まどか「ほむらちゃんがビルの屋上から落ちてきた」(1000)

まどか(はあっ、疲れたぁ……)トボトボ

まどか(早く帰ってゆっくり休みたいな)

「ああああああああああああああああ!!?」

まどか「……ん?」

ほむら「どいてまどか! どいてどいてどい……」

まどか(ほむらちゃんが上から落ちて!?)

ほむら「ほびゃっ!?」グチャ

ほむら「う、うう……」ピクピク

まどか「ひっ!?」

ほむら「いたたた……」

まどか「あっ、だ、大丈夫ほむらちゃん!?」

ほむら「ええ……、なんとか……」

まどか「そうだ救急車! 救急車呼ばないと!」

ほむら「いえ。その必要はないわ」

まどか「だって、ほむらちゃん高いところから!」

ほむら「心配してくれてありがとう。でも本当に大丈夫だから」

まどか「……」

まどか「じゃあ……、肩を貸してあげる」

ほむら「そんな、いいったら……」

まどか「わたし保健委員だもん。このままほむらちゃんをほうっておけないよ」

ほむら「ここは学外よ」

まどか「いいからっ。ね?」

ほむら「……分かったわ」

ほむら(時々妙に押しが強いのよね、この子)

まどか「ところでほむらちゃん」

ほむら「ええ」

まどか「どうしてあんなところから落ちてきたの?」

ほむら「それは、その……」

前のが終わった直後に新作とは性欲旺盛で大変よろしい

ほむら「秘密よ」

まどか「もっ、もしかして……、ほむらちゃん……」

ほむら「ああ、勘違いしないで。私は死のうとしたわけではないわ」

まどか「よかったぁ……」

ほむら「ただちょっと、失敗してしまったの」

まどか「失敗?」

ほむら「……ごめんなさい、口が滑ったわ」

まどか「へっ?」

ほむら「今の言葉は忘れてちょうだい」

めがほむ「ねえ、逃げようよ」まどか「……」
まどか「スカートぴろりーん!」
まどか「スカートぴろりーん!」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323328250/)

カキすぎだろ禿げるぞwwww

まどか「ねえ、失敗って何?」

ほむら「……」

まどか「何を失敗したの?」

ほむら「……」

まどか「気になるよ、ほむらちゃん!」

ほむら「……本当に」

まどか「えっ?」

ほむら「本当に、馬鹿馬鹿しいことよ?」

まどか「それでもいいから知りたいな! もしかしたら協力できるかもしれないし!」

ほむら「……」

ほむら「私は……」

まどか「うんうん!」

ほむら「……やっぱりなし」

まどか「ええっ!? 気になるよ!」

ほむら「……」

まどか「ほーむーらーちゃーん!」

ほむら「絶対に笑わないって約束してくれる?」

まどか「うん!」

ほむら「私……、空が飛びたかったのよ」

まどか「……えっ?」

ほむら「ほら、おかしいでしょう?」

ほむら「だから言いたくなかったのよ……」

I can fly.

