ルパン「なぁ次元、NEETって知ってるか?」(103)

次元「ニート?なんだそりゃ?
    新手の条約か?」

ルパン「Not in Education, Employment or Training」

次元「・・・教育、労働、職業訓練に属していない?
    おい、まさか!その頭文字とってNEETとか言うんじゃねぇだろうな?」

ルパン「あらまっ!正解」

次元「・・・ぶはっwww」

ルパン「にゅふふふ~www」

次元「それじゃそのNEETってやつぁ~・・・なにか?
    たちの悪いプー太郎ってとこか」

ルパン「ま、そ~んなところよ」

次元「それがどうした?」

ルパン「こいつがちょ~っときな臭い」

次元「きな臭い?」

ルパン「彼らは自分のことを『自宅警備員』と呼ぶらしいぜ(キリッ」

次元「・・・」

ルパン「・・・」

次元「wwwwwwwwwwwwwwwwww」バンバンバンッ

ルパン「あ~はははははwwwwwwwww」

次元「『自宅警備員』ってのはあれか?
    自宅にあるお宝でも警備してんのか?」

ルパン「そうなんじゃな~いの~!」

次元「てめえの家にゃどんなお宝があるってんだよwwwwww」

ルパン「よぉ次元」

次元「なんだ?」

ルパン「いっちょNEETが大事にしてる
     そのお宝ってやつを盗みにいかないか?」

次元「そりゃいいwwww」

ルパン「そ~んじゃ、NEETの家に向かってレッツらゴー!」キュリキュリキュリキュリ

次元「っとと!
    本気か!?」

ルパン「本気も本気!
     マジのマジよ!」

次元「冗談だろ?
    どうせロクなもんじゃねぇぞ」

ルパン「おい次元
     お宝ってやつは盗んでみるまで価値は決められないだろ」

次元「そうは言うが・・・気乗りしねぇな」

ルパン「ままま、お仕事お仕事」

次元「へいへい」

NEETの宝物はルパンのポケットには大きすぎらぁ


NEET宅


ピンポーン

ルパン「・・・」

次元「・・・」

ピンポピンポピンポピンポピンポピンポーン

次元「留守みたいだな
    出直そうぜルパン」

ルパン「ちょ~っと待ちなさいよ!
     NEETがこんな時間にどこ行くっての!?」

次元「就職活動じゃねぇのか?」

ルパン「就職活動しないからNEETだ(キリッ」

次元「何?とするとあれか?
    働く気がないのか?」


ピンポーン


次元「想像以上の屑だな」

ルパン「間違いねぇ・・・居留守だ」

次元「性根まで腐ってやがるな」

ルパン「だけどだけど!こ~んな一般家庭の鍵開けるな~んて~
     この天下の大泥棒ルパ~ン3世~にかかればお茶の子さいさいよ!」


ガチャ


ルパン「にゅふふ~、ごめ~んくださ~い!」

次元「自宅警備員を名乗るわりにゃ無用心なこって」

ただの空き巣みたいになってんじゃねーかwww

ルパン「あらま、けいおんグッズばーっかり」

次元「映画を見に行くべきだな」

五右衛門「劇場でおぬしを待っているでござる」

NEET「外に出られません」

ルパン「NEETさ~ん!NEETさん出てきてくださいな~!」

次元「こうしてみりゃわかるんじゃねぇか?」


ダンッ


「ひっ!!」


ルパン「あんら過激~」

次元「二階だな」

次元「この部屋だ」

ルパン「お邪魔しま~す!
     あら~?」ガチャッ

次元「どうした?」

ルパン「鍵がかかってら」

次元「自室警備員に改名してやった方がよさそうだな」

ルパン「お~い!
     いるんだろNEETさ~ん!」

次元「・・・」

ルパン「鍵を開けてく~ださいな~!」

次元「しゃらくせぇ!」ダンダンダンッ


「ひいいっ!!」


次元「開いたぞ」

ルパン「お~邪魔しま~す!」

次元「うおっ!
    なんだこの部屋!?」

ルパン「わぁ~すご~い!
     マクロスグッズだぜ~、次元~!」

次元「俺には価値がわからん」

ルパン「このフィギュアなんかは
     オクに出せば数万円はくだらない品だ」

次元「なにィ!?
    じゃあここにあるお人形全部売ったらいくらだ!?」

ルパン「ま、全部が全部というわけでもな~いけどね~!」

次元「・・・」

次元「で、NEETはどこだ?」

ルパン「あれだ」


布団「」プルプル


次元「布団が小刻みにふるえ――、まさか!?」

ルパン「NEETさ~ん!
     オジサン達は怖い泥棒なんかじゃな~いよ~!」

次元「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バンバンバンバンッ

次元「自宅警備員ともあろうお方が
    布団に包まって震えててどうすんだ?」バサッ

NEET「ううっ・・・!」ジャゴンッ

次元「うおっ!!
    ルパン気をつけろ、こいつ武装してるぞ!!
    俺としたことが侮りすぎてたようだぜ!」バッ

ルパン「よく見てみろ次元」

次元「・・・なんだモデルガンか?」


バシュンッ


ルパン「ガスガンだ」

次元「じゃ、あぶねぇじゃねぇか!」バッ

ルパン「かわいそうに・・・怯えて」

NEET「・・・来るな!」

ルパン「なぁNEET君」

NEET「来るな!!」

ルパン「オジサンと一緒に泥棒やらないか?」



この展開ずっと待ってるんだけど、いつルパンは俺のところに来てくれるの?

>>77
ルパンはいつでもあなたの心のなかに

ルパン「泥棒ってのは、ジェットコースターのようにわくわくドキドキがとまらない職業なんだ」

NEET「激しい「喜び」はいらない…そのかわり、深い「絶望」もない…「植物の心」のような人生を…。

NEET「そんな「平穏な生活」こそ、わたしの目標だ」

次元「・・・ぶはっwww」

ルパン「にゅふふふ~www」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom