伊織「ちょっと、聞いてるの？」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「返事くらいしなさいよっ」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「アンタ……良い度胸じゃない……！」

P「」ｶﾞﾀｯ

伊織「っ！」

P「ふあぁ……少し休憩入れるか……」ｽﾀｽﾀ

伊織「ちょ、ちょっとぉ！」

伊織「アンタねぇっ！　私の話聞いてる？」

伊織「まさか耳が聞こえないとか馬鹿なこと言わないわよね！？」

P「……」ｽﾀｽﾀ

伊織「こらーっ！　無視すんなー！！！」

P「……」ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

伊織「何よ……何よ何よ！」

伊織（信っじられない！　完全無視じゃない！）

伊織（この私を居ないものみたいに扱うなんて！）

伊織（ちょっとは、見直していたのに……）

伊織（……そっちがその気ならこっちだって無視してやるわよ！）

伊織（後で泣いて謝っても許してやらないんだから！）

P「そろそろ、再開するか……」ｶﾞﾁｬ

伊織（来たわね……！）

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……」ﾁﾗｯ

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織（は、反応無し……）

伊織「……ね、ねぇ？」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「今なら、その、許してあげてもいいわよ？」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「もちろんちゃんと謝ったら、だけど」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「ここまでまけて上げてるんだから、感謝しなさいよね」

P「……」ｶﾀｶﾀ

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……ちょっと、どういうつもり？」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「私が何をしたって言うのよ？」

伊織「言いたいことがあるなら、はっきりと口で伝えればいいじゃない。子供じゃないんだし」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……ほら、今なら許してあげるから」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……っ！」ｶﾞｼｯ

伊織「……アンタねぇっ！　無視するなって言ってるでしょ！？」

伊織「何よ……私の何が不満なのよ！」

伊織「昨日まで、普通だったじゃない！」

P「……」ﾊﾞｯ!

伊織「いたっ……」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「あ……」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「……」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織「もう、いいわよ。アンタなんてどうでもいいから」

伊織「そうよ。別にアンタが居なくても……私には何の問題もないんだから」

伊織「いつまでも……そうやってなさいよっ！」

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織（しんっじられない！　アイツがあんなヤツだったなんて！）

