穂乃果「あー 絵里ちゃんのおべんとー○○だー!」 (107)
穂乃果「おいしそう!」
絵里「これは○○じゃなくて>>4 !」
ラブライブのssです。
みなさんのキチガイをおおいに期待してます。
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オムライス
穂乃果「すごーい!ハヤシライスだー!」
絵里「違うわ。これはオムライスよ」
穂乃果「どっちでもいいのー!」
絵里「よくないわよ。全然別物じゃない」
穂乃果「いいの!それより穂乃果んちだったらそんなの絶対お弁当にいれてくれないなー」
海未「それはあなたがお弁当を逆さまに持ってメチャクチャにしてしまうからです」
穂乃果「そんなことないもん!幼稚園の時にはちゃんとカレー持ってけれたもん!」
海未「いつの話をしてるのですか……。それにあのカレーは持ち運べる袋タイプだったではありませんか」
穂乃果「そうだったっけ?」
海未「そうです」
絵里「まあまあ。よかったらひと口食べる?」
穂乃果「わーい!食べる食べるー!」
絵里「はい、あーん」
穂乃果「あーん」
海未「おほんっ。今日はお昼を一緒に食べに来たのではないのです。折り入って頼みが」
絵里「頼み?」
海未「そうです。それは>>9についてです」
また真姫の別荘で合宿したい
海未「また真姫の別荘で合宿がしたいと、穂乃果たちと話し合っていたんです」
絵里「私は構わないけど……別荘を使わせてくれるのは真姫なんだから、あの子には話を通したの?」
海未「いえ、まだです」
絵里「それにお金はどうするの?さすがに2回も出してくれるとは思わないわよ?真姫もμ'sのサイフじゃないんだから」
穂乃果「えっ、違うの?」
絵里「穂乃果。お昼が終わるまで説教よ」
穂乃果「ま、待って!ほんの冗談のつもりで……海未ちゃん!たすけて!」
海未「どう考えてもあなたが悪いです。しばらくしぼられてきなさい」
穂乃果「ひどいよ海未ちゃ…………ひっ!?」
海未「さて、穂乃果が捕食されてしまったので、戻ってくるまで>>14でもしてますか」
びっくりするほどユートピア
海未「さて、部室には誰もいませんね。と言っても昼だからいなくて当然ですけど」
海未「まったく。なぜ穂乃果は毎回絵里に構われるようなことばかりするんでしょうね」シュルシュル
海未「絵里も絵里ですよ。あそこまで本気になることもないと思います」スッ
海未「なので気分も優れないので、ネットの海をさまよってる時に見つけたおまじないでも試してみましょうか」
海未「あぁ穂乃果穂乃果穂乃果!なんであなたはそんなに可愛いのですか!?パンパン!びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」
海未「なんだか気分がよくなってきました!このおまじないは本当によく効きますね!これは希にも教えてあげるべきですよね!びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」パンパン
ガタッ
海未「……!なにやつ!?」
タッタッタッタッ
海未「くっ、私としたことが!今部室を覗いていたのって……!」
>>18「……!」
希
希「はぁはぁ……、つい逃げてきてしもうた」
希「でもまさかあの海未ちゃんがあんなことをするなんて……なにか嫌なことでもあったんかな」
希「それより海未ちゃんはあの奇妙なアクションをおまじないとか言うとったけど、ほんまなんかな」
希「ウチが知らないようなスピリチュアルなことはないと思うんやけど……、ここはかしこいで有名なエリチに話を聞くことにしよう」
絵里「だから言ってるでしょ!バナナはおやつに入らないの!」
穂乃果「でもイチゴはおやつに入るって小学生の時先生に言われたもん!絵里ちゃんの嘘つき!」
絵里「大きさが違うじゃない!それならあなたはグリーンピースをおやつとして持って行くのかしら」
穂乃果「今はそんなこと関係ないじゃん!イチゴとグリーンピースを同じに扱うなんておかしいよ!」
絵里「似たようなものよ!」
穂乃果「もう!絵里ちゃんのわからずや!」
絵里「穂乃果に言われたくないわ!そもそも果物をおやつと見なそうとする方がおかしいのよ!」
穂乃果「うっ、で、でも『穂乃果ちゃんはおやつに入りますか?』ってニコニコ顔で先生に質問してたことりちゃんよりはマシだもん!」
絵里「え」
穂乃果「ノンフィクションだよ」
絵里「……もうつまらない話はやめましょう。私たちはなんてくだらない話をしてたんでしょうね」
穂乃果「……そうだね」
希「なんやこれ」
絵里「あら希じゃない。どうしたの?」
希「それはこっちのセリフやけど、なんで遠足のおやつの話をしてたのかまでは聞かんといてあげるわ」
希「あのな、さっき部室に行ったんやけどな……」
穂乃果「部室?何かあったの?」
希「いや、えっと……海未ちゃんがな?よくわからないおまじないをしてて……」
絵里「おまじない?あなたの専門分野じゃない」
希「そうなんやけどウチにもさっぱりなんのおまじないなんかわからんくて……。だからかしこいエリチなら知ってるかなと思ったんやけど」
絵里「残念だけど、私はオカルトとかに興味はないの。だから聞かれても答えられないわ」
希「ほんまかー……」
穂乃果「あっ、ちょっと待って!」
絵里「どうしたの穂乃果?」
穂乃果「そのおまじないって……もしかして裸になってするやつじゃなかった?」
希「おっ、もしかして穂乃果ちゃん知ってるん?」
穂乃果「うん!中学生のとき海未ちゃんがうちに遊びに来た時一回だけ穂乃果の部屋でやってたんだ!」
絵里「人様の部屋で何をやってるのよあの子は……」
穂乃果「だから海未ちゃんが家に帰ってから、あまりにも気になっちゃったから知恵袋で質問してみたの!」
希「それで?なんの儀式やったん?」
絵里「おまじないでしょ」
穂乃果「えっとね、『>>26』っていう回答が知らないうちにBAになってたから、多分それで合ってると思う!」
好きな人の家が破産して自分の家に居候依存するおまじない
穂乃果「えっとね、『好きな人の家が破産して自分の家に居候依存するおまじない』って書いてあったからそれで間違いないと思うよ!」
希「ずいぶん具体的やな……」
絵里「それより海未にも好きな人がいたのことが意外だわ」
穂乃果「そうだね。でも海未ちゃんももう高校2年生なわけだし、好きな人がいてもおかしくないと思うよ?」
絵里「フフッ。お年頃なのね」
穂乃果「そう言えばあのおまじないを見た次の日に、穂むらの厨房が火事になりそうになったこととなにか関係あったのかな?」
希「え」
穂乃果「……は!?も、もしかして海未ちゃんは……」
希「……ありえるかもしれんな。海未ちゃんが穂乃果ちゃんのことを……」
穂乃果「大変だ!!海未ちゃんは穂乃果のお父さんのことが好きなのかもしれない!?」
希「そっち!?」
穂乃果「あわわわわわわ!?穂乃果はどうしたらいいんだろう!?禁断の恋なんだから諦めさせるしか……いや、でも海未ちゃんは親友で何度も穂乃果のこと助けてくれたし……あああぁぁ!!いったいどうすれば!?」
希「……はぁ。あのなぁ穂乃果ちゃん。海未ちゃんはなぁ……」
絵里「いえ、待って希。勘違いさせたままでいいわ。その方がいろいろとおもしろいし」
希「は?まったく、エリチも鬼やな」
絵里「当たり前じゃない。スナイパーは生まれたての狼でも容赦無く狩るのよ」
希「海未ちゃんは狼扱いか」
海未「結局誰が私のユートピアを覗き見したのか特定することはできませんでした」
海未「希と穂乃果はそれらしい反応をしたのですが、あのときあそこにいたのは確かに1人のはずでした」
海未「とすると、生徒会室で説教されてたはずの穂乃果はありえないので希がクロで間違いない気もしますが、彼女はあの希です。逆に私の反応を見て楽しんでるということもありえます」
海未「ではポーカーフェイスの……人はいないのでこの線はなしで考えて、メンバー以外の生徒?それでは捜しようがありませんね」
海未「仕方ないです。本当は今すぐにでも見つけ出して口止めをしておきたかったのですが……。この際実は誰にもみられてなかったことにしましょう」
海未「さて、そろそろ穂乃果も教室に戻ってきている頃でしょうか」
ことり「あっ、海未ちゃんおかえりー。遅かったね?どうだった?」
海未「どうだった、とは?」
ことり「もう……絵里ちゃんに合宿がしたいって言いに行ったんでしょ!」
海未「あぁそうでしたね」
ことり「まさか何もしないで帰ってきたわけじゃないよね?」
海未「そんなわけないじゃありませんか。絵里は別に構わないらしいのですが、後は真姫次第だと」
ことり「それじゃあまた穂乃果ちゃんにお願いして真姫ちゃんを落とすだけだね!」
