P「社長の無念は俺が果たす」(405)

代行

期待

期待
だが寝る

期待

間違えて二つスレ建てたと思ってビクビクしてるのは内緒な

無気力で怠惰な日々のもつ慣性というものは恐ろしいもので、かつて自分がアイドルをやっていたことなど信じられない。
生活の時間割はバイトという形で、なんとか保たれていた。

美希「うん…もう夕方なの…そろそろ起きてバイトに行かないと」

気がつけばハニーがいなくなってからもう五年が過ぎていた。
思い出だけにすがって、ルーティーンをこなすだけ。
それが今の私、星井美希20歳の生活だった。

なんかの続きか…支援

美希「いらっしゃっいませーなの」

深夜のコンビニ客は、水商売の男女が多い。
華やかな姿から苦労の垢が垣間見える彼らを私は嫌いにはなれなかった。

冬馬「あと…ハイライトメンソール一つ頼む」

美希「49番でよろしかったでしょうか?」

冬馬「あれ…どっかで見た顔だな…」

ホスト風の男は顔をしかめて私の顔を食い入るように見つめた。
私は、この男を知っていた。961プロのアイドル、天ケ瀬冬馬。
私の大好きなハニーがいなくなった原因の961プロ所属。それだけでも私が彼を嫌いな理由としては充分だった。

冬馬「やっと思い出した。お前、星井美希だろ?」

美希「…六百八十円になります」

冬馬「ちっ!無視かよ…お互い落ちぶれたもんだぜ!…あばよ!」

男は乱暴に小銭を投げ、肩を切りながら夜の町へと出て行った。

夕方のポイントカードの奴かと思ったら違ったのか

バイトA「星井さん、そろそろ上がっていいよー」

美希「はーい。お疲れ様なのー」

美希「はぁ~外はもうすっかり寒いの。」

冬馬「よう…また会ったな。少し話があるんだ」

美希「美希には話したいことなんてないよ?バイバイ」

冬馬「あの糞プロデューサーの手掛かりについてでも、か?」
一瞬、鼓動が乱れた。
美希「ハニーは美希達を勝手においていなくなったの…そんな人のことなんて知らないの…」

冬馬「お前、あいつのこと好きじゃなかったのかよ?」

美希「いいからほっとくの!もうハニーのこと、思い出させないで…」

冬馬「ちっ…まぁいいぜ」

冬馬「ただ一つだけ言わせてくれ。あいつはおまえ等をおいて逃げたわけじゃねぇ。ずっと…闘ってたんだ」

冬馬「それだけ言いたかったんだ。まぁ気が変わったら、ここにいきな。あばよ」

そう言って、スナックのマッチ箱を私に投げて、男はまた去っていった。

何の続きか教えてほしい

頭がガンガンと痛む。
あの男が昨日あんな事をいうから、またハニーの夢を見た。

美希「ちょっと飲みすぎたの…今日が休みで助かったの…」



P「ごめんな…美希」

美希「何で謝るの、ハニー?」

P「いや、謝るのっていつでも出来ないからさ、今のうちに謝っておこうかなと」

美希「変なの、ハニーってば。」

美希「でもね、昔みたいにキラキラしたステージには立てないけど、ハニーはそばにいるから美希は今でも幸せ者だって思うな。」

P「美希…ありがとう…」

P「じゃあな、美希」




美希「…またあの夢なの。」

美希「ハニーのばかぁ…」

>>11

完全に新作サーセン
割と長くなりそうだし、まだ美希の分しか書いてない
オナニーだけど許してね

時計を見るともう九時を回っていた。アルコールはすっかり抜けていたが、空腹感がただでさえ沈んでいる気分を馬鹿にしているように思えた。

美希「コンビニに何か買いにいくの…」

木枯らしが吹きすさぶ冬の夜の風は冷たく身を刺して、私はついついポケットに手を入れた。
角張った箱が指に当たった。
あの男は、結局私に何を言いたかったんだろう。
深く考えずに、私はその箱を手にとった。

美希「…スナック バーディー?」

本当に書いたのか期待

>>13
スレタイ詐欺w 新作だったか…貴音の活躍まだかな…

バーディの意味が小鳥と分かったのはコンビニへと続く横断歩道の前だった。
懐かしい、しかし私を苦しめている日々の思い出が蘇る。
迷った。
けれども冬の寒さの寂しさで、私は思い出にすがろうと思った。


小鳥(3X)「いらっしゃーい。あれ…もしかして美希ちゃん?」

美希「小鳥…久しぶりなの」
五年という月日の分だけ、小鳥はしっかりと老けていたけれども、かつての可憐さは健在だった。
変わっていないのは自分だけではないという安心を私は感じてしまった。

小鳥「積もる話がたくさんあるわね~今日はいつもより早くお店閉めちゃいましょうか」


小鳥「さーて、お店も閉めたし、二人でゆっくり飲みましょうか!」

美希「小鳥…今はスナックやってるんだね」

小鳥「えぇ…社長が自殺した後ね、遺言があって…」

美希「遺言?」

小鳥「女として一番綺麗な時を765プロの発展のために尽くしてくれたのにすまない」

小鳥「罪滅ぼしになるとは思わないが、このお金を新しい人生をやり直すきっかけにしてほしい、だって」

ああ思い出した
書きためる言ってた人か
支援

小鳥「とにかく私はそのお金を元手にこのお店をはじめたの」

小鳥「それで美希ちゃんは今までどう過ごして来たの?お姉さんに言ってみなさい!」

美希「お姉さんじゃなくてもうおばさんなの…」

小鳥「し、失礼ね!まだ二十代でも全然いけるんだから!」

美希「流石に無理があるの…」

小鳥「くぅー若さが嫉ましいわ!いいのよ!美希ちゃんも三十路なんてあっという間なんだから!」

シリアス、修羅場なんでもこい!
でもジョッキは簡便な!

IDがピンクか・・・利点あんのかな・・・

小鳥ぺろぺろ

書き溜めにしては投下遅くないか?

29から20歳になってるしこれは希望が見える頑張れ

それから私は、この五年間のことをぽつり、ぽつりと話した。
かつてのファンがストーカーになって何度も引っ越したこと。
無気力な高校生活をへて、中堅の女子大にいったものの大学にはろくに行かずにフリーターのような生活をしていること。
アイドル仲間とはいつの間にか疎遠になったこと。
そして…ハニーのことを今でも好きなのか憎んでいるのかわからないこと。
小鳥は何も反論せず、こちらのいうことを飲み込むように、時折相槌を打ちながら聞いてくれた。

小鳥「そう…それで一番大切なことを聞くけど、美希ちゃんはこれからどうしたい?」

美希「そ、そんなの分かんないの!」

今の規制てどうなってんの?

俺をプロデュースしてくれの続き?

忍法帳のレベルで変わってくるんだろう

>>27
散々新作だっつってんだろいい加減にしろ!

小鳥「じゃあ聞くわね。美希ちゃんはプロデューサーさんにあいたい?」

美希「…それもわかんないの」

小鳥「そうね。今の美希ちゃんにプロデューサーさんに会う資格はないわね」

美希「それってどういう意味?小鳥」

小鳥「美希ちゃんがこれからどうしたいか分かったら教えてあげる。」

小鳥「ウフフ。実はね、ここに来たのは765プロで美希ちゃんが最後なの」

美希「他のみんなもここに来たの?」

小鳥「ええ、そうですとも。それでね、美希ちゃん」
小鳥「昔のみんなが今頑張っているところを見れば、今の美希ちゃんには何かのヒントになると思うの」

小鳥「これがみんなの連絡先よ。」
そういって小鳥はまるで準備していたように一枚の紙切れを私にくれた。
美希「今更みんなにどんな顔して会えばいいのか分かんないの…」

小鳥「プロデューサーさんがよくいってたわ。美希ちゃんはマイペースでスロースターターだけれども火がつけばピカイチだって」

美希「ハニーが…?」

小鳥「迷ったらいつでもここにきなさい。話なら何だって聞いてあげるんだから」

小鳥はそう言って優しく微笑むと、芋焼酎のロックを一気にあおって机に突っ伏した。

だからなんでこいつらは芋焼酎なんだ…

~千早編~


千早「あの人がいなくなってからもう五年か…」

私を一流の歌手に育てるまで見捨てないと約束してくれたのに、あの人は何も言わずに消えてしまった。

小鳥「プロデューサーさんは必ず戻ってくるわよ」

確信に満ちた笑みを浮かべて、音無さんは私にそういってくれた。
その言葉と、プロデューサーとの約束だけを胸に私は今日も歌っている。
そこが場末の酒場でも、路上であっても。

黒幕はみなせ

二十歳でスレ立てておいてよかったわ

あおいいいいとりひいいいいい

オーナー「千早ちゃーん。出番だよー」

千早「今、いきまーす」

秋月さんの紹介で入ったこの酒場はお客さんの品もよく、私は歌だけに専念できた。
常連の方々は皆、年かさだけれども、彼らのリクエストのおかげで、ジャズやブルース、フォークソング、とあらゆるジャンルに挑戦することができた。

ただ今日は明らかに場違いな客がいた。
顔には見覚えがあった。

千早(もしかして…美希?)

千早(でも黒髪だし、勘違いかしら)

千早(いけない!歌に集中しなくちゃ!)


千早「ありがとうございました」

常連A「千早ちゃん今日もよかったよ!」

常連B「この前の最デビューの話、断っちゃったんだって?」

千早「はい…勿体無い話ですけれども」

美希「千早さん…まだ歌ってるんだね」

し 

千早「やっぱり美希だったのね」

常連C「おやおやお友達かい。千早ちゃんは歌が上手だろう?」

美希「うん…千早さんは昔から歌がほんとに上手で…頑張り屋さんで…」

美希は顔をぐしゃぐしゃにしてむせび泣きながら、なんとかそれだけを言った。


オーナーの粋な計らいで店を早く上がれた私は、美希から事の顛末を聞いた。
美希は相変わらず泣きじゃくっていて、話はなかなか要領を得なかったけれど。
千早「それで私のところにきたのね、美希」

美希「千早さんは…えっぐ、今も昔みたいにがんばってるのに…ぐすっ、美希この五年間何もやんなくて…」

千早「うん、うん」

美希「そしたらなんかなさけなくなって…ねぇ千早さんはなんでそんなに頑張れるの?」

千早「それは…約束があるから…」

そう、約束。961プロに買収されて、閑職に追いやらても、私を一流の歌手にするために奮闘してくれたあの人との大事な約束。
結局765プロのアイドルは飼い殺しにされて日の目をみることはなかったけれど。

書きため終了

ここから即興で15分くらい間隔で投下

すみませんすみませんすみません

期待している

支援!

3時間かけてこの量…
いや、何も言うまい

美希「約束って…?」

千早「プロデューサーは必ず戻ってくるってこと」

美希「ハニーは美希達を置いて逃げだの…」

千早「プロデューサーはね、ずっと闘ってたのよ、美希。」

美希「そんなの嘘なの。765プロがなくなって、美希達はお仕事なんて一回もなかったの」

千早「違うわ…プロデューサーは私達に仕事を回すように何度も上に掛け合って…」

千早「回ってこないなら自分で仕事を取ってこようと足を棒にして…」

美希「そんなこと知ってるの…美希はハニーの一番そばにいたんだから」

千早「だったらなんでプロデューサーが逃げたなんていうの!?」

美希「ただ…そばに居てくれるだけでよかったのに…」
消え入りそうな声でそうつぶやくと、美希はまたうつむいて泣いてしまった。

美希「ハニー…どこにいるの…早く帰ってきて…」

千早「美希…」

縋るもののない美希に、私は何もかける言葉を持たなかった。
ただただ必ず戻ってくると、何の確証のない空虚な言葉以外には。

20って言ってもまだあずささんくらいなんだよな

はやくしねーと落ちるぞ

>>45
またまたー
あずささんはアラサーだろ?

そんなのってないの...

>>47
ちょっと顔貸してくんねーか??

