岡部「超高校級・・・?」 (73)

―――――歴史はいつも繰り返される


どこかの誰かが呟いたくだらないが、


的を射た発言だ。


俺たちの行った世界線移動も、


シュタインズゲートも、思い返せば全てが


歴史と言う名のアトラクタフィールドに


干渉され、どこかに収束されるのではないのか。


俺はそんなことは起こるはずのないことだと


盲目的に信じていたのだろう―――――――



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382361370

――――――9月秋葉原、未来ガジェット研究所

「・・・・・」
俺はラボ、『未来ガジェット研究所』にいた。
本当にただ居ただけだ。
ラボには紅莉栖とダルしかおらず、それ以外のラボメンは何か用事があるのか、ともかくいない
二人が居るからといって、特別何をするわけでもない。強いて言うならば時間を持て余してる、が最もこの状況を指すべきだろうか。
だが俺は、この何気なく無駄にも思えるこの瞬間が愛おしく、温かいものだと知っていた。
紅莉栖は英字新聞を読み、ダルはパソコン。
俺は天才的頭脳で思索、うむ中々いいものだ。

「オカリン、今日はなにもしないん?」
ダルが話しかけてくる、話の内容としてはまぁラボメンとしては当然な心掛けだ。
「・・・あぁ、今日はゆっくりだ。たまの休息だからな、休める時には休め」
「んなこと言われても、ラボの活動はほぼ休みな件」
・・・随分と生意気な口を聞かれる。
まあ、俺は持ち前の寛大な心で許してやろう。
「あ、岡部?ちょっといいかしら?」
クリスティーナが割って話に入ってくる。コイツは日本の様式美と礼儀を知らんのか?
そして俺は、驚きの言葉を耳にする―――
「その・・・ドクペが切れてるわよ、買いにでも行ったらどうかしら?」
―――パシリ宣告、まるで下克上だ。
「なっ!?」

「――――っく!もしもし俺だ、組織はとうとう俺の部下に洗脳を施したようだ。状況は厳しいと思われる、至急応援を―――――」
「はいはい、妄想乙」
言葉を遮られてしまった。
・・・まあ、俺の寛大でラルゴな心で許してやろう。
「フッ、しかし助手よ」
「助手じゃない」
「では紅莉栖よ」
「いやクリスティって、え?」
「オカリンがまたフラグ建設っと・・・」
一々名前呼びでうるさいな、お前らは中学生のようなスイーツ(笑)な脳内だな!
・・・なんて言うと叱責が飛んでくるので言わないが
「つまりお前はアレか?この鳳凰院凶魔に知的飲料水を調達してこいと?」
このくらいはリーダーとして言っても構わんだろう―――
「ええそうよ、早く行ってくれないのかしら?」
―――え、いや紅莉栖さん?それは辛辣過ぎですよ?

「オカリン、女の子の頼みだぜ?男なら行くしかねーだろ常考」
ダルまで!なんだこの二人は!
「お金は私が後で出すから、買ってきてよ」
・・・仕方ない、ここまで言われてしまったら俺に選択権は無いようなものだ。
それに、ラボメンの労をねぎらうのもリーダーとしての努めだしな、フゥーハハハ・・・ハァ
「・・・少し出るぞ」
「おー、行ってらっしゃい行ってらっしゃい」
・・・今日のラボメンは冷たくないか?
そう思いながら、俺はラボを出た。


「・・・行ったわよね、岡部」
「あぁ、これで二十分は戻ってこないかと思われ」
「いい?予定通りことを進めるわよ?」
「オーキードーキー、これは勿論サプライズで唐突に始めるんですね分かります」
「ええ、そうよ。ま、世紀の発明なんだから、アイツも動作確認すれば認めざるを得ないわよね」

「――――理論上は過去にメールを送れる、なんて聞いたらどんな顔するんでしょうねアイツ・・・プッ、ククク・・・」
「それにしてもオカリンの悔し顔見たいが為に過去干渉のモラルも捨てる牧瀬氏、恐ろしい子!」
「ま、アイツの言う事も妄想にしては出来てたから、ジョークとして受け取ってくれるわよ」
「そっすね、じゃ早いとこ準備しますか」

近所のスーパーにはドクペが品薄であるので、補充の機会が必然的に多い。
いっそ密林に頼むか・・・?
ラボのドアノブに手をかけ、扉を開ける。
「―――フッ、鳳凰院凶魔、見参!」
・・・・・
沈黙が続いた。返事が来ない、より恥ずかしい
「あ、お帰りなさい岡部」
数十秒後にやっと返事がきた。
「ホラ、買ってきてやったぞ」
「サンクス、はいお駄賃」
チャラと小銭の軽い金属音とともに渡される
―――俺は母親のお使いに行った子供かっ!
などと怒るのもリーダーとしてどうかと思ったので、俺のアドリビドムな意思は許容を選んだ
「・・・そういやダルはなにをしているんだ?」
「え?うーん、奥でガジェット開発じゃない?」
適当な返事だな、しかし自主的に・・・?

改行したほうがいいような

「ねえ岡部?そういえば私のプリン勝手に食べなかった?」
プリン?いきなりな話だな・・・あ、そういえば
「・・・もしかして、フタに『M』と書かれたあのプリンか?」
「・・・やっぱり岡部だったのね」
過去のどこかの世界線でもこんなやり取りはあったな、懐かしい・・・
「済まなかった、知らないとは言え助手のプリンを勝手に食べてしまって、お詫びは後日させてくれ」
――――そしてどうだっ!この完璧な謝罪は!
「許すわけないわよ、あと助手じゃない」
むむ?
「・・・反省はしてるのね、でも私のプリンはもう戻ってこないわ。岡部がいくら謝っても」
・・・ん?なにか、話の流れが・・・?
「でもね、こういう方法があるわよね?」
・・・おいまさか、紅莉栖、お前まさか――――




「ほんの少し過去を変えてみる、どう?」

「――――っ!?」

>>12アドバイスありがとうございます、
では区切りのいいような場所でこれからは
改行しますね

その時、ゾクリと悪寒が体中を走る。
「牧瀬氏ー!準備おっけー!」
おい、やめろ、やめろ、やめろ、やめろ。
何故か一言も出ない。
喉が急に乾く、汗が吹き出る、
動悸も早く、目は焦点が定まらない。
ラボの奥をぼんやりとしたビジョンで見る。
そこにはあるはずのない、
『電話レンジ』が何故か机上に存在していた
「じゃあ橋田、やっちゃって!内容は話通り!」

どの世界線の影響も受けない、未知の世界線、
それが、シュタインズゲートだ――――

不意にそんな言葉を思い出す。
一言一句は違えども、
大体はこんな感じだったはずだ。
忘れていた、いや重大に認識していなかった。
未知とは、大いなる遭遇であると
そして、その遭遇は、決して味方するとは
限らない――――――――
「んじゃま、電話レンジおーん!」
「・・・やめろ」
放電現象がチラリと見えた。
そこまで紅莉栖は分かったのか。
もう、戻れない。
なんて理解はしているのだが――――
「やめろおおおお!!」
俺は叫んだ。
そして、意識がブラックアウトする。

――――歴史は繰り返される――――

俺は心底その言葉を憎んだ

―――――――――――――――――――――???

「・・・・・」
意識がハッキリとしてくる。
視界が安定する。
そして、目の前にある紙を俺は見た。
「・・・・・」
そこには、まるで園児が書いたような字で、
こう書かれていた

「『入学あんない』・・・?」

第ゼロ話、もといプロローグ終了です。

投下は不定期更新となってしまいますが、
気長に楽しみにしてくれたら幸いです。
今日はこれで終わりたいと思います。良い夜を

>>24その通りですね、
すみませんこちら側のミスです

更新は明後日~明々後日ごろになりそうです

>>28トリをつけ忘れてました

ともかく、更新まで待っていただければ幸いです

第イチ話「存在否定のロンリネス」



俺の目の前にあった紙にはこう書かれていた
『入学あんない あたらしいがっきがはじまりました。しんきいってんその学えんがオマエラのあたらしいせかいとなります』
非常に汚かった、勿論そんなことは今どうでもよい
冷静に、俺は自分になにが起きているのか考える
リーディングシュタイナーが発動したのは
ほぼ間違い無いはずだ。
つまりここは別の世界線というのは予想できる
だが、ここはどこなのだ?
過去の出来事を掘り起こしてもこんな光景は
1度たりとも見たことは無い筈なのだ。