伊織（ちょっとは良いトコもあるって、思ってたのに……）

伊織（……別にいいわよ。仕事の事なら、律子がいる）

伊織（最初から、出会わなかったことにすればいいんだから）

伊織（それより……）

P「……」ｶﾀｶﾀ

伊織（誰でもいいから早く来てよ……）

３０分後


小鳥「おはようございます～」

伊織「遅いっ！！！」

小鳥「ひぃっ！？」

伊織「一体私がどれだけ待ったと思ってるのよ！？」

小鳥「ご、ごめんなさい……でも、暇ならプロデューサーさんとお話すれば良かったじゃない？」

伊織「っ……嫌よ！！！」

小鳥「……伊織ちゃん？」

伊織「べっ、別にいいじゃない。女の人と話したかったんだから」

小鳥「そう……？」

伊織「そう、そうなのよ」

小鳥「それはまた寂しいですね、プロデューサーさん」

P「……聞いてませんでした。何の話ですか？」ｶﾀｶﾀ

伊織「！？」

伊織（何で、私だけ……？）

小鳥「あら……お仕事中なんですね。すみませんでした」

P「いえ、気にしないでください」ｶﾀｶﾀ


小鳥「ふふっ、怒られちゃったわ」

伊織（忙しいから、苛ついてるのかしら？）

伊織（し、仕事なら仕方ないわね。じゃあ休憩中とかなら話しかけてくれたり……）

伊織（って違う！　そうじゃないわよ！　アイツ絶対許せないんだから！）

小鳥「伊織ちゃん？」

伊織「な、何でもないっ」

伊織（いいなぁ……話が出来て……）

小鳥「それにしても、伊織ちゃん早いのね？」

伊織「と、当然よ！　時間を守るのは、プロとして当然の事でしょ！？」

伊織「でも本当忙しくて忙しくて……」

伊織（そうよ……私ほどのアイドルが、こんなところで躓いてられない……！）

―――

律子「お疲れ様」

あずさ「ありがとうございます」

亜美「ありがと→律っちゃん」

伊織「……」

律子「伊織、今日の振り付けは中々荒れてたわね」

律子「何か嫌なことでもあったの？」

伊織「別に、無いわよ……」

律子「あらそう？」

亜美「う→ん、でも確かに今日のいおりん変だったね」

伊織「振り付け間違えた亜美には言われたくない」

亜美「う……精進します」

あずさ「今日の仕事はもう終わりですから、帰りましょうか……」

―――


ｻﾞﾜｻﾞﾜ

P「美希、いい加減離れろっ」

美希「やーなのっ♪」

真美「いやぁ兄ちゃん、ﾓﾃﾓﾃですな→」

P「助けてくれって真美！」


あずさ「あらあら、皆元気ね」

亜美「いよ→っし、亜美も混ぜてもらおうっと」

伊織「……」

伊織「……」

美希「あ、おかえりなの」


ｶﾞﾝｯ!!!


美希「ど……どうしたの……？」

伊織「……下らない話してんじゃないわよ」

美希「え？」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ～輝く季節へ～ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ～支配者の為の狂死曲～
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか？

伊織「馬鹿みたいに騒ぐなって言ってるのよ！　鬱陶しいんだから！」

律子「ちょっと伊織！　どうしたの急に！？」

伊織「うるさい……うるさいうるさい！」

伊織「何よ、私が何したっていうのよ！」

伊織「こっちは意味も分からないのに、いきなり……」

伊織「どれだけ嫌な思いしてるか分かってるの！？」

真「い、伊織、なんだか分からないけど、少し落ち着いて……」

伊織落ち着いて僕の上に跨って

伊織「言われなくても落ち着いてる！」

貴音「伊織、今の貴女を見て、落ち着いているとはとても言えません」

貴音「一先ず別室へ行きましょう。話はそちらで」

伊織「ちょっと、何とか言いなさいよ！　いつまで無視するつもり！？」

律子「伊織、ちょっとこっち来なさい！」

伊織「ふざけてるんじゃないわよ！！！」

律子「誰か、手伝って！」

―――


伊織「……」

律子「黙ってちゃ、分からないでしょ？」

伊織「知らない」

律子「いつまで子供みたいに拗ねてるのよ」

伊織「……」

律子「はぁ……」

やよい「あの、律子さん」

律子「どうしたの？」

やよい「えっと、私が代わりに伊織ちゃんとお話ししても、いいですか……？」

律子「……任せるわ。どうせ私はお手上げ」

やよい「はいっ、ありがとうございますー」


やよい「それで、伊織ちゃん、何があったの？」

伊織「知らない。どうせ誰も信じてくれないんだろうし」

やよい「ねえ伊織ちゃん」

やよい「話してくれなきゃ、分からないよ」

伊織「話聞いてた？　解決出来ないって言ってんのよ」

やよい「私、バカだから確かに話を聞いても、解決率１％って考えようか？」

やよい「でも、話を聞かなかったら……伊織ちゃんが話をしてくれなかったら」

やよい「０％、だよ」

やよい「どっちがマシなのか、ね？」

凸ちゃんかわいいよね

最初はムカついたけど

>>52
最初ムカつくからこそ最後のうっへえああああああみたいな感覚があり
2周目からはその最初の態度すらも愛おしい

やよい「長介のこと、色々助けてくれたよね」

伊織「あれは、別に……」

やよい「私がそう思ってるんだから良いんだよ」

やよい「本当にありがとう、伊織ちゃん」

やよい「だから、今度は私が伊織ちゃんを助ける番だよ」

やよい「……さぁ、伊織ちゃん」

伊織「……信じてくれるの？」

やよい「もちろん、だよっ」

―――


やよい「プロデューサーが……」

伊織「訳分かんないわよ……本当に」

伊織「私は、無視されるようなことはしてない」

やよい「うーん……まずはプロデューサーに話を聞いてみないと」

やよい「何か自分が悪い事したなら、それを謝らないといけないし……」

伊織「でも、訳も話してくれなかったわよ……？」

やよい「だったら、私が聞いてくるから！」ﾀﾞｯ

伊織「あ、ちょっ……」

やよい「行っちゃった……」

＞伊織「あ、ちょっ……」
＞
＞やよい「行っちゃった……」

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