>>47
屋上

結局その夜、私は美希にずっと寄り添っていた。そしてその間色々なことを話した。
765プロが買収された後、ボーカルレッスンが満足にできなくなった私のためにプロデューサーが自費でトレーニングに出してくれたこと。
社長が自殺した後、社長の意志をつぐと固く決心していたこと。
美希にとっては初めて聞く話も多かったようで、美希は次第に泣き止んで、私達はいつの間にか眠りに落ちていた。
~翌朝~

美希「千早さん、ありがとうなの!」
千早「私は何もしてないわよ」
美希「千早さんはこれからもまだ歌い続けるんだよね?」
千早「もちろんよ」
美希「強いね、千早さんは」

美希「美希もね、信じてみようと思うの」
千早「え?」

美希「キラキラのステージでね、美希をもっとキラキラ輝かせてくれるってハニー言ってたの」
美希「千早さんみたく美希は強くはないけど美希も約束、信じてみようかなって」

昔みたいな満面の笑顔を浮かべた美希の目は、昨日とは別人で、強い意志を感じた。

千早「もう大丈夫ね、美希」
美希「またね、千早さん!」
~千早編、完~

これ全員分やるんだよな?
かなりの大作の予感

続きはよ

運命の人はいなくなってから気づくもので、気づけばもう五年も過ぎてしまいました。

あずさ母「夢みたいなことばかりいってないで、いい加減に結婚しなさい!」

あずさ父「父さんの会社にいい男がいるんだ。どうだ、あずさ?お前もいい年なんだし」

あずさ「その…私お慕いしてる人がいますので…」

私、三浦あずさ、二十六歳適齢期です。

~あずさ編~

スナックバーディ

小鳥「あらあら、あずささん、お久しぶり」

あずさ「お久しぶりです。小鳥さん。変わらないようで何よりです」

小鳥「ええ…相変わらずの独り身です…うぅっ…誰か貰ってくれませんかね」

あずさ「はぁ…私も早く結婚したいんですが…」
あずさ「あの人はどこにいってしまったんでしょう」

小鳥さんはあの人の消息を何かしっているようですが、何も教えてはくれません。
いつも肝心なところではぐらかされてしまいます。

あずさ「小鳥ひゃーん。きょーというきょーはあの人のことおしえてくらはい」
小鳥「ちょっと、あずささん。飲みすぎですよ。」

あずさ「おしえてくれるまできょーはかえらないんでひゅから」

小鳥「完全にできあがってますね。あら、お客さんだわ。いらっしゃい、冬馬君」

冬馬「おう…んっ?泥酔してるこの女、もしかして765プロにいた年増か?」

おい冬馬ちょっとこっちこい

あずさ「年増とはなんれすか!わたしはまだにじゅうろくひゃいれひゅよ」

小鳥「二十代の乙女を年増なんて失礼ですよ、冬馬君!!二十代で年増なら私は…」プルプル

冬馬「ばばあだろ。三十路は」

なんて失礼な方何でしょう。それに比べてあの人は紳士で優しくて…。
それにしても今日は飲み過ぎちゃいました。片思いを酒の肴にするのは本当に危険だわ。
ついつい深酒をして、私は小鳥さんのお店で眠ってしまいました。


冬馬「ようやく、目標額まで金がたまりそうなんだ」

小鳥「がんばってたものね、冬馬君」

冬馬「がんばってねぇよ。本当にがんばってるのは…」

冬馬「あの糞プロデューサーだよ」

がんばるのは君なの
がるばるの

支援

冬馬「まぁ、あいつもそろそろ戻ってくるってさ」

小鳥「そう…」

冬馬「それだけいいにきた。あばよ」

小鳥「体に気をつけるのよ、冬馬君」

冬馬「ふん、あんたとそこの年増もな」

前言撤回。酒の肴はやっぱり恋に限りますね。
あの人が近いうちに戻ってくる!深酒したおかげでこんなにうれしい知らせを聞けるんですから。

小鳥「まったく、冬馬君は口が減らないんだから。あれ、あずささん、起きてて大丈夫なんですか?」

あずさ「はい、小鳥さん!今晩は寝かせませんよ!」
あずさ「まだまだ飲みましょう!」

小鳥「ピヨーー!」

~翌朝、あずさ宅~

あずさ父「朝帰りか、相手は男か!?」
あずさ母「ちゃんとした人なの!?」

あずさ「うふふ、お父さん、お母さん。」
あずさ「結婚するのはまだ先になりそうです」

プロデューサーさん、私もう少しだけ待ってみますね。
~あずさ編完~~

あずささんぺろぺろ…エロあってもいいんだよ…

~伊織編~

全部あの馬鹿のせい。本当なら今頃とっくに私は国民的なスーパーアイドルになってるはずよ。
新しく事務所作る費用、私の家が出してあげようとしたのに、なんであのバカ断るのよ。


P「お前は家族を見返すためにアイドルやってるんだろう」

伊織「こんな時にそんなこと関係ないでしょ!このままじゃみんな飼い殺しよ!」

P「お前の夢を犠牲にしてまで俺はプロデューサーはできない」

伊織「なによ…かっこつけちゃって…」

P「だから五年。五年だけ待っててくれないか。」

伊織「え?訳わかんないわよ」

P「五年の間に何とか形は作る。やってやる」

P「ただ…みんなには内緒にしといてくれ…成功する保証はないし、期待だけさせてもな…」

伊織「何、最初から弱気なこといってんのよ!」

伊織「あんた私のプロデューサーでしょ!絶対成功させなさい!」

伊織「それまで…五年だけ待っててやるんだから」


もうとっくに五年たったわよ。胸もあの時より大きくなったし、あいつきっとびっくりするわ。
だから早く帰ってきなさいよ…言いたいことたくさんあるんだから。

~伊織編完~

伊織1レスwwww

早いwww

みじかっwww

~貴音編~

冬の澄んだ空気は月をよく見せてくれます。
申し遅れました。私、四条貴音と申します。かつてはあいどるをやっておりましたが、諸行は無常。
今は銀座でほすてすをやっております
殿方を相手に酌をして生活するなど眉をしかめる方もおいででしょうが職業に卑賤はございません。
あいどるをやっていた時ほどではないにしろ、私はこのお仕事に誇りをもっているのです

とはいえ仕事柄、帰りは夜分遅くになるもの。
小腹がすいてついついらぁめんなどが食べたくなるものですが、このような時間ではらぁめん屋もなかなかやってはおりません。
もっとも今では二十四時間こんびにが開いておりますのでこのような事態も安心です。

朝まで残しておいてくれよ

しえんだ

貴音ぺろぺろ…


とはいえ仕事柄、帰りは夜分遅くになるもの。
小腹がすいてついついらぁめんなどが食べたくなるものですが、このような時間ではらぁめん屋もなかなかやってはおりません。
もっとも今では二十四時間こんびにが開いておりますのでこのような事態も安心です。


私が過去の仲間との邂逅を果たしたのは、まさに深夜のこんびににおいて、でした。

美希「もしかして貴音!?」

美希は昔と変わらず、いえ、どこか寂しさとそれでも強さを秘めたいい目をしておりました。

貴音「美希なのですか…?ご無沙汰しておりました」
美希「もう少しでバイト終わるから少しだけ待っててほしいのー」

待つにしても冬の夜は冷えるもの。仕方なしにふらいでーなる下世話な週刊誌でも読んで時間を潰すことといたしましょう。

天ケ瀬冬馬、引退後はホストで年収一億五千万!?

引退したあいどるのぷらいばしーを侵すなど全くもって下品です。

貴音「しかし、あの者も苦労しているのですね…」

765プロを買収した後、彼らもまた黒井社長に飼い殺しにされておりました。
あの方は元765プロのアイドルだけでなく、切り捨てられた彼らの面倒もよくみていたようでした。

貴音は何やっても成功する
星の下に生まれてそう

ふぅ……

ふぅ……

美希「はい、貴音。お待たせなのー」

美希はそういって私に肉まんをひとつくれました。
消えていく街のネオンを眺めながら食べる肉まんというのもまたおつなものです。

貴音「あの方はどこへ行ってしまわれたのでしょうか…」

冬にはついつい思っていたことが口にでてしまうことが多いです。
美希は一瞬ポカンとして、そして次の瞬間にはあの笑顔でこういってくれました。

美希「ハニーは絶対帰ってくるの!だって約束したから!」

貴音「約束…ですか?」

美希「そうなの!千早さんを一流の歌手にして…それから美希をきらきらに輝かせてくれるって」

美希「ハニーは美希達と約束したの!」

はて、私もかつてプロデューサーと何か約束したような…生活ための仕事、仕事のための生活。そんな日々に追われて、私はいつの間にかあの方との大切な約束を忘れてしまったようです。

貴音「美希がうらやましいです…私は…約束すら忘れてしまいました」

約束を固く信じて、日々を精一杯生きる者の瞳のなんと強く輝くことか。
私には約束を忘れず強く生きている美希の瞳がたまらなく眩しく見えたのです。
美希「大丈夫!ハニーはちゃあんと覚えてるから」
私の未来に一筋の光明がさした気がしました。
~貴音編完~

ふぅ……

ふぅ……

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄



  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
  ̄ ̄\/___/



      ; '     ;
       \,,(' ⌒`;;)
       (;; (´・:;⌒)/
     (;. (´⌒` ,;) ) ’
(  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
    \/___/



ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

はよ

ふぅ……

面接官「えっと…菊地真さん。自己PRをお願いします」

真「えっとボク、じゃなかった私は…」

どうも菊地真といいます。
アイドルをやめた後は持ち前の運動神経を生かして体育大学へ…まではよかったんですけど、この就職難、なかなか仕事が見つかりません。

真「はぁーまたダメっぽいな…」

アイドルを続けていたらこんなこと悩まずにすんだのに…
ネガティブ思考が嫌いな僕ですが、こう何度も失敗続きだとついつい後ろ向きなことばかり考えてしまいます。

真「いっそ萩原組にでも雇ってもらえないかなぁ…」
菊地真、22歳。社会の荒波に揉まれています。

ほう

春香がすごく気になる

デコ助短っ

真「プロデューサー…ぼくのことをお姫様にしてくれるっていったのに…」

辛いとき、プロデューサーを思い出すことが増えました。
あの人は僕たちをおいてどこにいってしまったんだろう。
考えても仕方ない。兎にも角にも僕は仕事を見つけなきゃいけないんだ。

しかし先立つものがありません。就活って案外お金がかかるんですね。

真「バイトでもはじめるか…どうせならすっごくフリフリきゃぴきゃぴなバイトにしよっと!」

銀座のホステスなら綺麗なドレスもきれるし、客も上品だろう。
そんな甘い考えで僕は海千山千の強者が集う銀座のホステスで働こうと思ったんです。


黒服「四条さん、こちら新人の菊地真です。研修をお願いします」

真「た、貴音!?なんでこんなところにいるのさ!?」

黒服「こらっ!四条さんに失礼だぞ。この方は当店のナンバーワンで…」

貴音「いいのです、このものは…いえ、菊地真は私の知り合いですから」

黒服(この方の知り合いだと…)

貴音「では真、参りましょう」

貴音はどんなエロい水商売を…支援

~3日後、バイト帰り~

貴音「お仕事には慣れましたか、真?」

真「うん!お客さん、みんな僕をお姫様みたいに扱ってくれるんだ!この仕事天職かも」

貴音「はて、真の天職はあいどるではないのですか?少なくとも私にはそう思えます」

真「貴音がアイドル時代の僕のこと買い被ってるだけさ」

真「ダンス以外に取り柄はないし、ファンも女の人ばっかりだったし…」

貴音「真、そんなことはありませんよ。ダンスを踊っているときのあなたは少なくとも今日接客していたあなたよりもずっときらきらしておりました」

真「貴音も上手だなぁ」

貴音「私が世辞などいうとお思いですか?では今から踊っていただけませんか、真?」

真「そんな…ボクダンスなんてあの日からずっとやってないし…それ…」

真「もう誰も見てくれる人いないじゃないか…」

貴音「私が見ています」

ふぅ……

春香は森で小学生に捕まえられたりしながら生きてるのか

久しぶりのダンスはステップもリズムもバラバラで、とても見れたものじゃなかった。

真「はぁはぁ…ほら、全然ダメだっただろ?」

貴音「はい、ダンスは見れたものではありませんでした。でも…」

貴音「あなたの顔はとても楽しそうでしたよ、真」

真「まったく…貴音はホントに口がうまくなったんだから」

真「アイドルの楽しさ、思い出しちゃったじゃないか、もぉ。」

真「またアイドル目指してみるかなぁ…それじゃあたったひとりのお客さんにはお礼をしないとね。チュッ」
貴音「なっ、なんと破廉恥な!真、冗談がすぎますよ!!」

真「へへーんだ!またボクをやる気にさせた仕返しだよーだ!」

~真編完~

>>89
カブトムシに失礼だろ

スレタイでロマサガかと思った

はよ

亜美でーす
真美でーす

二人とも今、受験生でーす。

~亜美真美編(一レスのみ)~

亜美「やだ→亜美もぉ勉強したくないよぉ→」

真美「仕方ないじゃんか→真美達もうアイドルじゃないんだから大学行かないと就職できなくてお先真っ暗だよ」

亜美「リーマンショックに欧州危機…大人なんて嫌いだよぉ→」

真美「そういえば、兄ちゃんいなくなってもう五年も立つんだね」

亜美「ふふふ、セクシ→になった亜美達みたら兄ちゃんびっくりするだろうね」

真美「あったりまえじゃ→ん。真美達が今再デビューすれば売れっ子間違いなしだって!」

亜美真美「はぁ→兄ちゃん今なにしてんのかな…」

亜美「真美→亜美もぉ微分積分なんてやりなくないよぉ→」

真美「そりゃあ真美も古文なんかよりアイドルやりたいよ…」

亜美真美「みんな今何してるのかな→」

~亜美真美編完~

成長した真美亜美に価値はない

うっうー高槻やよいです。
アイドルを辞めて生活は苦しくなったけど家族みんなで元気に楽しく生きてます!
やっぱり家族が一緒で元気に暮らせるのが一番かなって。
高校を出た後、伊織ちゃん家の女中をやってもらわせてます。就職難でお仕事決まらなかったから伊織ちゃんにはほんとに感謝しています。弟達は大学まで行かせてあげたいから、私、頑張らないと!
ところで最近、伊織ちゃんの様子が少しおかしいけど何かあったんでしょうか?
なんかソワソワイライラしてて落ち着かない感じです。
うぅっカルシウムが足りたいのかなぁ?あとで牛乳持っていってあげないと!