教室、だろうか。
オーソドックスに机と椅子が多数並べられ、
黒板や教卓も前に見えていた。
しかし、俺の目には奇妙な物が二つ映えた。

「監視・・・カメラか?」

天井の端には、自己主張の強い監視カメラ、
そして教室ならば本来窓が存在すべき場所に、
鉄板が巨大なボルトで打ち付けられている。
人力では外すのが困難に見受けられる。
あまりにも異質であった。
自分になにが起こっているのか予想できない、
数々の世界線移動を経験した俺だが、
今回ほど大きく状況が変わったものも無かった。

俺のリーディングシュタイナーの発動前、
紅莉栖はプリンの話をしていた。
となると恐らく、Dメールはそれに関することと思われるのだが、この状況に直結しそうにはない。
バタフライ・エフェクトとは言うが、
ここまで大きく変わるものか?
疑問が疑問を生み出し、収拾がつかない。

―――――考えても仕方ないか。

このままの情報量だけでは現状打破できないと結論づける。
マッドサイエンティストは探索しないものだが、
今回ばかりは例外として、動こうではないか。

教室の中には紙以外に目新しいものはなく、
俺は扉から出た。
外には廊下のようなものが広がっていた。
多少異質ではあるものの、ここは学校なのか?
だとすれば趣味の悪い学校だなと思ったりする。
やはりこちらの壁にも鉄板が幾つかあり、
この廊下の外の様子を伺えそうにはなかった。
とりあえず、歩いていく。
スリッパのパタン、パタンと間の抜けた音だけが辺りに響いていた。

――――誰か、いないのか?

僅かに滲みでてくる不安を打ち消さんと、俺の足は少しはや歩きとなっていた。

目の先に、人が何人か見える。
俺はそれを確認すると、その方向へと足を運ぶ。

俺の足音が聞こえたのか、
集団とも言える人々が俺を一斉に見る。
その目は、観察しようという意志が伝わってくるような目をしていた。
殆どがまだ幼さを残す顔をしており、体格から察すると高校生くらいだろうか?
そんな印象を受け取る。
だが一人ひとりが個性の強そうな面々で、
形容できない『オーラ』のようなものを感じる。

「すみません、あなたはここの関係者でしょうか?」

不意に一人に話し掛けられる。
声の主は、白い学生服を着用しており真面目と熱血を擬人化したような少年であった。
初対面で敬語を使う、というのは最近の若者にしてはできている、の言うべきだろうか。
ともかく、質問されたからには答えてやろう。

「いや、俺はここの関係者とやらではない」

としか答えられないのだがな。
すると、彼は一瞬落胆した顔になったが、
直ぐに元の顔に戻り、話し始める。

「そうでしたか、では質問を続けさせていただきますが、あなたは誰なのでしょうか?」

日本語が不自然であったが、つまり自己紹介しろと言っているのか。

「人の名前を聞くときは自分から、なのが礼儀ではないのか?少年よ」

「・・・失礼しました。僕は石丸清多夏、『超高校級の風紀委員』を努めさせていただいてます!」

・・・超高校級?
変なフレーズだな。最近の若者の流行り言葉なのだろうか?

肩書きを名乗られたのだ、ならばこちらも肩書きと共に自己紹介をしてやろう。

「・・・人呼んで、狂気のマッドサイエンティスト。鳳凰院凶真だ、覚えておけ」

嘘は言ってはない。初対面の人間に俺の真名を教える必要などないしな。
すると、奥の方に居た小柄な女児が口を開く。

「えっと、もしかして『鳳凰院グループ』の岡部倫太郎さん、なのかなぁ?」

――――なにっ!?

真名を言われ、ドキッとする。
いつぞやのメールを思い出したが、
女児は俺の予想とは違う言葉の数々を述べる。

「確か、数年前に現れたネット上の科学組織のグループで、様々な分野で画期的な論文や現象の定理、発明を公表している・・・んだっけぇ?」

――――む?

何を言っているのだこの女児は。
俺は過去にそんなグループは設立したことは無い。
しかし、俺の脳内とは別に言葉は続けられる。

「正式名称、『未来ガジェット研究所』。少数精鋭のグループで、所属人数は四人であり、そのリーダーかつ、『超高校級の科学者』としてネット上でウワサされているのが、鳳凰院凶真こと、岡部倫太郎・・・って聞いたことがあるよ」

今度は、背の低い男児だった。
どちらにせよ、何を言っているのだコイツらは。
未来ガジェット研究所は俺の設立したものではあるが・・・そんな覚えは一度たりとも無い。
だがその話で、俺は一つのワードとともに、一つの仮説を思いつく。

ここは、俺の天才的頭脳が最も世間に顕になった世界線であり、そこの俺はコイツラ同様の、『超高校級』の肩書きを持った人間なのだろう。
そしてこのヘンテコな空間は、その『超高校級』の肩書きを持つ者を集結させた研究機関、もしくは教育施設だ。
・・・完ぺきな推理だ。

「えっ?つまりこの岡部さんって人は、私たちと殆ど同い年ってこと!?」

『えぇー!?』

・・・褐色肌のジャージ女が大変失礼な態度をとる。
まあ、19と高校生は大して変わらんのは事実だが。
それにしても皆驚き過ぎだろう。
そこのウニヘッドもあまり高校生には・・・

「つーことは俺より年下なんだべか!?」

うむ、見た目については驚かないで欲しいのだがな、少々気にしてるし。
・・・しかし、19で俺は超高校級と呼ばれているということは、俺は高校生。ようはダブったのか。まあこの世界線でら他にやることがあったのだろうから、良しとするか。

しかし、そうなると不自然な態度は取るべきではないのだろう。
ここでは、俺は『超高校級の岡部倫太郎』であり、『本当の岡部倫太郎』になってはいけない。
世間的にはそこそこの有名人なのであろうから、問題が起こると動きにくくなりそうだ。
なに、ラボメンが四人とそこの男児が言っていたから、紅莉栖もこの世界線ではいるのだろう。
ゆっくり事を済ませてから、今回だけ電話レンジを使って、Dメールを取り消しシュタインズゲート世界線へ・・・・・
・・・・・・・
本当になんでプリンのメールで移動したんだ?
というかどうメールを消去すればいいんだ。
ま、まぁ、後で考えようか。