まどか「そっ、空が飛びたくて、屋上から?」

ほむら「あっ! ももも、もちろん、ただ飛び降りたわけではないわ!」

ほむら「魔法で浮力を生じさせて、華麗に飛び立つつもりだったのよ!?」

ほむら「でも、その……、上手くいかなくって……」

まどか「ふ、ふふっ……、あははっ!」

ほむら「ちょっとまどか!? 笑わないって言ったじゃない……」

まどか「えへへ、ごめんねほむらちゃん」

まどか「でも……、いつもクールなほむらちゃんがそんなことしていただなんて、なんか可愛くて」

ほむら「……可愛いって、そんな」

まどか「なんだか少し親近感わいちゃったな」

ほむら「そう……」

ほむら「……」

まどか「ねえ……」

ほむら「何かしら」

まどか「どうして空が飛びたいと……、ぷっ、くくっ……」

ほむら「もうっ! また笑う!」

まどか「だってぇ……、あははっ! 本当にイメージと違いすぎて!」

ほむら「……ふふっ。まあ、それもそうかもしれないわね」

まどか「だよだよ!」

ほむら「でもまどかは笑いすぎよ」

まどか「はーい。ごめんなさい」

ほむら「この子はもう……」

まどか「それで、空を飛ぶことにはまだ挑戦するの?」

ほむら「ええ。そのつもりよ」

まどか「じゃあさ、わたしも協力してあげる!」

まど・・・ まど・・・

ほむら「まどかが……、協力……?」

まどか「うん! だってほうっておいたら、ほむらちゃんまたビルからダイビングしちゃいそうだもん!」

ほむら「私にだって学習能力ぐらいあるわ」

まどか「本当にー?」

ほむら「……まあ、確かに次もビルから飛んでみるつもりでは、あったけれど」

まどか「ほらー!」

ほむら「でっ、でも! 今度はもっと魔力の運用をきちんとするから、きっと!」

まどか「駄目だよ。あんな痛そうなこと、もう駄目」

ほむら「……」

まどか「一緒に別の方法を試してみようよ!」

ほむら「別の、方法……」

ほむら「ああ、ここが私の家よ」

まどか「はーい」

ほむら「肩を貸してくれてありがとう」

まどか「ううん、いいの!」

ほむら「ではまた明日学校でね」

まどか「うん、また明日」

ほむら「あっ……、あと、1つ」

まどか「えっ?」

ほむら「明日の放課後、また空を飛んでみるつもりだったの。だから……」

まどか「……うん! 分かった、一緒に頑張ろうね!」

ほむら「ええ。約束よ、まどか」

まどか「約束!」

飛行石もってこい

ほむら(そうして帰ったふりをして)

まどか「……」テクテクテク

ほむら(荷物だけ置いてまどかを追跡)

ほむら(もう遅い時間帯だもの、見送っていかなければ危ないものね)

ほむら(けっして下心などないわ)

まどか「……」テクテクテク

ほむら(……)

ほむら(どうして空が飛びたいと―――)

ほむら(まどか、さっきは貴女、そう言いかけたところで噴き出したわよね)

ほむら(私が飛びたい理由は何なのかしらね……)

ほむら(動機となった出来事はあるのだけれど、もはや自分でもよく分からないわ……)

――――


まどか「はあっ、今日はほむらちゃんの意外な一面を知っちゃったなぁ」

まどか「空を飛びたい、か……」ゴローン

まどか「ふふっ。なんだか可愛い」

まどか「……」

まどか「それにしても、うーん」

まどか「空を飛ぶためにはどうすればいいんだろう?」

まどか「当たり前のことだけど人間には羽なんかないよね」

まどか「羽の役割を魔法に預けるにしても、どうもそれだけじゃパワー不足みたいだし……」

まどか「むむむむむ……」

まどどどど

――――

翌日


さやか「まどかー、帰ろう!」

まどか「あ、えっと……。ごめんねさやかちゃん、仁美ちゃん。今日も用事があるの!」

仁美「用事ですか?」

まどか「うん! だから2人で先に帰っててくれる?」

さやか「ん、了解!」

さやか(いやー、これはもしかしてまどかにも春が来た?)ヒソヒソ

仁美(まどかさんに春?)ヒソヒソ

さやか(なんか楽しそうな顔してるじゃん、まどか)ヒソヒソ

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

まどか「さ、ほむらちゃん。さっそく空を飛ぶために頑張ろう!」

ほむら「そうね」

まどか「1つだけ確認しておきたいんだけど……」

ほむら「何かしら?」

まどか「飛行機とか乗りものに乗って飛ぶんじゃ駄目なの?」

ほむら「ええ。それでは……、意味が無いのよ」

ほむら「一応戦闘機は持っているのだけれど、私は生身で飛びたいの」

まどか「そっかぁ……」

まどか「え? 戦闘機!?」

ほむら「・……いっ、いえ。なな、なんでもないわ!」

まどか(流石に聞き間違いだよね・……?)

持ってたwwww

でもまあ使用時はマジカル遠隔操縦だろうな
いくら魔法少女でも搭乗時に撃墜でもされたらヤバそう

ごめん、少しだけ離席
ちなみに戦闘機は11話の脚本段階では本当に何機か登場することになってたみたい

安心して一発でも二発でもヌいてくるがよい

ヴァンパイア十字界×禁書
スレイヤーズ×禁書
スレイヤーズ×ヴァンパイア十字界
ヴァンパイア十字界×まどか
ヴァンパイア十字界×Fate
Bleach×禁書
ダイの大冒険×禁書
ダイの大冒険×Fate
まどか×Bleach
ダイの大冒険×まどか
blackcat×禁書
ToLOVEる×まどか
ヴァンパイア十字界×まどか
blackcat×まどか
CODE:BREAKER×まどか
吸血殲鬼ヴェドゴニア×まどか
PHANTOM OF INFERNO×まどか
天使ノ二挺拳銃×まどか
鬼哭街×まどか
Claymore×まどか
スレイヤーズ×まどか
Dies Irae×まどか

SSが読みたい。

まったく自衛隊はガチすぎるぜ

ほむら「今日はありがとう、まどか」

まどか「えっ? 何が?」

ほむら「友達の誘いを断ってまで、私の馬鹿に付き合ってくれてありがとう」

まどか「だって約束だったもん」

ほむら「そう……、そうね。約束だったわね」

まどか「あ、それでね! 今日はなんと家から秘密兵器をもってきました!」

ほむら「秘密兵器? いったい何かしら」

まどか「じゃーん!!」

ほむら「これ、まさか……、うちわ?」

まどか「そう! 両手に持ってぱたぱたぱたーって!」

ほむら「……」

まどか「そうすればただ魔法で飛ぶよりもふ浮力が出るかなって!」

まどか「どうかな、ほむらちゃん?」

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃん……?」

ほむら「ふっ……」

まどか「ああーっ! 鼻で笑った!」

ほむら「だって、うちわで空を飛ぶだなんて……、ふふっ」

まどか「だっ、駄目かなぁ……?」

まどか「魔法でうちわを強化でもすれば、少しはマシにならないかなって、思ったんだけど……」

ほむら「そうね……、せっかくだし、試してみようかしら」

まどか「気を遣うような視線が痛い……」

うちわちゃんは秘密兵器かわいい

まどか「場所はどこにする?」

ほむら「そうね……、広い河原にでも行ってみない?」

まどか「はーい!」

ほむら「……」

まどか「……いいと思うんだけどなあ、マジカルうちわ」

ほむら「ふっ」

まどか「そんなに変かなぁ……?」

ほむら「いいえ、貴女らしくて可愛いと思うわ」

まどか「なんだか馬鹿にされてるような……」

ほむら「にしてもアレね。うちわを外でパタパタするのは、よくよく考えると恥ずかしいわね」

まどか「携帯で写真は撮ってあげるね! ぱしゃぱしゃ!」

ほむら「止めてちょうだい」

まどか「よーし。ここなら人もあんまりいないよ!」

ほむら「ではさっそく」

まどか「ファイト、ほむらちゃん!」

ほむら「えいっ!」ピョン

ほむら「ううーっ!!」パタパタパタ

ほむら「あっ」ストッ

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「全然駄目だったね……」

ほむら「ええ……。いかに魔力で強化しようと、さすがにうちわでは弱すぎるみたい」

まどか「でも収穫はあったよ!」

ほむら「収穫?」

まどか「じゃーん! 頑張るほむらちゃんの写真!」

ほむら「今すぐ削除して!!」

まどか「よく撮れたのになあ。勿体ない」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか?

ほむら「今日はもう駄目ね」

まどか「やっぱり明日も続けるの?」

ほむら「明日は……、忙しいから、次は明後日ね」

まどか「よーし。それならその日までにもっと良い作戦を考えてくるね!」

ほむら「また……、付き合って、くれるの?」

まどか「うん。ここまできたらとことん付き合うよ!」

ほむら「そう……。心強いわ、まどか」

まどか「えへへ、それほどでも!」

ほむら「心強いのだけれど……」

まどか「ん?」

ほむら「今日撮った携帯電話の中の写真はやっぱり消して!」

ほむら「せめてうちわで羽ばたいているところだけでも!」

まどか「はぁーい……」

まどか「それじゃあそろそろお家に―――」

ほむら「えいっ」ピシャンピシャンピシャン

まどか「石切り?」

ほむら「ええ、そうよ。私のいた場所では水切りって呼んでいたけれど……」

ほむら「川のそばにちょうど良さそうな石が落ちていたから、なんとなく投げてみたの」

まどか「わたしこれ得意だよ!」

ほむら「あら、そうなの?」

まどか「見ててね?」

まどか「ていっ!」ボチョン

まどか「あ、あれ……?」

ほむら「私の勝ちね」

まどか「あはは! 負けちゃった!」

まどか「えーっと、まあ、あれだね!」

まどか「何かが得意な人でも、時には失敗することもある!」

ほむら「上手くまとめようとしたのに微妙にまとまりきらなかった感が滲み出ているね」

まどか「ううっ……」

ほむら「さ、帰りましょう」ポンポン

まどか「ほむらちゃんの対応を見ていると、なんだかわたし子供扱いされてるような……」

ほむら「そんなことないわよ」

まどか「本当に?」

ほむら「ええ」

まどか「ならいいや!」

まどか「陽が落ちるのが早くなったよね……」

ほむら「……」

まどか(あ、そうだ)

まどか「ほむらちゃんほむらちゃん!」

ほむら「聞こえているわ」

まどか「お疲れ様の気持ちをこめて、うちわで煽いであげる!」

ほむら「ちょっと!? 今こんな季節よ!?」

まどか「えいえいえいっ!」バサバサバサ

ほむら「寒い寒い! 寒いったらまどか!」

まどか「まいったかー!」バサバサバサ

ほむら「わっ、私だって!」バサバサバサ

まどか「こここ、これ、予想以上に寒いね!」バサバサバサ

ほむら「不毛な争いね」バサバサバサ

さやか「……あんたら何やってんの?」

まどか「わっ!? さやかちゃん!?」

さやか「よっ。今ちょうど病院帰りなんだけど……、お邪魔だった?」

ほむら「いえ。そんなことはないわ」ガタガタガタ

さやか「震えてる震えてる!」

まどか「ちょっと調子に乗りすぎたかも」ガタガタガタ

さやか「本当に何やってたのよ!?」

まどか「えーっと……」

ほむら「……」ガタガタガタ

まどか(空を飛ぼうとしてました、なんてこと……)

まどか(ほむらちゃんはあまり広めて欲しくはないだろうから……)

まどか「みっ、見ての通り、うちわであおぎあってたんだよ!」

さやか「そりゃ分かるけどさ……」

まどか「本当にそれ以上のことは! ねっ、ほむらちゃん!」

ほむら(ええっ!? そこで私に振るの!?)ガタガタガタ

さやか「ははーん。さてはその慌てぶり、おやおやおや……」

まどか「あっ、だから、本当に何にも!」

さやか「わかったわかった。あたしは何も見なかった。よしよし」

まどか「さやかちゃーん!?」

ほむら(寒い……、低体温は辛いわ)ガタガタガタ

――――

その晩


まどか「うちわ作戦は失敗かー」

まどか「今度はどうしようかな」

まどか「少し明後日が楽しみになってきた!」





ほむら「ほむちゅん!」

ほむら「ずずーっ……」

ほむら「風邪をひきそうね。もう寝ましょう」

ほむら「……」

ほむら「今日は少し楽しかった、かな……、まどか」

――――

翌日


早乙女「暁美さんは風邪をひいたため欠席だそうです」

まどか「!!!!?」

まどか(わっ、わたしの……、せい!?)





ほむら「寝坊したからつい仮病を使ってしまったわ……」

ほむら「ふわぁ……」

ほむら「2度寝、2度寝……」

仁美「どうかしましたか、まどかさん?」

まどか「ううん。なんでもないの……」

さやか「バレバレ。転校生でしょ?」

まどか「えっ!?」

さやか「学校のことが手に付かないって顔してるよ、まどか」

まどか「それは……、うん……」

仁美「あらあら。そうでしたの」

さやか「お見舞いにでも行ってやれば?」




ほむら「とりあえずQBを捕獲したわ……」

QB「早く解放してくれないかな」

ほむら「駄目よ。まどかのところに行かれたら困るもの」

QB(いっそこの隙に別個体を動かして……)