~高槻やよい編~

やよい「伊織ちゃーん、牛乳を持ってきましたよー」

伊織「なんでいきなり牛乳なのよ!?」

やよい「うぅっ…なんか最近の伊織ちゃんイライラソワソワしてるからカルシウム不足かなって…」

やよい「はっ!もしかしてあの日じゃ!?ごめんなさい、私デリカシーなくて」

伊織「はぁ…もういいわよ、そんなこと。けどやっぱりやよいにはお見通しってわけね」

美希には幸せになってほしい

伊織「あの馬鹿…まだ帰ってこないのよ…もう五年たったっていうのに…」

やよい「プロデューサーさんのことはもう忘れようよ…」

伊織「忘れられるわけないじゃない!帰ってきたらぎったんぎったんにしてやるんだから」

やよい「そういえばプロデューサーさんで思い出しました。今日は社長の命日です」

伊織「そっか…」

やよい「だからね、伊織ちゃん。今から社長のお墓参りいこうよ」

伊織「そうね。社長の命日なら、もしかしたらあいつも来てるかもしれないわ」

やよい「来てなかったら?」

伊織「社長にあいつのところに化けてでるよう頼むまでよ」

やよい「うっうー伊織ちゃん、それはプロデューサーさんがかわいそうですー」

うっうー

~墓地~

伊織「あら、どうやら思わぬ先客がいたようね」

律子「久しぶりね、伊織、やよい」

やよい「律子さんもお元気そうで何よりですー」

律子「あんた達も社長のお墓参り?ふふふ、社長も喜ぶわ」

やよい「社長は賑やかなのが大好きでしたからねー」
伊織「律子、あんたに聞きたいことがあったの」

律子「何、伊織。何やら穏やかじゃないわね」

伊織「何で社長は自ら命をたったの?」

律子「長い話になるわよ?」

伊織「五年よりは短いでしょ。」

律子「そうね。じゃあ場所を変えましょう」

社長が何で自殺したのかは私も知りませんでした。
当時まだ中学生だった私には身近な人の死という事実だけが重たくて詮索する余裕なんてなかったですし、今の今まで知る機会もありませんでした。

インポか……

~スナックバーディ~

小鳥「いらっしゃーい。あら、今日は懐かしい顔がたくさんいるわね」

やよい「うっうー小鳥さんお久しぶりですー」

律子「小鳥さん、バーボンお願い」

伊織「私はカシスオレンジ」

やよい「私はカルーアミルクでお願いしますー」

伊織「さっそく本題にはいらせてもらうわ」

伊織「社長はなんで自ら命をたったの?」

律子「…」

小鳥「私から話しましょうか?律子さん」

律子「いえ、私から話すわ。これは私の業でもあるんだから」

そういうと律子さんはばーぼんを一気に飲み干して、ゆっくりと話始めました

~やよい編完~

※お酒は二十歳になってから!

やよいがグレた…

~律子編~

765プロが買収された後、プロデューサー殿と私は形だけのプロデューサー職で実際の仕事は何も与えられなかった。
企画を出しても通るわけなかった。
あんたたちも知ってるでしょ?黒井社長と高木社長の因縁。
だから黒井社長が全権力を握ってる961プロの中で私たちはただ飼い殺しにされてたわけ。
私はね、そんな現状に嫌気がさしてくさっていたの。
でも社長とプロデューサー殿は違ったわ。
765プロのアイドルは全員がダイヤの原石なんだから、こんなことで埋もれさせるわけにはいかないって、毎日毎日通るわけのない企画を出して、仕事を取ろうと営業して…
営業で仕事をとれてもね、上がオーケーしなきゃ意味がないの。
え?そんな話は全部知ってるって?
ふふふ、前座のないライブはないでしょう?
前置きは大事よ、伊織。

話の腰が折れたわね。
逆を言えばね、上がOKをだせば仕事ができるの。
だからプロデューサー殿と私は毎日毎日黒井社長に媚びを売ってOKを貰おうとしてたわ。
プロデューサー殿は凄かった。何度も何度も土下座して、頭からお茶をかけられても、それでもあなた達の仕事をとるために頭を下げていたの。

ふぅ……

ある日ね、黒井社長は私だけ呼び出してこういったの。
いい話がある。君がこの仕事を引き受ければ、元765プロのアイドルにも仕事をやろうってね。
当然引き受けたわ。正直疲弊していく二人をこれ以上見ていたくはなかったから。

黒井社長は嘘はつかなかったわ。数こそ少ないけどアイドルに仕事をさせることができる、社長もプロデューサー殿も喜ぶ。
だから私は自分の中で納得しながら、黒井社長の私に対する仕事を引き受けていたわ。
勿論社長にもプロデューサー殿にも内緒だったけどね。

えっ?なんで相談してくれなかったか、ですって。
馬鹿ね。仕事を取るのがプロデューサーの仕事よ。そしてその仕事をしっかりこなすことだけがアイドルの役目。
裏方のプロデューサーが苦労なんて語っちゃダメよ。

黒井社長の仕事は3ヶ月ほど続いたわ。
けれど中途半端にアイドルに仕事が入るもんだから、プロデューサー殿も欲がでたのね。
ある日、割と大きな会場でのライブにOKを貰おうと黒井社長に掛け合ったのよ。

当然、黒井社長は断ったわ。私たちを飼い殺しにするのが目的なんですから。
そしてね、例によって土下座するプロデューサー殿の頭を踏みにじりながら、黒井社長は嬉々として私の仕事について語ったの。

支援そして脱落

おいまさか…

まるでその場にいたかの話すのね、か。
私はその場にいなかった。
ただその現場をそっくりそのまま聞いていたのが天ケ瀬冬馬君。ほら、ジュピターの茶髪の彼よ。
最初は黒井社長にあることないこと吹き込まれて765プロを敵視していた彼だけど、プロデューサー殿に感化されたのか次第に丸くなっていったわ。
プロデューサーに悪態つきながらもよく懐いていたしね。話を戻しましょうか。
元々は彼も干され気味だったから仕事を貰おうと直談判しにいこうとしてたみたい。
ただ彼ね、意外に熱血漢なのよ。だからプロデューサー殿の頭を踏みつけている黒井社長を殴って961プロをやめたわ。
問題はその後よ。
彼ね、高木社長に事の顛末を全部ぶちまけて、挙げ句に高木社長のことまでぶん殴ったの。あんた自分の部下に何をさせてんだ、ってね。
高木社長からしたら寝耳に水よ。仕事が増えたとただ無邪気に喜んでたのに、ことの真相叩きつけられたんだから。

後は話さなくても分かるわよね。

ごめん、ですって。謝らないでよ。悪いのは全部私なんだから。

小鳥さん、バーボンおかわり。

謝るのは私のほうよ。
ごめんね、みんな。765プロを壊しちゃって

あまとう支援

アイドル辞めてもう五年もたつさー
収入がなくなってからはバイトをして家族の餌代稼いでいたけど、やっぱり無理があったぞ。
一年、そしてまた一年とたつ間に家族は櫛の歯が欠けるようにいなくなって…

うぅ…ついに自分独りぼっちになっちゃった…

寂しいから沖縄に帰ろうかとも思ったけど、そんな時、プロデューサーのことをよく思い出すんだ。
プロデューサー!今どこにいこうのるかわからないけど、自分がんばるからな!
今度あった時誉めてもらえるように、頑張ってアイドル目指すぞ!

~響編完~

また響はぼっちか

なんか誰よりも可哀想に見える…

心理描写だけで喋ってもいないんだぜ

真ちゃんが水商売はじめたかと思ったら、すぐに辞めてくれて安心しました。
あ、萩原雪歩です。
来年から家業の土木会社で事務の仕事をすることになりました。
男の人はまだ怖いけど、勇気を出して、がんばりますぅ!

~雪歩編~

雪歩「真ちゃんはやっぱりダンスしてるところが一番かっこいいね」

真「うぅ、せめてキラキラしてるとそういうほめられ方をされたいな…」

真「ところで雪歩、今日はどうしたの?いきなり呼び出して」

雪歩「それがね…真ちゃん。ちょっと気になることがあって…」

入社してからすぐ仕事に慣れるように、今少しずつですが事務のお仕事を手伝っているんです。
そしたら最近受注した仕事の一つが765プロからのものでした。
765プロはもう五年前に無くなったはずです。
ただの考えすぎだとは思うのですが…

真ちゃんが水商売はじめたかと思ったら、すぐに辞めてくれて安心しました。
あ、萩原雪歩です。
来年から家業の土木会社で事務の仕事をすることになりました。
男の人はまだ怖いけど、勇気を出して、がんばりますぅ!

~雪歩編~

雪歩「真ちゃんはやっぱりダンスしてるところが一番かっこいいね」

真「うぅ、せめてキラキラしてるとかそういうほめられ方をされたいな…」

真「ところで雪歩、今日はどうしたの?いきなり呼び出して」

雪歩「それがね…真ちゃん。ちょっと気になることがあって…」

入社してからすぐ仕事に慣れるように、私は今少しずつですが事務のお仕事を手伝っているんです。
そしたら最近受注した仕事の一つが765プロからのものでした。
765プロはもう五年も前に無くなったはずです。
ただの考えすぎだとは思うのですが…

おはよう朝しえん

真「発注した人はどんな人だったの?」

雪歩「お父さんがいうには茶髪のいけ好かない野郎だったって…」

真「うーん、じゃあやっぱり雪歩の思い過ごしじゃないかな?」

真「でも765プロかぁ…」
雪歩「楽しかったよね、本当に」

真「雪歩はまたアイドルに戻りたい?」

雪歩「真ちゃんは?」

真「ボクはまたアイドルになるよ。リクルートスーツなんてもうまっぴらゴメンだね!」

雪歩「私は…アイドルには戻らなくていい」

真「そっか…」

雪歩「でも…みんなのいる765プロならまた戻りたいよ」

私がそういうと、真ちゃんはニカッと笑って、ボクもだよって言ってくれました。
その真ちゃんの笑顔を見たら、私はなんだか切なくなって、今受注している仕事はやっぱりあの765プロからだったらいいのにと願わずにはいられませんでした。

~雪歩編完~

すこし休憩

後は春香か…

どぉ~も、天海春香で~す。
アイドル辞めて五年が立ちましたが、私はアイドルの夢が諦められませんでした。
この五年、幾度となく挫折し、正直もう限界かな~って思いはじめてます。

はぁ~プロデューサーさんやみんなは元気にしてるかなぁ…

~天海春香編~

春香「うぅ…寒いなぁ…肉まんでも買って帰ろう」

美希「いらっしゃいませーなの」

春香「美希!?なんでここに」

美希「見れば分かるのーここでバイトしてるんだよ?」

美希は夜遅くまでシフトが入っているようなので、次の金曜日にあう約束をしました。
翌日はクリスマスですが、彼氏は美希もいないみたいで、ふたりで積もる話でもしようかと思ってます。

美希どころか誰一人彼氏いなさそうwww

雪歩の誕生日…


~十二月二十三日、スナックバーディ~

小鳥「あらあら、遅かったわね、二人とも」

美希「あれ?765プロのみんなが全員いるの…」

春香「みんな…久しぶり!春香だよ!」

みんな年相応に大人びてて、あのときのままでは無かったけれど、765プロのみんながそこにはいました。

小鳥「春香ちゃんは美希ちゃんが誘ってくれたから、誘う手間が省けたわ」

美希「本当偶然だったのー」

貴音「偶然という名の必然ですよ、美希。運命は常に偶然を呼び寄せるのです。」

雪歩「貴音さん、やっぱりかっこいい…」ポッー

真「ちょっと雪歩、戻ってきて!」

春香「あはは、みんな全然かわってない…」

響「そういう春香も全然変わってないぞー。ま、自分はもとから完璧だから変わる必要なんてないけどな」

十二時を告げる時計の音が鳴り響きました。その時、思わぬ来客が来たのです。

支援

真と貴音の間で揺れる雪歩…いい少女マンガ的構図だ

冬馬「全員そろっているか?」

小鳥「あらあら冬馬君、いらっしゃい。待ってたわよ」

亜美真美「あ→あまとうだ→」

律子「久しぶりね、天ケ瀬冬馬君。」

冬馬「あぁ。」

律子「それで何の用?」

伊織「そうよ!あんたのせいで社長は…!」

やよい「ちょっと伊織ちゃん。言い過ぎだよ…」

小鳥「みんな、冬馬君はね、みんなにクリスマスプレゼントを持ってきたのよ。ね?冬馬君。」

冬馬「そんなんじゃねぇよ…ただ俺は贖罪に…」

小鳥「ふふふ、本当に素直じゃないんだから」

それから小鳥さんは冬馬君とプロデューサーさんがこの五年間何をしてきたのかをこと細かに話してくれました。
落ち目アイドルだの後ろ指を指されながらも、ホストを続けて765プロの復活資金を作ってくれていたこと。
プロデューサーさんはこの不況の中、あちこちをまわり銀行から融資を引き出したり、各業界を回って色々なパイプを作っていたことなど。

貴音「しかし面妖な話ですね。天ケ瀬冬馬。」

貴音「資金だけならばあなたの一年分のお給金だけでも765プロは復活できていたはず。おかしな話です。」

伊織「それもそうよね。765プロの復活だけなら7650万の資本金だけですんだはすでしょ?もとが弱小プロダクションなんだし」

やよい「7650万いぇん…うっうーまさに桁違いですー」

あずさ「それはそうと、プロデューサーさんは今どこにいるんですか!?」

美希「そうなの!ハニーは今どこなの?」

亜美真美「兄ちゃん今どこにいるのさ→」

律子「ちょっとみんな収集つかないでしょ?質問は一つずつよ」

シーン

律子「よろしい。ではまず一つ目。プロデューサー殿は今どこにいるの?」

冬馬「あいつなら今ハリウッドにいる」

全員(小鳥除く)「ハリウッド!!!????」

冬馬「大体四年目頃には計画のメドがついたんだ。だから経営とプロデュース業の勉強のためにいってもらった」

冬馬「…もちろん二人で話し合った結論だ」

律子「じゃあ二つ目の質問。資金面を考えても一年目で765プロは復活できたでしょう?それをしなかったのはなぜ?」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか?

話が大きくなってきたな

壮大な物語の予感…

冬馬「俺も最初はそういったさ…ただ、あいつは…」

冬馬「今後どんな状況にあってもアイドルを守れるプロダクションじゃなきゃ意味がねぇって…」

冬馬「そういうプロダクションでなきゃ復活させても意味はねぇって…」

冬馬「じゃなきゃ高木のおっさんの無念は晴らせねえってよぉ!!」

男の人が声を荒げて泣くところを私は生まれて初めて見ました。
律子さんと伊織とやよいも嗚咽していました。
きっと私は何も知らなかったんでしょう。そして私が、いえ、私たちがこんなにもプロデューサーさんに思われていたのだと改めて実感しました。

冬馬「話はこれでしまいだ。来年の三月には765プロは復活する。じゃあな」

どうやら私たちはすごいクリスマスプレゼントを貰ったみたいです。

~春香編終わり~

>>130-131
見切り発車、後付けの即興だからな
書きため分はほんの少しだったから、文もむちゃくちゃだしw

もう少しだけお付き合い願います

ちゃんと終わらせてくれればいいよ

あずささんの結婚式まで頼む

ハニーが帰ってくるの。
今では素直にうれしいけど、ちょっと複雑な気分なの…
もっと美希にちゃんと相談してくれていれば、美希もこの五年間無駄な時間を過ごさずにすんだのに…
うんうん、がんばっているハニーのそばでハニーを支えてあげられたはずなの

なんだかハニーに会うの恥ずかしいな…

~完結編~

三月は世間では締めくくりの季節だっていうのに、私たちの心は入学前の子供みたいに不安と希望でいっぱいです。

美希「ねぇねぇ、千早さんどう思う?」

美希はすっかり以前の美希です。ただ気分屋だった以前と違って、今では自分の意志を芯にもった強い女性になりました。

千早「美希はちゃんと成長したわ。成長って自分じゃ分からないものよ」

美希には偉そうに言っていますが、正直私も不安です。私はこの五年で何か変われたのだろうかと。
ただ、この五年でやってきたことだけは胸を張って言えます。
それから、約束を守ってくれてありがとう、プロデューサー。

涙が込み上げてくる

~墓地~

P「五年もご無沙汰して申し訳ありませんでした、社長」

P「やっと、社長のご無念をはらすことができそうです。ほめてください」

P「あいつ等はダイヤの原石ですから、俺絶対に磨き上げますね」

小鳥「社長は昔からプロデューサーさんのことはベタぼめですよ。あの世でもきっと誉めてくれてますよ」

小鳥「プロデューサーさん」チュッ

P「ちょっ、ちょっと小鳥さん!墓前でふざけないで下さい」


社長は遺言で、プロデューサーさんが挫けたら頼むっておっしゃってましたけど…
おかげでいき遅れてしまいました。だからこの位大目に見てくださいね。

小鳥「さぁーて、みんな待ってますよ!いきましょう、新社長」

私はこれからもまだまだ765プロの事務員です!

ピヨちゃんフラグ建てたったwww

まさかの小鳥さん大勝利

~伊織宅~

やよい「うっうーこれで女中生活ともおさらばですー」

伊織「ちょっ、やよい!あんたやけに嬉しそうじゃない。」

やよい「だって伊織ちゃん、人使いあらいんだもん…」

伊織「あんたねぇ…」

やよい「でも伊織ちゃんもすーごっく嬉しそうだよ」

伊織「そ、そんな訳無いじゃない!ほ、ほら、行くわよやよい!」

やよい「えへへ、照れてるやよいちゃんもかーわっいー」

嬉しいに決まってるじゃない。私との約束を守ってあいつがちゃんと帰ってくるんだから!
にしし。まずはこの五年間連絡一つよこさなかった件で思いっきり悪態ついてやるんだから!首を洗って待ってなさい!!

やよいが自画自賛…だと…許せる

俺も765プロのPになりたい
切に

~伊織宅~

やよい「うっうーこれで女中生活ともおさらばですー」

伊織「ちょっ、やよい!あんたやけに嬉しそうじゃない。」

やよい「だって伊織ちゃん、人使いあらいんだもん…」

伊織「あんたねぇ…」

やよい「でも伊織ちゃんもすーごっく嬉しそうだよ」

伊織「そ、そんな訳無いじゃない!ほ、ほら、行くわよやよい!」

やよい「えへへ、照れてる伊織ちゃんもかーわっいー」

嬉しいに決まってるじゃない。私との約束を守ってあいつがちゃんと帰ってくるんだから!
にしし。まずはこの五年間連絡一つよこさなかった件で思いっきり悪態ついてやるんだから!首を洗って待ってなさい!!

真「貴音にはお礼をいわなくちゃね」

貴音「なにをです?」

真「貴音のおかげでボクはまたアイドルやろうって思えたんだ」


真「あれがなきゃ、ボクは銀座でまだホステスをやってたと思う」

貴音「礼には及びませんよ、真」

貴音「私も個人的に美希に礼を言わねばならない立場ですから」

貴音「それに今回のことは、あの方たちの努力があったから成し得たこと。」

雪歩「プロデューサーさんたちのおかげでまたみんなでアイドルできるなんて夢みたいですぅ」

雪歩「でも真ちゃんのホステス嬢姿は少し見たかったかもー」

真「こら、雪歩ってば!」

誠にこの世は諸行無常でございます。
そんな世の中で、人の信の心とはなんと強いことでしょう。
だから私の忘れた約束を覚えているあの方と共に歩めば、私は行けそうな気がするのです。まだ見ぬ高みへ、仲間と共に。

しえ

律子「さーて響、ハム蔵二世は見つかった?」

響「うーまだみつからないぞー」

律子「亜美ー真美ーそっちにはいた?」

亜美「ふっふふ→今年から現役美人医大生の亜美真美ちゃん」

真美「ハム太郎は我々のモルモットとして立派に役に立ちましたぜ↑」

響「は、ハム蔵ー亜美達ひどいぞー」

律子「ほらほら亜美達ふざけてないでさっさとハム蔵返しなさい」

律子「響ももういい年なんだからだまされないの…はぁ~また忙しくなるわ、こりゃ」

響「ハム蔵ー大丈夫だったかーひどいことされなかったか?」

亜美「なんか前より動物依存激しくなってるね、ひびきん」

真美「その理由は察してあげようよ、亜美」

うん。やっぱり忙しい位の方が私の性にはあっているわね。
後悔は今でも残っているけど、今は裏方でしっかりこの子たちをサポートすることが贖罪になるって信じてる。

律子「さぁーみんなそろそろ行くわよ!準備はいい?」

ハム蔵死んだのか

二代目ハム蔵って書くと酒のトラブル起こしそうで素敵

あずさ「お母さん、この格好少し派手すぎないかしら?」

あずさ母「そんなにめかし込んで、あずさ今日はデートなの!?」

あずさ「デートじゃないけど…うふふ。運命の人に久しぶりに会えるの」

運命の人を見つけるために始めたアイドル稼業だけど、今度は運命の人をものにするためにアイドルしなくっちゃ!
ライバルは多いみたいだから、私には珍しく積極的にいこうかしら。うふふ

~墓地前~

冬馬「よ、よう…」

P「やあ、冬馬。ありがとうな。お前なしじゃ今回のことは無理だった。本当に感謝してる」

冬馬「やめろよ、みずくせぇ…」

P「ところで冬馬。今、我が765プロじゃ男性アイドルが足りないんだ」
P「うちでアイドル、やってみないか?」

冬馬「ちっ!しょーがねーなぁ…でも俺のギャラは高いぜ?なんせ年収一億五千万だった男だからな!」

P「ギャ、ギャラについては今度ゆっくり検討しよう…」
P「で、どうする?一緒に来るか?」

冬馬「何度も言わせんな!ここまできたら一蓮托生だろうが!どこまでだっていってやる!!」

最初からあんたにプロデュースされてればってずっと思ってた。
でもこれでいいさ、これからあんたとつくった最高の事務所で、最強のアイドルになってやるぜ

美希「はぁ~やっぱり美希は全然成長出来てないって思うな。千早さんは違うって言ってくれたけど」

春香「成長がイコールでいいこととは限らないじゃない?」

春香「私も美希は成長したなって思うけど、昔からの美希のいいところは全然変わってないよ!」

春香「だから変わることだけがいいことじゃなくて、変わらないことがいいこともあるんだよ」

美希「なんかすっごく納得したの!ありがとーなの、春香」

そう、だから私は胸を張ってあの人に会おうと思う。

春香「はーい、じゃあみんな準備はいーい?」

あの人が誉めてくれた私の明るさを、あのときから少しも変わらない明るさのままで

全員「プロデューサー、お帰りなさい!!!!」


おしまい!

ちなみにスレタイ、正しくは

P「社長の無念は俺が晴らす」

でした。携帯故の打ち間違いw
その他、誤字脱字、文体の乱れ、響の扱いについてはお許しください

誤字の例 卑賤→貴賤とかね(笑)


面白かったまさかほんとに書き溜めしてるとは思わんかったよww
で新生765プロのアイドル達のP争奪戦を今から書き溜めに行くんだよな?



さあ第二部だ

乙でした!

よくやった!
さあ、続きを



もちろん続くよね?

もう流石に寝るぜw

エロなし書くのははじめてだったしプロットもなかったからしんどかった

また機会があれば何か書かしてください(携帯からだけど)

見てくれた人に本当に感謝

>>159
ええからはよカキタマエ!

ミキと真くんの話が足りないの!
5年後の真くんはもっとカッコよくなっててミキはもっとかわいくなってるから、
すごくお似合いのカップルになるって思うな!

昼十二時くらいから買収直後の話を書いていいかい?
それまでちょっと私用でして

いいですとも!

よし、それじゃそっちで美希と真の話に期待しとく

いいなー
俺もPになりたい

そして、Pが無念なことになって貴男が透明になるのか…

悪徳「ひひひ、高木社長の十回忌ですかい。あたしにゃああれから十年もたってることが驚きですね。」

悪徳「なんたって高木社長の自殺の原因は未だにわかっちゃいないんだから。」

悪徳「芸能界七不思議の一つですよ、天ケ瀬さん。」

悪徳「おっと、あんたの突然の引退とホスト稼業からの765プロでの、それから765プロ奇跡の復活を合わせれば3つですがね」

冬馬「何がいいてえ!」

悪徳「なーに、あたしにゃあこれらが一つの線で繋がってるように思えてならんのですよ」

悪徳「961プロがなんの得もないはずの765プロを買収した、あの事件を端としてね」

~十年前~

961プロ社長室

冬馬「なんで765プロの買収なんてしたんだよ!おっさん!」

黒井「オリコンチャートの上位三位が全て765プロ。これが敗北でなくてなんだ?」

冬馬「くっ!確かに今回は負けたかもしんねぇ。だけど次は」

黒井「貴様等に次はない。我が961プロに敗北は許されないのだ。ましたや私が高木に負けることなどあってはならん」

御手洗「冬馬君、もうやめなよ」

北斗「負けは負けだしね」

黒井「ペナルティーだ。今後の貴様等のプロデューサーは元765プロのやつにやらせよう。ハハハハハ」

黒井「貴様等と話すことなどもうない。さっさと出ていけ!」

御手洗「冬馬君、出よう」

冬馬「ちくしょう…」




黒井「結局私はお前に勝てなかったな、高木…」

黒井「しかし芸能界での勝者は私だ。そのことをこれから思い知るがいい」

おおはじまた

冬馬(嫌なこと思い出しちまったぜ…)

冬馬「話すことなんて何もねえよ。帰りな、おっさん」

悪徳「つれませんねぇ。まぁ、わたしの記者生命にかけて絶対つかんでみせやすぜ…」



美希「真君あーん、なの」

真「ちょっと美希、ご仏前だよ…!そういうのはダメだって…」

雪歩「そうだよ、美希ちゃん!私だって真ちゃんにあーんしたいんだから」

美希「だってハニーどっか行っちゃったから、真君とラブラブするしかないの」

真「訳がわからないよ」

春香「ハハハハ、でも社長さん賑やかなのが好きだったから、案外こういうのよろこんでるかもよ?」

千早「昔のあの事務所に最後に集まった時もみんなで賑やかに笑いあったものね」

~十年前、765プロ事務所~

律子「ちょっとみんな集まって~大事な話があるの…」

社長「いや、律子君。ここは社長の私から話そう。」

社長「公の発表は明日になるが、我が765プロは961プロに買収されることになった」

春香「え!?それじゃあ私たちはどうなるんですか?せっかく念願だったオリコンチャート三位以内にはいれたのに…」

社長「基本的には何も変わらんと思ってくれていい。」

社長「我々も961プロに入る形になるから、今後もできうる限り皆のバックアップをしていくつもりだ」

美希「美希はハニーが一緒ならどこでも頑張れるのー!」

社長「その粋だ、美希君!ほらほらみんな暗いぞ。笑顔はアイドルの基本だ。笑って笑って!」

春香「そうですね!千早ちゃんもほら、スマイルスマイル!」

千早「こ、こうかしら。ニッー」

美希「千早さん変な顔なのー」

みんな「ははははははは」

にひっ

~スナックバーディ~

P「社長が死んでもう十年にもなるのか…」

律子「はやいもんですね」

小鳥「私も年を取るわけですよ…」

律子「あれ…失礼ですが小鳥さん今おいくつなんですかね?」

P「こら!律子!タブーだぞ、それは!!」

小鳥「し、失礼な!まだ三十代ですよ…」ピヨー


あずさ「でも、十年ですか…あの時一体何があったんですか?」

あずさ「少なくとも私は元765プロのアイドルとしてしる権利があると思うんです。」

P「少し長い話になりますよ?」

P「そして俺にだって知らないことはあるし、俺が話せない話もあります」

P「それでもいいですか?」

あずさ「はい…お願いします」

それから俺は今まで胸の中に溜まってことを一気に吐き出した。

>>174
みっきまこ!みっきまこ!

ところで社長が亡くなったのが5年前で買収されたのが10年前ってことで良いの?

765プロが買収された後、正直俺達はかなり焦っていた。何度も何度も会議を重ねましたよ。
けれども議論は平行線だった。
俺は黒井社長の狙いが765プロのアイドルを飼い殺しにあるということを見抜いていた。自慢にもなりませんがね。
一方の社長は、やはり旧知の仲だったからでしょう。
黒井社長はアイドルを駒扱いするけれど、今までそんなことをしていたのは自分に勝つためにやっているだけだと思っていた。
だから自分が負けを認めて折れてしまえば昔のようになる、とそう社長は考えていたんだ。

ただ俺たちの間で一致していたのは、アイドルだけは何が何でも守る。その一点だった。

そして…知っての通り黒井社長の目論見は俺たちを飼い殺しにすることだった。
え?仕事は何回かあった?
でも、それは何度やっても決して上にはいけない仕事だったんです。
そんな仕事しか貰えなかったのはプロデューサーの力量不足と言われてしまえばそこまでですが…

こうした日々の果てに社長は自分で命を絶ちました。
決して弱い人じゃなかった。
だって心が折れてしまうまで、あの人はずっとアイドル達のために闘ってたんだから。

>>178
社長の十回忌って言ってるから…
あれどういうことなんだろう

>>174

美希15さい→765プロ買収、社長自殺

美希20さい→765プロ復活

美希25さい(今の時間軸)→社長の十回忌

※第二部は一部の五年後からスタートしております。説明不足もうしわけありません

美希「ねぇハニー、じゃあなんで社長の心は折れちゃったの?」

P「美希!?いつの間にここにきた?」

春香「二、三分位前からですかね?」

真「んー話の感じから大体最初の方から、ですかね」

律子「油断したわね…」

千早「聞かれちゃまずい話何だったんですか?」

P「いや、別に隠す話じゃない。おまえたちも765プロのアイドルなんだから知る権利がある。」

律子「そう、みんなには権利がある。知る権利が、ね」

律子「社長の心が折れた理由、か。正直胸糞の悪い話よ。」

律子「それでもいいなら聞かせてあげる」

体持つのかよお前は

>>181
やっぱそうだよな!
ということは小鳥さんは…ゴクリ

ミキとハニーが幸せならそれでいいの

黒井社長はね、本当は私たちに全く仕事を与えないつもりだったの。
いくら頭を下げてもだめ。
企画は絶対に通らない。
ここらへんの話は前に伊織たちにはしたんだけどね。
え?なんで美希には教えてくれなかったか、ですって。聞かれなかったからよ。
人にいちいち言うような話しでもないし。

プロデューサー殿は本当にしつこく食らいついたわ。
それと同じくらい黒井社長も陰湿で執拗だったけどね。
土下座や頭から飲み物をかけられるのは朝飯前。
でも一番つらそうだったのは高木社長への侮辱を面と向かっていわれることだったわ。
それでもプロデューサー殿はあなた達のために耐えていたわ。

そしてあの日が来た。
黒井社長はある日、私だけを呼び出したの。


黒井社長「秋月君。私とビジネスをしよう。」

黒井社長「取引をうけるのなら、君らのとこのダメアイドルに仕事をやらんでもない」

黒井社長「もっともそれは君次第だがね。どうする?」

落ちたら責任取らんぞ

私は引き受けたわよ。
アイドルのためっていうのはどちらかというと建て前。
これ以上プロデューサー殿が疲弊して衰弱するところは見たくなかったっていうのが本音だったかな。

どんな仕事か、ですって。
はぁ~こんなことまで説明させないでよ、美希。
あんたって本当にそういうの疎いんだから。
枕営業よ、まくら営業!
あれ、その顔、もしかして千早も察してなかったの?
あんた達って本当に世間しらずという、なんというか…
知らない男とたくさん寝たわ。あなた達を免罪符にしてね。
それが正しいことだったか間違っていたのかは今でも分からない。
未だに後悔がないと言えば嘘になるし。
ただ、私の枕のおかげか961プロはいろんな分野に進出していったわ。
まぁ、あなた達にそのリターンはほとんど無かったのが一番の悔いではあるわね
そして961社長は私の仕事をプロデューサー殿にばらしたの。
何も知らないプロデューサー殿にね。
この人もなんだかんだでお人好しだから自分の誠意が黒井社長に通じたから仕事が増えたと思ってたわけ。

りっちゃんの仕事内容の詳しい描写まだぁ?!(チンチンチンチン

律子「はい、では少し休憩。小鳥さん、スコッチもらえるかしら」

美希「律子…さん。美希っ…全然知らなくて…ぐすっ」

千早「私も…その時結局自分のことしか考えてなくて…」

春香「律子ざーん、ぞ、その、ありがどう…ぐすっ」

律子「ちょっとあんた達、泣くことないじゃない」

あずさ「律子さん…プロデューサーさんのことを愛してらしたんですね…」

律子「ちょっ!?あずささん何を…」

小鳥「とか言って律子さん耳まで真っ赤ですよ」ピヨ

律子「お酒のせいです!小鳥さん、スコッチもういっぱい!並々とお願い」

美希「ハニー、浮気はしちゃだめだけど、律子の気持ちにはちゃんと答えてあげなきゃ嫌なの」

真「いやぁ、それは無理でしょう…美希」

P「ゴホン、ゴホン…それじゃあ俺から続きをいいかな…」

P「俺に黒井社長がその話をしゃべっているとき、一部始終を聞いていた奴がいたんだ」

天ケ瀬冬馬。当時ジュピターのメンバーだった男だ。
もっともいちいち紹介するまでもなく、おまえ等ももはやよく知っていると思うけどな。
ちなみにこいつらも当時干されていたんだ。
理由は、千早、春香、それから竜宮小町。ようするに765プロにオリコンで惨敗をきしたからだ。961プロは敗北を許さないからな。
仕事の無心に社長室に来た冬馬はたまたま黒井社長の話を聞いた。
しかも虐げられている相手は最近親しくなってきた新人プロデューサー。
あいつは妙に義理堅いところがあってな。
しかも熱血漢でもあったから黒井社長をぶん殴って、おまけに衝撃の事実を知って放心状態だった俺にも活をいれてくれたよ。

ただ問題はそのあとなんだ。高木社長もこのことを知っていると勘違いしたあいつは、律子のやっていたことを高木社長に問い詰めて、おまけに黒井社長の俺に対する仕打ちまで暴露しちまった…

別に誰が悪いわけでもない。その時、みんな自分が正しいと信じてやっていたことだからな。
あ、黒井社長は悪いな、どう考えても。諸悪の根元だしなぁ。

そして俺はその日の夜、社長に呼び出されたよ。

~十年前、たるき亭~

社長「…すまん」

P「何のことですか?」
社長「私の力が足りないばかりに、アイドルを守れないばかりか部下をつらい目にあわせて…」
P「社長のせいじゃありません!俺にもっと力があれば律子だって…」
社長「違う!君は優秀だ。」

P「もうやめましょう…これ以上は水掛け論になるだけですから」
社長「…それもそうだなぁ。」

それから社長は弱々しく笑いながら、765プロでの昔の思い出を懐かしそうに語っていたよ。
そして一人一人のアイドルの、俺でも知らない癖や長所を語ってくれた。
この子はこれが向いている。あの子は今後こういう才能が開花する。

目の覚める思いだった。
思えばその時社長はもう死ぬことを決めていたんだな。
だからアイドルを俺に任せても大丈夫なよう、最後に色々教えてくれたんだと思う。

P「社長、飲み過ぎですよ。もうおしまいにしましょう」

社長「これでおしまい…か。君は私が間違っていたと思うかね」

P「社長は正しいにきまってますよ。はいはい、それじゃあお勘定すませましょうね」

社長「そうか…よし!おひらきにしようか」

翌日社長は頸動脈を切って死んだよ。

首吊りじゃなくて頸動脈切るとかスゲェな

確実に死ねるからな。
自殺のプロやで。

P「俺が知っていることは全部話した」

美希「社長さんはハニーに全てを託して逝ったんだね…」

P「あぁ…社長が最後に俺に教えてくれたことがなければ多分765プロは今のように大きくならなかったと思う」


雪歩「でも961プロにいたまんまだとわたしたち、ステージにまた立てませんでしたよね。」

真「プロデューサーは社長が死んでから、すぐにやめたってことはやっぱりまだ何かありますよね」

小鳥「ふふふ…真ちゃん鋭いわね」

小鳥「社長はね、遺書を三枚遺していたの」

小鳥「律子さん、プロデューサーさん、そして私にね」

小鳥「あの遺書がなければ、わたしたちはしばらく抜け殻だったと思うわ」

小鳥「社長はやっぱり最後まで社長だったの。ただプロデューサーさんには重い課題を遺しちゃったみたいだけどね」


少し休憩します
保守してくれたらありがたいです

全力で

社長はボーパルバニー保守

ほっしゅほっしゅ

事務員はね、事務所に一番はじめに来るの。
事務員の嗜みよね。
ただその日ばかりは様子が変で、事務所に行くと鍵がもう開いていたのよ。
嫌な予感がしたわ。
律子さんのことがあって昨日の今日だったしね。
え!?何で私が律子さんのこと知っていたか、ですって。そりゃあ分かりますわよ。
根拠?女の勘ですよ。
うちの事務所の男性陣は鈍感だから気づかなかったみたいですけど。

だからその日の前日に何かあったってことも私は何となく分かってたんですよ。
はい、真ちゃん。怪訝な顔しないの。女の勘は絶対よ。

本題に戻るわね。
私が駆け寄った時、社長はまだ息があったの。だから私は急いで止血しようとしたわ。
そしたら社長、虫の息なのに止血を拒んで…
そして必死に私に何かを伝えようとしていたわ
ただ、アイドルが動揺しないようにしてくれ、って何度も何度も。
そしてね、最後の力を振り絞って遺書の入った引き出しを指差すと、にっこり笑って眠っていったわ…

ムチムチミニスカのエロ可愛い事務員さんぺろぺろ!

千早「遺書には何と書いてあったんですか?」

雪歩「千早ちゃん!駄目だよ!」

真「なんで止めるのさ、雪歩?」

雪歩「だって手紙だよ…!?人の手紙の内容を聞くなんてマナー違反だよぉ!!」

小鳥「ふふ、雪歩ちゃんのいうことも一理あるわね」
小鳥「それにね、私はあの手紙の内容は誰にも話す気はないの」

美希「ぶぅー小鳥のケチ!」

美希「ねぇねぇ!ハニーは教えてくれるでしょう?」

P「そのうち、な。おまえ等が今のままトップアイドルで居続けることができたら教えてやるさ」
P「そう遠くない未来だと思うけどな」

春香「律子さんは…やっぱり駄目、ですよね」

律子「私の?別にいいわよ?減るもんじゃないし」

そういって律子さんはお守り袋を開けて、一枚の紙を取り出しました。
几帳面に折られた紙は律子さんらしく、ずっとその遺書を大事にしていることがひしひしと伝わりました。

律子「どうでもいいけど、あんたたちそれ読んだらもう寝なさいよ。あ、小鳥さん、スコッチもう一杯!」

~第二部完(おまけあり)~

もうちょっとだけ続くんじゃ

遺書の内容が気になるよう

律子君へ

私の死について、責任感の強い君のことだ。
間違いなく自分の責任を感じてしまうことだろう。
私がいくら君に責任がないことを説いたところで、君はその十字架を背負って生きてしまう人間だと思う。
だが、あえていわせてもらおう。君はもう十分に傷ついた。出来うることならこの先、今回のことを忘れて、そしてアイドルたちへの責任からも逃れて自由に生きてほしい。

それでも君が十字架を背負って生きていくというのであれば、もう止めはしない。
そしてその十字架を軽くする術はアイドルたちを守ることにしかないこともあえて言っておく。
責任だけを押し付けて、無責任に逝く私が君にこんな暗示をかけるのは、ひどい悪徳だと思う。
至らない社長で本当にすまなかった

高木より

追いついた

そういや、芋焼酎じゃなくなった…

シャッチョサンかっこええのぉ


小鳥「うふふ、この遺書は私の胸にしまっとくんです~♪」

美希「確か昔、小鳥から少しだけ内容聞いた気がするの…うーん、思い出せないのー」

小鳥「………」

小鳥(セーフコ⊂(・∀・)⊃)ピヨ


音無君へ

私の亡骸を最初に見つけるであろう君には、ひどく迷惑をかけてしまうだろうことをあらかじめ詫びておく。
長い間事務員として765プロを支えてくれた君は一流の事務員だった。
今後は彼や律子君をその人柄と能力で支えてやってほしい。

彼にはひどく難しい課題を遺してしまった。
他人がみても噴飯ものの課題だと我ながら思う。しかし彼はそれをやり遂げようとするだろうし、私も実現することを信じている
けれども彼が挫折したり、課題を投げ出す可能性も充分あるだろう。
若者が老人の途方もない夢に付き合ってその人生を台無しにするのも忍びない。
君が密かに彼を慕っているのは知っている。
そんな君に傷ついた彼を受け止め、出来うるなら将来の伴侶として歩んでほしいと願うのは、果たして老婆心だろうか。はたまた人の心を弄ぶ老人の卑劣な罠だろうか。
前者であることを己の良心に祈る。

追伸。もっとも美しい時を765プロに捧げてくれた音無君には特別ボーナスがある。詳細は裏面

小鳥さんにフラグが

>>211
将来の伴侶→生涯の伴侶
誤字脱字多いなぁ…
眠くなるほど文体が乱れていく


第二部。終了しました。
これにて完結。
保守をしてくれた方々、並びに読んでくれた方々に深く感謝の意を示します



これより第三部までの保守を開始する

三部…スタンド使えるようになるのかな

>>214
第三部はね、男しかでないの…
誰も得しない男たちのプロジェクトX


だから第二部までて打ち止めということですみません

>>216
Pと冬馬の活躍中みたいですぅ



ゆっくり休んでね

続きはよ

>>219
少し寝て、起きた時にまだスレがあれば第三部+おまけ書きます

ただな、第三部の女キャラは三十路のぴよちゃんだけなんだぜ?
誰も得しないぜ

第三部の次に女の子がいっぱい出る第四部を書けばいいじゃない


長いことお疲れさんゆっくり休んでくれ

待ってる

第四部に期待

お疲れ

追いついてしまった

ここまでの良SS生で初めて見た

男達の熱い戦い期待

Pへ

君も律子君も、恐らく私の死を己が責任だと感じてしまうことだろう。
どうか己を責めず、今後は自由意志で行動してほしい。
そして今から書くことは、私のただの夢だ。
もっとも君がこれを呼んでいる頃には私は死んでいるだろうから、まさしく夢幻となってしまったわけだが。

アイドルとは何か?
私は人に夢を与える存在だと考えている。
夢だから決して触れることはできない。しかし見ている間は幸せを与えてくれる存在。
一方で黒井はアイドルは芸能界の覇者だといった。悲しいかな、芸能界がある程度パワーゲームであるといった側面は否めない。
それを征した覇者はまさに偶像となり、人々から崇拝される。

765プロは私の夢の大部分を実現していた。
個性豊かで、それでいて調和している芸能プロダクション。そんな事務所は恐らく世界中を探してもないだろう。
だが弱肉強食である芸能界からアイドルを守るには、私はあまりにも無力だったのだ。アイドルを守る力、私はついにこれを持つことができなかった。
結論から言えば、765プロの陣容に961プロの資金力やコネクションがあれば 最強なのだ。
この理想故に黒井の悪意に気づけなかった私は大馬鹿者だった。

今、君は恐らく自分でプロダクションを起こし、私の仇をとらんと考えていることだろう。
しかし馬鹿なことはやめておけ。黒井の毒牙にかかり、君は私の二の舞になるだけだ。
失敗の分かり切っている仇討ちほど馬鹿なものはない。
そして私の仇は黒井ではなく、理想を果たせなかった現実それだけである。

最後に、死ぬ前日の夜、君は私を正しいと言ってくれた。
もし君が責任を感じて生きていくのであれば、私は私を正しいといったその言葉の責任のみをとって欲しいと願う。

追伸。後ろに私の理想を実現させるための手段を十全に書いておいた。
君がまだ闘い続けるのであれば参考にしたまえ。

高木より 絶筆

おかえりはえーよww

てっきり「白い巨頭」の財前の遺書をパクるかと思ったわwww

みんな>>1の顔みてみい!あんなブス中々お目にかかられへんで!手ぇ合わせとき!ええことあるかもしらんで!

小鳥「これ、社長からプロデューサーさんにって…」

P「葬式が終わったら、ゆっくり読んでみます。」

P「今はもう何も考えられませんから…」

社長の葬儀には各界の大物が大勢参列していた。
故人の偉大さは、故人となって初めて分かるもので、俺は只々、その大きさの前に縮こまるしかなかった。

美希「ハニー、辛かったら美希がそばにいるからね」

P「ありがとう…でも今は独りにしてくれないか…」
美希「ハニー…」

俺は何もしてやれていないのに、アイドルは皆俺に優しくしてくれる。

その現状が俺にとっては拷問だった。
律子にとってもそれは同じ状況のようで、しかし傷をなめあうにはお互いの傷が深すぎた。

P「社長は無念だったろうに…」

線香の煙が舞う虚空に、そう独りごちた。


~第3部~

そして寝落ちへ

第三部乙
第四部保守

できるだけ保守するからゆっくり寝れ

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

>>238
3部導入だろ

支援

上げ

わくわく

ほしゅ

とんでもない大どんでん返し待ってます

支援

>>246
アメリカで抗争相手に射殺されたりとか?

保守

ほす

第三部は永い眠りから目覚め、時を止める能力を身に着けた社長が…

いや、エージェント・スミスになって戻ってくるんだろ(CV.大塚芳忠)

ファントムアイドル
アイドル潮流
スターダストプロデューサーズ←いまここか
プロデューサーは砕けない

ほすほす

保守

>>236
ちくしょう

しゅなの~

>>195
プロってことは何回もやってるんだな

ほし

ほす

Pは社長になってもPなんだな

もう俺しかいないのか

いるけど微妙に間隔短いからレスしづらいんだよ

なるほど

いるよ

社長の遺書には壮大で甘い夢が書き綴られていた。
同じような夢を持って志半ばに散った同業者を俺は幾人もしっていた。

P「どっちにしろ社長の夢にのらなきゃあいつらのアイドル生活はおしまいだ…」

怖かった。この夢に欠けて失敗すれば、恐らく俺のプロデューサー生活は終わりだろう。
プロデューサー生活?そんなものはあの日から存在していないだろうが。

これ以上、墜ちることはない。
俺の腹は決まった。


~たるき亭~

小鳥「プロデューサーさん、どうしたんですか?」

P「俺、近いうちにここをでようと思うんです」

小鳥「はぁ~やっぱりそうですか」

P「やっぱりってなんですか!?もしかしてまた社長の遺書ですか?」

小鳥「知ーらない、と。ただあの子たちにはなんていうんです?」

P「期待させて失敗しちゃうなんてことになったらあいつらの人生をムチャクチャにしかねません。」

小鳥「何も言わないって事ですか…分かりました。それでいつこっちをでるんですか?」

P「三日後には」

小鳥「随分と慌ただしいんですね…」

P「今辞めれば黒井社長も俺のことを警戒しないはずですから」

小鳥「ふふふ…なんで社長がプロデューサーさんに夢を託したのか分かった気がして」

P「え?なんでですか?」

小鳥「プロデューサーさんはね、社長と黒井社長の両方に似てるんですよ」

小鳥「だから黒井社長はプロデューサーさんの中に社長の面影を見て苛立ったし、社長は黒井社長の面影、つまり自分に持ってない部分をみて期待しちゃったんです」

P「俺が黒井社長に似てるわけないですよ」

小鳥「計算高い所なんてそっくりですよ?」

小鳥(まぁ、女心には鈍感ですけどね)

小鳥「何にせよ、あの子たちの面倒や後始末は任せて下さい。」

小鳥「それから…プロデューサーさんが帰れる場所はちゃあんと作っておくので、辛くなったらいつでも帰ってきてくださいね」

P「小鳥さん…本当になんていったらいいか…」

おかえり

小鳥(あーぁ、プロデューサーさん行っちゃったか)
小鳥(ここで行かないで、って言える女が可愛いんだろうな、やっぱり)

小鳥「女は港、男は舟!気長にまつとしましょうか」


~P宅~

社長の遺してくれた名簿や資料を検討した結果、とんでもないことが分かった。
社長のもっているコネクション自体は黒井社長となんの遜色もないものだったのだ。

P「結局、自己資本の強さか…」

コネクションをどれだけもっていようが活かせなければ宝の持ち腐れだ。
自己資本が弱ければ、銀行からの融資も満足に受けられない。スポンサーからも敬遠されやすい。
結果、勝負所でも大きく勝負に出れない。
765プロの敗因はそれに尽きた。

P「手持ちは今、一千万って所か。全然足りないな」

ピンポーン

P「こんな時間に誰だ?」
冬馬「よう…」

来たかっ

小鳥さんは妄想淑女可愛い…

冬馬「高木社長のこと…謝ろうと思って」

冬馬は青白い顔を俯かせて俺に謝った。

P「誰が悪いわけでもないさ…」

冬馬「一番悪いのは黒井のおっさんだ」
冬馬「だけど俺が余計なことしなければ高木の社長はしなずにすんだじゃねぇか」

P「そしたら律子はまだ苦しんでいた。だからあの場の正解なんてないんだ」
P「君が気に病む必要なんかないさ」


冬馬「なぁ…あんたは悔しくねぇのか?」

P「悔しいに決まってるだろ。自分のアイドルは活動出来ずに、尊敬する人は死んだ。悔しいにきまってるじゃないか」

冬馬「じゃあ復讐するのか?」

P「あぁ。だから近いうちにここをでる。」

冬馬「俺もついていっていいか?」

P「いいが、何でだ?」

冬馬「961プロの人間じゃねぇし、それに…俺も腹が立ってるんだ、黒井のおっさんによ」

P「けれど俺は黒井社長に復讐するんじゃない。社長の仇はとるけどな」
冬馬「意味がわからねぇ…どういうことだよ?」

しえ

仲間が増えるのは有り難かったが、正直冬馬が戦力になるとは考え辛かった。
とりあえず、計画の概要とその問題点について冬馬に説明する。
特に俺が実現しようとしている社長の夢については、自分の言葉で、なるたけ分かり易いように説明した。
それが社長への何よりの供養になるのだということを冬馬はなんとか理解してくれた。


冬馬「結局金ってか」

P「身も蓋もない言い方をすればそういうことになるな」

冬馬「いくら位必要なんだ?」

P「最低で961プロの三分の一、大体三億五千万ってところか」

冬馬「三億五千万か…でかいな…しかし三分の一で大丈夫なのか?」


P「三分の一あればとりあえず向こうはこっちを買収なんかは出来なくなる」

冬馬「けど守ってばっかじゃしょうがねぇだろ?ジリ貧になるだろ、その内」

P「痛いところをつくな…」

P「だけどな、アイドルは守れる」

P「アイドルさえ守れれば、後はプロデューサーの腕の見せ所だ。」

後は即興でかくからたまに保守お願いしますだ

それから矛盾点は後付けでなんとか消せるぶんは消してく予定

冬馬「大した自信だな、おい」

P「ははは、そう思うか?でもな…」

P「765プロの資金力は961プロの十分の一以下だったんだぜ?」

冬馬「なん…だと…」

P「少なくとも961プロがあからさまな手段に出るまで、うちは互角以上に闘えてたと思うんだが」

冬馬「ちっ!くやしーけど認めてやるぜ。だかな…」

冬馬「俺らが負けたのはプロデューサーの差だ。少なくとも俺らは負けちゃいねぇ!」

冬馬(こいつが俺のプロデューサーだったらもうちょっとマシなアイドル生活だったかもしんねえな…)




冬馬「とりあえず金は俺がなんとかする。」

P「おいおい、バイトなんかで稼げるような額じゃないぞ?」

冬馬「おいおい、俺はジュピターの天ケ瀬冬馬様だぜ?」

冬馬「その気になりゃ稼げる仕事なんていくらでもあるのさ」

無粋だから黙ってたけど、上場企業じゃない限り、相手から一方的に買収される事はありえないよ

ウホッ

ほもまつり

金の工面には依然と不安が残るが、とりあえず冬馬を信じることにした。
というより、現状でいい策がない以上他に方法がないといったほうが適切かもしれない。

そして、765プロのみんなと過ごす最後の日がやってきた。
この一日だけはなるべく悔いや憂いを残さないよう過ごさなければならない。
そして、出来うるならば、この五年間独りで歩んでいくアイドル達に教えられることは余すことなく教えなければならない。

P「如何せん、時間が足りないなぁ…いくか…」

~961プロダクション支部~

伊織「あら?あんたにしては早い出社じゃない。仕事もないのにご苦労なことね。」

伊織の悪態もしばらく聞けなくなるかと思うと心地いい。

伊織「何、人の顔みてニヤニヤわらってんのよ、朝から気持ち悪い」

やよい「伊織ちゃん、プロデューサーさんが可哀想ですー」

>>283
うん。
俺も書いてる時思ったんだ…
あれ?765プロ上場株じゃなくね?って

しかもさ、気づいたんだ。
十代ってホストで働けたっけ?
無理無理だってもとアイドルですよ
年齢なんて隠せない。

え?じゃあなんで自己資本がどーのやらいってんの?
うん、えっとね。

ぶっちゃけその時ブルームバーグの記事読んでたから適当なこと書いた


まぁ、手段は大事じゃないさ
大事なのは目的目的

つーか寝てないあはばばば

代わりに寝といてやるよ

まぁこまけぇことはいいんだよ

伊織(あいつ、なんだか様子がおかしいわね…)

伊織「ねぇプロデューサー、ちょっとついて来て」

P「おい、こら伊織。どこ連れて行くんだ?」

伊織「あんた、もしかしてここを辞めようとか思ってるんじゃないでしょうね?」

P「何を言ってるんだ、伊織」

伊織「ここやめていくアテなんてあんたにあるわけないじゃない」

伊織「あんたなんかアイドルプロデューサー以外に使い道ないんだから!」

P「伊織…お前…」

伊織「で、あんたのことだから新しいプロダクション作って、そこからやり直す気なんでしょ?」

伊織「で、先立つものがないと。…いくらいるの?」

P(仕方がない、伊織には話すか)

P「三億五千万だ…」

伊織「仕方ないわね…私がパパに頼んで出してもらうわ。パパと社長は友達だったしそれくらいなら…」

P「それはだめだ!」

伊織「ちょっと…なんでよ」

伊織の提案に正直俺は揺れた。
しかし伊織のアイドルの目的。それを俺が踏みにじるわけにはいかない。
P「お前は家族を見返すためにアイドルやってるんだろう」

伊織「こんな時にそんなこと関係ないでしょ!このままじゃみんな飼い殺しよ!」

P「お前の夢を犠牲にしてまで俺はプロデューサーはできない」

伊織「なによ…かっこつけちゃって…」

P「だから五年。五年だけ待っててくれないか。」

伊織「え?訳わかんないわよ」

P「五年の間に何とか形は作る。やってやる」

P「ただ…みんなには内緒にしといてくれ…成功する保証はないし、期待だけさせてもな…」

伊織「何、最初から弱気なこといってんのよ!」

伊織「あんた私のプロデューサーでしょ!絶対成功させなさい!」

伊織「それまで…五年だけ待っててやるんだから」

いおりんマジ性天使

さてと、心配そうなアイドルは美希と千早と雪歩だな。
けれど千早は多分、大丈夫だろう。
あいつには歌がある。
歌があれば、あいつは前を向いて生きていけるはずだ。

俺に出来るのはあいつのこれからの成長を少しでも支えてあげることだけだ。

P「律子ーちょっといいか?」

律子「どうしたんですか?プロデューサー殿」

P「今を充電期間だって考えれば、千早にはもっと色々な歌を歌わせた方がいいと思うんだ」

律子「前向きですね、プロデューサーは」

P「もっともライブ勘をなくしちゃいけないから、ほれ。」

律子「なんですか?この紙?」

P「上を通さなくても歌で稼げるバイト先だよ。」

律子「よくこんなの見つけましたね、凄いです。プロデューサー殿!」

P「元オリコン一位の歌姫だからな。ごり押しが効いた。」

P「まぁ一部の仕事は年齢的に無理だけど、今後のためにってことで」

先帝の無念を晴らす!

P「雪歩!」

雪歩「ど、どうしたんですか?プロデューサーさん。そんなに大きな声を出して?」

P「昔より少しだけオドオドしなくなったよな、雪歩は」

雪歩「えへへ、少しだけですけどね。アイドルやってちょっとだけ成長できました」

P「別に急ぐ必要はないさ。少しずつ慣れていけばいい。」

P「自信がついていけば、誰とでも堂々と話せるようになっていくしな」

雪歩「はい!私、がんばります」


春香「プロデューサーさん、たまには私にはアドバイスとかないんですかぁー?」

雪歩と俺の会話を聞いていた春香が話に入ってきた。

P「そうだな…春香はめだった欠点がないからな…」

春香「じゃあ長所を伸ばすためにはどうすればいいんですか!?」

P「お前な、成長が必ずしもいいとは限らないんだぞ」

春香「どういうことですか?」

P「じゃあお前の魅力はなんだ?」

春香「うぅ~わかりません…あ!頭のリボンがトレードマークです!」

リボンが本体だもんな

雪歩のPの呼び方はプロデューサーじゃなかったっけ?

春香さんの魅力はゆうパックと仲良しなところだろ

初めて建てたスレが300いくとは誰も思ってなかった

>>237
このレスの最後の「ごちた」ってなに?
気になってぽぽぽぽーんだよ

東京特許許可局許可却下どっちか

雪歩「春香ちゃん…トレードマークは長所と違うよぅ」

春香「えへへ…ところでプロデューサーさん。私の魅力って何ですかね?」

P「お前なぁ…自分の魅力も知らないアイドルなんて多分お前位だぞ…いいか、お前の魅力はだな」

言いかけて、自分のしている行為がかなり危険なことだと気づいた。
安易な答えを言って、こいつの本当の魅力をねじ曲げたり、殺してしまってはいけないからだ。
慎重に、言葉を選ばなければならない。

春香「私の魅力は?」

じきに、答えは出た。
感性に正直になれば、そもそも迷う問でもなかった。
なぜならこいつの魅力を一番よく知っているのは、デビュー前からこいつをプロデュースしている自分なのだから。

P「その天真爛漫な明るさだ。こればっかりはキャラクターによるものだからいじりようがない」

春香「えへへ、明るいとはよく言われますけど天真爛漫まで言われると照れちゃいますね」

P「だからな、春香。その笑顔と明るさだけは絶対なくすなよ。約束しろ」

春香「はい…プロデューサーさん…」

春香(あれ?なんかプロデューサーさん今日変だな…)


P「貴音、今日調子はどうだ」

貴音「よろしいですわ…ただこうお仕事がないと退屈してしまいますわね…」

P「ははは…すまんな、貴音」

P「時に貴音は何でアイドルになったんだ?」

貴音「それはとっぷしーくれっと、ですわ。いかに貴方様とて教えることはできません」

貴音「どうしてもというのなら、私をとっぷあいどるにして頂けるなら教えて差し上げます」

P「よし、じゃあ約束だ」

貴音「いいでしょう。その代わり私とも約束して下さい」

貴音「私を必ずとっぷあいどるにすると」

P「よし、確かに約束したぞ」


P「俺はずっと覚えてるからな、約束」

>>304
独り言をつぶやく、くらいの意味
これは誤字じゃないとおもう

2日寝てないと幻覚みえてくるよね

俺はよく壁の向こうで踊ってる人が見えるぜ

壁が踊ってるのか

透視に目覚めたとか

ちーちゃんのシャープなダンス

真「プロデューサー、見てみて、ふりふりのキャッピキャッピ!かわいいですか!?」

P「かわいいよ、真」

P「ただ楽しそうにダンスを踊っているときのお前はもっとかわいいけどな」

真「そんな~ボクはお姫様みたくなりたいのに…」

P「お姫様にもいろいろあるさ。だからお前は自分にあったお姫様になればいいんだ」

真「は~い…」

P(すまない、真…本当はお前にバレエをやらせてみたり、もっと可能性を広げてあげたいのに…)

P(金も時間もない俺には今の言葉が精一杯だ)



響「こらーハム蔵ーだめだぞー」

P「響は動物がいれば大丈夫だろ」



ハイスペックPおちた・・・

響wwwwww

おい!もっと出番増やせよ!
ハム蔵の

おぃィ?お前何を響ディスってるわけ?
俺の怒りが有頂天に達するんだが?

響の扱いが雑すぎるwww

>>310
ありがとうさぎ

応援してます頑張ってください

亜美と真美には律子というお目付役がいるから大丈夫だろ。
まだ子供だからもっとのびのびさせてもいいと思うんだがな…

亜美「いっくよ→真美!」

真美「受けて立つよ→亜美!」

亜美「ス→パ→ウルトラ必殺大リ→ガ→ボウル!」

真美「カッキ→ンっと」


パリーン


律子「こら!亜美真美!また遊んでガラス割って…こら!逃げるな!!」

亜美真美「よ→し!りっちゃんからにっげ→ろ」


P「今のまま律子に任せとけば問題ないな」


さて、最後は美希か…
一番密度の高い時間を過ごしたこいつに教えることはもう何もない。
ただ悔いがあるとすれば…
買収された後、一度も美希に仕事をやれなかったことだな。
それとずっとそばにいるって約束、しばらく破るけどごめんな。

小鳥√なのか美希√なのかそれが問題だ

明日早いからもう寝たいのだがこのSS面白すぎて結末が気になる…
パソコンの専ブラで自動取得でパソコン点けっぱしか方法はないのかな?

小鳥さんを希望

P「ごめんな…美希」

美希「いきなり何で謝るの、ハニー?」

P「いや、謝るのっていつでも出来ないからさ、今のうちに今までの分、謝っておこうかなと」

美希「変なの、ハニーってば。きっと退屈で頭おかしくなっちゃったの。美希も退屈で退屈でもう眠いの」

美希「でもね、昔みたいにキラキラしたステージには立てないけど、ハニーはそばにいるから美希は今でも幸せ者だって思うな。」

P「美希…ありがとう…」

P「じゃあな、美希」

あれ? あずささんは書いたっけ?

最近アイマスSS大豊作ですな

あずささんは、犠牲になったんだよ

良い歳だししゃーないな

美希√希望

あずささん飛ばすところだった

ありがとう

あっこの日あずさは有給使って俺と傷心旅行中なんで^^;サーセン

>>330
そんなのってないの...
>>332
期待してる

ちょっぴりHなあずささん期待

っておい!

あ、そういえばあずささんにまだ声をかけてなかったな…

P「やよい、あずささん見なかったか?」

やよい「あずささんなら今、髪を切りにいくって出かけちゃいましたよー」

伊織「あずさが道に迷ったらもう見つからないわよ!」
伊織「ほら、さっさと追い掛ける!」

やよい「伊織ちゃん、どうしたの?大きな声だしちゃって」

P(ありがとう…伊織…)

~外、坂道~

あずさ「おかしいわね~あの美容院にいく途中に下り坂なんてあったかしら?」

P「いた!あずささーん」

あずさ「あら、プロデューサーさん。どうしたんですか、こんなところで」

P「いや、きっと道に迷っているだろうと思って」
あずさ「それがどうやら道に迷ったみたいなんです」
P「ちなみにあずささんはどこにいきたいんですか?」
あずさ「百貨店前の美容院です」
P(逆方向じゃねーか。)
P「それならまずこの坂道を上ってですね、ってもういいや」
P「俺が案内します」

この坂道を

のぼるたびに

貴方がすぐそばにいるように

あずさ「長いですね、この登り坂」

P「でもいいですよね、登り坂って」

あずさ「え?なんでですか?」

P「息は切れるかもしれないけど、ゆっくり話ながら歩けるじゃないですか」

あずさ「プロデューサーさんったら意外に詩人なんですね」

P(五年もみんなにあえないと思うとポエマーにもなるよなー)

あずさ(でも私の理想の運命の人ってプロデューサーさんがいうような一緒に坂道を登りたい人なのかもしれないわ)

P「あ、坂道登りきったら百貨店まで意外にちかいですね」

あずさ「プロデューサーさんは髪が長いのが好きかしら?それとも短いのが好きかしら?」

P「どっちも好きですけど、あずささんは短いのも似合うと思いますよ?」

あずさ「もぅ!プロデューサーさんったらお上手なんですから」


P「さて、名残惜しいけどこれで全員に顔をあわせたし、帰るか」

P「みんな…がんばれよ」

3つアイマスss同時進行で見てると混乱してくる
特に年取ったやつ

~同日、夜~

冬馬「別れはもうすんだのか?」

P「あぁ、悔いばかりだけどな」

P「これ以上、ここにいたら後ろ髪引かれて動けなくなりそうだ」

冬馬「ちっ!うらやましいな、お前んとこのアイドルは」ボソッ

冬馬「明日朝の便だろ?見送りにいく」

P「そんなに気を使わなくても大丈夫だぞ?」

冬馬「仕事の帰りのついでだ。別に気なんてつかってねーよ」

冬馬「じゃあ、俺仕事いってくる」


P「あいつ、何の仕事始めたんだ?」


ピルルルルルピルルルルル、ピッ

P「はい、小鳥さん。どうかしましたか?」

小鳥「はい。二人きりですがプロデューサーさんの壮行会をしようと思いまして」

待て!
まだ早いだろ?

俺は2つだ…
年とったやつ

俺も2つだ

無念を…果たす?

無念を晴らすの五時だって訂正してた

>>345-346
2つって無念と飴??

>>348
誤字を誤字してどーすんだよ!!

建てた時になんか違和感合ったけどあとで訂正しとったよ

P「ははは、小鳥さんまでそんなに気を使わなくても大丈夫ですよ」

小鳥「やらせてください!プロデューサーさんにばかり荷物を背負わせてしまって…」

小鳥「せめて壮行会くらいやらないと私も心苦しいんです!」

P「そこまでいうなら…ぜひお願いします」


~たるき亭~

小鳥「では、明日から体に気をつけて頑張って下さいね」

P「はい、小鳥さんも体に気をつけて下さい」

P「それから…あいつらのことを改めてお願いいたします」

小鳥「任せてください。何か変わりがあれば連絡しますね」

小鳥「ちなみにさっそく変わったといえば…あずささんの髪型がショートになっていましたよ」

P「あーそう言えば今日ロングとショートどちらが好きか聞かれて…」

P「ショートって答えたからですかね?」

小鳥「………」ピヨ

小鳥(あずささんもライバルなのね…)

>>349
そうそう、飴のほうで昨日ここ立てるって言ってたから

あめ、ハーレム、無念、擬音、伊織無視
今日仮眠してよかった
これで心置きなく朝まで読める

>>348
そうか、失礼

>>354
えっそんなにあんの?
あと曲作ったぞーってやつどうなった?

伊織無視...だと?








これは無視でいいか

>>356
美希のところまでは見たけど落ちたみたい

ハーレムは雪歩スレであってん?

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄



  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/



      ; '     ;
       \,,(' ⌒`;;)
       (;; (´・:;⌒)/
     (;. (´⌒` ,;) ) ’
(  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
    \/___/



ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

あずささん可愛いなぁ

>>358
落ちたのか残念だ
というか今日豊作すぎだ
これに加えてアニマスまであるんだぜ

~たるき亭、閉店前~

小鳥「そういえばプロデューサーさんに渡すものが有るんです」

P「なんですか?このマッチ箱…」

小鳥「社長からのボーナスで私スナックやることにしたんです。」

小鳥「まだ内装も完成してないんですけど、とりあえずお店のマッチだけは出来たので」

P「スナックバーディ、ですか。」

小鳥「私の名前からとっていて少し恥ずかしいんですが…」

小鳥「私はいつでもいますから、帰ってきたら絶対に寄ってくださいね」

P「ありがとう、小鳥さん」

小鳥「水くさいですよ、プロデューサーさん…」

小鳥「あ、マッチは沢山あるので一個と言わず何個か持って帰っていいですよ。」

こうして二人切りの壮行会は幕を閉じた。
小鳥さんには本当に感謝しきれない。

あずささんと小鳥さんは年増かわいい

あずささんと小鳥さんは完熟淑女エロイ…

あずささんと小鳥さんは艶女かわいい

同士がこんなに

まだいるぜ

ここにもいます

~空港(国内線)~

P「それじゃあここまでありがとうな、冬馬」

冬馬「ほら、餞別だ」

そういって冬馬は俺のポケットに札束をねじ込んだ。

P「お前、こんな大金一体どうしたんだ!?」

冬馬「昨日の収入だよ」

P「お前一体なにをやってるんだ?」

冬馬「ホストクラブさ。干されたアイドルの末路としちゃありがちだろ…」

冬馬「飽きられたら店をかえちまえばいい」

冬馬「ちやほやされてるうちは実入りがいいからな」
冬馬「金のことは俺がなんとかする。だから何も心配せずいってきな!」

P「ありがとな、冬馬…」

P「これは俺からの餞別だ」

そういって俺はマッチ箱を2つ冬馬に手渡した。

冬馬「なんだ?このセンスのねえマッチ箱は。スナックバーディ?」

P「こらこら、そんなこというな。何か辛いことがあったらそのお店の人に頼るといい」

冬馬「あんたの恋人かなんかか?」

P「戦友だよ、お前と同じ」

冬馬「へへ、戦友か…」

冬馬「なんかいいな、そういうのもよ」

冬馬いいキャラしてんな

なんか最近俺の中の冬馬株の上昇率がヤバイ

寝落ちした途端にハイスペPが落ちてた…

こっちは第六部くらいまでずっと保守する

P「それでもしお前が俺のアイドルにあったとして…」

P「そいつに元気がなかったり道を踏み外していた時は…」

P「やっぱりそれをそいつにあげてくれ」

冬馬「ちっ!めんどくせーなぁ…分かったよ」

P「ありがとうな、冬馬!」

P「それじゃあ行ってくる!またな!」



冬馬(いっちまったか…心配しなくてもあんたのアイドルなら大丈夫だよ、多分な)

もうどっちも冬馬がPやれよ…

それはそれで...うーん...

~一週間後、美希自室~

美希「電話も通じないの…」

美希「ずっと一緒に居てくれるっていったのに…」

美希「ハニーの嘘つき…アイドルなんてもうやめてやるの!」


~五年後、とあるコンビニ~

冬馬「あれがあいつのアイドルかよ…!見る影もねえじゃねぇか…」

冬馬「もうじきあいつが帰ってくるっていうのによ…」

冬馬「戦友か…」

冬馬「小鳥の奴なら何とかしてくれるだろ!」

~第三部完~
第一部へ続く。

尚、当ssはフィクションです。会社はすべて株式市場に上場しており、法の運用も異なります。
未成年者の飲酒、並びにホストクラブ労働を推奨するものではありません

はい

引き続き第四部が始まります

一先ず乙
第四部どうぞ

第三部乙

もちろん第六部までイクよね

第三部おつうっうー

お疲れ

もう書くことねーよ
ばかぁばかぁ

ぶっちゃけノリでかいた
つーかねみぃ
美希好きだけどSSじゃ語尾がうぜぇ

りっちゃん独白、一部貴音、遺書らへんはノリノリで書けて楽しかったぜ

見てくれた人ありがとーなのー

あん?

許さない

改めて乙
ゆっくり休んでね


中々読みごたえあったぜ
さぁ第四部だ

追い付いたか…
4部待ってるぜ?^^

おつおつ
ゆっくりおやすみ

無理はすんなゆっくり休め
でも四部待ってる、待ってるから!

乙!

乙!
4部って書く事あんのか?w

4部は25になって結婚適齢期になってる美希にプロポーズする話かな

復讐じゃなくても、961との対決は必要だろ

保守

第四部…Pアメリカ奮闘編

第五部…激闘vs961編

第六部…そしてアイドルマスターへ


外伝…お疲れさま温泉回
でオナシャス

響きに光を・・・

ちーちゃんだって悔しいだもん
飲んだらこう言っちゃうよ「くっ…」

保守

飴終わったし保守

test

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom