワ

ほむら「よいしょっと」フラフラ

杏子「おいおい、だから座っとけって」

まどか「そうだよほむらちゃん」グイ

ほむら「あ」トスン

ほむら(……うぅ……も、漏れちゃう……)

ほむら(トイレって言い出しにくいのよね……)

ほむら(でも言わないとなんだか行かせてもらえない気がする……)

ほむら(どうしよう……)

ほむら「……」ソワソワ

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「あ、な、何かしら」

まどか「本当に大丈夫?もしかして私が厳しくやりすぎたのかな……」

まどか「ごめんね……少しでも楽になるように頑張るから横になって?」

ほむら「えっと……そうじゃなくて……」

まどか「大丈夫!私、保険委員だもん!」

ほむら(これじゃあ断れない……)

ほむら「あの……そのね?」

まどか「ほら横になってほむらちゃん」

ほむら「あ……」

まどか「腰のあたりをマッサージするね!」

ほむら(ど、どうしよう……今腰のあたりを押されたら……)

ほむら「ま、待ってまどか」

まどか「?」

ほむら「そ、その……あの……お、おしっこ……」

まどか「あ///ご、ごめんね気が付かなくて///」

ほむら「い、いえ……その///」

まどか「じゃあおトイレまでつれていくね」

ほむら「え///」

まどか「だって今のほむらちゃんって便座をあげれないだろうし」

ほむら「そ、そんなことないわ……多分……」



さやか「トイレひとつで一苦労だね」

杏子「そこは素直に魔法を使えばいいの」

マミ「あの子ってそうと決めたら一直線なところがあるから魔法を部分的に使うって意識がないのかもね」

杏子「思い込んだら一直線のどこかの誰かさんみたいだな」

さやか「むっ今私への皮肉を感じたよ杏子」

駄目だ、眠くて自分の思考の意味が分からない……

ほのぼのと5人一緒にいる妄想ができたらなんでもよかったんだ……
正直オチも何も考えてないんだ……

ほむほむペロペロ(^ω^)

ほむほむペロペロ(^ω^)

ほむほむペロペロ(^ω^)

加速させろ加速させろ加速さ ,, -‐''" ̄ ̄`゙ ヽ、  させろ加速させろ加速させろ
加速させろ加速させろ加速 /          \させろ加速させろ加速させろ
加速させろ加速させろ加  /             iさせろ加速させろ加速させろ
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加速させろ加速させろ加 彡\  `ニニ´  .:::::/ミミ.させろ加速させろ加速させろ
加速させろ加速させろ加速さ/`ー‐--‐‐―´\ 速させろ加速させろ加速させろ

何がおこってるのこれ……

まどか「ついたよほむらちゃん」

ほむら「あ、ありがとう……」

ほむら「……あの……まどか?」

まどか「何?」

ほむら「そ、そこにいられると……その……恥ずかしいのだけど……」

まどか「え?でもほむらちゃん下着下ろせる?トイレットペーパーもてる?」

ほむら「だ、大丈夫だから!」

まどか「じゃあトイレの前にいるからね?」

ほむら「う、うん……」

パタン

ほむら「……クッ……下着ってこんなに強い力で下ろさないと下ろせないものだったかしら……・」

ほむら(漏れちゃう漏れちゃう漏れちゃう漏れちゃう)

さやか「大丈夫かなほむら」

杏子「いや、むしろまどかが過保護だろ」

杏子「ちゃんと手足が動くんだからものをつかんだりはできるはずだし」

マミ「……大丈夫……よね?」

さやか「……」

杏子「……」

マミ「……」





ほむら「これで……」

ほむら「フッ……トイレぐらいひとりでも問題ないわね」

ほむら(まどかを呼ばずに済んで良かった……)

