ハルヒ「SOS団は本日をもって解散します!」 (18)

キョン「突然どうしたんだ?」

ハルヒ「何かむなしくなったのよ、SOS団とか高校生にもなってバカみたいだって思って」

古泉「…残念です、みんなと過ごすこの時間はとても好きだったのに」

長門「…やめないで欲しい」

ハルヒ「ごめんね、でももう決めたことなのよ、みんな今まで私のわがままに付き合ってくれてありがとう」

キョン「止めようと思ったきかっけってなんだ?」

ハルヒ「…やっぱりみくるちゃんが死んだ事かな、あれ以来何をやっても楽しくないのよ」

キョン「あれは事故だったと言っただろ、お前の責任じゃない!」

ハルヒ「でも…私が山に登るとか言わなければあんなことにはならなかったのよ」

キョン「あそこは普通の登山道だ、自分を責めるなよ!」

ハルヒ「でも…でも…」

SOS団が解散して1週間

キョン「ハルヒ、今日も行かないのか?」

ハルヒ「もう解散したんだもん、あそこにはもう行かないわ」

キョン「待ってるからな」

ハルヒ「…」




ガチャッ

長門「…」

キョン「古泉はまだ来ないのか」

長門「昨日もおとといも来なかった、おそらくもうここには来ないと思われる」

キョン「そうか…ハルヒの力ってやつももう戻る事無いのか?」

長門「それはわからない、しかしこのまま普通の人間のままいる可能性の方がきわめて高い」

キョン「そうか…」

1カ月後

キョン「なぁハルヒ」

ハルヒ「…」

キョン「待ってるからな…」

ハルヒ(キョン…)




ガチャッ

長門「…」

キョン「今日もお前だけか」

長門「そう」

キョン「最近お前と二人っきりだな」

長門「そう」

キョン「…退屈じゃないか?」

長門「私は本を読んでいるので退屈はしていない」

キョン「そういえばそうだな、以前からお前の習慣は変わってないもんな」

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