海未「あなたも考えてることはエグいですね……。ところでその穂乃果は?」
ことり「穂乃果ちゃん?穂乃果ちゃんなら>>33だよ?」
花陽と白米食べてる
真姫ちゃんから合宿の許可もらえたからまた生徒会室
ことり「穂乃果ちゃんなら花陽ちゃんと白米食べてるよ?『そういえばご飯食べてないー!?ここは花陽ちゃんの炊飯器のご飯をお裾分けしてもらおう!』って」
海未「自分のパンはどうしたのですか……。お昼の前に全部食べてしまうからいけないのです」
ことり「本当だよねー」
穂乃果「たっだいまー!」
ことり「あっ、噂をすれば穂乃果ちゃんが帰ってきたよ!」
海未「穂乃果。あんまり食べ過ぎては太りますよ。少しは我慢することも覚えなくては……」
穂乃果「もー!わかってるよお母さん!」
海未「……は?」
ことり「ははは!たまにあるよねー!先生にお母さんって間違って言っちゃうあれだよねー!」
穂乃果「……あっ!そ、そうだよ!ごめんね海未ちゃん」
海未「いえ、うっかりなら仕方ないです。ですが友だちに向かってお母さんって呼ぶのはやめてくださいね」
穂乃果「ごめんごめん」
海未「……なにかあったのですか?」
穂乃果「え!?いや、なーんでもないよ!ほんとに!」
海未「そうですか?それにしてはなんだか様子がおかしいのですが。さっきからやたらと目が泳いでいますし、絵里から何か言われたのですか?」
穂乃果「なんでもないって!ホントに大丈夫だから!人を好きになることに年齢もなにも関係ないと思うし大丈夫だよ!……は!?」
海未「あなた……まさか私があなたのこと好きなのに気づいて……」
穂乃果「や、やっぱり調子悪いから次の授業は保健室で休むことにするね!じゃ!」
ことり「あっ、調子悪いのに走っちゃダメだよ!」
穂乃果「きゃー!親友と父親との禁断の恋なんて昼ドラでもみたことないよ!ドキドキぐ止まらないよー!!」
海未「…………なんだったんですかあれは」
ことり「わからない……。けど体調的にじゃなくても少し変だったよね」
海未「ええ。もうお昼終わってしまいますし、放課後にでも様子を見に行きましょうか」
すいません。数字見間違えました
>>32で続行させてください
海未「穂乃果?いますか?」
ことり「穂乃果ちゃーん。返事がないね」
海未「一つだけカーテンがかかってるベッドがありますし、おそらくそこにいるでしょう」
ことり「先生は、今日は出張みたいだね」
海未「穂乃果ー。もう放課後ですよ」
穂乃果「zzz」
海未「寝てますしおすし……」
ことり「うわー……。やっぱり穂乃果ちゃんの寝顔はかわいいなーふふっ」
海未「そうですね。この愛くるしい寝顔だけでアメリカ経済を一気に元気にできそうですね」
穂乃果「うんんぅ……」
ことり「あっ、よだれ」
海未「ことり。ちょっと後ろ向いててください」
ことり「だめ。どうせことりがみてないうちに舐めとろうとしてたんでしょ?」
海未「……なんのことですか」
ことり「海未ちゃんも目が明後日の方向向いてるけど」
海未「そんなことよりことり。今私たちの目の前には天使がいるわけですが、このままなにもしなくてはμ'sの名が廃ると思いませんか?」
ことり「μ's関係ないけど確かにそうだね。やっぱり親友なだけあって、考えることは一緒だね」
海未「……では、この天使にどんなイタズラをしちゃいましょうか?」
ことり「そうだなー。やっぱらろ>>40するのが鉄板じゃない?」
ベロチュー
ことり「やっぱりちゅーするのがいいと思うなー。そして、目が覚めた穂乃果ちゃんが顔を真っ赤にして悶えるの!……あぁぬれちゃう」
海未「ことり。ここは学校ですよ。発情するなら家に帰ってからどうぞ」
ことり「やん!ことりも穂乃果ちゃんとちゅーしたいもん!」
海未「それなら大人しくしててください。まず私からしますので」
ことり「だめ!ことりが最初にする!」
海未「いいえ、私からです」
ことり「だめー!!こればっかりは譲れないんだから!」
海未「離してください!穂乃果の唾液を飲み干すのは私の日課なんです!」
ことり「そんなわけないでしょ!暴れないでー!」
穂乃果(……なんだろうこの状況)
穂乃果「なんやかんやで海未ちゃんとことりちゃんが取っ組み合いしながら保健室を出て行きました」
穂乃果(それにしてもなんで海未ちゃんは私とちゅーしたがってたんだろう。……まさかお父さんに似てるから!?)