ほむら「クッ……手が震えて拭きにくい……」プルプル

ほむら「というか拭いた後下着を履くために立ち上がって……」

ほむら「足ももう震えてる……膝が笑うってこういうものなのね……」プルプル

ほむら「……どうしよう……」





さやか「遅いなー」

マミ「遅いわね」

杏子「遅いな」

さやか「そういえばマミさんは用事とかなかったんですか?杏子はどうせ何も無いと思うけど」

杏子「ぶらぶらしてるだけで悪かったな!」

マミ「ちょっと買い物してただけだから気にしないで」

さやか「いやーなんか巻き込んですみませんね」

杏子「おいこら!」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「ま、まどかぁ……」ボソ

まどか「呼んだ?ほむらちゃん!」

ほむら「き、聞こえてたのね」

まどか「立てないの?」

ほむら「……うん……」

さやか「お、戻ってきた」

ほむら「うぅ///」

まどか「うぇひひ、ほむらちゃんもう少しだよ」

さやか「過保護じゃなくて付き人がいてよかったみたいだね」

杏子「あーうん……私が間違ってたな……」

マミ「そうね……」

ほむら「トイレって遠かったのね……」プルプル

まどか「もうほむらちゃんは銭湯行ったり体力使い切ってるからしょうがないよ」

さやか(これはほむらを一人にできないなぁ……)

まどか「ほら、横になってほむらちゃん」

ほむら「えぇ……」

まどか「いっぱい動いた分疲れが取れるようにマッサージしてあげるからね」

ほむら「ありがとう……お願いするわ……」

まどか「うぇひひ」



さやか(まどかが過保護なお母さんになってるような)

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ん……ん……」

まどか「んしょ、んしょ」

まどか「気持ちいい?」

ほむら「えぇ、ありがとうまどか」

まどか「うぇひひ、気にしないで」

杏子「マッサージねぇ……」

まどか「杏子ちゃんもする?」

杏子「え?いや、やめとくよ」

まどか「どうかしたの?」

杏子「なんかこいつの様子みてると私がやったら骨が折れそうだし……」

ほむら「!!!」

ほむら(杏子怖い杏子怖い杏子怖い)

杏子「どうだほむら?」

ほむら「な、何?」

杏子「針治療でもしてやろうか?」

ほむら「は、はり?」

杏子「ツボにブスって刺すんだよ……針を……」

ほむら「ひぃ……」

杏子「逃げないってことはして欲しいってことか」

ほむら「い、いや、う、動けないだけよ」

まどか「怖がらせちゃ駄目だよ杏子ちゃん」

杏子「冗談だよ、それにしても本当にひどいんだな」

ほむら「うぅ……グス……」

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| 'ー,`)し    ヽ('∀`)ノ

|  )        ( )
| U     幸   | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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| 'ー,`)し   ∑('A` )

|o土o      ( )
| U     ¥   ||
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|         ('A` ) …

|          ( )
|       ¥   ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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| 'ー,`)し     ('A` )

|o一o       ( )
| U      ¥   .||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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|        @('(ェ)`)@

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さやか「なんか車椅子とかあったほうがいいのかもしれませんね」

マミ「……腕の力で動かせるのかしら?」

さやか「……」

マミ「……」

さやか「車椅子はなしですね……」

マミ「そうね……」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ほむー」

杏子「ほむらの手って細いなー」

杏子「ちょっと力入れて私の手を握ってみろよ」

ほむら「……」

杏子「まだか?」

ほむら「もう力を入れているのだけど……」

杏子「……」

杏子「いや、まぁなんだかんだいいつつも足は体を支えるだけの筋肉はあるんだもんな」

杏子「うん、なんとかなるって」

ほむら「……」

杏子「……」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「……」

杏子「……」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「本当にそう思っている?」

杏子「悪かった」

まどか「ふー」

ほむら「ごめんなさいねまどか」

まどか「ううん、こうやってほむらちゃんのために何かができるのってとっても嬉しいな」

ほむら「まどか……」

杏子「そういえばお前、学校とか大丈夫なのか?」

ほむら「……5時に登校するようにするわ……」

さやか(早すぎでしょ……)

ほむら「体育は……」

ほむら「体育は……」

さやか「……」

まどか「……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「どうしよう……」

さやか「体育だけ魔法を使っちゃったほうがいいんじゃない?」

マミ「それか事故にでもあったことにするとか……」

杏子「それは診断書がいるんじゃないか?それに、このレベルだと入院だろ……」

ほむら「ほむぅ……」

まどか「クラスの子は皆ほむらちゃんは運動神経抜群ってイメージがあるし」

まどか「魔法使っちゃったほうがいいかもしれないね」

ほむら「まどかがそう言うならきっとそうね!」

まどか「うぇひひ」

さやか「体育よりも移動教室とかって……」

ほむら「あ……」

さやか「あと学校でトイレに行きたくなった時とか……」

ほむら「……」

マミ「鹿目さんが保健委員だからトイレに行きたいときは体調が悪いというとか……」

まどか「ほむらちゃん、任せて!」

ほむら「まどか……」

まどか「うぇひひ」

さやか「まぁ私もできるだけ手助けするから」

ほむら「さやか……」

マミ「私はあまり手伝えなさそうだけど……」

杏子「まぁ一緒にいる限りは手助けしてやるよ」

ほむら「皆……」

さやか(というかこの状態のほむらをほうっておくのはさすがに……)

―――――
―――

ほむら「私は一体どこに運ばれているの?」

杏子「まどかの家」

ほむら「こんなに突然まどかの家にいったら迷惑じゃないかしら?」

杏子「まどかが何とかするってさ」

ほむら「いいのかしら……」

杏子「というか視線が恥ずかしいんだけど」

ほむら「お姫様抱っこされてるものね」

杏子「あぁ……」

ほむら「お姫様抱っこされてるものね」

ほむら「私をお姫様抱っこしているものね」

ほむら「でも私は歩くって言ったのにあなたがお姫様抱っこを」

杏子「あんな鈍い速度に合わせられるほど優しくないんでね」

ほむら「ほむぅ……」

杏子「もう素直に魔法を使っちゃ駄目なのか?」

ほむら「でも普段からあなた達より魔力を使うってもったいないじゃない」

ほむら「今苦しめばその分今後が楽になるのよ?」

杏子「はぁ……」

―まどホーム―

ほむら「ついたけど……」

杏子「本当に大丈夫なのかねぇ」

ほむら「えぇ……まどかを信じてないわけじゃないけど……」

杏子「一人で移動が難しい事を入院させずに納得させられる理由があれば……」

杏子「一人暮らしは危ないからってことで言い訳できるけど……」

ほむら「えぇ……それにしてもなんだかまどかに迷惑をかけるって考えると申し訳ないわ……」

杏子「じゃあ魔法を使えばいいじゃねぇか」

ほむら「なんだかここまでしてもらって今更それもどうかと思うのよね……」

杏子「まぁそうだな……」

まどか「あ、待ってたよ杏子ちゃん、ほむらちゃん」

ほむら「あの……本当にいいのかしら?」

まどか「うん!ちゃんと許可ももらえたよ!」

杏子「いったいどうやったんだ?」

まどか「どうやったも何もちゃんと説明しただけだよ?」

まどか「心臓病のほむらちゃんを一人暮らしさせるのは怖いって」

杏子「それだと一人で移動するのも厳しいこととかどうするんだ?」

まどか「足をくじいたことにしちゃった」

ほむら「まどか……何から何までありがとう……」

まどか「うぇひひ、気にしないで」

まどか「あ、あと杏子ちゃんも夕飯食べていかない?」

杏子「いいのか?」

まどか「うん!」

杏子「じゃあ遠慮無く」

―――――
―――

ほむら(何事も無く寝る時間だけど……)

ほむら(まどかに抱きつかれてる///)

ほむら(予め食後に薬を飲んでおいてよかったわ)

まどか「んーほむらちゃん……」ギュゥ

ほむら(まどかに抱きつかれ!!)

ボキボキボキ

ほむら(背骨が悲鳴を!!)

まどか「ほむらちゃん柔らかい……むにゃ……」

メキメキメキ

ほむら「が……あ……」

ほむら(こ、声を出してまどかを起こすわけにはいかない!!耐えるのよ私)

まどか「すぅ……すぅ……」ギュゥ

ほむら(ぬいぐるみを抱きしめて眠る癖があるのねまどか……)

メキメキメキ

ほむら(胸を成長させたくてカルシウムはとってたから大丈夫……よね……)

メキキ

まどか「すぅ……すぅ……」

メキャ

ほむら「!!!!!!!!」

ほむら(や、やばい……なんだか危ない気がする……)

まどか「んー」ゴロゴロ

ほむら(だ、抱きついたまま転がられたら!!)

メキメキ

ほむら(まどかに押しつぶされる幸せ以上に私の身体が悲鳴を!)

まどか「うぇひひ……むにゃ……」ゴロゴロ

ほむら(これ以上こっちに転がったらまどかが落ちてしまう!)

ほむら(頑張れ私、渾身の力で……)

まどか「んー……」コロコロ

メキメキ

ほむら(逆のほうに転がってくれた……また押しつぶされることになったけどまどかがおちなくてよかったわ)

まどか「すぅ……すぅ……」コロコロ

ほむら(え?あれ?どんどんまた転がって)

ほむら(また押しつぶされ……って壁が!まどかがぶつかってしまう!)

ほむら(頑張れ私、まどかがぶつからないようになんとか手でクッションを)

ボキャ

ほむら「!!!!!!」

ほむら(私の右手から嫌な音が……っていうかすごく痛い……)

まどか「んー……すぅ……すぅ……」

ほむら(寝相は落ち着いてくれたみたいね……よかったわ)

ほむら(右腕がまどかの枕みたいになっているけど……)

メキメキ

ほむら(あぁ……明日は左腕だけですごせるかしら……)

―朝―

まどか「んー……ふわぁ……」

ほむら「おはよう……まどか……」

まどか「おはようほむらちゃん!」

まどか「えっと……なんだかとっても顔色が悪いよ?」

ほむら「気のせいよ……えぇ……元々こんな顔だもの……」

ほむら(長時間血の流れが悪くなって右手の感覚がない……)

ほむら(あと腰が痛い……)

まどか「ほむらちゃんよく眠れた?」

ほむら「え、えぇ……よく眠れたわ」

ほむら(1時間ぐらいは多分眠ってたと思う……)

まどか「よかったぁ、疲れは取れてるかな?」

ほむら(来る時よりも多分疲労困憊です……)

ほむら「えぇ、バッチリよ」

まどか「じゃあ身体も動かせそう?」

ほむら「えっと……全身が筋肉痛で……」

ほむら(嘘ではないわ……嘘では……疲れて動かないだけな気がするけど……)

まどか「んーじゃあほむらちゃんは横になって」

ほむら「え?」

まどか「今日は日曜日だからゆっくりしてても大丈夫だしマッサージしてあげるね!」

ほむら「まどか……ありがとう……」

ほむら「ほむー」

まどか「んしょ、んしょ」

ほむら「ほむー」

まどか「んしょ、んしょ」

タツヤ「まろかー」

まどか「タツヤ?」

タツヤ「んー?プロレスごっこ?」

まどか「えっとね、これはマッサージだよ」

タツヤ「ほむあの上に乗っかってするのー?」ピョン

まどか「あ、タツヤそこに乗っちゃ!」

ボキボキ

ほむら「!!!!!!!!!!!!!!!」

タツヤ「ほむああ~さ!あ~さ!」キャッキャ

まどか「わわわわ!駄目だよタツヤ」ヒョイ

タツヤ「だめなのー?」

まどか「めっ」

タツヤ「うー……」

まどか「ほむらちゃんは私が起こすからタツヤはママを起こしてきてね」

タツヤ「はーい!」

まどか「えっと……大丈夫?ほむらちゃん」

ほむら「え、えぇ……多分……おそらく……きっと……」

まどか(ダメそう……)

ほむら「タツヤ君は……元気ないい子ね……」

まどか「う、うん……」

ほむら(腰と右腕を負傷ってところかしら……まぁ元々疲れで全身がまともに動かせないけど)

まどか「えと……マッサージもう一回やるね?」

ほむら「ありがとうまどか……」

―――――
―――

ほむら(どうしてこんなに体が弱いのかしら……)

ほむら(それにしても……全く動けない……)

ほむら(そういえばこのベッドってまどかの……)

ほむら「……」

ほむら「……」キョロキョロ

ほむら(まどかはいない……戻ってくる気配はない……)

ほむら「……」クンクン

ほむら(まどかの優しい香り///)

まどか「おまたせ」

ほむら「どうしたの?」

まどか「うぇひひ、ほむらちゃんのご飯持ってきたよ!」

ほむら「まどか……」

まどか「元気な体はいっぱい食べるのも大切だよ!」

ほむら「そうね……」

ほむら「……ふん!えい!ほむむむむ!」ジタバタ

まどか「あ、起きれないんだったね」

ほむら「ごめんなさい……」

まどか「ちゃんと食べさせてあげるね!」

まどか「あーん」

ほむら「あ、あーん///」

ほむら「……」ホムホム

まどか「美味しい?」

ほむら「えぇ、美味しいわ」

まどか「うぇひひ、よかったぁ」

まどか「実はこの料理を作ったの私なんだ」

ほむら(まどかの手料理!!)

まどか「次は卵焼き!あーん」

ほむら(まどかの手料理をあーんで食べさせてもらえるなんて///)

ほむら「ごちそうさま」フラフラ

まどか「お粗末さまでした」

まどか「じゃあ片付けてくるからほむらちゃんは横になっててね」

ほむら「あ、私も片付けをてつだ……」

パタン

ほむら「あ、たてないんだった……」

まどか「うぇひひ、ベッドに戻ろうねほむらちゃん」

ほむら「ごめんなさいまどか……」

まどか「体調はどう?ほむらちゃん」

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「寝てる……やっぱり疲れてたんだね」

まどか「強がりさんだもんねほむらちゃん」ナデナデ

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「もっと弱い所みせてくれたらいいのに」

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「あ、でも肉体的には弱い所いっぱいみせてもらってるのかな?」

まどか「うぇひひ」ナデナデ

ほむら「ん……」

ほむら(なんだかとっても気持ちいい……)

ほむら「……まどか?」

まどか「うぇひひ、おはようほむらちゃん」ナデナデ

ほむら「寝ちゃってたのね」

まどか「でも顔色が良くなったよ」

ほむら「確かに楽になったかもしれないわ……今なら自力で起き上がれるかも」

ほむら「ほむむむむ」ジタバタ

ほむら「……」

まどか「……駄目みたいだね」

ほむら「うん……」

まどか(そうだ!)

まどか「……マッサージしてあげるね!」

ほむら「まどか……なんだかずっとお世話になってばかりね……」

まどか「ほむらちゃんのお世話なら喜んでするよ!」

ほむら「まどか///」

まどか「はいコロンってしてねほむらちゃん」

ほむら「えぇ」コロン

まどか「あ、コロンって動けるようになったんだねほむらちゃん」

ほむら「そういえばそうね」

まどか「じゃあ始めるね」

まどか(ほむらちゃんの弱点ってどこかなー)

まどか(脇腹、腋、首筋、足の裏あたりが弱い人が多いよね)

まどか(足の裏はマッサージで触ったけどそんなに弱い感じではなかったし……)

まどか(じゃあまずは首筋を……)ワキワキ

まどか(ほむらちゃんってイタズラする隙あんまりないしなんだかドキドキする///)

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