ほむら「学校にはカメラを仕掛けてあるわ。無駄な足掻きは止めなさい」

QB「はあ。そうかい……」

ほむら「お前はどうしてこうも憎らしいのかしらね」ゲシゲシ

QB「痛い痛い」

ほむら「はあっ、潰してやりたいけれどそんなことしても無意味なのよね……」

QB「それにしても暁美ほむら。君は学校には行かないのかい?」

ほむら「今日は休憩なのよ」ゴローン

QB「マミはいつも真面目に通っているようだよ」

ほむら「私は不真面目なの。巴マミと比べないでちょうだい」ゴロゴロ

QB「つまり君はズル休みをしているというわけだね」

ほむら「今日は夕方から魔女が複数わくから、それに備えて休んでいるの」

QB「それでもズル休みであることには変わりないじゃないか」

ほむら「あーあー、聞こえない聞こえない」

ほむら「ぱくぱくぱく」

QB「それはなんだい?」

ほむら「カロリーメイト」

QB「ふーん。なるほど……、それなりに合理的な食品だな」

ほむら「あっそう」

QB「ただ夕食には少し足りないんじゃないかい?」

QB「マミなら……」

ほむら「そこは引き合いに出さない方が本人のためだと思うわよ」

QB「そういうものなのかい?」

ほむら「そもそも私は小食なのよ」

ぴんぽーん

ほむら「あら? お客さん?」

ほむら「はーい」

がちゃ

まどか「だっ、大丈夫ほむらちゃん?」

ほむら「あら、まどかじゃない」

まどか「風邪だって聞いて、心配で……、お見舞いにきたの……」

ほむら(なんと優しいのかしら、まどか)

ほむら「心配してくれてありがとう。もう平気よ」

QB「そもそも仮びょ……きゅっぷい!?」グチャ

まどか「あれ? 今QBの声が聞こえたような……」

ほむら「きっ、気のせいよ、気のせい」

まどか「そう?」

ほむら(危なかった……。やはりコイツは倒すべき敵ね)



まどか「あっ、これリンゴ! 買ってきたんだけど、嫌いじゃない?」

ほむら「どちらかといえば好きよ」

まどか「よかった! それなら今から少し上がらせてもらってもいいかな?」

まどか「リンゴだけ剥いていきたいんだけど……」

ほむら「ええ、ぜひお願いするわ」

ほむら(まどかの剥いたリンゴ! まどかの剥いたリンゴ!)

QB2「騙されては駄目だ、本当は仮びょ……きゅっぷい!?」グチャ

まどか「あれ? またQBの声がしたような」

ほむら「気のせいよ、気のせい」

まどか「そうかなぁ……」

まどか「お台所借りるね! ほむらちゃんは横になってて?」

ほむら「分かったわ」

まどか「よいしょ、よいしょ、と……」

QB3「仮び」グチャ

まどか「んー? 何か言った?」

ほむら「いいえ! 空耳よ空耳」

まどか「変だなあ……」

QB4「仮」グチャ

ほむら(しつこすぎるわ、QB!)ホムー!

まどか(あれ? 分厚く剥きすぎちゃった)

まどか(ううーっ、皮が綺麗に繋がって剥けない……)

ほむら(頑張って、まどか)ハラハラ

まどか(えいっ! えいっ!)

ほむら(ああっ! 指を切りそうよ!)ハラハラ

まどか(とりゃっ!)

ほむら(どうか上手く剥けますように)ハラハラ

QB5「いっそ君が剥いた方が早いんじゃ……きゅっぷい!?」グチャ

ほむら(まどかが頑張って剥いてくれるというところに価値があるのよ)

まどか「できたー!」グチャア

ほむら「よく頑張ったわね」ナデナデ

まどか「てへへ……、って、子供扱いしないでよー! もうっ!」

ほむら「さっそくいただいてもいいかしら?」

まどか「どうぞー!」

ほむら「ほむしゃむしゃむしゃ」

まどか「しゃくしゃくしゃくしゃく」

ほむら「うん、美味しいわ。きっと剥く人の腕がよかったおかげね」

まどか「喜んでもらえてよかった!」

ほむら「ほむしゃむしゃむしゃ」

まどか「昨日は……、ごめんね」

ほむら「へっ?」

まどか「わたしのせいだよね」

ほむら「??」

まどか「わたしが調子に乗ってうちわで煽いだりなんかしたから……」

まどか「ほむらちゃんに風邪ひかせちゃって」

ほむら(あ……)

ほむら(そっか。この子は、わたしの仮病を、自分の責任だと勘違いして)

まどか「本当にごめんね!」

ほむら「まっ、まどか、頭を上げて!」

まどか「ほむらちゃん1人で風邪なんてひいて、寂しかったよね?」

ほむら「えーっと……」オロオロ

まどか「お詫びに、わたしにできることがあったらなんでも―――」

QB6「だから暁美ほむらは仮病だって」

ほむら「あ」

まどか「え?」

まどか「仮病……?」

ほむら「……はい」

まどか「風邪ひいたんじゃなかったの?」

ほむら「その……、寝坊して、やる気が出なかったから、風邪だってことに……」

まどか「もうーっ! ほむらちゃーん!?」

ほむら「ごっ、ごめんね! ごめんねまどか!」

ほむら「まさか貴女にこんな心配させてしまうなんて、思いもしなかったから……」

QB6(くくく……)

QB6(鹿目まどかの暁美ほむらに対する信頼度を下げることができた!)

QB6(これで今後の交渉もやりやすく―――)

まどか「心配したんだよ……、わたし、1日中……」

ほむら「はい……」

まどか「ほむらちゃん1人暮らししてるみたいだから、とっても心細いんじゃないかって」

ほむら「はい……」

まどか「ほむらちゃんの馬鹿ぁ……!」

まどか「でも、嘘でよかったよ……」

ほむら「まどか……、ごめんなさい、本当にごめんなさい……」

まどか「もうこんな嘘つかないでね?」

ほむら「ええ、約束するわ」

QB6(あれ?)

ほむら(流石はまどか、寛大だわ)

ほむら(本当に自分のことが恥ずかしく思えて……)

まどか「こちょこちょー!」コチョコチョ

ほむら「なっ!? ちょ、ちょっとまどか!?」

まどか「本当に心配したんだからね! えいえい!」コチョコチョ

ほむら「だっ、駄目っ! 脇は……、んっ、私、苦手……」クネクネ

まどか「心配させた仕返しだもん! しばらく許してあげない!」コチョコチョ

ほむら「や、ん、まどか……、駄目っ、駄目よぉ……!」

QB6(エントロピー!!!!)

ほむら「はあっ、はあっ……」

まどか「あはは……、疲れた」

ほむら「私の方が疲れたわよ。もうっ」

まどか「えへへへ、ごめんね。やりすぎちゃったかな」

ほむら「でも……」

まどか「ん?」

ほむら「こういうのって、なんというか……、友達みたいで、いいわね」

まどか「うん、そうだね。なんだか気持ちがくすぐったい感じ!」

ほむら「さて、と。そろそろ私、用事があるから」

まどか「用事?」

ほむら「魔女退治よ」

まどか「あ……」

ほむら「ちょうど方向が一致しているから、家までは送っていくわね」

まどか「……うん」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「……あ、あの、ね」

ほむら「ええ」

まどか「ほむらちゃんはどこか遠くを見ている子だなって、最初は思っていたの」

ほむら「そう……」

まどか「それがどこなのか、ほむらちゃんがいったい何を見つめているのか」

まどか「わたしには分からないけれど、時々ほんの少し距離感を覚えて……」

ほむら「……」

まどか「でも、ね。ほむらちゃん自身気がついているかなぁ?」

まどか「最近のほむらちゃんは、今ここにいるわたしのことを見てくれるようになったんだよ」

ほむら「……」

まどか「それが嬉しいの。うん、それだけ」

まどか「それじゃあそろそろお家だから、また明日ね!」

むほー


新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

マダカァー!!

ラピュタを凌いで保守しきれる気がしない


新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

どうせフライングバルスでここも潰される

保守うんたら以前にサーバーがもたない

なんというバルスルギスの夜・・・

>>336
まさかこんなものに不覚をとるとは

ほむほむがシータでまどまどがパズーだとしたらドーラは……………

まど神「パンツ!!」
ほむら「(まど神パンが神々し過ぎてが)目が目があああぁぁぁぁぁあああ!!」

バルほむ

さやか「あんこーあんこー」
杏子「あんこじゃないきょうこと呼べ」
さやか「あ、んこ」
杏子「区切って言うなー」

パタリロってこうですかわかりません

お前らもよくやるなぁ



新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ほむほむペロペロ(^ω^)

ほむほむペロペロ(^ω^)

ほむペロ

ほむっ

ほほむほむ

>>212の続き
――――

翌日・放課後


まどか「ごめんねさやかちゃん、仁美ちゃん! 今日の放課後も……」

さやか「転校生と放課後デート、でしょ?」

仁美「あらまあ」

まどか「ええっ!? ちっ、ちがっ、そんなんじゃ!」

さやか「いやいやー。あれを見れば一目瞭然でしょ」

ほむら「……」チラッ

仁美「帰り支度していると見せかけて、まどかさんを気にしていますわね」

さやか「ほーら! あたし達のことはいいから行ってきなって!」

まどか「……うん。2人とも、ありがとう」

さやか「いいってことよ。その代わりあたし達にも、いつか転校生のこと紹介してよね?」

まどか「はーい!」

まどか「ということで今日も頑張ろうね、ほむらちゃん!」

ほむら「ええ」

まどか「今回はなんと秘密兵器を用意しました」

ほむら「その名もうちわです」

まどか「そう、うちわです……、って、それは前回!」

ほむら「あら。そうだったかしら」

まどか「もうっ。意地悪なんだから、ほむらちゃんは」

ほむら「ふふっ。ごめんなさい」

ほむら「それで、今回の秘密兵器とやらは何なのかしら?」

まどか「それがね……。実は学校までは持ってこられないものなの」

まどか「だからいったんわたしの家まで取りに帰らなきゃいけないんだけど、いいかな?」

ほむら「構わないわ」

まどか「よかった! それじゃ、一緒に帰ろう!」

ほむら「ええ」

――――


3度目の世界
美樹さやかが魔女になり、佐倉杏子が巴マミに殺され、その巴マミも魔女と化した世界
私とまどかと2人でワルプルギスの夜を迎えることとなった、そんな世界での最期の日、

「ほむらちゃん。後ろに乗ってくれる?」

「うっ、うん!」

まどかは私を後ろに乗せて、自転車を漕いだ

「最後かもしれないでしょ。だから、数年の思い出が詰まったこの街を、もう一度見ておきたくて」

彼女の背に抱きつきながら、私は、いろいろな話を聞いた

あそこのケーキ屋さんは美味しいんだよ
ここのお店は小物が多くてね
この公園でよくさやかちゃんと遊んだんだ―――

背から伝わる鹿目さんの温もりは、どこか脆い

「鳥はいいなぁ。翼があるから」

自転車を休憩し、河原に並んで腰掛けたところで、鹿目さんがそんな言葉を漏らした
空には、冴えた空気に研ぎ澄まされた星々が、目にも鮮やかに煌めいている

「この状況から飛んで逃げだせたら、どれだけ楽だろうね」

「……だったら、逃げようよ」

「……」

「そうだよ、逃げようよ鹿目さん!」

沈黙した鹿目さんに向け、捲し立てるようにして話す

「今ならまだ間に合うよ! このまま自転車なり電車なりでどこへでも―――」

「駄目だよ」

小さく、しかしはっきりとした、鹿目さんの拒絶
泣きそうな笑いを纏った決意

――――



ほむら「これがまどかの秘密道具?」

まどか「うん! 自転車!」

ほむら「……」

まどか「これでスピードを付けてから、バヒューン!」

まどか「……って飛べば、勢いで空に浮かべたりしないかな!」

ほむら「もう私を痛い目に合わせたくないのではなかったの?」

まどか「うっ、そ、それは……、だってビルから落ちるよりは、まだこっちの方がマシそうだし……」

ほむら「ふふっ。冗談よ冗談」

ほむら「いいわ、広い場所へ行って試してみましょう」

――――

何度目かもわからない時間遡行を繰り返した末にたどり着いた、この世界で
疲れを感じた私は、病室のベッドからすぐ起き上がらずに、窓の外を眺めてみた

「……」

1羽のスズメが、窓枠のそばを横切っていく
私はそれをみて、久しぶりに以前の時間軸のことを思い出した

『鳥はいいなぁ。翼があるから』

鳥を羨んだ、あの時の彼女の発言
今になって思えば、どうしてまどかは飛べるという能力面ではなく、
鳥が翼を有しているという身体的特徴に着目したのだろうか

「飛べるから羨ましいのではなく、翼があるから羨ましい、理由」

もしかしたらそれはただの言葉の綾なのかもしれない

「……」

それでも……
どうにも私には、飛べるということと、翼を持っているということの間に、
何か差があるような気がしてならなかった

「知りたいな。あの時のまどかの気持ち」

「どうすれば知れるのかな」

――――


ほむら「けっきょくこの河原が一番適していそうね」

まどか「よいしょ、と」

ほむら「ちょっと!? どうしてまどかまで自転車に乗るの!?」

まどか「 二人乗りで一緒に飛んじゃおうよ」

ほむら「そんな、危ないわ!」

まどか「大丈夫。ギュッとつかまってるから」

ほむら「でも……」

まどか「それにここは草が生えてるから、転んでも平気平気ー!」

ほむら「はあっ、仕方ないわね。言い出したら聞かないんだから」

ほむら「漕ぐわよ。しっかりつかまってね」

まどか「うん!」ムギュッ

ほむら(まどかの、胸が、背中に……!?)ドキッ

まどか「ほむらちゃん前! 前! 石が落ちてる!」

ほむら「えっ!? あ、やばっ!?」

石を踏みつけ、自転車がバランスを崩す
私とまどかの身が宙に投げ出される

ほむら(くっ! せめてまどかだけでも……!)


ふわっ


まどか「……あ、あれ?」

ほむら「私達、飛んでる……?」

まどか「わああーっ! すごいすごい! 本当に飛んでるよ、ほむらちゃん!」

ほむら「ええ!」

夕陽を浴びながら、魔力でふわふわと低空に浮かぶ私とまどか

ほむら(魔法のシステムは感情に大きく根ざしている)

ほむら(まどかの身の為に)

ほむら(そう思った瞬間が、私の最も力を発揮できる時だというのは……)

ほむら(考えてみれば当たり前の話かもしれないわね)

まどか「ねえ、ほむらちゃん」

ほむら「うん?」

まどか「ほむらちゃんはどうして飛びたかったの?」

ほむら「飛びたかったから飛びたかったのよ」

まどか「ええーっ! それじゃあ答えになってないよ!」

ほむら「常に答えが見つかるほど甘くはないのよ、世の中って」

まどか「ほむらちゃんの意地悪ー!」

ほむら(それでもなんとなく分かった、かな)

ほむら(まどか)

ほむら(貴女が鳥の飛行能力ではなく、翼を羨んだ理由)

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「ええ」

まどか「空をとぶって、気持いいね!」

ほむら「そうね」

ほむら(きっと貴女は―――)

ほむら(どこへでも飛んでいける、鳥のそんな立場に、憧れたのね)

ほむら(何にも縛られることなく、自由に大空を舞える)

ほむら(そんな、鳥の自由さを、翼に写し見て)

――――

その帰り道
自転車を引きながら、2人で薄暗い寒空の下を歩く
空にはいつか見たような星々が、浮かび始めていた

まどか「またいつか、こうして飛べるといいな」

ほむら「飛べるわよ」

この子にはもう重荷を背負わせたくない
しがらみで縛り付けられ、自由という名の翼を失ったその姿を、もう見たくはない

ほむら「私が貴女の翼になってあげる」

まどか「ふふっ。ほむらちゃんがわたしの翼、かぁ。なんだか素敵だね」

彼女の前に立ちはだかる全ての障壁を打ち払う決意を、私は更に深めた

――――


想いは力になる

まどか「また、約束通り飛べたね」

ほむら「ええ」

まどか「もうビルの屋上から落ちた時みたいに、落下したりはしないよね?」

ほむら「あっ、あの時は不慣れだったのよ! 何度も言うように、もうあんなミスはしないったら!」

まどか「どうだかー」

ほむら「まどかの意地悪……」

まどか「なーんて、ね!」

ほむら「えっ?」

まどか「ちゃんと信じてるよ。だってほむらちゃんは、わたしの翼なんだもんね」

ほむら「……そうよ」

そうして迎えた夜明けの空は、どこまでも自由だった



おわり

一気にばーっと!
マジすまんかった!!!

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