穂乃果(もうそうとしか考えられない……。ひどいよ海未ちゃん……。他人を使って欲求を晴らそうとするなんて)
穂乃果「まぁだからと言って嫌いになるわけではないけどね!」
絵里「あら穂乃果。ここにいたのね」
穂乃果「あっ、絵里ちゃん!どうしたの?」
絵里「廊下を歩いていたら、校庭で決闘するとかなんとか言いながら海未たちが出て行くのが見えたから」
穂乃果「それで保健室の中覗いてみたら穂乃果がいたってことかー」
絵里「ご名答。それよりいつも元気な穂乃果がこんなところにいるなんて珍しいわね?」
穂乃果「ひどいよもー。バカじゃないんだから調子悪くなることくらいあるんだから!」
絵里「え?なんですって?」
穂乃果「……絵里ちゃんなんて大嫌い」
絵里「あっ、待って穂乃果!」
穂乃果「やだよー!絵里ちゃんがそんなことする人だとは思わなかったよ!」
絵里「そ、そんな……。穂乃果に嫌われるなんて……」
絵里(それから私の日常は変わった)
絵里「穂乃果……?あの時はごめんなさ……」
穂乃果「あっ、急にトイレに行きたくなったからことりちゃん一緒にいこ!」
ことり「えっ?まさか個室の中までお供してもいいの!?」
穂乃果「それはないよ」
ことり「……ちゅん。でも排出中の音を聞けるだけでもことりは……へへっ」
絵里(こんな感じで、穂乃果は私の言葉をまともに聞いてくれない)
絵里(きっかけなんて本当にささいなことだったはずなのに……。少しの選択ミスでこんな事態に陥ってしまった)
絵里(あなたが私に微笑んでくれないなら……もうこんな生に意味はない……)
穂乃果「はぁ……。結局今日の練習中はずっと絵里ちゃんのこと無視しちゃったな。優越感で心が痛い……。あれ、罪悪感だっけ?ま、どっちでもいいや」
穂乃果「メールや電話じゃだめだよね。明日の昼にでも直接謝ろう」
絵里「……毎晩来るはずのおやすみのメールが来ない……。これはもう本格的に首をつる準備をした方が良さそうね」
絵里「亜里沙。たとえこの世からいなくなっても私はずっとあなたのお姉ちゃんだからね」
亜里沙「んー、今呼んだ?何書いてるの?」
絵里「あら、聞こえちゃったのかしら。ごめんなさい」
絵里「今ちょっとこの紙にこの世への未練や後悔や懺悔やその他諸々を書き綴っていただけよ。だから気にしないでもう寝なさい」
亜里沙「えっ、それって遺書って言うんじゃ……」
絵里「亜里沙に遺書を捨てられてしまったわ。だから忌々しくて仕方ないけれど、次の日を迎えてしまった」
絵里「とりあえず朝練に行きましょうか。……もしかしたら昨日のできごとが全部夢だったってオチもありえそうだし」
絵里「……いない。穂乃果どころか誰もいない。やっぱり夢なんかじゃなかったのね」
穂乃果「おはよー!海未ちゃん、ことちゃん!」
海未「遅いです。遅れるなら連絡しなさいといつも言ってるでしょう」
ことり「まぁまぁ。久しぶりに朝練が休みだから二度寝しちゃっただけだよね?」
穂乃果「え!?なんでわかったの!?もしかしてことりちゃんってエスパー!?」
ことり「違うよー。だだ穂乃果ちゃんの部屋に13個ほどカメ…………こほん。穂乃果ちゃんならそうだろーなーって思っただけだよ?」
穂乃果「お昼だー!」
ことり「お弁当食べよ穂乃果ちゃん!」
海未「いえ、穂乃果は私と一緒に食べるんです。この至福のひと時にあなたのような邪魔者は必要ありません」
ことり「ひどい!だいたい昨日の勝負はことりが勝ったんだから海未ちゃんこそひとりでトイレで食べてればいいんだよ!」
海未「勝った方は『寝ている穂乃果にキスできる権利』のはずでした。だから今回一緒にお弁当を食べられるかどうかには影響しません」
ことり「くっ……」
穂乃果「なんか変な空気になってるけど、穂乃果ちょっと行くところあるから!」
海未「あっ!待ってください!私も……」
ことり「行かせないよ!ことりが一緒について行くんだから!」
海未「離してください!でないとあなたを小鳥に変える呪いをかけますよ」
ことり「ことりはもうことりだから効かないもんねー!」
穂乃果「……じゃあ行ってくるね?」
穂乃果「えーりちゃん?いるー?」
絵里「……」
穂乃果「もう。いるなら返事してよー」
絵里「……」
穂乃果「ちょっとー。絵里ちゃーん」
絵里「……穂乃果声が聞こえる。あぁ……もう召される時が近いみたいね……」
穂乃果「何言ってるのさ絵里ちゃん!目開けたまま寝ても許さないって中学生のときに言われたでしょ!」
絵里(穂乃果のデコピンが痛いわ。……あれ、痛いってことはこれは夢じゃない……?)
穂乃果(そんなに怒ってるのかな絵里ちゃん……。ここは一旦別の話題から入ろう。やっぱりお昼なんだしお弁当の話だよね!)
穂乃果「あっ、今日の絵里ちゃんのお弁当美味しそうだね!それってもしかして>>55かな?」
黒パン
穂乃果「えーりちゃん?いるー?」
絵里「……」
穂乃果「もう。いるなら返事してよー」
絵里「……」
穂乃果「ちょっとー。絵里ちゃーん」
絵里「……穂乃果の声が聞こえる。あぁ……もう近いみたいね……」
穂乃果「何言ってるのさ絵里ちゃん!『目開けたまま寝ても許さない』って中学生のときによく言われたでしょ!」
穂乃果(全然反応してくれないや。そんなに怒ってるのかな絵里ちゃん……)
穂乃果(ここは一旦別の話題から入ろう。やっぱりお昼なんだしお弁当の話だよね!)
穂乃果「あっ、今日の絵里ちゃんのお弁当美味しそうだね!それってもしかして>>55かな?」
ごめん
寝ぼけてた
絵里「……そうね。これは黒パンね。本当はペリメニを作ってきたはずなんだけど穂乃果が言うなら間違いないわね」
穂乃果「うわ!?ちょ、手で食べちゃダメだよー!」
絵里「フフッ。何を言ってるのかしら。パンは手で食べるものでしょ?おかしなこと言うのね」
穂乃果「今自分でペリメニって言ってたじゃん!しっかりしてー!!」
穂乃果「それから絵里ちゃんは精神科に3週間の入院が決まりました」
絵里「……」
穂乃果「絵里ちゃん……もう平気なの?」
絵里「ええ。でもここ1ヶ月くらいの記憶がないのよね。怖いことに」
穂乃果「……うーん。知らない方がいいことも世の中にはあると思うよ」
穂乃果(入院中の絵里ちゃんすごい怖かったし……)
絵里「昨日聞いたんだけど、なぜか私入院していたらしいわね。もしかして事故にでも巻き込まれてそのせいで記憶が飛んでたりするの?」
穂乃果「……え、えっと……」
絵里「でもそれなら病院にいるときの記憶がないのもおかしいわね。どうなってるのかしら」
穂乃果「だから知らない方が……」
絵里「さっきから様子がおかしいわよ?もしかしてあなたが今回のことに関わってたりは……」
穂乃果「お、お医者さんは日頃のストレスが原因って言ってたよ」
絵里「……なぜ目を逸らすの」
穂乃果(どうしよう……。入院中の絵里ちゃんに>>65されてからまともに顔も見れないよぉ……)
ウォッカを飲むことを強要
穂乃果『お見舞いに来たよー』
絵里『……あら、いらっしゃい。ひっく』
穂乃果『絵里ちゃん、顔赤いけどどうしたの?』
絵里『別にどうもしないわよ?ひっく。ただちょっとこのジュースを飲んでから頭がふわふわしてるけど。ひっく』
穂乃果『ジュース?……んーと、なんて読むんだろう……。ヴォドゥカ?』
穂乃果『そうだ!こんなときこそGoogle先生の出番だね!』
絵里『病院で携帯使っちゃダメよ?ひっく』
穂乃果『あっ、そうだった!……それにしても今の絵里ちゃんってまるで酔っ払いみたい……』
絵里『失礼ね。私がお酒なんて飲むわけないでしょ?ひっく』
穂乃果『ねえ、その飲み物どこで買ったの?』
絵里『これ?ひっく。これは亜里沙が家から持ってきてくれたのよ。ひっく。おいしいジュースを見つけたから飲んで見て!って』
穂乃果『ま、まさか間違えて持ってきたんじゃ……』
絵里『……はぁ。なんだかこの部屋暑いわね』
穂乃果『前におしるこを飲み物だと勘違いしてた、って海未ちゃんも言ってたし……』
絵里『うーん……。下着でも暑いわ……』
穂乃果『って、なんで脱いでるの絵里ちゃん!?』
絵里『へー?らって暑いんらから脱いれもいいじゃなぁい』
穂乃果『呂律も回ってないよ!やっぱりさっきのはお酒だったんだよ!』
絵里『なんらかいい気持ちになってきたわぁ。ちょっとこっちに来なしゃいほのか』
穂乃果『……あ、え、えっと』
絵里『わらしの言うことが聞けないのかしらぁ!』
穂乃果『は、はいぃ!』
絵里『イイコね。かわいいわよほのかぁ』
穂乃果『……う、お酒くさい……』
絵里『ほのかもこれ飲みなさいよぉ?気持ち良くなれるわおぉ?』
穂乃果『え、遠慮しておくよ!』
絵里『なんれすってぇ!?わらしの盃が飲めないっていうのかしらァ!?』
穂乃果『ひ、ひぃ!?』
絵里『飲まらいのらったらほのかのこと襲っちゃうけろいいのかしらぁ?』
穂乃果『や、やめてください!』
絵里『まぁ飲んれも襲うんらけろねぇ。……はぁはぁ』
絵里『ねぇ?きもちいいことしまひゃうよぉ』
穂乃果『や、いやぁ……!』
穂乃果『もうむり!……絵里ちゃんごめん!』スリーパーホールド
絵里『……へ?……ガクッ』
穂乃果『……はぁ。対海未ちゃん&ことりちゃんように身につけた護身術がここでも役に立つなんて』
穂乃果『とりあえず服をちゃんと着せて……っと』
穂乃果『じゃあ穂乃果のはもう帰るね……?き、きっとまた見舞いに来……るかわからないからまた学校で会おうね』
穂乃果『はぁ怖かった……。絵里ちゃんって酔うとあんなふうになるんだ……』
穂乃果『それになんだか下着がジメジメしてて気持ち悪いし……。うー。変なことばっかりだなぁ』
穂乃果(…………なんてことを伝えた日には)
絵里『なんですって!?私が……飲酒!?』
穂乃果『で、でも間違えて飲んじゃったみたいだし仕方ないんじゃ……』
絵里『くっ!生徒会長ともあろうこの私がそんなことをしていたなんて……』
絵里『今日限りで私は会長の職を降りることにするわ!そして、μ'sもやめる!』
穂乃果『だ、だめだよそんなの!』
絵里『止めないで……たとえ記憶になくても私が犯した罪であることは間違いないの』
絵里『だから罪には罰を与えなくてはいけないのよ!』
穂乃果(こんなことになりかねない……)
絵里「あやしすぎるわ……。教えてくれなくちゃ息ができなくなるまでくすぐるわよ?」
穂乃果「えっ!?や、やだよそんなの!」
絵里「死因が『くすぐられて窒息死』として新聞の右下に10×10くらいで載るかもしれないわね」
穂乃果「短いよ!もう少しがんばってほしいよ!」
絵里「そんなことになりたくなかったら、おとなしく吐きなさい」
穂乃果「……うっ、じゃあ選択肢をあげる。その中から正解を選んでください」
穂乃果「じゃあ、行くよ?」
1. >>76
2. >>79
3. >>69
穂乃果「さて、どれでしょうか?」
絵里「うーん……多分>>82じゃないかしら」
愛の告白
みもにー
1
絵里「愛の告白じゃないかしら?」
穂乃果「ぶっぶー!ざんねんでしたー!というわけでこの話は……」
絵里「そんなわけないわよ。他の選択肢に私がしそうなことなんてなかったじゃない」
穂乃果「いや、でも実際に……」
絵里「あなたは嘘をついているのよ。わかるのよ?嘘をつくとき毎回右目だけ上を向くから」
穂乃果「何その怖い癖!?」
絵里「ふふふ、冗談よ」
穂乃果「……」
絵里「ところで」
穂乃果「?」
絵里「今この生徒会室には私とあなたしかいないわけ」
穂乃果「うん、そうだね。希ちゃんも他の生徒会の人もいないからね」
絵里「ええそうね。それで、私が何を言いたいかわかる?」
穂乃果「……ああ!仕事に集中したいから出て行って欲しいってことか!了解!今出て……」
絵里「違うのよ」
穂乃果「ひっ!?」
絵里「逆よ、逆。今この空間には私たちしかいないのよ?」
穂乃果「そ、そうだけど……!だからって押し倒す必要はないんじゃ……!」
絵里「どうして逃げようとするの?ちょっとおとなしくしてて」
穂乃果「……っ……」
絵里「ああ、困惑してる顔も可愛いわ。……ほんと食べちゃいたいくらいに」
穂乃果「え、絵里ちゃん……?」
絵里「好きよ。穂乃果」
絵里「ちゅっ」
穂乃果「……ん」
絵里「ふふ。そんなに力いっぱい抱きしめちゃって。なんだかんだであなたも期待してたんじゃない?」
穂乃果「ふわ……そ、そんなこと……」
穂乃果「……ううん。やっぱり本当のこと言うね」
穂乃果「ずっと……絵里ちゃんにこうしてほしかった。こうやって愛されたかった。だって穂乃果……ずっと絵里ちゃんのこと好きだったんだもん!」
絵里「やっと言ってくれたわね。嬉しいわ」
絵里「それじゃあ両想いだとわかったわけだし、一つになりましょうか」
穂乃果「……や、優しくしてね?穂乃果、初めてだから……」
絵里「もちろんよ。……さぁ、力を抜きなさい。身体の全部を私に委ねて」
穂乃果「……はい」
穂乃果「絵里ちゃん。大好き」
翌日
ことり「あっ、穂乃果ちゃん来たみたい」
海未「みたいですね。ではあなたは先に行ってていいですよ」
ことり「な、なんでさ?」
海未「私と穂乃果の朝のひと時に、お邪魔虫は必要ないからですよ」
ことり「ひっどーい!海未ちゃんこそ弓の練習でもしに行ってればいいよ!」
海未「あなたこそアルパカに舐めまわされて貞操を奪われていればいいです」
ことり「海未ちゃんはことりのこと嫌いなの!?」
海未「いえ、大好きですよ」
ことり「え……///」
海未「もちろん穂乃果の次にですがね」
ことり「こ、こっちこそ!」
穂乃果「2人ともおはよー!」
海未「おはようございま…………は?」
ことり「な、なんで……何が起こってるの……?」
海未「な、なな、何やってるのですか絵里!そ、そ、そんな、穂乃果と腕を組んで!」
絵里「?」
海未「だからっ!!なぜ穂乃果と一緒にやってくるのですか!」
絵里「なぜって……、彼女と登校してくるのに何か不自然なところがある?」
穂乃果「ないよね?」
絵里「ええ」
海未「か、カノジョ!?」
ことり「彼女ってことりと穂乃果ちゃんがなるはずだった、あの彼女!?」
穂乃果「ことりちゃんが何言ってるのかわからないや」
絵里「今朝そんな夢でも見たんじゃない?」
穂乃果「あはは。じゃあことりちゃんでも寝ぼけるときがあるんだねっ」
ことり「……」チュンチュン
絵里「そんなにくっついたら転んじゃうわよ?」
穂乃果「大丈夫だよー。そのときは絵里ちゃんが助けてくれるもんね?」
絵里「もう……」
穂乃果「えへへっ!」
海未「……」
ことり「……」
海未「リア充とか爆発すればいいんですよ。主に絵里」
ことり「そうなってくれたら穂乃果ちゃんをことりのおうちで飼えるのに」
海未「ほんとですよね。嫉妬で人が殺せたらどれほど楽か」
ことり「いっそ試してみない?人は頑張れば波動やらなんやら出せるみたいだから」
海未「現実とフィクションの区別をつけなさい。そこまで頭がおかしくなったのですか?」
ことり「もう今のことりはどんな罵倒をうけようと堪えないよ」
海未「そうですか。おもしろくないですね」
ことり「面白がってやってたんだ。ひどいよ」
海未「ことり」
ことり「なに?絵里ちゃんを闇討ちする方法でも思いついた?」
海未「いえ、そうではないです」
ことり「じゃあなにさ?」
海未「私とお付き合いしませんか?」
ことり「ああ、お付き合いね。それでどこ行くの?とりあえずノコギリとブルーシートでも買いに行く?」
海未「いえ、そのお付き合いではないです。恋人になる方のお付き合いです」
ことり「…………は?」
海未「だから、私と恋人になりませんかと言ってるんです」
ことり「……なんで?」
海未「もしかしたら私とあなたがお付き合いしてることを知って、穂乃果がヤキモチを焼いてくれるかもしれません」
海未「そうなれば自然と穂乃果の意識も私へと向くはずです。そこで絵里もだんだんとモヤモヤしていきます」
海未「そうして二人の仲は険悪になっていき、穂乃果は悩み出すのです。『絵里ちゃんも大事だけど、私はやっぱり海未ちゃんのこと……』と」
海未「そこで私が穂乃果に対してこう言います」
海未「あなたのそのモヤモヤ、私のラブアローシュートが突き飛ばします。その一本の矢はあなたのハートもう抜くでしょう」
海未「っと」
ことり「締めのセリフがなんともカッコ悪い。そしてダサい」
海未「黙りなさい」
海未「そしてそこで初めて、穂乃果はいかに私という存在が大切だったのかを思い出すのです」
ことり「せめて私たち、って言ってよ」
ことり「それになんでそんなキリッてなってるのかわからない」
海未「どうです?乗ってくれませんか?」
ことり「……今の聞いてイエスと答える人がいたら私のところへ来てください。大至急」
海未「嫌ならいいんです。そうなれば希と組んでダブルレイプへと移行しますから」
ことり「何突然とんでもないこと言い出してるの」
海未「さぁ、私の手を取りなさい」
ことり「……はぁ、仕方ないな」
ことり「最終的に穂乃果ちゃんを孕ますのはことりだから、あまり他の人に汚されても困るんだよね」
ことり「だから少しの間だけこのお芝居に協力してあげる」
海未「ふむ。まぁいいでしょう。それでは私たちは今日から恋人です」
ことり「うん、よろしくね」
海未「これからも私たちはよきライバルでいましょう」
ことり「もちろん。でも穂乃果ちゃんをもらうのはことりだけどね」
海未「言ってくれるじゃないですか。ではこれは洗礼です」
チュッ
ことり「……えっ、海未ちゃん?」
海未「私はファーストキスを小学生のときに穂乃果に授けましたが、あなたは今のが初めてですよね」
ことり「……な、なんでそれを」
海未「ふふっ。穂乃果とことりの初めてをいただいちゃいました」
ことり「あぁぁ……穂乃果ちゃんにあげるはずだったことりのファーストキスがぁ……」
海未「問題ないです。もしこの作戦が成功した時には、」
海未「ちゃんとあなたのことももらってあげますから」
海未「そして3人で幸せになりましょう」
ことり「もう……ばか」
海未「ではせいぜい失敗に終わらないようにいい働きをしてくださいね。ことり」
ことり「……あはは。やっぱり海未ちゃんには敵わないや」
ことり「じゃ、がんばろっか」
穂乃果「絵里ちゃーん!きたよー!」
絵里「あら、いらっしゃい。海未たちと一緒じゃないのね?」
穂乃果「うん!やっぱり好きな人とは少しでも長く一緒にいたいし!」
絵里「ふふっ。ここ生徒会室なのに襲わせる気?」
穂乃果「もう!そんなつもりで言ってるんじゃないよ!」
絵里「わかってるわよ。穂乃果の反応見てると面白くてついね」
穂乃果「まったくもう……」
穂乃果「それより絵里ちゃん今日お弁当持ってきてないの?」
絵里「そうね。でもたまにはと思って、代わりにパンを買ってみたの」
穂乃果「あっ!それいっつも穂乃果が行ってるパン屋さんの袋だ!」
絵里「それでね……ほらっ」
穂乃果「うわぁ!それってμ'sのパンだよねっ!?もうこれ完成してたんだ!」
絵里「昨日の朝からできてたらしいわよ?最近行ってないの?」
穂乃果「うん……。朝は寝坊するし、帰りは練習で遅くなるしでなかなか寄れなくて……」
絵里「それじゃあ今日一緒に行きましょうか。部活はミーティングだけで終わらせるつもりだったしちょうどいいでしょ?」
穂乃果「そうだね!いやぁ、早く食べて見たいなぁ」
絵里「まぁ普通のあんぱんと変わらないけどね」モキュモキュ
穂乃果「あぁぁ! にこちゃんの顔が半分に……!もっと大切に食べてあげて!」
絵里「そんなこと言われても……」
穂乃果「ねぇねぇ、ひとつもらってもいい?」
絵里「いいわよ。もともとあなたにあげるために買ってきてのだし」
穂乃果「そうなの?じゃあさっそくいただきまーす!」
穂乃果「うん!普通のあんぱんだっ!」
絵里「穂乃果が……私を食べてる……///感じるわ……、穂乃果の一部になっていくこの感覚……!///」
穂乃果「……」
絵里「もぐもくしてる穂乃果もかわいいわ。ほら、もっと食べていいのよ?」
穂乃果「そんな変な実況されたら食べにくいんだけど……」
絵里「それじゃあ今度は穂乃果パンを食べましょう」
穂乃果「なんかイヤだな……。自分で自分を食べてるみたいで」
絵里「なら半分食べてあげるわ」ブチッ
穂乃果「そしてまた半分にちぎっちゃうのね……」
穂乃果「あっ、もうこんな時間だ!次体育だから急いで戻らないと!」
絵里「そう、がんばってね。気持ち悪くなったら我慢しちゃだめよ?」
穂乃果「わかってるよー。なんかお母さんみたいだね」
絵里「違うわ。妻よ」
穂乃果「……///」
絵里「っと、私もちょうど仕事終わったわ。どうせなら一緒に戻りましょうか」
穂乃果「う、うん。えへっ」
絵里「穂乃果」
穂乃果「んー?」
絵里「これからもずっと一緒よ。他の人を見たら許さないんだから」
穂乃果「絵里ちゃんってけっこう束縛する方なのかな?」
絵里「そういうことではないけど……、ほら、あなたの周りには可愛い子がいっぱいいるから……」
穂乃果「もぉ、私が好きなのは絵里ちゃんだけっ!これまでも、これからも!」
絵里「……穂乃果」
穂乃果「ほら、そんな暗い顔してたら楽しいことも逃げちゃうよ?」
絵里「……ふふっ、そうね」
穂乃果「行こう!鐘がなる前にっ!じゃないと穂乃果確実に遅刻しちゃう!」
絵里「ええ。急ぎましょう」
絵里(たまにこうやって悩んじゃうこともあるけど、これからもこうやって私を導いてね?)
絵里「大好きよ穂乃果」
ギュッ
おしまい
すいませんでした。
書いてる途中だったことをすっかり忘れてまして……。
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