少ないですが、今日はこの辺で投下終了します。

次回はどこまでいくのか・・・
長くなりそうですが、完結させてみせますので、
よろしくおねがいします。

――――――――――――――――――――

その後は俺について特に追及されることなく、
各々が各々で誰かと話始める。
俺も、その内の一人なっているのだがな。

「岡部・・・クン?いや岡部さん、ですね。うん、しっくりくるし」

先ほどの俺について語った男児と話している。
男児の割には中性的な顔立ちで、背が小さいし、
おまけに・・・なんだ?この頭のアンテナは。

「鳳凰院凶真、とは呼ばんのか」

「名を騙るってのは、距離感を感じませんか?」

フム、そういえばそうかもしれんが・・・
騙るという表現は正しくないな、などと言うとややこしくなるのは予想できたのでしない。

「自己紹介が遅れました。ボクは苗木誠、『超高校級の幸運』といったところです」

幸運か、科学では証明し難い能力だな。

「つまり貴様は普段から宝くじに当たったり、あれよこれよといい思いをしてるのか」

「いえ、そういうわけではないんですが・・・」

・・・アンテナが気になるな、
なぜいちいち反重力性を帯びた髪型をするのだろう。

「その・・・恥ずかしい話、たった一回なんです」

「何がだ?」

「希望ヶ峰学園が行った、全国で平均的な学生の中からの抽選。それに偶然当たったんです」

なるほどな、それでたった一回と言ったのか。
確かに、幸運として招くのならばもっと妥当な人間もいるはずだろう。勿論、これも悪くない方法だと思うが――

「フッ、苗木誠―――いや、反重力の申し子(アングラビター)よ!」

「え?あ・・・ハイ」

「貴様はたった一回の幸運だと引け目を感じてるようだが、俺からすれば引け目を感じる要素など無いと思うがな!」

「・・・・・」

「貴様の眠れる能力の一つが目覚めただけなのだろう、貴様はこの幸運を糧とし、次なる能力を引き起こせばいいだけの話だ・・・そうだろう?」

「・・・ハハ、凄いですね、岡部さんは」

・・・偶然の、能力か。
如何なる能力も、後の力となるのだ。
それをコイツには分かって貰いたかったのだ。

「フフ、フハハハ・・・」

おっと、いけない・・・マッドサイエンティストの華麗なる笑いがこみ上げてくる・・・抑えねば・・・・

「良かろう反重力の申し子(アングラビター)よ!貴様の能力開花のために、俺が力を貸してやろう!」

「え?」

「おっと、勘違いするなよ?俺は貴様の幸運が欲しいだけだ。この狂気のマッドサイエンティストは幸運さえも支配するということを世界に轟かせる、第一歩の礎となるのだ!」

「今日、今から貴様は我が未来ガジェット研究所ラボラトリーメンバー、No.009反重力の申し子と名乗るがいい!」

「・・・・・」

「ありがとうございます、岡部さん」

フム、幾分か顔付きが良くなったではないか。
全く、この鳳凰院凶真に自信を奮わさせるとは・・・なんて幸運なやつなのだ。

――――――――――――――――――――

「岡部・・・さんだよねぇ?」

今度は先程の小柄な女子か、小さいな・・・

「は、初めましてっ!私は不二咲千尋っていいます・・・その、『超高校級のプログラマー』です!」

プログラマーか。我がラボのマイフェイバリットライトアームことダルとはどちらが上なのだろうな・・・ダルの腕前は確かだが、少し気になるものだ。

「プログラマーか、そういや貴様はさっき俺が色々やっていて有名とかいったな」

「は、はい・・・」

・・・ん?変な既視感を覚えるな。気のせいか。

「あいにく俺は色々なことをしているのでな、どれか分からんから、適当に一つ教えてくれないか?」

「あ、はい!えっと、そのぉ・・・」

突然の質問にも懸命に答えようとするが、
たじろいでしまうその姿はまさに小動物の女児・・・
ん?い、いや、流石に気のせいだろう。

「確か、私もよく見なかったんだけど、エビフライがどーとか・・・タイヤがどうのこうの・・・」

はぁ?
耳を疑いたくなった。それが本当なら、
この世界線の俺はしょうもない事で有名なのだな。

「あ、後は画期的なエネルギー変換効率を叩き出したソーラーパネルとかだったかなぁ」

・・・一応、それ系の大学には行ったが・・・
俺は専門も違うはずだが・・・何をしていたんだ。
だがここで変な素振りは見せてはいけない。
ここは、この世界線の岡部にならなくてはいけないのだ。

「フッ、俺の論文はいかなるものだろうと高尚なはずだ。エビフライがどーとかは勘違いだっ!馬鹿めっ!」

「ふぇっ・・・うぅ・・・ごめんなさい・・・」

・・・おい目に涙を浮かべるな。
嗚咽を出すな、待て泣こうとするな―――!

「しかしアレだな!俺の活躍を聞いたのだ!次は貴様の活躍でも聞かせて貰おうかな!」

「ふぇ?うん、いいよぉ!」

ふぅ、危ない危ない・・・
声が元気になったのが確認できると俺は安心した。
こいつは感受性が高そうだな。
涙目の叫者(アクアスクリーム)とでも名付けてやろうか。
ん?涙目の・・・漆原ルカ・・・男・・・
いや気のせいだろう、うん。

久々の更新なのに、ここで投下中断します。
最初は波のように出ていたアイデアも
少し出づらくなってしまって・・・
次の更新も少し遠くなってしまいそうですが、
すみません宜しくお願いします。

三点リーダは「……」だよ

>>56三点リーダは下の方に三点表示されるのが

個人的に好ましくないので、

私は半角点を好んで使用しています。

あと、このssを待っている方には

大変申し訳ない話ですが

この物語の構想の段階の途中で矛盾が生じてしまい

丸投げの状態が続いてしまっています。

ですので立て直しか、それともまた遠くの日に

続きを投下することになりそうです。

立て逃げのような投稿ペースですみません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom